JPH07258058A - 改良された紫外線吸収組成物及び改良方法 - Google Patents
改良された紫外線吸収組成物及び改良方法Info
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- JPH07258058A JPH07258058A JP7061521A JP6152195A JPH07258058A JP H07258058 A JPH07258058 A JP H07258058A JP 7061521 A JP7061521 A JP 7061521A JP 6152195 A JP6152195 A JP 6152195A JP H07258058 A JPH07258058 A JP H07258058A
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- A61K2800/54—Polymers characterized by specific structures/properties
Abstract
(57)【要約】
【目的】紫外線吸収度を改良する。
【構成】本発明は、少なくとも一つの紫外線吸収剤を含
む改良された組成物であって、粒度約50〜約500n
mのラテックス粒子を、不揮発分の総重量を基準として
約0.1%〜約50%含むことを特徴とする。
む改良された組成物であって、粒度約50〜約500n
mのラテックス粒子を、不揮発分の総重量を基準として
約0.1%〜約50%含むことを特徴とする。
Description
【0001】発明の分野 本発明は、紫外線吸収物質を含む組成物、特に、紫外線
吸収剤及びラテックス粒子を含む組成物に関する。
吸収剤及びラテックス粒子を含む組成物に関する。
【0002】発明の背景 地表に到達する太陽エネルギーの6%は、波長290〜
400nmの紫外線(UV)である。この電磁波は、2
つの部分: (1) 波長320〜400nmであるUVA5.5% (2) 波長290〜320nmであるUVB0.5% を有している。太陽エネルギー中のUV部分は比較的少
ないけれども、太陽光の全ての副作用のほぼ99%を誘
発する。UVB電磁波は、例えば、皮膚の日焼け、老化
及び癌を引き起こす原因となっている。UVA電磁波
は、例えば、皮膚に淡褐色及び紅斑(異常な赤さ)を直
接的に引き起こし、皮膚の老化の一因となっている。
400nmの紫外線(UV)である。この電磁波は、2
つの部分: (1) 波長320〜400nmであるUVA5.5% (2) 波長290〜320nmであるUVB0.5% を有している。太陽エネルギー中のUV部分は比較的少
ないけれども、太陽光の全ての副作用のほぼ99%を誘
発する。UVB電磁波は、例えば、皮膚の日焼け、老化
及び癌を引き起こす原因となっている。UVA電磁波
は、例えば、皮膚に淡褐色及び紅斑(異常な赤さ)を直
接的に引き起こし、皮膚の老化の一因となっている。
【0003】太陽光への露出を避けることにより、人間
は、紫外線によって引き起こされる重大な影響を避ける
ことができる。しかしながら、仕事の性質により、ある
人々は日光への露出を避けることができない。また、他
の人々は、自ら日光に皮膚をさらし、時には極端なまで
に日焼けする。従って、日光の悪影響に対する保護が重
要である。
は、紫外線によって引き起こされる重大な影響を避ける
ことができる。しかしながら、仕事の性質により、ある
人々は日光への露出を避けることができない。また、他
の人々は、自ら日光に皮膚をさらし、時には極端なまで
に日焼けする。従って、日光の悪影響に対する保護が重
要である。
【0004】紫外線露出のかかる悪影響からの保護に
は、少なくとも一つの物理的ブロッカー(Physical blo
cker)及び/又は少なくとも一つの化学的吸収剤を含む
局所的に塗布される配合物を、いずれの状態でも利用す
ることができる。物理的ブロッカーとしては、レッドペ
トロラタム(red petrolactum )、二酸化チタン及び酸
化亜鉛のような活性成分が挙げられる。化学的吸収剤と
しては、パラ−アミノ安息香酸(より一般的にはPAB
Aとして知られている)のような活性成分が挙げられる
が、これは、塗布される際に一般的には透明であり、紫
外線を吸収することにより活性化し、該配合物に添加さ
れる特定の活性成分の吸収スペクトルに応じて、特定U
V波バンドに対する選択的な保護をもたらす。
は、少なくとも一つの物理的ブロッカー(Physical blo
cker)及び/又は少なくとも一つの化学的吸収剤を含む
局所的に塗布される配合物を、いずれの状態でも利用す
ることができる。物理的ブロッカーとしては、レッドペ
トロラタム(red petrolactum )、二酸化チタン及び酸
化亜鉛のような活性成分が挙げられる。化学的吸収剤と
しては、パラ−アミノ安息香酸(より一般的にはPAB
Aとして知られている)のような活性成分が挙げられる
が、これは、塗布される際に一般的には透明であり、紫
外線を吸収することにより活性化し、該配合物に添加さ
れる特定の活性成分の吸収スペクトルに応じて、特定U
V波バンドに対する選択的な保護をもたらす。
【0005】日焼け止め配合剤の効能は、一般的には、
日焼け止め剤で保護された皮膚上に最小量の紅斑を生じ
させるために要求されるエネルギー量と、保護されてな
い皮膚上に同量の紅斑を生じさせるために要求されるエ
ネルギー量との比率で定められる、サンプロテクション
ファクター(SPF:Sun Protection Factor )の点か
ら見て、皮膚をどのぐらい保護するかということにより
評価される。
日焼け止め剤で保護された皮膚上に最小量の紅斑を生じ
させるために要求されるエネルギー量と、保護されてな
い皮膚上に同量の紅斑を生じさせるために要求されるエ
ネルギー量との比率で定められる、サンプロテクション
ファクター(SPF:Sun Protection Factor )の点か
ら見て、皮膚をどのぐらい保護するかということにより
評価される。
【0006】”紫外線吸収剤”として呼ばれ、典型的に
は日焼け止め配合剤中で使用される多くの活性成分及び
物理的ブロッカーは、僅かに毒性効果を有している。従
って、保護レベルを低下させずに、日焼け止め配合剤中
に存在する活性成分のレベルを減少させることが望まし
い。
は日焼け止め配合剤中で使用される多くの活性成分及び
物理的ブロッカーは、僅かに毒性効果を有している。従
って、保護レベルを低下させずに、日焼け止め配合剤中
に存在する活性成分のレベルを減少させることが望まし
