JPH07257451A - 自動車ウインドガラス取付装置 - Google Patents

自動車ウインドガラス取付装置

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JPH07257451A
JPH07257451A JP7450794A JP7450794A JPH07257451A JP H07257451 A JPH07257451 A JP H07257451A JP 7450794 A JP7450794 A JP 7450794A JP 7450794 A JP7450794 A JP 7450794A JP H07257451 A JPH07257451 A JP H07257451A
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Yasuhiro Sasaki
康宏 佐々木
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理を必要とすることなく、ウインドガ
ラスを窓枠に対して正確に位置決めすること。 【構成】 ウインドガラスGを支持するウインドガラス
支持装置1を所定位置に位置決めする位置決め手段に取
り付けると共に、それぞれがウインドガラスGの異なる
縁E1、E2、E3を視野の一部とする複数の撮像手段
30、31、43、44とを備える。撮像手段30、3
1、43、44からの輝度信号を抽出して視野内の輝度
を積分する。ウインドガラスGが窓枠に正確に位置決め
された時の各撮像手段30、31、43、44の積分値
を基準値とし、各撮像手段30、31、43、44の輝
度の積分値が基準値となるように位置決め手段によりウ
インドガラス支持装置1を微調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボット等の位置決め
手段を用いて車体の窓枠にウインドガラスを取り付ける
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウインドガラスを車体の窓枠に取り付け
る場合には、通常、ロボットを用いてウインドガラスを
車体の窓枠近傍まで移送し、その後手動操作によりウイ
ンドガラスを窓枠に精密に位置決めする手法が採られて
いたので、人手が必要となるという問題があった。この
ような問題を解消するために、特開平5-58360号公報に
示されたように窓枠の段差部にスリット光を照射し、撮
像手段により検出されたスリット光による画像からテン
プレート法等の画像位置認識技術により位置ずれを検出
し、この検出結果に基づいてロボットを制御する自動車
ウインドガラス取付装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、周知の
ように画像位置認識技術には複雑なデータ処理を必要と
するため、信号処理手段が複雑になるという問題があ
る。本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
って、その目的とするところは映像信号を位置認識技術
のような複雑な処理を行うことなく、簡単な積分信号処
理によりウインドガラスを窓枠に対して位置決めできる
新規な自動車ウインドガラスの取付装置を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、ウインドガラスを支持する
ウインドガラス支持手段を備え、前記ウインドガラス支
持手段を所定位置に位置決めする位置決め手段と、それ
ぞれが前記ウインドガラスの異なる縁を視野の一部とす
る複数の撮像手段と、該撮像手段からの信号に基づいて
視野内の輝度を算出する輝度信号積分手段と、前記輝度
信号積分手段からの出力が基準値になるように前記位置
決め手段を制御するための 信号を出力する位置決め信
号発生手段とを備えるようにした。
【0005】
【作用】撮像手段からの映像信号に基づいて視野内の輝
度を積分し、この積分値が基準値になるようにウインド
ガラス支持装置の位置を制御する。
【0006】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図1は本発明の自動車ウインドガ
ラス取付装置の概要を示すものであって、図中符号1
は、自動車ウインドガラス支持装置で、ロボット等の位
置決め手段2のアーム3の先端に取り付けられて、位置
決め手段2の制御シーケンスによりウインドガラス載置
場4から1枚のウインドガラスGを取出し、支持台Bに
