JPH0725733A - 毛髪処理剤 - Google Patents

毛髪処理剤

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JPH0725733A
JPH0725733A JP16802293A JP16802293A JPH0725733A JP H0725733 A JPH0725733 A JP H0725733A JP 16802293 A JP16802293 A JP 16802293A JP 16802293 A JP16802293 A JP 16802293A JP H0725733 A JPH0725733 A JP H0725733A
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JP
Japan
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hair
alcohol
ester
treating agent
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP16802293A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoo Hasegawa
素夫 長谷川
Eiji Yoda
英二 余田
Mayumi Yogoshi
真由美 余越
Takeshi Koresawa
猛 是沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KURODA JAPAN KK
KUROODA JAPAN KK
Original Assignee
KURODA JAPAN KK
KUROODA JAPAN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 毛髪処理剤に、これで毛髪を処理した場合
に、整髪性、適度な油性、ツヤ、ボリューム感、櫛通り
性、等を与える、すぐれた油成分を提供する。 【構成】 シリコン油とエステル型油脂でそれを構成す
る。脂肪酸とアルコールの内どちらかが、分枝構造で、
他方が直鎖のものを組み合わせて使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人の毛髪処理剤で、これ
で毛髪を処理した場合、整髪性、適度の油性、ツヤ、感
触、ボリューム感、櫛通り性、耐電防止等の効果を与え
るものに関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪の処理剤としては、従来から、リン
ス、整髪料、ヘアトニック、ブリランチン、等種々のも
のがあり、その中で例えば整髪料を更に詳しく見れば、
油性のものでも固型のチック、軟質なポマード、液状の
ヘアオイルがあり、乳化されたものとしてヘアクリー
ム、ヘアミルク、ヘアソリッド等があり、又ヘアリキッ
ド、セットローションのように溶液状のものもある。こ
の外、ムース状のものとかスプレイ型のものもある。又
養毛料に関しても、種々の形態のものがある。それらの
油性原料として古くは、ヒマシ油、木ロウ、椿油等がよ
く用いられたが、次には更に広範囲に種々のエステル型
の天然油脂、合成油脂も用いられるようになり、又、流
動パラフィン、スクワラン等の炭化水素油も用いられる
ようになってきた。近年、シリコン油等の使用も増加し
てきた。
【0003】
【解決しようとする課題】毛髪処理剤に用いる油性成分
としてシリコン油、例えばポリメチルシロキサンを用い
た場合、長所として、 (1)ベタつき少なく、さっぱりした仕上がり感触が得
られる。 (2)毛髪の滑り性、櫛通りがよい。等があげられる
が、短所として、 (1)シャンプーによる洗浄の時の残留性が高くパーマ
ネントウェーブのかかりが悪い。 (2)使用後の毛髪の感触が、ゴワゴワし柔軟性に欠け
る (3)光沢が出すぎて、ギラギラした感じになる等があ
る。
【0004】一方、珪素を含まない通常のエステル型の
油脂ではシリコン油とは逆の長所、短所を持っている。
しかし、シリコン油と珪素を含まないエステル型油脂を
適当に混合すれば、総合して両方の長所を兼ね備えた毛
髪処理剤ができるかと云うと、そのような簡単なもので
はなく、両方の欠点があらわれることさえある。
【0005】シリコン油と珪素を含まないエステル型の
油を併用して、できるだけ両方の長所を出すにはどうす
ればよいかを解決するのが、この特許の解決すべき課題
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】種々のシリコン油、即
ち、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキ
サン、等と種々の珪素を含まないエステル油脂の組合せ
の中で、上記の本発明の解決しようとする課題を解決で
きる完成度の高いものをさがした。エステル油として