い。
【0007】発明の概要 本発明者は、少なくとも一つの紫外線吸収剤を含む組成
物に対し、粒径約50〜約500nmのラテックス粒子
を、不揮発分の総重量を基準として約0.1%〜約50
%添加することにより、該組成物の紫外線吸収性が改良
されることを見い出した。
物に対し、粒径約50〜約500nmのラテックス粒子
を、不揮発分の総重量を基準として約0.1%〜約50
%添加することにより、該組成物の紫外線吸収性が改良
されることを見い出した。
【0008】図面の簡単な説明 図1は、コーティングレベル5マイクロリッター/平方
インチで、添加剤を含まない組成物、固形ラテックス粒
子を含む組成物及びボイドラテックス粒子(voided late
x particles)を含む組成物についての波長280〜44
0nmの紫外線吸収スペクトルである。該組成物の活性
成分は、2−エチルヘキシルパラ−メトキシシンナメー
ト及びメンチルアントラニレートである。添加剤は不揮
発分の総重量を基準として5重量%のレベルで添加す
る。
インチで、添加剤を含まない組成物、固形ラテックス粒
子を含む組成物及びボイドラテックス粒子(voided late
x particles)を含む組成物についての波長280〜44
0nmの紫外線吸収スペクトルである。該組成物の活性
成分は、2−エチルヘキシルパラ−メトキシシンナメー
ト及びメンチルアントラニレートである。添加剤は不揮
発分の総重量を基準として5重量%のレベルで添加す
る。
【0009】図2は、コーティングレベル10マイクロ
リッター/平方インチで、添加剤を含まない組成物及び
ボイドラテックス粒子を含む組成物についての波長28
0〜440nmの紫外線吸収スペクトルである。該組成
物の活性成分は、2−エチルヘキシルパラ−メトキシシ
ンナメート及びメンチルアントラニレートである。添加
剤は不揮発分の総重量を基準として5重量%のレベルで
添加する。
リッター/平方インチで、添加剤を含まない組成物及び
ボイドラテックス粒子を含む組成物についての波長28
0〜440nmの紫外線吸収スペクトルである。該組成
物の活性成分は、2−エチルヘキシルパラ−メトキシシ
ンナメート及びメンチルアントラニレートである。添加
剤は不揮発分の総重量を基準として5重量%のレベルで
添加する。
【0010】図3は、コーティングレベル20マイクロ
リッター/平方インチで、添加剤を含まない組成物、固
形ラテックス粒子を含む組成物及びボイドラテックス粒
子を含む組成物についての波長280〜440nmの紫
外線吸収スペクトルである。該組成物の活性成分は、2
−エチルヘキシルパラ−メトキシシンナメート及びメン
チルアントラニレートである。添加剤は不揮発分の総重
量を基準として5重量%のレベルで添加する。
リッター/平方インチで、添加剤を含まない組成物、固
形ラテックス粒子を含む組成物及びボイドラテックス粒
子を含む組成物についての波長280〜440nmの紫
外線吸収スペクトルである。該組成物の活性成分は、2
−エチルヘキシルパラ−メトキシシンナメート及びメン
チルアントラニレートである。添加剤は不揮発分の総重
量を基準として5重量%のレベルで添加する。
【0011】図4は、コーティングレベル40マイクロ
リッター/平方インチで、添加剤を含まない組成物、固
形ラテックス粒子を含む組成物及びボイドラテックス粒
子を含む組成物についての波長280〜440nmの紫
外線吸収スペクトルである。該組成物の活性成分は、2
−エチルヘキシルパラ−メトキシシンナメート及びメン
チルアントラニレートである。添加剤は不揮発分の総重
量を基準として5重量%のレベルで添加する。
リッター/平方インチで、添加剤を含まない組成物、固
形ラテックス粒子を含む組成物及びボイドラテックス粒
子を含む組成物についての波長280〜440nmの紫
外線吸収スペクトルである。該組成物の活性成分は、2
−エチルヘキシルパラ−メトキシシンナメート及びメン
チルアントラニレートである。添加剤は不揮発分の総重
量を基準として5重量%のレベルで添加する。
【0012】発明の詳細な説明 本発明の組成物は、少なくとも2つの成分: (1) 少なくとも一つの紫外線吸収剤、及び (2) ラテックス粒子 を含む。
【0013】少なくとも一つの紫外線吸収剤及びラテッ
クス粒子を含む組成物は、紫外線吸収剤だけを含む組成
物と比較して、改良された紫外線吸収度を示す。少なく
とも一つの紫外線吸収剤及びボイドラテックス粒子を含
む組成物は、紫外線吸収剤だけを含む組成物と比較し
て、また、ボイドラテックス粒子とほぼ同じ粒径の固形
ラテックス粒子及び紫外線吸収剤を含む組成物と比較し
て、改良された紫外線吸収度を示す。ここで使用され
る”紫外線”には、UVA及びUVB電磁波の双方を含
む。
クス粒子を含む組成物は、紫外線吸収剤だけを含む組成
物と比較して、改良された紫外線吸収度を示す。少なく
とも一つの紫外線吸収剤及びボイドラテックス粒子を含
む組成物は、紫外線吸収剤だけを含む組成物と比較し
て、また、ボイドラテックス粒子とほぼ同じ粒径の固形
ラテックス粒子及び紫外線吸収剤を含む組成物と比較し
て、改良された紫外線吸収度を示す。ここで使用され
る”紫外線”には、UVA及びUVB電磁波の双方を含
む。
【0014】本発明の方法は、紫外線吸収剤を含む組成
物の紫外線吸収度を改良する。該方法は、少なくとも一
つの紫外線吸収剤を含む組成物に、粒径約50〜約50
0nmのラテックス粒子を、不揮発分の総重量を基準と
して約0.1%〜約50%添加することを含む。好まし
くは、該方法は、少なくとも一つの紫外線吸収剤を含む
組成物に、粒径約50〜約500nmで気孔率約0.1
%〜約50%ののボイドラテックス粒子を、不揮発分の
総重量を基準として約0.1%〜約50%添加すること
を含む。
物の紫外線吸収度を改良する。該方法は、少なくとも一
つの紫外線吸収剤を含む組成物に、粒径約50〜約50
0nmのラテックス粒子を、不揮発分の総重量を基準と
して約0.1%〜約50%添加することを含む。好まし
くは、該方法は、少なくとも一つの紫外線吸収剤を含む
組成物に、粒径約50〜約500nmで気孔率約0.1
%〜約50%ののボイドラテックス粒子を、不揮発分の
総重量を基準として約0.1%〜約50%添加すること
を含む。
【0015】本発明の組成物及び方法は、無色又は着色
配合剤中で使用することができる。該組成物は、特に、
無色配合剤が必要とされる場合、例えば、日焼け止め配
合剤用として有用である。孔径が約150nm未満であ
る本発明のボイドラテックスの添加は不透明度に寄与し
