JPH07257934A - ガラス成型品の冷却装置 - Google Patents

ガラス成型品の冷却装置

Info

Publication number
JPH07257934A
JPH07257934A JP5197594A JP5197594A JPH07257934A JP H07257934 A JPH07257934 A JP H07257934A JP 5197594 A JP5197594 A JP 5197594A JP 5197594 A JP5197594 A JP 5197594A JP H07257934 A JPH07257934 A JP H07257934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
glass
air
opening
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5197594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Ito
肇 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP5197594A priority Critical patent/JPH07257934A/ja
Publication of JPH07257934A publication Critical patent/JPH07257934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/12Cooling, heating, or insulating the plunger, the mould, or the glass-pressing machine; cooling or heating of the glass in the mould
    • C03B11/125Cooling
    • C03B11/127Cooling of hollow or semi-hollow articles or their moulds

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】プレス成型後の冷却ポジションにおいて冷却空
気の圧力分布ムラによって生じるガラスの変形を防止す
る。 【構成】冷却管4の下端には、接合部材8を介して整流
管部の筒形状部材9が取り付けられている。筒形状部材
9の断面形状はガラス成型品1の上部開口部の内断面形
状に略相似であり、僅かに小さい断面形状をもつ。筒形
状部材9の長さは50mm以上とされ、空気流の整流作
用を有効に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TVブラウン管等用の
パネル、ファンネル等のガラス物品の押圧成形後の冷却
に係り、特に冷却時のガラス変形防止に優れたガラス成
型品の冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高温の溶融ガラス(ゴブ)を押圧
成型して製造されるガラス成型品が、押型(プランジャ
ー)の成型ポジションから冷却ポジションに搬送される
場合、成型後間もないガラス成型品の温度が高温である
ために、特公昭55−18665号公報などにより提案
されているように、上下往復運動駆動機構によって設置
・離脱できるようにした冷却管の下端にじゃま部材を設
け、空気圧による加圧を兼ねた冷却及び成型を行ってい
る(図3)。
【0003】図3及び図4は、前記冷却装置の従来例の
基本構成を示している。また図5は冷却装置の従来の冷
却空気噴出時の気流分布を縦方向断面図で示している。
図5に見られるように、冷却管から噴出した空気は押型
成型したガラス部を周辺方向に向かって流れ、じゃま板
とガラス部の間の隙間から外部へ流出する。その際、冷
却管を噴出した空気はガラス部とじゃま板との間で循環
流を生じ、冷却管より外側のガラス部表面上に比較的強
い流れが発生する。その結果ガラス部表面上に空気流に
よる圧力分布が、図7の従来例に示されるように発生す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、生産性向上の
ために押型による成型時間を短縮すると、押型によるガ
ラス成型品の冷却量が低下し、以降の冷却ポジションに
おいて冷却空気の圧力分布の影響によってガラスの変形
がおこりやすくなる。従来例では、図7に示すようにガ
ラス表面上に圧力ムラが発生するために、図8に示すよ
うにガラス部に変形が生じる。成型時間が短いガラス成
型品ではこの現象が顕著に現れ、製品品質上の問題とな
るため、生産性向上の阻害要因となるといった欠点があ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決すべくなされたものであり、押型によって成型さ
れた後の金型内のガラス成型品を上方より冷却用空気を
吹きつけて冷却する冷却装置であって、前記冷却装置は
上下方向に往復駆動されることにより送風口が設置及び
離脱できるようにされた冷却管を備え、前記送風口はガ
ラス成型品の開口部より小さくかつ前記開口部に略相似
的な開口形状を有し、前記冷却管の中途から送風口にわ
たって送風口の開口形状とほぼ同一の断面形状を有する
整流管部を有することを特徴とするガラス成型品の冷却
装置を提供する。
【0006】また本発明において、前記整流管部の長さ
が50mm以上とされていることが好ましい。前記整流
管部の長さは、冷却用空気の圧力分布ムラの解消という
点では特に上限はないが、他の装置との設置位置の関係
上100〜200mm程度を上限とするのがよい。
【0007】また、前記整流管部の形状としては、送風
口から冷却管の中央部へ向かって断面が小さくなるよう
な形状とされていてもよい。その場合、整流管部の側壁
の傾斜角は、冷却用空気の圧力分布ムラを解消させる効
果を維持するために30°以下とするのがよい。また、
送風口から垂直に立ち上がり途中から冷却管の中央部へ
向かって断面が小さくなるような形状、送風口からすぐ
に傾斜し冷却管長手方向に対して垂直に延びた接合部材
に接合されたような形状(皿を逆さにした形状)として
もよい。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例に従って説明する。図
1は本発明の基本的構成を示したものである。この形式
の装置は、ガラスの押型成型(プランジャーによるプレ
ス成型)法によってテレビジョン受像管(ブラウン管)
のためのフェースプレート(パネル)を製造するために
使用される。
【0009】図1で1は押型成型されたガラス成型品で
あり、上部開放型の金型2内に収容されている。金型2
は移動可能なテーブル3に担持されており、これととも
に搬送運動される。テーブル3は移動可能なパレットな
どに変更することが可能である。金型2は所定のゴブ供
給位置で溶融ガラス(ゴブ)を供給され、プレス成型後
図1に示すような冷却ポジションに移動する。冷却ポジ
ションにおいては、ガラス成型品1に空気等の気体冷却
媒体を吹きつけることによって残留熱の除去及びガラス
成型品の完全な凝固を行う。
【0010】公知のこれまでに使用されているガラス成
型装置では、冷却空気は送風装置から冷却管4に導入さ
れる。冷却管4は片持支持ビーム5を介して滑動板6と
接合している。この滑動板6は、空気シリンダ等の往復
