JP2002519313A - ジオールを含有するリーブオンヘア剤組成物 - Google Patents

ジオールを含有するリーブオンヘア剤組成物

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JP2002519313A JP2000556749A JP2000556749A JP2002519313A JP 2002519313 A JP2002519313 A JP 2002519313A JP 2000556749 A JP2000556749 A JP 2000556749A JP 2000556749 A JP2000556749 A JP 2000556749A JP 2002519313 A JP2002519313 A JP 2002519313A
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ウェイン マイケル,ダニエル
ホフマン ワール,エロル
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Procter and Gamble Co
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、1,2−C5〜C8−アルカンジオール、C2〜C10−アルキルグリセリルエーテル、およびそれらの混合物からなる群から選択される約3〜30重量%のジオール;水、C2〜C3一価アルカノール、およびそれらの混合物からなる群から選択される約70〜約97重量%の極性溶媒;および約0.015〜約20重量%のヘアケア成分を含むリーブオンヘアケア剤組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 関連出願の参考文献 この出願は、1998年、6月29日に出願された出願番号60/091,016を有するDanie
l Wayne Michael および Errol Hoffman Wahl の米国仮出願;および1998年、12
月1日に出願された出願番号60/110,435を有するDaniel Wayne Michael および E
rrol Hoffman Wahl の米国仮出願の米国特許法第119(e)条に基づく権利を請
求する。
【0002】 技術分野 本発明は、改善したヘアコンディショニング特性を提供するリーブオンヘアケ
ア組成物に関するものである。これらの組成物は、1,2−C5〜C8−アルカン
ジオールまたはC2〜C10−アルキルグリセリルエーテルのいずれかより選択さ
れるジオールを含んでいる。これらの製品は、油っぽい感じを毛髪に残さずに、
毛髪の縮れを軽減するという予想外の効果をもたらす。リーブオンヘアケア製品
は、除去しやすいので、繰り返し使用しても毛髪に蓄積しない。本組成物は、ヘ
アトニック、ヘアスプレー、ジェル、ムースなどのようなリーブオン製品に使用
される。
【0003】 発明の背景 頭毛は、周囲の環境との接触および毛嚢から分泌される皮脂により汚れる。皮
脂の蓄積および環境に由来する汚れが、毛髪に不潔なまたは脂じみた感じ、およ
び魅力のない外観を持たせる原因となり得る。これらの影響を改善するために、
毛髪を定期的にシャンプーする必要がある。
【0004】 毛髪をシャンプーすることにより、過剰な皮脂および他の環境に由来する汚れ
が除去されるが、毛髪が濡れて、もつれて、比較的取り扱いにくい状況になる欠
点がある。頻繁にシャンプーをすると、天然の油分または他の毛髪保湿性物質も
除去されるため、結果として毛髪がぱさつくこともまたあり得る。シャンプー後
、毛髪は「柔軟性」を感覚的に失くしてしまうということもまたあり得る。頻繁
なシャンプーは更に、特に長髪の場合に「枝毛」の現象を起こすこともある。枝
毛は、毛髪の末端が2つまたはそれより多くの枝に分かれて、結果として縮れた
外観をもたらす状態をいう。
【0005】 また、多くの人々は、毛髪のカールする性質により、量の多いまたは縮れ毛の
外観をもたらす毛髪を有する。多くの人々は、毛髪に定期的にパーマをかけるお
よび/または染める。これらタイプの処理は、一般に毛髪をぱさつかせ、損傷を
与えることさえあるということは知られている。このような損傷を受けた毛髪は
、柔軟性が損なわれ、縮れ毛の外観を呈する。しばしば、毛髪が縮れ毛の外観を
示す人々は、髪の量を減らしたいと望み、それにより縮れ毛感を軽減しようとし
ている。伝統的には、人々は縮れを軽減するのを助けるために一般的なヘアコン
ディショナーを使用している。
【0006】 毛髪のコンディションを整えるためには、さまざまな方法が開発されている。
これらの方法は、シャンプー後のヘアリンスから、リーブオンヘアコンディショ
ナートニックおよびスプレーや、シャンプー中にヘアコンディショニング構成成
分を包含させることにいたるまでにわたる。多くの消費者は、コンディショナー
を包含するシャンプーの容易さおよび便利さを好むけれども、典型的なシャンプ
ーとコンディショナーとを組合わせるだけでは、痛んだ髪、枝毛のある髪、また
は自然にカールした髪から縮れ毛の外観を軽減するために十分なコンディショニ
ングを提供するとはいえない。
【0007】 また、相当の割合の消費者が、シャンプーとは別の段階、通常はシャンプーの
後において、毛髪に適用するコンディショナー配合物の使用を好む。これらのヘ
アコンディショナーは、典型的にはシャワー、浴槽、または洗面台でシャンプー
後に直ちに使用するリンスオフコンディショナーであるか、シャンプーの段階と
は別に使用するリーブオンコンディショニング製品であるかのいずれかである。
リンスオフコンディショナーは、典型的には毛髪に沈着するシリコーンコンディ
ショニング剤または四級アンモニウム化合物を含有する。これらのコンディショ
ナーは、一般にシャンプー直後の濡れた毛髪に適用し、その後毛髪から洗い落と
す。しかしながら、典型的なリンスオフコンディショナーもまた、縮れた毛髪を
有する人々に恩恵をもたらすための十分な毛髪の縮れの軽減を提供しない。
【0008】 リーブオンコンディショナーは、毛髪に適用するために製品を小出しするのに
選ばれた様式に応じて、ジェル、トニック、スプレーまたはムースとして販売さ
れる。これらのリーブオンコンディショナーもまた一般的に、シリコーンコンデ
ィショニング剤または四級アンモニウム化合物を含有する。これらのリーブオン
コンディショナーは、一般的に高濃度のコンディショニング化合物を含んでいる
。しかしながら、リーブオンコンディショナーが縮れの軽減をもたらす一方で、
高濃度の沈着した四級化合物および/またはシリコーンが毛髪をてかてかと、油
っぽく、そして不潔な感触にする。また、典型的なリーブオンコンディショナー
は、定期的に毛髪をシャンプーしてもなお、使用とともに蓄積する。この蓄積が
、典型的な製品の油っぽく、不潔にするという毛髪の感触特性をいっそう悪化さ
せる。
【0009】 ポリオールは、湿潤剤および保湿剤として、ヘアケア剤組成物に広く使用され
ている。1,2−ヘキサンジオールを包含するポリオールは、細川らにより「人
間の毛髪に対するポリオールの効果(”The Effects of Polyols on Human Hair
”)」、J.Soc.Cosmet.Chem.Jpn.、31(2)、167−175(199
7年)において、毛髪の損傷および毛髪の柔軟性に対するそれらの効果を研究し
ている。細川は、グリセリン、ヘキシレングリコール、および3−メチル−1,
3−ブタンジオールのようなポリオールが、毛髪をより柔軟にする効果があるこ
とを示している。細川はまた、長い炭素鎖を有するポリオール(例えば、1,2
−ヘキサンジオール)が、毛髪への浸透性がより高いことを示している。
【0010】 本発明において、1,2−C5〜C8−アルカンジオールまたはC2〜C10−ア
ルキルグリセリルエーテルを含有するリーブオンヘアケア剤組成物が、痛んだ、
枝毛、または自然にカールした毛髪から縮れ毛の外観を軽減するのに十分なコン
ディショニング効果、および清潔感の両方を提供することが見出された。本発明
の目的は、使用後に洗い落とさずにコンディショニング効果と清潔感を合わせも
たらす、毛髪に適用するヘアケア剤組成物を提供することである。 本発明の目的はまた、上記組成物を用いて縮れ毛の外観を軽減するための毛髪
のコンディショニング方法を提供することでもある。
【0011】 本明細書に示され、現在または後に、当業者にはっきりと理解できる本発明の
これらの目的および効果、並びにその他の目的および効果は、本明細書に記載さ
れる本発明によって提供することができる。
【0012】 本発明は、本明細書に記載されている必須要素、並びに本明細書に記載されて
いるいかなる好ましい構成成分またはその他の任意の構成成分を含んでなり、こ
