JPH0725654B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH0725654B2
JPH0725654B2 JP62311575A JP31157587A JPH0725654B2 JP H0725654 B2 JPH0725654 B2 JP H0725654B2 JP 62311575 A JP62311575 A JP 62311575A JP 31157587 A JP31157587 A JP 31157587A JP H0725654 B2 JPH0725654 B2 JP H0725654B2
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oil
hair
alcohol
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carbon atoms
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俊夫 鈴木
尚子 守谷
智仁 小鹿
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Kao Corp
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Kao Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は毛髪化粧料、更に詳細には、水難溶性物質を含
んでいるにもかかわらず透明な被膜を形成して毛髪を強
固に固定することができ、しかもウエツトルツクなつや
を長時間保持することのできる透明ゲル状の毛髪化粧料
に関する。
〔従来の技術〕
毛髪化粧料は、スタイルを付与することが容易で、帯電
せず、弾力性が有り、手ざわりが柔らかでべとつかず、
スタイル形成の持ちが良く、急速に再び油じみることな
く、更には整髪後につやのある毛髪が得られることが必
須不可欠の要件とされている。
従来より、斯かる毛髪化粧料としては、組成中にアニオ
ン性ポリマー、カチオン性ポリマーおよび両性ポリマー
を1種又は2種以上含有する多くの組成物が知られてお
り、例えば、フランス特許第2383660号、および特開昭5
6−92812号に記載されているものが挙げられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの諸特性を有する毛髪化粧料は、
難溶性の香料、薬剤又は油等を添加した場合に、毛髪化
粧料の外観が白濁し、品位が失なわれ易い、被膜が不透
明で毛髪に光沢を充分に与えられない、シヤンプー時の
洗浄性が悪く毛髪がごわごわとして感触の悪い仕上りと
なる等の欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕 斯かる実状において、本発明者らは、水及びアルコール
に可溶なフイルム形成性ポリマーを基剤としたゲル状組
成物に、分岐アルキル鎖を有する非イオン活性剤を用い
れば、難溶性の香料、薬剤又は油を可溶化し、透明ゲル
状組成物が得られると共に、透明な被膜が形成され、毛
髪に充分な光沢を付与し、シヤンプーで簡単に洗浄可能
な透明ゲル状の毛髪化粧料が得られることを見い出し、
本発明を完成した。
すなわち、本発明は(a)一般式(I) (式中、R1及びR2は同一もしくは異なつて、直鎖もしく
は分岐鎖の炭素数4〜18のアルキル基又はヒドロキシア
ルキル基を示し、nは2〜200の数を示す) で表わされる分岐非イオン活性剤、(b)水難溶性物質
並びに(c)水及びアルコールに可溶なフイルム形成性
ポリマーを含有することを特徴とする毛髪化粧料を提供
するものである。
本発明で使用する(a)成分の分岐非イオン活性剤は前
記一般式(I)で示されるものであり、特に、石油化学
に於ける炭素数8〜14の直鎖脂肪族アルコールからゲル
ベツト反応により誘導される2−ヘキシルデシルアルコ
ール、2−ヘプチルウンデシルアルコール、2−オクチ
ルドデシルアルコール、2−デジルテトラデシルアルコ
ール、2−ドデシルヘキサデシルアルコールに、酸化エ
チレンを10〜25モル付加した非イオン活性剤が好まし
い。
(a)成分は、本発明毛髪化粧料全組成に対し、0.05〜
5.0重量%(以下単に%と示す)、特に0.1〜1.0%配合
されることが好ましい。
本発明の(b)成分の水難溶性物質は、水に難溶性の油
脂類、香料、薬剤であり、例えば以下に示すものが挙げ
られる。
油脂類としては、ヒマシ油、カカオ脂、ミンク油、アボ
ガド油、オリーブ油の如きグリセライド類;ミツロウ、
鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウの如きロウ類;セチ
ルアルコール、オレイルアルコール、ヘキサデシルアル