駆動機構により支持コラム7に沿って上下に往復運動で
きる。金型2が冷却ポジションへ移動する時あるいは冷
却ポジションから他のポジションへ移動する際は、滑動
板6が往復駆動機構により上方に引き上げられて冷却管
4の送風口が離脱し、金型移動時の干渉を防いでいる。
【0011】冷却管4の下端には、接合部材8を介し
て、整流管部としての筒形状部材9が取り付けられてい
る。筒形状部材9の断面形状はガラス成型品1の上部開
口部の内断面形状より僅かに小さい断面形状あるいは前
記内断面形状にほぼ同一の長方形等の略相似形状をも
つ。
【0012】接合部材8は、冷却管4及び筒形状部材9
とを、溶接等の手段により気密接合をなして接続してい
る。冷却管4から噴出された空気等の冷却媒体はすべて
筒形状部材9を通ってガラス成型品1に向って流出す
る。筒形状部材9の長さは50mm以上の範囲とし、後
述するように空気流の整流作用を有効に行う。
【0013】筒形状部材9の下端は開口端となって送風
口になっており、さらにつば部材10が接合されてい
る。つば部材10は、ガラス成型品1の上部開口部の内
断面形状より僅かに小さく、かつ筒形状部材9の外形形
状より僅かに大きい外形形状を有している。つば部材1
0とガラス成型品1との隙間から冷却空気が排出される
ことになる。つば部材10とガラス成型品1との間に
は、5〜20mmの間隙が存在する。図2は筒形状部材
9、つば部材10及びガラス成型品1との水平面におけ
る位置関係を示したものであり、図1のA−B線断面図
とA1−B1線断面図である。
【0014】筒形状部材9の断面形状によっては、つば
部材10は省略することができる。すなわち、筒形状部
材9の断面形状がつば部材10の外形形状と等しく、ガ
ラス成型品1の上部開口部の内断面形状より僅かに小さ
い場合はつば部材10は不要となる。ここで、つば部材
10はガラス成型品1の上部開口部の内断面形状により
相似的な形状であり、送風口は比較的矩形状に近い形状
であるためである。
【0015】本発明において、図1の筒形状部材9(整
流管部)を冷却管4の先端に設けることにより、従来問
題であった冷却空気の圧力ムラを大幅に低減し、成型速
度の上昇によって冷却が不十分なガラスの変形を抑制で
きることが確認された。
【0016】図6は、本発明における冷却空気噴出時の
気流分布を縦方向断面図で示す。従来例における気流分
布(図5)と比べると、従来例においてはじゃま板とガ
ラス面との間の空間に存在した循環流が上下方向に圧迫
されており、その結果として循環部下部にあたるガラス
面上に比較的強い流れが局所的に発生している。それに
対し本発明では、筒形状部材を設けることによって循環
流が筒形状部材内に拡大し、真円形状に近くなる。した
がってガラス面上の流れについても、従来例で見られた
ような流れの圧迫による強い流れが見られず一様に近く
なっている。
【0017】その結果として、ガラス面上に冷却空気に
よって発生する圧力分布が一様に近づいている。図7
は、ガラス面上に発生する圧力分布をガラス中央から周
辺にかけての位置を横軸に、ガラス中央部圧力からの圧
力降下分を縦軸にとった図であり、従来例、筒形状部材
の長さを50mmにとった場合、100mmにとった場
合の結果を併記している。
【0018】いずれの場合においても、ガラス部中央か
らの圧力降下は同じような位置に極大値、極小値をもっ
ているが、極大値と極小値との差が従来例に比べ50m
mでは約半分、100mmでは約1/4となっているこ
とがわかる。したがって、ガラス変形の要因と考えられ
る圧力分布のムラが本発明において大幅に低減されてい
ることが判明した。図7においてB/Rとあるのは、T
Vブラウン管用パネル内面のブレンドRを示すものであ
り、ブレンドRとはそれぞれ異なる曲率をもつパネルフ
ェース内面と側壁部(スカート)とが交わる部分であ
る。
【0019】さらに図8は従来例におけるガラス成型品
(TVブラウン管用パネル)の内面形状データ、図9は
本発明を用いた場合のガラス成型品(TVブラウン管用
パネル)の内面形状データである。図8、9において、
曲線は成型されたパネルの内面形状を逆さにしてみたも
のであり、横軸はパネル中央からの水平距離(単位m
m)、縦軸は設計値からの寸法のずれ(単位mm)を示
す。両者を比較すると、従来例ではガラス面上に凸凹状
の変形が見られるのに対し、本発明においては認識不可
能な程度にほぼ変形が消滅するという極めて優れた結果
が得られた。
【0020】
【発明の効果】本発明は、ガラス成型品の成型後の冷却
用空気吹きつけによる冷却時に、ガラス面上の圧力分布
を均一化でき、ガラス成型品の変形をほとんど消滅させ
ることができるという優れた効果を有する。またそれに
したがい製品品質の向上、成型時間の短縮化、生産速度
・生産性の向上のような優れた効果をも達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、冷却装置の一部切り欠
き側面図。
【図2】図1のA−B線位置及びA1−B1線位置にお
ける水平断面図。
【図3】従来例の一部切り欠き側面図。
【図4】従来例のC−C1線位置における水平断面図。
【図5】従来例の冷却空気噴出時の気流分布を示す断面
図。
【図6】本発明の冷却空気噴出時の気流分布を示す断面
図。
【図7】本発明及び従来例の冷却空気噴出時のガラス面
上の空気圧力分布を示すグラフ。
【図8】従来のガラス製品の内面形状を示すグラフ。
【図9】本発明のガラス製品の内面形状を示すグラフ。
【符号の説明】
1:ガラス成型品 2:金型 3:テーブル 4:冷却管 5:片持支持ビーム 6:滑動板 7:支持コラム 8:接合部材 9:筒形状部材 10:つば部材 11:じゃま板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押型によって成型された後の金型内のガラ
    ス成型品を上方より冷却用空気を吹きつけて冷却する冷
    却装置であって、前記冷却装置は上下方向に往復駆動さ
    れることにより送風口が設置及び離脱できるようにされ
    た冷却管を備え、前記送風口はガラス成型品の開口部よ
    り小さくかつ前記開口部に略相似的な開口形状を有し、
    前記冷却管の中途から送風口にわたって送風口の開口形
    状とほぼ同一の断面形状を有する整流管部を有すること
    を特徴とするガラス成型品の冷却装置。
  2. 【請求項2】前記整流管部の長さが50mm以上とされ
    ている請求項1記載のガラス成型品の冷却装置。
JP5197594A 1994-03-23 1994-03-23 ガラス成型品の冷却装置 Pending JPH07257934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5197594A JPH07257934A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 ガラス成型品の冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5197594A JPH07257934A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 ガラス成型品の冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07257934A true JPH07257934A (ja) 1995-10-09

