JP2003175641A - 感光媒体の上へ画像をプリントする方法 - Google Patents

感光媒体の上へ画像をプリントする方法

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スジャータ・ラマヌジャン
David Kessler
デイビッド・ケスラー
James E Roddy
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の反射式空間光変調装置を用いて、感光
媒体上へ画像をプリントするための方法と装置を提供す
る。 【解決手段】 複数の反射式空間光変調装置(87、8
8、89、90、95、97)を用いて感光媒体(14
0)上へ画像をプリントする装置および方法。本装置お
よび方法では、照明光学素子は、偏光ビームスプリッタ
要素(60、63)を通して、少なくとも1つの光源
(20)からの光を均一化し、画像化する。偏光ビームス
プリッタ要素(60、63)は、照明光を2つの偏光状
態に分割する。照明光の1つの偏光状態は、テレセント
リック方式で反射式空間光変調装置を照らす。反射式空
間光変調装置は、画像データ信号でアドレスを指定され
る。反射式空間光変調装置は、サイト単位ベースで偏光
された照明光を変調し、変調された光を偏光ビームスプ
リッタ要素を通して反射して戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、空間的お
よび時間的に光線を変調する方法、とりわけ感光媒体上
で高解像度画像を形成することに関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録システムは、露光エネルギーを
加えることにより、感光媒体上へデジタル・データを書
きこむ。そのようなエネルギーは、多くの異なるソース
に起因するものであってよく、多くの異なる方法で変調
されてもよい。画像記録システムは、画像を印画紙また
はフィルム上へプリントするために、デジタル画像デー
タが用いられる、デジタル・プリンティングのために使
用可能である。
【0003】デジタル・プリンティングのために用いら
れた初期の方法の1つは、陰極線管(CRT)ベースの
システムであった。CRTベースのプリンタでは、デジ
タル・データはCRTを変調するために用いられ、CR
Tは、燐光スクリーン上で強度変化する電子ビームを走
査させることにより、露光エネルギーを提供する。この
技術は、蛍光体および電子ビームに関するいくつかの限
界を有する。10×8インチの写真プリントのような、
大きいフォーマットの画像をプリントする場合には、こ
の技術の解像度では不十分である。CRTプリンタも高
価となる傾向があり、写真処理やフィルム記録のよう
な、価格に敏感な市場では、厳しい短所である。付加的
な限界は、毎時10,000プリントを超えるフレーム
・レートで作用する場合に、CRTプリンタが、媒体へ
十分な赤色露光を提供しないことである。
【0004】デジタル・プリンティングのために一般に
用いられるもう1つのアプローチは、米国特許第4,7
28,965号で示される、レーザー・ベースのエンジ
ンである。デジタル・データは、レーザー継続期間を時
間通りに変調したり、回転ポリゴンにより、結像平面に
光線が走査されるときの強度を変調するために用いられ
る。そのようなラスタ・スキャン・システムは、赤・緑
・青色のレーザーを用いる。残念なことに、青および緑
色のレーザーのコストが極めて高いままであるため、レ
ーザー・ベースのシステムは、CRTプリンタと同様
に、高価なものになる傾向がある。加えて、正確な、人
工物のない画像化のための、十分な低雑音および安定出
力を伴うコンパクト・レーザーは、その有効性に限度が
ある。
【0005】レーザー光源を用いる場合、相反エラーが
起こるため、印画紙とフィルム媒体は、カラー画像処理
に適しているとは言えない。短時間に高い強度の光に晒
された場合、高い強度の相反エラーは、印画紙とフィル
ムの双方の感応性が低下する反応現象である。例えば、
ラスタ・スキャン・レーザー・プリンタが、数マイクロ
秒の間画像フレーム内の各ピクセルを露光した場合、光
学プリンティング・システムは、より長い時間、一般に
は秒のオーダーで、紙もしくはフィルム上の画像フレー
ム全体を露光する。こうして、レーザー・プリンタに
は、特別な紙およびフィルムが必要である。相反エラー
を避けるのと同様に、プリンティング・システムのコス
トおよび複雑さを軽減する努力において、デジタル・プ
リンティングでの使用のための代替技術が考慮されてき
た。開発中の適当な候補技術の中には、2次元空間光変
調装置がある。
【0006】テキサス州ダラスのテキサス・インスツル
メンツ(Texas Instruments)からの
デジタル・マイクロミラー装置(DMD)のような2次
元空間光変調装置、または液晶装置(LCD)は、画像
処理のための入力光学光線を変調するのに用いることが
できる。空間光変調装置は、各要素が画像ピクセルに一
致する、光弁要素の2次元アレイとして本質的に考える
ことができる。各アレイ要素は、別個にアドレス指定可
能であり、光の偏光状態の操作により画像変調を行うよ
うデジタル制御され、それにより光源からの入射光の伝
達を許したり、妨げたりする。したがって、偏光問題
は、空間光変調装置のための支持光学素子の全体設計に
重要である。
【0007】2種類の基本的タイプの空間光変調装置が
現在用いられている。開発された第1のタイプは、伝送
式空間光変調装置であり、これは、その名前が示す通
り、個々のアレイ要素を通る入射光線を選択的に伝送し
て作用するものである。後に開発された第2のタイプ
は、反射式空間光変調装置である。その名前が示す通
り、反射式空間光変調装置は、個々のアレイ要素を通る
入射光線を選択的に反射して作用するものである。この
アプリケーションに関連するLCD反射式空間光変調装
置の適当な例は、集積した相補形金属酸化膜半導体(C
MOS)バックプレーンを利用し、小さなフットプリン
トを許容して、改善された均一性特性を提供するもので
ある。
【0008】空間光変調装置は、相反エラーを避けるこ
とと同様に、コスト面において重要な利点を提供する。
空間光変調装置は、米国特許第5,521,748号で
開示されるプリンタのようなライン・プリンティング・
システムから、米国特許第5,652,661号で開示
されるシステムのようなエリア・プリンティング・シス
テムまでの、様々な異なるプリンティング・システムの
ために提案されてきた。
【0009】例えば米国特許第5,061,049号で
開示されるテキサス・インスツルメンツ(Texas
Instruments)のデジタル・マイクロミラー
装置(digital micromirror de
vice)(DMD)のような単一の空間光変調装置
は、デジタル・プリンティング・アプリケーションのた
めに用いることが可能である。米国特許第5,461,
411号で示される、テキサス・インスツルメンツ(T
exas Instruments)の DMDを用い
たプリントの1つのアプローチは、例えば、光源として
発光ダイオード(LED)を用いた、より長い露光時間
のような利点を提供している。こうして、短時間露光さ
れる感光媒体に関連した相反問題は除去される。しかし
ながら、DMD技術は高価であり、DMD装置は広く利
用とはなっていない。また、DMDは、より高い解像度
へと簡単には拡張することができず、現在利用し得る解
像度が、全てのデジタル・プリンティングのニーズに十
分であるわけではない。
【0010】一般に利用できるLCD技術を用いるいく
つかの写真プリンタは、米国特許第5,652,661
号、第5,701,185号、および第5,745,1
56号において説明されている。これらの設計の大部分
は、米国特許第5,652,661号および第5,70
1,185号において表されるような伝達式LCD変調
装置を利用している。こうした方法により、プリンティ
ングのための光学設計を容易にするという、いくつかの
利点を提供する一方で、従来の伝達式LCD技術の利用
には、いくつかの短所がある。伝達式LCD変調装置
は、一般に口径比を小さくしてきた。ガラス技術におけ
る薄膜トランジスタ(TFT)は、多くのプリンティン
グおよびフィルム記録のアプリケーションで必要とされ
る、ピクセルからピクセルへの均一性をもたらさない。
さらに、大量のピクセルを提供するために、多くの高解
像度伝達式LCDは、大きな物理的フットプリントを有
する。プリンティングもしくはフィルム記録のアプリケ
ーションのために設計されたレンズが組み合わせられる
場合、数インチのフットプリントを伴って、そのような
装置は、適応させるのが難しなる。その結果、伝達式技
術を用いる大部分のLCDプリンタは、低解像度または
小プリントサイズという強制を受けている。
【0011】1インチにつき少なくとも300ピクセル
を有する高解像度8×10インチ画像をプリントするに
は、2400×3000ピクセルを必要とする。同様
に、フィルム上へ高解像度画像をプリントするには、少
なくとも2000×1500ピクセル必要で、4000
×3000ピクセルもの大きさが要求されることもあ
る。そのようなプリンティング・アプリケーションに十
分にな解像度を持つ伝達式LCD変調装置は、直ちに利
用できるものではない。さらに、フレーム・サイズ全体
に連続トーン・プリントを一様に描く場合、各ピクセル
のために必要とされるグレイスケール深度は、この技術
では利用することができない。
【0012】反射式LCDの使用は、プリンティング・
システムのコストをかなり下げるのに役立つ。さらに、
エリア反射式LCD変調装置の使用は、相反エラーを最
小化し、もしくは除去するのに十分な長さで、露光時間
をセットする。投写型ディスプレイ業界の必要に応じて
なされる、反射式LCD装置の分野の進歩は、プリンテ