ないからである。
配合剤中で使用することができる。該組成物は、特に、
無色配合剤が必要とされる場合、例えば、日焼け止め配
合剤用として有用である。孔径が約150nm未満であ
る本発明のボイドラテックスの添加は不透明度に寄与し
ないからである。
【0016】本発明の組成物及び方法で有用な紫外線吸
収剤には、公知の物質がある。適当な紫外線吸収剤とし
ては、オキシベンゾン(oxybenzone:2−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン)、ジオキシベンゾン(di
oxybenzone:2,2’−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン)、スリソベンゾン(sulisobenzone :2−
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホ
ン酸)、メンチルアントラニレート、パラ−アミノ安息
香酸、アミルジメチル−パラ−アミノ安息香酸、オクチ
ルジメチルパラ−アミノベンゾエート、エチル4−ビス
(ヒドロキシプロピル)パラ−アミノベンゾエート、ポ
リエチレングリコール(PEG−25)パラ−アミノベ
ンゾエート、エチル4−ビス(ヒドロキシプロピル)ア
ミノベンゾエート、ジエタノールアミンパラ−メトキシ
オキシシンナメート、2−エトキシエチルパラ−メトキ
シシンナメート、エチルヘキシルパラ−メトキシシンナ
メート、オクチルパラメトキシシンナメート、イソアミ
ルパラメトキシシンナメート、2−エチルヘキシル2−
シアノ−3,3−ジフェニル−アクリレート、2−エチ
ルヘキシルサリチレート、ホモメンチルサリチレート、
グリセリルアミノベンゾエート、トリエタノールアミン
サリチレート、ジガロイルトリオレエート、ジオキシア
セトンのラウソン(lawsone with dihydroxyacetone
)、2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン
酸、ベンジリジン樟脳、アボベンゾン(avobenzone)、
二酸化チタン及び酸化亜鉛などが挙げられる。
収剤には、公知の物質がある。適当な紫外線吸収剤とし
ては、オキシベンゾン(oxybenzone:2−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン)、ジオキシベンゾン(di
oxybenzone:2,2’−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン)、スリソベンゾン(sulisobenzone :2−
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホ
ン酸)、メンチルアントラニレート、パラ−アミノ安息
香酸、アミルジメチル−パラ−アミノ安息香酸、オクチ
ルジメチルパラ−アミノベンゾエート、エチル4−ビス
(ヒドロキシプロピル)パラ−アミノベンゾエート、ポ
リエチレングリコール(PEG−25)パラ−アミノベ
ンゾエート、エチル4−ビス(ヒドロキシプロピル)ア
ミノベンゾエート、ジエタノールアミンパラ−メトキシ
オキシシンナメート、2−エトキシエチルパラ−メトキ
シシンナメート、エチルヘキシルパラ−メトキシシンナ
メート、オクチルパラメトキシシンナメート、イソアミ
ルパラメトキシシンナメート、2−エチルヘキシル2−
シアノ−3,3−ジフェニル−アクリレート、2−エチ
ルヘキシルサリチレート、ホモメンチルサリチレート、
グリセリルアミノベンゾエート、トリエタノールアミン
サリチレート、ジガロイルトリオレエート、ジオキシア
セトンのラウソン(lawsone with dihydroxyacetone
)、2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン
酸、ベンジリジン樟脳、アボベンゾン(avobenzone)、
二酸化チタン及び酸化亜鉛などが挙げられる。
【0017】本発明の組成物で有用なラテックス粒子
は、Brookhaven BI−90光子相関スペク
トロメーター(photon correlation spectrometer )で
測定して、約50〜約500nm、好ましくは約100
〜約250nmの粒径を有する。好ましくは、該ラテッ
クス粒子は、それらを遠心機中で希釈分散液から圧縮し
た後、ラテックス粒子により占められている容積と、同
じ組成の非ボイド粒子(non-voided particles)の容積
とを比較することによって測定した、気孔率(void fra
ction )約0.1%〜約50%、好ましくは、約5%〜
約20%の気孔を含んでいる。
は、Brookhaven BI−90光子相関スペク
トロメーター(photon correlation spectrometer )で
測定して、約50〜約500nm、好ましくは約100
〜約250nmの粒径を有する。好ましくは、該ラテッ
クス粒子は、それらを遠心機中で希釈分散液から圧縮し
た後、ラテックス粒子により占められている容積と、同
じ組成の非ボイド粒子(non-voided particles)の容積
とを比較することによって測定した、気孔率(void fra
ction )約0.1%〜約50%、好ましくは、約5%〜
約20%の気孔を含んでいる。
【0018】本発明の組成物及び方法で有用なラテック
ス粒子は、公知の重合手段、例えば、逐次エマルジョン
重合によって調製することができる。本発明の組成物及
び方法で有用なボイドラテックス粒子は、コアポリマー
とシェルポリマーを有する多段粒子から形成される。該
ボイドラテックス粒子は、公知の重合手段、例えば、、
参照によって本明細書に含まれる米国特許4,427,
836;4,468,498;4,469,825;
4,594,363;4,677,003;4,92
0,160;4,970,241、及びヨーロッパ特許
出願0,267,726に開示されている方法を含む、
逐次エマルジョン重合などによって調製することができ
る。
ス粒子は、公知の重合手段、例えば、逐次エマルジョン
重合によって調製することができる。本発明の組成物及
び方法で有用なボイドラテックス粒子は、コアポリマー
とシェルポリマーを有する多段粒子から形成される。該
ボイドラテックス粒子は、公知の重合手段、例えば、、
参照によって本明細書に含まれる米国特許4,427,
836;4,468,498;4,469,825;
4,594,363;4,677,003;4,92
