JPH07256013A - フィルター用ハブリング - Google Patents

フィルター用ハブリング

Info

Publication number
JPH07256013A
JPH07256013A JP6078111A JP7811194A JPH07256013A JP H07256013 A JPH07256013 A JP H07256013A JP 6078111 A JP6078111 A JP 6078111A JP 7811194 A JP7811194 A JP 7811194A JP H07256013 A JPH07256013 A JP H07256013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub ring
filter
pair
polymer
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6078111A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3429360B2 (ja
Inventor
Shoichi Yasue
章一 安江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Spring Seisakusho KK
Original Assignee
Tokai Spring Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Spring Seisakusho KK filed Critical Tokai Spring Seisakusho KK
Priority to JP07811194A priority Critical patent/JP3429360B2/ja
Priority to US08/408,483 priority patent/US5611925A/en
Priority to CN95104085A priority patent/CN1065447C/zh
Priority to DE69523200T priority patent/DE69523200T2/de
Priority to KR1019950006261A priority patent/KR100372809B1/ko
Priority to EP95301921A priority patent/EP0674931B1/en
Priority to TW084102824A priority patent/TW299243B/zh
Publication of JPH07256013A publication Critical patent/JPH07256013A/ja
Priority to US08/735,914 priority patent/US5788860A/en
Priority to US08/735,913 priority patent/US5858230A/en
Priority to US08/735,912 priority patent/US5755034A/en
Priority to US08/898,369 priority patent/USRE36133E/en
Priority to US08/936,287 priority patent/US5829138A/en
Priority to CNB001241885A priority patent/CN1204951C/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP3429360B2 publication Critical patent/JP3429360B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリマー通路の開口率が大きく圧力損失の小
さい、滞留の極めて生じにくい、かつ安価に製作できる
フィルター用ハブリングを提供する。 【構成】 対向配置された一対の環状かつ帯状の平板部
材からなる押え板9a、9b間に、環状に延びる部材か
らなり、一対の押え板9a、9bに対し実質的に垂直方
向に該一対の押え板9a、9b間にわたって延びると同
時にハブリング径方向に延びる支持片10aが多数ハブ
リング周方向に互いに間隔をもって配設されているとと
もに、該多数の支持片10aが接続された環状片10b
を有する支持部材10を介装したフィルター用ハブリン
グ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルター用ハブリン
グに関し、とくに複数枚積層して使用されるポリマー用