れらからなるか、または実質的にこれらからなることができる。
【0013】 本明細書におけるすべてのパーセンテージは、特に明記しないかぎり、組成物
全体の重量に対してである。すべての比率は、特に明記しないかぎり重量比であ
る。特に明記しないかぎり、本明細書に参照される構成成分のすべてのパーセン
テージ、比率、および濃度は、実際の構成成分の量に基づいており、構成成分が
商業的に利用可能な製品に組み込まれている可能性がある溶媒、充填剤、または
その他の材料は含まない。すべての測定は、特に指定のない限り、25℃または
室温で行う。
【0014】 すべての特許、すべての特許出願、すべての論文、すべての公報、すべての小
冊子、およびすべての技術上のデータシートを包含する、本明細書において参照
されたすべての文書を、参考としてそのまま引用し本明細書に組み入れる。
【0015】 本発明の要旨 本発明は、約3〜30重量%のC2〜C10−アルキルグリセリルエーテル;お
よび水、C2〜C3一価アルカノール、およびそれらの混合物からなる群から選択
される約70〜約97重量%の極性溶媒を包含するリーブオンヘアケア剤組成物
に関するものである。また、本発明は、約3〜30重量%の1,2−C5〜C8
アルカンジオール;およびC2〜C3一価アルカノール、C2〜C3一価アルカノー
ルの混合物からなる群から選択されるヘアケア成分を含むリーブオンビヒクルお
よび水からなる群から選択される約70〜約97重量%の極性溶媒を包含するリ
ーブオンヘアケア剤組成物に関するものである。
【0016】 本発明の更なる実施形態は、1,2−C5〜C8−アルカンジオール、C2〜C1 0 −アルキルグリセリルエーテル、およびそれらの混合物からなる群から選択さ
れる約3〜30重量%のジオール;水、C2〜C3一価アルカノール、およびそれ
らの混合物からなる群から選択される約70〜約97重量%の極性溶媒;および
コンディショニング剤、非イオン界面活性剤、増粘剤、香料、保存料、pH調整
剤、着色剤、噴射剤、ビタミンおよびそれらの誘導体、ビタミン浸透補助剤、ヘ
アスプレーのスプレー変性剤、およびそれらの混合物なる群から選択される約0
.015〜約20重量%のヘアケア成分を包含し;その際にこれらのヘアケア剤
組成物は、約0.1%未満のヘア還元剤を包含するリーブオンヘアケア剤組成物
に関するものである。
【0017】 本発明の詳細な説明 本明細書中で表現される、用語「ヘアケア剤組成物」を修飾する用語「リーブ
オン」は、本発明の組成物を毛髪に適用することを意図し、髪に残留させ得るこ
とを示すために使用する。これらのリーブオン組成物は、毛髪に適用した直後、
または数分後のいずれかに、洗う、すすぐ、拭うなどのいずれかによって除去す
る「リンスオフ」組成物とは区別される。ヘアコンディショニング効果を達成す
るために、本発明の組成物は、少なくとも毛髪が乾燥するまで毛髪上に残らなけ
ればならない。
【0018】 本発明のリーブオン組成物は、毛髪に適用してすすぎ落とされないような、い
かなる製品形態であってよい。製品形態は、ジェル、トニック、ローション、ム
ース、およびスプレーからなる群から選択されてよい。 必須構成成分、並びに好ましい構成成分および任意構成成分の非包括的な一覧
を以下に記載する。
【0019】ジオール 本発明の組成物は、約3%〜約30%、好ましくは約4%〜約25%、より好
ましくは約5%〜約20%、および最も好ましくは約7%〜約15%のジオール
を含んでいる。ジオールは、1,2 C5〜C8−アルカンジオール、C2〜C10
−アルキルグリセリルエーテル、またはそれらの混合物であリ得る。 1,2 C5〜C8−アルカンジオールは、次式の化合物であり:
【0020】
【化1】 R1−CHOH−CH2OH
【0021】 式中、R1はプロピル基、ブチル基、ペンチル基、またはヘキシル基である。
1は直鎖基または分岐鎖基であり、好ましくは直鎖基であり得る。好ましいア
ルカンジオールは、1,2 n−ペンタンジオール、1,2 n−ヘキサンジオ
ール、1,2 n−ヘプタンジオール、またはそれらの混合物である。最も好ま
しいものは、R1がn−ブチル基である1,2 n−ヘキサンジオールである。
【0022】 C210−アルキルグリセリルエーテルは次式の化合物であり:
【0023】
【化2】 R2−O−CH2−CHOH−CH2OH
【0024】 式中、R2はエチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘ
プチル基、オクチル基、ノニル基、またはデシル基である。R2は直鎖基または
分岐鎖基であり、好ましくは直鎖基であり得る。好ましいグリセリルエーテルは
、n−プロピル−、n−ブチル−、n−ペンチル−、n−ヘキシルグリセロール
エーテル、およびそれらの混合物である。最も好ましいのは、n−ヘキシルグリ
セリルエーテルである。
【0025】極性溶媒 本発明のリーブオンヘアケア剤組成物は、ジオール用の液体ビヒクルとして極
性溶媒もまた含んでいる。極性溶媒は、25℃における誘電率が約5.0より大
きい、好ましくは約7.5より大きい、およびより好ましくは約10.0より大
きいいかなる溶媒物質であってもよい。本発明の極性溶媒は、ヘアケア剤組成物
中に、全組成物の約70%〜約97%、好ましくは約80%〜約95%、より好
ましくは約85%〜約93%の濃度で存在する、1つ以上の極性溶媒を含んでい
る。
【0026】 本発明の組成物に必須な極性溶媒は、水、C2〜C3一価アルカノール、および
それらの混合物からなる群から選択される。イソプロパノールのようなC3アル
カノールが存在するならば、組成物の約15重量%を越えない、好ましくは約1
2重量%を越えない、より好ましくは約10重量%を越えない濃度でそれを使用
するべきである。高濃度のC3一価アルコール類は、臭いを生じる可能性がある
ので本発明の組成物には望ましくない。好ましい極性溶媒相は、水、エタノール
、またはそれらの混合物を含有する。
【0027】 例えば、水−エタノールまたは水−イソプロパノール−エタノールのような、
水およびアルコールの混合物を使用する場合、全組成物における水の含有率は、
一般に全組成物の約0.5〜約99重量%の範囲である。そのような混合物にお
いて、アルコール溶媒は一般に全組成物の0.5〜約99重量%の範囲で存在す
る。
【0028】ヘアケア成分 本発明の組成物は、その組成物をより美容的または美観的に受け入れられるよ
うにするか、またはその組成物に付加的な使用効果を付与するために好適な付加
的ヘアケア成分を含むことができる。CTFA化粧品の成分ハンドブック(CTFA
Cosmetic Ingredient Handbook)、第2版、1992年には、ヘアケア業界で
普通に使用される広範囲の非限定的化粧品構成成分が記載されており、その全体
を参考として引用し本明細書に組み入れる。これらの付加的な構成成分として:
その他のコンディショニング剤;陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両
性界面活性剤、および双性イオン性界面活性剤のような界面活性剤;キサンタン
ガム、グアーゴム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、デンプンおよびデンプン誘導体、カルボマー(登録商標)
(CarbomersR)のような増粘剤;香料;保存料;ポリマー;pH調整剤;FD&
CまたはD&C染料のいずれかのような着色剤;グリセリン、ジイソブチルアジ
ペート、ブチルステアレート、およびプロピレングリコールのようなポリマー可
塑化剤;噴射剤;パンテノールおよびその他パントテン酸、パントテンエーテル
誘導体のようなビタミンおよびそれらの誘導体;3〜約12のエチレングリコー
ルまたはプロピレングリコール単位を有するポリエチレングリコールまたはポリ
プロピレングリコールのようなビタミン浸透補助剤、約2000〜約25,00
0のエチレングリコール単位を有するポリエチレングリコールのようなヘアスプ
レーのスプレー変性剤が挙げられる。このような任意構成成分は、一般に組成物
の約0.01%〜約20.0%、好ましくは約0.05%〜約15.0%、より
好ましくは約0.1%〜約10%、更により好ましくは約0.5%〜約8%、最
も好ましくは約1%〜約5%の濃度で個々に使用される。好ましいヘアケア成分
の詳細は、以下に記載する。
【0029】 香料/保存料 好ましいリーブオンヘアケア剤組成物は、香料および保存料を含んでいる。本
発明の上記ジオールによる毛髪の縮れの軽減および清潔感に加えて、香料が毛髪
に趣味の良い、快い香気をもたらすことは当業界ではよく知られている。香料は
、本発明の組成物中、約0.01%〜約4%、好ましくは約0.05%〜約2.
