JPH07256179A - パネル補強材塗工ノズル - Google Patents

パネル補強材塗工ノズル

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JPH07256179A
JPH07256179A JP33281593A JP33281593A JPH07256179A JP H07256179 A JPH07256179 A JP H07256179A JP 33281593 A JP33281593 A JP 33281593A JP 33281593 A JP33281593 A JP 33281593A JP H07256179 A JPH07256179 A JP H07256179A
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JP
Japan
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reinforcing material
panel
discharge port
nozzle
panel reinforcing
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JP33281593A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Baba
場 信 彦 馬
Ryoji Maeda
田 良 次 前
Kentaro Kaneko
子 健太郎 金
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PARKER CORP KK
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
PARKER CORP KK
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲面追従性に優れていると共に補強材厚さの
均一性が良く補強性能が保証された低歪の補強材施工を
行うことができるようにする。 【構成】 ゾル型のパネル補強材を吐出する補強材吐出
口2aをそなえたノズル部2をフレキシブルチューブ3
および回転ジョイント9を介して把持部10に取り付け
ると共に、ノズル部2のフレキシブルチューブ取り付け
側とは反対側に、補強材吐出口2aより吐出したビード
形状をなすパネル補強材の断面形状を調整するビード形
状調整治具12を設けたパネル補強材塗工ノズル1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板同士,鋼板とアル
ミニウム板,鋼板と樹脂板などの継目部分、例えば車体
パネルの継目部分をシールしたり、鋼板,アルミニウム
板,樹脂板などの車体パネルに剛性を付与したりするの
に利用されるビード施工型のパネル補強材塗工ノズルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、車体パネルに剛性を付与する場
合において、パネル補強材の曲げ強度はその厚さ(高
さ)の3乗に比例するため、その断面形状の保証は性能
上において重要なポイントとなる。
【0003】従来、車体パネルに剛性を付与するに際し
ては、成型品の貼付方式によるもの、泥状パネル補強材
のスプレー塗布方式によるもの、ゾル型パネル補強材の
へら方式によるものなどがあった。
【0004】このうち、成型品の貼付方式によるもので
は、あらかじめ成型されたシート状成型品を車体パネル
の裏面に人手によって圧着貼付する面施工による工法を
採用しており、また、泥状パネル補強材のスプレー塗布
方式によるものでは、スプレーチップによって0.2〜
3mm程度の厚さで面状に塗布する工法(例えば、『自
動車技術ハンドブック<第4分冊> 生産・品質・整備
編』1991年9月1日第1版 社団法人 自動車技術
会 発行の第141頁〜第142頁)を採用しており、
ゾル型パネル補強材のへら方式によるものでは、へらの
部分にゾル型のパネル補強材を供給しつつへらによって
ならすようにする工法(例えば、実開平3−10967
3号公報)を採用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方式において、成型品の貼付方式によるもの
では、成型品を用いるため曲面追従性があまり良くない
と共に、剥離不具合が発生しやすく、自動化が困難であ
り、人手による施工方式をとっているため作業者の負担
が大きいという問題点があり、また、泥状パネル補強材
のスプレー塗布方式によるものでは、塗膜厚さの均一管
理が困難であるため、剛性力の保証が十分でないことが
あり、ばらつきがあった場合にはパネルの歪み要因にな
りうると共にミスト飛散による塗装不具合の原因になる
ことがあるという問題点があり、さらに、ゾル型パネル
補強材のへら方式によるものではゾル型のパネル補強材
がへらの両側からはみ出したり、補強材のビード形状調
整が十分でなかったりすることがありうるという問題点
があった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上述した従来の問題点に着目
してなされたものであって、成型品を圧着貼付する場合
のような欠点がなく、曲面追従性に優れていると共に作
業者の負担が小さく、また、泥状パネル補強材をスプレ
ー塗布する場合のような欠点がなく、パネル補強材厚さ
の均一性が良好なものにできると共にパネル補強材の飛
散がなく、さらに、ゾル型パネル補強材をへらによって
ならす場合のような欠点がなく、パネル補強材がへらの
両側からはみ出すことがないと共にビード形状調整を良
好かつ均一に行うことが可能であるパネル補強材塗工ノ
ズルを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるパネル補
強材塗工ノズルは、ゾル型のパネル補強材を吐出する補
