JPH07256928A - カラ−液晶プリントヘッド - Google Patents
カラ−液晶プリントヘッドInfo
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- JPH07256928A JPH07256928A JP5165894A JP5165894A JPH07256928A JP H07256928 A JPH07256928 A JP H07256928A JP 5165894 A JP5165894 A JP 5165894A JP 5165894 A JP5165894 A JP 5165894A JP H07256928 A JPH07256928 A JP H07256928A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】連続的に移動する感光紙上で、赤、緑、青色の
各カラ−光を、色ずれと結像ぼけ無しで精度よく重ね露
光させる、小型のカラ−液晶プリントヘッドを提供する
こと。 【構成】赤、緑、青色のカラ−光を時間をずらして順次
露光を繰り返すカラー光源と、各カラ−光に対応した少
なくとも3列の画素列を有する白黒液晶シャッタ−アレ
イ14と、白黒液晶シャッタ−アレイ上の像を連続的に
移動する感光紙16上に精度よく結像させるセルフォッ
クレンズアレイ15とから構成される。ここで、各画素
は、画素列毎にカラー光源からの各カラー光に同期する
とともに、画像データに応じて開閉し、感光紙上に、各
画素に対応する領域毎に赤、緑、青色の光で露光する。 【効果】高画質で短時間のプリントが可能な小型、低コ
ストのカラ−液晶プリントヘッドを提供できる。
各カラ−光を、色ずれと結像ぼけ無しで精度よく重ね露
光させる、小型のカラ−液晶プリントヘッドを提供する
こと。 【構成】赤、緑、青色のカラ−光を時間をずらして順次
露光を繰り返すカラー光源と、各カラ−光に対応した少
なくとも3列の画素列を有する白黒液晶シャッタ−アレ
イ14と、白黒液晶シャッタ−アレイ上の像を連続的に
移動する感光紙16上に精度よく結像させるセルフォッ
クレンズアレイ15とから構成される。ここで、各画素
は、画素列毎にカラー光源からの各カラー光に同期する
とともに、画像データに応じて開閉し、感光紙上に、各
画素に対応する領域毎に赤、緑、青色の光で露光する。 【効果】高画質で短時間のプリントが可能な小型、低コ
ストのカラ−液晶プリントヘッドを提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光プリンタ−に用いるプ
リントヘッドに係わり、更に詳しくは感光紙上にフルカ
ラ−プリントが可能なカラ−液晶プリントヘッドに関す
る。
リントヘッドに係わり、更に詳しくは感光紙上にフルカ
ラ−プリントが可能なカラ−液晶プリントヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】多数の液晶画素をオン、オフして、感光
紙上に複数色の変調されたカラ−光を照射させ、カラ−
画像を書き込む方法は、例えば、特開平2−16927
0号公報に記載されている。
紙上に複数色の変調されたカラ−光を照射させ、カラ−
画像を書き込む方法は、例えば、特開平2−16927
0号公報に記載されている。
【0003】この方法は、図6に示すように、球面レン
ズ62によって白色光源61を線状に集光させる光学系
の中に、赤(R)、緑(G)、青(B)色の光を透過さ
せる3つの列シャッタ−を構成要素とするカラ−液晶シ
ャッタ−63を配置させ、さらに、光が線状に焦光され
る位置には多数個の画素エレメントが1列に並んだ白黒
の液晶シャッタ−アレイ64を配置させる構成となって
いる。前述の構成の基で、赤、緑、青色の各液晶列シャ
ッタ−の開閉に同期して白黒の液晶シャッタ−アレイ内
の画素エレメントを各色情報に応じて開閉させている。
また、色情報に応じて開閉する液晶シャッタ−の画素1
ライン分の書き込み時間は感光紙64の移動時間にほぼ
一致させている。
ズ62によって白色光源61を線状に集光させる光学系
の中に、赤(R)、緑(G)、青(B)色の光を透過さ
せる3つの列シャッタ−を構成要素とするカラ−液晶シ
ャッタ−63を配置させ、さらに、光が線状に焦光され
る位置には多数個の画素エレメントが1列に並んだ白黒
の液晶シャッタ−アレイ64を配置させる構成となって
いる。前述の構成の基で、赤、緑、青色の各液晶列シャ
ッタ−の開閉に同期して白黒の液晶シャッタ−アレイ内
の画素エレメントを各色情報に応じて開閉させている。
