JPH072633A

JPH072633A - 香粧品組成物

Info

Publication number: JPH072633A
Application number: JP6053939A
Authority: JP
Inventors: Daniele Cauwet; コウェダニエル; Claude Dubief; デュビフクロード
Original assignee: LOreal SA
Current assignee: LOreal SA
Priority date: 1993-03-24
Filing date: 1994-03-24
Publication date: 1995-01-06
Also published as: DE69403017T2; DE69403017D1; FR2702958B1; EP0617954B1; EP0617954A1; US5744147A; US5961994A; CA2119668A1; FR2702958A1; ATE152606T1

Abstract

(57)【要約】【目的】香粧品組成物および、これの香粧品として有
効な量をケラチン物質に適用することからなる香粧品処
理方法を目的とする。【構成】本組成物は、香粧品として許容できる媒体中
に少くとも一つのアルキルポリグリコシド族の非イオン
界面活性剤および（または）ポリグリセロール化非イオ
ン界面活性剤と、少くとも一つの無水マレイン酸／アル
キル（Ｃ₁〜Ｃ₅）ビニルエーテルの架橋コポリマーと
を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、アルキルポリグリコシ
ド型および（または）ポリグリセロール型の少くとも一
つの非イオン界面活性剤と、少くとも一つの無水マレイ
ン酸／アルキル（Ｃ₁〜Ｃ₅）ビニルエーテルの架橋コ
ポリマーとを含有する香粧品組成物に関する。

【０００２】

【従来の技術】加水分解されかつ中和された、無水マレ
イン酸／アルキル（Ｃ₁〜Ｃ₅）ビニルエーテルの架橋
コポリマーのゲルは、毛髪または皮膚の手入または処理
のための水性または無水の香粧品組成物中の増粘剤また
は安定剤として知られている。このゲルはＧＡＦ社のＵ
ＳＰ５，０３２，３９１号、５，０３４，２２０号およ
び５，０２４，７７９号の各明細書中に記載されてい
る。

【０００３】アルキルポリグリコシドまたはポリグリセ
ロール化の界面活性剤は毛髪用または皮膚用の洗浄組成
物中での使用がすでに推奨されている。この界面活性剤
は十分に受けいれられそして生物分解性の穏やかな洗浄
剤である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】光線のような環境作用
剤によりまたは化学的処理により侵襲され、また標準的
な洗浄用塩基で洗浄された毛髪は梳毛が困難であり、ま
たこの難点は繊細な毛髪の場合一層際立つ。

【０００５】非イオン界面活性剤しか含有しないシャン
プー組成物は、良好な香粧品特性を生まず、特に湿った
毛髪の梳毛は困難であり、また毛髪は手触りがざらざら
している。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明者は、ケラチン物
質の洗浄用および（または）処理用組成物中で、無水マ
レイン酸／アルキル（Ｃ₁〜Ｃ₅）ビニルエーテルの架
橋コポリマーをアルキルポリグリコシド型および（また
は）ポリグリセロール型の特別な非イオン界面活性剤と
組合わせると、この組成物の梳毛特性が顕著に改善する
ことを見出している。さらに本発明の組合わせにより、
非イオン性薬剤の使用の結果手触りが一般にざらつくム
ースに比べて極めて柔かいムースを得ることができる。

【０００７】加えて本発明者は、このような組合せを含
む組成物が、柔らかさ、心地良い手触りといった良好な
香粧品特性を有することを確認している。

【０００８】従って本発明は、少くとも一つのアルキル
ポリグリコシド型および（または）ポリグリセロール型
の非イオン界面活性剤と少くとも一つの無水マレイン酸
／アルキル（Ｃ₁〜Ｃ₅）ビニルエーテルの架橋コポリ
マーとを含有する香粧品組成物を目的とする。

【０００９】本発明の他の目的は、毛髪または皮膚のよ
うなケラチン物質を処理しかつ（または）洗浄するため
に上記組成物を使用することからなる。

【００１０】本発明の他の目的は、上記組成物を用いて
毛髪または皮膚を香粧品処理する方法に関し、毛髪の洗
浄および処理方法は特に好ましい方法である。本発明の
他の目的は以下の記載および実施例を閲読すれば明らか
となるであろう。

