JPH07258484A - 樹脂組成物及び肉薄成形体 - Google Patents
樹脂組成物及び肉薄成形体Info
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- JPH07258484A JPH07258484A JP5217294A JP5217294A JPH07258484A JP H07258484 A JPH07258484 A JP H07258484A JP 5217294 A JP5217294 A JP 5217294A JP 5217294 A JP5217294 A JP 5217294A JP H07258484 A JPH07258484 A JP H07258484A
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Abstract
水物の0.1〜20重量%、その他のラジカル重合性コ
モノマー0〜20重量%のエチレン系共重合体、(b)
分子内に2個以上の水酸基を有する多価アルコール化合
物及び(c)反応促進剤を含有し、成分(a)中のラジ
カル重合性酸無水物に由来する単位に対し、成分(b)
である多価アルコ−ル化合物中の水酸基の単位のモル比
が0.01〜10の範囲であり、(c)が(a)100
重量部に対して0.001〜20重量部の範囲である架
橋性樹脂組成物95〜20重量%及び(B)ポリエチレ
ン系樹脂5〜80重量%よりなる樹脂組成物及び肉薄成
形体。 【効果】 自動車等のインストゥルメントパネルに必要
な耐穴開き性及び深絞り性を有し、且つリサイクル性を
有するため、自動車内装部品として好適。
Description
薄成形体、更に詳しくは、例えば自動車のインストゥル
メントパネル等の部材穴を塞ぐ為の用途に好適に用いら
れる真空成形用シートの原料として好適に使用できる樹
脂組成物及び肉薄成形体に関する。
製造においては予め成形した基材の上に、予め真空成形
された表皮材を重ね両者の中空部にクッション性を保た
せる目的でウレタンを注入発泡する方法が採られてい
る。この様な方法においては、ウレタン注入発泡時に、
基材に設けてある部材挿入用の穴からウレタン樹脂が漏
出することを防ぐ必要がある。そこで、従来は、部材挿
入用穴及び真空引き用穴を設けた成形済みのインストゥ
ルメントパネル用基材に溶剤系接着剤を噴霧塗布し、こ
れを金型上にセットした後、ヒーターで加熱された厚さ
100μm以上の塩化ビニル系樹脂シートを真空圧着さ
せて、部材挿入用の穴を遮閉する工程を経ていた。しか
るに、近年環境問題への関心の高まりから、燃焼時に多
量の塩素系ガスを出す塩化ビニル系樹脂をリサイクル使
用の可能なポリオレフィン系樹脂へ代替することが望ま
れてきていた。しかしながら、従来からあるポリオレフ
ィン系樹脂ではヒーターの加熱時でのドローダウン性や
真空成形時の耐穴開き性、真空成形時の深絞り性等に問
題があり、塩化ビニル系樹脂シートを代替することがで
きなかった。
ン性、真空成形時の耐穴開き性、真空成形時の深絞り性
等の良好な、塩化ビニル系樹脂シートに代わりうるポリ
オレフィン系材料からなる樹脂組成物及び該組成物を使
用した肉薄成形体を提供することを目的とする。
重ねた結果、少なくとも、(A)(a)エチレンと少な
くともラジカル重合性酸無水物を構成モノマーとして含
む共重合体であり、その他のラジカル重合性コモノマー
を20重量%以下の範囲で含んでいてもよいエチレン系
共重合体、(b)分子内に2個以上の水酸基を有する多
価アルコール化合物及び(c)反応促進剤を含有し、成
分(a)中のラジカル重合性酸無水物に由来する単位に
対し、成分(b)である多価アルコール化合物中の水酸
基の単位のモル比が0.01〜10の範囲であり、且つ
成分(c)である反応促進剤が成分(a)であるエチレ
ン系共重合体100重量部に対して0.001〜20重
量部の範囲である架橋性樹脂組成物95〜20重量%及
び(B)ポリエチレン系樹脂5〜80重量%よりなる樹
脂組成物、及び該組成物を成形して得られる肉薄成形体
によって、前記課題を解決した。
発明に関わる樹脂組成物の構成樹脂である架橋性樹脂組
成物(A)の成分(a)であるエチレン系共重合体は、
少なくともエチレンとラジカル重合性酸無水物とを共重
合してなるエチレン系共重合体である。本エチレン系共
重合体は必要に応じて他のラジカル重合性コモノマー
(以下第3モノマーと言う)を共重合して用いることが
できる。本発明に使用するラジカル重合性酸無水物とし
ては、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水エンディ
ック酸、無水シトラコン酸、1−ブテン−3,4−ジカ
ルボン酸無水物、炭素数が多くとも18である末端に二
重結合を有するアルケニル無水コハク酸、炭素数が多く
とも18である末端に二重結合を有するアルカジエニル
