JPH07257698A - 給油装置 - Google Patents

給油装置

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Publication number
JPH07257698A
JPH07257698A JP4755194A JP4755194A JPH07257698A JP H07257698 A JPH07257698 A JP H07257698A JP 4755194 A JP4755194 A JP 4755194A JP 4755194 A JP4755194 A JP 4755194A JP H07257698 A JPH07257698 A JP H07257698A
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JP
Japan
Prior art keywords
refueling
oil
abnormality
abnormality flag
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP4755194A
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English (en)
Inventor
Takeomi Yoshida
烈臣 吉田
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はメンテナンス員が給油所に到着後バ
ックアップ用記憶装置に記憶された異常データを見るこ
とにより直ちに修理を行えるよう構成した給油装置を提
供することを目的とする。 【構成】 給油装置1の制御回路13は、各プログラム
を実行するCPU14と、RAM15と、ROM16
と、パラレルI/Oインタフェイス17と、バックアッ
プ用記憶装置18と、バックアップ用記憶装置18を駆
動するバッテリ19と、シリアルI/Oインタフェイス
20と、よりなる。RAM15には、プリセット給油の
有無や給油量及び給油金額等の各種データが随時記憶さ
れる。又、ROM16には、給油処理を実行する際、各
機器が動作する度に各機器が異常に動作したか否かを判
定する自己診断処理プログラムが記憶されている。バッ
クアップ用記憶装置18は、自己診断処理により異常発
生が確認された際の異常内容に応じた異常フラグを記憶
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給油所等で車両に燃料
を供給する給油装置に係り、給油作業の都度、給油装置
を構成する各機器が正常に動作しているか否かを確認す
る異常判定機能を備え、異常があった場合にはその情報
を蓄積しておく機能を設けた給油装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給油所等に設置されている給油装
置は、例えば、地下タンクから油液を汲み上げる送液手
段としてのポンプ、ポンプ駆動モータや、給油ノズルの
操作によって車両に給油した油液量を計測するための計
測手段としての流量計、流量パルス発信器といった各種
機器を備えている。
【0003】そして、上記のような給油装置の各機器が
故障した場合は、給油所ではメンテナンス会社に修理を
依頼し、この依頼を受けたメンテナンス会社のメンテナ
ンス員は、給油所に向かい現地で修理を行っていた。
【0004】その際、メンテナンス員は、給油装置の各
部を実際に動作させてその都度異常動作が発生しないか
否かを確認することにより、試行錯誤を繰り返しながら
故障箇所を発見・特定していた。
【0005】そして、その故障が給油装置の構成機器の
電気回路や電気系統の部品(ICやトランジスタ等)の
故障である場合は、給油装置の見かけ上の動作にその症
状が現れないので、特に故障箇所の発見・特定が難し
い。
【0006】そのため、給油装置に故障が生じた場合に
は、メンテナンス員はその故障箇所の特定・修理に熟練
を要するばかりか手間及び時間もかかり、この結果、給
油所に対しては、稼動効率の低下を来すことになる。
【0007】そこで、上記不具合を鑑み、本出願人は、