【００１１】本発明の香粧品組成物は、アルキルポリグ
リコシド型および（または）ポリグリセロール型の少く
とも一つの非イオン界面活性剤と、無水マレイン酸／ア
ルキル（Ｃ₁〜Ｃ₅）ビニルエーテルの少くとも一つの
架橋コポリマーとを香粧品として許容できる媒体中に含
有する。加水分解されまた中和されている上記コポリマ
ーを０．５〜１．５重量％含有するｐＨ４〜１１の水溶
液の粘度は、スピンドルがＴＥ型であるブルックフィー
ルドＲＴＶ粘度計を用い２５℃において毎分１０回転に
て測定する時に、約３５，０００〜１８０，０００ｃｐ
ｓであるのが好ましい。

【００１２】本発明の架橋コポリマーは適当な溶媒中で
遊離基開始剤の存在下で無水マレイン酸、アルキルビニ
ルエーテル、架橋剤を重合することにより製造する。溶
媒としては、酢酸エチルとシクロヘキサンとの混合物
（３３〜５５重量％と４５〜６５重量％）を使用するの
が好ましい。

【００１３】架橋剤はモノアルキルビニルエーテルに対
して１〜５重量％の割合で使用するのが好ましい。架橋
剤は例えば、脂肪族ジオールのジビニルエーテル、ポリ
エチレングリコールのジビニルエーテル、１，７−オク
タジエン、１，９−デカジエン、ジビニルベンゼン、
Ｎ，Ｎ′−ビス−メチレンアクリルアミド、ポリエチレ
ングリコールのジアクリレート、トリメチロールプロパ
ンのトリアクリレート、プロピレングリコールのジアク
リレート、ポリオールのモノ−またはジアクリレート、
トリアリルアミン、テトラアリルエチレンジアミンおよ
びジアリルフタレートのような不飽和化合物のうちから
選択する。特に１，７−オクタジエンまたは１，９−デ
カジエンを使用する。

【００１４】遊離基開始剤は単量体組成物に対して０．
００１〜１重量％の割合で使用するのが好ましい。この
開始剤は、アゾ−ビス−イソブチロニトリル、過酸化ベ
ンゾイル、ラウロイル、パーオキサイド、カプリリルパ
ーオキサイド、アセチルパーオキサイド、アセチルベン
ゾイルパーオキサイド、ジ第三ブチルパーオキサイド、
アゾ−ビス−（２，４−ジメチルバレロニトリル）のう
ちから特に選択する。

【００１５】重合は０〜１５０℃、望ましくは５０〜１
００℃、特に６０〜８０℃の範囲の温度で実施する。こ
のようにして得る架橋コポリマーは粉末状である。

【００１６】０．５〜１．５重量％のコポリマーと、１
０％のアルカリ水酸化物溶液または３０％アンモニア溶
液またはアルカノールアミン例えばモノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アミ
ノメチルプロパノール、アミノメチルプロパンジオール
の溶液のような中和剤を十分な量含む塩基性水溶液中
で、上記の架橋コポリマーを加水分解しまた中和すると
き、スピンドルがＴＥ型であるブルックフィールドＲＴ
Ｖ粘度計によって毎分１０回転にて、２５℃およびｐＨ
４〜１１、特に６〜７．４において測定する粘度は３
５，０００〜１８０，０００ｃｐｓであるのが好まし
い。

【００１７】本発明において使用するのが好ましいコポ
リマーは、メチルビニルエーテルに対して１〜５モル％
の１，９−デカジエンまたは１，７−オクタジエンによ
って架橋した無水マレイン酸／メチルビニルエーテルの
コポリマーである。

【００１８】このタイプの商業的製品は例えば、ＩＳＰ
社により発売のＳＴＡＢＩＬＥＺＥ０６である。本発明
の架橋コポリマーは０．２〜５重量％、望ましくは０．
３〜３重量％の濃度で香粧品組成物中に存在する。