無水コハク酸等を挙げることができる。これらは2種類
以上同時に併用しても差し支えない。このうち、無水マ
レイン酸、無水イタコン酸が好適に用いられる。本発明
に関するエチレン系共重合体において、ラジカル重合性
酸無水物に由来する単位は0.1〜20重量%の範囲で
あり、好ましくは0.5〜10重量%の範囲である。該
ラジカル重合性酸無水物に由来する単位が0.1重量%
よりも少なくなると、本樹脂組成物の耐熱性や機械的強
度が低下するため好ましくない。また、20重量%を越
えると、本樹脂組成物の柔軟性、耐吸湿性等の性質を損
なう上、コストが高くなるため好ましくない。
とができる第3モノマーとしては、エチレン系不飽和エ
ステル化合物、エチレン系不飽和アミド化合物、エチレ
ン系不飽和酸化合物、エチレン系不飽和エーテル化合
物、エチレン系不飽和炭化水素化合物等を挙げることが
できる。これらを具体的に記せば、エチレン系不飽和エ
ステル化合物としては、酢酸ビニル、(メタ)アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)ア
クリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ベンジ
ル、フマル酸メチル、フマル酸エチル、フマル酸プロピ
ル、フマル酸ブチル、フマル酸ジメチル、フマル酸ジエ
チル、フマル酸ジプロピル、フマル酸ジブチル、マレイ
ン酸メチル、マレイン酸エチル、マレイン酸プロピル、
マレイン酸ブチル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジ
エチル、マレイン酸ジプロピル、マレイン酸ジブチル、
等を例示する事ができる。エチレン系不飽和アミド化合
物としては、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メ
タ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル
(メタ)アクリルアミド、N−ヘキシル(メタ)アクリ
ルアミド、N−オクチル(メタ)アクリルアミド、N,
N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチ
ル(メタ)アクリルアミド、等を例示することができ
る。
は(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、等を例
示することができる。エチレン系不飽和エーテル化合物
としてはメチルビニルエーテル、エチルビニルエーテ
ル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、
オクタデシルビニルエーテル、フェニルビニルエーテ
ル、等を例示することができる。エチレン系不飽和炭化
水素化合物及びその他の化合物としてはスチレン、α−
メチルスチレン、ノルボルネン、ブタジエン、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、アクロレイン、クロト
ンアルデヒド、トリメトキシビニルシラン、トリエトキ
シビニルシラン等を挙げることができる。これらの第3
モノマーは、必要に応じて2種類以上同時に併用しても
よい。上記第3モノマーを併用する場合、本エチレン系
共重合体中の該第3モノマー成分の含量は20重量%以
下であることが好ましい。20重量%を越えると得られ
る樹脂組成物の強度が低下して、例えば、本発明の樹脂
組成物を成形して得られるシートの真空成形時の強度が
不足するため好ましくない。
−7210 表1の条件4に従う)は、0.1〜100
0g/10分の範囲が好ましい。本エチレン系共重合体
は、一般的に知られている方法、即ち、塊状、溶液、懸
濁、またはエマルジョン等の重合プロセスにより製造す
ることができるが、基本的に通常の低密度ポリエチレン
の製造設備および技術を利用することができる。
る、少なくとも分子内に水酸基を2個以上有する多価ア
ルコール化合物の例としては、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール等のグリ
コール類;1,4ブタンジオール、1,6ヘキサンジオ
ール、1,8オクタンジオール、1,10デカンジオー
ル、ビス(4ーヒドロキシシクロヘキシル)メタン、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール等のアルコール化合物;アルビトール、
ソルビトール、キシロース、アラミノース、グルコー
ス、ガラクトース、ソルボース、フルクトース、パラチ
ノース、マルトトリオース、マレジトース等の糖類;エ
チレン−酢酸ビニル共重合体の鹸化物、ポリビニルアル
コール、水酸基を複数有するポリオレフィン系オリゴマ
