JPH0623008U - 光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置 - Google Patents

光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置

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JPH0623008U
JPH0623008U JP1545693U JP1545693U JPH0623008U JP H0623008 U JPH0623008 U JP H0623008U JP 1545693 U JP1545693 U JP 1545693U JP 1545693 U JP1545693 U JP 1545693U JP H0623008 U JPH0623008 U JP H0623008U
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JP
Japan
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heater plate
reinforcing member
optical fiber
fusion splicing
fiber fusion
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Pending
Application number
JP1545693U
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English (en)
Inventor
豊 三重
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業時間を大幅に短縮できる光ファイバ融着
接続部補強部材の加熱装置を提供する。 【構成】 支持枠の凹溝内に電熱ヒーター板33を設置
し、この電熱ヒータ板33に光ファイバ融着接続部補強
部材を載置して上蓋43を被せ、電熱ヒーター板33を
通電加熱して前記補強部材を熱収縮させる装置におい
て、電熱ヒータ板33の下方に送風機37を配置する。 【効果】 作業工程の前半は発熱量の大きな電熱ヒータ
板33で迅速に昇温し、所要温度に達したのちは送風機
37の併用で所要温度に保持できるので、光ファイバ融
着接続部補強部材の収縮・融着に必要な加熱時間を短縮
できる。そして後半は風冷により補強接続部と電熱ヒー
タ板33を強制冷却するので、冷却時間を短縮できる。
従って光ファイバ融着接続部補強部材の取付け時間を大
幅に短縮できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置は、支持枠の凹溝内に断面U 字形の電熱ヒータ板を設置したものである。この装置の電熱ヒータ板に図6に示 すような光ファイバ融着接続部補強部材11を載置し、その上に蓋を被せ、電熱 ヒータ板を通電加熱する。すると、熱溶融チューブ13が溶融し、これと同時に 熱収縮チューブ15が収縮して、図7に示すような光ファイバ心線17相互の光 ファイバ融着接続部19が補強線21によって補強された補強接続部23が得ら れる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のようにして補強部材11の取付けを行うには、電熱ヒータ板を加熱し、 その熱によって熱溶融チューブ13及び熱収縮チューブ15を溶融及び収縮させ る時間(以下加熱時間と記す。)が必要であり、そのサイクルはおよそ図5に示 すようになっていた。即ち、Aはヒータ電源のON・OFF を、Bは補強部材 の温度を示しており、熱溶融チューブ13及び熱収縮チューブ15を約 140 ℃の温度で溶融及び収縮させる為の加熱時間が約2分、通電を止めた後、補強接 続部23が約60℃に自然冷却されるまでの冷却時間が約1分で、1サイクルに 約3分を必要としていた。 補強部材の取付け作業は、多数の光ファイバ融着接 続部に対し、繰り返し行う場合が多いので、作業能率を上げる為には、1サイク ルの取付け作業時間を短縮することが課題となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決した光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置を 提供するもので、その構成は支持枠上または支持枠の凹溝内に電熱ヒーター板を 設置し、この電熱ヒータ板に光ファイバ融着接続部補強部材を載置して上蓋を被 せ、電熱ヒーター板を通電加熱して前記補強部材を熱収縮させる装置において、 電熱ヒータ板の下方に送風機を配置したことを特徴とするものである。 この光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置は、電熱ヒータ板の中央部を除 いた両サイドの上面に、放熱板を設置することが望ましい。
【0005】
【作用】
本考案の加熱装置は次のように運転される。 電熱ヒータ板の発熱量を従来より高くして、温度を早く立ち上げる。電熱ヒ ータ板の温度上昇が早い為加熱時間は短くなる。所要の温度に達したら送風機を 起動し、温度上昇を抑制してほぼ一定の温度に保持し、収縮・融着を進行させる 。収縮・融着が終えたら電熱ヒータ板を切る。 電熱ヒータ板への通電を切ったあとも、送風機をそのまま運転し続け、電熱 ヒータ板を風により強制冷却する。この為自然冷却の時より短時間でその温度を 下げることができる。 加熱時間と冷却時間の双方が短縮された為、1サイクルの作業時間を大幅に 短縮することができる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案に係る光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置の実施例を、図 面を参照して詳細に説明する。 図1は本考案の加熱装置を示しており、支持枠31の凹溝32に、電熱線を上 下からゴムでサンドイッチした断面U字形の電熱ヒータ板33が設置されている 。電熱ヒータ板33の下方には送風機37が吸気孔38を備えた保護箱39の中 に設置されている。又電熱ヒータ板33の中央部を除いた量サイドの上面には、 アルミ製の放熱板41a,41bが取付けられている。更に上面開口部には蓋4 3が被せられている。
【0007】 この加熱装置を用いて光ファイバ融着接続部の補強部材を加熱するには、次の 手順による。先ず、蓋43を外した状態で、電熱ヒータ板33の上に図6に示す ような光ファイバ融着接続部19に被せた補強部材11を、その中央部が電熱ヒ ータ板33の中央部にほぼ合致するように載置し、その上に蓋43を被せ、電熱 ヒータ板33を通電加熱する。通電加熱時の電源電圧は、従来直流6Vであった のを例えば12Vにして、電熱ヒータ板33の温度上昇を従来に比べ早くする。
【0008】 温度が熱収縮に必要なレベルまで上昇し、光ファイバ融着接続部19の補強部 材11の中央部付近が収縮し始めた時に、送風機37を回転させて電熱ヒータ板 33に風を吹付ける。すると、電熱ヒータ板33の温度は風冷効果により温度上 昇がストップし、ほぼ一定温度に保たれ、光ファイバ融着接続部19の補強部材 11の熱溶融チューブ13の溶融及び熱収縮チューブ15の熱収縮がなされる。 電熱ヒータ板33の発熱量がアップしているので、もし送風機37を起動しない と図2の点線のように温度が上がってしまい、熱収縮チューブ15の劣化が起こ ることになるが、送風機37による冷却が行われるのでこれを回避できる。熱収 縮が終わって電熱ヒータ板33への通電を切ったあとも送風機37が作動し、そ れによる風が電熱ヒータ板33を冷やす。従って補強接続部23の温度は自然冷 却の時より短時間で低下する。
【0009】 図2はこの加熱装置で作業した時のサイクルを示すグラフである。即ち、Aは ヒータ電源のON・OFF を示しており、電熱ヒータ板を加熱する時間は約1 分、約60℃までに冷却するのに要する冷却時間は約40秒であった。従って1 サイクルの作業時間は1分40秒であり、従来の装置が1サイクルの作業に約3 分を要したのと比べると、大幅に短縮できることが明らかとなった。 この実施例において、光ファイバ融着接続部補強部材の加熱作業を一時中断す る時には、電熱ヒータ板に2〜3Vの電圧を加えておくと、電熱ヒータ板を外気 温より高い温度に保持することができ、作業再開時の電熱ヒータ板の予熱時間を 短縮することができる。
【0010】 本考案の加熱装置では、電熱ヒーター板に、電熱線をセラミックスでサンドイ ッチしたセラミックヒーターを用いると、セラミックヒーターは熱伝達特性に優 れている為送風機の影響をより敏感に受けて、1サイクルの作業時間を更に短縮 することができる。
【0011】 電熱ヒータ板の形状はU字形に限らず、図3に示すように平板状ヒータ33a のものでも同様の効果が得られる。この実施例の場合、加熱装置の一方には、補 強部材11から延出している光ファイバ心線17の部分を保持するクランプ44 が設けられている。クランプ44はクランプ片44aとクランプ片44bとが一 方の側で兆番に軸支されて、他方の開放する側にはマグネットにより固着される ようになっている。この実施例ではクランプ44は一方にのみ設けられているが 、両側に設けて置くと補強部材11をよりしっかりと固定できる。44cは補強 部材11を挿入するためのU字溝である。
【0012】 図4はさらに他の実施例で支持枠31上に電熱ヒータ板33bを載置しても良 い。その他の構成については第1の実施例と同様につき同一部材には同一符号を 付して詳細な説明を省略する。
【0013】
【効果】
以上述べたように、本考案に係る光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置は 、電熱ヒータ板の下方に送風機を配置したので、これを用いれば、作業工程の前 半は発熱量の大きな電熱ヒータ板で迅速に昇温し、所要温度に達したのちは送風 機の併用で所要温度に保持することができるので、光ファイバ融着接続部補強部 材の収縮・融着に必要な加熱時間を短縮することができる。そして後半は風冷に より補強接続部と電熱ヒータ板を強制冷却するので、冷却時間を短縮することが できる。従って光ファイバ融着接続部補強部材の取付け作業1サイクルに要する 時間を大幅に短縮でき、補強部材の取付けを繰り返し行う場合の作業能率を大幅 に改善できるという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る光ファイバ融着接続部補強部材の
加熱装置の態様を示す図であり(a)はその平面図、
(b)はその縦断面図、(c)はその横断面図である。
【図2】本考案の加熱装置よる作業サイクルを示すグラ
フである。
【図3】本考案に係る加熱装置の他の態様を示す断面図
である。
【図4】本考案に係る加熱装置のさらに他の態様を示す
断面図である。
【図5】従来の加熱装置による作業サイクルを示すグラ
フである。
【図6】光ファイバ融着接続部補強部材の斜視図であ
る。
【図7】補強接続部の正面図である。
【符号の説明】
11 光ファイバ融着接続部の補強部材 13 熱溶融チューブ 15 熱収縮チューブ 17 光ファイバ心線 19 光ファイバ融着接続部 21 補強線 23 補強接続部 31 支持枠 32 支持枠の凹溝 33 電熱ヒータ板 37 送風機 38 吸気孔 39 保護箱 41a,41b 放熱板 43 蓋