また、色情報に応じて開閉する液晶シャッタ−の画素1
ライン分の書き込み時間は感光紙64の移動時間にほぼ
一致させている。
【0004】前記方法の利点は、精度の高いカラ−露光
を維持しながら、かつ、感光紙を連続的に移動するた
め、短時間のプリントが可能であることにある。すなわ
ち、赤緑、青色の光を透過させる3つの列シャッタ−の
配置が感光紙の移動方向に対してずれているので、球面
レンズによって白黒の液晶シャッタ−アレイ上に線状に
集光された赤、緑、青色の各カラ−は感光紙が移動しな
い時は、白黒の液晶シャッタ−アレイと感光紙の間に距
離があるため感光紙上でわずかに位置ずれして順次光照
射されるが、実際には感光紙の連続移動により、順次選
択される3つの赤緑、青色のカラ−光は感光紙上でほぼ
位置ずれなく重なりあって多重照射されることになるた
めである。
を維持しながら、かつ、感光紙を連続的に移動するた
め、短時間のプリントが可能であることにある。すなわ
ち、赤緑、青色の光を透過させる3つの列シャッタ−の
配置が感光紙の移動方向に対してずれているので、球面
レンズによって白黒の液晶シャッタ−アレイ上に線状に
集光された赤、緑、青色の各カラ−は感光紙が移動しな
い時は、白黒の液晶シャッタ−アレイと感光紙の間に距
離があるため感光紙上でわずかに位置ずれして順次光照
射されるが、実際には感光紙の連続移動により、順次選
択される3つの赤緑、青色のカラ−光は感光紙上でほぼ
位置ずれなく重なりあって多重照射されることになるた
めである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た公報の方法も、白黒の液晶シャッタ−アレイ上に線状
に集光された光が感光紙上に到達する過程で焦点ぼけを
生じる原理的欠点がある。この焦点ぼけを減少させるた
めに、球面レンズの焦点距離を大きくしたりすると光路
長が大きくなり光学系を含んだカラ−液晶プリントヘッ
ドが大型化してしまい、コストも高くなってしまう。
た公報の方法も、白黒の液晶シャッタ−アレイ上に線状
に集光された光が感光紙上に到達する過程で焦点ぼけを
生じる原理的欠点がある。この焦点ぼけを減少させるた
めに、球面レンズの焦点距離を大きくしたりすると光路
長が大きくなり光学系を含んだカラ−液晶プリントヘッ
ドが大型化してしまい、コストも高くなってしまう。
【0006】したがって、本発明は上述の問題点を解決
し、連続的に移動する感光紙上で焦点ぼけ無しに、赤、
緑、青色の各カラ−光を感光紙上の同一点上で精度よく
重ね露光させ、高画質で短時間のプリントを可能にさせ
る低コストでコンパクトなカラ−液晶プリントヘッドを
提供することを目的とする。
し、連続的に移動する感光紙上で焦点ぼけ無しに、赤、
緑、青色の各カラ−光を感光紙上の同一点上で精度よく
重ね露光させ、高画質で短時間のプリントを可能にさせ
る低コストでコンパクトなカラ−液晶プリントヘッドを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のカラー液晶プリントヘッドは、赤、緑、青色のカラ
−光を時間をずらして順次露光を繰り返すカラー光源
と、少なくとも3列の画素列を有する白黒シャッターア
レイと、セルフォックレンズアレイから構成されてい
る。ここで、白黒液晶シャッターアレイの画素列は、前
記カラー光源からの赤、緑、青色のカラ−光毎に少なく
とも一列が対応し、各画素列の画素はカラー光に同期し
て、かつ画像データに基づいて開閉する。また、セルフ
ォックレンズアレイは、各画素列の画素を透過した光
を、連続移動する感光紙の上に結像し、カラー画像を感
光紙上に光書き込みする。
明のカラー液晶プリントヘッドは、赤、緑、青色のカラ
−光を時間をずらして順次露光を繰り返すカラー光源
と、少なくとも3列の画素列を有する白黒シャッターア
レイと、セルフォックレンズアレイから構成されてい
る。ここで、白黒液晶シャッターアレイの画素列は、前
記カラー光源からの赤、緑、青色のカラ−光毎に少なく
とも一列が対応し、各画素列の画素はカラー光に同期し
て、かつ画像データに基づいて開閉する。また、セルフ
ォックレンズアレイは、各画素列の画素を透過した光
を、連続移動する感光紙の上に結像し、カラー画像を感
光紙上に光書き込みする。
【0008】本発明において、赤、緑、青色のカラ−光
を時間をずらして順次露光を繰り返すカラー光源は、ハ
ロゲンランプ点光源と、点光源を線状光に変換するアク
リルロッドと、これらの間に設置され、赤、緑、青色の
フィルタ−が付着し、各色のフィルタ−に対して1色毎