位置決めされている車体Cの窓枠Fの近傍まで移送さ
れ、窓枠Fに対して装填可能な程度にまでその位置を調
整される。
【0007】自動車ウインドガラス支持装置1は、後述
する複数の撮像手段が取り付けられていて、これら撮像
手段からの信号をマイクロコンピュータ等により構成さ
れた信号処理装置5により処理して得た信号を位置決め
手段2に出力している。これにより、位置決め手段2
は、ウインドガラスGを窓枠Fに対して一定のクリアラ
ンスとなるようにウインドガラス支持装置1の位置を更
に精密に制御することになる。
【0008】また、取り付けステーションには、窓枠F
の近傍を一定の照度で照明する発光手段6と、車体Cの
照度を検出するための照度検出手段7とが配置されてい
て、車体の色を検出できるようになっている。
【0009】図2、図3、図4は、前述のウインドガラ
ス支持装置1の一実施例を示すもので、シリンダ12、
及び一対のスライドガイド13、13を介して位置決め
手段2のアーム3に取り付け可能に構成された枠体14
を備え、これの四隅にウインドガラスGを固定するウイ
ンドガラス固定手段15、15、この実施例では真空吸
着パッドが取り付けられている。
【0010】枠体14には、ウインドガラスGの表面と
なる側に、ウインドガラスGの左右の対称線に平行とな
る基台20が延出され、その表面側にスライドレール2
1、21が固定されていて、スライダ22が基台20の
長手方向に平行に移動可能に取り付けられている。この
スライダ22は、基台20に固定された裸子付きモータ
23の裸子24が接続されて、ウインドガラスGの対称
線Sに平行に移動できるように構成されている。
【0011】スライダ22は、その先端にウインドガラ
ス固定手段15、15に支持されたウインドガラスGか
ら一定の高さを確保するようにしてスライダ22に対し
て直交し、かつスライダ22の両側に突出するブラケッ
ト25が固定されている。
【0012】またブラケット25から一定の距離Lをお
いて、やはりウインドガラスGから一定の高さを確保す
るようにしてスライダ22に対して直交し、かつスライ
ダ22の両側に突出するブラケット26、26が固定さ
れている。
【0013】ブラケット25には基台20に対して対称
な位置に、第1、第2の撮像手段30、31、例えばC
CD等の固体撮像デバイスが、視野を下方とし、かつ視
野のほぼ半分をウインドガラスGのマスキング層M(図
8)の像で占めることができる位置に取り付けられてお
り、これの近傍には撮像手段30、31の視野内の被写
体を一定の照度で照明する発光手段32、32が取り付
けられている。ウインドガラスのマスキング層Mは、窓
枠Fにウインドガラスを固定するために、段差部Dに塗
布された接着剤を隠蔽することを目的として、ウインド
ガラスGの周縁に一定の幅にセラミック等をコーテング
して形成されたものである。
【0014】一方、ブラケット26、26の先端にはス
ライドレール35、36が固定されていて、基台20の
延長方向に直角に移動可能にスライダ37、38が設け
られている。各スライダ37、38は、ブラケット2
6、26に固定された裸子付きモータ39、40の裸子
41、42に接続され、基台20の延長方向に直角にそ
れぞれ個別に移動可能に構成されている。
【0015】これらスライダ37、38には、第3、第
4の撮像手段43、44が視野を下方とし、かつ視野の
ほぼ半分をウインドガラスGのマスキング層Mの像で占
めることができる位置に取り付けられており、また撮像
手段43、44の視野内の物体を一定の照度で照明する
発光手段45、45も取り付けられている。
【0016】図5は、上述した撮像手段からの信号に基
づいて位置を検出する信号処理装置の一実施例を、その
機能で示すもので、各撮像手段30、31、43、44
には、カメラ駆動回路50、60、70、70、輝度信
号抽出手段51、61、71、81、積分手段52、6
2、72、82が接続されていて、撮像手段30、3
1、43、44の視野内の輝度の積分値を個別に出力で
きるようになっている。これら積分手段52、62、7
2、82は、輝度信号をアナログ信号としてそのまま積
分することも可能であるが、デジタル信号に変換してか
ら、デイジタル信号として積分するのが望ましい。
【0017】これら積分手段52、62、72、82の
信号は、それぞれに接続された第1の比較手段53、6
3、73、83と、後述する第2の比較手段92に出力
している。第1の比較手段53、63、73、83は、
