JP2002355605A - 自動車用ウインドウのウレタン塗布方法 - Google Patents

自動車用ウインドウのウレタン塗布方法

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JP2002355605A
JP2002355605A JP2001161322A JP2001161322A JP2002355605A JP 2002355605 A JP2002355605 A JP 2002355605A JP 2001161322 A JP2001161322 A JP 2001161322A JP 2001161322 A JP2001161322 A JP 2001161322A JP 2002355605 A JP2002355605 A JP 2002355605A
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gun
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Hidehiko Nakano
英彦 中野
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ティーチング無しに、自動車用のウインドウ
の周縁から所定距離だけ内側にウレタン塗布を行うこと
ができるウレタン塗布方法を提供する。 【解決手段】 ウインドウを撮像し、撮像したウインド
ウの画像に基づいて、ウインドウの外形パターンを検出
して、この外形パターンと、塗布開始ポイントを備えた
基準パターンとを比較して、XY方向の移動量及び回転
量を算出し、算出したウインドウのXY方向の移動量及
び回転量に基づいて、塗布ガンの前もって登録されてい
る基準パターンに対する移動軌跡及び塗布開始ポイント
を、当該ウインドウの外形パターンにより補正して、補
正した塗布開始ポイントに塗布ガンを移動させ、さらに
補正した移動軌跡に沿って塗布ガンをウインドウに対し
て移動させて、ウインドウの周縁から所定のオフセット
量だけ内側にウレタンを塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ウインド
ウのウレタン塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の生産工程においては、自
動車の車体に例えばフロントウインドウやリアウインド
ウを組み込む場合、その準備工程として、ウインドウの
周縁から所定のオフセット量だけ内側にウレタンを塗布
するようにしている。このようなウインドウのウレタン
塗布は、自動塗布装置を使用して自動的に行なわれるよ
うになっている。
【0003】その際、図11に示すように、ウインドウ
1は、固定駒2及び位置決め用の可動駒3を使用するこ
とにより、位置決め固定される。ここで、固定駒2は、
例えば自動車の車種に対応して、複数箇所2a,2bに
それぞれ設けられていると共に、位置決め用の可動駒3
は、一辺が上記固定駒2に対して当接されたウインドウ
の対向辺及び左右両側辺に対して例えばシリンダ(図示
せず)等を使用することにより当接され、ウインドウ1
の位置決めを行なうようになっている。
【0004】そして、このように所定位置に位置決め固
定されたウインドウ1に対して、自動塗布装置の塗布ガ
ン(図示せず)が、前もって自動塗布装置に対してティ
ーチングされた複数箇所(例えば60乃至70箇所)の
ティーチングポイントに沿って移動されることにより、
ウインドウ1の周縁より所定のオフセット量だけ内側に
対してウレタンを塗布するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ティーチングポイントは、自動車の車種が異なると、ウ
インドウ1の形状も異なることから、改めて自動塗布装
置に対して直接にティーチングポイントを登録(ダイレ
クトティーチング)しておく必要がある。しかしなが
ら、少量多種生産の場合、車種の変更の都度、生産ライ
ンを停止させて、自動塗布装置のダイレクトティーチン
グを行なう必要があることから、ティーチングのための
時間が長くなってしまい、生産性が低下する。
【0006】このため、コンピュータグラフィックス等
を利用して、ウインドウに対する自動塗布装置のウレタ
ン塗布をシミュレーションにより再現して、ティーチン
グを行なうようにした、所謂オフラインティーチングも
知られている。このようなオフラインティーチングは、