ィング・アプリケーションでの機会を提供してきた。こ
のように、投写型ディスプレイ用に設計された反射式L
CD変調装置は、LCD自体にはほとんど修正を加え
ず、プリンタ設計に組み込むことができる。また、既存
の投写型ディスプレイ装置を用いて、プリンタ用の露光
システムおよびデータ・パスを設計することは、プリン
ト・エンジンに安価な必需部品を組み込むことを可能に
する。
【0013】プリンティング・アプリケーション用の最
も適当な反射式LCD装置は、集積されたCMOSバッ
クプレーンを用い、小さなフットプリントを組み込んで
いる。このような装置により提供されるドライブの均一
化を伴うサイズのコンパクト化は、他のLCD技術を用
いるものより良好な画質にする。主に単一装置システム
で、よりコストが安く、重量も小さくなるため、投写型
ディスプレイ業界は、単一の反射式LCDを取り入れる
方向に進歩してきている。例えば、米国特許第5,74
3,612号を参照。LCD技術での、シリコン・バッ
クプレーンを伴う反射式LCDは、カラー順次操作に必
要な高速性を、最も良好に達成可能である。この増加さ
れた速度は、プリント用では、投写型ディスプレイ用ほ
どには必須とされてはいないが、その一方で、より高い
速度は、プリンティング・システムへの付加的グレイス
ケール、および均一性補正の組み込みに利用可能であ
る。
【0014】100:1を上回る、高コントラスト高解
像度反射式LCDの最近の出現は、これまでは実現不能
だったプリントの可能性を提示するものである。例え
ば、米国特許第5,325,137号、および第5,8
05,274号を参照。具体的には、プリンタは、ラン
プ、レーザー、もしくは、赤・緑・青色の発光ダイオー
ドのアレイにより照らされる反射式LCD変調装置に基
づいていてもよい。反射式LCD変調装置は、解像度を
増すため、2もしくは3方向に副開口され、およびディ
ザされてもよい。
【0015】反射式LCD変調装置は、ディスプレイ市
場において広く受け入れられてきた。米国特許第5,3
25,137号で開示されているように、反射式LCD
変調装置の動作の殆どは、投写型ディスプレイに関連し
てきた。いくつかのプロジェクター設計では、米国特許
第5,743,610号に示される設計のように、3原
光の各色専用の3台の反射式LCD変調装置を用いる。
【0016】プロジェクターおよびディスプレイの用途
(米国特許第5,325,137号、第5,808,8
00号、および第5,743,610号に代表されるよ
うに)のための画像化必要条件が、印画紙またはフィル
ムの上へのデジタル・プリンティングのための画像化必
要条件とはかなり異なることに注目することは、示唆的
である。プロジェクターは、スクリーンに最大の光束を
提供するために最適化され、コントラストや解像度のよ
うにプリントの際に重要な特徴は2番目に重要視され
る。投写型ディスプレイの目的を達成するために、殆ど
の光学設計は、高い強度のランプ光源を用いる。
【0017】プロジェクターおよびディスプレイのアプ
リケーションのための光学システムは、表示画像が絶え
ず生成され、しかも遠くから鑑賞されるため、ディスプ
レイを見るとき、画像人工物および収差、および画像の
不均一性に比較的気づきにくい。しかしながら、高解像
度プリンティング・システムからのプリント出力を見る
場合、プリント出力上では、光学レスポンスの不規則性
が判別し易く、目障りとなるため、人間の目は、人工物
と収差、および不均一性を見過ごすことはほとんどな
い。暗い部屋で投写された画像を見る場合、人間の目が
反応するガンマ値がおよそ0.8である点に注意するこ
とは、示唆的である。これに比して、通常の照明下でプ
リント出力を見る場合、ガンマ値はおよそ1.6であ
る。結果として、プリント画像では、投写画像よりも容
易に、小さな人工物も目視可能となり、プリンティング
・アプリケーションのために均等露光エネルギーを提供
する作業を複雑にする。プロジェクターが、概して動画
像の表示のために設計されている点に注意することも、
また、示唆的である。動画像内では、部分的には、画像
内容の変化および人工物の動きのために、画像バリエー
ションは人間の目には容易に認知できない。これは静止
画像と対照的であり、静止画像では、人工物は動かず、
従って、より見え易くなる傾向がある。
【0018】投写とプリント画像処理環境との間のより
重要な違いは、要求される解像度の違いである。人間の
目用に構成された投写型ディスプレイ・システムは、目
視のために、例えば72dpi以下のような解像度で最
適化される。印画紙またはフィルム上への焼き付けに使
われる装置は、非常な高解像度を達成しなければなら
ず、特にマイクログラフィック・アプリケーション用に
設計される装置では、若干のシステムのために、8,0
00dpiの提供を必要とする場合もある。プリント画
像の解像度は、画像置換、ディザリング、もしくは多重
露出の実行により、高めることができる。異なる画像の
表示の間の短い時間間隔は、これらの非実用的なテクニ
ックを用いて解像度を増加させる。このように、LCD
空間光変調装置は、高解像度プリントへの投写およびデ
ィスプレイのための画像処理アプリケーションの範囲で
使用可能である一方で、光学素子を支持するための必要
条件は、かなり変化することになる。
【0019】印画紙およびフィルム上へのデジタル・プ
リンティングのための好ましいアプローチは、反射式L
CDベースの空間光変調装置を用いることである。液晶
変調装置は、空間光変調装置を必要とするアプリケーシ
ョンのための低コストの解決となり得る。一般に利用可
能なLCD技術を用いる写真プリンタは、米国特許第
5,652,661号、第5,701,185号および
第5,745,156号で開示されている。
【0020】本発明は、主に反射式LCD空間光変調装
置の使用を提示するものであるが、殆どの場合、以降の
説明の中のLCDへの参照は、上記のテキサス・インス
ツルメンツ(Texas Instruments)の
DMD装置のような他のタイプの空間光変調装置に一般
化することができる。
【0021】主に、デジタル画像のスクリーン投写に関
連した早期開発のために、空間光変調装置は、連続階調
(コントーン)カラー・イメージング・アプリケーショ
ンに大いに適用されている。例えば、二次元のパターン
で光線を走査させる上述のCRTおよびレーザーのベー
スの装置のような他のデジタル・プリンティングおよび
フィルム記録の装置と異なり、空間光変調装置は、一度
に1つの完全なフレームを描く。LCDを用いること
で、全体の露光持続時間、およびフレームに供給される
全体的な露光エネルギーは、所望の画像密度を達成し、
媒体相反特性を制御するために、必要に応じて変更可能
である。有利には、印画紙とフィルム上へプリントする
ために、各々の個々のピクセルのタイミングおよび強度
制御の能力は、LCDプリンタがグレイスケール画像を
提供することを可能にする。
【0022】変調装置プリンティング・システムは、グ
レイスケールを達成するために、いろいろな方法を取り
入れることができる。テキサス・インスツルメンツ(T
exas Instruments)は、米国特許第
5,721,622号、および第5,461,410号
で示されるように、ライン・アレイでよく働く時間遅延
集積システムを採用する。しかしがなら、この方法が合
理的な速度で十分なグレイ・レベルを提供可能である一
方で、時間遅延集積(Time DelayedInt
egration)(TDI)方法は、結果的に重ね合
わせ問題および軟調画像をもたらすことができる。代替
方法は、米国特許第5,754,305号に提示の設計
のように、特に伝達式LCDの周辺で提案されてきた。
【0023】ディザリングは、不完全なフィルファクタ
を修正する1方法として、伝達式LCDシステムに適用
されてきている。小さいフットプリントを維持しなが
ら、反射式LCDプリンティング・システムにディザリ
ングを取り入れることにより、高解像度プリンティング
を可能にする。また、自然で高いフィルファクタが、多
くの反射式LCD技術に現れるため、ディザリング処理
は、プリント画像の連続性への損傷なく省略可能であ
る。
【0024】光学ディザリングに代わる形態は、LCD
変調装置を取り入れた表示システムにおいて、解像度を
改善するのに用いられる。例えば、方解石結晶または他
の電気光学複屈折材料は、画像処理光線のパスを光学的
にシフトさせるのに用いることができ、そのシフトの程
度は、画像の偏光特性に依存している。これは、異なる
偏光を持つ画像の第2の成分に対して画像の第1の成分
をシフトすることを可能にする。米国特許第5,71
5,029号および第5,727,860号を参照。複
屈折材料の使用に加えて、米国特許第5,626,41
1号は、第1の画像成分を第2の画像成分からずらすた
めに、異なる屈折率を有する等方性光学媒体を用いる屈
折原理を使用している。光線置換のこれらの方法は、ダ
イナミックな画像処理システムにおいて使われ、2つの
ラインの副画像を生成するためにラスター線をインター
レースすることにより、解像度を増加させることに役立
っている。2つの副画像が、人間の目で知覚できるより
速く結像し、そのため、観察者に見られるように、個々
の画像が合成画像に集積される。これらの方法は、投写
画像処理システムには適切であるが、プリントのような
静止画像処理システムには相応しくない。
【0025】反射式LCD変調装置が、感光媒体上で低
コスト・デジタル・プリンティングを実現する一方で、
高解像度プリントに要求されるものは、未だ完全には提
示されていない。例えば、医療アプリケーションのため
の画像処理のような、多くのアプリケーションにおい
て、解像度は重要である。多くの場合、単一の反射LC
D変調装置で提供される解像度では不十分である。その
ため、単一の高解像度画像を生成するために、複数の画
像をマージして画像を作る必要が出てくる。画像データ
