JP3422563B2 - ポリマー用濾過装置 - Google Patents

ポリマー用濾過装置

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JP3422563B2 JP16883194A JP16883194A JP3422563B2 JP 3422563 B2 JP3422563 B2 JP 3422563B2 JP 16883194 A JP16883194 A JP 16883194A JP 16883194 A JP16883194 A JP 16883194A JP 3422563 B2 JP3422563 B2 JP 3422563B2
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  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改良されたスペーサー
を備え、特にポリマーなどの高粘度流体の濾過に好適に
採用しうるポリマー用濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】濾過技術は、各種液体、気体をはじめと
してさまざまな分野で採用され、その技術の良否は得ら
れる最終製品の品質に直接または間接的に影響すること
から、近年では製品の高品質化のために被処理流体の特
性に適合する濾過装置の開発が進められている。
【0003】例えば、熔融ポリマーなどの高粘度流体の
濾過においては、耐熱性、耐食性さらには再生化などを
考慮して金属繊維、金属粉末などを焼結した金属焼結体
を濾材とするものが用いられ、さらに濾過特性、効率面
などを考慮してそれらの空孔特性、厚さなどの仕様が設
定されている。
【0004】また、特に前記ポリマーにおいては、濾過
処理中での滞留に伴うゲル状物の発生を抑えることが重
要となり、その為に、例えば実公平2−31129号公
報では、ドーナツ状に中抜きされた濾材を支持する支持
部材を焼結合金とすることを提案しているが、この提案
のものでは、内部の濾過室を形成するためのスペーサー
は、目の粗い金網を用いている。
【0005】また実公平5−9048号公報は前記提案
の金網(例えば8メッシュ)に変えて、断面略矩形の金
属条材を連続した台形状に波付け屈曲し、これを渦巻き
状に巻いて構成した濾材支持体を採用することによっ
て、濾材の安定的な支持とともにポリマーの流過抵抗を
抑えうるとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
が開示するこのような濾材支持体を用いたフィルターに
おいては、特に濾過処理中の滞留に起因する問題は解決
しているとは言い難い。
【0007】前者の金網を用いるものには、一般に金網
は波付けされた経線と緯線とを交差させることによって
網目を形成しており、また用いる線材についても高い濾
過圧に耐え得る必要から例えば1〜1.5mm程度の比較
的太い線材によって8〜10メッシュ程度の網目ピッチ
とされる。
【0008】しかしこのような金網では、後者の提案で
も一部指摘しているように、流過抵抗が大きくまた複雑
な流れとなることから排出されるまでに長時間を必要と
し、その間の被処理流体の物性低下が避けられず、また
このような複雑な流れや金網交差部での滞留によってゲ
ル状物が発生することが判明している。
【0009】図7は、このような金網での経線30と緯
線31とがなす交差部33の断面を拡大したものであっ
て、波付けされた線材では同図に見られるようにこれと
直交する線材表面との間に微小隙間34が形成される。
【0010】この為、該微小隙間34の深部に浸入した
ポリマーは、この微小隙間34に残留し、あるいは、他
の部分を流動するポリマーの流れに比べ非常に遅くなっ
て部分変成するなど、物性的に劣るゲルとなる。そして
こうしたゲルが時に流れ出ることによって、結果的に不
純物を含んだポリマーとなって商品価値を低下させる。
【0011】またこのような金網においては、線材の交
差部33はフィルターの大きさに伴って多くなり、それ
に従って不良発生も高くなる。
【0012】一方、後者の波付けした金属条材を成形し