0,160;4,970,241、及びヨーロッパ特許
出願0,267,726に開示されている方法を含む、
逐次エマルジョン重合などによって調製することができ
る。
【0019】ボイドラテックス粒子のシェルポリマーの
エマルジョン重合で使用されるモノマーは、少なくとも
一つのカルボン酸基を含む1以上のモノエチレン性不飽
和モノマー、及び1以上の非イオン性エチレン性不飽和
モノマーを用いることができる。
エマルジョン重合で使用されるモノマーは、少なくとも
一つのカルボン酸基を含む1以上のモノエチレン性不飽
和モノマー、及び1以上の非イオン性エチレン性不飽和
モノマーを用いることができる。
【0020】ボイドラテックス粒子のコアポリマーのエ
マルジョン重合で使用されるモノマーは、少なくとも一
つのカルボン酸基を含む1以上のモノエチレン性不飽和
モノマーを用いることができる。コアポリマーは、この
ような少なくとも一つのカルボン酸基を含むモノエチレ
ン性不飽和モノマーの単独エマルジョン重合によって、
又は少なくとも一つのカルボン酸基を含む2以上のモノ
エチレン性不飽和モノマーの共重合によって得ることが
できる。好ましくは、少なくとも一つのカルボン酸基を
含むモノエチレン性不飽和モノマーは、1以上の非イオ
ン性(すなわち、イオン化できる基を有しない)エチレ
ン性不飽和モノマーと共重合される。また、コアポリマ
ーは、コアの総モノマー重量を基準として約0.1重量
%〜約20重量%、好ましくは、約0.1重量%〜約3
重量%の多エチレン性不飽和モノマー、例えば、エチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、アリル(メタ)
アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、又は
ジビニルベンゼンを含むことができる。また、コアポリ
マーは、コアの総モノマー重量を基準として約0.1重
量%〜約60重量%のブタジエンを含むことができる。
マルジョン重合で使用されるモノマーは、少なくとも一
つのカルボン酸基を含む1以上のモノエチレン性不飽和
モノマーを用いることができる。コアポリマーは、この
ような少なくとも一つのカルボン酸基を含むモノエチレ
ン性不飽和モノマーの単独エマルジョン重合によって、
又は少なくとも一つのカルボン酸基を含む2以上のモノ
エチレン性不飽和モノマーの共重合によって得ることが
できる。好ましくは、少なくとも一つのカルボン酸基を
含むモノエチレン性不飽和モノマーは、1以上の非イオ
ン性(すなわち、イオン化できる基を有しない)エチレ
ン性不飽和モノマーと共重合される。また、コアポリマ
ーは、コアの総モノマー重量を基準として約0.1重量
%〜約20重量%、好ましくは、約0.1重量%〜約3
重量%の多エチレン性不飽和モノマー、例えば、エチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、アリル(メタ)
アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、又は
ジビニルベンゼンを含むことができる。また、コアポリ
マーは、コアの総モノマー重量を基準として約0.1重
量%〜約60重量%のブタジエンを含むことができる。
【0021】少なくとも一つのカルボン酸基を含む適当
なモノエチレン性不飽和モノマーとしては、アクリル酸
及びメタクリル酸、アクリロキシプロピオン酸、(メ
タ)アクリロキシプロピオン酸、イタコン酸、アコニッ
ト酸、マレイン酸若しくは無水物、フマル酸、クロトン
酸、モノメチルマレエート、モノメチルフマレート、及
びモノメチルイタコネートが挙げられる。アクリル酸及
びメタクリル酸が好ましい。
なモノエチレン性不飽和モノマーとしては、アクリル酸
及びメタクリル酸、アクリロキシプロピオン酸、(メ
タ)アクリロキシプロピオン酸、イタコン酸、アコニッ
ト酸、マレイン酸若しくは無水物、フマル酸、クロトン
酸、モノメチルマレエート、モノメチルフマレート、及
びモノメチルイタコネートが挙げられる。アクリル酸及
びメタクリル酸が好ましい。
【0022】適当な非イオン性エチレン性不飽和モノマ
ーとしては、スチレン、ビニルトルエン、エチレン、酢
酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニト
リル、(メタ)アクリルアミド、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレート、オレイル(メタ)アクリレー
ト、パルミチル(メタ)アクリレート及びステアリル
(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸の(C
1 〜C20)アルキル若しくは(C3 〜C20)アルケニル
エステルが挙げられる。ここで使用される”(メタ)ア
クリル”は、アクリルとメタクリルの両者を含む包括的
表現として用いている。
ーとしては、スチレン、ビニルトルエン、エチレン、酢
酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニト
リル、(メタ)アクリルアミド、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレート、オレイル(メタ)アクリレー
ト、パルミチル(メタ)アクリレート及びステアリル
(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル酸の(C
1 〜C20)アルキル若しくは(C3 〜C20)アルケニル
エステルが挙げられる。ここで使用される”(メタ)ア
クリル”は、アクリルとメタクリルの両者を含む包括的
表現として用いている。
【0023】ラテックス粒子は、不揮発分の総重量を基
準として約0.1%〜約50%、好ましくは不揮発分の
総重量を基準として約1%〜約10%のレベルで組成物
に添加される。
準として約0.1%〜約50%、好ましくは不揮発分の
総重量を基準として約1%〜約10%のレベルで組成物
に添加される。
【0024】本発明の組成物は、人間の皮膚及び毛髪に
使用される紫外線吸収物質を含む組成物、例えば、化粧
品、日焼け止め剤及びヘアケア製品等を含む身体ケア製
品などにおける、紫外線吸収性を改良するのに有用であ
る。また、本発明の組成物及び方法は、植物(plant li
fe)、プラスチック、木材における例えばクリヤワニス
状態のコーティングなどの紫外線吸収性及び保護を改良
するのに有用である。