ー、エチレン−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
共重合体等の分子内に水酸基を複数有する重合体などが
挙げられる。また、前記多価アルコール化合物として
は、一般式(1)または(2) (R)a C(CH2 OH)b ……… (1) (式中、Rは水素、炭素原子数1〜12個の鎖状或いは
環状アルキル基叉はアラルキル基を表し、aは0〜2の
整数を表し、bは2〜4の整数を表し、且つa+b=4
を満足するように選択される。)
アルコール化合物にエチレンオキシドまたはプロピレン
オキシドを付加させた構造を有するポリオキシアルキレ
ン化合物及び一般式(3) R’−COOH ……… (3) (式中、R’は炭素原子数2〜25個の鎖状叉は環状の
アルキル基叉はアラルキル基を表す。)で示される有機
カルボン酸化合物と、前記一般式(2)で示されるポリ
グリセリンとを脱水縮合して得られる、分子内に2個以
上の水酸基を有するポリグリセリンエステルを用いるこ
ともできる。
ては、具体的には例えば、1, 3- ジヒドロキシプロパ
ン、2,2-ジメチル-1, 3-ジヒドロキシプロパン、トリメ
チロールエタン、1,1,1-トリメチロールプロパン、1,1,
1-トリメチロールヘキサン、1,1,1-トリメチロールドデ
カン、2-シクロヘキシル-2- メチロール-1,3- ジヒドロ
キシプロパン、2-(p- メチルフェニル)-2-メチロール-
1,3- ジヒドロキシプロパン、ペンタエリスリトール、
グリセリン、ジグリセリン、ヘキサグリセリン、オクタ
グリセリン、デカグリセリン等にエチレンオキシドもし
くはプロピレンオキシドを付加反応させたものが挙げら
れる。
ルとしては、具体的には例えば、グリセリンモノステア
レート、グリセリンモノオレエート、グリセリンモノラ
ウレート、グリセリンモノカプリレート、グリセリンモ
ノヘキサノエート、グリセリンモノフェネチルエステ
ル、グリセリンモノプロピオネート、ジグリセリンモノ
ステアレート、ジグリセリンジステアレート、ジグリセ
リンモノオレエート、ジグリセリンモノヘキサノエー
ト、ジグリセリンジオクタノエート、テトラグリセリン
モノステアレート、テトラグリセリントリステアレー
ト、テトラグリセリンテトラステアレート、テトラグリ
セリントリヘキサノエート、テトラグリセリンモノフェ
ネチルエステル、ヘキサグリセリンモノステアレート、
ヘキサグリセリンジステアレート、ヘキサグリセリンペ
ンタステアレート、ヘキサグリセリントリオレエート、
ヘキサグリセリンモノラウレート、ヘキサグリセリンペ
ンタラウレート、デカグリセリンモノステアレート、デ
カグリセリンオクタステアレート、デカグリセリンペン
タオレエート、デカグリセリンジラウレート、ペンタデ
カグリセリンジステアレート、ペンタデカグリセリンデ
カオレエート、オクタデカグリセリンテトラステアレー
ト等が挙げられる。
は、ソルビタンあるいは分子内に2個以上の水酸基を有
するソルビタン誘導体と、一般式(3)で表される有機
カルボン酸化合物とのソルビタンアルキルエステルを用
いることもできる。ソルビタンアルキルエステルとして
は、具体的には例えば、ソルビタンモノステアレート、
ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノラウレー
ト、ソルビタンモノカプリレート、ソルビタンモノヘキ
サノエート、ソルビタンモノフェネチルエステル、ソル
ビタンモノプロピオネート、ソルビタントリステアレー
ト、ソルビタンテトラステアレート等が挙げられる。そ
して、これら成分(b)の分子内に2個以上の水酸基を
有する多価アルコール化合物は、上記の多価アルコール
化合物のうち融点300℃以下であるものが好ましく、
特に、、ポリオキシアルキレン化合物及びポリグリセリ
ンエステルが好適に用いられる。そして、これらの多価
アルコール化合物は、単独で用いてもよく、また2種類
以上混合して用いることもできる。
使用量は、エチレン系共重合体中に含まれる不飽和カル
ボン酸無水物に由来する単位に対して多価アルコール化
合物中に含まれる水酸基のモル比が0.01〜10の範
囲、より好ましくは0.05〜5の範囲であることが望
ましい。このモル比が0.01よりも少ない場合は、得
られるシートの耐熱性及び強度が不十分となり、該モル
比が10よりも多いとき、場合によっては成形を行なう
際加工温度によっては成形が極めて困難となるため好ま
しくない。
促進剤とは、エチレン系二元共重合体もしくはエチレン
系多元共重合体中に含まれる不飽和カルボン酸無水物に
由来する単位に含まれるカルボニルを活性化し、水酸基
と酸無水物との反応を促進させる化合物である。
カルボン酸の金属塩が挙げられる。有機カルボン酸の金
属塩の例としては、炭素数1〜30の有機酸である酢
酸、酪酸、オクタン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベ
ヘン酸、安息香酸、桂皮酸等のカルボン酸類やp−トル
エンスルホン酸等のスルホン酸類と、周期表のIA族、
IIA族、IIB族、 IIIB族の金属(例えばLi、Na、
K、Mg、Ca、Zn、Al等)との金属塩である。具
体的に示せば、酢酸リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸マ
グネシウム、酢酸アルミニウム、酪酸カリウム、酪酸カ
ルシウム、酪酸亜鉛、オクタン酸ナトリウム、オクタン
酸カルシウム、デカン酸カリウム、デカン酸マグネシウ
ム、デカン酸亜鉛、ラウリン酸リチウム、ラウリン酸ナ
トリウム、ラウリン酸カルシウム、ラウリン酸アルミニ
ウム、ミリスチン酸カリウム、ミリスチン酸ナトリウ
ム、ミリスチン酸アルミニウム、パルミチン酸ナトリウ
ム、パルミチン酸亜鉛、パルミチン酸マグネシウム、ス
テアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸ナト
リウム、ベヘン酸ナトリウム、等を挙げる事ができる。
好適には、ラウリン酸リチウム、ラウリン酸ナトリウ
ム、ラウリン酸カルシウム、ラウリン酸アルミニウム、
ミリスチン酸カリウム、ミリスチン酸ナトリウム、ミリ
スチン酸アルミニウム、パルミチン酸ナトリウム、パル
ミチン酸亜鉛、パルミチン酸マグネシウム、ステアリン
酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸ナトリウム、
安息香酸ナトリウム、桂皮酸カリウム、p−トルエンス
ルホン酸ナトリウム等が用いられる。
は、カルボン酸の金属塩構造を有する樹脂がある。この
ような樹脂としては、エチレンとラジカル重合性不飽和
カルボン酸のIA族、IIA族、IIB族、 IIIB族の金属
(例えばLi、Na、K、Mg、Ca、Zn、Al等)
塩とを共重合した構造を持つ物、或いはエチレンと該ラ
ジカル重合性カルボン酸の金属塩と他のラジカル重合性
不飽和カルボン酸及び/またはその誘導体とを多元共重
合した構造を持つ物が挙げられる。
離エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン系
樹脂に、該ラジカル重合性不飽和カルボン酸の金属塩
(遊離の不飽和カルボン酸を重合し、後で中和しても良
い。)をグラフト重合させた構造を持つ物、ポリオレフ
ィン系樹脂に該ラジカル重合性カルボン酸の金属塩と他
のラジカル重合性不飽和カルボン酸及び/またはその誘
導体を同時に共グラフト重合した構造を持つ物が挙げら
れる。ここで用いられるラジカル重合性不飽和カルボン
酸及びその誘導体の例としては、(メタ)アクリル酸、
マレイン酸、フマル酸、マレイン酸モノメチル、フマル
酸モノメチル、マレイン酸モノエチル、フマル酸モノエ
チル、マレイン酸モノブチル、フマル酸モノブチル、
(メタ)アクリル酸メチル、マレイン酸ジメチル、フマ
ル酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、フマル酸ジエチ
ル、マレイン酸ジブチル、フマル酸ジブチル等を挙げる
事ができる。
化合物を挙げる事ができる。ここで用いられる三級アミ
ン化合物の具体例としては、トリメチルアミン、トリエ
チルアミン、トリイソプロピルアミン、トリヘキシルア
ミン、トリオクチルアミン、トリオクタデシルアミン、
ジメチルエチルアミン、メチルジオクチルアミン、ジメ
チルオクチルアミン、ジエチルシクロヘキシルアミン、
N,N−ジエチル−4−メチルシクロヘキシルアミン、
ジエチルシクロドデシルアミン、N,N−ジエチル−1
−アダマンタナミン、1−メチルピロリジン、1−エチ
ルピロリジン、1−エチルピペリジン、キヌクジリン、
トリフェニルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,
N−ジエチルアニリン、N,N−ジメチル−m−フェネ
チアジン、4−t−ブチル−N,N−ジメチルアニリン
等が挙げられる。
ンモニウム塩を挙げる事もできる。ここで用いられる四
級アンモニウム塩の具体例としては、テトラメチルアン
モニウムテトラフルオロボレート、テトラメチルアンモ
ニウムヘキサフルオロホスフェート、テトラメチルアン
モニウムブロミド、テトラエチルアンモニウムブロミ
ド、テトラエチルアンモニウムヨージド、メチルトリ−
n−ブチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモ
ニウムブロミド、テトラヘキシルアンモニウムブロミ
ド、テトラヘプチルアンモニウムブロミド、フェニルト
リメチルアンモニウムブロミド、ベンジルトリエチルア
ンモニウムクロリド等が挙げられる。
族、IIB族、 IIIB族の金属の水酸化物が挙げられる。