てなる濾材支持体を用いるものにおいても、台形状の波
付けの頂部および底部での平坦部分が、濾材構成部材を
直接支持する面接触となるため、前記金網の場合と同様
に微小隙間が発生する。
【0013】従ってこのものにおいても、濾材で清浄と
した処理流体中に再度ゲル状の不純物を混在させがちと
なる。
【0014】またこれら金網や濾材支持材を用いる前記
従来のフィルターを用いてポリマーを濾過する場合、濾
材には相当に高い濾過圧が加わることとなり、こうした
圧力に耐え得る為には前記支持体の耐圧強度を高めるこ
とも必要となり、それに伴って太い線材で構成すること
も考えられるが、このような方法はフィルター自身の大
型化や重量を増し、取り扱い性にデメリットをもたらす
などの欠点がある。
【0015】このようにこれまでのフィルターは、主と
して濾過時の効率という面からとらえられたものであっ
て、濾過室での排出におけるゲル防止という問題につい
ては、早急な改善が求められている。
【0016】こうした現状に鑑み本発明者は、このよう
な濾過装置において濾過室を形成する為の部材、すなわ
ちスペーサーについて各種試験研究の結果、断面非円形
な金属条材の捩り線材を用いることにより、前記問題が
解決できるとの結論に達し、本発明を完成したものであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、多孔
質の焼結された濾材、または該濾材とこれに作用する濾
過圧を受けて支持する支持部材との組合わせ体からなる
濾過構成部材の一対を、内部に濾過室を形成する為のス
ペーサーを介して重ね合わせ、かつその外周縁又は内周
縁を熔融結合したリーフ形状の濾過装置であって、前記
スペーサーは、断面非円形の金属条材の捩り成形によっ
てその軸芯と平行な投影面上で凸状部と凹状部とを長さ
方向にくり返して形成する捩り部を設けるとともに、前
記濾過構成部材との接触が該スペーサーの凸状部で実質
的になされる構成としたポリマー用濾過装置である。
【0018】請求項2の発明は、前記金属条材は、断面
略矩形の連続帯材からなることを特徴とするポリマー用
濾過装置である。
【0019】請求項3の発明は、金属条材は、長辺d
が、厚さtの2〜8倍の断面略矩形をなすことを特徴と
するポリマー用濾過装置である。
【0020】請求項4の発明は、スペーサーの前記凸状
部の長さ方向の間隔(L)が、前記金属条材の長辺dの
1〜10倍で、かつ所定長さの範囲ごとに前記捩り部が
形成されたことを特徴とするポリマー用濾過装置であ
る。
【0021】請求項5の発明は、多孔質の焼結された濾
材、または該濾材とこれに作用する濾過圧を受けて支持
する支持部材との組合体からなる濾過構成部材が、その
下流側に濾過室を形成する為のスペーサーを介してベー
ス部材上に載置されてなる濾過装置であって、前記スペ
ーサーは、断面非円形の金属条材の捩り成形によってそ
の軸芯と平行な投影面上で凸状部と凹状部とを長さ方向
にくり返して形成する捩り部を設けるとともに、前記濾
過構成部材との接触が該スペーサーの凸状部で実質的に
なされる構成としたポリマー用濾過装置である。
【0022】このように請求項1の発明では、前記スペ
ーサーを一対の濾過構成部材間に配置しリーフ形状にし
た濾過装置であり、請求項5の発明では該スペーサーが
前記濾過構成部材と濾過圧を支持する為の紡糸ダイなど
のベース部材との間に配置されるとともに、ともにスペ
ーサーを金属条材の捩り成形によって構成してなるポリ
マー用濾過装置である。
【0023】
【作用】このように請求項1の発明の濾過装置において
は、そのスペーサーが、断面非円形の金属条材の捩りに
よってその長手方向に沿って凹状部と凸状部を持つ捩り
部を形成したものであることから、これと濾過構成部材
との接触は該スペーサーの凸状部でなされることとな
り、この為従来のフィルターと比べ、部材同士の接触が
実質的に線状もしくは点状のような小面積となる。又従
来のように狭い隙間の存在を低減でき、隙間内での滞留
現象の抑制に寄与する。
【0024】またこのような捩り成形したスペーサーで
は、そこに形成される処理流体の排出口は条材表面に沿
う捩れ方向に形成され、大きな開口とミキシング効果を
