JPH0725763Y2 - 光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置 - Google Patents

光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置

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JPH0725763Y2
JPH0725763Y2 JP6403590U JP6403590U JPH0725763Y2 JP H0725763 Y2 JPH0725763 Y2 JP H0725763Y2 JP 6403590 U JP6403590 U JP 6403590U JP 6403590 U JP6403590 U JP 6403590U JP H0725763 Y2 JPH0725763 Y2 JP H0725763Y2
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JP
Japan
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heater plate
optical fiber
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fiber fusion
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JP6403590U
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豊 三重
雄二 杉山
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置に関
するものである。
〔従来技術〕
従来の光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置は、支
持枠の凹溝内に断面U字形の電熱ヒータ板を設置したも
のである。この装置の電熱ヒータ板に図−4に示すよう
な光ファイバ融着接続部19に被せた補強部材11を載置
し、その上に蓋を被せ、電熱ヒータ板を通電加熱する。
すると、熱溶融チューブ13が溶融し、これと同時に熱収
縮チューブ15が収縮して、図−5に示すような光ファイ
バ心線17相互の光ファイバ融着接続部19が補強線21によ
って補強された補強接続部23が得られる。
〔課題〕
上記のようにして補強部材11の取付けを行うには、電熱
ヒータ板を加熱し、その熱によって熱溶融チューブ13お
よび熱収縮チューブ15を溶融および収縮させる時間(以
下加熱時間と記す)と、通電を止めて補強接続部23を自
然冷却する時間(以下冷却時間と記す)が必要であり、
そのサイクルはおよそ図−3に示すようになっていた。
すなわち、Aはヒータ電源のON・OFFを、Bは補強部材
の温度を示しており、熱溶融チューブ13および熱収縮チ
ューブ15を約140℃の温度で溶融および収縮させるため
の加熱時間が約2分、通電を止めた後、補強接続部23が
約60℃に自然冷却されるまでの冷却時間が約1分で、1
サイクルに約3分を必要としていた。
補強部材の取付け作業は、多数の光ファイバ融着接続部
に対しくり返し行う場合が多いので、作業能率を上げる
ためには、1サイクルの取付け作業時間を短縮すること
が課題となっていた。
〔課題の解決手段〕
本考案は、上記の課題を解決した光ファイバ融着接続部
補強部材の加熱装置を提供するもので、その構成は、支
持枠の凹溝内に電熱ヒータ板を設置し、この電熱ヒータ
板に光ファイバ融着接続部補強部材を載置して上蓋を被
せ、電熱ヒータ板を通電加熱して前記補強部材を熱収縮
させる装置において、電熱ヒータ板の中央部に通風孔を
形成し、その通風孔の下方に送風機を配置したことを特
徴とするものである。
この光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置は、電熱
ヒータ板の中央部を除いた両サイドの上面に、放熱板を
設置することが望ましい。
〔作用〕
本考案の加熱装置は次のように運転される。
電熱ヒータ板の発熱量を従来より高くして、温度を
早く立ち上げる。所要の温度に達したら送風機を起動
し、温度上昇を抑制してほぼ一定の温度に保持し、収縮
・融着を進行させる。収縮・融着が終えたら電熱ヒータ
板を切る。電熱ヒータ板の温度上昇が早いため加熱時間
は短くなる。
電熱ヒータ板への通電を切った後も、送風機をその
まま運転しつづけ、電熱ヒータ板および光ファイバ融着
接続部補強部材を風により強制冷却する。このため自然
冷却のときより短時間でその温度を下げることができ
る。
加熱時間と冷却時間の双方が短縮されたため、1サ
イクルの作業時間を大幅に短縮することができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る光ファイバ融着接続部補強部材の加
熱装置の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。
図−1は本考案の加熱装置を示しており、支持枠31の凹
溝32に、電熱線を上下からゴムでサンドイッチした断面
U字形の電熱ヒータ板33が設置されている。電熱ヒータ
板33の中央部には通風孔35が形成されている。通風孔35
の下方には送風機37が吸気孔38を備えた保護箱39の中に
設置されている。また電熱ヒータ板33の中央部を除いた
両サイドの上面には、アルミ製の放熱板41a、41bが取付
けられている。さらに上面開口部には蓋43が被せられて
いる。
この加熱装置を用いて光ファイバ融着接続部19の補強部
材11を加熱するには、次の手順による。まず、蓋43を外
した状態で電熱ヒータ板33の上に図−4に示すような光
ファイバ融着接続部19に被せた補強部材11を、その中央