ダイレクトティーチングと比較して、ティーチングに要
する時間が短縮されることになるが、ティーチング自体
は必要であるので、少量多種生産の場合には、ティーチ
ングに要する時間が長くなってしまうという問題があっ
た。
【0007】本発明は、以上の点にかんがみ、ティーチ
ング無しに、自動車用のウインドウの周縁から所定距離
だけ内側にウレタン塗布を行なうようにした、自動車用
ウインドウのウレタン塗布方法を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、自動車用ウインドウのウレタン塗布工程におい
て、ほぼXY平面内に配置された自動車用ウインドウを
撮像する第一の段階と、第一の段階で撮像された自動車
用ウインドウの画像に基づいて、自動車用ウインドウの
外形パターンを検出する第二の段階と、第二の段階で検
出された自動車用ウインドウの外形パターンと基準パタ
ーンとを比較して、XY方向の移動量及び回転量を算出
する第三の段階と、第三の段階により算出された自動車
用ウインドウのXY方向の移動量及び回転量に基づい
て、塗布ガンの前もって登録されている基準パターンに
対する移動軌跡を、当該自動車用ウインドウの外形パタ
ーンにより補正する第四の段階と、第四の段階により補
正された移動軌跡にしたがって、塗布ガンをこの自動車
用ウインドウに対して移動させて、当該自動車用ウイン
ドウの周縁から所定のオフセット量だけ内側にウレタン
を塗布する第五の段階と、を含んでいることを特徴とす
る、自動車用ウインドウのウレタン塗布方法により達成
される。
【0009】本発明による自動車用ウインドウのウレタ
ン塗布方法は、好ましくは、上記第五の段階にて、塗布
ガンに隣接して設けられた二次元変位センサにより、自
動車用ウインドウの縁部の位置及び傾斜を検出して、塗
布ガンを、自動車用ウインドウの縁部から所定のオフセ
ット量だけ内側にて、自動車用ウインドウの表面に対し
て垂直に保持する。
【0010】本発明による自動車用ウインドウのウレタ
ン塗布方法は、好ましくは、上記第五の段階にて、自動
車用ウインドウの直線部の移動量を、第二の段階により
検出された自動車用ウインドウの外形パターンから算出
する。
【0011】上記構成によれば、ウレタン塗布をすべき
自動車用ウインドウを撮像して、この自動車用ウインド
ウの画像に基づいて、自動車用ウインドウの外形パター
ンを検出する。そして、検出した自動車用ウインドウの
外形パターンの基準パターンからのずれ、即ちXY方向
の移動量及び回転量を補正量として算出し、このXY方
向の移動量及び回転量に基づいて、塗布ガンの塗布開始
ポイント及び移動軌跡を補正する。これにより、補正さ
れた塗布開始ポイント及び移動軌跡にしたがって、塗布
ガンによる自動車用ウインドウのウレタン塗布が行なわ
れる。
【0012】この場合、塗布ガンは、前もって登録され
た基準パターンを、実際にウレタン塗布すべき自動車用
ウインドウの外形パターンにしたがって補正した塗布開
始ポイント及び移動軌跡に基づいて、当該自動車用ウイ
ンドウの周縁に沿ってウレタン塗布を行なう。したがっ
て、塗布ガンは、ティーチングを行なうことなく、前も
って登録された基準パターンと、撮像により得られた実
際の自動車用ウインドウの外形パターンとから、その塗
布開始ポイント及び移動軌跡が補正されることにより、
当該自動車用ウインドウの周縁に沿ってウレタン塗布を
行なうことができる。
【0013】上記第五の段階にて、塗布ガンに隣接して
設けられた二次元変位センサにて自動車用ウインドウの
縁部の位置及び傾斜を検出して、塗布ガンを、自動車用
ウインドウの縁部から所定のオフセット量だけ内側に
て、自動車用ウインドウの表面に対して垂直に保持する
場合には、二次元変位センサの検出信号に基づいて、テ
ィーチングすることなく、塗布ガンを自動車用ウインド
ウの表面に対して垂直に保持すると共に、所定のオフセ
ット量だけ内側に位置決めすることができる。
【0014】上記第五の段階にて、自動車用ウインドウ
の直線部の移動量を、第二の段階により検出された自動
車用ウインドウの外形パターンから算出する場合には、
この直線部の領域においては、塗布ガンを直線に沿って
直線移動させればよいので、塗布ガンの移動を容易に行
なうことができる。
【0015】このようにして、本発明によれば、ティー
チングを行なうことなく、個々の自動車用ウインドウの
外形パターンを撮像によって検出することにより、塗布
ガンによる自動車用ウインドウのウレタン塗布を行なう
ことができる。したがって、異なる車種用の自動車用ウ
