JPH0725667B2 - 経皮性薬剤放出のためのヒートシール可能な膜 - Google Patents

経皮性薬剤放出のためのヒートシール可能な膜

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JPH0725667B2
JPH0725667B2 JP1100387A JP10038789A JPH0725667B2 JP H0725667 B2 JPH0725667 B2 JP H0725667B2 JP 1100387 A JP1100387 A JP 1100387A JP 10038789 A JP10038789 A JP 10038789A JP H0725667 B2 JPH0725667 B2 JP H0725667B2
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    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は経皮的に投与される薬物または活性物質の制御
された放出に関する。より詳細には、本発明は少なくと
も1種の薬剤または薬物の放出を制御するための膜であ
って、ヒートシールすることにより配合構造部材として
二次加工または取り込むことができる膜に関する。
〔発明の背景〕
速度制御膜は、経皮性薬剤供給デバイスの部材として使
用されてきた。数多くの薬剤および薬物に対するシリコ
ーンエラストマーの透過可能性に起因し、かかるエラス
トマーが前記応用分野でしばしば利用されてきた。しか
しながら、前記のようなデバイスが構築される他の材料
にシリコーンエラストマー硬化膜材を経済的に付着する
ことが困難であるため、かかる応用分野におけるシリコ
ーンゴムの使用は、商業的に限定されている。これらの
膜は、患者の皮膚に膜を通して前記薬物が放出される速
度を制御する目的で設計される。薬物を含有するレザバ
ーは、膜と不透性の裏打ち材との間にしばしば置かれ、
患者の皮膚に組成物の経皮性薬剤供給デバイスを付着す
るために前記膜一面または一部に感圧性接着剤が施され
る。
薬剤または薬物の種類および目的の放出速度に応じ、従
来、薬物を透過する前記デバイスの速度制御部は、エチ
レン−ビニルアセテートコポリマーもしくは架橋シリコ
ーンゴムのような非孔質材層または孔質フィルムであっ
た。マトリックスを通して薬物を透過するものがあると
しても、それは薬剤含有レザバー、膜および感圧接着剤
から調製され、後者は、薬剤含有レザバーと皮膚との間
に配置されている。感圧接着剤の露出面は、一般に剥離
性の裏地により被覆されており、そのデバイスを使用す
る場合にその裏地は取り外されて廃棄される。
本発明の目的は、それらを通した各種薬物の移行を可能
にし、各種の支持体または裏打ち材上にヒートシールす
ることが可能な膜材を提供するにある。接着剤は、薬剤
供給速度を変化させあるいは健康に危害を加えるか、ま
たは投与される薬物との非混和性による課題を提供する
ので、シリコーン膜とデバイスの他の部材(例えば、裏
打ち材)との間に接着剤を使用する必要性をなくするこ
とにより、従来技術が遭遇していら数多くの課題は解決
される。また、薬剤供給デバイスの製造に際し、工業化
に適する調製方法を使用することが可能になる点でも非
常に優れている。
本発明者らは、多様なセグメント化されたブロックコポ
リマーのある種の部材から形成される膜が、1)親水性
タイプの薬物を含む各種薬剤混合物に対するそれらの高
い透過性、2)薬剤成分による膨潤性および/または分
解性に対するそれらの抵抗性、3)それらの生体適合
性、ならびに4)接着剤を用いることなく加熱および加
圧の使用により配合デバイスにそれらを二次加工し得る
などの特徴を有することを発見した。
本発明に用いるポリマーは、有機ジイソシアネートまた
は有機ジイソシアネートとジオールの反応から誘導され
るハードセグメントならびに疎水性部として、少なくと
も1種のポリジオルガノシロキサンユニット、好ましく