特開平3−85293号公報に記載したように、データ
伝送ラインを介して外部機器から自己診断コマンドを受
信することによって、制御回路は各機器を油液の実際の
取扱いを伴わない給油模擬動作させ、その際各機器が正
常に動作するかどうかを判定して、故障箇所の有無を自
己診断する給油装置を提案した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記公報の
給油装置では、各機器の診断時に油液の実際の取扱いを
伴わないので、油液の実際の取扱いを伴った場合にのみ
現れる異常や、常時定常的に現れず不定期的に現れる異
常の故障診断の特定に対しては、依然として熟練したメ
ンテナンス員により給油装置の各部を実際に動作させて
その都度異常動作が発生するか否かを確認することによ
り、試行錯誤を繰り返しながら故障箇所を発見・特定す
る作業に頼らねばならない。
【0009】そこで、本発明は、給油作業の都度、その
給油作業において各機器毎に異常が発生したか否かを判
定し、異常が生じた場合にはその情報を蓄積しておき、
メンテナンス員が点検、修理に立ち寄った際には、所定
操作によりその情報を確認できるようにしておくことに
より、故障箇所の特定が容易に行え、これに基づき修理
も迅速に行えることができる給油装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、給油ノズルを
有する給油ホースへ油液を送液する送液手段と、該送液
手段により給油される油液の給油量を計測する計測手段
と、該計測手段により計測された給油量に基づいて該送
液手段を制御する制御手段とを備えてなる給油装置にお
いて、前記制御手段により前記送液手段及び計測手段の
各機器が動作制御されているときに、一の機器が異常に
動作したか否かを判定する異常判定手段と、該異常判定
手段により異常が判定されたとき、その都度当該異常内
容を記憶する記憶手段と、を備えてなることを特徴とす
る。
【0011】
【作用】本発明は、制御手段により送液手段及び計測手
段の各機器の動作制御を実行する度に各機器が異常に動
作したか否かを判定し、異常が発見されたとき、その都
度当該異常内容を記憶手段に記憶させることにより、メ
ンテナンス員は記憶手段に記憶された異常内容をみて直
ちに修理作業を行うことができ、修理完了までの待ち時
間を短縮することが可能になる。
【0012】
【実施例】図1乃至図4に本発明になる給油装置の一実
施例を示す。
【0013】各図中、給油装置1は給油所の給油現場に
設置され、複数の給油系統(本実施例では、4系統)が
設けられている。装置本体2の前後面及び両側面には、
一端が各給油系統の給油ノズル3に接続された給油ホー
ス4が引き出されている。給油ノズル3は通常、装置本
体2の側面に設けられたノズル掛け5に掛止されてお
り、例えば顧客の自動車が給油所に到着すると、作業者
は給油ノズル3をノズル掛け5から外し自動車の燃料タ
ンクの給油口(図示せず)に挿入して給油を行う。
【0014】装置本体2内において、給油ホース4は他
端が各給油系統の給油管路6に接続されている。この給
油管路6は地下タンク(図示せず)まで延在して挿入さ
れており、その途中には給油ポンプ7,流量計8が配設
されている。又、装置本体2の前面には、給油量表示器
9が配設されている。
【0015】又、上記給油ノズル3の吐出パイプ3aに
は、燃料タンクの給油口(図示せず)に挿入されたと
き、燃料タンク内のベーパ(油蒸気)を吸引するための
ベーパ吸引チューブ10の一端が開口している。このベ
ーパ吸引チューブ10は、給油ホース4に沿って延在し
ており、他端が装置本体2の内部に引き込まれている。
そして、装置本体2の内部に延在するベーパ吸引チュー
ブ10の途中には、ベーパ(油蒸気)の濃度に応じた電
圧を出力する油種検知センサ11(図1中、隠れて見え
ない)が設けられている。
【0016】さらに、油種検知センサ11より上流側の
ベーパ吸引チューブ10には、ベーパを吸引又は排気す
るための吸排ポンプ12(図1中、隠れて見えない)が
配設されている。尚、吸排ポンプ12は、給油開始前に
燃料タンク内のベーパを吸引して油種検知センサ11に