インドウのウレタン塗布を行なう場合でも、塗布ガンの
移動軌跡を決定するティーチングが不要であることか
ら、少量多種の自動車用ウインドウのウレタン塗布を行
なう場合であっても、ラインの停止時間が殆どなくな
る。さらに、個々の自動車用ウインドウの位置決めの精
度があまり高くなくても、個々の自動車用ウインドウの
外形パターンを撮像により検出することによって、当該
自動車用ウインドウの周縁に沿って正確にウレタン塗布
を行なうことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1及び図2は、本発
明による自動車用ウインドウのウレタン塗布方法の一実
施形態を実施するための自動塗布システムの構成を示し
ている。図1及び図2において、自動塗布システム10
は、ウレタンを塗布すべきウインドウ11をワーク台1
2に搬送する搬送コンベア13と、撮像部14と、画像
処理部15と、制御部16と、シーケンサ17と、照明
装置18と、自動塗布装置20と、から構成されてい
る。
【0017】上記撮像部14は、例えばCCDカメラか
ら構成されており、ワーク台12上に載置されたウイン
ドウ11を上方から撮像するようになっている。
【0018】上記画像処理部15は、撮像部14で撮像
された画像信号を処理することにより、ウインドウ11
の外形パターンを検出する。
【0019】さらに、画像処理部15は、図3に示すよ
うに、検出されたウインドウ11の外形パターン(太線
A図示)と、前もって登録されたウインドウの基準パタ
ーン(細線B図示)とを比較して、図4に示すように、
パターンマッチングによって、当該ウインドウ11の外
形パターンの基準パターンからのXY方向の移動量X
i,Yi及び回転量θiを算出する。
【0020】その際、上記制御部16は、図4に示すよ
うに、当該ウインドウ11の外形パターンに関するXY
方向の移動量Xi,Yi及び回転量θiに基づいて、シ
ーケンサ17からの制御信号を、基準パターンから当該
ウインドウ11の外形パターンに座標変換すると共に、
基準パターンに対する塗布開始ポイントC(X1,Y
1)を、XY方向の移動量Xi,Yi及び回転量θiに
基づいて補正して、塗布開始ポイントC’(Xx,Y
y)として、自動塗布装置20に出力する。
【0021】上記シーケンサ17は、前もって登録され
た手順にしたがって、画像処理部15,制御部16,照
明装置18を駆動制御することにより、自動塗布装置2
0によるウインドウ11のウレタン塗布を行なうもので
ある。
【0022】上記照明装置18は、ワーク台11の下方
に退避可能に配置されており、ウインドウ11の撮像部
14による撮像の際にワーク台11上に載置されたウイ
ンドウ11を下方からバック照明するようになってい
る。
【0023】上記自動塗布装置20は、制御部16によ
り補正された制御信号に基づいて、ウインドウ11の周
縁に対してウレタンを塗布するようになっている。ここ
で、自動塗布装置20は、ウレタンを塗布するための塗
布ガン21を備えており、この塗布ガン21は、制御信
号に基づいて、任意の位置に移動されると共に、任意の
方向に向けられ得るように構成されている。これによ
り、自動塗布装置20は、制御部16からの座標変換さ
れた制御信号に基づいて、ウインドウ11に対して、そ
の塗布開始ポイントC’に塗布ガン21のセンターを移
動させて、ウインドウ11の周縁に沿ってウレタン塗布
を行なう。そして、自動塗布装置20は、撮像部14に
より撮像されたウインドウ11の画像に基づいて、図5
に示すように、ウインドウ11の周縁の直線部について
はその長さ、即ち塗布ガン21の移動量を算出して、塗
布ガン21の移動を行なうようになっている。
【0024】さらに、自動塗布装置20は、図9に詳細
に示すように、塗布ガン21の進行方向前側に二次元変
位センサ22を備えている。この二次元変位センサ22
は、例えばレーザスキャン式のものが使用され、この二
次元変位センサ22の検出信号に基づいて、制御部16
は、ワークとしてのウインドウ11の周縁の位置及び傾
斜を検出して、ウインドウ11の周縁から所定のオフセ
ット量の位置にて、塗布ガン21をウインドウ11の表
面に対して垂直に姿勢制御するようになっている。
【0025】本発明実施形態によるウレタン塗布方法を
実施するための自動塗布システム10は、以上のように
構成されており、この自動塗布システム10を利用した
本発明実施形態によるウレタン塗布方法の一実施形態を
以下に図6を参照して説明する。
【0026】図6において、先ずステップA1にて、搬