5%の濃度で使用する。
【0030】 本発明のリーブオン組成物に使用し得る保存料の非限定例は、ベンジルアルコ
ール、メチルパラベン、プロピルパラベン、DMDM ヒダントイン、メチルク
ロロイソチアゾリン、メチルイソチアゾリノン、およびイミダゾリジニル尿素で
ある。保存料は、本発明の組成物中、約0.001%〜約1%の濃度で使用する
【0031】 陰イオン界面活性剤 本発明の好ましい組成物は、低濃度の陰イオン界面活性剤を含有し得る。陰イ
オン界面活性剤は、約0.01%〜約2%、好ましくは約0.05%〜約1%、
およびより好ましくは約0.1%〜約0.5%の濃度で存在し得る。本発明の組
成物に有用な陰イオン起泡用界面活性剤の非限定例は、The Manufacturing Conf
ectioner Publishing Co.より出版された、マッカーチェオンのよる洗浄剤およ
び乳化剤(McCutcheon's, Detergents and Emulsifiers)、北米版(1990年
);マッカーチェオンによる機能的材料(McCutcheon's, Functional Materials
)、北米版(1992年);および1975年12月30日発行のラフリン(La
ughlin)らの、米国特許第3,929,678号に開示されており、それらのすべ
てを参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0032】 広範な種々の陰イオン界面活性剤が、本発明において有用であり得る。陰イオ
ン起泡用界面活性剤の非限定例は、アルキルおよびアルキルエーテルスルフェー
ト、硫酸化モノグリセリド、スルホン化オレフィン類、アルキルアリールスルホ
ネート、第一または第二アルカンスルホネート、アルキルスルホスクシネート、
アシルタウレート、アシルイセチオネート、アルキルグリセリルエーテルスルホ
ネート、スルホン化メチルエステル、スルホン化脂肪酸、アルキルホスフェート
、アシルグルタメート、アシルサルコシネート、アルキルスルホアセテート、ア
シル化ペプチド、アルキルエーテルカルボキシレート、アシルラクチレート、お
よび陰イオンフルオロ界面活性剤からなる群から選択される陰イオン界面活性剤
が含まれる。陰イオン界面活性剤の混合物は、本発明に効果的に使用することが
できる。好ましい陰イオン界面活性剤は、アルキルおよびアルキルエーテルスル
フェートである。アンモニウムおよびラウリル硫酸ナトリウムが最も好ましい。
【0033】 非イオン界面活性剤 本発明の好ましい組成物は、非イオン界面活性剤を含有し得る。本発明におい
て使用し得る非イオン界面活性剤は、室温で液体であるよく知られた非イオン界
面活性剤のいずれかを含み、選択された非イオン界面活性剤の種類にもよるがそ
のHLBは約4〜約20を有する。 本発明のリーブオンヘアケア剤組成物は、約0.01%〜約20%、好ましく
は約0.1%〜約5%、より好ましくは約0.5%〜約3%の非イオン界面活性
剤を含み得る。
【0034】 2つの典型的な非イオン界面活性剤の群は、アルコキシル化(特にエトキシ化
)アルコールおよびアルキルピロリドンなどであり、これらは界面活性剤の当該
分野ではよく知られている。一般に、このような非イオン界面活性剤は、C4〜2 2 のアルキル基、好ましくはC6〜16のアルキル基、より好ましくはすべてがC8
〜14のアルキル基を含有する。また、好ましいのは、C18:1基、すなわちオレイ
ルアルケニル基を含有する非イオン界面活性剤である。エトキシ化界面活性剤は
、一般に約2〜約12、好ましくは約2.5〜約10、より好ましくは約3〜約
8のエチレンオキシド基を含有し、HLBが約4〜約10、好ましくは約5〜約
9、およびより好ましくは約6〜約8を示す。エトキシ化アルコールは、とりわ
け本発明の組成物に好ましい。
【0035】 本発明において有用なエトキシ化非イオン界面活性剤の具体例として:オクチ
ルポリエトキシレート(2.5)および(5);デシルポリエトキシレート(2
.5)および(5);デシルポリエトキシレート(6);ドデシルポリエトキシ
レート(3)、トリデシルポリエトキシレート(3)、ココナッツアルキルポリ
エトキシレート(6.5)、オレイルポリエトキシレート(3)、およびそれら
の混合物が挙げられる。
【0036】 また、本発明において好ましいのは、プロピレングリコールおよびエチレング
リコールのブロックコポリマーである非イオン界面活性剤である。これらの非イ
オン界面活性剤は次式を有し:
【0037】
【化3】 R(EO)n(PO)m(EO)n
【0038】 式中、EOはエチレンオキシド、POはプロピレンオキシド、nおよびmのそ
れぞれは総分子量が約200〜約8,000を有する界面活性剤となるように選
択され、および各Rは水素(好ましい)および炭化水素基、好ましくはC14炭化
水素基より選択される。これらの界面活性剤は、mおよびnが変化して、いかな
るEO含有率でも提供することができる。このような界面活性剤は、HLBが、
典型的にはこれまで必要とされたように約4〜約10、好ましくは約5〜約9、
およびより好ましくは約6〜約8を有する。
【0039】 本明細書におけるリーブオンヘアケア剤組成物のための、上記の種類の、好適
な非イオン界面活性剤の詳細な一覧は、1985年12月10日発行のコリンズ
(Collins)の米国特許第4,557,853号に記載されており、そのすべて
を参考として引用し本明細書に組み入れる。このような界面活性剤の販売元は、
マッカーチェオンによる「乳化剤および洗浄剤」((McCutcheon's EMULSIFIERS
AND DETERGENTS)、北米版、1984年、マッカーチェオン部門、MCパブリ
ッシング社)に記載されており、同様に参考として引用し本明細書に組み入れる
【0040】 好ましいプロピレングリコールおよびエチレングリコールのブロックコポリマ
ーは、総分子量が約3,000〜約10,000、好ましくは約4,000〜約
8,000であり、各Rは水素(好ましい)および炭化水素基、好ましくはC1
〜4炭化水素基より選択される。これらの好ましい非イオン界面活性剤は、約2
0%〜約80%、好ましくは約20%〜約40%のEO含有率を有する。
【0041】 別の好ましいプロピレングリコールおよびエチレングリコールのブロックコポ
リマーは、総分子量が約200〜約2,000、好ましくは約500〜約1,0
00であり、各Rは水素、およびEO含有率が約50%未満、好ましくは約10
%未満および最も好ましくは0%に等しく有し、すなわち100%ポリプロピレ
ングリコールである。
【0042】 同様に本発明において好ましいのは、シリコーンコポリオール、またはポリジ
メチルシロキサンのような非イオン系シリコーン界面活性剤である。 本発明の組成物に使用され得るポリジメチルシロキサンは、グリューニング(
Gruning B.)およびケルナー(Koerner G.)による「シリコーン界面活性剤」(
Tenside Surf. Det. 26、1989年、5、312〜317頁)、およびシェ
ーファー(Schaefer D.)による「シリコーン界面活性剤」(Tenside Surf. Det
. 27、1990年、3、154〜158頁)に開示されており、参考として引
用し本明細書に組み入れる。これらのシリコーン界面活性剤は、次式で示すこと
ができ:
【0043】
【化4】
【0044】 式中、RおよびR1は親水性修飾基、R2は親油性修飾基を示す。好ましいシリ