高めて前記滞留をさらに防止するとともに、構造面にお
いても、該スペーサー自身に仮に高い濾過圧が作用した
としても、捩り成形したものであることからその圧力に
屈して転倒がなく、又曲がり変形も減じうる。
【0025】したがって、無理に太径線材を採用する必
要もなく、流過抵抗を低減し、あるいは軽量化、小型化
に貢献することができ、リーフ状フィルターを初めとし
て種々の濾過装置に応用できる。
【0026】また請求項2〜4の発明によれば、処理流
体の流過面積や排出方向を適宜設定でき、濾過条件との
関係により効率処理を可能とする。
【0027】さらに請求項5の発明について、下流側の
ベース部材が最終的に濾過圧を支持しかつ請求項1の発
明と略同様に作用し、ゲル防止あるいは流過抵抗などが
改善された濾過装置となる。
【0028】
【実施例】以下、本発明のポリマー用濾過装置(以下濾
過装置という)の一実施例について図面に基づいて説明
する。
【0029】図1は請求項1の発明に関する濾過装置
で、中心孔2を有しドーナツ状に中抜きされた上下一対
の円板状の濾過構成部材3、3を、その間に介在し濾過
室5を形成させるスペーサー6の両側で重ね合わせ、例
えば外周縁3aを溶接し融着部9を構成することで一体
化したリーフフィルタ7を構成しており、該フィルター
は中心孔2には、中心に向かって穿孔された複数の流通
孔8Aを持つリング状のハブ金具8を装着している。
【0030】前記濾過構成部材3は、本例では、例えば
金属繊維や金属粉末などの微細エレメントを所定の空孔
特性と厚さを持つように焼結した濾材3Aと、該濾材3
Aの下流側に配置され、かつ該濾材3Aを支持し、それ
に作用する濾過圧を直接受ける支持部材3Bとの組合わ
せ体からなる。
【0031】また支持部材3Bについては、必須とする
ものではなく、例えば所定の強度を備える濾材3Aであ
るならば、前記支持部材3Bの使用は省略できる。
【0032】なお、該支持部材3Bを用いる場合には例
えば比較的剛性のある粗い金網、パンチングプレート、
さらには前記濾材3Aよりも空孔の大きな焼結金属板、
あるいはそれら2以上の部材を併用できるとともに、こ
れら濾材3Aと支持部材3Bとは単に重ね合わせるのも
よく、又焼結などの方法により一体化した複合材とする
こともでき、さらにその間に濾材3Aよりも荒く支持部
材3Bよりも細かい細目の金網などを配するのもよい。
【0033】また前記濾材3Aは、前記微細エレメント
の単体からなる場合の他、濾過効率の向上のために、物
性や大きさの異なる2種以上を混合あるいは積層させた
複合構造とすることもできる。
【0034】図1のリーフフィルタ7では、このような
濾過構成部材3の前記支持部材3Bを互いに向き合わせ
てその間にスペーサ6を配置している。なお、他の例と
して、隔着部9を内周に設け、又はハブ金具8を用いる
ことなくスペーサ6をその位置にまで延在させるのもよ
い。
【0035】さらに前記スペーサー6は、図1、図2に
示すように長尺の断面非円形の金属条材10を捩り成形
するとともに平面渦巻状に巻回した巻回体を用いてい
る。
【0036】金属条材10としては、例えば耐熱性や耐
食性、強度などを考慮してステンレス鋼、ニッケル合
金、クロム合金などが好ましく、また捩り成形時の加工
によって加工硬化する例えば前記ステンレス鋼を選択す
ることによって捩り成形後の硬化熱処理などを必要とせ
ず、製造工程を短縮できる。
【0037】また本例のスペーサー6は、前記金属条材
10として長辺dと厚さtを持つ断面略矩形の連続帯材
を用いている。なおより好ましくは長辺dは厚さtの2
〜8倍程度の寸法比を持つものであって、又稜部を、例
えばこれと隣接する濾過構成部材3との接触がより小面
積となるように、シャープエッジとし、あるいは0.2
〜0.5mmR程度のラウンド面として滞留を押さえるこ
とが有効である。
【0038】なお前記寸法比において、その値が2以下
のものでは十分な流路が得られ難く処理流体の流過抵抗
が大きくなる欠点があり、逆に8倍を越える程大きくす
ることは耐圧強度を減少させ、また必要以上の厚肉製品
となることから、より好ましくは2.5〜5倍程度とす
るのがよい。