【００１９】本発明で使用可能なアルキルポリグリコシ
ドは特に式（ＩＩ）Ｒ（Ｃ₆Ｈ₁₀Ｏ₅）_x−Ｈ（ＩＩ）に相当し、この式は構造式（ＩＩＩ）

【化７】（式中、ＲはＣ₈〜Ｃ₂₄の直鎖または分枝鎖のアルキル
またはアルケニル基あるいはこれらの混合基を表わし、
ｘは１〜１５の整数を表わす）に相当する。

【００２０】本発明で使用する上記に規定する構造式
（ＩＩＩ）のアルキルポリグリコシド化合物は、ヘンケ
ル社によりＡＰＧの名で発売の製品、例えばＡＰＧ３０
０、ＡＰＧ３５０、ＡＰＧ５００、ＡＰＧ５５０、ＡＰ
Ｇ６２５、ＡＰＧベース１０−１２；ＰＬＡＮＴＡＲＥ
Ｎ３００、６００、１２００ＣＳ／ＵＰ、２０００ＣＳ
／ＵＰ；セピック社によりＴＲＩＴＯＮＣＧ１１０
（またはＯＲＡＭＩＸＣＧ１１０）およびＴＲＩＴＯ
ＮＣＧ３１２（またはＯＲＡＭＩＸＮＳ１０）の
名で発売の製品；ＢＡＳＦ社によりＬＵＴＥＮＳＯＬ
ＧＤ７０の名で発売の製品であるのが好ましい。

【００２１】本発明で使用するポリグリセロール型の非
イオン界面活性剤は、次のポリヒドロキシプロピルエー
テル化合物のうちから選択するのが好ましい。

【００２２】（Ａ）式（ＩＶ）：

【化８】および

【化９】および

【化１０】を全体的にまたは個別的に表わし、またＲおよびｎは、

【００２３】ａ）ＲがＣ₁₀〜Ｃ₁₄アルキル基またはそ
れらの混合したものを表わし、かつｎは２〜１０、望ま
しくは３〜６の整数または非整数であるか、ｂ）Ｒが式Ｒ₂ＣＯＮＨＣＨ₂−ＣＨ₂ＯＣＨ₂−ＣＨ₂− （Ｖ）（Ｒ₂はＣ₁₁〜Ｃ₁₇のアルキルおよび（または）アルケ
ニル基またはそれらの混合基を表わす）の残基を表わ
し、かつｎは１〜５、望ましくは１．５〜４の整数また
は非整数であるか、

【００２４】ｃ）Ｒが式Ｒ₃−ＣＨＯＨ−ＣＨ₂− （ＶＩ）（Ｒ₃はＣ₇〜Ｃ₂₁の脂肪族、環式脂肪族、芳香脂肪族
の基またはそれらの混合したものを表わし、また脂肪族
鎖は、１〜６個のエーテル基、チオエーテル基および
（または）ヒドロキシメチレン基を含んでよいアルキル
鎖を特に表わす）の残基を表わし、かつｎは１〜１０の
整数または非整数であるかのいずれかである〕に相当す
る化合物。

【００２５】式（ＩＶ）の界面活性剤はＦＲ１，４７
７，０４８号、２，３２８，７６３号および２，０９
１，５１６号の各明細書に従って製造できる。

【００２６】（Ｂ）炭素原子１０〜１４個を含むアル
コールまたはアルファ−ジオール１モルあたり２〜１０
モル、望ましくは２．５〜６モルのグリシドールを、ア
ルコールまたはアルファ−ジオールにゆっくりと添加し
つつ、５０〜１２０℃で酸接触により縮合することによ
って製造される化合物。この化合物の製造方法はＦＲ−
Ａ２，１６９，７８７号明細書中に記載されている。

【００２７】（Ｃ）強塩基の存在でポリヒドロキシル
化有機化合物にグリセロールのモノクロルヒドリンを重
付加し、水の生成に従いこれを蒸溜により除去すること
により製造されるポリヒドロキシプロピルエーテル化合
物。この化合物はＦＲ−Ａ２，５７４，７８６号明細書
中に記載されている。