コーン界面活性剤は、実質的には親油性修飾基よりも多くの親水性修飾基を含ま
なければならない。nは約5〜約25、好ましくは約10〜約20の範囲であり
得、m1は約1〜約10、好ましくは約3〜約7の範囲であり得、およびm2は0
、1、または2、好ましくは0であり得る。 親水性修飾基は、好ましくは次式を有し:
【0045】
【化5】 −(CH2)3−O(EO)x(PO)y−H
【0046】 式中、EOはエチレンオキシド、POはプロピレンオキシドであり、xおよび
yは親水性修飾基の分子量が約300〜約1000となるように選択される。好
ましいシリコーン界面活性剤は、HLBが約10〜約20、好ましくは約15〜
約19を有し、曇り点(水中に1%)が約10℃〜約100℃、好ましくは約5
0℃〜約90℃を有する。 好ましいシリコーン界面活性剤は、式(2)に示される式を有し、式中、R1
は次式を有し:
【0047】
【化6】 −(CH2)3−O(EO)x(PO)y−H
【0048】 nは13〜20の範囲であり、m1は5であり、m2は0であり、xおよびyは
EO:POの重量比が約75:25〜約100:0の範囲になり、更にシリコー
ン界面活性剤の全体の分子量が約2,000〜約10,000になるように変化
する。これらのシリコーン界面活性剤の最も好ましい例示は、ゴールドシュミッ
トケミカル社(Goldschmidt Chemical Corporation)により製造されるAbil(登
録商標)B8843およびAbil(登録商標)B8851である。
【0049】 シリコーングラフトポリマー 本発明のリーブオンヘアケア剤組成物はさらに、好ましくはシリコーングラフ
トコポリマーを含有し得る。シリコーングラフトコポリマーを使用する場合、約
0.1%〜約5%、好ましくは約0.25%〜約2%、より好ましくは約0.5
%〜約1%のシリコーングラフトコポリマーを含んでよい。
【0050】 このようなグラフトコポリマーは、当業者に既知の多数の方法で製造すること
が可能であり、下記の方法が含まれる: 1.フリーラジカル重合におけるシリコーンマクロモノマーの取り込み このようなシリコーン機能ポリマーは、1997年8月19日発行のボリッチ
(Bolich)らの米国特許第5,658,557号、1987年9月15日発行の
マズレク(Mazurek)の米国特許第4,693,935号、および1988年3
月1日発行のクレメンス(Clemens)らの米国特許第4,728,571号に、
製造方法とともに記載されるシリコーングラフトコポリマーが挙げられ、そのそ
れぞれを参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0051】 2.原子移動ラジカル重合におけるシリコーンマクロモノマーの取り込み これらの種類のポリマーの製造方法は一般に、ビアー(Beers)らの「グラフ
トコポリマー合成への『リビング』ラジカル重合の利用」ポリマー前刷り((”
The Use of 'Living' Radical Polymerization to Synthesize Graft Copolymer
s”Polymer Preprints)571〜572頁、1996年3月)に記載されており
、参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0052】 3.懸垂スルフヒドリル基への連鎖移動によるビニル重合グラフトのシリコー
ン主鎖への取り込み このようなイオウが結合したシリコーンコポリマーは、1995年11月21
日発行のクマ−(Kumar)らの米国特許第5,468,477号、および199
5年2月9日に公開され3Mに譲渡したPCT出願番号WO95/03776に
詳細に記載されており、これらすべてを参考として引用し本明細書に組み入れる
。イオウ結合構造のその他の特許としては、1991年7月16日に発行され3
Mに譲渡したカンター(Kanter)らの米国特許第5,032,460号、および
1994年11月8日に発行され三菱化学に譲渡したハヤマらの米国特許第5,
362,485号が挙げられる。
【0053】 上記シリコーングラフトポリマーは、ポリマー炭素をベースとする主鎖に共有
結合して懸垂するポリシロキサン部分により特徴づけられる。上記主鎖は、好ま
しくはエチレン性不飽和モノマーの重合により誘導された炭素鎖であるが、セル
ロース鎖またはその他の炭化水素由来のポリマー鎖にポリシロキサン部分が懸垂
していてもまた可能である。上記主鎖にはさらにエーテル基、すなわち、C−O
−Cが含まれてもまた可能である。上記ポリシロキサン部分は、ポリマー上で置
換することが可能であり、またはポリシロキサン含有の重合可能なモノマー(例
えば、エチレン性不飽和モノマー、エーテル、および/またはエポキシド)をポ
リシロキサン非含有の重合可能なモノマーと共重合させることにより製造するこ
とができる。
【0054】 上記ポリシロキサングラフトポリマーは、少なくとも重量平均分子量が約 20,000であるべきである。処理、美的特性、配合性などのような実際的な
理由により本発明の適用の可能性が限定されることを除いて、分子量には上限は
ない。一般的に上記重量平均分子量は、約10,000,000未満、より一般
的には約5,000,000未満であり、典型的には約3,000,000未満
であるだろう。好ましくは、上記重量平均分子量は、約50,000〜約2,0
00,000、より好ましくは約75,000〜約1,000,000、最も好
ましくは約100,000〜約750,000であるだろう。
【0055】 好ましくは、上記のグラフトポリマーの場合は、少なくとも約−20℃、好ま
しくは少なくとも約20℃のTgまたはTmを有する膜を形成するために乾燥さ
せ、そのため過度の粘着性はなく、または触って「べたつく」ということはない
。所定のポリマーにそのような転移が存在する場合、本明細書において使用する
ように、略語「Tg」は上記ポリマーの非ポリシロキサン主鎖のガラス転移温度
のことをいい、略語「Tm」は非シロキサン主鎖の結晶融点のことをいう。転移
があるのならば、好ましくは、TgおよびTmのいずれもが、約−20℃より高
く、より好ましくは約20℃より高いことである。
【0056】 本発明の組成物に使用可能なシリコーングラフトポリマーには、上記主鎖より
懸垂しているシリコーンマクロマーを形成する「シリコーン含有」(または「ポ
リシロキサン含有」)モノマー、およびポリマーの有機主鎖を形成するシリコー
ン非含有モノマーが含まれる。
【0057】 好ましいシリコーングラフトポリマーは、有機主鎖、好ましくはビニルポリマ
ー主鎖のようなエチレン性不飽和モノマーから誘導された炭素主鎖、および主鎖
を分岐したポリシロキサンマクロマー(特に好ましいのはポリジアルキルシロキ
サン、最も好ましくはポリジメチルシロキサン)を含んでいる。ポリシロキサン
マクロマーは、少なくとも約500、好ましくは約1,000〜約100,00
0、より好ましくは約2,000〜約50,000、最も好ましくは約5,00
0〜約20,000の重量平均分子量を有するべきである。意図する有機主鎖は
、ビニルモノマーおよびその他の縮合性モノマー(例えば、重合してポリアミド
およびポリエステルを形成するモノマー)、開環性モノマー(例えば、エチルオ
キサゾリンおよびカプロラクトン)などを含む、重合可能なエチレン性不飽和モ
ノマーから誘導されるものを包含する。さらに意図される主鎖は、セルロース鎖