【0039】またこの場合、金属条材10の横断面面積
を、その長辺dによって描かれる円状面積の1/3〜1
/10倍程度を占める範囲とするのが大きな流路と十分
な耐圧力を有するものとなることから好ましい。又金属
条材10として、例えば断面楕円形状、軸芯に向かって
凹状に湾曲する星形形状など、種々なものの採用が可能
である。
【0040】そしてこのような金属条材10を捩り成形
することにより、前記したように濾過構成部材3との接
触は例えば線又は点状での接触となって滞留を防ぐこと
によるゲル防止に有効となる。さらにこの点を向上させ
る為に、例えば金属条材10の長辺に沿う側面上に予め
凹凸を形成し、あるいは金属条材10の側面に貫通した
補助孔(例えば図7の符号6d)を適宜間隔で設け被処
理流体の流通を円滑に行うなどの改良を付加することも
できる。
【0041】本例のスペーサー6は、金属条材10を例
えば図2のように捩ることによって、その軸芯と平行な
投影面上で凸条部6aと凹条部6bとが交互に繰り返さ
れる捩り部6Aを形成している。
【0042】この捩り部6Aは、その全長に亘って連続
させて設けることも、また任意の長さ範囲ごとに断続的
に設けることも、さらには図6のように適宜間隔で例え
ば90°ごとに捩り回転させるなど種々態様が可能であ
る。特に後者の90°ごとに捩り回転する場合には、被
処理流体の流れを阻害しないよう、凹状部6bが凸状部
6a長さよりも長く形成させることが好ましい。
【0043】また本願発明では、前記凸状部6aの配置
間隔(L)を、被処理流体の流過抵抗と耐圧力との関係
から、好ましくはそれを構成する金属条材10の長辺d
の1〜10倍程度(さらに好ましくは1.5〜5倍程
度)としており、また必要により捩りは、フィルター内
の位置ごとにピッチを変化させたり、あるいは前記した
2以上の捩りを混在させたものとしてもよい。
【0044】特に、フィルター7の出口である中心孔2
付近では大量の処理流体が集中することから圧損が大き
くなりやすく、それをより低く押さえる為にその部分で
は前記凸状部6aの配置間隔Lや、スペーサー6での巻
回ピッチを他の部分に比較して大きく形成することによ
って対応する。
【0045】本発明者は、スペーサーとして、長辺dが
4mm、厚さtが1.5mm、及び長辺dが6mm、厚さtが
1mmのステンレス鋼の帯材を前記好ましい範囲での条件
で捩り成形し試作したスペーサーによりフィルターを完
成させ、各々濾過試験を行ったが、いずれのフィルター
もゲル発生は減少しトラブルは起こらなかった。
【0046】なお、前記スペーサー6は、図1で示すよ
うに平面的に間隙を有して渦巻き状に巻き形成されたも
のの他、金属条材10を密着させつつ又は狭い間隙で渦
巻き状に形成することもできる。又間隙を不等間隔とす
ること適宜位置に間隙を設けるのもよい。さらに巻かれ
た金属条材10を、適所で例えばスポット的に溶着し、
一体化することもできる。さらにスペーサー6は、図3
に示すように、径の異なる数個のリング体10を橋掛材
11で結合したもの、図4に示すごとく、スペーサー6
を放射状ないし羽根状の翼片12の外周をリンク体10
により結合したものなど種々なものが採用しうる。
【0047】なおスペーサー6はフィルターの使用条件
(濾過圧力や流量など)、濾過構成部材3の構成によ
り、前記のように、配置間隔(巻回ピッチ)を、所定の
等間隔、密着配置、さらには不等間隔で配置させるなど
任意に設定できる。
【0048】このような捩りによって、該スペーサーに
はその長手方向に沿って前記捩り部6Aが形成されるこ
ととなり、したがってこれと接触する濾過構成部材1と
の接触は凸状部6aのみでなされ、両者の接触面積は大
幅に減少される。
【0049】一方その凹状部6bにおいては、前記捩り
に伴い得られる処理流体の排出口6Cがその上下では、
交差した螺旋方向に配向したものとなる。したがって処
理流体は複数の排出口6Cより撹乱しながら排出される
こととなりミキシング効果を高めてさらに滞留が抑制さ
れる。
【0050】こうして、濾材3Aで処理された処理流体
は濾過室5内から前記したスペーサー6の排出口となる
前記凹状部6b内を通過した後、フィルタの中心孔2か
ら取り出される。