撮像手段30、31、43、44からの信号の他に、後
述する視野設定手段54からの基準値信号を受けてい
る。
【0018】第1の比較手段53、63は、第1、第2
の撮像手段30、31の輝度信号の積分値が視野設定手
段54に設定された基準値となるようにモータ23を制
御する信号をモータ制御手段65に出力するように構成
されている。
【0019】また第1の比較手段73、83は、第3、
第4の撮像手段43、44の輝度信号積分値が視野設定
手段54により設定された基準値となるように各モータ
39、40を制御する信号を出力するように構成されて
いる。
【0020】54は、前述の視野設定手段で、各撮像手
段30、31、43、44がウインドガラスGの上縁E
1、左縁E2、右縁E3に一定の関係で位置決めされた
時の輝度信号の積分値を設定するものである。これによ
り、第1、第2の撮像手段30、31をウインドガラス
Gの上縁E1の、また第3、第4の撮像手段43、44
をウインドガラスGの左縁E2、右縁E3の所定位置に
位置決めすることができる。
【0021】91は、基準値補正手段で、照度検出手段
7からの信号に基づいて車体明度演算手段90で算出さ
れた車体の色変化に対応した基準値を発生するもので、
車体の色に関りなくウインドガラスGを窓枠Fに一致さ
せるものである。
【0022】92は、位置決め信号発生手段としての第
2の比較手段で、各輝度信号積分手段52、62、7
2、82からの信号と、基準値補正手段91からの基準
値とを比較して、これらが一致するように位置決め手段
2に位置制御信号を出力するように構成されている。
【0023】つぎにこのように構成した装置の動作につ
いて説明する。ウインド取り付けステーションに車体C
が搬入されると、発光手段6が車体Cを所定の照度で照
明し、その色に起因する反射光量が照度検出手段7によ
り測定される。基準値補正手段91は、照度検出手段7
からの信号に基づいて、ウインドガラスGと車体Cの窓
枠Fとが一定のクリアランスで位置決めされたときに各
輝度信号積分手段52、62、72、82から出力され
るであろう輝度信号の積分値を算出して第2の比較手段
92に出力する。
【0024】一方、位置決め手段2は、所定のシーケン
スによりウインドガラス支持装置1をウインドガラス載
置場4に移動させて、ウインドガラス固定手段15、1
5‥‥にウインドガラスGを把持させる。もとより、ウ
インドガラス載置場4と位置決め手段2とは相対位置が
一定に維持されているから、ウインドガラスGの対称線
Sに対して基台20の軸線が一致する状態でウインドガ
ラスGが支持装置1に固定される。これにより各撮像手
段30、31、43、44は、発光手段32、45に照
らされたウインドガラスGの撮影が可能となる。
【0025】各撮像手段30、31、43、44からの
信号は、それぞれ輝度信号積分手段52、62、72、
82により積分され、これら積分値が第1の比較手段5
3、63、73、83に入力する。
【0026】ところで、ウインドガラスGが支持装置1
に位置決め手段2の精度で所定の位置関係でもって固定
されているとしても、撮像手段30、31、43、44
とウインドガラスGとの位置関係が未調整であるから、
先ずこれらの関係を調整する。
【0027】撮像手段30、31、43、44は、その
全体の視野100を基準線101により2つの視野領域
102、103に仮想的に分割定されている(図6
(イ))。すなわち、撮像手段30、31、43、44
がウインドガラスGの所定位置に位置決めされた時、ウ
インドガラスGの縁E1、E2、E3が存在すべき位置
を仮想的に基準線101で設定されている。そしてこの
基準線101で分割された一方の視野領域102が全て
ウインドガラスGの像、つまりウインドガラスGの周縁
に形成されたマスキング層Mで満たされている場合の輝
度信号の積分値が視野設定手段54に設定されている。
【0028】ウインドガラスGの縁E1、E2、E3と
基準線101とにずれが存在する場合には、撮像手段3
0、31、43、44の視野内に占めるウインドガラス
Gの像104の端部が基準線101に到達しないか(図
6(ロ))、または反対に基準線101を越えて他方の
領域103にはみ出すから、各輝度信号積分手段52、
62、72、82からの信号と基準値との間に差分が生
じ、第1比較手段53、63、73、83が信号を出力
することになる。
【0029】すなわち、輝度信号積分手段52、62の
信号と視野設定手段54の基準値とが第1の比較手段5