は、 (1)直鎖脂肪酸の直鎖アルコールエステル (2)脂肪酸と脂肪族アルコールのどちらかが直鎖で、
片方が分枝のもののエステル (3)脂肪酸とアルコールが共に分枝のもののエステル これらに関してテストしたが、これらの内、特に(2)
に属するもので、一分子の炭素数20以上のものが、シ
リコン油と組み合わせた時、両方の長所が出て欠点が少
ないことがわかり、本発明を完成した。
【0007】本発明に使用するシリコン油は、メチルポ
リシロキサン、エチルポリシロキサン、フェニルポリシ
ロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等であって
も、それらのポリエチレンオキサイド付加物、アミノ変
性物、4級アンモニウム化物等であってもよい。又、揮
発性の著しいものでなければ環状物でも、直鎖状でも、
又、分子量が大きくても小さくてもよい。2種以上の混
合物でもよい。
【0008】又、本発明に使用する脂肪酸と、脂肪族ア
ルコールのどちらかが直鎖、他の一方が分枝で、一分子
の炭素数が20以上のエステルの内脂肪酸が、分枝のも
のとしては、例えばイソステアリン酸、2ーエチルヘキ
サン酸、イソノナン酸、イソミリスチン酸、イソパルミ
チン酸、等が挙げられる。これらのエステルとしてはイ
ソステアリン酸エチル、イソステアリン酸オクタデカン
グリコール、イソステアリン酸グリセリンモノエステ
ル、イソステアリン酸グリセリンジエステル、イソステ
アリン酸グリセリントリエステル、イソパルミチン酸グ
リセリンジエステル、等があげられる。
【0009】一方、エステルを構成する脂肪族アルコー
ルが分枝のものとしては、例えば、2−エチルヘキシル
アルコール、イソノニルアルコール、イソトリデシルア
ルコール、イソセチルアルコール、イソステアリルアル
コール、2−オクチルドデシルアルコール、等があげら
れ、そのエステルとしては、例えば、ラウリン酸イソス
テアリル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸オク
チルドデシル、パルミチン酸−2−エチルヘキシル、ス
テアリン酸−2−エチルヘキシル、ステアリン酸イソセ
チルがあげられる。
【0010】なお、本発明に使用する脂肪酸と、脂肪族
アルコールはそれぞれ1価のものでもよいが、2価以上
のものでもよい。これに属する脂肪酸としては、コハク
酸、アジピン酸、セバチン酸等が上げられる。又、アル
コールとしてはエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、グリセリン等が上げられる。
【0011】これに反し、エステルを構成する脂肪酸
と、アルコールの両方が直鎖のもの、例えばステアリン
酸グリセリントリエステル、ミリスチン酸デシル、プロ
ピオン酸エイコサニル、ステアリン酸ステアリル、オレ
イン酸オレイル等は、シリコン油と共に毛髪処理剤に使
用すると、比較的融点が高いため、分散が悪かったりし
て、製造面でも不都合があり、毛髪処理剤の性能として
も、毛髪の粘着製性があり、櫛通りもよくなく、又、ツ
ヤもよくない。
【0012】又、エステルを構成する脂肪酸と、アルコ
ールの両方が分枝構造を持つもの、例えばイソノナン酸
イソトリデシル、イソステアリン酸イソセチル、イソパ
ルミチン酸−2−エチルヘキシル等を、シリコン油と共
に使用して、毛髪処理剤を作ると、毛髪の仕上りのツヤ
に問題があり、櫛通りもやや悪くなる。
【0013】エステル1分子の含有炭素原子数が19以
下の場合、例えばミリスチン酸イソプロピル、パルミチ
ン酸イソプロピルの場合、一般に皮膚に対する刺激があ
り、安全性に問題がある。又、においの悪いものが多
い。又、毛髪処理剤に使用した時、油性感、即ち、毛髪
がシットリとまとまる性質が弱く、所謂フライング傾向
があり、好ましくないので、本発明からは除外した。
【0014】上記のように、シリコン油と、珪素を含ま
ないエステル油脂で、それを構成する酸、又はアルコー
ルのどちらか一方が分枝構造で、他方は直鎖のものを、
組み合わせて含有させることにより、前述した課題がほ
ゞ解決できることがわかったが、本発明の毛髪処理剤
は、これらからだけで作られるものではなく、その効果
を減殺されない範囲で、他の原料も共に配合することは
さまたげない。例えば、水、界面活性剤、ポリマー類、
油脂類、ワックス類、香料、pH調整剤、防腐剤、着色
剤、等を添加してもよい。
【0015】
【実施例1と参考例1〜3】表1の処方でヘアクリーム
を作った。実施例1と参考例1、参考例2は、それぞれ
ステアリン酸セチルのノーマルイソ、ノーマルノーマ
ル、イソイソを使用した。参考例1のノーマルノーマル
は、固形のワックスで他が液状油であるのと全然違うの
で、特性を類似させる意味で、参考例3で液状のステア
リン酸ブチルを使用した。これらのヘアクリームを5人
のパネラーに使用させ、その感触を1〜5点法で出し、
5人の平均を表2にまとめた。この表からわかるよう
に、実施例のものは参考例のものとくらべて、明らかに