【0051】つぎに請求項5の発明の濾過装置1Aは、
図5に例示するように例えばパック用の濾過装置を構成
しうる。
【0052】この濾過装置1Aは、ハウジング15中の
濾材構成部材3が例えばうず巻成形されたスペーサー6
を介してベース部材16(例えば紡糸用のダイ)上に載
置収容され、濾過室5を形成しており、前記濾材構成部
材とスペーサー6との構成は前記リーフフィルタの例と
同様である。
【0053】したがって、スペーサー6とベース部材1
6及び濾材構成部材3との接触は前記したのと同様にそ
の凸状部6aで実質的に線状ないしは点状の小面積で接
触でき、滞留防止に有効となる。
【0054】またここで用いるベース部材16について
も、ここではあえて特定するものではないが、例えばパ
ックノズル自身あるいは支持用として用いるパンチング
プレートや金網、焼結体などが用いうる。
【0055】従って、この発明に係わる濾過装置として
はプレート状、チューブ状など種々形状に応用すること
ができるものである。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明の濾過装置
は、特にスペーサーを改良することによってポリマーの
濾過における滞留の機会を抑制するとともに、併せて耐
圧強度を高めたものであって、濾過効率の向上ひいては
高純度製品の提供を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のリーフフィルタを例示する断面斜視
図である。
【図2】スペーサーの一部平面図である。
【図3】スペーサーの他の例を示す平面図である。
【図4】スペーサーの他の例を示す平面図である。
【図5】濾過装置を例示する断面図である。
【図6】スペーサーのさらに他の例を示す平面図であ
る。
【図7】従来の金網交差部を説明するための断面図であ
る。
【符号の説明】
3 濾過構成部材 3A 濾材 3B 支持部材 5 濾過室 6 スペーサー 6A 捩り部 6a 凸状部 10 金属条材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多孔質の焼結された濾材、または該濾材と
    これに作用する濾過圧を受けて支持する支持部材との組
    合わせ体からなる濾過構成部材の一対を、内部に濾過室
    を形成する為のスペーサーを介して重ね合わせ、かつそ
    の外周縁又は内周縁を熔融結合したリーフ形状の濾過装
    置であって、 前記スペーサーは、断面非円形の金属条材の捩り成形に
    よってその軸芯と平行な投影面上で凸状部と凹状部とを
    長さ方向にくり返して形成する捩り部を設けるととも
    に、前記濾過構成部材との接触が該スペーサーの凸状部
    で実質的になされる構成としたポリマー用濾過装置。
  2. 【請求項2】前記金属条材は、断面略矩形の連続帯材か
    らなることを特徴とする請求項1に記載のポリマー用濾
    過装置。
  3. 【請求項3】金属条材は、長辺dが、厚さtの2〜8倍
    の断面略矩形をなすことを特徴とする請求項2に記載の
    ポリマー用濾過装置。
  4. 【請求項4】スペーサーの前記凸状部の長さ方向の間隔
    (L)は前記金属条材の長辺dの1〜10倍、かつ所定
    長さの範囲ごとに前記捩り部が形成されることを特徴と
    する請求項1または2に記載のポリマー用濾過装置。
  5. 【請求項5】多孔質の焼結された濾材、または該濾材と
    これに作用する濾過圧を受けて支持する支持部材との組
    合体からなる濾過構成部材が、その下流側に濾過室を形
    成する為のスペーサーを介してベース部材上に載置され
    てなる濾過装置であって、前記スペーサーは、断面非円
    形の金属条材の捩り成形によってその軸芯と平行な投影
    面上で凸状部と凹状部とを長さ方向にくり返して形成す
    る捩り部を設けるとともに、前記濾過構成部材との接触
    が該スペーサーの前記凸状部で実質的になされる構成と
    したポリマー用濾過装置。
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