フィルターに適用して最適なフィルター用ハブリングの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ポリマー濾過用フィルターと
して、円板状のフィルターが知られており、いわゆるリ
ーフディスク形フィルターと呼ばれるものや、リテーナ
の上下に円板状フィルター部材を積層して一つのフィル
ターエレメントを組立てる3層タイプのもの等が知られ
ている。このようなフィルターは、濾過の容量(濾過す
べき溶融ポリマーの流量)に応じた枚数だけ、積層され
て使用されることが多い。積層して使用するためには、
濾過の前後のポリマーを互いにシールする必要があるこ
とから、各フィルターの内周側に、場合によっては外周
側に、ハブリングが設けられる。このハブリングには、
上述の如く、濾過前後のポリマーを互いにシールし濾過
されたポリマーの通路を確保するとともに、積層される
各フィルターを所定の位置関係(例えば所定間隔)に保
つ役目を担っている。
【0003】従来の代表的なフィルター用ハブリングの
構造として、例えば図10に示すようなものが知られて
いる。図10は、リーフディスク形フィルター101の
内周側の一部を示しており、リテーナ102の両側に多
孔板103(例えばパンチングメタル)を介して濾材1
04が設けられている。フィルター101の内周にはハ
ブリング105が設けられており、ハブリング105に
は、周方向に沿って多数の小孔106が穿設されてい
る。フィルター101の両面側から濾材104に流入
し、濾材104によって濾過された溶融ポリマー107
は、矢印で示すようにリテーナ102部からハブリング
105の小孔106を通して中央部に集められ、次の工
程へと送られる。
【0004】フィルター101が複数枚積層される場合
には、円筒状支柱108に所定枚数のフィルター101
が嵌め込まれて積層され、ハブリング105部分を基準
に各フィルター101の濾材104間の間隔が決められ
る。積層された各フィルター101のハブリング105
は、上方から、濾過前後のポリマーをシールするに足る
圧力、例えば総締上力にて5〜10トン程度の大きな圧
力で締め上げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来構造
においては、以下のような問題が残されている。まず、
ハブリング105には、濾過後のポリマー通過用に多数
の小孔106が設けられているが、開口率が高々20%
程度であり、この小さな開口率がこの部位で大きな圧力
損失を生じる原因となっている。開口率を大きくするた
めに、孔径を大きくすることが考えられるが、前述の如
き大きな締め上げ力を考慮すれば、孔径の大きさには自
づと限界が生じる。
【0006】また、小孔穿設構造では、ポリマー流入側
からみれば、小孔106の周囲部分がポリマーの流れに
対して大きなデッドスペースを形成するおそれがある。
デッドスペースは、ポリマーに滞留を生じさせるが、滞
留はポリマーの劣化、さらにはその劣化ポリマーの流出
につながるので、極力防止されなければならない。
【0007】さらに、小孔106は、ハブリング105
にラジアル方向に穿設されなければならないので、加工
が比較的難しく加工に時間を要し、ハブリング105の
製作費用は比較的高いものになっている。
【0008】本発明の目的は、上記のような問題点に着
目し、ポリマー通路の開口率を大きくとることができ圧
力損失の極めて低い、かつ滞留が極めて生じにくい、し
かも容易にかつ安価に製作できる、フィルター用ハブリ
ングの構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
フィルター用ハブリングは、円板状フィルターの内周お
よび外周の少なくとも一方に設けられるハブリングであ
って、(a)間隔をもって対向配置された、環状に延び
る一対の帯状平板部材からなる押え板と、(b)該一対
の押え板間に介在された環状に延びる部材からなり、該
一対の押え板に対し実質的に垂直方向に該一対の押え板
間にわたって延びると同時にハブリング径方向に延びる
支持片が多数ハブリング周方向に互いに間隔をもって配
設されているとともに、該多数の支持片が接続された環
状片を有する支持部材と、からなることを特徴とするも
のから成る。
【0010】上記支持部材の環状片は、多数配設された
支持片のハブリング外径側または内径側のいずれか一方
に接続されて、該多数の支持片の配設形態を所定形態に
保持できればよい。また、この多数の支持片は、後述の
実施例で詳述するように、単なる環状の平板状部材の内
周側あるいは外周側に径方向に延びる多数の切れ目を入
れ、切れ目間部分を90度捩じることにより容易に形成
されるが、この加工が容易に行われるように、かつ、形
成された支持片が一対の押え板間で大きな耐圧強度を持
つことができるように、支持部材の材質としてはステン