コール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、
イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノー
ル、ポリプロピレングリコールの如き、アルコール類;
ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸
セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレ
イン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、
ミリスチン酸オクチルドデシル等のエステル類;ジメチ
ルポリシロキサン、メチルフエニルポリシロキサン、ポ
リエーテル変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコ
ーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、アルキル変
性シリコーンオイル等のシリコーン誘導体などの化粧用
油脂類が挙げられる。
香料は一般に水に難溶性であるとされており、斯かる香
料としては、麝香(Musk)、霊猫香(Civet)、海猫香
(Castreum)、竜涎香(Ambergris)等の天然動物性香
料;イランイラン油、ウイキヨウ油、オレンジ油、ユパ
イババルサム油、シソ油、シダーウツド油、ジヤスミン
油、ジンジヤーグラス油、杉油、西洋ハツカ油、冬緑
油、パチユリー油、バラ油、ヒバ油、ライム油、ラベン
ダー油、リナロエ油、レモングラス油、レモン油、ロー
ズマリー油、和種ハツカ油等の天然植物性香料;炭化水
素類、アルコール類、エステル類、アルデヒド類、ケト
ン類、エーテル類の誘導体等の天然物から抽出・分離あ
るいは合成した香料が挙げられる。
薬剤としては、α−トコフエロール、レシチン、dl−α
−トコフエロール、ノルジヒドログアヤレチン酸、ブチ
ルヒドロキシアニソール(BHA)、ジブチルヒドロキシ
トルエン(BHT)等の酸化防止剤;ソルビン酸、サリチ
ル酸、デヒドロ酢酸、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、
p−ヒドロキシ安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香
酸プロピル、p−ヒドロキシ安息香酸ブチル等の防腐剤
および殺菌剤;p−アミノ安息香酸エチル、p−アミノ安
息香酸イソブチル、p−アミノ安息香酸グリセリル、p
−ジメチルアミノ安息香酸アミル、サリチル酸エチレン
グリコール、サリチル酸フエニル、サリチル酸p−tert
−ブチルフエニル、サリチル酸ベンジル、アントラニル
酸メンチル、ウンベリフエロン、エスクリン、ケイ皮酸
ベンジル、シノキサート、グアイアズレン、ウロカニン
酸、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフエニル)ベン
ゾトリアゾール、オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、
オクタベンゾン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフエノ
ン、スリソベンゾン、ベンゾレソルシノール等の紫外線
吸収剤が挙げられる。
(b)成分は本発明毛髪化粧料全組成に対し、0.01〜1.
0%、特に0.05〜0.5%配合されることが好ましい。
本発明の(c)成分の水及びアルコールに可溶なフイル
ム形成性ポリマーとしては、例えばMS Balsam and Edwa
rd Sagarin(1972)編、第2版、「Cosmetic Science a
nd Technology」第2巻、352頁の「Hair Lacquers or H
air Sprays」の標題部分および「Harry's Cosmeticolog
y」1973年の411頁「Hair Spray Resins」の標題部分に
記載されているが、就中、好ましい具体例としては、以
下に示す(1)〜(8)等のビニルモノマー類の重合体
及び(9)、(10)等のセルロース誘導体が挙げられ
る。
(1) ポリビニルピロリドン (2) 米国特許第2996471号明細書に記載されるよう
な92.5〜87.5%のビニルアセテートと7.5〜12.5%のク
ロトン酸のコーポリマー、たとえばNational Starch Re
syn 28−1310 (3) 7〜89%のビニルアセテート、6〜13%のクロ
トン酸および5〜80%のα−分岐飽和脂肪族モノカルボ
ン酸のビニルエステルの三元重合体〔この脂肪族モノカ
ルボン酸はカルボキシル部分に最少5炭素原子を有する
式R5C(R3)(R4)COOHで、式中R3およびR4はアルキル