供給し、油種検知終了後は排気動作を行って外気を油種
検知センサ11に送気し、油種検知センサ11の表面に
付着したベーパを除去するとともに、ベーパ吸引チュー
ブ10内に残留するベーパを給油ノズル3の吐出パイプ
3aより排気させる。
【0017】そして、上記ノズル掛け5のノズルスイッ
チ5a,給油ポンプ7のポンプモータ7a,流量計8の
流量パルス発信器8a,給油量表示器9,油種検知セン
サ11,吸排ポンプ12のポンプモータ12aは、制御
回路13に接続されている。
【0018】制御回路13は、各給油系統毎に設けら
れ、後述するように給油ノズル3がノズル掛け5より外
されてノズルスイッチ5aからの信号が入力されると、
まず、油種検知(本実施例では、ガソリンと軽油との判
別)を行い、燃料タンクと地下タンクとの油種が一致す
ると当該給油系統の給油ポンプ7のポンプモータ7aを
起動して地下タンク内の油液を汲み上げる。又、給油ノ
ズル3の操作レバーが操作されると、燃料タンクへの給
油が開始され、流量計8の流量パルス発信器8aから流
量パルスが制御回路13に出力される。
【0019】そして、制御回路13は、流量パルス発信
器8aから出力された流量パルスを積算して給油量表示
器9に給油量を表示させる。又、制御回路13は、後述
するように給油処理を実行する際、各機器が動作する度
に各機器が異常に動作したか否かを判定する異常判定処
理を実行する。
【0020】図2に示すように、制御回路13は、各プ
ログラムを実行するCPU14と、RAM15と、RO
M16と、パラレルI/Oインタフェイス17と、記憶
手段としてのバックアップ用記憶装置18と、バックア
ップ用記憶装置18を駆動するバッテリ19と、シリア
ルI/Oインタフェイス20と、よりなる。
【0021】RAM15には、プリセット給油の有無や
給油量及び給油金額等の各種データが随時記憶される。
又、ROM16には、給油処理を実行する際、各機器が
動作する度に各機器が異常に動作したか否かを判定する
異常判定処理プログラム(異常判定手段)が記憶されて
いる。
【0022】パラレルI/Oインタフェイス17には、
ノズルスイッチ5a,流量計8の流量パルス発信器8
a,給油ポンプ7のポンプモータ7a,電源21,油種
検知センサ11,吸排ポンプ12のポンプモータ12a
が接続されており、各機器との信号の授受を行う。又、
シリアルI/Oインタフェイス20には、給油所の給油
状況を管理するPOS端末機21及び給油単価やプリセ
ット給油等を設定するマルチ設定器22と接続されてい
る。
【0023】バックアップ用記憶装置18は、例えばI
Cカードあるいは磁気ディスク装置等よりなり、後述す
るように異常判定処理により異常発生が確認された際の
異常内容に応じた異常フラグを記憶する。尚、本実施例
では、異常判定処理により判定された異常フラグは、一
旦RAM15に記憶され、その後異常チェック割り込み
処理によりバックアップ用記憶装置18に転送されて記
憶される。
【0024】又、バックアップ用記憶装置18は、制御
回路13を駆動するための電源21とは別に設けられた
バッテリ19により駆動されるため、例えば非営業時に
給油装置1自体のメイン電源が断たれたときは勿論、電
源21に異常があった場合でも、記録又は再生動作が可
能となっている。
【0025】さらに、バックアップ用記憶装置18に
は、外部機器との接続を行うコネクタ23がリード線2
4を介して設けられている。このコネクタ20は、通常
装置本体2の収納部25に収納されており、使用すると
きのみ、収納部25の蓋25aを外して外部に引き出さ
れるようになっている。尚、リード線24は、収納部2
5からかなり引き出せるように、例えば1m以上の長さ
を有している。
【0026】従って、メンテナンス員が上記構成とされ
た給油装置1の修理作業を行う場合、メンテナンス員
は、先ず収納部25の蓋25aを外してコネクタ20を
収納部25から引き出す。そして、コネクタ20を携帯
用の異常データ読み取り機26に接続させる。
【0027】この異常データ読み取り機26は、操作を
行うためのキーボード26aと、異常データを表示する
液晶ディスプレイ26bとを有しており、例えばラップ