具体例としては、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム等を挙げる事ができる。またII
A族、IIB族の金属のハロゲン化物が挙げられる。具体
例としては、塩化カルシウム、臭化カルシウム、塩化マ
グネシウム等を挙げる事ができる
族、 IIIB族の金属の塩を本発明に関わる反応促進剤の
他の例として挙げる事ができる。その具体例としては、
硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、硝酸亜鉛、硝酸マグ
ネシウム、硝酸アルミニウム、燐酸ナトリウム、燐酸カ
ルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸亜鉛、硫酸マグネシウ
ム、硫酸アルミニウム、塩素酸ナトリウム、塩素酸カリ
ウム、沃素酸ナトリウム等があげられる。更には、LiBF
4 、NaBF4 、KBF4、NaPF6 、KPF6、NaPCl6、KPCl6 、Na
FeCl4 、NaSnCl4 、NaSbF6、KSbF6 、NaAsF6、KAsCl6等
のルイス酸のアルカリ金属塩も反応促進剤の他の例とし
て挙げる事ができる。
有機カルボン酸の金属塩が用いられる。また以上に例示
した反応促進剤は、必要に応じて2種類以上同時に併用
しても差し支えない。ここで用いられる反応促進剤の使
用量は、エチレン系二元共重合体もしくはエチレン系多
元共重合体100重量部に対して0.001重量部以上
20重量部以下の範囲、より好ましくは0.01重量部
以上15重量部の範囲である。この量が0.001重量
部よりも少ない場合は、反応が遅くなり過ぎて樹脂組成
物中に架橋構造を効果的に導入することが困難となる。
またこの量が20重量部よりも多い場合は反応速度を向
上させる点において無意味であるだけでなく経済的にも
好ましくない。
るポリエチレン系樹脂(B)とはエチレンを主たる組成
成分として含む高分子量体であり、例えば、一般的に用
いられる高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレン、
直鎖状低密度ポリエチレンの他、エチレン単位を主成分
として含むプロピレン、ブテン−1、4−メチルペンテ
ン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等のエチレン−α
オレフィン共重合体等を挙げることができる。
好適にはJIS K−7112記載の密度勾配管法によ
る密度が0.94〜0.97g/cm3 のポリエチレン
樹脂が好適に用いられる。ここで用いられるポリエチレ
ン系樹脂のMFR(JISK7210表1の条件4に従
う)は0.01〜100g/10分の範囲が好ましい。
用量は、架橋性樹脂組成物(A)に対して5〜80重量
%の範囲、より好ましくは10〜70重量%の範囲であ
る。この量が80重量%より多い場合は、架橋性樹脂の
効果が小さくなりすぎて耐熱性(ドローダウン性)が低
下するため好ましくない。逆に5重量%より少ない場合
には得られる樹脂組成物の強度が低下して、例えば、該
組成物を成形して得られるシートの真空成形時の強度が
不足するため、好ましくない。
の特徴を損なわない範囲で各種の添加剤、配合剤、充填
剤を使用することが可能である。これらを具体的に示せ
ば、酸化防止剤(耐熱安定剤)、紫外線吸収剤(光安定
剤)、帯電防止剤、防曇剤、難燃剤、滑剤(スリップ
剤、アンチブロッキング剤)、ガラスフィラー等の無機
充填剤、有機充填剤、補強剤、着色剤(染料、顔料)、
香料等が挙げられる。本発明の樹脂組成物の製造法に
は、通常知られている種々の樹脂の混合方法を用いるこ
とができる。その具体的方法を例示すれば、各成分を溶
融状態で混合する方法、すなわち一般に用いられている
加圧ニーダー、ロール、バンバリーミキサー、スタティ
ックミキサー、スクリュー式押出機等を用いる方法を挙
げることができる。また、上記の樹脂組成物の成形時に
各成分を溶融混合することも可能である。すなわち、各
成分をペレット、粉体の状態で混合(ドライブレンド)
し、シ−ト等の製造段階を利用して溶融混合することも
可能である。
って、優れた物性を有するシートもしくはフィルム等の
肉薄成形体を製造することができる。本発明の肉薄成形
体は、従来から知られている方法で成形することによっ
て得ることができる。そのような成形方法としては例え
ば、(共)押出成形法,インフレーション成形法,射出
成形法,熱プレス成形法,カレンダー成形法等を挙げる
ことができる。成形する際の温度は、ポリオレフィンを
成形する温度条件100〜280℃の範囲、より好まし
くは、150〜250℃の範囲である。本発明の肉薄成
形体の厚みは、製品の使用目的に応じて自由に選択でき
るが、特に真空成形用シートの用途に対しては100〜
500μmの範囲で選択される。また、本発明の肉薄成
形体、特にシートの場合は、その表面は成形時叉は成形