に基づく主鎖、エーテル含有主鎖などである。
【0058】 有用なポリマーの例およびそれらの製造方法は、1987年9月15日発行の
マズレクの米国特許第4,693,935号、および1988年3月1日発行の
クレメンスらの米国特許第4,728,571号に詳しく記載されており、その
両方を参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0059】 好適なシリコーングラフトポリマーは、ハヤマらの1991年1月11日にヨ
ーロッパ特許出願0 408 311 A2として公開された、ヨーロッパ特許
出願90307528.1;鈴木らの1991年10月29日発行の米国特許第
5,061,481号;ボリッチ(Bolich)らの1992年4月21日発行の米
国特許第5,106,609号;ボリッチらの1992年3月31日発行の米国
特許第5,100,658;Ansher−Jacksonらの1992年3月31日発行の
米国特許第5,100,657号;ボリッチらの1992年4月14日発行の米
国特許第5,104,646号;ボリッチらの1991年8月27日出願の米国
特許出願番号07/758,319、トーガソン(Torgerson)らの1991年
8月27日出願の米国特許出願番号07/758,320にも開示されており、
そのすべてを参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0060】 好ましいシリコーングラフトポリマーは、少なくとも1つのフリーラジカル重
合可能なエチレン性不飽和モノマーまたは複数のモノマーおよび少なくとも1つ
のフリーラジカル重合可能なポリシロキサン含有のエチレン性不飽和モノマーま
たは複数のモノマー:より誘導されたモノマー単位を含んでいる。
【0061】 本明細書におけるシリコーングラフトポリマーは、一般に約1〜約50重量%
のポリシロキサン含有モノマー単位、すなわち、モノマー単位のポリシロキサン
含有モノマーを(本明細書では「C」モノマーという)、および約50〜約99
重量%のポリシロキサン非含有モノマーを含んでいる。
【0062】 ポリシロキサン非含有モノマー単位は、極性を有するかまたは親水性のモノマ
ー、すなわち「A」モノマー、または極性を有する親水性モノマーと極性の低い
かまたは疎水性の「B」モノマーとの混合物から誘導することができる。
【0063】 疎水性モノマーとは、実質的には非水溶性ホモポリマーを形成するモノマーの
ことを意味する。親水性モノマーとは、実質的には非水溶性ホモポリマーを形成
しないモノマーのことを意味する。実質的には水溶性モノマーとは、25℃で、
濃度が0.2重量%、好ましくは1.0重量%において、蒸留(または同等の)
水に可溶性のホモポリマーを形成するモノマーのことをいう。実質的には非水溶
性モノマーとは、25℃で、濃度が0.2重量%、好ましくは0.1重量%にお
いて、蒸留(または同等の)水に不溶性のホモポリマーを形成するモノマーのこ
とをいう。実質的に水溶性かまたは非水溶性であるかを決定する目的に使用され
るポリマーの重量平均分子量は、約100,000であるけれども、さらに高分
子量における溶解度もまた重量平均分子量が約100,000における溶解度で
示される。
【0064】 A、B、およびCモノマーの特定の相関的な量は、ポリマー主鎖が本明細書の
上記極性溶媒に可溶性であり、および上記シリコーングラフトコポリマーが乾燥
したときに相分離を示す限りにおいて可変である。
【0065】 Aモノマーの代表的な例示としては、アクリル酸、メタクリル酸、N,N−ジ
メチルアクリルアミド、ジメチルアミノエチルメタクリレート、四級メタクリル
酸ジメチルアミノエチル、メタクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、
マレイン酸、無水マレイン酸およびそのハーフエステル、クロトン酸、イタコン
酸、アクリルアミド、アクリレートアルコール、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド、ビニルピロリドン、ビニルエー
テル(メチルビニルエーテルのような)、マレイミド、ビニルピリジン、ビニル
イミダゾール、その他の極性ビニル複素環式化合物、スチレンスルホネート、ア
リルアルコール、ビニルアルコール(重合後、ビニルアセテートの加水分解によ
って製造されるような)、ビニルカプロラクタム、上記に一覧したいずれかの酸
およびアミンの塩、およびそれらの混合物が挙げられる。好ましいAモノマーと
しては、アクリル酸、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジメチルアミノエチル
メタクリレート、四級ジメチルアミノエチルメタクリレート、ビニルピロリドン
、上記に一覧した酸およびアミンの塩、およびそれらの混合物が挙げられる。
【0066】 Bモノマーの代表的な例示としては、C1〜C18アルコールのアクリル酸また
はメタクリル酸エステルがあげられ、例えばC1〜C18アルコールは、メタノー
ル、エタノール、メトキシエタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、
1−ブタノール、2−メチル−1−プロパノール、1−ペンタノール、2−ペン
タノール、3−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノール、1−メチル−1−
ブタノール、3−メチル−1−ブタノール、1−メチル−1−ペンタノール、2
−メチル−1−ペンタノール、3−メチル−1−ペンタノール、t−ブタノール
(2−メチル−2−プロパノール)、シクロヘキサノール、ネオデカノール、2
−エチル−1−ブタノール、3−ヘプタノール、ベンジルアルコール、2−オク
タノール、6−メチル−1−ヘプタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、3
,5−ジメチル−1−ヘキサノール、3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノー
ル、1−デカノール、1−ドデカノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデ
カノールなど、約1〜18個の炭素原子を有するアルコールの中で好ましくは約
1〜12個の炭素原子を有するアルコール;スチレン;ポリスチレンマクロマー
;ビニルアセテート;ビニルクロライド;ビニリデンクロライド;ビニルプロピ
オネート;α−メチルスチレン;t−ブチルスチレン;ブタジエン;シクロヘキ
サジエン;エチレン;プロピレン;ビニルトルエン;およびそれらの混合物が挙
げられる。好ましいBモノマーとしては、n−ブチルメタクリレート、イソブチ
ルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、t−ブチルメタクリレート、2−
エチルヘキシルメタクリレート、メチルメタクリレート、およびそれらの混合物
が挙げられる。最も好ましくは、Bはt−ブチルアクリレート、t−ブチルメタ
クリレート、およびそれらの混合物から選択される。
【0067】 重合可能なポリシロキサン含有モノマー(Cモノマー)は、次の一般式で例示
され:
【0068】
【化7】 X(Y)nSi(R)3mm
【0069】 式中、Xは、ビニル基のような、AおよびBモノマーと共重合可能なエチレン