使用される紫外線吸収物質を含む組成物、例えば、化粧
品、日焼け止め剤及びヘアケア製品等を含む身体ケア製
品などにおける、紫外線吸収性を改良するのに有用であ
る。また、本発明の組成物及び方法は、植物(plant li
fe)、プラスチック、木材における例えばクリヤワニス
状態のコーティングなどの紫外線吸収性及び保護を改良
するのに有用である。
【0025】本発明の組成物は他の公知の成分を含むこ
とができる。例えば、該組成物が日焼け止め剤として使
用される場合、さらに、水、皮膜形成物質、乳化剤、
水、皮膚軟化剤、防水剤、オイル、安定剤、増粘剤、防
腐剤、香料、着色剤、殺虫剤、保湿剤などを含むことが
できる。該組成物が化粧品として使用される場合、さら
に、水、皮膜形成剤、乳化剤、軟化剤、皮膚軟化剤、オ
イル、安定剤、増粘剤、防腐剤、香料、着色剤、顔料な
どを含むことができる。
とができる。例えば、該組成物が日焼け止め剤として使
用される場合、さらに、水、皮膜形成物質、乳化剤、
水、皮膚軟化剤、防水剤、オイル、安定剤、増粘剤、防
腐剤、香料、着色剤、殺虫剤、保湿剤などを含むことが
できる。該組成物が化粧品として使用される場合、さら
に、水、皮膜形成剤、乳化剤、軟化剤、皮膚軟化剤、オ
イル、安定剤、増粘剤、防腐剤、香料、着色剤、顔料な
どを含むことができる。
【0026】本発明の組成物及び方法は、所定の配合物
の紫外線吸収度を向上させるか、又は所定の紫外線吸収
度を維持しつつ配合物中に存在する紫外線吸収剤の量を
減少させる配合を可能にする。本発明の組成物は、例え
ば約2μl/cm2 のコーティングボリウムで皮膚に塗
布することができる。
の紫外線吸収度を向上させるか、又は所定の紫外線吸収
度を維持しつつ配合物中に存在する紫外線吸収剤の量を
減少させる配合を可能にする。本発明の組成物は、例え
ば約2μl/cm2 のコーティングボリウムで皮膚に塗
布することができる。
【0027】以下、実施例により公知の紫外線吸収剤を
使用する本発明の構成を説明する。これらは本発明を説
明するための単なる例示であり、本発明の範囲を制限す
るものと解釈すべきではない。説明する組成物及び方法
の変更は当業者にとって自明である。
使用する本発明の構成を説明する。これらは本発明を説
明するための単なる例示であり、本発明の範囲を制限す
るものと解釈すべきではない。説明する組成物及び方法
の変更は当業者にとって自明である。
【0028】注記: 実施例で使用した略語は次のとお
りである: MMA メチルメタクリレート BMA ブチルメタクリレート MAA メタクリル酸 Sty スチレン ALMA アリルメタクリレート
りである: MMA メチルメタクリレート BMA ブチルメタクリレート MAA メタクリル酸 Sty スチレン ALMA アリルメタクリレート
【0029】実施例1 ボイドラテックス粒子の製造 本発明の組成物及び方法で有用なボイドラテックス粒子
を、米国特許4,427,836に開示された方法で調
製した。ボイドラテックス粒子の組成は: 1部(60MMA/40MAA)[39nmコア]// 16部(10BMA/86MMA/4MAA)[シェル
I]// 12部(99.5Sty/0.5ALMA)[シェルI
I]// 9部(100Sty)[シェルIII] である。
を、米国特許4,427,836に開示された方法で調
製した。ボイドラテックス粒子の組成は: 1部(60MMA/40MAA)[39nmコア]// 16部(10BMA/86MMA/4MAA)[シェル
I]// 12部(99.5Sty/0.5ALMA)[シェルI
I]// 9部(100Sty)[シェルIII] である。
【0030】過剰量のアンモニア(粒子中のメタクリル
酸の総当量を基準として1.3当量)を、シェルIIと
シェルIIIの重合の間に、高温(80〜85℃)の分
散液に添加し、酸−リッチコアを、アンモニウム塩に変
換し、コアを水で膨潤させた。粒子は、Brookha
ven BI−90光子相関スペクトロメーターで測定
して最終粒径160nm、発明の詳細な説明の項で説明
した遠心法で測定して気孔率10%であった。
酸の総当量を基準として1.3当量)を、シェルIIと
シェルIIIの重合の間に、高温(80〜85℃)の分
散液に添加し、酸−リッチコアを、アンモニウム塩に変
換し、コアを水で膨潤させた。粒子は、Brookha
ven BI−90光子相関スペクトロメーターで測定
して最終粒径160nm、発明の詳細な説明の項で説明
した遠心法で測定して気孔率10%であった。
【0031】実施例2 組成物の製造 3つの異なる組成物を紫外線吸収度測定のため調製し
た: 添加剤を含まない比較組成物A 粒径約179nmの固形ポリスチレン粒子添加剤を含む
組成物1 実施例1で調製したボイドラテックス粒子添加剤を含む
組成物2
た: 添加剤を含まない比較組成物A 粒径約179nmの固形ポリスチレン粒子添加剤を含む
組成物1 実施例1で調製したボイドラテックス粒子添加剤を含む
組成物2
【0032】組成物は、Tanning Research Laboratorie
sによって製造された、SPF 4のHawaiian Tropic D
ark Tanning Lotionに、固形分の総重量を基準として、
固形分5%のレベルで添加剤を添加することによって調
製した。Hawaiian TropicDark Tanning Lotion中の紫外
線吸収物質は、2−エチルヘキシルパラメトキシシンナ
メートとメチルアントラニレートであった。
sによって製造された、SPF 4のHawaiian Tropic D
ark Tanning Lotionに、固形分の総重量を基準として、
固形分5%のレベルで添加剤を添加することによって調
製した。Hawaiian TropicDark Tanning Lotion中の紫外
線吸収物質は、2−エチルヘキシルパラメトキシシンナ
メートとメチルアントラニレートであった。
【0033】実施例3 性能試験 実施例2の手段によって調製した組成物を、5,10,
20及び40マイクロリッター/平方インチのレベル
で、Minnesota Mining and Manufacturing Company製の
Transpore (商標)テープに塗布して、人間の皮膚上に
異なるレベルで日焼け止め剤を塗布した場合をシミュレ
ーションした。各サンプルについて波長280〜440
nmの紫外線吸収度スペクトルを、Optronics Laborato
ries 752スペクトロラジオメーターを用いて測定した。
コーティングレベル5,10,20及び40マイクロリ
