JPH07256529A - 端子ねじの締付装置及び締付方法 - Google Patents

端子ねじの締付装置及び締付方法

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JPH07256529A
JPH07256529A JP5145094A JP5145094A JPH07256529A JP H07256529 A JPH07256529 A JP H07256529A JP 5145094 A JP5145094 A JP 5145094A JP 5145094 A JP5145094 A JP 5145094A JP H07256529 A JPH07256529 A JP H07256529A
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JP
Japan
Prior art keywords
terminal screw
tightening
terminal
screw
predetermined amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP5145094A
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English (en)
Inventor
Hideki Kondo
日出樹 近藤
Toshikiyo Kawamura
年清 河村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子ねじや端子板が損傷する可能性を低減さ
せる端子ねじの締付装置及び締付方法の提供。 【構成】 先端が端子ねじB の頭部Baの溝に係合する係
合部1 と、係合部1 を先端側に付勢した状態で変位可能
に支持するとともに正逆方向に軸回転させる駆動部3
と、を備えた端子ねじの締付装置において、駆動部3
を、係合部1 が軸方向基端側に所定量変位したことを検
出して係合部1 を端子ねじB の締付方向とは逆方向に所
定量軸回転させるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配電機器等が備える端
子板に端子ねじを螺着させる端子ねじの締付装置及び締
付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、配電機器等、例えばブレーカや
電磁接触器の製造工程において、ブレーカ等が備える端
子板への端子ねじの螺着は、次のようにして行われる。
すなわち、ブレーカ等を所定位置に配置し、次いで、端
子板のねじ孔に端子ねじの軸部先端を仮止めし、そし
て、電動ドライバー等からなる締付装置で端子ねじを締
付方向へ軸回転させて本締めしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
締付装置は、仮止めされた端子ねじをその状態に関わら
ず直ちに正方向に軸回転させるものであるため、次のよ
うな問題点があった。すなわち、端子ねじがねじ孔の中
心線に対し軸線が傾いた状態で端子板に仮止めされてし
まった場合、端子ねじとねじ孔が正しく螺合しないまま
強引に締め付けてしまい、結果として端子ねじや端子板
が損傷し、不良率が高くなってしまうのである。
【0004】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、端子ねじや端子板が損傷
する可能性を低減させる端子ねじの締付装置及び締付方
法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の端子ねじの締付装置は、先端が端
子ねじの頭部の溝に係合する係合部と、係合部を先端側
に付勢した状態で変位可能に支持するとともに正逆方向
に軸回転させる駆動部と、を備えた端子ねじの締付装置
において、前記駆動部を、係合部が軸方向基端側に所定
量変位したことを検出して係合部を端子ねじの締付方向
とは逆方向に所定量軸回転させるよう構成した構成とし
ている。
【0006】また、請求項2記載の端子ねじの締付装置
は、請求項1記載の駆動部が、係合部の変位に従動する
スイッチ操作部と、スイッチ操作部により操作される逆
回転スイッチとを有する構成としている。
【0007】また、請求項3記載の端子ねじの締付装置
は、請求項1又は2記載の係合部と駆動部の間に、揺動
可能なよう係合部を駆動部に連結する連結部を設けた構
成としている。
【0008】また、請求項4記載の端子ねじの締付方法
は、軸部先端が端子板のねじ孔に仮止めされた端子ねじ
を本締めする端子ねじの締付方法であって、まず、端子
ねじの軸部先端を端子板のねじ孔に仮止めし、次いで、
端子ねじを締付方向とは逆方向に所定量軸回転させ、次
いで、端子ねじを締付方向に軸回転させて本締めする方
法としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の構成によれば、駆動部が端子ね