が重なる境界領域に沿って、もしくは領域において、人
工物がないマージ画像を生成することが好ましい。単独
で画像データを並列にしたり、空間的に混交させること
は、これまでのアプリケーションにおいて試みられてい
たかも知れないが、一方で、反射式LCDを用いて画像
にこうした重ね合せを施すなら、コストもしくはプリン
ト・エンジンの生産性を損なうことなく、高品質の画像
を提供することができる。さらに、偏光ベースの変調を
利用することにより、プリント・エンジンは、光学的シ
ステムにおいてすでに利用可能な光を、役立てることが
できる。
【0026】画像データを並列にしたり、空間的に混交
することは、投写型ディスプレイにおいて若干の成功を
伴って試みられた。米国特許第5,715,029号
は、方解石結晶または電気光学液晶セルのような複屈折
媒体を用いて光線パスを変えることにより、ディスプレ
イの解像度を改善する方法を説明する。米国特許第5,
727,860号で開示されているように、フィリップ
ス社(PhilipsCorporation)は、伝
達式LCDを用いた投写型アプリケーションのために、
複屈折要素を用いて光線パスをそらせている。伝達式L
CDを用いる投写型ディスプレイで、並列もしくは空間
的に画像を結合させるために、等方性の光学的要素を使
用しているもう1つの方法は、米国特許第5,626,
411号で説明されている。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】このように、低コス
ト、高解像度、高速度の、相反エラーを避け、十分なグ
レイスケールを保持する感光媒体上へのデジタル・プリ
ンティング方式が望まれている。
【0028】本発明の目的は、複数の反射式空間光変調
装置を用いて、感光媒体上へ画像をプリントするための
方法と装置を提供することである。本発明のさらなる目
的は、感光媒体露光面に高ピクセル密度画像を提供する
ことである。本発明は、本発明の背景で述べられた問題
のうち、1つ以上を克服することに向けられている。
【0029】
【課題を解決するための手段】手短に言うと、本発明の
1つの特徴にしたがって、複数の反射式空間光変調装置
を備えたデジタル・プリンティング・システムの、各反
射式空間光変調装置の平面でテレセントリックな照度を
生成するために、少なくとも1つの光源からの画像処理
光が、少なくとも1つの均一化光学アセンブリを通し
て、および複数の偏光ビームスプリッタ要素を通して向
けられる。各反射式空間光変調装置は、順番に、2次元
の複数の変調装置サイトからなる。画像データ信号を伴
って処理されると、各反射式空間光変調装置は、サイト
単位ベースで偏光照明光を変調し、変調された光を、偏
光ビームスプリッタ要素を通して背面で反射する。変調
された光線は、作像のために結合され、感光媒体を露光
するためにプリント・レンズを通して向けられる。空間
光変調装置の位置は変更可能であり、新しい画像をプリ
ントすることができる。
【0030】本発明の1つの実施態様では、第1の空間
光変調装置は、第1の偏光ビームスプリッタの第1の側
面の部分に置かれ、第2の空間光変調装置は、第1の偏
光ビームスプリッタの第2の側面の部分に置かれる。第
3の空間光変調装置は、第2の偏光ビームスプリッタの
第1の側面の部分に置かれ、第4の空間光変調装置は、
第2の偏光ビームスプリッタの第2の側面の部分に置か
れる。第5の空間光変調装置は、第3の偏光ビームスプ
リッタの第1の側面の部分に置かれ、第6の空間光変調
装置は、第3の偏光ビームスプリッタの第2の側面の部
分に置かれる。
【0031】複数の空間光変調装置は、照明の波長、ド
ライブ電圧、温度、画像データ・アドレス指定信号、も
しくは縦横比に対応して、それらの操作が異なってもよ
い。加えて、コントラストを改善するために、偏光成分
は、プリンティング・システムの偏光ビームスプリッタ
要素の、少なくとも1つの側面上に取り入れられてもよ
い。
【0032】本発明のもう一つの実施態様では、第1の
反射式空間光変調装置および第2の反射式空間光変調装
置は、第1の光源によりテレセントリック方式で照らさ
れる。第3の反射式空間光変調装置および第4の反射式
空間光変調装置は、第2の光源によりテレセントリック
方式で照らされる。第5の反射式空間光変調装置および
第6の空間光変調装置は、第3の光源によりテレセント
リック方式で照らされる。
【0033】本発明のさらなるもう1つの実施態様で
は、複数の反射式空間光変調装置に対する光レベルが変
化する照明を提供するために、各光源は、振幅と持続時
間が変化する一連のパルスを用いて起動される。こうし
て、反射式空間光変調装置の利用できるグレイスケール
を広げられる。
【0034】本発明の更なる実施態様では、少なくとも
1つの空間光変調装置は、複数の画像を生成するため
に、所定の距離、反射式空間変調装置のサイトのサイズ
の関数である距離で、複数の異なった場所へ移動され
る。ディザリングと呼ばれるこのアプローチは、画像平
面での付加的な解像度を提供する。複数の空間光変調装
置の各々の動きは、同期させることができる。
【0035】本発明の追加の実施態様では、プリント・
レンズ・アセンブリは、感光媒体上へ完成画像を拡大す
るアセンブリから、感光媒体上へ完成画像を縮小するア
センブリへスイッチ可能である。このように、小さなプ
リント領域は、縮小プリント・レンズ・アセンブリで生
成可能であり、より大きなプリント領域は、拡大プリン
ト・レンズ・アセンブリで生成可能である。
【0036】本発明のもう1つの実施態様では、ぶれフ
ィルタを変調された光線パスに置くことができる。ぶれ
フィルタは、感光媒体上に露光される画像の各ピクセル
をぼやけさせるために、変調された出力光線を十分に変
化させ、それにより任意のピクセルを、隣り合ったピク
セルと区別し難くする。
【0037】本発明のさらなる実施態様では、カラー連
続照明は、少なくとも3つの異なった色画像をもたら
す。
【0038】本発明の追加の実施態様では、複数の画像
が単色でプリントされる。
【0039】本発明のもう1つの実施態様では、複数の
画像が同時にプリントされる。
【0040】本発明のさらなるもう1つの実施態様で
は、照明光源は、特定の感光媒体の照明条件に基づき、
単色か多色かの切り替えが可能である。
【0041】本発明の主要な利点は、認識できる相反エ
ラーなしで高解像度画像を生成する能力である。さら
に、反射式LCD変調装置は十分に速いため、本発明に
したがうプリンタは、時間遅延集積回路を用いることな
く、グレイスケール画像を生成できる。この理由のため
に、本発明にしたがう装置は、大規模な機械的もしくは
電気的な複雑さを導入することなく、画像重ね合せを用
いて効果的に画像人工物をマスクすることができる。人
工物削減の大半は、画像訂正のために設計されるソフト
ウェア・アルゴリズムにおいて起こる。
【0042】照明システムは、光源としてLEDを利用
している好ましい実施例への、特定の参照で説明されて
いる。代わりの光源およびその修正が、本発明の範囲内
で行われ得ることは、理解される。
【0043】本発明およびその目的および利点は、以下
に提示される好ましい実施例の詳細な記述において、よ
り明瞭になるだろう。
【0044】
【発明の実施の形態】本説明は、特に本発明にしたがう
装置の部分を形づくり、もしくは、より直接に関連する
要素に向けられている。特には示されないか、説明され
ていない要素が、当業者によく知られた様々な形式をと
ってもよいことは理解される。
【0045】図1では、プリント装置10は、画像処理
光を生成する光源20を備えている。この光は、均一化
された光122を生成させるための、均一化光学素子ア
センブリ45を備えた照明システム25により作像され
る。コンデンサ・レンズ70は、変調のために、本質的
にテレセントリックな照明を提供する。均一化された光
122は、ビームスプリッタ要素60に当たるが、これ
は、カラー画像処理システムではダイクロイック・ビー
ムスプリッタでもよい。第1の色成分129は、ミラー
65により、第1の偏光ビームスプリッタ82の方向へ
反射される。第1の偏光ビームスプリッタ82は、第1
の色成分129を第1の偏光状態と第2の偏光状態とに
分離する。第1の空間光変調装置95は、第1の色成分
129の第1の偏光状態により、テレセントリック方式
で照らされる。第2の空間光変調装置88は、第1の色
成分129の第2の偏光状態により照らされる。第1の
空間光変調装置95は、第1の画像データ信号でアドレ
スを指定され、第2の空間光変調装置88は、第2の画
像データ信号でアドレスを指定される。反射式空間光変
調装置88、95は、それぞれ、2次元の複数の変調装
置サイトを備えている。第1の反射式空間光変調装置9
5は、第1の画像データ信号でアドレスを指定される
と、サイト・ベースで、第1の色成分129の第1の偏
光状態を変調し、第1の色変調された光134を第1の
偏光ビームスプリッタ82を通して反射して戻す。第2
の反射式空間光変調装置88は、第2の画像データ信号
でアドレスを指定されると、サイト・ベースで、第2の
偏光状態を有する第1の色成分129を変調し、変調さ
れた光を第1の偏光ビームスプリッタ82を通して反射
して戻す。
【0046】第2のビームスプリッタ要素63は、第2
の色成分126を生成するために、第2の光成分124
を分離する。第2の偏光ビームスプリッタ84は、第2
の色成分126の第1の偏光をテレセントリック方式で
第3空間光変調装置97に向ける。第4の空間光変調装
置89は、第2の色成分126の第2の偏光状態によ
り、テレセントリック方式で照らされる。第3の空間光
変調装置97は、第3の画像データ信号によりアドレス
を指定され、第4の空間光変調装置89は、第4の画像
データ信号によりアドレスを指定される。反射式空間光
変調装置89、97は、2次元の複数の変調装置サイト
を備えている。第3の反射式空間光変調装置97は、第