はポリジメチルシロキサン(PDMS)ユニットおよび、場
合により親水性部として1以上のオキシエチレンユニッ
トを含むソフトセグメント(またはオリゴマー)を含ん
でなる。これらのコポリマーから形成されるフィルム
は、目的の薬剤が投与される患者皮膚への薬剤および薬
物の放出を制御するために特に有用である。
〔課題を解決するための手段〕
要約すると、本発明は、(a)不透性の裏打ち部材、
(b)薬剤透過性膜(放出速度を制御し得る膜)および
(c)薬物活性成分を含有するレザバーの組み合わせに
関連する経皮性薬剤供給系において、前記膜が、独立し
た接着剤を使用することなく前記裏打ち部材に熱圧シー
ルされ、そしてポリジオルガノシロキサン(イソシアネ
ート基と反応性のある末端基、例えば、−RNH2,−OHま
たは−SHを伴う)とジイソシアネートとの反応生成物で
あって、この反応生成物中、前者が「ソフト」セグメン
トを形成し後者が「ハード」セグメントを形成してい
る、実質的に線状ブロックコポリマーから成り、かつ前
記コポリマーが50℃〜200℃にハードセグメントのガラ
ス転移温度を有し、前記ソフトセグメントが前記コポリ
マー重量当り60〜97重量%を占め、そして前記コポリマ
ーの平均分子量が50,000〜500,000にあることを特徴す
る改良された前記供給系を提供する。
本発明は、少なくとも1種の薬剤または薬物のレザバー
から患者の皮膚または粘膜への放出を制御するための膜
材であって、 1)前記速度制御膜が、約50゜〜200℃にガラス転移温
度を有する固体ポリマーのヒートシール可能な層から成
り、かつこの層が前記薬剤または薬物に対して不活性お
よび透過可能であり、 2)前記膜が、他に接着剤の使用をすることなく裏打ち
材にヒートシールされ、そして 3)前記膜が、有機ジイソシアネートおよび、必要によ
り、アルキレンジオールから誘導されるポリウレタンま
たはポリウレアユニットから実質的に構成される3〜40
重量%を占める「ハード」セグメントならびに少なくと
も1種のポリジオルガノシロキサンユニットから実質的
に構成される20〜90重量%の疎水性部および少なくとも
1種のポリアルキレンオキサイドユニットから実質的に
構成される0〜70重量%の親水性部を含んでなる60〜97
重量%を占める「ソフト」セグメントを包含する実質的
に線状ブロックコポリマーの厚さ0.01〜1mmの層からな
る(なお、前記重量%は前記コポリマーの重量を基準と
する)、ことを特徴とする前記膜材を提供する。
本発明は、また、前述した実質的に線状ブロックコポリ
マーを含んでなる前記ポリマー材から形成される膜と裏
打ち材との間に薬剤または薬物を配置する場合、前記薬
剤を透過可能にしそして0.01〜1mmの厚さを有するよう
なポリマー材の層を、裏打ち材(金属ホイルまたは薬剤
不透性ポリマーなどのいずれであってもよい)にヒート
シールすることにより、配合薬剤供給デバイスの改良さ
れた調製方法をも提供する。
薬剤供給デバイスの薬剤含有レザバーから薬物成分を放
出するための薬剤透過性膜(速度制御が可能)は、薬剤
透過可能であり、ヒートシール可能であり、ジオルガノ
シロキサン/ポリウレタンのセグメント化またはブロッ
クコポリマーの熱可塑性層である。このコポリマーは、
場合により、素成分の親水性を高める必要があるときに
は、ポリアルキレンオキサイドからなるブロックを含ん
でいてもよい。本明細書で使用する場合の「ポリウレタ
ン」の語は、単にポリウレタン類だけでなく、ポリウレ
ア類およびポリウレタン−ウレア類をも指称すことを意
図しており、これらのすべては、通常当該技術分野でポ
リウレタン類として総称されている。
本発明の薬剤透過性膜を構成するブロックコポリマー分
子は、少なくとも1種の「ハード」ポリマーセグメント
および少なくとも1種の「ソフト」ポリマーセグメント
を含む。当該技術分野では、ブロックコポリマーのセグ
メントに用いる「ハード」および「ソフト」の語は、2
つのセグメントの相対的なガラス転移温度(Tg)に使用
される。ハードセグメントは、ソフトセグメントより高