3、63により比較され、その差分がモータ制御手段6
5に出力される。モータ制御手段65は、各第1比較手
段53、63からの差分が零となるようにモータ23を
駆動する。
【0030】モータ23の作動によりスライダ22がウ
インドガラスGの対称線Sに一致してウインドガラスG
の上下方向に移動して第1、第2の撮像手段30、31
の視野100におけるウインドガラスGのマスキング層
Mの像104が占める面積を調整する。このようにして
第1、第2の撮像手段30、31の位置が、ウインドガ
ラスGの上縁E1に対して規定の位置関係、つまり基準
線101にウインドガラスGの縁が一致すると(図6
(ハ))、輝度信号積分手段52、62からの信号が視
野設定手段54の基準値に一致するから、モータ制御手
段65は、モータ23を停止させる。これにより、第
1、第2の撮像手段30、31がウインドガラスGの上
縁E1に対して規定の位置に位置決めされたことにな
る。
【0031】ウインドガラスGに対するスライダ22の
位置が決定された段階で、次に第3、第4の撮像手段4
3、44の輝度信号積分値と視野設定手段54からの基
準値とが比較手段73、83とで比較され、これらの差
分がそれぞれのモータ制御手段75、85に入力する。
各モータ制御手段75、85は、第3、第4の撮像手段
43、44の輝度信号積分値がそれぞれ視野設定手段5
4の基準値に一致するようにモータ39、40を個別に
駆動する。これにより第3、及び第4の撮像手段43、
44は、これらの基準線101がウインドガラスGの左
縁E2、及び右縁E3に一致するように位置決めされ
る。
【0032】このようにして各撮像手段30、31、4
3、44の位置がウインドガラスGに対して所定の位置
となるように基台20に設定した段階で(図3)、位置
決め手段2は、所定のシーケンスにより車体Cの窓枠F
に向けてウインドガラス支持装置1を移動させ、ウイン
ドガラスGと窓枠Fとの位置を粗調整する(図7)。
【0033】この状態においては、各撮像手段30、3
1、43、44は、図6(ニ)、(ホ)に示したように
ウインドガラスGを基準線101により区画された一方
の視野領域102全体に、また窓枠Fの近傍に形成され
ている段差部D及び車体を他方の視野領域103の一部
に入れることになる。
【0034】しかしながら、粗調整の段階ではウインド
ガラスGを窓枠Fに装填可能であるものの、ウインドガ
ラスGの縁と窓枠Fとの間隙、つまりクリアランスまで
は正確に調整されてはいないので、基準線101で分割
された一方の視野領域103が段差Dの像105や車体
Cの像106を含むものの、段差部Dの像105と車体
Cの像106とが視野領域103内に占める割合が粗調
整時のクリアランスΔgの大きさによりばらついてい
る。すなわち、クリアランスΔgが基準よりも小さい場
合には、視野領域102に占める段差部Dの像105が
小さく、車体Cの像106が占める割合が大きくなり
(図6(ニ))、またクリアランスΔgが基準よりも大
きい場合には視野領域102に占める段差部Dの像10
5の割合が大きく、車体Cの像106が占める割合が小
さくなる(図6(ホ))。
【0035】そして、段差部Dは、一般的に車体Cに比
較してその明度が小さいため、クリアランスΔgが基準
よりも小さい場合には、全体の視野100の輝度信号の
積分値は、基準のクリアランスΔgに位置決めされたと
きよりも大きくなり、またクリアランスΔgが基準より
も大きな場合には全体の視野100の輝度信号の積分値
は小さくなる。なお、基準線101よりも視野領域10
2側に段差部Dや、また車体Cが進入したとしても、視
野領域102は、ウインドガラスGの不透明なマスキン
グ層Mで占められているから、視野領域102の領域の
輝度信号の積分値は、クリアランスの大きさに関りなく
一定の値に保持される。
【0036】第2比較手段92は、各輝度信号積分手段
52、62、72、82の輝度信号積分値と、基準値補
正手段91の基準値とを比較し、各撮像手段30、3
1、43、44の全体の視野100における基準線10
1により区画された他方の視野領域103が、ウインド
ガラスGを窓枠Fに対して正確に位置決めされたときと
の差分を出力することになる。
【0037】位置決め手段2は、第2比較手段92から
の信号を受けて、各撮像手段30、31、43、44の
輝度信号積分値が基準値に一致するようにウインドガラ
ス支持装置1をフィードバック制御、つまり第2比較手
段92からの差分信号が小さくなる方向に、ウインドガ
ラス支持装置1を上下方向、左右方向に微小移動させ