ッター/平方インチでのスペクトルを、それぞれ、図
1,2,3及び4に示す。
20及び40マイクロリッター/平方インチのレベル
で、Minnesota Mining and Manufacturing Company製の
Transpore (商標)テープに塗布して、人間の皮膚上に
異なるレベルで日焼け止め剤を塗布した場合をシミュレ
ーションした。各サンプルについて波長280〜440
nmの紫外線吸収度スペクトルを、Optronics Laborato
ries 752スペクトロラジオメーターを用いて測定した。
コーティングレベル5,10,20及び40マイクロリ
ッター/平方インチでのスペクトルを、それぞれ、図
1,2,3及び4に示す。
【0034】少なくとも一つの紫外線吸収剤とボイドラ
テックス粒子の両者を含む組成物2は、紫外線吸収剤だ
けを含む組成物(比較組成物A)と比較して、及び紫外
線吸収剤とボイドラテックス粒子とほぼ同じ粒径の固形
ラテックス粒子を含む組成物(組成物1)と比較して、
試験した波長(280〜440nm)において、各コー
ティングレベルで改良された紫外線吸収度を示した。少
なくとも一つの紫外線吸収剤と固形ラテックス粒子を含
む組成物1は、紫外線吸収剤だけを含む組成物(比較組
成物A)と比較して、試験した波長(280〜440n
m)において、20及び40マイクロリッター/平方イ
ンチのコーティングレベルで改良された紫外線吸収度を
示した。
テックス粒子の両者を含む組成物2は、紫外線吸収剤だ
けを含む組成物(比較組成物A)と比較して、及び紫外
線吸収剤とボイドラテックス粒子とほぼ同じ粒径の固形
ラテックス粒子を含む組成物(組成物1)と比較して、
試験した波長(280〜440nm)において、各コー
ティングレベルで改良された紫外線吸収度を示した。少
なくとも一つの紫外線吸収剤と固形ラテックス粒子を含
む組成物1は、紫外線吸収剤だけを含む組成物(比較組
成物A)と比較して、試験した波長(280〜440n
m)において、20及び40マイクロリッター/平方イ
ンチのコーティングレベルで改良された紫外線吸収度を
示した。
【図1】図1は、コーティングレベル5マイクロリッタ
ー/平方インチで、添加剤を含まない組成物、固形ラテ
ックス粒子を含む組成物及びボイドラテックス粒子を含
む組成物についての波長280〜440nmの紫外線吸
収スペクトルである。
ー/平方インチで、添加剤を含まない組成物、固形ラテ
ックス粒子を含む組成物及びボイドラテックス粒子を含
む組成物についての波長280〜440nmの紫外線吸
収スペクトルである。
【図2】図2は、コーティングレベル10マイクロリッ
ター/平方インチで、添加剤を含まない組成物及びボイ
ドラテックス粒子を含む組成物についての波長280〜
440nmの紫外線吸収スペクトルである。
ター/平方インチで、添加剤を含まない組成物及びボイ
ドラテックス粒子を含む組成物についての波長280〜
440nmの紫外線吸収スペクトルである。
【図3】図3は、コーティングレベル20マイクロリッ
ター/平方インチで、添加剤を含まない組成物、固形ラ
テックス粒子を含む組成物及びボイドラテックス粒子を
含む組成物についての波長280〜440nmの紫外線
吸収スペクトルである。
ター/平方インチで、添加剤を含まない組成物、固形ラ
テックス粒子を含む組成物及びボイドラテックス粒子を
含む組成物についての波長280〜440nmの紫外線
吸収スペクトルである。
【図4】図4は、コーティングレベル40マイクロリッ
ター/平方インチで、添加剤を含まない組成物、固形ラ
テックス粒子を含む組成物及びボイドラテックス粒子を
含む組成物についての波長280〜440nmの紫外線
吸収スペクトルである。
ター/平方インチで、添加剤を含まない組成物、固形ラ
テックス粒子を含む組成物及びボイドラテックス粒子を
含む組成物についての波長280〜440nmの紫外線
吸収スペクトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルチン・ボーゲル アメリカ合衆国ペンシルバニア州19046、 ジェンキンタウン、パイン・トゥリー・ロ ード 550 (72)発明者 ラファエル・ゴンザレス・アビレス アメリカ合衆国ペンシルバニア州19438、 ハーレーズビル、ツイード・ウェイ 103 (72)発明者 デービッド・マイケル・ファサノ アメリカ合衆国ペンシルバニア州19002、 メープル・グレン、シェパード・ドライブ 1608
Claims (10)
- 【請求項1】 少なくとも一つの紫外線吸収剤を含む改
良された組成物であって、粒径約50〜約500nmの
ラテックス粒子を、不揮発分の総重量を基準として約
0.1%〜約50%含む前記組成物。 - 【請求項2】 前記ラテックス粒子が、気孔率約0.1
〜約50%の気孔を含む請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 前記紫外線吸収剤が、オキシベンゾン、
ジオキシベンゾン、スリソベンゾン、メンチルアントラ
ニレート、パラ−アミノ安息香酸、アミルジメチル−パ
ラ−アミノ安息香酸、オクチルジメチルパラ−アミノベ
ンゾエート、エチル4−ビス(ヒドロキシプロピル)パ
ラ−アミノベンゾエート、ポリエチレングリコール(P
EG−25)パラ−アミノベンゾエート、エチル4−ビ
ス(ヒドロキシプロピル)アミノベンゾエート、ジエタ
ノールアミンパラ−メトキシオキシシンナメート、2−
エトキシエチルパラ−メトキシシンナメート、エチルヘ
キシルパラ−メトキシシンナメート、オクチルパラメト
キシシンナメート、イソアミルパラメトキシシンナメー
ト、2−エチルヘキシル2−シアノ−3,3−ジフェニ
ル−アクリレート、2−エチルヘキシルサリチレート、
ホモメンチルサリチレート、グリセリルアミノベンゾエ
ート、トリエタノールアミンサリチレート、ジガロイル
トリオレエート、ジオキシアセトンのラウソン、2−フ
ェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸、ベンジリ
ジン樟脳、アボベンゾン、二酸化チタン及び酸化亜鉛か
らなる群から選ばれる化学物質である請求項1記載の組
成物。 - 【請求項4】 前記ラテックス粒子が、粒径約100〜
約250nmである請求項1記載の組成物。 - 【請求項5】 前記気孔率が、約5%〜約20%である
請求項2記載の組成物。 - 【請求項6】 紫外線吸収剤を含む組成物の紫外線吸収
性を改良する方法であって、該組成物に、粒径約50〜
約500nmのラテックス粒子を、不揮発分の総重量を