性不飽和基であり;Yは二価結合基であり;Rは水素、ヒドロキシル、低級アル
キル(例えばC1〜C4)、アリール、アルカリール、アルコキシ、またはアルキ
ルアミノであり;Zは数平均分子量が少なくとも約500である一価のシロキサ
ンポリマー部分であり、共重合条件下では本質的に不活性であり、上記ビニル高
分子主鎖より懸垂しており;nは0または1であり;mは1〜3の整数である。
Cは上記の重量平均分子量を有する。好ましくは、Cモノマーは下記群から選択
される式を有する:
【0070】
【化8】
【0071】 これらの構造のうち、mは1、2、または3(好ましくはm=1)であり;p
は0または1、好ましくは0であり;R”はアルキルまたは水素であり;qは(
III)以外はすべて2〜6の整数であり、(III)のqは0〜6の整数であり;X
【0072】
【化9】
【0073】 R1は水素または−COOHであり;R2は水素、メチルまたは−CH2COO
Hであり;Zは
【0074】
【化10】
【0075】 R4はアルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アリール、またはヒドロキシ
ル(好ましくはR4がアルキル)であり;およびrは約5〜約700の整数であ
る。
【0076】 一般に、上記シリコーングラフトポリマーは、好ましくはポリマーの約50〜
約99重量%、より好ましくは約60〜約98重量%、最も好ましくは約75〜
約95重量%のシリコーンマクロマー非含有モノマー単位(例えばAモノマー単
位およびBモノマー単位の全体)、および約1〜約50重量%、好ましくは約1
〜約40重量%、より好ましくは約2〜約25重量%のシリコーンマクロマー含
有モノマー単位(例えばCモノマー単位)から構成されるであろう。Aモノマー
単位の濃度は、約1%〜約99%、好ましくは約5%〜約80%、より好ましく
は約10%〜約50%、最も好ましくは約15%〜約40%;Bモノマー単位の
濃度は、0%〜約99%、好ましくは約1%〜約90%、より好ましくは約5%
〜約85%、最も好ましくは約15%〜約80%;およびCモノマー単位の濃度
は、約1%〜約50%、好ましくは約1%〜約40%、より好ましくは約2%〜
約25%である。
【0077】 いずれの特定のシリコーングラフトポリマーの組成物もその配合特性を決定す
る助けとなるであろう。特定のA、BおよびC成分の適切な選択、かつ組合わせ
によって、上記シリコーングラフトポリマーは、特定のビヒクル中に包含されて
最大の効果を発揮することができる。本明細書の組成物に包含される上記シリコ
ーングラフトポリマーの主鎖は、極性溶媒中で可溶性でなければならず、以下、
上記シリコーングラフトポリマーとしては、全体として極性溶媒に可溶性である
ものとする。このことは、25℃で本組成物中に存在する濃度において上記ポリ
マーが溶液中に存在することができるかもしくは溶液より沈殿するか否か、また
は本明細書中に記載されるシリコーングラフトポリマーの濃度範囲であるか否か
に応じて決定される。選択した極性溶媒系における配合性および溶解性を考慮し
て、ポリマーに取り込むモノマーを選択することは当業者にとっては周知の技術
範囲内である。
【0078】 本発明に使用されるシリコーングラフトポリマーの具体例は、次に挙げられる
: (i)アクリル酸/n−ブチルメタクリレート/ポリジメチルシロキサン(PD
MS)マクロマー(分子量20,000のマクロマー) (ii)ジメチルアミノエチルメタクリレート/イソブチルメタクリレート/2−
エチルヘキシル−メタクリレート/PDMSマクロマー (分子量20,000
のマクロマー) (iii)t−ブチルアクリレート/アクリル酸/PDMSマクロマー (分子量
10,000のマクロマー) (iv)t−ブチルアクリレート/アクリル酸/PDMSマクロマー (分子量2
0,000のマクロマー)
【0079】 噴射剤 エアゾールヘアスプレーおよびムースの製品形態は、さらに噴射剤を含んでい
る。噴射剤を使用するときは、リーブオンヘアケア剤組成物の約3%〜約15%
、および好ましくは約5〜約12%の濃度で用いる。噴射剤は、プロパン、n−
ブタン、イソブタン、n−ペンタン、イソペンタン、およびヘキサン、およびそ
れらの混合物からなる群から選択される炭化水素噴射剤、または二酸化炭素、一
酸化二窒素(特にN2O)、フルオロ炭化水素、フルオロクロロ炭化水素、およ
びそれらの混合物からなる群から選択される非炭化水素噴射剤、または炭化水素
の噴射剤と非炭化水素噴射剤の混合物を含むことができる。好ましい噴射剤は、
業界指定A46で定義される、70°Fで46ゲージ圧(プサイグpsig)の蒸気
圧を有するように選ばれた混合割合のn−ブタン、イソブタン、およびプロパン
の混合物である。本発明の他の好ましい噴射剤は、85%のイソペンタンおよび
15%のイソブタンを含んでいる。
【0080】 噴射剤を使用しない場合、非エアゾール組成物は、標準非エアゾールスプレー
ポンプ、または非エアゾールの泡を得られるように空気またはガス混合装置を装
備したパッケージ中に収容することができる。
【0081】 シリコーンコンディショニング剤 本発明のヘアケア剤組成物は、非揮発性で可溶性または不溶性のシリコーンコ
ンディショニング剤、または揮発性のシリコーンコンディショニング剤を含め、
任意のシリコーンコンディショニング剤を包含し得る。しかしながら、上記シリ
コーンヘアコンディショニング剤は、きわめて低濃度で使用しなければならない
。上記シリコーンコンディショニング剤は、ヘアケア剤組成物の約1重量%未満
、好ましくは0.5重量%未満、そしてより好ましくは0.25重量%未満の濃
度で使用する。本発明のヘアケア剤組成物は、本質的にはシリコーンコンディシ
ョニング剤を含まないのが最も好ましい。本質的に含まないということは、リー
ブオンヘアケア剤組成物中のシリコーンコンディショニング剤が約0.1%未満
であるという意味である。1%より高濃度のシリコーンコンディショニング剤を
使用すると、シリコーンコンディショニング剤の沈着が所望の程度を超えて、毛
髪に不潔で油っぽい感じを与える結果となる。同様に、リーブオン製品による高
濃度のシリコーン沈着は、それらが蓄積する問題を起こす。
【0082】 シリコーンコンディショニング剤は、当業界においてよく知られている。好適
なシリコーンコンディショニング剤について開示する文献として、米国特許第5
,674,478号(ドッド(Dodd));米国特許第2,826,551号(ギ
ーン(Geen));米国特許第3,964,500号(ドラコフ(Drakoff));
米国特許第4,364,837号(パダー(Pader));および米国特許第4,
152,416号(スピッツァー(Spitzer))らが挙げられる。これらすべて
の特許を参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0083】 四級コンディショニング剤 本発明のヘアケア剤組成物のヘアコンディショニング成分はまた、任意に四級
アンモニウムコンディショニング剤も包含し得る。しかしながら、四級アンモニ
ウムコンディショニング剤は、きわめて低濃度で本発明のリーブオンヘアケア剤
組成物に使用しなければならない。この四級アンモニウムコンディショニング剤
は、ヘアケア剤組成物の約2重量%未満、好ましくは1.0%重量未満、そして
より好ましくは0.5重量%未満を好ましく使用する。本発明のヘアケア剤組成
