JP2681128B2 - 塗装鋼板の製造方法 - Google Patents

塗装鋼板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、冷延鋼板あるいは各種メッキ鋼板等の鋼板
表面に塗料を連続的に塗布、焼付けする塗装鋼板の製造
方法において、高品質で均一な厚みの塗膜を有する塗装
鋼板の製造方法に関するものである。
「従来の技術」 従来、保証面側を2コート2ベークで塗装、焼付けす
る塗装鋼板の製造工程においては、第3図に示すような
2コーター2オーブンの塗装ラインにおいて、保証面が
オーブン焼付け時に上側になるか、下側になるよう塗装
していた。
なお、第3図において、1は被塗装鋼板、2はテンシ
ョン調整用ロール、3はバッキングロール、4はサービ
スコート用コーター、5はプライマーコート用コータ
ー、6はNO.1焼付けオーブン、7はオーブン出側サポー
トロール、8,9,10,11はターンロール、12はテンション
調整用ロール、13はバッキングロール、14はサービスコ
ート用コーター、15はトップコート用コーター、16はN
O.2焼付けオーブン、17はオーブン出側サポートロール
である。
第3図に示すような塗装ラインでは、保証面のプライ
マーコートをコーター4により行い、オーブン6にて焼
付け、続いて保証面のトップコートをコーター14により
行い、サービスコートをコーター15により行い、オーブ
ン16に焼付ける保証面上側塗装と、保証面のプライマー
コートをコーター5により行い、オーブン6にて焼付
け、続いて保証面のトップコートをコーター15により行
い、サービスコートをコーター14により行い、オーブン
16にて焼付ける保証面下側塗装との二つの方法がある。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、前記保証面上側塗装方法にあっては、各コ
ーター4,14と被塗装鋼板1との接触圧力は、コーター4
をバッキングロール3に押付ける圧力と、コーター14を
バッキングロール13に押付ける圧力とを調整することに
より制御できるので、塗膜厚の制御の点では安定してい
るが、塗装後に、塗装面が上側となって搬送され、焼付
けされるので、コーター周辺およびオーブン内のダスト
等の異物が塗装面に付着する欠点があり、ユーザー要求
の厳しい高級塗装鋼板には不向きである。
また前記保証面下側塗装方法にあっては、ダスト等の
異物が塗装面に付着する欠点はないが、すでにコーター
14により塗装され、未乾燥の状態にあるため、コーター
4側にバッキングロール3を設けることができず、従っ
てオーブンのカテナリー張力により、被塗装鋼板1とコ
ーター4とが接触しているため、コーターと被塗装鋼板
との接触圧力は、カテナリー張力により変化し、板厚が
変わったとき、あるいは通常塗装する被塗装鋼板に対し
て、大きく板厚が薄い、あるいは厚い被塗装鋼板を塗装
するときには、接触圧力が変化し、塗膜厚を一定に保つ
ことができ難い欠点がある。
本発明は、かくの如き従来の問題点を解決すべくなし
た塗装鋼板の製造方法を開発したものである。
「課題を解決するための手段」 本発明方法に係る塗装鋼板の製造方法の要旨とすると
ころは、冷延鋼板あるいは各種メッキ鋼板等の鋼板を素
材として、ロールコーターにより表側として使用する保
証面側およびサービス面側を2コート2ベーク方式にて
塗装後、焼付けを行う塗装鋼板の製造工程おいて、保証
面側を、オーブン焼付け時に下側となるように塗装し、
かつオーブンのカテナリー形状を一定としたまま、被塗
装鋼板の板厚の変化に応じて、非保証面側の塗装するた
めに設置されているバッキングロールハウジング位置あ
るいは保証面側用コーター位置を調整することにより、
保証面側の被塗装鋼板と、コーターロールとの接触角を
調整して、塗料の塗布量を一定範囲内に制御することに
ある。
「作用」 前記の如く、保証面側を、オーブン焼付け時に下側と
なるように塗装し、かつオーブンのカテナリー形状を一
定としたまま、被塗装鋼板の板厚の変化に応じて、非保
証面側を塗装するために設置されているバッキングロー
ルハウジング位置あるいは保証面側用コーター位置を調
整することにより、保証面側の被塗装鋼板とコーターロ
ールとの接触角を調整して、塗料の塗布量を一定範囲内
に制御することができるので、塗装欠陥の極めて少な
い、安定した表面性状の塗装鋼板を製造できる。
「実施例」 次に本発明方法の実施例を第1図に基づき以下に説明
する。
第1図に示す如く、サービスコート用コーター14と、
そのバッキングロール13との全体を支えるバッキングロ
ールハウジング18を、車輪19を介してレール20へ載置
し、このバッキングロールハウジング18を、流体圧シリ
ンダー21により水平に左右方向へ移動できるようにした
のである。
前記バッキングロールハウジング18を左右方向へ移動
させることにより、トップコート用コーター15(または
プライマーコート用コーター5)におけるアプリケータ
ーロール15aと、被塗装鋼板1との接触角θが変化す
る。
なお、前記アプリケーターロール15aと、被塗装鋼板
1との接触角θを変化させる他の手段として、トップ