強材吐出口をそなえたノズル部をフレキシブルチュー
ブ,回転ジョイントを介して把持部に取り付けると共
に、前記ノズル部の前記フレキシブルチューブ取り付け
側とは反対側に前記補強材吐出口より吐出したビード形
状をなすパネル補強材の断面形状を調整するビード形状
調整治具を設けた構成としたことを特徴としている。
【0008】また、本発明に係わるパネル補強材塗工ノ
ズルの実施態様において、ノズル部にそなえた補強材吐
出口は切欠形状として形成され、補強材吐出口のビード
形成側を除く周囲が平坦な面として形成されていると共
に前記補強材吐出口にはパネル施工面とパネル補強材と
の濡れ性を高めるためのチャンバーが形成されている構
成としたことができ、同じく実施態様において、フレキ
シブルチューブの部分に、パネル施工面へのノズル部の
圧着強さを一定にするスプリング等の弾性部材を設けた
構成とすることができ、同じく実施態様において、フレ
キシブルチューブの部分に、ノズル部の左右方向への動
きを規制するノズルガイドを設けた構成とすることがで
きる。
【0009】
【発明の作用】本発明に係わるパネル補強材塗工ノズル
は、上述した構成を有するものとなっているので、ビー
ド形状補強材の断面形状が一定したものになることか
ら、補強性能が十分に保証されうるものになると共に、
歪の発生が極力回避されるようになり、従来の成型品を
圧着貼付する場合のような欠点がなくなって、曲面追従
性にも優れたものになると共に作業者の負担が小さいも
のとなり、また、泥状パネル補強材をスプレー塗布する
場合のような欠点がなくなって塗膜厚さの均一性が十分
に確保されることになると共に補強材の飛散もなく、さ
らに、ゾル型パネル補強材をへらによってならす場合の
ような欠点がなくなって、パネル補強材がへらの両側か
らはみ出すことがないと共にビード形状調整が良好に行
われることとなり、塗膜厚さが一定した補強性能が保証
された低歪の補強材施工が行われることとなる。
【0010】
【実施例】図1および図2は、本発明に係わるパネル補
強材塗工ノズルの一実施例を示す各々側面説明図および
平面説明図であって、この実施例に示すパネル補強材塗
工ノズル1は、ゾル型のパネル補強材を吐出する補強材
吐出口2aをそなえたノズル部2を有し、このノズル部
2の前記補強材吐出口形成側とは反対側、すなわち図示
右端側にはフレキシブルチューブ3が取り付けてある。
【0011】この場合、ノズル部2は、図3にも示すよ
うに、下面が平坦状底面2bに形成してあると共に、左
端側底面に切欠2cを形成することによって補強材吐出
口2aに形成してあり、したがって、この補強材吐出口
2aのビード形成側(図示左端側)を除く周囲が平坦な
面として形成してある。そして、ノズル部2の平坦状底
面2bは、パネル施工面に対して疵が付くのを防止する
ために、樹脂製のものとしてある。
【0012】このように、補強材吐出口2aをノズル部
平坦状底面2bでの切り欠き加工により形成することに
よって、パネル施工面とパネル補強材との間での濡れ性
を向上させるためのチャンバーが形成されることとな
り、垂直面、とくに背面へのパネル補強材の塗着性が確
実なものとなる。
【0013】また、ノズル部2の上面は、補強材吐出口
2a側でより低い面2dに形成してあると共にフレキシ
ブルチューブ取り付け側でより高い面2eに形成してあ
って、両方の面2d,2eを傾斜面2fで連続させてい
る。
【0014】フレキシブルチューブ3の他端側、すなわ
ち図示右端側にはばね座部材4が取り付けてあって、ノ
ズル部2とばね座部材4との間に弾性部材としてのスプ
リング5が設けてある。この場合、フレキシブルチュー
ブ3は先端のノズル部2の動きに追従しやすいように可
撓性をもたせたものとしてあると共に、スプリング5
は、パネル施工面にノズル部2を圧接させる際の押し付
け力が一定のものとなるように機能する。
【0015】ばね座部材4の反対側には中継部材6が取
り付けてあると共に、中継部材6の反対側にはロッド取
り付け部材7が設けてあり、このロッド取り付け部材7
の反対側にはロッド8が取り付けてあって、このロッド
8の他端側には回転ジョイント9を介して把持部材10
が取り付けてある。この場合、回転ジョイント9は、パ
ネル施工面への角度追従が容易なものとなるようにはた
らく。
【0016】また、前記ノズル部2の前記フレキシブル
チューブ取り付け側とは反対側、すなわち補強材吐出口
形成側には、リード部材11を介してビード形状調整治
具12が設けてある。
【0017】このビード形状調整治具12は、図4にも
示すように、底面にビード形状調整用溝部12aが形成
してあると共にビード形状調整用溝部12aの両側の面
は平坦状底面12b,12cとなっている。この場合、
ビード形状調整用溝部12aの断面形状は、得ようとす
るビード形状によって適宜変更できることはもちろんで
あり、これにより補強性能を任意なものに設定すること
が可能となる。
【0018】また、ビード形状調整治具12の上面12
dの高さは、前記ノズル部2におけるより低い面2dと
同じ高さになっていて、図5に示すように、このノズル
部2におけるより低い面2dとビード形状調整治具12
の上面12dとの間に設けたリード部材11によって、
ノズル部2とビード形状調整治具12とが連結してある
ものとなっている。さらに、このビード形状調整治具1
2のノズル部2側は、台形状切欠部12eに形成してあ
る。そして、このビード形状調整治具12の表面に樹脂
(例えば、商品名;テフロン)被覆を施すことによって
パネル補強材の付着が防止されて滑らかな表面をもつビ
ード形状調整済パネル補強材13が形成される。
【0019】さらに、図2に示すように、ノズル部2と
中継部材6との間にはノズルガイド14が設けてあり、
このノズルガイド14はノズル部2において左右方向の
動きをなくし、上下方向の動きのみに規制する働きをな
すものとしている。
【0020】このような構造を有するパネル補強材塗工