レス鋼が好ましい。
【0011】
【作用】このようなフィルター用ハブリングにおいて
は、一対の押え板間に、該一対の押え板に対し実質的に
垂直方向に延びる多数の支持片が介在することになり、
互いに隣接する支持片の間の空間が、径方向に延びる、
濾過されたポリマーの通路に形成される。この一対の押
え板間の上記多数の支持片が介在する部位においては、
支持片以外の部分は、全てポリマーの通路として機能す
る。したがって、従来の小孔を設けるデッドスペースの
大きな構造に比べ、ポリマー通路の開口率が大幅に増大
され、圧力損失が大幅に低減される。
【0012】この支持片は、一対の押え板に対し実質的
に垂直方向に延びており、一対の押え板に加わる圧縮荷
重に対してつっかい棒(板)の機能を果たし、それらが
座屈を起こさない限り、たとえば単なるワイヤー状のも
のを波状に形成した部材等に比べ、極めて大きな耐圧縮
強度を発揮できる。一対の押え板間寸法は、通常それ程
大きくなく、高々5mm程度であるから、上記支持片に
は座屈は生じない。したがって、一対の押え板間に大き
な圧縮荷重が加わっても、つまり、複数のフィルターの
積層構成により積層された各ハブリングに大きな締め上
げ力が加わっても、変形することがなく、上記開口率の
大きなポリマー通路が問題なく所定形状に維持される。
【0013】なお、多数の支持片が接続された環状片
は、環状に配設された支持片の外径側あるいは内径側に
位置することになるが、この環状片が位置する部分で
は、該環状片と一対の押え板間の空間が全て濾過された
ポリマーの通路として機能する。したがって、この部位
においても、大きなポリマー通路の開口率が確保され、
圧力損失は小さく保たれる。
【0014】このように、開口率を大きくとれることに
より、ハブリング全体としての圧力損失が極めて小さく
抑えられ、しかも、ハブリング内のポリマー流路におい
て、ポリマーの滞留のおそれがある部位が無くなり、濾
過されたポリマーの全量が円滑にハブリングを通過でき
るようになる。
【0015】さらに、本発明に係るハブリングにおいて
は、環状に延びる一対の帯状平板部材からなる押え板
と、支持片および環状片を備えた支持部材とを、それぞ
れ別々に製作でき、押え板は勿論のこと、支持部材も、
前述の如く、環状の平板状部材の内周側あるいは外周側
に径方向に延びる多数の切れ目を入れ、切れ目間部分を
90度捩じることにより、簡単に製作できる。また、各
押え板と支持部材とを溶接等により適当に接合すれば、
これら部材を一体物とでき、取扱い性に極めて優れたハ
ブリングが製作される。このように、ハブリングを構成
する各部材のみならず、ハブリング全体としても極めて
簡単に製作でき、短時間で大量生産が可能になるととも
に、製造費用も従来のものに比べ大幅に低減される。
【0016】
【実施例】以下に、本発明のフィルター用ハブリングの
望ましい実施例を、図面を参照して説明する。図1ない
し図5は、本発明の一実施例に係るフィルター用ハブリ
ングを示している。図1ないし図3において、1はリー
フディスク形のフィルター全体を示しており、図は、そ
のハブリング2周囲部を示している。フィルター1は、
その厚み方向中央部に配設されたリテーナ3と、リテー
ナ3の両面側に配設された多孔板4と、各多孔板4の外
側にそれぞれ配設された濾材5と、フィルター1の内周
に配設されたハブリング2と、からなっている。フィル
ター1が所定枚数積層される場合には、各フィルター1
間に所定のポリマー流路を確保するために、本実施例で
は、各ハブリング2間に所定厚みのリング状部材からな
るスペーサ6が介装されている。濾過すべき溶融ポリマ
ー7は、矢印で示すように、濾材5で濾過された後、多
孔板4、リテーナ3部を通過し、ハブリング2を通過し
た後中央の支柱8内に集められ、次の工程へと送られ
る。なお、本実施例ではスペーサ6をハブリング2とは
別部材としたが、ハブリング2に一体化したものに構成
してもよい。また、本発明に係るハブリングの構造は、
フィルターの外周にハブリングが配置されるものにも適
用できる。
【0017】ハブリング2は、所定の間隔をもって対向
配置された、上下一対の、環状に延びる帯状平板部材か
らなる押え板9a、9bと、両押え板9a、9b間に介
在された環状に延びる支持部材10と、から構成されて
いる。支持部材10には、図4、図5にも示すように、
一対の押え板9a、9bに対し実質的に垂直方向に該一
対の押え板9a、9b間にわたって延びると同時にハブ
リング径方向(半径方向)に延びる支持片10aが多数
ハブリング周方向に互いに間隔をもって配設されてい
る。この多数の支持片10aは、該多数の支持片10a
のハブリング外径側で、環状片10bに接続されてい
る。
【0018】上記多数の支持片10aは、たとえば、次