3の画像データ信号でアドレスを指定されると、サイト
・ベースで、入射光を変調し、変調された光を第2の偏
光ビームスプリッタ84を通して反射して戻す。第4の
反射式空間光変調装置89は、第4の画像データ信号で
アドレスを指定されると、サイト・ベースで、入射光を
変調し、変調された光を第2の偏光ビームスプリッタ8
4を通して反射して戻す。
【0047】第3の偏光ビームスプリッタ80は、第3
の光成分128を第1の偏光状態と第2の偏光状態とに
分離する。第5の空間光変調装置90は、第3の光成分
128の第1の偏光状態により、テレセントリック方式
で照らされる。第6の空間光変調装置87は、第3の光
成分128の第2の偏光状態によりテレセントリック方
式で照らされる。第5の空間光変調装置90は、第5の
画像データ信号によりアドレスを指定され、第6の空間
光変調装置87は、第6の画像データ信号によりアドレ
スを指定される。反射式空間光変調装置87、90は、
2次元の複数の変調装置サイトを備えている。第5の反
射式空間光変調装置90は、第5の画像データ信号でア
ドレスを指定されると、サイト・ベースで、入射光を変
調し、変調された光を第3の偏光ビームスプリッタ80
を通して反射して戻す。第6の反射式空間光変調装置8
7は、第6の画像データ信号でアドレス指定をされる
と、サイト・ベースで、入射光を変調し、変調された光
を第3の偏光ビームスプリッタ80を通して反射して戻
す。
【0048】図1では光線134、136、138だけ
が示されているが、変調された第1、第2、第3、第
4、第5および第6の光線は、変調された第1、第2、
第3、第4、第5および第6の光線を結合することがで
きる、X−キューブ、クロス・プリズムまたはダイクロ
イック・プリズムのようなコンバイナー要素86を通っ
て送られる。単色の光源には、ダイクロイック素子は使
われない。多色システムには、ダイクロイック素子は非
常に有用である。プリント・レンズ・アセンブリ110
は、媒体平面130の感光媒体140へ結合された光を
方向付ける。
【0049】偏光ビームスプリッタ80、82または8
4に対する、空間光変調装置87、88、89、90、
95または97の特定の位置決めが、ビームスプリッタ
からの要求される消光率、および、コンバイナー要素8
6の作用の好ましいモードの関数である点に留意する必
要がある。特定の偏光ビームスプリッタ・タイプおよび
コンバイナーに依存して、さらに、各装置で使用される
コーティングに依存して、対になった空間光変調装置9
0および87、95および88または97および89
は、図3に示すようにそれぞれ、それらの偏光ビームス
プリッタ80、82、84の交互の側面上に配置されて
もよい。
【0050】本発明の1つの態様では、ブロードバンド
光源は、おそらくカラーフィルターまたはカラーフィル
ター・ホイールを通って、赤・緑・青色の光成分に分解
される。赤色光は、第1偏光ビームスプリッタを通して
送られる。
【0051】再び図1を参照して、本発明の1つの態様
では、ブロードバンド光源は、出来る限りビームスプリ
ッタ60、63、65のようなカラーフィルター、もし
くはカラーフィルター・ホイールを用いて、赤・緑・青
色の光成分に分解される。赤色光は、第1のダイクロイ
ック・ビームスプリッタ要素60を通して方向付けら
れ、ミラー65から反射して、第1および第2の反射式
空間光変調装置95、88をテレセントリック方式で照
らす。第1および第2の反射式空間光変調装置95、8
8は、カラー画像の赤色部分のために、画像データによ
りアドレスを指定され、第1の色成分129は赤色光で
ある。赤色光は、各々の空間光変調装置95、88によ
り変調され、第1の偏光ビームスプリッタ82を通して
反射されて戻される。同様に、緑色光は、第2のビーム
スプリッタ要素63を通して方向付けられ、第3および
第4の反射式空間光変調装置97、89を、テレセント
リック方式で照らす。第3および第4の反射式空間光変
調装置97、89は、カラー画像の緑色の部分のため
に、画像データによりアドレスを指定される。緑色光
は、各々の空間光変調装置97、89で変調され、第2
の偏光ビームスプリッタ84を通して反射され戻され
る。青色光は、第3の偏光ビームスプリッタ80を通し
て方向付けられ、第5および第6の反射式空間光変調装
置90、87をテレセントリック方式で照らす。第5お
よび第6の反射式空間光変調装置90、87は、カラー
画像の青色い部分のために、画像データによりアドレス
を指定される。青色光は、各々の変調装置90、87で
変調されて、第3の偏光ビームスプリッタ80を通して
反射されて戻される。変調された赤・緑・青色の光線
は、結合され、媒体平面130の感光媒体140を露光
させるために、プリント・レンズ・アセンブリ110を
通して方向付けられる。
【0052】図2において、プリント装置10は、付加
的な第1、第2および第3のぶれフィルタ要素75、7
7、73をそれぞれ有している。ぶれフィルタ75、7
7、73は、各ピクセルの複数の画像を提供することに
より作用し、そこで、画像は相互にオフセットに位置決
めされることができる。図2では、第1および第2の変
調された光成分は、第1のぶれた光成分を生成するため
に、第1のぶれフィルタ要素75を通過される。第3お
よび第4の変調された光成分は、第2のぶれた光成分を
生成するために、第2のぶれフィルタ77を通過され
る。第5および第6の変調された光成分は、第3のぶれ
た光成分を生成するために、第3のぶれフィルタ73を
通過される。第1、第2および第3のぶれた光成分は、
完成画像を生成するために成分を結合するコンバイナー
要素86に向けて方向付けられる。完成画像は、感光媒
体140を露光させるために、プリント・レンズ・アセ
ンブリ110を通して方向付けられる。
【0053】ぶれフィルタ要素75、77、73の配置
の示唆された場所は、ぶれフィルタがそれ自体偏光に対
し敏感でない場合にのみ適切である。偏光感受性ぶれフ
ィルタが用いられる場合は、単一のフィルタは、図2の
位置79に置かれてもよい。あるいはまた、ぶれフィル
タは、プリント・レンズ110に続いて、位置81に位
置決めされてもよい。ぶれフィルタを回転させること、
例えば、おそらく時間または色の関数として、フィルタ
により形成された二次的なスポットを動かすこと、は、
また、有利であるかもしれない。
【0054】他の実施例として、図3は、6つの反射式
LCD変調装置と、3つの独立光源20、22、26を
用いた、反射式空間光変調装置ベースのプリンティング
・システムの概略図である。最適モードのプリンティン
グ・システムでは、光源20、22、26は、赤、緑、
もしくは青色の原色間でスイッチ可能である。例えば、
各々の光源20、22、26は、図10に示すように、
おそらく小レンズのアレイが続く、赤・緑・青色のLE
Dのアレイである。図10では、赤色のLED51の後
に、重ねられる小レンズのアレイ50を伴う緑色のLE
D53の列、および青色LEDの列が続いている。各々
の光源20、22または26は、原色(赤、緑、あるい
は青)のうちの1つを発することができたが、例えば、
各々が赤色光だけを発するようにスイッチすることも可
能である。これは、プリンティング・システムの照明を
感光媒体140の感受性特性にマッチさせることを可能
にする。
【0055】図3では、第1の光源20は、均一光12
2としての均一化された第1の波長光を生成するため
に、第1の波長光を均一化光学素子アセンブリ45に方
向付ける。第1の光源20は、LEDのアレイ、少なく
とも1つのレーザー、または第1の波長の光を送るフィ
ルター付きのブロードバンド光源であってもよい。均一
光122としての、均一化された第1の波長光は、第3
の偏光ビームスプリッタ80に方向付けられる。第3の
偏光ビームスプリッタ80は、入射光を2つの異なる偏
光状態に分離する。光の1つの偏光状態は、第5の空間
光変調装置90で本質的にテレセントリックな照明を生
成するために、第5の反射式空間光変調装置90に方向
付けられる。光の第2の偏光状態は、第6の反射式空間
光変調装置87で本質的にテレセントリックな照明を生
成するために、第6の反射式空間光変調装置87に方向
付けられる。第5の空間光変調装置90は、第1の変調
された光線を生成するために、第1の信号によりアドレ
スを指定され、第3の偏光ビームスプリッタ80を通っ
て戻される。第6の反射式空間光変調装置87は、第2
の変調された光線を生成するために、第2の信号により
アドレスを指定され、第3の偏光ビームスプリッタ80
を通って戻される。
【0056】再び図3を参照して、第2の色成分126
としての第2の均一化された波長の光を生成するため
に、第2の波長の光を均一化光学素子アセンブリに方向
付ける。第2の光源22は、LEDのアレイ、少なくと
も1つのレーザー、または光の第2波長を通過させるだ
けであるフィルター付きの白色光源でありえる。均一化
された第2の波長の光は、第2の偏光ビームスプリッタ
84に方向付ける。第2の偏光ビームスプリッタ84
は、第2波長の光を2つの異なる偏光状態に分割する。
第2の波長光の1つの偏光状態は、第3の空間光変調装
置97でテレセントリックな照明を生成するために第3
の反射式空間光変調装置97に方向付けられる。第2の
波長光の第2の偏光状態は、第4の空間光変調装置89
でテレセントリックな照明を生成するために第4の反射
式空間光変調装置89に方向付けられる。第3の変調装
置97は第3の変調された光線を生成するために第3の
信号によりアドレスを指定され、それは第2の偏光ビー
ムスプリッタ84を通って戻される。第4の変調装置8
9は第4の変調された光線を生成するために第4の信号
によりアドレスを指定され、それは第2の偏光ビームス
プリッタ84を通って戻される。
【0057】第3の光源26は、均一化された第3の波
長の光を生成するために、第3の波長光を均一化光学素