送コンベア13により、ウインドウ11がワーク台12
上に搬送されて載置され、続いてステップA2にて、ウ
インドウ11の下方に照明装置18が挿入される。次
に、ステップA3にて、所謂粗計測が行なわれる。この
粗計測は、図7のフローチャートに示すように行なわれ
る。図7において、先ずステップB1にて、照明装置1
8が点灯され、ウインドウ11が下方から照明される。
次に、ステップB2にて、粗計測が開始される。そし
て、ステップB3にて、撮像部14によりウインドウ1
1の撮像が行なわれ、ウインドウ11の画像が取り込ま
れる。続いて、ステップB4にて、画像処理部15に
て、撮像部14によるウインドウ11の画像が処理さ
れ、ウインドウ11の外形パターンが検出されると共
に、パターンマッチングにより、当該ウインドウ11の
外形パターンの基準パターンからのXY方向の移動量X
i,Yi及び回転量θiが算出される。以上で、粗計測
が完了する。
【0027】その後、ステップA4にて、粗計測による
XY方向の移動量Xi,Yi及び回転量θiが制御部1
6に対してデータ転送される。次に、ステップA5に
て、制御部16により、XY方向の移動量Xi,Yi及
び回転量θiに基づいて、シーケンサ17からの制御信
号に関して、基準パターンから当該ウインドウ11の外
形パターンへの座標変換が行なわれ、自動塗布装置20
に出力される。
【0028】そして、ステップA6にて、自動塗布装置
20の塗布ガン21が、塗布開始ポイントC’に移動さ
れ、ステップA7にて、二次元変位センサ22による検
出信号に基づいて、所謂密計測が行なわれる。この密計
測は、図8のフローチャートに示すように行なわれる。
図8においては、説明を簡略化するために、ウインドウ
11の周縁がY方向に沿って延びている場合について説
明する。先ずステップC1にて、二次元変位センサ22
がX方向に移動され、二次元変位センサ22の検出信号
が制御部16に取り込まれる。そして、ステップC2に
て、制御部16は二次元変位センサ22の検出信号に基
づいて、図10に示すように、ウインドウ周縁によるピ
ーク値(X1,Z1)を摘出する。次に、ステップC3
にて、制御部16は、上記ピーク値からX方向にαだけ
ウインドウ11の内側にずれた位置X2におけるZ方向
の変位Z2を摘出する。そして、ステップC4にて、制
御部16は、ウインドウ11の周縁付近の傾きaを、次
式 a=(Z1−Z2)/(X1−X2) により算出する。続いて、ステップC5にて、上記傾き
aに基づいて、前もって設定されたオフセット量βに対
応するX方向の距離(X3−X1)そして塗布位置(X
3,Z3)を算出する。その後、ステップC6にて、制
御部16は、上記傾きa及び塗布位置(X3,Z3)を
自動塗布装置20にデータ転送する。以上で、密計測が
終了する。
【0029】そして、ステップA8にて、自動塗布装置
20は、上記傾きaに基づいて、塗布ガン21をウイン
ドウ11の周縁付近の表面に対して垂直に姿勢制御する
と共に、塗布ガン21を塗布位置に移動させて、ステッ
プA9にてウレタンの塗布を行なう。最後に、ステップ
A10にて、制御部16は、前述した画像から算出した
塗布ガン21の直線移動量と、実際の塗布ガン21の移
動量とを比較して、実際の移動量が直線移動量に達する
まで、上記ステップA7からA9の作業を繰返し行な
う。そして、ステップA10にて実際の移動量が直線移
動量に達したとき、ステップA11にて、ウレタン塗布
作業が終了し、ステップA12にて、照明装置18がワ
ーク台12の下方から退避し、ステップA13にて、搬
送コンベア13によりウインドウ11が搬出され、作業
が終了する。
【0030】このようにして、本発明の実施形態による
ウレタン塗布方法によれば、塗布開始ポイントCを基準
パターン上に設定すると共に、オフセット量βを設定す
るだけで、ウインドウ11の外形パターンに関するティ
ーチングを行なうことなく、またウインドウ11の正確
な位置決めを行なうことなく、ウインドウ11の周縁か
ら所定のオフセット量の位置に沿って、自動塗布装置2
0を利用してウレタンを塗布することができる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、テ
ィーチングを行なうことなく、個々の自動車用ウインド
ウの外形パターンを撮像にて検出することにより、塗布
ガンによる自動車用ウインドウのウレタン塗布を行なう
ことができる。したがって、異なる車種用の自動車用ウ
インドウのウレタン塗布を行なう場合でも、塗布ガンの