のように形成できる。図6に示すように、所定厚みを有
する単なる環状の平板状部材11の内周側に、径方向に
延びる切れ目12(スリット)を所定間隔で多数刻設
し、各隣接切れ目12間部分13を、適当な治具(図示
略)で同一方向に90度捩じる。このとき、切れ目12
の刻設されていない環状部14が、90度捩じられた切
れ目間部分13の丁度中央に位置するようにする。これ
によって、各90度捩じられた切れ目間部分13は、環
状部14に対して、それと垂直の方向に高さ、位置が揃
う。この90度捩じられた切れ目間部分13が上記多数
の支持片10aを形成し、切れ目12の刻設されていな
い環状部14が上記環状片10bを形成できる。
【0019】このような加工は、たとえば素材となる環
状の平板状部材11を、厚さ1mm程度のステンレス鋼
で構成しておけば、簡単に施すことができる。ステンレ
ス鋼は、一般に加工硬化が期待でき、上記90度捩じら
れることにより形成された支持片10aに、圧縮荷重が
加わる際の曲げや座屈に対して大きな剛性を持たせるこ
とが可能となる。とくに、CSPH材のような冷間圧延
ステンレス鋼材で構成すれば、大きな加工硬化が期待で
き、極めて大きな剛性を持たせることが可能となり、厚
さ0.6mm程度であっても、積層フィルター締め上げ
力やポリマー圧力による圧縮荷重に十分に耐え得る強
度、つまりこのような圧縮荷重が加わっても変形しない
だけの高強度を持たせることが可能となる。また、例え
ばCSPH材のような高強度材料を用いる場合には、上
述の加工における切れ目(スリット)にある程度の幅を
もたせ、つまり、素材から、ある幅の帯状部分を切り取
り、かつ、その切り取り部分間の間隔を拡げて、90度
捩じられて形成される各支持片の配設ピッチを拡げるこ
とも可能である。高強度材料であれば、支持片の配設ピ
ッチが大きくても、十分に大きな耐圧強度をもたせるこ
とができる。
【0020】上記のようなフィルター用ハブリングにお
いては、濾材5によって濾過され、リテーナ3部からハ
ブリング2へと流入する溶融ポリマー7は、両押え板9
a、9b間に形成されるポリマー通路15を通って支柱
8内へと集められる。両押え板9a、9b間において、
まず、支持片10aが環状に配列されている部位につい
てみるに、この部位では支持片10a以外の空間部は、
全てポリマー通路15として形成されることになるの
で、従来の小孔穿設構造等に比べ、極めて大きな開口率
が得られる。この開口率は、支持片10aの板厚と配設
ピッチ、支持片10aの内端部における径から計算上求
められる。設計に当たっては、押え板9a、9bに加わ
る圧縮荷重、つまり複数枚のフィルター1が積層、組み
立てられた場合にハブリング2部分に加わる締め上げ力
に対し、ハブリング2が十分な耐変形強度を有するよう
に設計されなければならないが、総締上力10トン程度
以上の大きな圧力に対しても十分に高い耐変形強度をも
たせつつ、開口率を40%以上、好ましくは45%以上
に容易に設定することができる。
【0021】たとえば図4に示した本実施例に係る支持
部材10では、支持片10aの厚みは1mm、支持片1
0aの内端部における隣接支持片間距離は2.5mmで
あったので、約71%もの大きな開口率を実現できた。
支持片10aの配設ピッチを同一のまま、支持片10a
の厚みをたとえば0.6mm程度とすれば、約83%も
の極めて大きな開口率となる。
【0022】また、環状片10bが位置する部位におい
ては、図2に示したように環状片10bがポリマー通路
15を一部遮弊することになるが、単に環状に延びる部
材がポリマー通路中に介在するだけであるから、大きな
抵抗にもならず、かつこの部位においても大きな開口率
が容易に確保される。
【0023】たとえば一対の押え板9a、9b間寸法が
2.5mm、支持部材10の厚み、つまり環状片10b
の厚みが1mmとすると、60%もの大きな開口率が確
保される。環状片10bの厚みが0.6mmとすると、
76%もの極めて大きな開口率となる。
【0024】このような大きな開口率により、ポリマー
通過の際の圧力損失が大幅に低減される。通常フィルタ
ー装置においては、濾材部の目詰まりに伴う濾圧(濾材
の入口圧)上昇によってフィルターの寿命を判定し、濾
圧が一定の上限値に達するとフィルターが交換される
が、上記の如く開口率が増大されハブリング部分での圧
力損失が大幅に低減されると、初期濾圧が著しく低くな
り、その分上記一定の上限値に達するまでのフィルター
使用可能時間が長くなり(つまりポリマーの累積通過流
量が大きくなり)、フィルターの寿命が大幅に延長され
る。
【0025】また、支持片10aは、押え板9a、9b
に対し垂直に延び、押え板9a、9b間に加わる圧縮荷
重を最も効率よく受けることになるので、極めて大きな
耐圧縮強度を発揮する。したがって、まず構造的に、総