後にマットロール加工,エンボス加工等を施すことによ
り、表面を粗面化したり立体的な模様を付したりするこ
とができる。
て接着層を介してもしくは介することなく種々の基材と
積層することができる。ここで基材の種類、状態、形状
等については、特に制限を受けるものではないが、例え
ば、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリスチレン,ポ
リエステル,ポリカーボネート,ナイロン,エチレン−
ビニルアルコール共重合体,ポリ塩化ビニリデン、アク
リロニトリル−スチレンコポリマー(AS樹脂),ガラ
ス繊維強化AS樹脂(ASG)等の熱可塑性樹脂のシー
ト叉はフィルム、フェノール樹脂,メラミン樹脂,不飽
和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂のシート叉はフィ
ルム、鉄,アルミニウム等の金属板叉は金属箔、ケント
紙,コート紙,和紙等の紙、発泡ポリスチレン,発泡ポ
リプロピレン,発泡ポリエチレン,発泡ポリウレタン等
の発泡シート、レジンボード,レジンフェルト,ガラス
入りフェノール樹脂板,ガラス強化ポリプロピレン板,
ポリプロピレンハニカム,石膏ボード等の板材、プラス
チック製ダンボール,紙製ダンボール等のダンボール
類、木製合板等の木材、ポリアクリロニトリル,ポリプ
ロピレン,ポリエチレン,ポリエステル,ナイロン等の
熱可塑性樹脂を用いた織布,不織布或いはクロス、木綿
不織布等を挙げることができる。
無く、従来から知られている方法を適用することができ
る。そのような積層方法としては、例えば、共押出成形
法,押出ラミネート法,熱ロール法の他、溶剤系接着
剤,反応性接着剤,ホットメルト接着剤或いは熱接着樹
脂等を用いた(熱)プレス接着法,(熱)ロール接着
法,真空成形接着法等を挙げることができる。本発明に
関わる肉薄成形体を、基材と接着させるための接着剤と
しては一般に使用している接着剤が用いられる。例え
ば、ユリア樹脂系接着剤,メラミン樹脂系接着剤,フェ
ノール樹脂系接着剤,エポキシ樹脂系接着剤,エピクロ
ルヒドリン系接着剤,酢酸ビニル系接着剤,塩化ビニル
系接着剤,アクリル樹脂系接着剤等の溶剤系接着剤、ウ
レタン樹脂接着剤、クロロプレン系接着剤、飽和ポリエ
ステル系接着剤,合成樹脂エマルジョン接着剤、ブチル
ゴム系接着剤、ポリイソプレンゴム系接着剤、天然ゴム
系接着剤、ニカワ、セルロース系接着剤等の他エチレン
−酢酸ビニル部分鹸化物、エチレン−酢酸ビニル完全鹸
化物、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレ
ン−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−酢
酸ビニル−グリシジルメタクリレート共重合体、共重合
ナイロン、感熱接着樹脂等を挙げることができる。
形用シートに対して好適な物性を示す。このような用途
に対しては厚さ100〜500μmの範囲、好ましくは
120〜300μmの範囲で用いられる。シートの厚さ
が100μm以下ではシートの絶対強度が不足し、実用
上好ましくない。叉、500μm以上の厚さでは真空成
形時のシート加熱に時間を要することになる上、真空引
きによる型追随性が不足する事になり好ましくない。上
記のようなシートは、特にインスツゥルメントパネルの
部材孔遮閉用シートとして用いる場合、加熱時のドロー
ダウンが適度で耐熱性が有り、叉、真空成形時の耐穴開
き性にも優れる上、良好な深絞り性が得られる。
インストゥルメントパネル部材穴遮閉用シート(以下真
空成形用シートと示す)の特徴について更に詳しくいえ
ば、このシートは、リサイクルが可能でありコストダウ
ンという点においても優れている。以下実施例によって
本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの
例によってなんら限定されるものではない。
以下に記す。 1.耐孔開き性:5mmφの真空引き用穴を3個あけた
テスト用真空型を用い、上下250℃に設定したヒータ
ーでシートを加熱し、700mmHgの減圧度で真空成
形をおこない、成形終了後評価した。穴開きのないもの
を○、穴開きの生じたものを×とした。 2.耐熱性(ドローダウン性):300mm×300m
mの枠にシートをセットして上側より250℃のヒータ
ーで加熱し、そのシートの下部への垂れ下がりの距離
(cm)を測定し(加熱時間は20秒)、以下の基準で
判定を行った。 垂れ下がらないもの ◎ 垂れ下がりが5cm未満のもの ○ 垂れ下がりが5cm以上及びシートが破れたもの × 3.深絞り性:150mm×100mm×30mmの金
型を用いて、上下250℃に設定したヒーターでシート
を加熱し、700mmHgの減圧度で成形をおこない、