移動軌跡を決定するティーチングが不要であることか
ら、少量多種の自動車用ウインドウのウレタン塗布を行
なう場合であっても、ラインの停止時間が殆どなくな
る。さらに、個々の自動車用ウインドウの位置決めの精
度があまり高くなくても、個々の自動車用ウインドウの
外形パターンを撮像にて検出すれば、当該自動車用ウイ
ンドウの周縁に沿って正確にウレタン塗布を行なうこと
ができる。このようにして、本発明によれば、ティーチ
ング無しに、自動車用のウインドウの周縁から所定距離
だけ内側にウレタン塗布を行なうようにでき、極めて優
れた自動車用ウインドウのウレタン塗布方法が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車用ウインドウのウレタン塗
布方法の一実施形態を実施するための自動塗布システム
の構成を示す概略図である。
【図2】図1の自動塗布システムにおける電気的構成を
示すブロック図である。
【図3】図1の自動塗布システムにおける基準パターン
と撮像部により撮像されたウインドウの外形パターンと
の関係を示す概略図である。
【図4】図1の自動塗布システムにおける基準パターン
と撮像部により撮像されたウインドウの外形パターンと
のパターンマッチングを示す概略図である。
【図5】図1の自動塗布システムにおける撮像されたウ
インドウの外形パターンによる直線部の移動量の検出を
示す概略図である。
【図6】図1の自動塗布システムにおけるウインドウの
ウレタン塗布作業を示すフローチャートである。
【図7】図6のウレタン塗布作業における粗計測を示す
フローチャートである。
【図8】図6のウレタン塗布作業における密計測を示す
フローチャートである。
【図9】図1の自動塗布システムにおける二次元変位セ
ンサによる密計測を示す概略斜視図である。
【図10】図9の密計測による二次元変位センサの検出
信号を示すグラフである。
【図11】従来の自動車用ウインドウのウレタン塗布に
おける位置決めを示す概略図である。
【符号の説明】
10 自動塗布システム 11 ウインドウ 12 ワーク台 13 搬送コンベア 14 撮像部 15 画像処理部 16 制御部 17 シーケンサ 18 照明装置 20 自動塗布装置 21 塗布ガン 22 二次元変位センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用ウインドウのウレタン塗布工程
    において、 ほぼXY平面内に配置された自動車用ウインドウを撮像
    する第一の段階と、 第一の段階で撮像された自動車用ウインドウの画像に基
    づいて、自動車用ウインドウの外形パターンを検出する
    第二の段階と、 第二の段階で検出された自動車用ウインドウの外形パタ
    ーンと、塗布開始ポイントを備えた基準パターンとを比
    較して、XY方向の移動量及び回転量を算出する第三の
    段階と、 第三の段階により算出された自動車用ウインドウのXY
    方向の移動量及び回転量に基づいて、塗布ガンの前もっ
    て登録されている基準パターンに対する移動軌跡及び塗
    布開始ポイントを、当該自動車用ウインドウの外形パタ
    ーンにより補正する第四の段階と、 第四の段階により補正された塗布開始ポイントに塗布ガ
    ンを移動させ、さらに補正された移動軌跡に沿って、塗
    布ガンをこの自動車用ウインドウに対して移動させて、
    当該自動車用ウインドウの周縁から所定のオフセット量
    だけ内側にウレタンを塗布する第五の段階と、を含んで
    いることを特徴とする、自動車用ウインドウのウレタン
    塗布方法。
  2. 【請求項2】 前記第五の段階にて、塗布ガンに隣接し
    て設けられた二次元変位センサにより、自動車用ウイン
    ドウの縁部の位置及び傾斜を検出して、 塗布ガンを、自動車用ウインドウの縁部から所定のオフ
    セット量だけ内側にて、自動車用ウインドウの表面に対
    して垂直に保持することを特徴とする、請求項1に記載
    の自動車用ウインドウのウレタン塗布方法。
  3. 【請求項3】 前記第五の段階にて、自動車用ウインド
    ウの直線部の移動量を、第二の段階により検出された自
    動車用ウインドウの外形パターンから算出することを特
    徴とする、請求項1又は2に記載の自動車用ウインドウ
    のウレタン塗布方法。
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