基準として約0.1%〜約50%添加することを含む前
記方法。 - 【請求項7】 前記ラテックス粒子が、気孔率約0.1
%〜約50%の気孔を含む請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 前記紫外線吸収剤が、オキシベンゾン、
ジオキシベンゾン、スリソベンゾン、メンチルアントラ
ニレート、パラ−アミノ安息香酸、アミルジメチル−パ
ラ−アミノ安息香酸、オクチルジメチルパラ−アミノベ
ンゾエート、エチル4−ビス(ヒドロキシプロピル)パ
ラ−アミノベンゾエート、ポリエチレングリコール(P
EG−25)パラ−アミノベンゾエート、エチル4−ビ
ス(ヒドロキシプロピル)アミノベンゾエート、ジエタ
ノールアミンパラ−メトキシオキシシンナメート、2−
エトキシエチルパラ−メトキシシンナメート、エチルヘ
キシルパラ−メトキシシンナメート、オクチルパラメト
キシシンナメート、イソアミルパラメトキシシンナメー
ト、2−エチルヘキシル2−シアノ−3,3−ジフェニ
ル−アクリレート、2−エチルヘキシルサリチレート、
ホモメンチルサリチレート、グリセリルアミノベンゾエ
ート、トリエタノールアミンサリチレート、ジガロイル
トリオレエート、ジオキシアセトンのラウソン、2−フ
ェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸、ベンジリ
ジン樟脳、アボベンゾン、二酸化チタン及び酸化亜鉛か
らなる群から選ばれる化学物質である請求項6記載の方
法。 - 【請求項9】 前記ラテックス粒子が、粒径約100〜
約250nmである請求項6記載の方法。 - 【請求項10】 前記気孔率が、約5%〜約20%であ
る請求項7記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US20317894A | 1994-02-28 | 1994-02-28 | |
US203,178 | 1994-02-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07258058A true JPH07258058A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=22752841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7061521A Withdrawn JPH07258058A (ja) | 1994-02-28 | 1995-02-27 | 改良された紫外線吸収組成物及び改良方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0669124A1 (ja) |
JP (1) | JPH07258058A (ja) |
CN (1) | CN1111504A (ja) |
AU (1) | AU706319B2 (ja) |
CA (1) | CA2143014A1 (ja) |
ZA (1) | ZA951565B (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1121223A (ja) * | 1997-06-30 | 1999-01-26 | Kao Corp | Uv反射粉体及びそれを含有する化粧料 |
JP2003504318A (ja) * | 1999-07-13 | 2003-02-04 | ファルマソル ゲーエムベーハー | 有害なuv照射に対して保護しかつ天然皮膚バリアを強化する、uv照射反射剤または吸収剤 |
JP2009299059A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Rohm & Haas Co | 紫外線吸収剤を含む粒子 |
JP2012122074A (ja) * | 1999-10-14 | 2012-06-28 | Rohm & Haas Co | 紫外線吸収組成物の調製法 |
JP2020528434A (ja) * | 2017-07-28 | 2020-09-24 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | アルコールベースの日焼け止め製剤で使用するためのspf増強剤 |
JP2020528410A (ja) * | 2017-07-28 | 2020-09-24 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | サンケア組成物 |
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GB9715751D0 (en) * | 1997-07-26 | 1997-10-01 | Ciba Geigy Ag | Formulations |
DE19810268A1 (de) * | 1998-03-10 | 1999-09-16 | Basf Ag | Stabilisatoren enthaltende Polymerdispersionen oder Polymerlösungen und daraus erhältliche Polymerpräparationen |
NO20002309L (no) | 1999-05-12 | 2000-11-13 | Hoffmann La Roche | Fotostabile kosmetiske lysavskjermende sammensetninger |
US6485827B2 (en) | 2001-01-16 | 2002-11-26 | Rohm And Haas Company | Pressure sensitive adhesive tape containing natural rubber latex |
US6489024B2 (en) | 2001-02-12 | 2002-12-03 | Rohm And Haas Company | Pressure sensitive adhesive tape containing natural rubber latex |
DE10138496A1 (de) * | 2001-08-04 | 2003-02-20 | Beiersdorf Ag | Verwendung von Kombinationen von Füllstoffen und Latexpartikeln zur Verstärkung des Lichtschutzfaktors und/oder der UV-A-Schutzleistung kosmetischer oder dermatologischer Formulierungen |