締上力10トン程度以上に対しても容易に十分な耐圧縮
強度をもつように設計可能となる。また、本実施例の如
く支持部材10をステンレス鋼から構成すれば、該支持
部材10に前述の如き支持片10aを形成する加工を施
す際、ステンレス鋼特有の加工硬化が生じ、耐圧縮強度
が一層向上される。
【0026】また、前述の如く開口率を極めて大きくと
れるので、ハブリング2のポリマー通路15全体にわた
ってポリマーの滞留のおそれのある部位が全く無くな
る。つまりポリマー全量が、円滑にハブリング2のポリ
マー通路15を通過できる。滞留が生じないため、劣化
ポリマーの発生はなく、劣化ポリマー流出によるフィッ
シュアイ等の製品品質上の欠陥の発生が防止されるとと
もに、劣化ポリマー流出による後続の工程での生産上の
トラブルの発生も防止される。
【0027】さらに、本発明に係るハブリング2は、従
来構造のものに比べ、製造方法的にも大幅に簡素化、容
易化される。すなわち、本発明に係るハブリング2は、
各押え板9a、9bと支持部材10とをそれぞれ別部材
として加工でき、押え板9a、9bは極めて簡単に大量
生産できることは勿論のこと、支持部材10にあって
も、図6に示した如く、単に環状平板部材に切れ目12
を入れる加工と、切れ目間部分13を90度捩じる加工
を施すだけで済むから、従来のラジ方向に多数の小孔を
設ける場合に比べ加工が極めて容易である。そしてこれ
ら部材を組み合わせれば、容易に所定のハブリング2が
得られる。したがって、ハブリング2は、簡単な加工工
程にて、簡単にかつ短時間で大量に製造でき、安価に製
造できる。
【0028】上記一対の押え板9a、9bと支持部材1
0との組み合わせ(組み立て)に際しては、たとえば図
7に示すように、スポット溶接等によってこれら部材を
所定の位置関係にて接合してもよい(溶接部16)。こ
れによって、ハブリング2を一つの一体的な部品として
扱うことも可能となり、取り扱い性が一層向上される。
【0029】また、上記実施例においては、支持部材1
0の製造方法として、素材に環状の平板状部材11を用
いる方法について説明したが、この方法に限定されるこ
となく、他の方法でも製造可能である。たとえば図8に
示すように、帯状かつ直線状に延びる平板状部材20
に、多数の切れ目21を入れ、切れ目間部分22を90
度捩って支持片を形成し、しかる後に矢印で示すように
部材全体を円形に曲げ加工して、図4に示したと同等の
支持部材を作製できる。
【0030】さらに、前記実施例では環状片10bが環
状に配列された支持片10aのハブリング外径側に配置
されていたが、環状片は支持片のハブリング内径側に位
置してもよい。たとえば図9に示すように、環状片17
bが、90度捩られ、環状に配列されている支持片17
aのハブリング内径側に位置する支持部材17としても
よい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフィルタ
ー用ハブリングによるときは、一対の押え板間に配設さ
れる多数の支持片を有する支持部材によってポリマー通
路を形成するようにしたので、ポリマー通路の開口率を
大幅に増大でき、ハブリングによる圧力損失を極めて低
く抑えることができる。
【0032】また簡素な構造でありながら、ハブリング
に所望の高い圧縮強度を容易にもたせることができる。
【0033】また、ポリマー滞留のおそれのないハブリ
ング内流路形状を実現でき、滞留による劣化ポリマーの
発生を防止して、製品品質の向上をはかることができ
る。
【0034】さらに、本発明に係るハブリングは、極め
て容易にかつ大量生産可能であり、安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るハブリングを用いたフ
ィルターの部分透視斜視図である。
【図2】図1のハブリングの正面図である。
【図3】図1のフィルターの部分拡大斜視図である。
【図4】図1のハブリングの支持部材の平面図である。
【図5】図4の支持部材の拡大部分斜視図である。
【図6】図4の支持部材の加工途中における平面図であ
る。
【図7】本発明の変形例に係るハブリングの部分斜視図
である。
【図8】図6とは別の支持部材加工方法を示す、素材の
平面図である。
【図9】支持片のハブリング内径側に環状片が位置する
支持部材の平面図である。
【図10】従来のフィルターの部分斜視図である。
【符号の説明】
1 フィルター 2 ハブリング 3 リテーナ 4 多孔板 5 濾材 6 スペーサ 7 溶融ポリマー 8 支柱 9a、9b 押え板 10、17 支持部材 10a、17a 支持片 10b、17b 環状片 11 平板状部材 12 切れ目 13 切れ目間部分 14 環状部 15 ポリマー通路 16 溶接部 20 平板状部材 21 切れ目 22 切れ目間部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状フィルターの内周および外周の少