に順次独立に開閉するカラ−液晶シャッタ−から構成す
ることができる。また、白黒液晶シャッターアレイの画
素列のピッチは、感光紙の移動速度に画素列ごとの画素
の開閉時間を掛けた値にすることが望ましい。
を時間をずらして順次露光を繰り返すカラー光源は、ハ
ロゲンランプ点光源と、点光源を線状光に変換するアク
リルロッドと、これらの間に設置され、赤、緑、青色の
フィルタ−が付着し、各色のフィルタ−に対して1色毎
に順次独立に開閉するカラ−液晶シャッタ−から構成す
ることができる。また、白黒液晶シャッターアレイの画
素列のピッチは、感光紙の移動速度に画素列ごとの画素
の開閉時間を掛けた値にすることが望ましい。
【0009】
【作用】本発明の構成によれば、白黒液晶シャッタ−ア
レイ内の3列の画素列内の画素は、順次照射される赤、
緑、青色の光に同期して開閉する。例えば、赤色の光が
照射される間は赤色に対応した画素列内の画素のみが前
記色信号に応じて開閉し他の緑や青色に対応する残りの
2列の画素列内の画素はすべて閉じている。したがっ
て、白黒液晶シャッタ−アレイ上で変調された赤、緑、
青色の3種の画素列は各色に応じた画素列ごとに時間を
隔ててセルフォックレンズアレイによって感光紙上に精
度よく結像される。
レイ内の3列の画素列内の画素は、順次照射される赤、
緑、青色の光に同期して開閉する。例えば、赤色の光が
照射される間は赤色に対応した画素列内の画素のみが前
記色信号に応じて開閉し他の緑や青色に対応する残りの
2列の画素列内の画素はすべて閉じている。したがっ
て、白黒液晶シャッタ−アレイ上で変調された赤、緑、
青色の3種の画素列は各色に応じた画素列ごとに時間を
隔ててセルフォックレンズアレイによって感光紙上に精
度よく結像される。
【0010】この時、感光紙の移動速度に画素列ごとの
画素の開閉時間を掛けた感光紙の移動距離が赤、緑、青
色の3種の画素列のピッチに等しくなるように設定する
ことにより、感光紙上の1絵素上で赤、緑、青色の光を
きれいに重ね合わせることが可能となり、色ずれのない
高画質のプリントを提供することができる。
画素の開閉時間を掛けた感光紙の移動距離が赤、緑、青
色の3種の画素列のピッチに等しくなるように設定する
ことにより、感光紙上の1絵素上で赤、緑、青色の光を
きれいに重ね合わせることが可能となり、色ずれのない
高画質のプリントを提供することができる。
【0011】また、本発明の構成によれば、赤、緑、青
色のカラ−光を時間をずらして順次露光を繰り返す光源
がハロゲンランプ点光源と点光源を線状光に変換するア
クリルロッドの間に赤、緑、青色のフィルタ−が付着し
た小型のカラ−液晶シャッタ−を配置しており、また、
セルフォックレンズアレイを用いて白黒液晶シャッタ−
アレイ上で形成された線画像を感光紙上へ結像するた
め、ハロゲンランプ点光源から感光紙上にカラ−光を照
射する光学系の小型、低コスト化が可能である。
色のカラ−光を時間をずらして順次露光を繰り返す光源
がハロゲンランプ点光源と点光源を線状光に変換するア
クリルロッドの間に赤、緑、青色のフィルタ−が付着し
た小型のカラ−液晶シャッタ−を配置しており、また、
セルフォックレンズアレイを用いて白黒液晶シャッタ−
アレイ上で形成された線画像を感光紙上へ結像するた
め、ハロゲンランプ点光源から感光紙上にカラ−光を照
射する光学系の小型、低コスト化が可能である。
【0012】すなわち、ハロゲン白色光源を色分離する
カラ−液晶シャッタ−の大きさはたかだかアクリルロッ
ド端面を覆うサイズであればよく、感光紙上へのプリン
ト幅に比べ格段に小型化する。また、カラ−液晶プリン
トヘッドの構成要素であるハロゲン光源、色分離のカラ
−液晶シャッタ−、アクリルロッド、白黒液晶シャッタ
−アレイ、セルフォックレンズアレイの各エレメントは
それぞれ光の光路に沿ってほとんど密着して配置され、
光の結像や集光のための特別の光路長を必要としないの
で、非常にコンパクトで低コストのカラ−光書き込みヘ
ッドとなる。
カラ−液晶シャッタ−の大きさはたかだかアクリルロッ
ド端面を覆うサイズであればよく、感光紙上へのプリン
ト幅に比べ格段に小型化する。また、カラ−液晶プリン
トヘッドの構成要素であるハロゲン光源、色分離のカラ
−液晶シャッタ−、アクリルロッド、白黒液晶シャッタ
−アレイ、セルフォックレンズアレイの各エレメントは
それぞれ光の光路に沿ってほとんど密着して配置され、
光の結像や集光のための特別の光路長を必要としないの
で、非常にコンパクトで低コストのカラ−光書き込みヘ
ッドとなる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基ずいて説明す