ノズル1を用いて例えば車体パネルの補強を行うに際し
ては、車体パネルの補強施工面にノズル部2の平坦状底
面2bおよびビード形状調整治具12の平坦状底面12
b,12cをスプリング5を介して圧接させた状態とす
る。
【0021】そして、把持部材10,ロッド8,フレキ
シブルチューブ3の内部通してゾル型のパネル補強材を
ノズル部2に送給し、このノズル部2に設けた補強材吐
出口2aよりゾル型のパネル補強材を吐出させ、この吐
出と共に車体パネルとパネル補強材塗工ノズル1とをビ
ード形成方向に相対的に移動させる。
【0022】補強材吐出口2aより吐出したパネル補強
材はビード形状となり、このビード形状パネル補強材の
部分を、ビード形状調整治具12が通過することによっ
て、ビード形状調整用溝部12aによりビードの断面形
状が一定となるように調整されて図2に仮想線で示すよ
うなビード形状調整済パネル補強材13となり、ノズル
部2からのゾル型のパネル補強材の吐出だけでは、ノズ
ル部2の移動方向,角度,速度等のばらつきによってビ
ード断面形状が変化しやすいものとなるのに対して、こ
のようなビードに対しさらにビード形状調整治具12を
通過させることによって、このようなビード断面形状の
ばらつきが修正されて、ビードの断面形状が均一に補正
されたビード形状調整済パネル補強材13となる。
【0023】したがって、ビード形状調整治具12が通
過したあとではビードの断面形状が一定したものとなっ
ているので、補強性能および歪性にばらつきがなくなっ
て、補強性能および歪性が保証されたものとなる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係わるパネル補強材塗工ノズル
によれば、ビード形状補強材の断面形状を一定したもの
にすることができるため、補強性能が十分に保証される
ものになると共に、歪の発生を極力抑えることが可能で
あり、従来の成型品を圧着貼付する場合のような欠点が
なくなって、曲面追従性にも優れていると共に作業者の
負担を小さいものとすることが可能であり、また、泥状
パネル補強材をスプレー塗布する場合のような欠点がな
くなって、塗膜厚さの均一性を十分に確保することが可
能であると共に補強材の飛散もなく、さらに、ゾル型パ
ネル補強材をへらによってならす場合のような欠点がな
くなって、パネル補強材がへらの両側からはみ出すこと
がないと共にビード形状調整を良好に行うことが可能で
あることにより、補強性能が保証された低歪の補強材施
工を行うことが可能になるという著しく優れた効果がも
たらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるパネル補強材塗工ノズルの一実
施例を示す側面説明図である。
【図2】本発明に係わるパネル補強材塗工ノズルの一実
施例を示す平面説明図である。
【図3】ノズル部の斜面説明図である。
【図4】ビード形状調整治具の斜面説明図である。
【図5】ノズル部とビード形状調整治具の斜面説明図で
ある。
【符号の説明】
1 パネル補強材塗工ノズル 2 ノズル部 2a 補強材吐出口 3 フレキシブルチューブ 5 スプリング(弾性部材) 9 回転ジョイント 10 把持部 12 ビード形状調整治具 13 ビード形状調整済パネル補強材 14 ノズルガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金 子 健太郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゾル型のパネル補強材を吐出する補強材
    吐出口をそなえたノズル部をフレキシブルチューブ,回
    転ジョイントを介して把持部に取り付けると共に、前記
    ノズル部の前記フレキシブルチューブ取り付け側とは反
    対側に前記補強材吐出口より吐出したビード形状をなす
    パネル補強材の断面形状を調整するビード形状調整治具
    を設けたことを特徴とするパネル補強材塗工ノズル。
  2. 【請求項2】 ノズル部にそなえた補強材吐出口は切欠
    形状として形成され、補強材吐出口のビード形成側を除
    く周囲が平坦な面として形成されていると共に前記補強
    材吐出口にはパネル施工面とパネル補強材との濡れ性を
    高めるためのチャンバーが形成されている請求項1に記
    載のパネル補強材塗工ノズル。
  3. 【請求項3】 フレキシブルチューブの部分に、パネル
    施工面へのノズル部の圧着強さを一定にする弾性部材を
    設けた請求項1または2に記載のパネル補強材塗工ノズ
    ル。
  4. 【請求項4】 フレキシブルチューブの部分に、ノズル
    部の左右方向への動きを規制するノズルガイドを設けた
    請求項1ないし3のいずれかに記載のパネル補強材塗工
    ノズル。
JP33281593A 1993-12-27 1993-12-27 パネル補強材塗工ノズル Pending JPH07256179A (ja)

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JP33281593A Pending JPH07256179A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 パネル補強材塗工ノズル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229681A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Suzuki Motor Corp 鋼板の合せ端部におけるシール剤塗布用ノズルと塗布方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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