る。
【0038】このようなウインドガラス支持装置1の移
動により第1、第2の撮像手段30、31、43、44
が車体Cの所定の位置に到達、つまりウインドガラスG
が窓枠Fに対して規定されたクリアランスとなる位置に
到達すると、視野領域103における段差部Dの像10
5と車体Cの像106との比率が所定の値となって(図
6(ヘ))、輝度信号積分手段52、62、72、82
の信号が基準値補正手段91の基準値に一致する。
【0039】このようにして、上下、及び左右の位置が
決定された段階で、シリンダ12を伸長させてウインド
ガラスGを窓枠Fに移動させてウインドガラスGを窓枠
Fに填め込む。この状態でモール等を装填し、固定手段
15、15の把持力を開放させる。
【0040】その後、支持装置1は、シリンダ12を収
縮させ、また位置決め手段2は、所定のシーケンスによ
りウインドガラス支持装置1をウインドガラス載置場4
に移動させて、ウインドガラスGを把持させる。もとよ
り、ウインドガラス載置場4、及び位置決め手段2との
相対位置は一定に保持されているから、把持したウイン
ドガラスGに対する各撮像手段30、31、43、44
の位置は、前回の調整時の状態が維持されており、各モ
ータ23、39、40による撮像手段30、31、4
3、44の位置調整は不要となる。なお、再度位置決め
が必要な場合は、前述の工程を繰返すことにより所定の
精度で撮像手段30、31、43、44の位置を設定す
ることができる。
【0041】なお、各撮像手段30、31、43、44
のウインドガラスGに対する位置調整が終了しているに
も関らず、第1比較手段53、63、73、83のいず
れからか差分信号が出力される場合は、今把持している
ウインドガラスGの形状が、前回のものと形状が異なっ
ている虞が有るので警報を発したり、またその差分信号
に基づい適用車種を報知することもできる。
【0042】このような特性を積極的に利用すると、ウ
インドガラスの形状を判別することができる。つまり第
1、第2の撮像手段30、31をウインドガラスの上縁
E1の所定位置に位置決めし、ついで第3、及び第4の
撮像手段43、44の輝度信号積分値がそれぞれ視野設
定手段54に一致するように位置調整した段階で、第
3、第4の撮像手段43、44の間隔をモータ39、4
0の積算回転数等で検出したり、また別に設けられた位
置検出検出手段により検出すればよい。
【0043】一方、ウインドガラスGを取り付けるべき
車体Cの色が変化した場合には、基準値補正手段91
は、照度検出手段7からの信号に基づいて基準値を変更
する。これにより、所定にクリアランスでもってウイン
ドガラスGが窓枠Fに位置決めされた時の基準値を、車
体Cの色変更に起因する分だけ自動的に補正される。こ
の結果、位置決め手段2により車体Cの窓枠Fに対して
粗調整されたウインドガラスGを、車体Cの色に関りな
く撮像手段30、31、43、44の輝度信号積分値に
基づいて窓枠Fに所定のクリアランスでもって位置決め
することができる。
【0044】なお、上述の実施例においては、撮像手段
30、31、43、44の全体の視野100の輝度の積
分値が基準値に一致するように制御しているが、ウイン
ドガラスが像となる側の視野領域102の輝度の積分値
は一定であるから、所定のクリアランスで位置決めされ
たときの窓枠Fや段差部Dが像となる視野領域103の
輝度の積分値を基準値とし、この視野領域103の輝度
と前記基準値とが一定になるように制御したり、さらに
所定のクリアランスで位置決めされた視野領域102の
輝度信号の積分値と視野領域103の輝度信号の積分値
との差分を基準値とし、視野領域102と視野領域10
3との差分がこの基準値となるように制御しても同様の
作用を奏することは明らかである。このように一方の視
野領域103や、また両方の視野領域102、103の
差分を用いて制御すると、輝度信号の積分値のデータ量
を少なくすることができる。
【0045】また、上述の実施例においては、視野領域
を画像信号の積分値により設定するようにしているが、
レントゲン撮影装置のように、各撮像手段に視野を跨ぐ
ように複数の微小なスポットライト投光手段を設け、ス
ポットライトが、所定の位置にウインドガラスを位置決
めした時のウインドガラスの縁に位置するように各撮像
手段の位置を調整しても同様の作用を奏することは明ら
かである。
【0046】ウイインドガラスGの位置を窓枠Fに対し
て微調整する際に、左右側も基準値と比較して制御して
いるが、左及び右の各撮像手段43、4からの輝度信号