基、R5は水素、アルキル、アルカリル、アラルキルおよ
びアリル基から選択される、このような三元重合体は英
国特許第1169862号および米国特許第3810977号明細書に
記載され、この型の市販される三元重合体はNational S
tarch Resyn 28−2930という名称で販売される〕 (4)ビニルアセテート、クロトン酸および式R6−COOC
H=CH2(式中R6は10〜22炭素原子を含む直鎖もしくは分
岐鎖炭化水素基を表わす)ビニルエステルか、もしくは
式R7−COOCH2−C(R8)=CH2(式中、R7は10〜22炭素
原子を含む直鎖もしくは分岐鎖炭化水素基を表わし、R8
は水素原子もしくはメチル基を表わす)のアルキルもし
くはメタクリルエステルの三元重合体(このような三元
重合体は英国特許第1153544号および米国特許第3579629
号明細書に記載される) (5) 20〜60%N−ビニルピロリドンおよび米国特許
第3171784号明細書に記載されるようなビニルアセテー
ト40〜80%のコーポリマー(このコーポリマーはLuvisk
ol 37EおよびLuviskol 28Iの名称で市販される) (6) 無水マレイン酸(1モル)および2〜4炭素原
子を含むオレフイン(1モル)、特にエチレンのコーポ
リマー(このコーポリマーは分子量約25000〜70000で好
ましくは米国特許第2957838号明細書に記載されるよう
な、1〜4炭素原子を含む飽和脂肪酸アルコールで50〜
70%の程度までエステル化される) (7) 米国特許第3726288号明細書に記載され、カル
ボキシ基を含むアクリルアミド/アクリレート/ブチル
アミノ−エチルメタクリレート三元重合体のような両性
アクリルレジン(Amphomerの商品名で市販される) (8) メチルビニルエーテルおよび無水マレイン酸
(モル比約1:1)のコーポリマー(このようなコーポリ
マーは1〜4炭素原子を含む飽和脂肪族アルコールでエ
ステル化される、それらの例はGantrez ES425の名で市
販されるレジンである) (9) カチオン化セルロース (10) ヒドロキシエチルセルロース (c)成分は本発明毛髪化粧料全組成に対し、0.1〜10.
0%、特に0.5〜5.0%配合されることが好ましい。
本発明の毛髪化粧料には、上記成分の他に、本発明の効
果を妨げない限度内で例えば、油脂類を乳化安定化する
ために乳化剤を添加することができる。乳化剤としては
アニオン性、両性、カチオン性、非イオン性のいずれの
界面活性剤も使用することができる。
また商品価値を高めるために色素、顔料を添加しても良
い。さらにグリセリン、プロピレングリコール等の調湿
剤を添加することもできる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、
これらによつて本発明は限定されるものではない。
尚、本実施例中におけるゲル状毛髪化粧料の透明性、セ
ツト効果及び光沢量は以下の方法に従つて測定・評価を
行なつた。
(1) 透明性 100ml容の透明ガラス容器に試料を入れ、透明性の有無
を視覚判定により、下記の基準で評価を行なつた。
○:透明ゲル ×:半透明又は白濁ゲル (2) セツト効果(引張り剪断力) 2本の毛髪にそれぞれ末端から3cmの長さに渡たり試料
を塗布し、該試料塗布部が重なる様にして2本の毛髪を
密着させた後、乾燥して固着した毛髪−毛髪間の剪断力
を測定し、下記の基準で評価を行なつた。
○:剪断力50g以上 ×:剪断力50g未満 (3) 光沢量(つや) 長さ15cm、重量3gの毛束に試料3gを塗布した後、光沢測
定器(GMX−200S(75)型光沢測定器:村上色材(株)
製)にて、毛束の光沢量を測定し、下記の基準で評価を
行なつた。
○:光沢量15以上 ×:光沢量15未満 実施例1 表−1及び表−2に示す組成のゲル状毛髪化粧料を常法
により製造し、透明性、セツト効果及びつやの評価を行
なつた。結果を表−1及び表−2に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)一般式(I) (式中、R1及びR2は同一もしくは異なつて、直鎖もしく
    は分岐鎖の炭素数4〜18のアルキル基又はヒドロキシア
    ルキル基を示し、nは2〜200の数を示す) で表わされる分岐非イオン活性剤、(b)水難溶性物質
    並びに(c)水及びアルコールに可溶なフイルム形成性
    ポリマーを含有することを特徴とする毛髪化粧料。
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JPS63154613A (ja) * 1986-12-17 1988-06-27 Lion Corp 毛髪化粧料

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