子アセンブリに方向付ける。第3の照明源は、LEDの
アレイ、少なくとも1つのレーザー、または第3の波長
光だけを通過させるフィルター付きのブロードバンド光
源であってもよい。均一化された第3の波長の光は、第
1の偏光ビームスプリッタ82に方向付けられる。第1
の偏光ビームスプリッタ82は、第3の波長光を2つの
異なる偏光状態に分割する。第3の波長光の1つの偏光
状態は、第1の空間光変調装置95でテレセントリック
な照明を生成するために、第1の反射式空間光変調装置
95に方向付けられる。第3の波長光の第2の偏光状態
は、第2の空間光変調装置88でテレセントリックな照
明を生成するために、第2の反射式空間光変調装置88
に方向付けられる。第1の変調装置95は、第1の変調
された光線を生成するために、第1の信号によりアドレ
スを指定され、それは第1の偏光ビームスプリッタ82
を通って戻される。第2の空間光変調装置88は第2の
変調された光線を生成するために第2の信号によりアド
レスを指定され、それは第1の偏光ビームスプリッタ8
2を通って戻される。第1、第2、第3、第4、第5お
よび第6の変調された光線は、完成画像を生成するため
に光線を結合するコンバイナー要素86に方向付けられ
る。完成画像は、感光媒体140を露光させるために、
プリント・レンズ・アセンブリ110を通して方向付け
られる。
【0058】図4では、プリント装置10は、付加的な
第1、第2および第3のぶれフィルタ要素を備えてい
る。フィルタは、各々の個々の変調装置サイトが露光し
た感光媒体140上では見えなくなるように画像をぼや
けさせる。図4では、第1および第2の変調された光成
分は、第1のぶれた光成分を生成するために第1のぶれ
フィルタ要素75を通過される。第3および第4の変調
された光成分は、第2のぶれた光成分を生成するために
第2のぶれフィルタ要素77を通過される。第5および
第6の変調された光成分は、第3のぶれた光成分を生成
するために第3のぶれフィルタ要素73を通過される。
第1、第2および第3のぶれた光成分は、完成画像を形
成するために成分を結合するコンバイナー要素86に方
向付けられる。完成画像は、感光媒体140を露光させ
るためにプリント・レンズ・アセンブリを通して方向付
けられる。
【0059】図1−4における、プリント装置10の光
源20、22、26は、1つ以上のランプ、1つ以上の
レーザー、または赤、緑、青色のLEDの二次元のアレ
イであってもよい。光源20、22、26は、カラーも
しくはモノクロであってもよい。光源20、22、26
のタイプは、以下のものを含んでいてもよいが、これに
制限されるものではない:モノクロのLEDのアレイ、
1つ以上のレーザー、または1色の光のみを通過させる
フィルター付きの白色光源。プリンティング・システム
の最適モードでは、光源は、単色および多色の光をスイ
ッチ可能である。例えば、照明源が赤、緑、青色のLE
Dのアレイを含む場合は、赤色LEDは排他的に照らさ
れることができる。これは露光されるべき感光媒体に適
した、光源の特性の調整を可能にする。例えば、他のタ
イプの感光媒体が可視光スペクトルに敏感に設計されて
いるにもかかわらず、感光媒体は主に赤色光に敏感に設
計されていてもよい。単色の光源が使われる場合は、ク
ロス・プリズムは、光を主要な赤、緑、青色の成分に分
離するよりも、むしろ、単色の光を3つの成分に分割す
るために使われてもよい。
【0060】光源は、反射式空間光変調装置の領域をカ
バーするために、均一化光学素子アセンブリ25により
マップされる。均一化光学素子は、空間光変調装置の変
調装置平面に、均一でテレセントリックな照明を提供す
るように設計される。上記のように、照明の均一性と画
像の均一性に必要な条件は、映写型ディスプレイの場合
より、プリントする場合の方がはるかに厳しいので、設
計は、プリンティング・アプリケーションに固有のもの
である。照明装置のエッジでのロール−オフへの寛容性
は、プリントする場合より投写する場合の方が、遥かに
大きい。空間光変調装置操作の制約上、画像平面での画
像の均一性を維持するためにテレセントリシティが要求
される。本発明のこの態様は、投写型ディスプレイで一
般に用いられるシステムから離れてそれをセットする。
投射される光がテレセントリックでない場合、異なる角
度の入射光にわたる変調は、コントラスト上急激な劣化
に導く均一性ではない。
【0061】カラー・プリンティング・システムでは、
第1、第2および第3の光源20、22、26が赤、
緑、あるいは青色の光であってもよい場合、プリンタ
は、色およびコントラストの強化用、および制御用の、
色および偏光の制御フィルタを含むことができる。これ
らのフィルタは、ランプと偏光ビームスプリッタ・キュ
ーブとの間の照明パスに配置される偏光子、および/ま
たは、付加的な偏光制御とコントラスト強化のために、
偏光キューブととプリント・レンズの間に配置される偏
光子を含んでいてもよい。フィルタは、また、反射式L
CD変調装置とプリズム・アセンブリとの間に配置され
ることができる。
【0062】一般に、光学アセンブリとしての、このア
プリケーションの目的のために参照される図1−6の、
第1、第2および第3の偏光ビームスプリッタ82、8
4、80は、他の構成要素で置き換えられてもよい。例
えば、光学素子アセンブリは、薄膜またはワイヤー格子
の偏光子からなっていてもよい。
【0063】図1−4において、第1の空間光変調装置
95は、第1の偏光ビームスプリッタ82の第1の側面
の部分に配置される。第2の空間光変調装置88は、第
1の偏光ビームスプリッタ82の第2の側面の部分に配
置される。第3の空間光変調装置97は、第2の偏光ビ
ームスプリッタ84の第1の側面の部分に配置され、第
4の空間光変調装置89は、第2の偏光ビームスプリッ
タ84の第2の側面の部分に配置される。第5の空間光
変調装置90は、第3の偏光ビームスプリッタ80の第
1の側面の部分に配置され、第6の空間光変調装置87
は、第3の偏光ビームスプリッタ80の第2の側面の部
分に配置される。
【0064】各々の偏光ビームスプリッタは、s−偏光
成分を反射するが、p−偏光成分は透過するといった特
性を有している。しかしながら、各偏光ビームスプリッ
タは、逆の特性を有してもよい。反射式空間変調装置へ
入射する光は、線形に偏光化されねばならないが、同一
偏光を持つ反射された光は、画像生成光線から締め出さ
れることになる。反射式空間光変調装置への電圧印加
は、偏光の回転を引き起こす。入射光線に対して回転さ
れた偏光の光は、画像平面に画像を生成するために選択
される。これは、可視光スペクトルの広範囲の波長にわ
たる使用、および概して多くの度数の光線の発散角度の
適当な範囲にわたる使用のために設計された偏光ビーム
スプリッタ・キューブを用いることにより達成される。
【0065】偏光ビームスプリッタ要素が、光のs−偏
光状態(図示せず)と光のp−偏光状態(図示せず)と
の間で十分な劣化を提供しないかもしれないので、光学
線形偏光子は、各偏光ビームスプリッタ要素の前に取り
入れられてもよい。線形偏光子は、各偏光ビームスプリ
ッタ要素の軸と平行な偏光状態を隔離するために用いる
ことができる。これは、各偏光ビームスプリッタ要素で
決定される偏光状態を補強し、漏洩光を減少させ、それ
により、結果として生じるコントラスト比率を増加させ
るのに役立つ。各偏光ビームスプリッタ要素を通過する
s−偏光状態の光は、それぞれの空間光変調装置の平面
に方向付けられるが、好ましい実施例ではそれは反射式
LCDである。p−偏光状態は、偏光ビームスプリッタ
要素を通過される。
【0066】図5を参照して、6つの反射式LCD変調
装置と6つのプリズムを使っている反射式空間光変調装
置ベースのプリンティング・システムの代わりの実施例
の概略図が示されている。図5の構成では、光源20お
よび均一化光学素子25は、偏光ビームスプリッタ28
0に、均一化された光122を提供する。偏光ビームス
プリッタ280により切り離されるように、均一化され
た光122の各偏光状態のために、2つの類似アセンブ
リが1つずつ、光変調のために提供される。これらのア
センブリのうちの1つの作用を詳述される;他のアセン
ブリは、類似した方式で働く。第1のプリズム100
は、内部反射面106を持つ。第2のプリズム108
は、内部反射面102を持つ。第1および第2のプリズ
ム100、108は、入射光を第1の光成分228、第
2の光成分229および第3の光成分226に分離す
る。第3の光成分226は、第3のプリズム104を通
して、第3の空間光変調装置97に方向付けられる。同
様に、第2の光成分229は、第2の空間光変調装置8
8に方向付けられる。第1の光成分228は、第1プリ
ズム100を通して、第1の空間光変調装置290に方
向付けられる。
【0067】図5に示されるプリズム100、104、
108の角度変位、および適当なダイクロイック・コー
ティングで、プリズムは、変調のための光成分の必要な
分離を提供する。加えて、各プリズム100、104、
108は、対応する各空間光変調装置290、88、9
7から反射される変調された光を再結合する。好ましい
実施例では、プリズム100、104、108は、協同
してブロードバンド入射光を、赤、緑、青色(RGB)
の光の成分に分割する。各光成分は、その後、テレセン
トリック方式で特定の空間光変調装置290、88また
は97に方向付けられる。結果として生じる変調された
赤・緑・青色の光線は、偏光ビームスプリッタ280で
結合され、感光媒体140の上へ書くために、プリント
・レンズ・アセンブリ110に向かって方向付けられ
る。図5の構成では、プリントのための変調された画像
データの、複数のRGBチャンネル、または単一色また
は複数色のチャンネルの任意の構成を許容する。
【0068】図6は、図5に示されるのと同じ基本構成
の、各空間光変調装置より前の適所に、6つのぶれフィ