【００２８】上記の（Ａ）、（Ｂ）および（Ｃ）項に記
載のポリヒドロキシプロピルエーテル族の非イオン界面
活性剤のうち望ましい化合物は下記のものである。（α）式

【化１１】（式中、Ｒ₁はＣ₁₀Ｈ₂₁およびＣ₁₂Ｈ₂₅アルキル基の混
合したものを表わす）の化合物、

【００２９】（β）ＦＲ−Ａ２，０９１，５１６号明
細書に記載の方法により、炭素原子１２個を有するアル
ファジオールに３．５モルのグリシドールをアルカリ接
触下で縮合することにより製造する化合物、（γ）式

【化１２】（式中、Ｒ₂はＣ₁₁Ｈ₂₃、Ｃ₁₃Ｈ₂₇、コプラ脂肪酸から
誘導する基およびオレイン酸から誘導する基からなるア
ルキル基およびアルケニル基を含む基の混合したもので
ある）に相当する化合物、（δ）ＦＲ−Ａ２，０９
１，５１６号明細書に記載の、Ｃ₁₁〜Ｃ₁₄アルファジオ
ール混合物にグリシドールを縮合することにより製造す
る化合物。

【００３０】ソーダの存在でドデカンジオール−１，２
にグリセロールのモノクロルヒドリン（２．５モル）を
縮合することによって得るポリヒドロキシプロピルエー
テル非イオン界面活性剤が一層好ましい。

【００３１】本発明の組成物をケラチン物質の洗浄に使
用しない場合、アルキルポリグリコシド型および（また
は）ポリグリセロール型の一つ以上の非イオン界面活性
剤は、このような組成物中においてその全重量に対して
０．１〜５重量％の割合で使用する。この組成物はシャ
ンプー、染色、脱色、パーマネント、カール除去の前ま
たは後に適用するリンス用組成物として、染色用組成物
またはパーマネント用組成物として特に使用される。

【００３２】本発明の組成物が洗浄組成物である場合、
組成物はその全重量に対して５〜３０重量％、特に５〜
２０重量％の割合で、アルキルポリグリコシド型および
（または）ポリグリセロール型の一つ以上の非イオン界
面活性剤を含有する。本発明の組成物のｐＨは一般に２
〜９、特に３〜６である。

【００３３】本発明の組成物の香粧品として許容可能な
媒体かつ水性媒体である場合、この媒体は水のみからな
るか、あるいは水と香粧品として許容可能な溶媒例えば
エタノール、イソプロパノール、ｎ−ブタノールのよう
なＣ₁〜Ｃ₄低級アルコール、プロピレングリコールの
ようなアルキレングリコール、グリコールのエーテルと
の混合物からなってよい。

【００３４】本発明の組成物は、多少増粘した液体、ゲ
ル、エマルジョン（乳液またはクリーム）、アルコール
水性ローション、分散液またはエアゾルムースの形をと
ってよい。

【００３５】本組成物は例えば、緩和用のそれぞれロー
ション、乳液またはクリーム、ケラチン物質手入用ロー
ション、乳液またはクリーム、メーキャップ落し用クリ
ームまたは乳液、ファンデーションベース、日焼防止用
ローション、乳液またはクリーム、人工的日焼用のロー
ション、乳液またはクリーム、ひげそり用クリームまた
はムース、アフターシェーブローション、顔用パック、
アイメーキャップ用製品、顔用の紅白粉およびファンデ
ーション、マニキュア、シャンプー、入浴用またはシャ
ワー用製品、シャンプー、染色、脱色、パーマネントま
たはカール除去の前または後に適用するリンス用組成物
である。