部が通風孔35とほぼ合致するように載置し、そのうえに
蓋43を被せ、電熱ヒータ板33を通電加熱する。通電加熱
時の電源電圧は、従来直流6Vであったのを例えば12Vと
し、電熱ヒータ板33の温度上昇を従来に比べ早くする。
温度が熱収縮に必要なレベルまで上昇し、光ファイバ融
着接続部19の補強部材11の中央部付近が収縮し始めたと
きに、送風機37を回転させて電熱ヒータ板33の通風孔35
から風を吹きつける。すると、電熱ヒータ板33の温度は
風冷効果により温度上昇がストップし、ほぼ一定温度に
保たれ、光ファイバ融着接続部19の補強部材11の熱溶融
チューブ13の溶融および熱収縮チューブ15の熱収縮がな
される。電熱ヒータ板33の発熱量がアップしているの
で、もし送風機37を起動しないと図−2の点線のように
温度が上がってしまい、熱収縮チューブ15の劣化が起こ
ることになるが、送風機37による冷却が行われるのでこ
れを回避できる。熱収縮が終わって電熱ヒータ板33への
通電を切った後も送風機37が作動し、それによる風が補
強接続部23と電熱ヒータ板33および放熱板41a、41bに当
たってそれらを冷やす。したがって補強接続部23の温度
は自然冷却のときより短時間で低下する。
図−2はこの加熱装置で作業したときのサイクルを示す
グラフである。すなわち、Aはヒータ電源のON・OFF、
Bは補強部材の温度、Cは送風機電源のON・OFFを示し
ており、電熱ヒータ板を加熱する時間は約1分、約60℃
までに冷却するのに要する冷却時間は約40秒であった。
したがって1サイクルの作業時間は約1分40秒であり、
従来の装置が1サイクルの作業に約3分を要したのと比
較すると、大幅に短縮できることが明らかとなった。
この実施例において、光ファイバ融着接続部補強部材の
加熱作業を一時中断するときには、電熱ヒータ板に2〜
3Vの電圧を加えておくと、電熱ヒータ板を外気温より高
い温度に保持することができ、作業再開時の電熱ヒータ
板の予熱時間を短縮することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る光ファイバ融着接続
部補強部材の加熱装置は、電熱ヒータ板の中央部に通風
孔を形成し、その通風孔の下方に送風機を配置したの
で、これを用いれば、作業工程の前半は発熱量の大きな
電熱ヒータ板で迅速に昇温し、所要温度に達した後は送
風機の併用で所要温度に保持することができるので、光
ファイバ融着接続部補強部材の収縮・融着に必要な加熱
時間を短縮することができる。そして後半は風冷により
補強接続部、電熱ヒータ板を強制冷却するので、冷却時
間を短縮することができる。したがって光ファイバ融着
接続部補強部材の取付け作業1サイクルに要する時間を
大幅に短縮でき、補強部材の取付けをくり返し行う場合
の作業能率を大幅に改善できるという顕著な効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
図−1は本考案に係る光ファイバ融着接続部補強部材の
加熱装置を示すもので、(a)は平面図、(b)は縦断
面図、(c)は(b)のI−I線における横断面図、図
−2は本考案の装置による作業サイクルを示すグラフ、
図−3は従来の装置による作業サイクルを示すグラフ、
図−4は光ファイバ融着接続部補強部材の斜視図、図−
5は補強接続部の正面図である。 11:光ファイバ融着接続部の補強部材 13:熱溶融チューブ 15:熱収縮チューブ 17:光ファイバ心線 19:光ファイバ融着接続部 21:補強線、23:補強接続部 31:支持枠、32:支持枠の凹溝 33:電熱ヒータ板、35:通風孔 37:送風機、38:吸気孔、39:保護箱 41a、41b:放熱板、43:蓋

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持枠の凹溝内に電熱ヒータ板を設置し、
    この電熱ヒータ板に光ファイバ融着接続部補強部材を載
    置して上蓋を被せ、電熱ヒータ板を通電加熱して前記補
    強部材を熱収縮させる装置において、電熱ヒータ板の中
    央部に通風孔を形成し、その通風孔の下方に送風機を配
    置したことを特徴とする光ファイバ融着接続部補強部材
    の加熱装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の加熱装置で、電熱ヒータ板
    の中央部を除いた両サイドの上面に、放熱板を設置した
    ことを特徴とするもの。
JP6403590U 1990-06-19 1990-06-19 光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置 Expired - Lifetime JPH0725763Y2 (ja)

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JP6403590U JPH0725763Y2 (ja) 1990-06-19 1990-06-19 光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置

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JPH0424705U JPH0424705U (ja) 1992-02-27
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JP6249521B2 (ja) 2014-01-28 2017-12-20 Seiオプティフロンティア株式会社 光ファイバ融着接続装置
JP6318435B2 (ja) 2014-01-28 2018-05-09 Seiオプティフロンティア株式会社 光ファイバ接続部の補強装置
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