シートの深絞り性をみた。 成形性に問題がないものを ○ 成形性に問題があるものを × 叉、各実施例で行った肉薄成形体の引張り試験の条件を
以下に示す。 4.常温引張り試験:JIS K7113に準じて行っ
た。くわしくは、得られたシートを15×100mmの
大きさに切り、引張り試験機を用いて、引張り速度30
0mm/min.で破断強度を測定した。 5.高温(100℃)引張り試験:100℃に設定した
恒温槽を設置した引張り試験機にて、15×100mm
の大きさに切ったシートの試験片を用いて、引張り速度
300mm/min.で破断強度及び伸び率(%)を測
定した。
メチルメタアクリレートの三元共重合体を槽型反応器を
有する高圧法ポリエチレン製造設備を用いて製造した。
得られたエチレン系共重合体(a)は、MFR(JIS
K7210 表1条件4)10g/10分、無水マレ
イン酸に由来する単位が3.0重量%、メチルメタアク
リレートに由来する単位が8.0重量%であった。な
お、共重合体の組成は赤外吸収スペクトルにより決定し
た。該共重合体(a)100重量部、トリメチロールプ
ロパンのプロピレンオキシド(3.0mol)付加体
(b)1.6重量部(水酸基/酸無水物基=0.5
0)、有機カルボン酸の金属塩として、MFR(JIS
K7210 表1条件4)3.0g/10分、密度
0.94g/cm3 であるエチレン−メタアクリル酸共
重合体の部分中和物(メタアクリル酸含有量18重量
%、該メタアクリル酸のうち約10%を中和した共重合
体<ナトリウム塩>:金属塩(1)と略す)(c)5重
量部(金属原子/酸無水物基=0.30)を混合した。
混合にあたっては、3成分をヘンシェルミキサ−でブレ
ンドした後、30mmφの異方向2軸押出機を用いて、
230℃で溶融混練りしペレット化した。混合物のMF
R(JISK7210表1条件14)は9.2g/10
分であった。この樹脂組成物(A)90重量%とポリエ
チレン系樹脂(B)として、昭和電工(株)製高密度ポ
リエチレンS5003B[密度(JIS K7112)
=0.945g/cm3 、MFR(JIS K7210
表1条件4)=0.35g/10分]10重量%をタ
ンブラーミキサーを用いて混合したのちに30mmφの
二軸押出機を使って220℃で混練りした。溶融混練り
してペレット化した混合物を25mmφの単軸押出機を
有する200mm幅のTダイス付きシート成形機にて厚
さ200μmのシートを得た。このシートについての常
温での引張り強度及び引張り伸び率の測定をJISK7
113に準じて実験2の要領にておこなった。次に、こ
のシートについての100℃での引張り強度及び伸び率
の測定を実験3の要領にておこなった。つづいて、真空
成形時の耐穴開き性及びシートの加熱時間,真空引き時
のシートの穴開きがない限界の温度,深絞り性等につい
て検討した。 以上の結果について表1に示す。
共重合体を用い、(b)としてトリメチロールプロパン
のプロピレンオキシド付加体(3.0モル%)の分子量
が400の化合物1.5重量部(水酸基/酸無水物基=
0.38)を使用した他は実施例1と同様な樹脂組成物
(A)を得た。この樹脂組成物(A)70重量%とポリ
エチレン系樹脂(B)として、昭和電工(株)製高密度
ポリエチレン5110[密度(JIS K7112)=
0.950g/cm3 、MFR(JIS K7210
表1条件4)=11g/10分]30重量%を実施例1
と同様の方法にて溶融混練りし、シートを成形した。得
られたシートの厚さは180μmであった。得られた結
果を表1に示す。
エチレン−無水マレイン酸−メチルアクリレート共重合
体[MFR(JIS K7210 表1条件4)=8g
/10分、無水マレイン酸に由来する単位が2.5重量
%、メチルアクリレートに由来する単位が16.0重量
%]を用い、樹脂組成物(A)は実施例1と同様の組成
物とした。この樹脂組成物(A)50重量%とポリエチ
レン系樹脂(B)として、実施例1と同様の樹脂50重
量%を実施例1と同様の方法にて溶融混練りし、シート
を成形した。得られたシートの厚さは190μmであっ
た。得られた結果を表1に示す。
共重合体を用い、樹脂組成物(A)も実施例1と同様の
組成物とした。この樹脂組成物(A)30重量%と実施
例2と同様のポリエチレン系樹脂(B)70重量%を用
い、実施例1と同様に成形して、厚さ200μmのシー
トを得た。結果を表1に示す。
エチレン−無水マレイン酸−ブチルアクリレート共重合
体[MFR(JIS K7210 表1条件4)=10
g/10分、無水マレイン酸に由来する単位が2.5重
量%、ブチルアクリレートに由来する単位が16重量
%]を用いた。なお、共重合体の組成は赤外吸収スペク
トルにて決定した。この共重合体(a)100重量部、
多価アルコール化合物(b)としてエチレンと2−ヒド
ロキシエチルアクリレート(8重量%)共重合体4.2
重量部、反応促進剤(c)として表1に示す化合を3.