【００３６】本発明の組成物は、その特性を変化させな
い種々な添加剤、例えば陰イオン、陽イオン、両性また
はツビッテルイオン界面活性剤、前記したものとは異な
る非イオン界面活性剤、陰イオン、非イオン、陽イオン
または両性ポリマー、蛋白質、イソパラフィンのような
合成油あるいは鉱物性、植物性または動物性油のごとき
炭化水素油、シリコーンの油、ロウ、樹脂および（また
は）ガム類、酸性剤またはアルカリ剤、保存剤、活性
剤、他の増粘剤、懸濁剤、緩和剤、濾光剤、香料、殺生
物剤、酸化防止剤、弗素化化合物、顔料または香粧品と
して常用される他の補助剤を必要に応じて含有してよ
い。

【００３７】本発明の組成物は、香粧品として有効な量
だけ皮膚または毛髪に適用されるが、この量は組成物の
性質によってきまる。

【００３８】本発明の組成物の特別な用途は、ケラチン
物質、望ましくは皮膚および毛髪のための洗浄用および
香粧品処理用組成物として、特にシャンプーとしての用
途である。後者の場合、洗浄に有効な量のシャンプーを
湿ったまたは乾いた毛髪に適用し、次いでリンスを行
う。

【００３９】

【実施例】以下の諸例は本発明を何ら限定することなく
例解するためのものである。

【００４０】例１下記の組成のシャンプーを調製する。・ヘンケル社により「ＡＰＧ３００」の名で有効成分５０％にて発売のアルキル（Ｃ₉−Ｃ₁₀−Ｃ₁₁／２０−４０−４０）ポリグリコシド（１，４）有効成分１０ｇ・１，９−デカジエンにより架橋した無水マレイン酸／メチルビニルエーテルコポリマー（０．５％溶液の粘度：１１０，０００ｃｐｓ）１．５ｇ・有効成分４０％にて発売のトリエタノールアミンのラウリルサルフェート有効成分５ｇ・香料、保存剤十分な量・水酸化ナトリウムｐＨを７とする量・水全体を１００ｇとする量

【００４１】例２下記の組成のシャンプーを調製する。・ヘンケル社により「ＡＰＧ３００」の名で有効成分５０％にて発売のアルキル（Ｃ₉−Ｃ₁₀−Ｃ₁₁／２０−４０−４０）ポリグリコシド（１，４）有効成分１０ｇ・１，９−デカジエンにより架橋した無水マレイン酸／メチルビニルエーテルコポリマー（０．５％溶液の粘度：５０，０００ｃｐｓ）１．５ｇ・パーヒドロスクアレン２ｇ・香料、保存剤十分な量・水酸化ナトリウムｐＨを７とする量・水全体を１００ｇとする量

【００４２】例３下記の組成のリンス用アフターシャンプーを調製する。・ヘンケル社により「ＡＰＧ３００」の名で有効成分５０％にて発売のアルキル（Ｃ₉−Ｃ₁₀−Ｃ₁₁／２０−４０−４０）ポリグリコシド（１，４）有効成分２ｇ・ＩＳＰ社により「ＳＴＡＢＩＬＥＺＥ０６」の名で発売の１，９−デカジエンにより架橋した無水マレイン酸／メチルビニルエーテルコポリマー）１ｇ・ＩＣＩ社により「ＡＲＬＡＭＯＬＨＤ」の名で発売のヘプタメチルノナン５ｇ・香料、保存剤十分な量・水酸化ナトリウムｐＨを６とする量・水全体を１００ｇとする量

【００４３】例４下記の組成のリンス用アフターシャンプーを調製する。・ヘンケル社により「ＡＰＧ３００」の名で有効成分５０％にて発売のアルキル（Ｃ₉−Ｃ₁₀−Ｃ₁₁／２０−４０−４０）ポリグリコシド（１，４）有効成分２ｇ・１，９−デカジエンにより架橋した無水マレイン酸／メチルビニルエーテルコポリマー）（０．５％溶液の粘度：１１０，０００ｃｐｓ）１．７５ｇ・クロダ社により「ＣＲＯＳＩＬＱＵＡＴ」の名で有効成分３２％の水溶液として発売の、ココイルジメチルアンモニウムの塩化物により第４級化した絹蛋白質の加水分解物有効成分３ｇ・香料、保存剤十分な量・水酸化ナトリウムｐＨを７とする量・水全体を１００ｇとする量