Family

ID=12901875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5197594A Pending JPH07257934A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 ガラス成型品の冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07257934A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100414176B1 (ko) * 1999-11-30 2004-01-13 한국전기초자 주식회사 쉘몰드용 냉각장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100414176B1 (ko) * 1999-11-30 2004-01-13 한국전기초자 주식회사 쉘몰드용 냉각장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07257934A (ja) ガラス成型品の冷却装置
JPH09309734A (ja) ガラス製品の成型方法及びその装置
KR100756534B1 (ko) 음극선관 유리 성형용 하부금형
KR100438411B1 (ko) 음극선관용 플랫패널 성형장치 및 이를 이용하여 성형된음극선관용 플랫패널
KR100432767B1 (ko) 음극선관용 플랫패널 성형장치
KR100432769B1 (ko) 음극선관용 플랫패널 성형장치 및 이를 이용하여 성형된음극선관용 플랫패널
KR20030089184A (ko) 음극선관용 펀넬 냉각장치
KR100432766B1 (ko) 음극선관용 플랫패널 성형장치 및 이를 이용하여 성형된음극선관용 플랫패널
JPH09301721A (ja) ガラス成形体の冷却方法および装置
EP4215339A1 (en) Heat treatment device for pet bottle preform having handle
KR100355539B1 (ko) 유리제품프레스성형설비용냉각장치
JP2002068759A (ja) 陰極線管用ガラスパネルの冷却方法及び装置
JPH09315829A (ja) ガラス成形体の冷却方法および装置
KR100404664B1 (ko) 음극선관용 펀넬성형장치
JPH1045417A (ja) 中空ガラス成形体の冷却方法
JP2908753B2 (ja) 光学素子の成形装置
KR200178263Y1 (ko) 하부몰드용 냉각장치
KR100432768B1 (ko) 음극선관용 플랫패널 성형장치 및 이를 이용하여 성형된음극선관용 플랫패널
KR20030018771A (ko) 음극선관용 판넬 냉각장치
JP2004231487A (ja) ガラス成型用底型の冷却装置及びこれを用いたガラス成型装置
KR200256587Y1 (ko) 음극선관용 패널 성형장치
KR100518651B1 (ko) 음극선관용 유리 성형몰드 냉각장치의 페데스털 레그 구조
JP2947321B2 (ja) 発泡模型の成型機
JPH0718732Y2 (ja) 光学素子の成形装置
JP2001130919A (ja) ガラス成形品の冷却方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

A521 Written amendment

Effective date: 20041115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070313