トップ形あるいはノート形と呼ばれるパーソナルコンピ
ュータよりなる。従って、異常データ読み取り機26
は、コネクタ20が接続されると、バックアップ用記憶
装置18に記憶された異常フラグを読み込み、液晶ディ
スプレイ26bに当該異常フラグ及びその異常内容を表
示する。
【0028】よって、メンテナンス員は、異常データ読
み取り機26の液晶ディスプレイ26bに表示された異
常内容を見ることにより、故障箇所が即座に分かり、修
理箇所を判定する作業が不要になり、迷うこと無く速や
かに修理を開始できる。従って、メンテナンス員は、給
油所に到着後、直ちに修理作業に入り、その分修理時間
を短縮して給油装置1の給油再開を早めて稼動効率の低
下をできるだけ減少させることが可能になる。
【0029】ここで、CPU14が実行する処理につき
説明する。
【0030】図3乃至図7はCPU14が実行するメイ
ンフローチャートである。図3中、ステップS1で電源
スイッチ(図示せず)がオンにされると、メイン電源オ
ンにする。
【0031】次のS2では、電源がオンになった否かを
電源スイッチ投入後、所定時間内に所定電圧を出力して
いるか否かによりチェックする。S2において、電源が
オンにならなかったとき、S3に進み、電源オン異常フ
ラグをセットする。このとき、このS1のチェック及び
S2の電源オン異常フラグのセットは、バッテリ19に
よりCPU14が駆動されて行われ、S2で電源オン異
常フラグがセットされたときには、後述する異常チェッ
クタイマ割り込みが1度終了した後にCPU14の駆動
を停止させる。
【0032】又、S2において、電源がオンになったと
き、S4に進み、POS端末器(図示せず)に当該給油
装置で給油をすることができることを知らせるため、給
油命令を出力する。
【0033】次のS5では、POS端末器(図示せず)
に給油命令が出力されたか否かをPOS端末器からの返
信信号があったか否かでチェックする。S5において、
POS端末器(図示せず)に給油命令が出力されなかっ
たとき、S6に進み、POS異常フラグをセットする。
又、S5において、POS端末器(図示せず)に給油命
令が出力されたとき、またはS6でPOS異常フラグが
セットされると、S7に進み、マルチ設定器22により
設定された作業内容をマルチ設定器22内のバッファメ
モリから読み込みRAM12に登録する。
【0034】次のS8では、マルチ設定器22により設
定された作業内容が読み込まれたか否かをRAM12の
作業内容領域にデータが登録されているか否かでチェッ
クする。S8において、マルチ設定器22により設定さ
れた作業内容がRAM12の作業内容領域に登録されて
いないとき、S9に進み、マルチ設定器異常フラグをセ
ットする。又、S8において、マルチ設定器22により
設定された作業内容がRAM12に登録されていると
き、またはS9でマルチ設定器異常フラグがセットされ
ると、S10に進み、給油ノズル3がノズル掛け5から
外されると、ノズルスイッチ5aをオンにする。
【0035】次のS11では、ノズルスイッチ5aがオ
ンになったか否かをマルチ設定器22の作業内容が設定
された後、所定時間内にオンになったか否かでチェック
する。S11において、ノズルスイッチ5aがオンにな
らなかったとき、S12に進み、ノズルスイッチ異常フ
ラグをセットする。
【0036】又、S11において、ノズルスイッチ5a
がオンになったとき、またはS12でノズルスイッチ異
常フラグがセットされても、所定操作によりノズルスイ
ッチ5aのオンと同等な信号を出力させたときには、図
4のS13に進み、燃料タンクの給油口(図示せず)に
挿入された給油ノズル3から燃料タンク内のベーパ(油
蒸気)が吸引されて油種検知センサ(図示せず)に供給
されると、油種検知センサの出力値を読み取る。
【0037】次のS14では、読み取られた油種検知セ
ンサの出力値に油種の特定が可能か否かをチェックす
る。S14において、油種検知センサの出力値により油
種の特定が不可能なとき、S15に進み、油種検知セン
サ異常フラグをセットする。又、S14において、油種
検知センサの出力値により油種が特定できたとき、また