る。図1は本発明の一実施例を表す模式説明図である。
ハロゲンランプ点光源11からの白色光はカラ−液晶シ
ャッタ−12により、赤、緑、青色の光に分離され、時
間をずらして連続的にアクリルロッド13の端面に照射
される。前記アクリルロッドは光の出射面を除いてアル
ミなどが蒸着された反射箔で覆われおり、ロッド端面か
ら入射した光を効率的に線状光に変える働きを持つ。し
たがって、白黒液晶シャッタ−アレイ14には赤、緑、
青色の線状光が時間をずらして連続的に照射される。
る。図1は本発明の一実施例を表す模式説明図である。
ハロゲンランプ点光源11からの白色光はカラ−液晶シ
ャッタ−12により、赤、緑、青色の光に分離され、時
間をずらして連続的にアクリルロッド13の端面に照射
される。前記アクリルロッドは光の出射面を除いてアル
ミなどが蒸着された反射箔で覆われおり、ロッド端面か
ら入射した光を効率的に線状光に変える働きを持つ。し
たがって、白黒液晶シャッタ−アレイ14には赤、緑、
青色の線状光が時間をずらして連続的に照射される。
【0014】その際、白黒シャッタ−アレイ内には赤、
緑、青色に対応した3列の画素列があるが、それぞれ、
指定されたカラ−光のみ透過可能であるように駆動され
る。例えば、赤色の線状光が照射されるときには、赤色
に対応した1画素列のみ透過可能で、他の2列の画素列
は暗状態に維持される。そして、白黒液晶シャッタ−ア
レイで変調される赤、緑、青色の各線状光はセルフォッ
クレンズアレイ15によってポラロイド社製のスペクト
ラ・インスタントフィルムなどの感光紙上に結像され
る。この時、感光紙は白黒液晶シャッタ−アレイに対す
る相対的な移動により、赤、緑、青色の各線状光は感光
紙上の同一の場所で順次露光されることになり、色ずれ
のない高品質のプリント画像が得られる。
緑、青色に対応した3列の画素列があるが、それぞれ、
指定されたカラ−光のみ透過可能であるように駆動され
る。例えば、赤色の線状光が照射されるときには、赤色
に対応した1画素列のみ透過可能で、他の2列の画素列
は暗状態に維持される。そして、白黒液晶シャッタ−ア
レイで変調される赤、緑、青色の各線状光はセルフォッ
クレンズアレイ15によってポラロイド社製のスペクト
ラ・インスタントフィルムなどの感光紙上に結像され
る。この時、感光紙は白黒液晶シャッタ−アレイに対す
る相対的な移動により、赤、緑、青色の各線状光は感光
紙上の同一の場所で順次露光されることになり、色ずれ
のない高品質のプリント画像が得られる。
【0015】なお、前述の2種の液晶シャッタ−(カラ
−液晶シャッタ−12、白黒液晶シャッタ−アレイ1
4)には、短時間のプリント時間を達成するために、1
0キロヘルツ程度の交流電圧の印加によってミリ秒単位
で高速応答するス−パ−ツイステッドネマチック型液晶
を用いた。図2は白色光を色分離するためのカラ−液晶
シャッタ−の模式図であり、赤、緑、青色に対応する3
つの領域に分割された透明電極付き上ガラス基板23と
全面べたの透明電極付き下ガラス基板25の間にねじれ
角度が240度ツイストで、5.5ミクロンの液晶層2
4を挟み、また、偏光軸が直交するように上偏光板22
と下偏光板26が配置され、さらに、赤(R)、緑
(G)、青(B)色のカラ−フィルタ−21を上偏光板
22上に配置して構成されている。
−液晶シャッタ−12、白黒液晶シャッタ−アレイ1
4)には、短時間のプリント時間を達成するために、1
0キロヘルツ程度の交流電圧の印加によってミリ秒単位
で高速応答するス−パ−ツイステッドネマチック型液晶
を用いた。図2は白色光を色分離するためのカラ−液晶
シャッタ−の模式図であり、赤、緑、青色に対応する3
つの領域に分割された透明電極付き上ガラス基板23と
全面べたの透明電極付き下ガラス基板25の間にねじれ
角度が240度ツイストで、5.5ミクロンの液晶層2
4を挟み、また、偏光軸が直交するように上偏光板22
と下偏光板26が配置され、さらに、赤(R)、緑
(G)、青(B)色のカラ−フィルタ−21を上偏光板
22上に配置して構成されている。
【0016】赤(R)、緑(G)、青(B)色のカラ−
フィルタ−の面積は感光紙の色感度、液晶層の色、ハロ
ゲン光などに合わせてその比率を調整するが、本実施例
の場合赤、緑、青の順番で面積を広くして色バランスの
よいプリント画像を得るようにしている。以上述べた色
を分離するカラ−液晶シャッタ−は1.2センチ角の小
さな外形サイズで、3ミリ秒毎に赤、緑、青の透過光を
アクリルロッドの端面に順次照射していく。