0重量部混合した以外は実施例1と同様にして樹脂組成
物を得た。この樹脂組成物(A)50重量%とポリエチ
レン系樹脂(B)として昭和電工(株)製高密度ポリエ
チレンA220FV[密度(JIS K7112)=
0.921g/cm3 、MFR(JIS K7210
表1条件4)=1.8g/10分]を50重量%使用し
た以外は実施例5と同様に成形し、厚さ200μmのシ
ートを得た。得られた結果を表1に示す。
エチレン−無水イタコン酸−メチルアクリレート共重合
体[MFR(JIS K7210 表1条件4)=12
g/10分、無水イタコン酸に由来する単位が0.9重
量%、メチルアクリレートに由来する単位が9.0重量
%]を用いた。なお、共重合体の組成は赤外吸収スペク
トルにて決定した。 この共重合体(a)100重量
部、多価アルコール化合物(b)としてジグリセリンモ
ノステアレート1.3重量部使用した以外は実施例1と
同様にして樹脂組成物を得た。この樹脂組成物(A)7
0重量%とポリエチレン系樹脂(B)として昭和電工
(株)製高密度ポリエチレンF113[密度(JIS
K7112)=0.921g/cm3 、MFR(JIS
K7210 表1条件4)=0.8g/10分]30
重量%を混合した以外は実施例5と同様に成形し、厚さ
200μmのシートを得た。得られた結果を表1に示
す。
共重合体を用い、反応促進剤(c)としてステアリン酸
ナトリウムを使用した以外は実施例2と同様の組成物を
使用し、厚さ170μmのシートを得た。得られた結果
を表1に示す。
エチレン−無水マレイン酸二元共重合体[MFR(JI
S K7210 表1条件4)=10g/10分、無水
マレイン酸に由来する単位が2.0重量%]を用いた。
なお、共重合体の組成は赤外吸収スペクトルにて決定し
た。該共重合体を用いた他は、実施例3と同様にして樹
脂組成物を得。厚さ180μmのシートを得た。得られ
た結果を表1に示す。
ず、ポリエチレン系樹脂(B)として実施例1で使用し
た高密度ポリエチレンのみをシート成形し、厚さ200
μmのシートを得た。得られた結果を表1に示す。
多価アルコール(b)を抜いた以外は実施例1と同様に
成形し、厚さ200μmのシートを得た。得られた結果
を表1に示す。
と同様の組成物とし、ポリエチレン系樹脂組成物(B)
は加えず成形し、厚さ200μmのシートを得た。得ら
れた結果を表1に示す。
(3.0モル%) TM−40P 上記TM−30Pの分子量が400 HEA エチレンと2−ヒドロキシエチルアクリレート(8重量
%)共重合体 DGS ジグリセリンモノステアレート PET ペンタエリスリトール 金属塩(1) エチレン−メタクリル酸(18重量%)共重合体のNa
塩(メタクリル酸10%モル中和)、MFR(JIS−
K7210の表1条件4)3.0g/10分 金属塩(2) ステアリン酸ナトリウム MA=メチルアクリレート BA=ブチルアクリレート
自動車等のインストゥルメントパネルに必要な耐穴開き
性及び深絞り性を有し、且つリサイクル性を有するた
め、自動車内装部品として好適に使用できる。
Claims (6)
- 【請求項1】 (A)(a)エチレンと少なくともラジ
カル重合性酸無水物を構成モノマーとして含む共重合体
であり、その共重合体中のラジカル重合性酸無水物の成
分濃度が0.1〜20重量%であり、その他のラジカル
重合性コモノマーを20重量%以下の範囲で含んでいて
もよいエチレン系共重合体、(b)分子内に2個以上の
水酸基を有する多価アルコール化合物及び(c)反応促
進剤を含有し、成分(a)中のラジカル重合性酸無水物
に由来する単位に対し、成分(b)である多価アルコー
ル化合物中の水酸基の単位のモル比が0.01〜10の
範囲であり、且つ成分(c)である反応促進剤が成分
(a)であるエチレン系共重合体100重量部に対して
0.001〜20重量部の範囲である架橋性樹脂組成物
95〜20重量%及び(B)ポリエチレン系樹脂5〜8
0重量%よりなる樹脂組成物。 - 【請求項2】 ポリエチレン系樹脂が密度0.94〜
0.97g/cm3 のポリエチレン樹脂である請求項1
記載の樹脂組成物。 - 【請求項3】 成分(b)の多価アルコール化合物が、
下記一般式(1)または(2) (R)a C(CH2 OH)b ……… (1) (式中、Rは水素、炭素原子数1〜12個の鎖状或いは
環状アルキル基叉はアラルキル基を表し、aは0〜2の
整数を表し、bは2〜4の整数を表し、且つa+b=4
を満足するように選択される。) 【化1】 (式中、nは0〜10の整数である。)で示される多価
アルコール化合物にエチレンオキシドまたはプロピレン
オキシドを付加させた構造を有するポリオキシアルキレ
ン化合物及び一般式(3) R’−COOH ……… (3) (式中、R’は炭素原子数2〜25個の鎖状叉は環状の
アルキル基叉はアラルキル基を表す。)で示される有機
カルボン酸化合物と、前記一般式(2)で示されるポリ
グリセリンとを脱水縮合して得られる、分子内に2個以
上の水酸基を有するポリグリセリンエステルのうちの1
種以上である請求項1または2記載の樹脂組成物。 - 【請求項4】 成分(c)の反応促進剤がカルボキシル
基を含む重合体の金属塩または有機カルボン酸の金属塩
である請求項1ないし3のいずれかに記載の樹脂組成
物。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の樹
脂組成物を成形して得られる肉薄成形体。 - 【請求項6】 厚さが100μm〜500μmである請
求項5記載の肉薄成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05217294A JP3421417B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 樹脂組成物及び肉薄成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07258484A true JPH07258484A (ja) | 1995-10-09 |
JP3421417B2 JP3421417B2 (ja) | 2003-06-30 |
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JP05217294A Expired - Fee Related JP3421417B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 樹脂組成物及び肉薄成形体 |
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---|---|
JP (1) | JP3421417B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997019117A1 (fr) * | 1995-11-20 | 1997-05-29 | Elf Atochem S.A. | Polymeres fonctionnels et leur utilisation dans des compositions autoreticulantes reversibles |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP05217294A patent/JP3421417B2/ja not_active Expired - Fee Related
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