いTgを有する。
本発明に使用されるコポリマーのハードセグメントは、
有機ジイソシアネートと、場合により、連鎖延長剤とし
ばしば称される低分子ジオールまたはジアミンから誘導
されるポリウレアまたはポリウレタンである。入手可能
な脂肪族、芳香族または脂環式ジイソシアネートのすべ
てが、これらのコポリマーのポリウレアまたはポリウレ
タン部を調製するために使用することができる。限定さ
れるものでないが、好ましいジイソシアネートとして
は、p−トリレンジイソシアネート(TDI)、4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート(MDI)、4,4′−ジシ
クロヘキシルメチルジイソシアネート(H12MDI)および
イソホロンジイソシアネート(IPDI)が挙げられる。
ポリウレタンの連鎖延長部は、炭素原子2から約10未満
を含有する入手可能な脂肪族ジオールまたはジアミンの
いずれであってもよい。炭素原子2〜4を含有するジオ
ールが好ましい。
ハードセグメントは、コポリマーの3〜40重量%、好ま
しくは15〜35重量%を占め、ハードセグメント(ジイソ
シアネートおよび脂肪族ジオールユニット)対ソフトセ
グメント(ポリジオルガノシロキサンおよびポリアルキ
レンオキサイドユニット)のモル比が、3/1〜7/1、好ま
しくは約5/1である。本発明に用いるコポリマーのソフ
トセグメントは、親水性および疎水性部を含んでいても
よい。このコポリマー分子の疎水性部は、15〜約100の
ジオルガノシロキサンユニットの少なくとも1のシーケ
ンスから実質的に成り、これらのシーケンスは、コポリ
マーの20〜90重量%、好ましくは40〜80重量%を占め
る。機能的に置換されたポリジメチルシロキサンまたは
他のポリジオルガノシロキサンの製造方法ならびにジイ
ソシアネートと他の有機モノマーを用いるこれらのポリ
マーの共重合方法は、当該技術分野で既知であり、本発
明の一部を構成しない(例えば、Gornowiczら、米国特
許第4,631,629号明細書を参照のこと)。
ソフトセグメントの親水性部は、コポリマー分子当たり
5〜75オキシエチレンユニットの少なくとも1のシーケ
ンスから実質的に構成され、これらの部は、コポリマー
の直鎖部の一部としてまたはジオルガノシロキサンユニ
ットに結合するペンダント基として存在してもよい。オ
キシエチレンユニットは、コポリマーの0〜70重量%を
占める。
コポリマーの分子量は、本発明による薬物放出に対する
速度制御部材として機能するコポリマーの能力を限定し
ないと考えられる。提供されたコポリマーに対する最適
の分子量範囲は、コポリマーの目的の物理特性、例え
ば、引張り強さ、伸び率、および引裂き強さならびに特
に、コポリマーのハードセグメントのガラス転移温度に
より決定される。重量平均分子量は、30,000〜約500,00
0が好ましい。速度制御部材が本発明のヒートシール可
能なコポリマーから製造される場合には、そのコポリマ
ーの重量平均分子量は、工業的製造の観点から適切な温
度でヒートシールすることを促進する50,000〜約200,00
0の範囲が好ましい。
ジメチルシロキサン/ポリウレタンウレア−オキシエチ
レン コポリマーの製造方法は、複数の特許および他の
文献に記載されている〔例えば、Tyagiら、“Segmented
Organosiloxane Copolymers",Polymer,Vol.25,1807〜1
816ページ、参照のこと〕。
好ましい方法によれば、1分子当たり15〜約100の繰り
返しユニットを含む液状のアミノ官能基を有する(末端
がブロックされた)ポリジオルガノシロキサン〔アミノ
基で末端がブロックされたユニットは、例えば、次式 で表わされ、両末端位に存在する〕を、有機ジイソシア
ネートおよびポリアルキレンオキサイドと適当な触媒の
存在下でその混合物を加熱することにより反応される。
次に、ハードセグメント部を形成する脂肪族ジオールま
たは他の直鎖延長剤を前記反応混合物に添加し、さらに