はS15で油種検知センサ異常フラグがセットされる
と、S16に進み、油種が一致したことを条件にポンプ
モータ7aを起動させる。
【0038】次のS17では、ポンプモータ7aが起動
したか否かをチェックする。S17において、ポンプモ
ータ7aが起動せず流量計8の流量パルス発信器8aか
ら流量パルスが出力されなかったとき、S18に進み、
ポンプモータ異常フラグをセットする。又、S17にお
いて、ポンプモータ7aが起動しなかったとき、または
S18でポンプモータ異常フラグがセットされると、S
19に進み、プリセット給油がセットされたかどうかを
RAM12内の作業内容でチェックする。
【0039】S19において、プリセット給油がセット
されなかった場合、満タン給油となり、S20に進み、
流量計8の流量パルス発信器8aから出力された流量パ
ルスを積算し、給油された給油量を演算する。
【0040】次のS21では、流量計8が正常に起動し
たか否かをポンプモータ7aの起動後所定時間内に流量
パルス発信器8aから流量パルスが出力されたか否かに
よりチェックする。S21において、流量パルス発信器
8aから流量パルスが出力されなかったとき、S22に
進み、流量計異常フラグをセットする。又、S22にお
いて、流量パルスが出力されたとき、またはS22で流
量計異常フラグがセットされると、図5のS23に進
み、給油量表示器9に給油量が表示されたかどうかをチ
ェックする。
【0041】次のS24では、給油量表示器9に給油量
が表示されたか否かを給油量表示器9に給油量データが
出力されているか否かによりチェックする。S24にお
いて、給油量表示器9に給油量が表示されなかったと
き、S25に進み、表示器異常フラグをセットする。
又、S24において、給油量表示器9に給油量が表示さ
れたとき、またはS24で表示器異常フラグがセットさ
れると、S26に進み、給油ノズル3が給油口での液面
検知により自動的に閉弁すると自動満タン給油を終了さ
せる。
【0042】次のS27では、満タン給油が正常に終了
したか否かを流量パルス発信器8aから流量パルスが出
力されたか否かによりチェックする。S27において、
満タン給油が終了しても給油ノズル3が閉弁しないとき
には、流量パルスが出力され続け、異常が判定されるの
で、S28に進み、満タン給油異常フラグをセットす
る。又、S27において、満タン給油が正常に終了した
とき、またはS28で満タン給油異常フラグがセットさ
れると、S29に進み、給油ノズル3がノズル掛け5に
戻されるとノズルスイッチ5aがオフになる。
【0043】次のS30では、ノズルスイッチ5aがオ
フになったか否かを最後に流量パルスが出力された後、
所定時間内にオフになったか否かによりチェックする。
S30において、ノズルスイッチ5aがオフにならない
とき、S31に進み、ノズルスイッチ異常フラグをセッ
トする。又、S30において、ノズルスイッチ5aがオ
フになったとき、またはS31でノズルスイッチ異常フ
ラグがセットされると、S32に進み、ベーパ吸排ポン
プ(図示せず)を排気動作させて油種検知のため吸引し
たベーパを油種検知センサ及びベーパ吸引チューブ(共
に図示せず)のベーパを排出する。
【0044】次のS33では、ベーパ吸排ポンプが正常
にクリーニング作動したか否かをノズルスイッチ5aが
オフになった後、所定時間を過ぎてもベーパ吸排ポンプ
が作動しているか否かによりチェックする。S33にお
いて、ベーパ吸排ポンプが正常にクリーニング作動しな
いとき、S34に進み、ベーパ吸排ポンプ異常フラグを
セットする。又、S33において、ベーパ吸排ポンプが
正常に作動したとき、またはS33でベーパ吸排ポンプ
異常フラグがセットされると、図6のS35に進み、P
OS端末機18へ給油データを転送する。
【0045】次のS36では、給油データが正常に転送
されたか否かをPOS端末機18からの返信信号があっ
たか否かによりチェックする。S36において、給油デ
ータが正常に転送されなかったとき、S37に進み、デ
ータ転送異常フラグをセットする。又、S36におい
て、給油データが正常に転送されたとき、またはS37
でデータ転送異常フラグがセットされると、S38に進
み、メイン電源をオフにする。