    なくとも一方に設けられるハブリングであって、(a)
    間隔をもって対向配置された、環状に延びる一対の帯状
    平板部材からなる押え板と、(b)該一対の押え板間に
    介在された環状に延びる部材からなり、該一対の押え板
    に対し実質的に垂直方向に該一対の押え板間にわたって
    延びると同時にハブリング径方向に延びる支持片が多数
    ハブリング周方向に互いに間隔をもって配設されている
    とともに、該多数の支持片が接続された環状片を有する
    支持部材と、からなることを特徴とするフィルター用ハ
    ブリング。
  2. 【請求項2】 前記支持部材の環状片が、前記多数配設
    された支持片のハブリング外径側または内径側のいずれ
    か一方に接続している、請求項1のフィルター用ハブリ
    ング。
  3. 【請求項3】 前記支持部材がステンレス鋼からなる、
    請求項1または2のフィルター用ハブリング。
JP07811194A 1994-03-23 1994-03-23 フィルター用ハブリング Expired - Lifetime JP3429360B2 (ja)

Priority Applications (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07811194A JP3429360B2 (ja) 1994-03-23 1994-03-23 フィルター用ハブリング
US08/408,483 US5611925A (en) 1994-03-23 1995-03-22 Hub ring and supporting plate for a filter and methods for manufacturing these members
DE69523200T DE69523200T2 (de) 1994-03-23 1995-03-23 Nebenring und Auflagenplatte für einen Filter und Verfahren zur Herstellung dieser Teile
KR1019950006261A KR100372809B1 (ko) 1994-03-23 1995-03-23 필터용허브링및지지판과이들부재의제조방법
EP95301921A EP0674931B1 (en) 1994-03-23 1995-03-23 Hub ring and supporting plate for a filter and methods for manufacturing these members
TW084102824A TW299243B (ja) 1994-03-23 1995-03-23
CN95104085A CN1065447C (zh) 1994-03-23 1995-03-23 滤板用支撑板的制造方法
US08/735,913 US5858230A (en) 1994-03-23 1996-10-24 Hub ring and supporting plate for a filter
US08/735,914 US5788860A (en) 1994-03-23 1996-10-24 Method for manufacturing a supporting plate for a filter
US08/735,912 US5755034A (en) 1994-03-23 1996-10-24 Method for manufacturing a hub ring for a filter
US08/898,369 USRE36133E (en) 1994-03-23 1997-07-22 Hub ring and supporting plate for a filter and methods for manufacturing these members
US08/936,287 US5829138A (en) 1994-03-23 1997-09-24 Hub ring and supporting plate for a filter and methods for manufacturing these members
CNB001241885A CN1204951C (zh) 1994-03-23 2000-08-15 滤板用毂环和支撑板以及该部件的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07811194A JP3429360B2 (ja) 1994-03-23 1994-03-23 フィルター用ハブリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07256013A true JPH07256013A (ja) 1995-10-09