2〜16時間加熱し続けた。反応は、好ましくは、すべて
の反応試薬および得られるコポリマーを溶解し得る有機
液体、例えば、トルエン、テトラヒドロフラン(THF)
またはトルエンとテトラヒドロフランもしくはN,N−ジ
メチルホルムアミド(DMF)のようなより極性の高い溶
媒との混合物を反応媒体として使用し、窒素のような不
活性雰囲気下で実施される。好ましいポリジオルガノシ
ロキサンとしては、高い薬剤透過性、生体適合性、価格
および入手容易性からポリジメチルシロキサンが挙げら
れる。
前記式中でRおよびR″で表わされる置換基は、一価の
炭化水素基であり、R′はアルキレン基を表す。それぞ
れの基R,R′およびR″は、同一または相違していても
前述のコポリマー膜またはフィルムは、薬剤組成物中の
薬物成分がレザバーから患者の皮膚に放出される速度を
制御する。コポリマーを通過する個別の薬剤の放出速度
に応じて、当業者は、特定の薬剤に対して薬剤供給デバ
イスを製造するためのコポリマーの親水性/疎水性を変
化させることにより、個別の適用例に適合するように設
計された前記デバイスを二次加工することができる。
本発明に用いられるブロックコポリマーは、熱可塑性で
あり、二次加工性熱可塑性有機ポリマーに対する既知の
技術のいずれかを使用してフィルム状に加工することが
できる。限定されるものでないが、これらの技術として
は、バルクコポリマーのプレス、吹込成形、圧延および
押出ならびにコポリマーを溶解して溶液状にし、次いで
適当な支持体に適用して厚さ0.01mmに塗布成形する方法
が挙げられる。目的の放出速度および薬剤供給デバイス
の設計に応じ、フィルムまたは層は、0.01mmから1mm未
満までの厚さであってもよい。コポリマーは、自立フィ
ルム状であるか、あるいは間に挟まれた薬剤を有する薬
剤供給デバイス用の裏打ち材を形成し得る支持体上に直
接圧延しそして/または吹込成形することができる。
本発明の膜は、膜と裏打ち材(例えば、プラスチックま
たは金属ホイルであってもよい)との間に挟まれる薬剤
含有レザバー上にその膜をヒートシールすることにより
薬剤供給デバイス中に取り込むことができる。この膜
は、その周囲がレザバーの周界を越えて広がるように配
置される。必要により、膜は、例えば段プレスまたは回
転ダイを使用する熱および圧を施すことにより裏打ち材
上にヒートシールすることができる。次に、感圧接着剤
層が前記膜の露出面全体か、または少なくともその周囲
に施される。
本発明に使用される具体的な薬剤は、限定されるもので
なく、そして本明細書で使用される「薬剤」の語は、そ
れが適用される生体にとって何等かの有益な作用を生じ
得る物質のように最も広義に解釈されるものである。本
明細書で使用されるところでは、その酸または塩基状態
にある薬剤は、鉱油中での薬剤溶解度が約100mg/g未満
であるとき、疎油性であると解される。水性薬剤レザバ
ー中での薬剤イオン化率が、少なくとも約95%であると
き、「高極性」であると解される。このことは、薬剤の
pKa値が前記レザバーのpHから少なくとも絶対値1.3まで
変化するとき生ずる。薬剤のpKa値は、薬剤の50%がイ
オン化されていない塩基または酸の状態である場合の水
性液のpHである。皮膚の生理的なpHは、約5.5〜7.2の範
囲内に存在するので、本発明による酸性薬剤についての
pKa値は約4.2より低く、塩基性薬剤についてのpKa値は
8.5より高い。限定されるものではないが、これらの概
念に合致する代表的な薬剤としては、例えば、インドメ
タシン、アセタゾールアミド、メタゾールアミドおよび
アセチルサリチル酸のナトリウム塩もしくは他の塩のご
とき酸性薬剤ならびに、例えば、塩酸ナルトレキソン
(nalrexone)、塩酸ナロキソン、塩酸ナルブフィン、
塩酸フェニレフリン、マレイン酸クロルフェニラミン、
塩酸フェニルプロパノールアミン、塩酸クロニジン、臭
化水素酸デキストロメトルファン、硫酸アトロピン、ク
エン酸フェンタニール、硫酸アポモルフィン、塩酸プロ
プラノロール、塩酸リドカイン、塩酸テトラサイクリ