物は、本質的には四級アンモニウムコンディショニング剤を含まないのが好まし
い。繰り返しになるが、本質的に含まないということは、該組成物が、約0.1
%未満の四級アンモニウムコンディショニング剤を含むという意味である。高濃
度の四級コンディショニング剤を用いたリーブオン組成物は、所望の四級アンモ
ニウムコンディショニング剤の沈着が程度を超えて、毛髪に不潔感や蓄積の問題
を与える結果となる。
【0084】 使用される可能性のある四級アンモニウムコンディショニング剤は、モノエス
テル、ジエステル、およびトリエステル四級アンモニウム化合物のようなエステ
ル置換四級アンモニウム化合物;モノアミド、ジアミド、およびトリアミド四級
アンモニウム化合物のようなアミド置換四級アンモニウム化合物が挙げられるが
、これらに限定されない。四級アンモニウムコンディショニング剤にはまた、ジ
アルキルジメチルアンモニウムクロリド類が含まれ、この場合、アルキル基は約
12〜約22の炭素原子を有し、水素化タロー脂肪酸のような長鎖脂肪酸から誘
導される。
【0085】 ヘア還元剤 本発明のリーブオンヘアケア剤組成物は、チオグリコール酸、チオグリコール
酸誘導体、システイン、N−アシルシステイン、これらの化合物の塩、チオグリ
セリルアルキルエーテル、メルカプトアルキルアミド、亜硫酸塩、および亜硫酸
水素塩を包含するいかなるヘア還元剤も含まない。これらのヘア還元剤の使用は
、毛髪を損傷する可能性があり、実際のところ、毛髪の縮れを一層ひどくする。
本発明の組成物は、これらの還元剤を0.1%未満、好ましくは0.01%未満
で含有するべきである。
【0086】 製造方法 本発明のリーブオンヘアコンディショニング剤組成物は、さまざまな形態のパ
ーソナル洗浄剤製品分野で認識される当業者の技術によって製造される。
【0087】 使用方法 本発明のリーブオンヘアケア剤組成物は、従来の方法で使用されて、本発明の
毛髪の縮れを軽減する効果を提供する。そのような使用方法は、使用する組成物
の種類にもよるが、通常、安全および有効量をそのような処理が必要な人の毛髪
に適用し、毛髪を櫛で梳かすかまたはブラッシングし、毛髪を(ドライヤーで)
乾燥するか、または毛髪を自然乾燥させることを含む。「有効量」というのは、
ヘアコンディショニング効果を提供するのに十分な量のことを意味する。一般に
は、約1〜約50gが頭毛に適用される。上記組成物は、典型的には自分の手や
他人の手またはくしやブラシを使用して、毛髪および頭皮をこするかまたはマッ
サージすることにより、毛髪全体に行き渡らせる。
【0088】 好ましくは、上記組成物は、毛髪を乾燥させる前に、濡れているかまたは湿っ
た毛髪に適用する。このような組成物を毛髪に適用した後に、ユーザーの望みに
従ったスタイルに仕上がるように毛髪を櫛で梳かすかまたはブラッシングし、そ
して乾燥させる。これとは別に、上記組成物は、乾燥した毛髪にも適用すること
ができ、適用後に毛髪を櫛で梳かすかまたはユーザーの望みに従ったスタイルに
して、(ドライヤーで)乾燥させるかまたは自然乾燥させる。
【0089】 実施例 以下の実施例により本発明を詳細に説明する。本発明の精神および技術範囲か
ら逸脱することなく、当業者に既知のヘアケア剤配合の技術の範囲内で本発明の
その他の変更を行うことができるものとする。
【0090】 本明細書で使用するすべての部、パーセンテージ、および比率は、特に明記し
ない限り重量に基づいている。いくつかの構成成分は、供給元より希釈溶液とし
て入手する。表示される濃度は特に明記しない限り、活性物質の重量パーセント
を表している。
【0091】 整髪トニック 以下は本発明の整髪トニック組成物の代表例である。
【0092】
【表1】
【0093】 上記組成物は、上記構成成分を通常の方法でともに混合することにより製造す
る。これらの組成物は、毛髪に縮れを軽減する効果をもつ、有用なリーブオンヘ
アケア剤製品を提供する。
【0094】 非エアゾールヘアスプレー 本発明の非エアゾールヘアコンディショニングスプレー剤組成物は、次のよう
に調製される:
【0095】
【表2】
【0096】 これらの製品は、ジオールを水および/またはエタノール中に溶解させ、そし
てすべての上記プレミックスが溶解するまで数分間、混合して調製する。その後
、残りの構成成分を加える。香料は最後に加える。すべての構成成分を混合状態
下で加える。本製品は、通常の非エアゾールポンプスプレー容器および圧縮空気
ポンプスプレーエアゾール容器中に詰めることができる。 これらの組成物は、毛髪の縮れを軽減する効果をもつ、有用なリーブオンヘア
ケア剤製品を提供する。
【0097】 ムース 以下に示すのは本発明のヘアムース組成物の代表例である。
【0098】
【表3】
【0099】 上記組成物は、イソブタン以外のすべての構成成分を室温において十分に混合
されるまで混ぜ合わせることによって作られる。その後、アルミニウムエアゾー
ル缶にこのバッチの93部を充填し、所定位置に圧着されるバルブを取付け、最
後に7部のイソブタンを加圧充填する。 これらの組成物は、毛髪の縮れを軽減する効果をもつ、有用なリーブオンヘア
ケア剤製品を提供する。
【0100】 エアゾールヘアスプレー 本発明のエアゾールヘアスプレー組成物は、次のように調製される:
【0101】
【表4】
【0102】 すべてのプレミックス構成成分は、ポリマーが溶解するまで室温でともに混合
する。上記混合物をエアゾール缶中に入れた後、所定の位置に真空圧着される通
常のエアゾールスプレー缶バルブを備え付ける。上記噴射剤をその後バルブを通
して充填し、缶には通常のエアゾールスプレー缶作動装置を備え付ける。 これらの組成物は、毛髪の縮れを軽減する効果をもつ、有用なリーブオンヘア
ケア剤製品を提供する。
【0103】 ジェル 本発明のヘアトリートメントジェル組成物は、次のように調製される:
【0104】
【表5】
【0105】 ローション 本発明のリーブオンヘアトリートメントローション組成物は、次のように調製
される:
【0106】
【表6】
【0107】 上記組成物は、通常の方法で上記構成成分をともに混合することにより製造す
る。この組成物は、毛髪の縮れを軽減する効果をもつ、有用なリーブオンヘアケ
ア剤製品を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/307,895 (32)優先日 平成11年5月10日(1999.5.10) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,BR,C A,CN,JP,MX (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ワール,エロル ホフマン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ディアーシャドウ、レーン 8021 Fターム(参考) 4C083 AC102 AC111 AC112 AC122 AC171 AC212 AC312 AC532 AC541 AC542 AC642 AC661 AC691 AC692 AC712 AC781 AC791 AC792 AC811 AC901 AD011 AD041 AD042 AD092 AD161 AD162 AD352 AD611 BB04 BB05 BB21 BB41 BB44 BB48 BB49 CC31 CC32 CC33 DD08 DD23 DD41 EE28