フィルタ−の面積は感光紙の色感度、液晶層の色、ハロ
ゲン光などに合わせてその比率を調整するが、本実施例
の場合赤、緑、青の順番で面積を広くして色バランスの
よいプリント画像を得るようにしている。以上述べた色
を分離するカラ−液晶シャッタ−は1.2センチ角の小
さな外形サイズで、3ミリ秒毎に赤、緑、青の透過光を
アクリルロッドの端面に順次照射していく。
【0017】図3はアクリルロッドから3ミリ秒毎に順
次出射する赤、緑、青色の線状光を色信号に応じて変調
する白黒液晶シャッタ−アレイの画素配置を示す模式平
面図であり、640本の信号電極31と3本の走査電極
32との交差により1920個の140ミクロンサイズ
の白黒画素が形成されている。赤色の線状光が照射され
る3ミリ秒間は走査電極T1上の画素のみ画像信号に応
じて変調され、走査電極T2とT3上の画素はすべて暗
状態にセットされている。次に、緑色の線状光が照射さ
れる3ミリ秒間は走査電極T2上の画素のみ変調され、
走査電極T1とT3上の画素は暗状態にセットされてい
る。最後に、青色の線状光が照射される3ミリ秒間は走
査電極T3上の画素のみ変調され、走査電極T1とT2
上の画素は暗状態にセットされている。
次出射する赤、緑、青色の線状光を色信号に応じて変調
する白黒液晶シャッタ−アレイの画素配置を示す模式平
面図であり、640本の信号電極31と3本の走査電極
32との交差により1920個の140ミクロンサイズ
の白黒画素が形成されている。赤色の線状光が照射され
る3ミリ秒間は走査電極T1上の画素のみ画像信号に応
じて変調され、走査電極T2とT3上の画素はすべて暗
状態にセットされている。次に、緑色の線状光が照射さ
れる3ミリ秒間は走査電極T2上の画素のみ変調され、
走査電極T1とT3上の画素は暗状態にセットされてい
る。最後に、青色の線状光が照射される3ミリ秒間は走
査電極T3上の画素のみ変調され、走査電極T1とT2
上の画素は暗状態にセットされている。
【0018】上記繰り返しが3ミリ秒毎に感光紙と相対
的に移動する白黒液晶シャッタ−アレイ上で起こり、フ
ルカラ−画像を書き込んでいく。図4は白黒液晶シャッ
タ−アレイ上の画素を前述した動作で動かすための実際
の駆動波形である。信号電極(S1、S2、S3、・・
・)には3ミリ秒毎に明状態の選択には零電圧、暗状態
の選択には12ボルト10キロヘルツの交流波形をそれ
ぞれ印加する。なお、3ミリ秒の選択時間内で零電圧期
間と交流電圧期間との比率を変えれば中間調の選択波形
となる。
的に移動する白黒液晶シャッタ−アレイ上で起こり、フ
ルカラ−画像を書き込んでいく。図4は白黒液晶シャッ
タ−アレイ上の画素を前述した動作で動かすための実際
の駆動波形である。信号電極(S1、S2、S3、・・
・)には3ミリ秒毎に明状態の選択には零電圧、暗状態
の選択には12ボルト10キロヘルツの交流波形をそれ
ぞれ印加する。なお、3ミリ秒の選択時間内で零電圧期
間と交流電圧期間との比率を変えれば中間調の選択波形
となる。
【0019】一方、3本の走査電極(T1、T2、T
3)には9ミリ秒毎に24ボルトの交流電圧と零電圧が
2対1の時間比率で印加され、零電圧の期間は各走査電
極の順番に従って3ミリ秒ずつずれている。これは3本
の走査電極上の画素列を3ミリ秒毎に順次選択するため
で、信号電極を通じて印加されるが画像デ−タは走査電
極電圧が零電圧の期間の時のみ液晶画素を変調可能であ
る。逆に、24ボルトの交流電圧が印加されている時は
信号電極にどのようなデ−タ信号が印加されても液晶画
素に印加される電圧が12ボルト以上となり暗状態にセ
ットされる。
3)には9ミリ秒毎に24ボルトの交流電圧と零電圧が
2対1の時間比率で印加され、零電圧の期間は各走査電
極の順番に従って3ミリ秒ずつずれている。これは3本
の走査電極上の画素列を3ミリ秒毎に順次選択するため
で、信号電極を通じて印加されるが画像デ−タは走査電
極電圧が零電圧の期間の時のみ液晶画素を変調可能であ
る。逆に、24ボルトの交流電圧が印加されている時は
信号電極にどのようなデ−タ信号が印加されても液晶画
素に印加される電圧が12ボルト以上となり暗状態にセ
ットされる。
【0020】前述の駆動方法により、赤、緑、青色の各
線状光は白黒液晶シャッタ−アレイ内の3つの走査電極
上の画素列によって順次変調され、セルフォックレンズ
アレイを通して、相対的に移動している感光紙上へ色ず
れなく結像した。なお、ポラロイド社製スペクトライン
スタントフィルムを用いたプリント実験では、画素数6
40×400で各色64階調のフルカラ−の画像プリン