ン、塩酸オキシテトラサイクリン、塩酸テトラカイン、
塩酸ジブカイン、硫酸テルブタリンおよびマレイン酸ブ
ロモフェニラミンのごとき塩基性薬剤の酸性塩が挙げら
れる。一般に、前記コポリマーのソフトブロック中に、
親水性成分として極性薬剤を取り込むことが必要である
が、一方、かかる成分に含まれない親油性(疎水性)の
薬剤も、コポリマーを通して一般に移行し得る。
以下の実施例で、本発明に用いるコポリマーの好ましい
態様を記述する。この例は、本発明の範囲を限定するも
のと解してはならない。別に特定しない限り、例におけ
るすべての部およびパーセンテージは重量によるもので
ある。
例1 ウレタン−ウレアコポリマーは、米国特許第4,631,629
号明細書に記載されている方法を使用して製造した。ジ
イソシアネート対低分子アルキレンジオール(連鎖延長
剤)対アミノアルキル末端ブロック(PDMS)(場合によ
り、ポリアルキレンオキサイドが加えられる)を、3/2/
1に維持した。
PDMS−PTMOウレタン(コポリマー6)の製造 空気撹拌器、還流冷却器および滴下漏斗を備えならびに
窒素雰囲気下にある3の三つ口フラスコに(H12MDI)
(106g、0.795当量)およびトルエン(375g)を入れ
た。トルエン(700g)中のメチルアミン−iso−ブチル
末端ブロックPDMS(240.5g、0.14当量)を、30分かけて
ゆっくりと添加した。トルエン(133.8g)中のPTMO(13
3.8g、0.125当量)溶液およびジブチルチンジラウレー
ト(DBTDL)(10%溶液)0.3mlを添加し、次いで温度を
100℃に高めた。1時間後、1,4−ブタンジオール(BD)
(23.85g、0.53当量)を添加した。トルエン(100g)を
使用して滴下漏斗をすすいだ。反応は、すべてのイソシ
アネートが反応してしまうまで一夜、100でで加熱し
た。反応溶液をベーキング皿に流し込んだ。このものを
室温まで冷却した後、軟質ゴムが形成した。このゴムを
小片に切断し、溶媒をフード中で蒸発させた。残存する
溶媒を真空乾燥器中で除去してコポリマー6を得た。
PDMS−PEOウレタン(コポリマー7)の製造 空気撹拌器、還流冷却器および滴下漏斗を備えならびに
窒素雰囲気下にある3の三つ口フラスコに(H12MDI)
(106g、0.795当量)およびトルエン(300g)を充填し
た。トルエン(600g)中に溶解したメチルアミン−iso
−ブチル末端ブロックPDMS(30dp)(218.2g、0.185当
量)を、30分かけてゆっくりと添加した。トルエン(6
3.8g)中のドライカーボワックス1450(63.8g、0.08当
量)およびDBTDL(10%トルエン溶液0.3ml)を添加し、
反応混合物を1時間、100℃で加熱した。1,4−ブタンジ
オール(23.85g、0.53当量)を添加し、反応混合物を一
夜、95℃で加熱した。この熱い溶液をベーキング皿に流
し込んだ。冷却した後、生成物(膨潤エラストマー)を
小片に切断し、次いで殆んどの溶媒をフード中で蒸発さ
せた。残存する溶媒を100℃の真空乾燥器により除去し
てコポリマー7を得た。
MDIウレタン(コポリマー4)の製造 空気撹拌器、還流冷却器および滴下漏斗を備え、窒素雰
囲気下にある5のフラスコに(MDI)(250g、2.0当
量)およびトルエンを充填した。トルエン(816g)中の
メチルアミノ−iso−ブチル末端ブロックPDMS(389.5
g)およびDBTDL(10%溶液0.3ml)をゆっくり添加し
た。発熱反応のため温度が25℃から33℃に上昇した。こ
の温度を96℃に上昇し、次いでBD(60g、1.33当量)を
添加した。温度は、96℃から112℃に上昇した。反応液
が曇りを生じたとき、DMF800mlを添加して透明溶液にし
た。すべてのイソシアネートが反応してしまった後、真
空乾燥器により溶媒を除去した。
第I〜IV表に記載される他のポリマーも、表に示す成分
の割合により、類似の方法を使用して製造した。
例2 ヒートシール試験 コポリマー約5gを、圧延テフロン剥離シートを備える0.