じを締付方向とは逆方向に所定量軸回転させることによ
り、ねじ孔の中心線に対し軸線が傾いた状態で端子板に
仮止めされてしまった端子ねじは位置修正され、端子ね
じの軸線とねじ孔の中心線とが同一直線上に位置しやす
くなる。
【0010】また、請求項2記載の構成によれば、請求
項1記載の作用に加え、係合部が軸方向基端側に所定量
変位したことを検出して係合部を端子ねじの締付方向と
は逆方向に所定量軸回転させる駆動部を、容易に実現す
ることができる。
【0011】また、請求項3記載の構成によれば、請求
項1又は2記載の作用に加え、係合部が、ねじ孔の中心
線に対し軸線が傾いた状態で端子板に仮止めされてしま
った端子ねじに係合しやすくなる。
【0012】また、請求項4記載の方法によれば、仮止
めされた端子ねじを、本締めする前に、締付方向とは逆
方向に所定量軸回転させるので、ねじ孔の中心線に対し
軸線が傾いた状態で端子板に仮止めされてしまった端子
ねじが位置修正され、端子ねじの軸線とねじ孔の中心線
とが同一直線上に位置しやすくなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例を示す部分断面
図、図2はビットを所定量逆回転させたときの状態を示
す部分断面図、図3はビットを正回転させたときの状態
を示す部分断面図である。
【0015】この端子ねじの締付装置は、例えばブレー
カや電磁接触器等の配電機器の製造工程において、配電
機器が備える端子板A に端子ねじB を螺着させるもので
あり、ビット1 と、ユニバーサルジョイント2 と、モー
タ3 とを備える。
【0016】ビット1 は、棒状をなすものであり、端子
ねじB の頭部Baの溝に係合する先端部を有する係合部で
ある。このビット1 は、基端部が後述のユニバーサルジ
ョイント2 に取着されることにより、先端部を下方に向
けて垂設される。
【0017】ユニバーサルジョイント2 は、ビット1 と
後述のモータ3 との間に介在し、ビット1 をモータ3 に
連結する連結部である。このユニバーサルジョイント2
は、ビット1 の基端部を保持しており、その対向側がモ
ータ3 の所定部分に取着される。つまり、ビット1 は揺
動可能となっており、その揺動範囲はビット1 の近傍に
ガイドG を設けることにより所望のように限定すること
ができる。
【0018】モータ3 は、少なくとも上下方向に変位可
能なようビット1 の上方に配設される駆動部であり、軸
回転する出力軸5 を本体4 から下方に突出させている。
出力軸5 は、軸方向、つまり上下方向に変位可能となっ
ており、本体4 に係止して出力軸5 の変位範囲を限定す
る係止突部5aを有している。この出力軸5 の先端部に
は、ユニバーサルジョイント2 が取着されている。すな
わち、モータ3 は、ユニバーサルジョイント2 を介して
ビット1 を変位可能に支持するとともに正逆方向に軸回
転させる。
【0019】また、モータ3 は、出力軸5 を先端側、つ
まり下方に付勢する付勢ばね6 を有する。これにより、
モータ3 の出力軸5 からビット1 にかけては、基端側、
つまり上方に押圧されて変位した状態にて押圧力が除去
されると、元の位置に戻るようになっている。
【0020】さらに、モータ3 は、ビット1 が軸方向基
端側、つまり上方に所定量変位したことを検出してビッ
ト1 を端子ねじB の締付方向とは逆方向に所定量、例え
ば1、2回軸回転させるよう構成されている。具体的に
は、モータ3 は、ビット1 の変位に従動するスイッチ操
作部7 と、スイッチ操作部7 により操作される逆回転ス
イッチ8 とを有する。スイッチ操作部7 は出力軸5 に設
けられ、逆回転スイッチ8 は本体4 の所定位置に設けら
れる。
【0021】この締付装置による端子ねじB の端子板A
への螺着は、次の手順で行われる。まず、端子ねじB の
軸部Bbの先端を、端子板A のねじ孔Aaに仮止めしてお
く。次に、ビット1 を、端子ねじB の頭部Baの溝に係合
させる。このとき、ビット1 は、端子ねじB に係合当接
することにより、押圧されて上方に変位する。それに伴
い、モータ3 の出力軸5 が上方に変位し、出力軸5 に設
けられたスイッチ操作部7 が逆回転スイッチ8 をオンす
る。これにより、ビット1 が、端子ねじB とともに、締
付方向とは逆方向に1、2回軸回転する。ここで、端子
ねじB がねじ孔Aaの中心線に対し軸線が傾いた状態で端
子板A に仮止めされていた場合、端子ねじB は位置修正
され、端子ねじB の軸線とねじ孔Aaの中心線とが同一直
線上に位置しやすくなる。その後、ビット1 を、端子ね
じB とともに、締付方向に軸回転させることにより、端
子ねじB の本締めがなされる。
【0022】かかる端子ねじの締付装置は、仮止めされ
た端子ねじB を、直ちに締付方向に軸回転させて本締め
するのではなく、締付方向とは逆方向に所定量軸回転さ