仕上った毛髪の感触がすぐれている。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【実施例2〜6と参考例4〜6】重量%でエチルアルコ
ール15、水70、メチルポリシロキサン3に対して、
下記の原料を12混合して毛髪処理剤を作った。 実施例2 イソステアリン酸エチル 実施例3 イソパルミチン酸グリセリン 実施例4 パルミチン酸エチルヘキシル 実施例5 ラウリン酸イソステアリル 実施例6 コハク酸ジエチルヘキシル 参考例4 パルミチン酸イソプロピル 参考例5 ミリスチン酸ミリスチル 参考例6 イソパルミチン酸プロピル この試作毛髪処理剤は、完全混合しないものもあったの
で、その場合にはよく振り混ぜてその直後に使用した。
これを5人のパネラーに洗髪直後に使用させ、処理後の
感触を5点法(最もよいものが5、悪いものが1)で採
点し、その平均を表3にまとめた。この表からわかるよ
うに、本発明の実施例は参考例のものよりすぐれてい
る。参考例6のように、イソ酸とノーマルアルコールの
エステルでも、1分子の含有炭素数が19以下のものは
劣る。
【0019】
【表3】
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、シリコン油と珪素
を含まないエステル型油脂で、それを構成する酸、又は
アルコールのどちらか一方が分枝構造で、他方は直鎖の
もので、含有炭素数20以上のものを含有する毛髪処理
剤を使用して仕上げた毛髪は、ベタつきが少なく、さっ
ぱりした感触を持ち、毛髪の滑り性、櫛通り性がよく、
逆にゴワゴワと固く柔軟性に欠けることもなく、又、適
度の光沢を持つ。又、洗浄性もシリコン油と他の原料と
の組合せのものより改善される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪酸とアルコールのエステルで炭素原
    子数20以上のもので脂肪酸とアルコールのどちらか一
    方が分枝構造を持つものと、シリコン油を含有する毛髪
    処理剤。
JP16802293A 1993-07-07 1993-07-07 毛髪処理剤 Pending JPH0725733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16802293A JPH0725733A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 毛髪処理剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16802293A JPH0725733A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 毛髪処理剤

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Publication Number Publication Date
JPH0725733A true JPH0725733A (ja) 1995-01-27

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ID=15860364

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JP16802293A Pending JPH0725733A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 毛髪処理剤

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JP (1) JPH0725733A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004107218A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Hoyu Co Ltd 毛髪化粧料組成物
JP2007508295A (ja) * 2003-10-10 2007-04-05 インターナショナル フローラ テクノロジーズ,リミテッド 脂肪アルコール化合物、製品の延展性を改善する方法、およびその使用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004107218A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Hoyu Co Ltd 毛髪化粧料組成物
JP2007508295A (ja) * 2003-10-10 2007-04-05 インターナショナル フローラ テクノロジーズ,リミテッド 脂肪アルコール化合物、製品の延展性を改善する方法、およびその使用

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