FR2918269B1 (fr) * | 2007-07-06 | 2016-11-25 | Oreal | Composition de protection solaire contenant l'association d'un polymere semi-cristallin et de particules de latex creuses. |
EP2416754A4 (en) * | 2009-04-10 | 2015-04-15 | Oréal L | UV PROTECTIVE COMPOSITION AND METHODS OF USE |
EP2402390A1 (en) * | 2010-06-30 | 2012-01-04 | Basf Se | Particles with a hindered amine light stabilizer and a microporous organic polymer |
WO2019182714A1 (en) * | 2018-03-21 | 2019-09-26 | Dow Global Technologies Llc | Compositions containing latex particles and ir actives |
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---|---|---|---|---|
LU85746A1 (fr) * | 1985-01-28 | 1986-08-04 | Oreal | Composition cosmetique filtrante contenant un filtre uv associe a un polymere obtenu par polymerisation sequentielle en emulsion et son utilisation pour la protection de l'epiderme humain contre les radiations ultraviolettes |
EP0277211B1 (en) * | 1986-08-15 | 1994-06-01 | Advanced Polymer Systems, Inc. | Polymeric carrier compositions and methods for their preparation and use |
CA1298013C (en) * | 1986-11-06 | 1992-03-24 | Martin Vogel | Process for preparing core-shell particle dispersions |
FR2646346B1 (fr) * | 1989-04-26 | 1994-08-12 | Thorel Jean | Composition pour le depot topique d'un film continu permeable et reflechissant la lumiere |
FR2681248B1 (fr) * | 1991-09-13 | 1995-04-28 | Oreal | Composition pour un traitement cosmetique et/ou pharmaceutique de longue duree des couches superieures de l'epiderme par une application topique sur la peau. |
-
1995
- 1995-02-15 EP EP95300967A patent/EP0669124A1/en not_active Withdrawn
- 1995-02-20 AU AU12357/95A patent/AU706319B2/en not_active Ceased
- 1995-02-21 CA CA002143014A patent/CA2143014A1/en not_active Abandoned
- 1995-02-24 ZA ZA951565A patent/ZA951565B/xx unknown
- 1995-02-27 JP JP7061521A patent/JPH07258058A/ja not_active Withdrawn
- 1995-02-28 CN CN95100452A patent/CN1111504A/zh active Pending
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JP2012122074A (ja) * | 1999-10-14 | 2012-06-28 | Rohm & Haas Co | 紫外線吸収組成物の調製法 |
JP2009299059A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Rohm & Haas Co | 紫外線吸収剤を含む粒子 |
JP2020528434A (ja) * | 2017-07-28 | 2020-09-24 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | アルコールベースの日焼け止め製剤で使用するためのspf増強剤 |
JP2020528410A (ja) * | 2017-07-28 | 2020-09-24 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | サンケア組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2143014A1 (en) | 1995-08-29 |
AU706319B2 (en) | 1999-06-17 |
AU1235795A (en) | 1995-09-07 |
EP0669124A1 (en) | 1995-08-30 |
ZA951565B (en) | 1995-08-28 |
CN1111504A (zh) | 1995-11-15 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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