254mmチェースに入れた。これらを165℃の蒸気加熱金型
中に置いた。最初に、コポリマーを流動時間になるまで
1から35MPaまでゆっくり加圧した。次に、速やかに約
2分間100〜140MPaに圧を高めた。試料を50℃未満に冷
却した。この一次膜は、通常、しわを有している。この
膜を、新たなテフロン剥離シートを用いて再成形し、約
0.25mmの厚さの平滑で均質な膜を得た。
膜の小片に対する定性的ヒートシール試験は、ヒートシ
ーラー、温度変動の可能なクラムコモデル(Clamco Mod
el)250Bを使用して実施した。コポリマー1は、177℃
で数種の熱可塑性材料を用いて評価した。極性材料、例
えば、ナイロン66(260℃でシールした)、アクリル樹
脂アルクリン(Alcryn )ALX 6387(デュポン製の熱可
塑性エラストマー)に対して優れた付着特性が得られ
た。熱可塑性エラストマーサントプレン(Santopren
e )101−73Aでは、良好な付着性が得られた。非極性
のポリスチレン、ポリプロピレンおよびソデュウムカル
ボキシレートポリエチレンアイオノマーまたはサントプ
レン(Santoprene )中和物では、劣るかまたは全く付
着しなかった。
定量的な試験は、2.54cm幅のストリップを用いて実施し
た。ヒートシール面積は1.61cm2であった。シール(ま
たは剪断)強さは、シールを破壊するために必要な力の
4倍に等しい。結果を第III表に示す。数種のヒートシ
ールした試料を、7日間水中に浸漬した。前記シールし
た試料は、それらの強度を実質的にそのまま維持した
(第IV表を参照のこと)。
例3 透過性試験 グンナム・チェーン(Ghannam−Chien)膜透過系を使用
し、トージョーの改良法〔K.Tojo,Y.Sun,M.Ghannamおよ
びY.W.Chien,Characterization of a Membrane Permeat
ion System for Controlled Drug Delivery Studies AI
CHE Journal,31C5),741〜46(1985)〕。に準じて、本
発明のシリコーンウレタン膜を通過するプロゲステロン
およびハイドロコーチゾンの生体外透過性を評価した。
プロゲステロンおよびハイドロコーチゾンは、それぞれ
ステロイド骨核の親油性および親水性プローブとして選
ばれた。前記透過系は、液体が棒状のマグネットのマッ
チングセット(matching set)により攪拌される供与区
画および受容区画から構成された。蒸留水中のポリエチ
レングリコール400(PEG400)の40(v/v)%溶液を使用
した飽和薬剤溶液200mlを供与区画に配置し、薬剤を含
まない溶媒200mlを受容区画に配置した。表面積13.85cm
2で厚さが0.25〜0.63cmを有する膜を、両区画(セル)
間に取り付けた。溶液の温度を37℃に維持しながら700r
pmで攪拌した。透過検査は、24時間中実施し、受容区画
溶液のアリコートを1,2,3,4,5,6,7,8,16および24時間目
に採取し、次いでUV分光光度計を使用して薬物含量を定
量した。定常状態の透過速度(流束)を、時間に対する
累積薬剤放出量との関係から線型回帰解析(Linear Reg
ression Analysis)により決定した。定常状態の流束
(flux)は、線の勾配に対応する。
一般には、親油性ステロイドであるプロゲステロンは、
より親水性の高いステロイドであるハイドロコーチゾン
に比し、シリコーンウレタンコポリマー膜通過について
非常に標準化した(normalized)流束を有する(第V
表)。各薬剤の透過速度は、適当なシリコーン−ウレタ
ンコポリマーまたはコポリマーブレンドの選択により適
度な範囲内に調整することができる(第V表)。
例4 生体適合性試験 1. 組織細胞培養:毒性試験 この組織細胞培養は、二倍体ヒト細胞の単層と材料また
はその抽出物の接触による細胞変性効果(CPE)を測定
するように計画された。
コポリマー1の直接接触またはその細胞培養液抽出物と
の接触では、全くCPEを生じなかった。しかしながら、
最初のジメチルスルホキシド(DMSO)抽出物2つのうち
1つは、CPEを起こした。引き続き試験された2つの抽
出物は、陰性であった。従って、この試料はこれらの組
織細胞培養試験に合格した。
前記試験材料を、ヒト胎児細胞のコンフルエント単層と
直接接触するように、その材料を24時間置くことにより
細胞毒性について評価した。試験材料の細胞変性効果