ルタを加えた、6つの反射式LCD変調装置および6つ
のプリズムを用いた、反射式空間光変調装置ベースのプ
リンティング・システムの、代わりの実施例の概略図で
ある。先に述べたように、ぶれフィルタは、露光された
感光媒体140上の個々の変調装置サイトがその近隣サ
イトと見分けがつかないように、変調された画像光をぼ
やけさせるために作用する。
【0069】図5および図6の代替構成は、上に列挙さ
れた、多くのタイプの光源の何れを用いてもよい。図5
および図6の構成は、選ばれる感光媒体140のため
に、光源タイプの最適化を可能とする。図1−4のため
に注意を促した均一化光学素子とテレセントリシティ必
要条件は、一般に図5および図6の構成にも適用され
る。
【0070】ビームスプリッタ構成要素の位置、および
それらのコーティングが、これらの構成要素により方向
付けられ、送られる、正確な偏光状態を決定する点に注
意されなければならない。異なる配置またはコーティン
グは、上述の光学システムの異なる部分においては、異
なる偏光状態をもたらしてもよい。
【0071】図7中(A)、(B)は、それぞれ、本発
明において使われるような反射式LCD変調装置390
の上面図と側面図とを示す図である。反射式LCD変調
装置は、複数の変調装置サイト392から成る。各変調
装置サイト392は、個々に変調可能である。図7中
(B)を参照すると、上面52、液晶54を通過する光
は、変調装置390の背面平面56で反射され、変調装
置390を通って戻る。変調装置サイト392が「o
n」すなわち明るいならば、反射式LCD変調装置39
0を通る往復伝送の間、光の偏光状態は回転する。理想
的な場合では、光の偏光状態は、90度回転する。しか
しながら、この角度の回転が簡単に達成されるのは稀で
ある。所与の変調装置サイト392が「off」すなわ
ち暗いならば、光の偏光状態は回転しない。変調されて
いない光は、偏光ビームスプリッタを真っ直ぐには通過
せず、偏光ビームスプリッタにより感光媒体140の平
面から離れた向きに方向づけられる。反射式LCD変調
装置390により回転する光の偏光状態は、楕円偏光状
態となるが、線形偏光子を通過する際に、光は線形偏光
状態を回復するであろう点に留意する必要がある。
【0072】反射偏光ベースの空間光変調装置のために
すぐにでも利用し得る選択は、反射式LCD変調装置で
ある。元来は投写型ディスプレイのために開発されたそ
のような変調装置は、解像度を4000×2000の変
調装置サイトと同等に高くすることができる。現在、1
900×1200の解像度は、対角線0.78インチと
同等に小さいフットプリントで利用できる。これらの高
解像度反射式LCD変調装置は、しばしば、ねじれネマ
チックLCD、もしくは、ホメオトロピカルな整列反射
式LCD変調装置である。強誘電性変調装置のような、
他のタイプの反射式LCD変調装置は、投写型ディスプ
レイにおいてしばしば用いられている。これらのLCD
の重要な特性のいくつかは、以下の通りである:高解像
度;全ての3原色での高いコントラスト(>100:
1);1秒につき70フレームまたはそれ以上の速いフ
レームレート;および、高い口径比、すなわち90%よ
り大きい。それに加え、CMOSバックプレーンの組み
込みは、アレイ全体の均一性を増加させる。また、LC
Dは、パルス幅変調、もしくはアナログ操作を通して、
8ビット・グレイスケールを生成可能である。何れの場
合も、データは、プリンティング・システムにデジタル
的に導入されてもよい。これらの特徴は、反射式LCD
変調装置が反射式プリンティング・システムにおける使
用のための優れた選択であることを確実とする。
【0073】反射式LCD変調装置プリンティング・シ
ステムは、多くの異なる構成で設計されることができ
る。6つの反射式LCD変調装置を利用している低コス
ト・システムは、単一の反射式LCDシステムより高解
像度のプリントのより大きいスループットを提供するこ
とができ、その一方で、相反エラー問題をさらに避け
る。LCD変調装置は、しばしばより速いバックプレー
ンおよびわずかに異なる液晶組成を取り入れて、カラー
連続使用のために特に設計されていてもよく、もしく
は、60から70フレーム/秒のバックプレーンを伴う
シングル・チップであってもよい。高いフレームレート
を必要とせず、多くの場合、結果として生じる画像のビ
ット深度を減少させるので、後者のオプションはプリン
トには十分である。しかしながら、多くの液晶が3原色
全ての波長のために同一基本結晶である一方で、特定の
印加電圧または液晶厚みが原因で、動作が3つの波長に
おいて異なってもよい。具体的には、所与の液晶組成、
深度および印加電圧のために、入射光線の結果として生
じる偏光回転は、波長により変化してもよい。変調の効
率とコントラストは、3つの色の間で異なる。この光学
システムは、回転された偏光状態で画像を生成し、光を
通過させるように設計されている。しかしながら、回転
の程度は、波長の関数として変化する。明るい、すなわ
ち「on」の状態では、回転のこの違いは、システムの
効率に影響を及ぼす。換言すれば、実際に変調され、媒
体平面上に画像を生成する入射光のパーセンテージは、
異なる。波長効率のこの違いは、照明強度および露光時
間を変えることにより、供給可能である。また、媒体は
異なる波長において異なるパワー密度を必要とする。よ
り重要な問題は、暗い、すなわち「off」状態で起こ
る。この状態では、光の偏光状態は回転せず、偏光ビー
ムスプリッタを通して、方向付けがなされず、画像は生
成されない。光の偏光状態が実際に回転する場合、光は
画像処理システムを通して漏れて、コントラストを減少
させる。
【0074】プリンティング・システムに含まれる反射
式空間光変調装置は、各変調装置が光の特定の原色を有
効に処理できるように選択可能である。例えば、1つの
変調装置は赤色光の変調により効果的であり、もう1つ
の変調装置は緑色光の変調により効果的であり、さら
に、第3の変調装置は青色光の変調により効果的であ
る。しかしながら、プリンティング・システムが、単色
光から多色光にスイッチする必要があるような構成の場
合は、複数の空間光変調装置は、可視光線に対して本質
的に等しい反応をすることが望ましい。媒体がある1つ
の色に対し、他の色に対するよりも強く敏感である場
合、6つに代えて、4つもしくは5つの変調装置を使う
ことが有利かもしれない。例えば、2つの赤色変調装置
が使われてもよい一方で、青もしくは緑色チャネルでは
1つのみが使われてもよい。構成上は、青および/また
は緑色チャネルで、1つの変調装置を削除もしくはオフ
にすればよい。
【0075】複数の反射式LCD変調装置を利用するシ
ステムでは、各反射式LCD変調装置は異なっており、
起動電圧は任意の2つの変調装置間で異なっていてもよ
い。理想的には、複数の反射式LCD変調装置の挙動は
同一であるが、処理上の相違は、変調装置を独立につけ
る必要を生じさせるかも知れない。加えて、変調装置で
偏光回転が完璧ではないため、各装置で十分な変調を可
能とする設計処理をするよう、注意をする必要がある。
【0076】プリント・レンズ・アセンブリ110は、
完全なカラー画像を、拡大しても、縮小してもよい。例
えば、感光媒体140が写真フィルムである場合は、縮
小が必要であり、それは16mmから70mmまでの幅
の範囲で変動するかも知れない。感光媒体140が印画
紙である場合は、拡大が必要である。本発明の最適モー
ドでは、プリント・レンズ・アセンブリ110は、画像
平面で所与の画像サイズに関して、拡大または縮小を提
供する間でコマンドでスイッチ可能である。このよう
に、プリント装置10は、異なるプリント・サイズと一
致する画像を生成することが可能である。理想的には、
照明と変調装置アセンブリは不変のままで、プリント・
レンズ・アセンブリ110の異なる配置が区画される。
【0077】印刷はリアル・タイム・アプリケーション
ではないので、システム操作を強化するために設計され
た特徴や方法は利用可能であり、それはリアル・タイム
または直接に目視するアプリケーションでは可能でな
い。
【0078】具体的には、ディザリングのような時間の
かかる方式が使用可能である。加えて、カラー・バラン
スや画質は、画像が目視される媒体と関連して、画像処
理システムの特性となる。目視される画像は合成画像で
あり、それゆえ、光画像の割合と強度は媒体により決定
される。直視式プロジェクターで良好な画像と思われる
ものでも、プリント上では容認できないこともある。同
様に、良好なプリント画像が投写に適さないこともあ
る。
【0079】(合成画像)いくつかの画像から成るバラ
ンスのとれた合成画像を生成することは、人工物の除去
と同様、グレイスケール生成の双方において、多くの問
題を提供する。LCDのような複数の空間光変調装置が
使用される場合、各LCD伝送およびグレイスケール・
プロフィールはマップされなければならない。各LCD
に伝送される画像データは、その装置の特性、さらにシ
ステムの照明のための特性を反映しなければならない。
例えば、図1を参照して、第1の空間光変調装置95
は、第2もしくは第3の空間光変調装置88または97
より高い伝達特性を持っていてもよい。第1の空間光変
調装置95に送られる、対応する画像データは、食い違
いを反映し、それを釣り合わせなければならない。その
ような食い違いを釣り合わせるいくつかの方法がある。
最初に、各装置は、それ自身の電気光学反応カーブをロ
ードしておくことができる。LCDの上面と、LCD電
圧のバックプレーンは、独立してセットすることができ
る。コード値は、2台の装置に対し、別々にマップされ
ることができる。例えば、第1の空間光変調装置95の
ためのコード値200は、実際にはパルス幅機構内のよ
り短いパルス持続時間、または第2の空間光変調装置8
8のためのコード値200より低い、アナログ機構内の
ドライブ電圧であってもよい。第2の空間光変調装置8