【0046】次のS39では、電源21がオフなったか
否かを電源スイッチのオフ後、所定時間を過ぎても所定
電圧が出力され続けているか否かによりチェックする。
S39において、電源21がオフにならないとき、S4
0に進み、電源オフ異常フラグをセットする。又、S3
9において、メイン電源がオフになったとき、一連の処
理を終了する。
【0047】又、S19において、プリセット給油がセ
ットされたときは、プリセット給油を行うため、図7の
S41に進み、流量計8の流量パルス発信器8aから出
力された流量パルスを積算し、給油された給油量を演算
する。
【0048】次のS42では、流量計8が正常に起動し
たか否かをポンプモータ7aの起動後所定時間内に流量
パルス発信器8aから流量パルスが出力されたか否かに
よりチェックする。S42において、流量パルス発信器
8aから流量パルスが出力されなかったとき、S43に
進み、流量計異常フラグをセットする。又、S42にお
いて、流量パルスが出力されたとき、またはS43で流
量計異常フラグがセットされると、S44に進み、給油
量表示器9に給油量が表示されたかどうかをチェックす
る。
【0049】次のS45では、給油量表示器9に給油量
が表示されたか否かを給油量表示器9に給油量データが
出力されているか否かによりチェックする。S45にお
いて、給油量表示器9に給油量が表示されなかったと
き、S46に進み、表示器異常フラグをセットする。
又、S45において、給油量表示器9に給油量が表示さ
れたとき、またはS46で表示器異常フラグがセットさ
れると、S47に進み、積算された給油量がプリセット
値になるとプリセット給油を終了させる。
【0050】次のS48では、プリセット給油が正常に
終了したか否かをプリセット値になり、ポンプモータ停
止信号を出力しても流量パルスが出力されているか否か
によりチェックする。S48において、プリセット給油
が終了してもポンプモータ7aが停止しないとき、S4
9に進み、プリセット給油異常フラグをセットする。
又、S48において、ポンプモータ7aが正常に停止し
たとき、またはS49でプリセット給油異常フラグがセ
ットされると、前述したS29に進み、S29〜S40
の処理を実行する。
【0051】図8はCPU14が予めセットされた所定
時間毎に実行する異常チェックの割り込み処理のフロー
チャートである。
【0052】同図中、CPU14は、タイマに設定され
た所定時間が経過すると、S51に移行する。そして、
S51において、RAM15に異常フラグが記憶されて
いるとき、S52に進み、RAM15に記憶された異常
フラグをバックアップ用記憶装置18に転送して記憶さ
せる。
【0053】次のS53では、バックアップ用記憶装置
18に転送した異常フラグをRAM15から消去する。
しかし、S51において、RAM15に異常フラグが記
憶されていないときは、そのまま異常チェックの割り込
み処理を終了する。
【0054】図9は各異常フラグを示す。同図中、異常
フラグはFA〜FZに分類され、さらに各異常フラグF
A〜FZは各項目毎に異常項目フラグF1〜Fnに分類
される。
【0055】本実施例では、例えば異常フラグFAが通
信エラーフラグ、異常フラグFBがマルチ設定器通信エ
ラーフラグ、異常フラグFCが油種検知エラーフラグ、
異常フラグFDが自動満タンエラーフラグとして予め登
録されている。そして、各異常フラグFA〜FZ毎にパ
リティエラー、タイミングエラー、リトライエラーが異
常項目フラグF1〜F3,F4〜F6,F7〜F9…F
n-2〜Fnとして登録されている。
【0056】従って、異常データ読み取り機26にコネ
クタ23を接続してバックアップ用記憶装置18に記憶
された各機器の異常フラグFA〜FZ及び各機器の故障
箇所の異常項目フラグF1〜Fnを読み込み、液晶ディ
スプレイ26bに当該異常フラグFA〜FZ、及び異常
項目フラグF1〜Fn、及びその異常内容を表示するこ
とにより、メンテナンス員は、どの機器が故障している
か、又、その機器のどの箇所が故障しているのかが即座
に分かる。
【0057】よって、メンテナンス員は、給油所に到着
後、直ちに故障機器の修理作業を行うことができる。