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持枠上または支持枠の凹溝内に電熱ヒ
    ーター板を設置し、この電熱ヒータ板に光ファイバ融着
    接続部補強部材を載置して上蓋を被せ、電熱ヒーター板
    を通電加熱して前記補強部材を熱収縮させる装置におい
    て、電熱ヒータ板の下方に送風機を配置したことを特徴
    とする光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置。
  2. 【請求項2】 電熱ヒータ板の中央部を除いた両サイド
    の上面に、放熱板を設置したことを特徴とする請求項1
    記載の光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置。
  3. 【請求項3】 電熱ヒータ板の長手方向少なくとも一方
    端には光ファイバ融着接続部補強部材から延出した光フ
    ァイバを保持するクランプを有することを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の光ファイバ融着接続部補強
    部材の加熱装置。
JP1545693U 1992-07-17 1993-03-30 光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置 Pending JPH0623008U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1545693U JPH0623008U (ja) 1992-07-17 1993-03-30 光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5624592 1992-07-17
JP4-56245 1992-07-17
JP1545693U JPH0623008U (ja) 1992-07-17 1993-03-30 光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置

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JPH0623008U true JPH0623008U (ja) 1994-03-25

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ID=26351605

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JP1545693U Pending JPH0623008U (ja) 1992-07-17 1993-03-30 光ファイバ融着接続部補強部材の加熱装置

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