【００４４】例５下記の組成のシャンプーを調製する。・ＦＲ２，０９１，５１６号明細書に記載の方法に従って、炭素原子１０〜１４個を有するアルファジオール混合物に３．５モルのグリシドールをアルカリ接触下で縮合することにより製造するポリ（ヒドロキシプロピルエーテル）非イオン界面活性剤２０ｇ・１，９−デカジエンにより架橋した無水マレイン酸／メチルビニルエーテルコポリマー（０．５％溶液の粘度：１１０，０００ｃｐｓ）１ｇ・パーヒドロスクアレン２ｇ・香料、保存剤十分な量・水酸化ナトリウムｐＨを５とする量・水全体を１００ｇとする量

【００４５】例６下記の組成のシャンプーを調製する。・ヘンケル社により「ＡＰＧ３００」の名で有効成分５０％にて発売のアルキル（Ｃ₉−Ｃ₁₀−Ｃ₁₁／２０−４０−４０）ポリグリコシド（１，４）有効成分１５ｇ・１，９−デカジエンにより架橋した無水マレイン酸／メチルビニルエーテルコポリマー（０．５％溶液の粘度：５０，０００ｃｐｓ）１．５ｇ・ローヌプーラン社により「ＳＩＬＢＩＯＮＥＨＵＩＬＥ７０６４１Ｖ２００」の名で発売のポリジメチルジフェニルシロキサン３ｇ・香料、保存剤十分な量・水酸化ナトリウムｐＨを６とする量・水全体を１００ｇとする量

【００４６】例７下記の組成のリンス用アフターシャンプーを調製する。・ヘンケル社により「ＡＰＧ６００」の名で有効成分５０％にて発売のアルキル（Ｃ₁₂−Ｃ₁₄−Ｃ₁₆／６８−２６−６）ポリグリコシド（１，４）有効成分０．２ｇ・１，９−デカジエンにより架橋した無水マレイン酸／メチルビニルエーテルコポリマー（０．５％溶液の粘度：１１０，０００ｃｐｓ）５ｇ・コルサ油３ｇ・香料、保存剤十分な量・水酸化ナトリウムｐＨを４とする量・水全体を１００ｇとする量

【００４７】例８下記の組成のセットローションを調製する。・ヘンケル社により「ＡＰＧ３００」の名で有効成分５０％にて発売のアルキル（Ｃ₉−Ｃ₁₀−Ｃ₁₁／２０−４０−４０）ポリグリコシド（１，４）有効成分０．１ｇ・ＩＳＰ社により「ＳＴＡＢＩＬＥＺＥ０６」の名で発売の１，９−デカジエンにより架橋した無水マレイン酸／メチルビニルエーテルコポリマー１ｇ・有効成分５０％のアルコール水溶液の形のビニルピロリドン／ビニルアセテートコポリマー（ＩＳＰ社のＰＶＰ／ＶＡＥ７３５）１ｇ・アミノ−２メチル−２プロパノールｐＨを７．５とする量・水全体を１００ｇとする量

【００４８】例９下記の組成のシャワーゲルを調製する。・ＡＰＧ３００有効成分１５ｇ・ＳＴＡＢＩＬＥＺＥ０６２．５ｇ・有効成分２８％の水溶液の形の、エチレンオキサイド２．２モルを有するナトリウムのラウリルエーテルサルフェート有効成分８ｇ・アクリル酸／ジメチルジアリルアンモニウムの塩化物（２０／８０）のコポリマー（メルク社のＭｅｒｑｕａｔ２８０）有効成分０．５ｇ・香料、保存剤十分な量・水酸化ナトリウムｐＨを６．５とする量・水全体を１００ｇとする量