トを約4秒で形成することができた。
線状光は白黒液晶シャッタ−アレイ内の3つの走査電極
上の画素列によって順次変調され、セルフォックレンズ
アレイを通して、相対的に移動している感光紙上へ色ず
れなく結像した。なお、ポラロイド社製スペクトライン
スタントフィルムを用いたプリント実験では、画素数6
40×400で各色64階調のフルカラ−の画像プリン
トを約4秒で形成することができた。
【0021】なお、白黒液晶シャッタ−アレイの画素列
数は3列以上の場合にも適用可能である。例えば、図5
に示すように、4本の走査電極52(T1、T2、T
3、T4)と多数本の信号電極51(S1、S2、S
3、・・・)とで形成される白黒液晶シャッタ−アレイ
においては、赤(R)色の線状光の変調は2本の走査電
極T1、T2と各信号電極群の組み合わせで行い、緑
(G)色の線状光の変調には走査電極T2、T3と信号
電極群の組み合わせで行い、青(B)色の線状光には走
査電極T3、T4と信号電極群の組み合わせで変調を行
う。この方法は、感光紙上に各カラ−線状光を露光する
際に光の照射密度を高めることが可能で、光源の強度が
弱い時に極めて有効である。
数は3列以上の場合にも適用可能である。例えば、図5
に示すように、4本の走査電極52(T1、T2、T
3、T4)と多数本の信号電極51(S1、S2、S
3、・・・)とで形成される白黒液晶シャッタ−アレイ
においては、赤(R)色の線状光の変調は2本の走査電
極T1、T2と各信号電極群の組み合わせで行い、緑
(G)色の線状光の変調には走査電極T2、T3と信号
電極群の組み合わせで行い、青(B)色の線状光には走
査電極T3、T4と信号電極群の組み合わせで変調を行
う。この方法は、感光紙上に各カラ−線状光を露光する
際に光の照射密度を高めることが可能で、光源の強度が
弱い時に極めて有効である。
【0022】
【発明の効果】以上の実施例で述べたように、本発明の
カラ−液晶プリントヘッドは赤、緑、青色のカラ−光を
時間をずらして順次露光を繰り返す光源と赤、緑、青色
のカラ−画像に対応した少なくとも3列の画素列を有す
る白黒液晶シャッタ−アレイと白黒液晶シャッタ−アレ
イ上の像を感光紙上に精度よく結像させるセルフォック
レンズアレイとから構成されているため、連続的に移動
する感光紙上に赤、緑、青色の各色を色ずれ無しに精度
よく重ね露光することができ、高画質のフルカラ−画像
プリントを短時間で提供できる。さらに、本発明のカラ
−液晶プリントヘッドは、赤、緑、青色のカラ−光を時
間をずらして順次露光を繰り返す光源が、ハロゲンラン
プ点光源と点光源を線状光に変換するアクリルロッドの
間に赤、緑青色のフィルタ−が付着した小型のカラ−液
晶シャッタ−を配置して構成されているため、コンパク
トで低コストなカラ−液晶プリントヘッドとなる。
カラ−液晶プリントヘッドは赤、緑、青色のカラ−光を
時間をずらして順次露光を繰り返す光源と赤、緑、青色
のカラ−画像に対応した少なくとも3列の画素列を有す
る白黒液晶シャッタ−アレイと白黒液晶シャッタ−アレ
イ上の像を感光紙上に精度よく結像させるセルフォック
レンズアレイとから構成されているため、連続的に移動
する感光紙上に赤、緑、青色の各色を色ずれ無しに精度
よく重ね露光することができ、高画質のフルカラ−画像
プリントを短時間で提供できる。さらに、本発明のカラ
−液晶プリントヘッドは、赤、緑、青色のカラ−光を時
間をずらして順次露光を繰り返す光源が、ハロゲンラン
プ点光源と点光源を線状光に変換するアクリルロッドの
間に赤、緑青色のフィルタ−が付着した小型のカラ−液
晶シャッタ−を配置して構成されているため、コンパク
トで低コストなカラ−液晶プリントヘッドとなる。
【図1】本発明のカラー液晶プリントヘッドの実施例を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図2】本発明に係わるカラー液晶シャッタ−の実施例
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図3】本発明に係わる白黒液晶シャッタ−アレイの実
施例を示す模式平面図である。
施例を示す模式平面図である。
【図4】本発明に係わる白黒液晶シャッタ−アレイの実
施例の駆動波形図である。
施例の駆動波形図である。
【図5】本発明に係わる白黒液晶シャッタ−アレイの別
の実施例を示す模式平面図である。
の実施例を示す模式平面図である。
【図6】従来のカラ−液晶プリント装置の実施例を示す
模式図である。
模式図である。