JP3429360B2 JP3429360B2 (ja) 2003-07-22

Family

ID=13652781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07811194A Expired - Lifetime JP3429360B2 (ja) 1994-03-23 1994-03-23 フィルター用ハブリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3429360B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015131290A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 日本精線株式会社 ポリマーフィルター用ハブ、及びこれを用いた高粘度ポリマー用のリーフフィルターエレメント。
JP6084686B2 (ja) * 2013-04-26 2017-02-22 長瀬フィルター株式会社 フィルター用リテーナ及びそれを用いたフィルター

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6084686B2 (ja) * 2013-04-26 2017-02-22 長瀬フィルター株式会社 フィルター用リテーナ及びそれを用いたフィルター
JPWO2014174690A1 (ja) * 2013-04-26 2017-02-23 長瀬フィルター株式会社 フィルター用リテーナ及びそれを用いたフィルター
JP2015131290A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 日本精線株式会社 ポリマーフィルター用ハブ、及びこれを用いた高粘度ポリマー用のリーフフィルターエレメント。

Also Published As

Publication number Publication date
JP3429360B2 (ja) 2003-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0674931B1 (en) Hub ring and supporting plate for a filter and methods for manufacturing these members
US4783262A (en) Separator for cell type filter element
JP5031663B2 (ja) フィルター用リテーナ
EP0327394B1 (en) Cell-type filter cartridge
US6343697B1 (en) Filter device with filter disks
US3152988A (en) Filter element
US5271838A (en) Filter assembly with filter elements separated by spacers
US20050252845A1 (en) Filter device with a segmented design
US20020195388A1 (en) Advanced leaf disc filter segment
JP3429360B2 (ja) フィルター用ハブリング
CN100591405C (zh) 动态物理屏蔽净化器、制作方法及专用夹具
US20040129651A1 (en) Metal fiber filter element
JP3707870B2 (ja) フィルター用ハブリングおよびその製造方法
JP3411100B2 (ja) フィルター用支持板の製造方法およびその方法により製造されたフィルター用支持板
JP2605200Y2 (ja) 濾材支持体
JP3884133B2 (ja) 積層金属フィルター
JP3831482B2 (ja) フィルター用支持板またはスペーサの製造方法
JPH0641810U (ja) リーフディスクフィルタ
JPH034326Y2 (ja)
JP3422563B2 (ja) ポリマー用濾過装置
WO1998052671A1 (en) Filter disc assembly and filter disc capsules
JP2001009213A (ja) 濾過用フィルター
JPS60150810A (ja) フイルタエレメント

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term