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】香粧品として許容できる媒体中に、アル
キルポリグリコシド族の少くとも一つの非イオン界面活
性剤および（または）ポリグリセロール化非イオン界面
活性剤と、少くとも一つの無水マレイン酸／アルキル
（Ｃ₁〜Ｃ₅）ビニルエーテル架橋コポリマーとを含有
することを特徴とする、香粧品組成物。
【請求項２】濃度０．５〜１．５％にて水に溶解し
た、ｐＨが４〜１１の無水マレイン酸／アルキル（Ｃ₁
〜Ｃ₅）ビニルエーテル架橋コポリマーであって、ヒド
ロキシル化されまた中和されているこのコポリマーはス
ピンドルがＴＥ型であるブルックフィールドＲＴＶ粘度
計を用い２５℃において毎分１０回転にて測定する時に
粘度約３５，０００〜１８０，０００ｃｐｓを有する、
請求項１記載の組成物。
【請求項３】脂肪族ジオールのジビニルエーテル、ポ
リエチレングリコールのジビニルエーテル、１，７−オ
クタジエン、１，９−デカジエン、ジビニルベンゼン、
Ｎ，Ｎ′−ビス−メチレンアクリルアミド、ポリエチレ
ングリコールのジアクリレート、トリメチロールプロパ
ンのトリアクリレート、プロピレングリコールのジアク
リレート、ポリオールのモノ−またはジアクリレート、
トリアリルアミン、テトラアリルエチレンジアミン、ジ
アリルフタレートのうちから選択する、モノアルキルビ
ニルエーテルに対して１〜５モル％の架橋剤によって架
橋された無水マレイン酸／アルキルビニルエーテルコポ
リマーを含有する、請求項１または２に記載の組成物。
【請求項４】メチルビニルエーテルに対して１〜５モ
ル％の１，９−デカジエンまたは１，７−オクタジエン
によって架橋された無水マレイン酸／メチルビニルエー
テルコポリマーを含有する、請求項１から３のいずれか
１項に記載の組成物。
【請求項５】アルキルポリグリコシド族の非イオン界
面活性剤は式：Ｒ（Ｃ₆Ｈ₁₀Ｏ₅）_x−Ｈ（ＩＩ）に相当し、この式は構造式【化１】（式中、ＲはＣ₈〜Ｃ₂₄の直鎖または分枝鎖のアルキル
またはアルケニル基あるいはこれらの混合基を表わし、
ｘは１〜１５の整数を表わす）に相当する、請求項１か
ら４のいずれか１項に記載の組成物。
【請求項６】非イオン性ポリグリセロール化界面活性
剤を、下記のポリヒドロキシプロピルエーテル：（Ａ）式（ＩＶ）：ＲＯ〔Ｃ₃Ｈ₅（ＯＨ）〕_n−Ｈ（ＩＶ）〔〔Ｃ₃−Ｈ₅（ＯＨ）〕は【化２】および【化３】および【化４】を一緒にまたは個別的に表わし、またＲおよびｎは、ａ）ＲがＣ₁₀〜Ｃ₁₄アルキル基またはそれらの混合基
を表わし、かつｎは２〜１０、望ましくは３〜６の整数
または非整数であるか、ｂ）Ｒが式Ｒ₂ＣＯＮＨＣＨ₂−ＣＨ₂ＯＣＨ₂−ＣＨ₂− （Ｖ）（式中、Ｒ₂はＣ₁₁〜Ｃ₁₇のアルキルおよび（または）
アルケニル基またはそれらの混合基を表わす）の残基を
表わし、かつｎは１〜５、望ましくは１．５〜４の整数
または非整数であるか、ｃ）Ｒが式Ｒ₃−ＣＨＯＨ−ＣＨ₂− （ＶＩ）（式中、Ｒ₃はＣ₇〜Ｃ₂₁の脂肪族、環式脂肪族、芳香
脂肪族の基またはそれらの混合基を表わし、また脂肪族
鎖は、１〜６個のエーテル基、チオエーテル基および
（または）ヒドロキシメチレン基を含んでよいアルキル
鎖を特に表わす）の残基を表わし、かつｎは１〜１０の
整数または非整数であるかのいずれかである〕に相当す
る化合物、（Ｂ）炭素原子１０〜１４個を含むアルコ