積分値が相対的に一致するように位置決め手段を制御し
ても同様の作用を奏することは明らかである。
【0047】また、撮像手段の取り付けスペースが確保
される場合、つまり支持装置1の上下方向を跨ぐように
ウインドガラスGの上縁、及び下縁を視野とするように
撮像手段を配置できる場合には、上、及び下の撮像手段
の輝度信号積分値が、また左、及び右の撮像手段の輝度
信号積分値がともに相対的に一致するように位置決め手
段を制御することができるため、基準値が不要となり、
車体の色を検出する車体照度検出手段7が不要となる。
【0048】さらに、上述の実施例においては、上下、
左右の合計4個所に撮像手段を設けたが、上下の一方、
及び左右の一方の合計2個所に撮像手段を設けると、左
右一方、及び上下一方の位置の合計2個所の位置が確定
できるので、ウインドガラスを窓枠に正確に位置決めで
きることは明らかである。
【0049】さらに上述の実施例においてはウインドガ
ラスの上端、及び左右を撮影する撮像手段を同一のスラ
イダに取り付け、一体として上下方向に移動するように
構成しているが、それぞれ個別に上下方向に移動できる
ようにしても同様の作用を奏することは明らかである。
【0050】
【発明の効果】以上、説明したように本発明において
は、ウインドガラスを支持するウインドガラス支持手段
を備え、ウインドガラス支持手段を所定位置に位置決め
する位置決め手段と、それぞれがウインドガラスの異な
る縁を視野の一部とする複数の撮像手段と、撮像手段か
らの信号に基づいて視野内の輝度を算出する輝度信号積
分手段と、輝度信号積分手段からの出力が基準値になる
ように位置決め手段を制御する信号を出力する位置決め
信号発生手段とを備えるようにしたので、位置認識のた
めの複雑な信号処理を必要とすることなく、単に輝度信
号の積分という簡単な処理によりウインドガラスを正確
に車体の窓枠に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウインドガラス取付装置の位置実施例
を示す図である。
【図2】同上装置におけるウインドガラス支持装置の一
実施例を示す斜視図である。
【図3】同上装置におけるウインドガラス支持装置の一
実施例を各撮像手段がウインドガラスに対して規定の位
置に位置決めされた状態での上面図である。
【図4】同上装置におけるウインドガラス支持装置の一
実施例を示す正面図である。
【図5】撮像手段からの信号を処理する信号処理装置の
一実施例を示すブロック図である。
【図6】図(イ)乃至(ヘ)は、それぞれ同上装置の動
作を示す図である。
【図7】同上装置によりウインドガラスを窓枠に位置決
めしている状態を示す図である。
【図8】本発明の装置に使用するウインドガラスの一例
を示す図である。
【符号の説明】
1 ウインドガラス支持装置 2 位置決め手段 3 アーム 4 ウインドガラス載置場 5 制御装置 6 発光手段 7 照度検出手段 15 ウインドガラス固定手段 22 スライダ 23 スライダ駆動用のモータ 30、31 撮像手段 32 発光手段 37、38 スライダ 39、40 スライダ駆動用のモータ 43、44 撮像手段 45 発光手段 G ウインドガラス M マスキング層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドガラスを支持するウインドガラ
    ス支持手段を備え、前記ウインドガラス支持手段を所定
    位置に位置決めする位置決め手段と、それぞれが前記ウ
    インドガラスの異なる縁を視野の一部とする複数の撮像
    手段と、該撮像手段からの信号に基づいて視野内の輝度
    を算出する輝度信号積分手段と、前記輝度信号積分手段
    からの出力が基準値になるように前記位置決め手段を制
    御するための信号を出力する位置決め信号発生手段とを
    備えてなる自動車ウインドガラス取付装置。
  2. 【請求項2】 前記基準値が車体の照度を検出する手段
    からの信号により調整される請求項1の自動車ウインド
    ガラス取付装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段が、ウインドガラスの左右
    の対称線に対して対称で、かつ一定の距離をおいて配置
    されている請求項1の自動車ウインドガラス取り付け装
    置。
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