は、ポジティブおよびネガティブ対照と顕微鏡下で比較
された。
さらに、試験材料は、1mlの抽出媒体に対して試料表面
積3cm2の比率で抽出された。このDMSO調製物は121℃で
1時間オートクレーブした後、2%に希釈した。この調
製物を38℃で24時間インキュベーションした。この抽出
物は、摂取可能なウェルから培地を吸引した後、それを
試験材料に由来する抽出調製物1.5mlで置換して試験し
た。24時間インキュベーションした後、細胞変性効果を
ポジティブおよびネガティブ対照の両方に対して顕微鏡
下で評価した。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】経皮性薬剤供給デバイスにおいて、 (a)不透性の裏打ち部材、 (b)放出速度を制御する膜、 (c)医薬活性成分を含有し、かつ、前記裏打ち部材と
    前記膜との間に置かれたレザバー、および (d)患者の皮膚に前記デバイスを付着する手段、の組
    み合わせからなり、 前記膜が独立した接着剤を使用することなく前記裏打ち
    部材に熱圧シールされるものであり、ポリジオルガノシ
    ロキサン・オリゴマーとジイソシアネートの反応生成物
    であって、この反応生成物中前者がソフトセグメントを
    形成し後者がハードセグメントを形成している実質的に
    線状のブロックコポリマーを含んでなり、このハードセ
    グメントがこのソフトセグメントよりも高いガラス転移
    温度(Tg)を有し、このコポリマーが50℃〜200℃の間
    にガラス転移温度を有し、前記コポリマー重量当たりそ
    のソフトセグメントが60〜97重量%を占め、そしてその
    ハードセグメントが3〜40重量パーセントを占めること
    を特徴とする改良された前記供給デバイス。
  2. 【請求項2】前記ソフトセグメント(ブロック)が、前
    記コポリマー重量当たり0〜70重量%のポリアルキレン
    オキサイドユニットをさらに含む請求項1記載のデバイ
    ス。
  3. 【請求項3】経皮性薬剤供給デバイスにおける薬剤透過
    及び速度制御成分として使用するための膜において、 ポリジオルガノシロキサン・オリゴマーとジイソシアネ
    ートの反応生成物であって、この反応生成物中前者がソ
    フトセグメントを形成し後者がハードセグメントを形成
    している実質的に線状の熱可塑性ブロックコポリマーか
    ら成り、このハードセグメントがこのソフトセグメント
    よりも高いガラス転移温度(Tg)を有し、このコポリマ
    ーが50゜〜200℃の間にガラス転移温度を有し、そして
    前記コポリマー重量当たりそのソフトセグメントが約60
    〜97重量%を占めそのポリマーの平均分子量が30,000〜
    500,000の間にあり、その膜厚が0.01〜1mmの間にあるこ
    とを特徴とする改良された前記膜。
  4. 【請求項4】(A)不透性の裏打ち部材を供給する工
    程、 (B)前記裏打ち部材の中央部に薬剤含有レザバーを配
    置する工程、 (C)膜圧が0.01〜1mmで経皮性薬剤が透過可能であ
    り、そして有機ジイソシアネートとアルキレンジオール
    から誘導されるポリウレタンユニットから実質的に成る
    「ハード」セグメントが3〜40重量%を占め、かつ少な
    くとも1種のポリジオルガノシロキサン・オリゴマーユ
    ニットから成る「ソフト」セグメントが60〜97重量%を
    占める実質的に線状のブロックコポリマーであって、こ
    のハードセグメントがこのソフトセグメントよりも高い
    ガラス転移温度(Tg)を有しつつ50゜〜200℃の間のガ
    ラス転移温度を有する前記コポリマーを含む薬剤透過速
    度を制御する膜の周囲が前記薬剤含有レザバーの周界を
    越えて広がるように前記膜を前記レザバー上に配置する
    工程、ならびに (D)熱圧を加えることにより、前記裏打ち部材に前記
    膜の周囲をシールする工程、を含んでなる経皮性薬剤供
    給デバイスの調製方法。
JP1100387A 1988-04-22 1989-04-21 経皮性薬剤放出のためのヒートシール可能な膜 Expired - Lifetime JPH0725667B2 (ja)

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