コート用コーター15を、流体圧シリンダーにより上下方
向に移動させるようにしてもよく、また第2図に示す如
く、前記バッキングロールハウジング18を、両側に設け
た車輪19を介して、両側に立設されているレール20に支
持させると共に、流体圧シリンダー21により上下方向に
移動させるようにしてもよい。
しかして、通常、トップコート塗装時には、焼付け後
の必要塗膜厚に対し、塗料の粘度と、ピックアップロー
ル15bおよびアプリケーターロール15aの回転数と、塗装
ラインスピードとを予め設定して塗装を行うが、トップ
コート用コーター15での下側塗装方法では、被塗装鋼板
1の板厚によりオーブン側のカテナリー張力が変動する
ため、上記同一塗装において、同一板厚の被塗装鋼板を
用いるときは、予め設定する条件、すなわち、塗料粘度
あるいは各ロール回転数を調整しておけば、問題のない
ことが多いが、同一塗料において、異なる板厚の被塗装
鋼板を用いるときは、塗料粘度や各ロール回転数を調整
するために、長時間ラインを停止して調整する必要があ
り、このような場合、また通常より大幅に板厚の異なる
被塗装鋼板を用いる場合に、上記塗料粘度あるいは各ロ
ール回転数の調整だけで、必要塗膜厚が得られない場合
等に、前記の如く、サービスコート用コーター14と、そ
のバッキングロール13との全体を支えるバッキングロー
ルハウジング18の位置を調整するのである。
すなわち、第1図において、バッキングロールハウジ
ング18を左方向へ移動させることにより、トップコート
用コーター15におけるアプリケーターロール15aと、被
塗装鋼板1との接触角θが小さくなって、塗料の塗布
量は少なくなり、反対にバッキングロールハウジング18
を右方向へ移動させることにより、塗料の塗布量は多く
なる。
さらに詳しく塗料の塗布量制御について以下に説明す
る。
同一塗料により、異なる板圧の被塗装鋼板を用いて連
続的に均一厚みの塗装を行う場合 (A)板厚が薄→厚へ変化する場合 カテナリー自重は、被塗装鋼板1の板厚が厚くなると
大きくなり、この被塗装鋼板1とアプリケーターロール
15aとの押付け効果が大きくなって、塗装膜厚が大とな
るため、この場合は、バッキングロールハウジング18を
第1図において左方向へ移動させ、接触角θを小さく
して塗料の塗布量を少なくし、標準塗装膜厚へ近づけ
る。
(B)板厚が厚→薄へ変化する場合 上記(A)の場合と逆に、バッキングロールハウジン
グ18を右方向へ移動させ、接触角θを大きくして塗料
の塗布量を多くし、標準塗装膜厚へ近づける。
いずれの場合も、バッキングロールハウジング18の移
動量は、予め塗装実験を行って、必要な移動量を把握し
ておくものとする。
「発明の効果」 以上述べた如く、本発明方法によれば、保証面側を、
オーブン焼付け時に下側となるように塗装し、かつオー
ブンのカテナリー形状を一定としたまま、被塗装鋼板の
板厚の変化に応じて、非保証面側を塗装するために設置
されているバッキングロールハウジング位置あるいは保
証面側用コーター位置を調整することにより、保証面側
の被塗装鋼板とコーターロールとの接触角を調整して、
塗料の塗布量を一定範囲内に制御することができるの
で、塗装欠陥の極めて少ない、安定した表面性状の塗装
鋼板を製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施例を示す説明図、第2図は本
発明方法の他の実施例を示す説明図、第3図は本発明方
法を適用すべき従来の塗装ラインの説明図である。 1……被塗装鋼板、2……テンション調整用ロール、3
……バッキングロール、4……サービスコート用コータ
ー、5……プライマーコート用コーター、6……NO.1焼
付けオーブン、7……オーブン出側サポートロール、8,
9,10,11……ターンロール、12……テンション調整用ロ
ール、13……バッキングロール、14……サービスコート
用コーター、15……トップコート用コーター、16……N
O.2焼付けオーブン、17……オーブン出側サポートロー
ル、18……バッキングロールハウジング、19……車輪、
20……レール、21……流体圧シリンダー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷延鋼板あるいは各種メッキ鋼板等の鋼板
    を素材として、ロールコーターにより表側として使用す
    る保証面側およびサービス面側を2コート2ベーク方式
    にて塗装後、焼付けを行う塗装鋼板の製造工程おいて、
    保証面側を、オーブン焼付け時に下側となるように塗装
    し、かつオーブンのカテナリー形状を一定としたまま、
    被塗装鋼板の板厚の変化に応じて、非保証面側の塗装す
    るために設置されているバッキングロールハウジング位
    置あるいは保証面側用コーター位置を調整することによ
    り、保証面側の被塗装鋼板と、コーターロールとの接触
    角を調整して、塗料の塗布量を一定範囲内に制御するこ
    とを特徴とする塗装鋼板の製造方法。
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