11 ハロゲンランプ 12 カラ−液晶シャッタ− 13 アクリルロッド 14 白黒液晶シャッタ−アレイ 15 セルフォックレンズアレイ 16 感光紙 21 カラ−フィルタ− 22 上偏光板 23 透明電極付き上ガラス基板 24 液晶層 25 透明電極付き下ガラス基板 26 下偏光板 31 信号電極 32 走査電極 33 白黒画素 51 信号電極 52 走査電極 61 白色光源 62 球面レンズ 63 カラ−液晶シャッタ− 64 白黒液晶シャッタ− 65 感光紙
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の画素を有する液晶シャッターアレ
イを備え、各画素は光源からの光を画像データに基づい
て透過し、感光紙上に前記画素に対応する領域毎に複数
のカラー光で露光して、カラ−画像を書き込むカラ−液
晶プリントヘッドにおいて、赤、緑、青色のカラ−光を
時間をずらして順次露光を繰り返すカラー光源と、少な
くとも3列の画素列を有する白黒シャッターアレイと、
セルフォックレンズアレイを有し、前記白黒液晶シャッ
ターアレイの画素列は、前記カラー光源からの赤、緑、
青色のカラ−光毎に少なくとも一列が対応し、各画素列
の画素はカラー光に同期して、かつ画像データに基づい
て開閉し、セルフォックレンズアレイは、各画素列の画
素を透過した光を、連続移動する感光紙の上に結像して
光書き込みすることを特徴とするカラ−液晶プリントヘ
ッド。 - 【請求項2】 カラー光源は、ハロゲンランプ点光源
と、点光源を線状光に変換するアクリルロッドと、前記
ハロゲンランプ点光源とアクリルロッドの間に設けられ
たカラ−液晶シャッタ−から構成され、カラー液晶シャ
ッターは、液晶シャッターに、赤、緑、青色のフィルタ
−が付着されており、ハロゲンランプの光を入力し、各
フィルターに対応する液晶を順次駆動して、カラー光を
アクリルロッドに送ることを特徴とする請求項1に記載
のカラ−液晶プリントヘッド。 - 【請求項3】 白黒液晶シャッターアレイの画素列のピ
ッチが、感光紙の移動速度に画素列ごとの画素の開閉時
間を掛けた値に等しいことを特徴とする請求項1に記載
のカラ−液晶プリントヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05165894A JP3432267B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | カラープリントヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05165894A JP3432267B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | カラープリントヘッド |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001026217A Division JP3572022B2 (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 露光装置 |
JP2001026216A Division JP2001264886A (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | カラー露光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07256928A true JPH07256928A (ja) | 1995-10-09 |
JP3432267B2 JP3432267B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=12892984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05165894A Expired - Fee Related JP3432267B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | カラープリントヘッド |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3432267B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997022905A1 (en) * | 1995-12-19 | 1997-06-26 | Polaroid Corporation | Efficient led light geometry for optical printers |