8が、第1空間光変調装置95と同等の伝達特性を持っ
ていない場合、または第2の空間光変調装置88に到達
し、もしくは離れる最終光レベルが、第1の空間光変調
装置95のそれより低い場合、電圧内のこうした訂正が
必要となるだろう。各装置は、それ自身のグレイスケー
ル較正を必要とする。それは14−16ビットのテーブ
ルを8ビットの装置にマップしている装置にとって可能
であり、その後、2つの装置の異なるマッピングで、同
じドライバー・ボードを用いてもよい。混交された画像
の場合、この釣り合いは主要な調整である。
【0080】(不均一性)デジタル・プリンティング・
システムは、また、画像の不均一を修正しなければなら
ない。図7中(A)を参照して、露光システムは、変調
装置390のエッジでのロール−オフのような、若干の
不均一を修正可能である。これを達成する1つの方法
は、エッジの変調装置サイト392だけを起動させてい
る変調装置390に、付加的な画像データを導入するこ
とである。これらの画像は、露光され、他の画像の上に
重ねられ、このようにして、エッジ領域に付加的な深度
を与える。例えば、6つの反射式LCD変調装置でとら
れた一連の画像はスキャン可能で、データ・マップも生
成可能であり、さらに、6つの反射式LCD変調装置の
当初のマップを伴う全ての入力データは、画像修正のた
めに結合可能である。類似の技術は、操作の前に判明し
た、変調装置の不均一性を調整するために、用いること
ができる。
【0081】(人工物)デジタル・プリンティング・シ
ステムは、また、画質と人工物の存在に関係しなければ
ならない。画像の並列の場合、画像データはグレイスケ
ールを反映する必要があり、装置の均一性および重複領
域は、画像の非重複領域と釣り合う必要がある。
【0082】複数のLCDを利用しているデジタル・プ
リンティング・システムでは、重ねられるか混交された
画像の領域内のグレイスケールは、複数の装置の関数と
して確立される必要がある。これは、その領域またはコ
ード値の単に異なるマッピングのために異なる電気光学
カーブを必要とするかもしれない。そのようなアルゴリ
ズムは、重複データを非重複データから分離するため複
数の露光を用いることを要求するかもしれない。これが
可能でないならば、画像データは調整されなければなら
ないか、または合成画像が非重複領域と同じグレイスケ
ールを生成するように、相殺しなければならない。
【0083】(ディザリング)ディザリングは、固有の
LCD解像度を増やして、変調装置サイト392の欠陥
を補償するのに用いられてもよい。標準の高に口径比の
反射式空間光変調装置のディザリング・パターンは、図
8中(A)−(D)に示されている。全開口の反射式空
間光変調装置をディザすることは、1つの位置の空間光
変調装置の画像を生成し、そして、変調装置サイト距離
の端数だけ離れた場所に、反射式空間光変調装置および
画像を再位置決めすることである。そうすることにおい
て、同じ画像の複数のコピーが作られ、重ねられる。複
数の画像を重ねることにより、システムは、変調装置サ
イトエラーもしくはドロップアウトを修正するリダンダ
ンシーを得る。さらに、位置間でのデータの補間もしく
は更新は、有効解像度を増加させる。
【0084】図8中(A)−(D)に示されたディザリ
ング・スキームの例を参照して、反射式空間光変調装置
230は、第1の変調装置位置240に最初に位置決め
され、変調装置サイトは作像される(図8中(A))。
反射式空間光変調装置230は、その後、第2の変調装
置位置250で作像する。反射式空間光変調装置230
は、その後、前の第2の変調装置位置250から、縦に
変調装置サイトの半分位置をずらし、これにより、当初
の第1の変調装置位置240から斜め方向へ、第3の変
調装置位置260(図8中(D))に移されることにな
る。変調装置サイト230、250、260が照らさ
れ、そして媒体が再露光される。反射式空間光変調装置
230は、その後、第3の変調装置位置260(図8中
(C))から横に移され、第4の変調装置位置270へ
動かされる。感光媒体140は、その後、この位置で露
光される。
【0085】このパターンを用いて、書き込みデータの
量で4倍の増加効果が得られる。これは、画像解像度を
増加させ、さらに画像をシャープ化する手段を提供する
のに役立つ。あるいは、高い口径比で、1つの斜めの方
向に単にディザするために十分かも知れない。例えば、
適当な結果を達成するために、図8中(A)に示される
第1の変調装置位置240から、図8中(C)に示され
る第3の位置変調装置260へ。
【0086】ディザリングは、2方向における変調装置
の運動を必要とする。運動の各々の増加は、典型的な反
射式LCD変調装置のために、ほぼ5μmと20μmの
間である。この増加する運動を達成するために、多くの
異なるアクチュエーターまたは運動アセンブリが使用可
能である。例えば、アセンブリは変調装置につき2つの
圧電アクチュエーターを使うことができる。
【0087】ディザリングのための代わりの実施例で
は、投写型ディスプレイのために設計された、副開口を
備えていてもよい反射式LCD装置に、最小限の修正が
必要である。解像度を著しく増やす努力において、変調
装置は比較的小さな口径比を含むことができる。理想的
には、この開口は、各々の変調装置サイト392(図7
中(A))内に、対称的に位置決めされなければならな
い。結果として、変調装置サイト392へは、領域の一
部分のみが光を送ることになる。
【0088】グレイスケール・パフォーマンスを保持す
る間は、プリント装置10は十分な均一性を達成するこ
とができる。反射式空間光変調装置は、単独で最高8ビ
ットのビット深度を受けることができる。しかしなが
ら、変調装置にとっての8ビットは、媒体にとっての8
ビットを意味しないこともある。さらに、LCD変調装
置は、装置のエッジでコントラストの若干のロール−オ
フまたは損失を提示することが知られている。十分なグ
レイスケール範囲をプリントし、付加的なビット深度を
提供するために、一連の画像を重ね合わせることによ
り、感光媒体上に1つの画像を生成することが可能であ
る。最終的な画像を構成する個々の画像は、情報内容と
照明との双方を変えることができる。
【0089】反射式空間光変調装置で同じ画像データを
維持して、少なくとも1つの光源からの照明レベルを変
えることにより、付加的なビット深度を導入することが
可能である。照明レベル(および/または持続時間)を
変えることにより、また、空間光変調装置を制御するデ
ータ内容を変えることにより、プリント装置は、一連の
予備画像から合成画像を生成することができる。様々な
情報内容と様々な照明レベルの画像の重ね合せは、合成
画像に付加的なビット深度を導入する。
【0090】ディザリングがグレイスケール生成に用い
られる場合、均一性修正と人工物低減は、ディザの関数
としてマップされなければならない。反射式LCD変調
装置のデジタル・アドレス指定能力と、照明のパルスL
ED方式により、プリンティングへのこのアプローチ
は、写真プリンタにおける使用のために、十分なビット
深度と合理的タイミングを提供する。
【0091】高解像度を生成し、ディザリングと関連す
る付加的な時間を減少させるために、対になった空間光
変調装置をディザに用いてもよい。例えば、1つの空間
光変調装置がある画像をx−方向にディザし、一方で、
他の1つが同じ画像をy−方向にディザする。同様に、
オフセットLCDは、オフセットに垂直な軸に沿ってデ
ィザしてもよい。各変調装置のための照明光は等しい強
度でもよく、各変調装置のための画像データは同じであ
ってもよい。カラー・プリンティング・システムでは、
2つのLCDが完成画像の赤色光部分をx−およびy−
方向に変調し、ディザし、2つの他のLCDが、完成画
像の緑色光の部分をx−およびy−方向に変調し、ディ
ザし、さらに付加的な2つのLCDが完成画像の青色光
部分をx−およびy−方向に変調し、ディザする。高解
像度画像の迅速なプリントは、また、1対の反射式空間
光変調装置の位置を相殺することにより達成されてもよ
い。例えば、第1の空間光変調装置が第2の空間光変調
装置から、斜めにオフセットされるとき、感光媒体の上
へプリントされる画像の解像度は増加される;第3の空
間光変調装置が第4の空間光変調装置から、斜めにオフ
セットされる;第5の空間光変調装置が第6の空間光変
調装置から、斜めにオフセットされる。
【0092】感光媒体の上へプリントされる画像のビッ
ト深度は、また、1対の反射式空間光変調装置に異なる
量の照明を提供することにより増加することができる。
例えば、各々が異なる画像データでアドレス指定される
1対の空間光変調装置は、光の異なる強度レベルで照ら
されることができる。これらの変調装置もまた、x−お
よびy−方向にディザされてもよい。カラー・プリンテ
ィング・システムでは、2つのLCDが完成画像の赤い
部分を作る赤色光の異なる強度を変調し、およびディザ
し、2つの他のLCDが完成画像の緑の部分を作る緑色
光の異なる強度を変調し、およびディザし、付加的な2
つのLCDが完成画像の青い部分を作る青色光の異なる
強度を変調し、およびディザする。
【0093】(温度制御)空間光変調装置を利用する場
合、変調装置のために適当な作動環境を確保することに
留意しなければならない。多くの変調装置とLCDは、
温度変化に敏感である。プリンティング・システムで
は、温度が10℃変化すると、10コード値、すなわち
運転中の3%の反射率シフトが起こることがある。温度
変化に直面した場合、2つの選択肢がある。1つの選択
肢は、変化に合わせて再キャリブレートすることであ
る。これは、多分所与の時間または温度間隔で達成され
る。他の選択肢は、温度を一定に保つことである。図9
を参照して、反射式空間光変調装置230の温度は、装
置を冷やしたり熱したりするための温度変換器165で
制御することができる。例えば、熱電冷却機は、装置の