ールまたはアルファ−ジオール１モルあたり２〜１０モ
ル、望ましくは２．５〜６モルのグリシドールを、アル
コールまたはアルファ−ジオールにゆっくりと添加しつ
つ、５０〜１２０℃で酸接触により縮合することによっ
て製造される化合物、（Ｃ）強塩基の存在でポリヒド
ロキシル化有機化合物にグリセロールのモノクロルヒド
リンを重付加し、水の生成に従いこれを蒸溜により除去
することにより製造されるポリヒドロキシプロピルエー
テル化合物のうちから選択する、請求項１から５のいず
れか１項に記載の組成物。
【請求項７】ポリグリセロール化非イオン界面活性剤
を、下記のポリヒドロキシプロピルエーテル：（α）式【化５】（式中、Ｒ₁はＣ₁₀Ｈ₂₁およびＣ₁₂Ｈ₂₅アルキル基の混
合基を表わす）の化合物、（β）炭素原子１２個を有
するアルファジオールに３．５モルのグリシドールをア
ルカリ接触下で縮合することにより製造する化合物、
（γ）式【化６】（式中、Ｒ₂はＣ₁₁Ｈ₂₃、Ｃ₁₃Ｈ₂₇、コプラ脂肪酸から
誘導する基およびオレイン酸から誘導する基からなるア
ルキル基およびアルケニル基を含む基の混合したもので
ある）に相当する化合物、（δ）Ｃ₁₁〜Ｃ₁₄アルファ
ジオール混合物にグリシドールを縮合することにより製
造する化合物のうちから選択する、請求項６記載の組成
物。
【請求項８】組成物の全重量に対して０．２〜５重量
％、望ましくは０．３〜３重量％の架橋コポリマーを含
有する、請求項１から７のいずれか１項に記載の組成
物。
【請求項９】アルキルポリグリコシドおよび（また
は）ポリグリセロール化物の族の非イオン界面活性剤
を、組成物の全重量に対して０．１〜５重量％含有す
る、請求項１から８のいずれか１項に記載の組成物。
【請求項１０】アルキルポリグリコシドおよび（また
は）ポリグリセロール化物の非イオン界面活性剤を、組
成物の全重量に対して５〜３０重量％、望ましくは５〜
２０重量％含有する、請求項１から８のいずれか１項に
記載の組成物。
【請求項１１】香粧品として許容できる媒体が、水の
みからなるまたは水と香粧品として許容できる溶媒との
混合物からなる水性媒体である、請求項１から１０のい
ずれか１項に記載の組成物。
【請求項１２】多少増粘した液体、ゲル、エマルジョ
ン、アルコール水性ローション、分散液またはエアゾル
ムースの形をとる、請求項１から１１のいずれか１項に
記載の組成物。
【請求項１３】陰イオン、陽イオン、両性またはツビ
ッテルイオン界面活性剤、非イオン性の別な界面活性
剤、陰イオン、陽イオン、非イオンまたは両性ポリマ
ー、蛋白質、炭化水素油、シリコーンの油、ロウ、樹脂
またはガム、酸性剤またはアルカリ剤、保存剤、活性
剤、他の増粘剤、懸濁剤、緩和剤、濾光剤、香料、殺生
物剤、酸化防止剤、弗素化化合物、顔料または香粧品と
して常用される他の補助剤を含有する、請求項１から１
２のいずれか１項に記載の組成物。
【請求項１４】毛髪または皮膚からなるケラチン物質
の処理および（または）洗浄のために、請求項１から１
３のいずれか１項に記載の組成物を使用すること。
【請求項１５】請求項１から１３のいずれか１項に記
載の組成物を、皮膚または毛髪に香粧品として有効な
量、適用することを特徴とする、香粧品処理方法。
【請求項１６】請求項１から８および１０から１３の
いずれか１項に記載の組成物を、湿ったまたは乾いた毛
髪にこれを洗浄するのに有効な量、適用することを特徴
とする毛髪の洗浄および香粧品処理方法。