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)約3〜30重量%のC2〜C10−アルキルグリセリル
    エーテル;および (b)水、C2〜C3一価アルカノール、およびそれらの混合物からなる群から選
    択される約70〜約97重量%の極性溶媒: を含むリーブオンヘアケア剤組成物。
  2. 【請求項2】 (a)約3〜30重量%の1,2−C5〜C8−アルカンジオ
    ール;および (b)C2〜C3一価アルカノールおよびC2〜C3一価アルカノールの混合物から
    なる群から選択されるヘアケア成分を包含するリーブオンビヒクルおよび水とか
    らなる群から選択される約70〜約97重量%の極性溶媒: を含むリーブオンヘアケア剤組成物。
  3. 【請求項3】 (a)1,2−C5〜C8−アルカンジオール、C2〜C10
    アルキルグリセリルエーテル、およびそれらの混合物からなる群から選択される
    約3〜30重量%のジオール; (b)水、C2〜C3一価アルカノール、およびそれらの混合物からなる群から選
    択される約70〜約97重量%の極性溶媒;および (c)コンディショニング剤、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、増粘
    剤、ポリマー、香料、保存料、pH調整剤、着色剤、噴射剤、ビタミンおよびそ
    れらの誘導体、ビタミン浸透補助剤、ヘアスプレーのスプレー変性剤、およびそ
    れらの混合物からなる群から選択される約0.015〜約20重量%のヘアケア
    成分;を含み、その際、上記ヘアケア剤組成物は約0.1%未満のヘア還元剤:
    を含んでいるリーブオンヘアケア剤組成物。
  4. 【請求項4】 前記ヘアケア成分が、アルキルおよびアルキルエーテルスル
    フェート、硫酸化モノグリセリド、スルホン化オレフィン、アルキルアリールス
    ルホネート、第一または第二アルカンスルホネート、アルキルスルホスクシネー
    ト、アシルタウレート、アシルイセチオネート、アルキルグリセリルエーテルス
    ルホネート、スルホン化メチルエステル、スルホン化脂肪酸、アルキルホスフェ
    ート、アシルグルタメート、アシルサルコシネート、アルキルスルホアセテート
    、アシル化ペプチド、アルキルエーテルカルボキシレート、アシルラクチレート
    、および陰イオンフルオロ界面活性剤からなる群から選択される陰イオン界面活
    性剤を含んでいる請求項3に記載のリーブオンヘアケア剤組成物。
  5. 【請求項5】 前記ヘアケア剤が、シリコーン界面活性剤、エチレンオキシ
    ドおよびプロピレンオキシドのブロックコポリマー、およびそれらの混合物から
    なる群から選択される非イオン界面活性剤をさらに含んでいる請求項4に記載の
    リーブオンヘアケア剤組成物。
  6. 【請求項6】 前記ヘアケア剤組成物が、約2%未満の四級アンモニウムコ
    ンディショニング剤を含んでいる請求項5に記載のリーブオンヘアケア剤組成物
  7. 【請求項7】 約1%未満のシリコーンコンディショニング剤を含んでいる
    請求項6に記載のリーブオンヘアケア剤組成物。
  8. 【請求項8】 0.1%未満の四級アンモニウムコンディショニング剤を含
    んでいる請求項7に記載のリーブオンヘアケア剤組成物。
  9. 【請求項9】 0.1%未満のシリコーンコンディショニング剤を含んでい
    る請求項8に記載のリーブオンヘアケア剤組成物。
  10. 【請求項10】 さらに約0.1%〜約5%のシリコーングラフトコポリマ
    ーを含んでいる請求項9に記載のリーブオンヘアケア剤組成物。
  11. 【請求項11】 前記ジオールが、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘ
    キサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、n−ヘキシルグリセリルエーテル
    、およびそれらの混合物からなる群から選択される請求項3に記載のリーブオン
    ヘアケア剤組成物。
  12. 【請求項12】 前記ジオールが、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘ
    キサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、n−ヘキシルグリセリルエーテル
    、およびそれらの混合物からなる群から選択される請求項11に記載のリーブオ
    ンヘアケア剤組成物。
  13. 【請求項13】 前記ジオールが、1,2−ヘキサンジオールである請求項
    12に記載のリーブオンヘアケア剤組成物。
  14. 【請求項14】 前記ジオールが、n−ヘキシルグリセリルエーテルである
    請求項12に記載のリーブオンヘアケア剤組成物。
  15. 【請求項15】 前記リーブオンヘアケア剤組成物が、ジェル、トニック、
    ローション、ムース、およびスプレーからなる群から選択される製品形態をとる
    請求項1に記載のリーブオンヘアケア剤組成物。
  16. 【請求項16】 前記リーブオンヘアケア剤組成物が、ジェル、トニック、
    ローション、ムース、およびスプレーからなる群から選択される製品形態をとる
    請求項12に記載のリーブオンヘアケア剤組成物。
  17. 【請求項17】 前記製品形態が、トニックおよび非エアゾールヘアスプレ
    ーからなる群から選択され;およびそのヘアケア成分は: 前記組成物の約0.01〜約4重量%の香料;および 前記組成物の約0.001〜約1重量%の保存料を含んでいる請求項3に記載
    のリーブオンヘアケア剤組成物。
  18. 【請求項18】 前記製品形態が、エアゾールヘアスプレーおよびムースか
    らなる群から選択され;およびそのヘアケア成分は: 前記組成物の約0.01〜約4重量%の香料; 前記組成物の約0.001〜約1重量%の保存料;および 噴射剤を含んでいる請求項3に記載のリーブオンヘアケア剤組成物。
  19. 【請求項19】 前記製品形態が、ジェルおよびローションからなる群から
    選択され: 前記組成物の約0.01〜約4重量%の香料; 前記組成物の約0.001〜約1重量%の保存料;および 増粘剤を含んでいる請求項3に記載のリーブオンヘアケア剤組成物。
  20. 【請求項20】 (a)安全および有効量の請求項1に記載の組成物を、毛
    髪の縮れを軽減する処理を必要とする毛髪に適用すること: を含んでいる毛髪の縮れを軽減する方法。
  21. 【請求項21】 (a)安全および有効量の請求項2に記載の組成物を、毛
    髪の縮れを軽減する処理を必要とする毛髪に適用すること: を含んでいる毛髪の縮れを軽減する方法。
  22. 【請求項22】 (a)安全および有効量の請求項3に記載の組成物を、毛
    髪の縮れを軽減する処理を必要とする毛髪に適用すること: を含んでいる毛髪の縮れを軽減する方法。
  23. 【請求項23】 (a)安全および有効量の請求項12に記載の組成物を、
    毛髪の縮れを軽減する処理を必要とする毛髪に適用すること: を含んでいる毛髪の縮れを軽減する方法。
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