裏に温度コントローラとして搭載されてもよい。あるい
は、ヒーターは装置上に置かれてもよい。暖かいとき
は、多くの場合、反射式LCDはより速く、より能率的
に作用する。そこで、装置を所与の温度まで加熱し、温
度を保てば、温度変化の問題は解決する。
【0094】装置を熱したり、冷やしたりする場合、装
置にストレスを与えたり、平坦でない熱パタンを導入し
ないようにすることが肝要である。いずれの場合におい
ても、装置の作動状態の変化は、画像不均一と較正差を
生じさせることになる。ストレスと温度勾配を伴う即時
の問題を除くと、環境温度および装置温度が変化する場
合に、装置へのストレス変化を創出するような方法で、
拡大させたり収縮させたりしないように、熱を制御する
方法に留意することが大切である。装置の温度を制御す
る場合、熱電冷却器よりも、ヒーターを用いることが好
ましいことがある。また、温度の関数として、画像デー
タを欠陥補正し、または均一性補正を必要になるかもし
れない。
【0095】(中間画像データ)プリントする場合、媒
体が再位置決めされれば、プリントの間に時間がある。
また、順番に色をプリントする場合、色と色との間に短
い時間がある。変調装置からどんな残留画像も除去する
ためのこれらの中間時間を利用することは有利である。
これは、いろいろな異なる方法で達成可能である。変調
装置および/または対応する光源は、中間時間にオフ、
すなわち低い状態へ変わってもよい。あるいは、光源が
オフ、すなわちシャッター・オフとなっている間、変調
装置はフル・チャージ状態にすることもできる。このモ
ードは、コンデンサに充電することに関連づけて、より
速いスイッチング時間の使用を可能にする。変調装置
は、どんな中間レベルでもチャージしてもよい。より複
雑な作動方法では、
【0096】装置は最良の動作を提供するために、先も
しくは将来の画像内容に固有なデータがロードされても
よい。
【0097】さらに、システムが色連続方法で使われる
場合、バックプレーン電圧は色の関数として変化する必
要があるかも知れない。中間時は、次の画像が装置内に
リフレッシュされる前に、変化を落ち着かせるように電
圧をスイッチする好機である。
【0098】(変調装置の減数)同じシステムが、4つ
もしくは5つの変調装置を使用可能であることを、理解
されねばならない。例えば、システムが1つの色を要求
するとき、他のチャネルが各々1つの装置を用いる間、
その色ブランチは、2つの装置を使用する。あるいは、
1つのチャネルが1つだけを使う間、2つのチャネルが
2つの装置を必要としてもよい。光学構成は、不変のま
まである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 6つの反射式LCD変調装置を用いた、反射
式空間光変調装置ベースのプリンティング・システムの
概略図である。
【図2】 6つの反射式LCD変調装置および3つのぶ
れフィルタを用いた、反射式空間光変調装置ベースのプ
リンティング・システムの概略図である。
【図3】 6つの反射式LCD変調装置および3つの独
立光源を用いた、反射式空間光変調装置ベースのプリン
ティング・システムの代わりの実施例の概略図である。
【図4】 3つの独立した光源、6つの反射式LCD変
調装置および3つのぶれフィルタを用いた、反射式空間
光変調装置ベースのプリンティング・システムの概略図
である。
【図5】 6つの反射式LCD変調装置および6つのプ
リズムを用いた、反射式空間光変調装置ベースのプリン
ティング・システムの代わりの実施例の概略図である。
【図6】 6つのぶれフィルタ、6つの反射式LCD変
調装置および6つのプリズムを用いた、反射式空間光変
調装置ベースのプリンティング・システムの代わりの実
施例の概略図である。
【図7】 (A)および(B)は、それぞれ、反射式L
CD変調装置の平面図と断面の側面図である。
【図8】 (A)−(D)は4つの異なる画像位置を用
いる、非開口空間光変調装置のディザリング効果を示す
図である。
【図9】 後部に位置する温度調節装置を備えた空間光
変調装置を示す図である。
【図10】 小さいレンズのアレイが続くLEDアレイ
の平面図である。
【符号の説明】
10 プリント装置、20 光源、25 照明システ
ム、45 均一化光学素子アセンブリ、60 ビームス
プリッタ要素、63 ビームスプリッタ要素、65 ミ
ラー、70 コンデンサ・レンズ、80 偏光ビームス
プリッタ、82偏光ビームスプリッタ、84 偏光ビー
ムスプリッタ、88 空間光変調装置、90 空間光変
調装置、95 空間光変調装置、97 空間光変調装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビッド・ケスラー アメリカ合衆国14618ニューヨーク州ロチ ェスター、ノース・カントリー・クラブ・ ドライブ20番 (72)発明者 ジェイムズ・エドワード・ロディ アメリカ合衆国14626ニューヨーク州ロチ ェスター、サウスリッジ・ドライブ83番 Fターム(参考) 2C162 AE02 AE23 AE28 AF06 AF13 AF61 FA06 FA08 FA17 FA33 FA44 FA49 2H088 EA37 FA16 FA30 HA20 MA20 5C006 AA12 AA15 AA16 AA22 AC29 AF11 AF27 AF34 AF46 AF52 AF69 BA12 BB11 BB28 BB29 BC16 EA01 EC08 EC11 FA19 FA56

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 均一化画像処理光を生成するために均一
    化光学素子アセンブリを通して、光源から光を画像処理
    すること、 前記均一化画像処理光を、第1の光成分、第2の光成分
    および第3の光成分に分離させること、 前記第1の光成分の第1の偏光状態と、前記第1の光成
    分の第2の偏光状態とを生成するために、前記第1の光
    成分を、第1の偏光ビームスプリッタ要素に通過させる
    こと、 前記第1の空間光変調装置で、テレセントリックな照明
    を生成するために、前記第1の偏光の第1の光成分を、
    第1の空間光変調装置に通すこと、 前記第2の空間光変調装置で、テレセントリックな照明
    を生成するために、前記第2の偏光の第1の光成分を、
    第2の空間光変調装置に通すこと、 第1の変調された光線を生成するために、第1の信号を
    用いて前記第1の空間光変調装置をアドレス指定し、さ
    らに、第2の変調された光線を生成するために第2の信
    号用いて前記第2の空間光変調装置をアドレス指定する
    こと、 前記第1の変調された光線、および前記第2の変調され
    た光線を、前記第1の偏光ビームスプリッタ要素に通過
    させること、 前記第2の光成分の第1の偏光状態と、前記第2の光成
    分の第2の偏光状態を生成するために、前記第2の光成
    分を、第2の偏光ビームスプリッタ要素に通過させるこ
    と、 第3の空間光変調装置で、テレセントリックな照明を生
    成するために、前記第1の偏光の第2の光成分を、前記
    第3の空間光変調装置に通すこと、 第4の空間光変調装置で、テレセントリックな照明を生
    成するために、前記第2の偏光の第2の光成分を、前記
    第4の空間光変調装置に通すこと、 第3の変調された光線を生成するために、第3の信号を
    用いて前記第3の空間光変調装置をアドレス指定し、さ
    らに、第4の変調された光線を生成するために、第4の
    信号を用いて前記第4の空間光変調装置をアドレス指定
    すること、 前記第3の変調された光線、および前記第4の変調され
    た光線を、前記第2の偏光ビームスプリッタ要素に通過
    させること、 前記第3の光成分の第1の偏光状態と、前記第3の光成
    分の第2の偏光状態を生成するため、前記第3の光成分
    を、第3の偏光ビームスプリッタ要素に通過させるこ
    と、 第5の空間光変調装置で、テレセントリックな照明を生
    成するために、前記第1の偏光の第3の光成分を、前記
    第5の空間光変調装置に通すこと、 第6の空間光変調装置で、テレセントリックな照明を生
    成するために、前記第2の偏光の第3の光成分を、前記
    第6の空間光変調装置に通すこと、 第5の変調された光線を生成するために、第5の信号を
    用いて前記第5の空間光変調装置をアドレス指定し、さ
    らに、第6の変調された光線を生成するために、第6の
    信号を用いて前記第6の空間光変調装置をアドレス指定
    すること、 前記第5の変調された光線、および前記第6の変調され
    た光線を、前記第3の偏光ビームスプリッタ要素に通過
    させること、 前記第1、第2、第3、第4、第5および第6の変調さ
    れた光線を、コンバイナー要素に方向付けること、 完成画像を生成するために、前記第1、第2、第3、第
    4、第5および第6の変調された光線を、前記コンバイ
    ナー要素で結合すること、および前記感光媒体に露光さ
    せるために、前記完成画像を、プリント・レンズ・アセ
    ンブリを通して方向付けること、 を含む感光媒体の上へ画像をプリントする方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の光成分が赤色光である、請求
    項1に記載の感光媒体の上へ画像をプリントする方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の光成分が緑色光である、請求
    項1に記載の感光媒体の上へ画像をプリントする方法。
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