【0058】尚、上記実施例では、地上設置型の給油装
置を一例として挙げたが、これに限らず、給油ホースが
天井から吊下される懸垂式給油装置にも適用することが
できるのは勿論である。
【0059】又、上記実施例の異常フラグを有する機器
以外にも、他の機器の異常フラグを設定し、その異常フ
ラグをバックアップ用記憶装置18に記憶させるように
しても良いのは勿論である。上記実施例の機器以外の機
器としては、例えば音声によるサービスを行う音声機
器、あるいは車両が給油装置の前に到着したことを検出
する車両検知機器、あるいは無線によりプリセット給油
等を設定するリモコン設定器等がある。
【0060】
【発明の効果】上述の如く、本発明になる給油装置は、
制御手段により送液手段及び計測手段の各機器の動作制
御を実行する度に各機器が異常に動作したか否かを判定
し、異常が発見されたとき、その都度当該異常内容を記
憶手段に記憶させるため、メンテナンス員は記憶手段に
記憶された異常内容をみることにより、故障箇所が即座
に分かり、修理箇所を判定する作業が不要になり、速や
かに修理を開始できる。従って、メンテナンス員は、給
油所に到着後、直ちに修理作業に入り、その分修理時間
を短縮して修理完了までの待ち時間を短縮することがで
きるとともに、稼動効率の低下をできるだけ減少させる
ことができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油装置の一実施例の概略構成図
である。
【図2】制御回路にブロック図である。
【図3】制御回路のCPUが実行する処理のフローチャ
ートである。
【図4】図3の処理に続いて実行される処理のフローチ
ャートである。
【図5】図4の処理に続いて実行される処理のフローチ
ャートである。
【図6】図5の処理に続いて実行される処理のフローチ
ャートである。
【図7】プリセット給油を行う場合の処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図8】異常チェックのタイマ割り込み処理のフローチ
ャートである。
【図9】異常フラグ及び異常項目フラグを説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 給油装置 2 装置本体 3 給油ノズル 4 給油ホース 5 ノズル掛け 7 給油ポンプ 8 流量計 10 ベーパ吸引チューブ 11 油種検知センサ 12 吸排ポンプ 13 制御回路 14 CPU 15 RAM 18 バックアップ用記憶装置 21 POS端末器 22 マルチ設定器 23 コネクタ 26 異常データ読み取り機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給油ノズルを有する給油ホースへ油液を
    送液する送液手段と、該送液手段により給油される油液
    の給油量を計測する計測手段と、該計測手段により計測
    された給油量に基づいて該送液手段を制御する制御手段
    とを備えてなる給油装置において、 前記制御手段により前記送液手段及び計測手段の各機器
    が動作制御されているときに、一の機器が異常に動作し
    たか否かを判定する異常判定手段と、 該異常判定手段により異常が判定されたとき、その都度
    当該異常内容を記憶する記憶手段と、 を備えてなることを特徴とする給油装置。
JP4755194A 1994-03-17 1994-03-17 給油装置 Pending JPH07257698A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000264398A (ja) * 1999-03-15 2000-09-26 Tatsuno Corp 給油装置の遠隔保守システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000264398A (ja) * 1999-03-15 2000-09-26 Tatsuno Corp 給油装置の遠隔保守システム

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