せた後、締付方向に軸回転させて本締めするので、端子
ねじB が傾いた状態で仮止めされていても、端子ねじB
とねじ孔Aaが正しく螺合しやすくなる。従って、端子ね
じB や端子板A が損傷する可能性が低減し、ひいては不
良率が低減する。また、ビット1 は、揺動可能に支持さ
れているので、傾いた状態で仮止めされた端子ねじB に
係合しやすく、従って、傾いた端子ねじB を逆回転させ
やすくなる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の端子ねじの締付装置は、
駆動部が端子ねじを締付方向とは逆方向に所定量軸回転
させることにより、ねじ孔の中心線に対し軸線が傾いた
状態で端子板に仮止めされてしまった端子ねじは位置修
正され、端子ねじの軸線とねじ孔の中心線とが同一直線
上に位置しやすくなる。従って、端子ねじとねじ孔が正
しく螺合しやすくなり、端子ねじや端子板が損傷する可
能性が低減する。
【0024】また、請求項2記載の端子ねじの締付装置
は、請求項1記載の効果に加え、係合部が軸方向基端側
に所定量変位したことを検出し係合部を端子ねじの締付
方向とは逆方向に所定量軸回転させる駆動部を、容易に
実現することができる。
【0025】また、請求項3記載の端子ねじの締付装置
は、請求項1又は2記載の効果に加え、係合部が、ねじ
孔の中心線に対し軸線が傾いた状態で端子板に仮止めさ
れてしまった端子ねじに係合しやすくなる。従って、傾
いた端子ねじを逆回転させやすくなる。
【0026】また、請求項4記載の端子ねじの締付方法
は、仮止めされた端子ねじを、本締めする前に、締付方
向とは逆方向に所定量軸回転させるので、ねじ孔の中心
線に対し軸線が傾いた状態で端子板に仮止めされてしま
った端子ねじが位置修正され、端子ねじの軸線とねじ孔
の中心線とが同一直線上に位置しやすくなる。従って、
端子ねじとねじ孔が正しく螺合しやすくなり、端子ねじ
や端子板が損傷する可能性が低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す部分断面図である。
【図2】その係合部を所定量逆回転させたときの状態を
示す部分断面図である。
【図3】その係合部を正回転させたときの状態を示す部
分断面図である。
【符号の説明】 1 ビット 3 モータ B 端子ねじ Ba 端子ねじの頭部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端が端子ねじの頭部の溝に係合する係
    合部と、係合部を先端側に付勢した状態で変位可能に支
    持するとともに正逆方向に軸回転させる駆動部と、を備
    えた端子ねじの締付装置において、前記駆動部を、係合
    部が軸方向基端側に所定量変位したことを検出して係合
    部を端子ねじの締付方向とは逆方向に所定量軸回転させ
    るよう構成したことを特徴とする端子ねじの締付装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動部は、係合部の変位に従動する
    スイッチ操作部と、スイッチ操作部により操作される逆
    回転スイッチとを有することを特徴とする請求項1記載
    の端子ねじの締付装置。
  3. 【請求項3】 前記係合部と駆動部の間に、揺動可能な
    よう係合部を駆動部に連結する連結部を設けたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の端子ねじの締付装置。
  4. 【請求項4】 軸部先端が端子板のねじ孔に仮止めされ
    た端子ねじを本締めする端子ねじの締付方法であって、
    まず、端子ねじの軸部先端を端子板のねじ孔に仮止め
    し、次いで、端子ねじを締付方向とは逆方向に所定量軸
    回転させ、次いで、端子ねじを締付方向に軸回転させて
    本締めすることを特徴とする端子ねじの締付方法。
JP5145094A 1994-03-23 1994-03-23 端子ねじの締付装置及び締付方法 Pending JPH07256529A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002036131A (ja) * 2000-07-21 2002-02-05 Fuji Heavy Ind Ltd ねじ締め装置及びねじ締め方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002036131A (ja) * 2000-07-21 2002-02-05 Fuji Heavy Ind Ltd ねじ締め装置及びねじ締め方法
JP4587532B2 (ja) * 2000-07-21 2010-11-24 富士重工業株式会社 ねじ締め装置及びねじ締め方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011225