US6281923B1 (en) | 1999-04-02 | 2001-08-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Optical print head |
US6414705B1 (en) | 1999-05-11 | 2002-07-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Optical printing apparatus |
US6504566B1 (en) | 1999-04-28 | 2003-01-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Optical printing apparatus |
US6697036B2 (en) | 2000-08-25 | 2004-02-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Liquid crystal control device to provide a uniform display or exposure on a display device |
WO2004016437A1 (ja) | 2002-08-14 | 2004-02-26 | Citizen Watch Co., Ltd. | 液晶露光装置 |
US6930699B2 (en) | 2000-05-31 | 2005-08-16 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Optical printing device |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP05165894A patent/JP3432267B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH11502639A (ja) * | 1995-12-19 | 1999-03-02 | ポラロイド コーポレイション | 光学プリンタ用の効率的なled光ジオメトリ |
US5969747A (en) * | 1995-12-19 | 1999-10-19 | Polaroid Corporation | Efficient LED light geometry for optical printers |
US6281923B1 (en) | 1999-04-02 | 2001-08-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Optical print head |
US6504566B1 (en) | 1999-04-28 | 2003-01-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Optical printing apparatus |
US6414705B1 (en) | 1999-05-11 | 2002-07-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Optical printing apparatus |
US6930699B2 (en) | 2000-05-31 | 2005-08-16 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Optical printing device |
US6697036B2 (en) | 2000-08-25 | 2004-02-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Liquid crystal control device to provide a uniform display or exposure on a display device |
WO2004016437A1 (ja) | 2002-08-14 | 2004-02-26 | Citizen Watch Co., Ltd. | 液晶露光装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3432267B2 (ja) | 2003-08-04 |
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