JPH07255819A - 薬剤包装用の薬包紙 - Google Patents
薬剤包装用の薬包紙Info
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- JPH07255819A JPH07255819A JP6050728A JP5072894A JPH07255819A JP H07255819 A JPH07255819 A JP H07255819A JP 6050728 A JP6050728 A JP 6050728A JP 5072894 A JP5072894 A JP 5072894A JP H07255819 A JPH07255819 A JP H07255819A
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- cut
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 分包袋６を切り離すミシン目９と前記分包袋
を切り裂く切欠１０とを交叉させ、分包袋６をミシン目
９から切り離すときに袋が破けないようにする。 【構成】 帯状の薬包紙１はポリプロピレンシートと、
このポリプロピレンシートの一方の面に重ね合わせて熱
溶着するポリエチレンシートとで形成される。薬包紙１
はポリエチレンシート３が内側になるように長手方向に
２つ折りしたときに一方の外周面にコーティングされて
いる印字可能な表示面４が形成される。２つ折りした薬
包紙１は熱溶着して薬剤をそれぞれ収納する収納部を長
手方向に連続して複数に区画して分包袋６を形成してい
る。長手方向と交叉して形成される縦溶着部７には分包
袋６の切り取り用のミシン目９が入れられている。この
ミシン目の切り離し縁には分包袋６の切り取り用のミシ
ン目９の方向と交叉する方向に前記分包袋を切り裂く切
欠１０が設けられている。
を切り裂く切欠１０とを交叉させ、分包袋６をミシン目
９から切り離すときに袋が破けないようにする。 【構成】 帯状の薬包紙１はポリプロピレンシートと、
このポリプロピレンシートの一方の面に重ね合わせて熱
溶着するポリエチレンシートとで形成される。薬包紙１
はポリエチレンシート３が内側になるように長手方向に
２つ折りしたときに一方の外周面にコーティングされて
いる印字可能な表示面４が形成される。２つ折りした薬
包紙１は熱溶着して薬剤をそれぞれ収納する収納部を長
手方向に連続して複数に区画して分包袋６を形成してい
る。長手方向と交叉して形成される縦溶着部７には分包
袋６の切り取り用のミシン目９が入れられている。この
ミシン目の切り離し縁には分包袋６の切り取り用のミシ
ン目９の方向と交叉する方向に前記分包袋を切り裂く切
欠１０が設けられている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は薬剤をそれぞれ収納す
る分包袋を形成する薬剤包装用の薬包紙に関する。
る分包袋を形成する薬剤包装用の薬包紙に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の薬剤包装用の薬包紙は、患者の処
方箋により自動薬剤包装機等で各服用毎に薬剤を分包
し、異なる薬剤を患者自身が選び出して服用しなくても
よいように同一の分包袋に薬剤を入れて投与できるよう
にしている。そして、分包袋は力のない患者が破けるよ
うにセロハンを基材に作られている。この分包袋はセロ
ハンに熱溶着性のあるポリエチレンをコーティングした
帯状シート材を長手方向に２つに折曲げて熱溶着によっ
て連続した袋を形成し、この連続した分包袋をそれぞれ
分離できるように長手方向と直交する熱溶着部に切り離
し用のミシン目を入れ、処方箋に従い各患者毎につなが
った状態で渡される。このため、患者は服用の都度分包
袋をミシン目から切り離して服用している（例えば、実
公平１−３７６３５号公報参照）。
方箋により自動薬剤包装機等で各服用毎に薬剤を分包
し、異なる薬剤を患者自身が選び出して服用しなくても
よいように同一の分包袋に薬剤を入れて投与できるよう
にしている。そして、分包袋は力のない患者が破けるよ
うにセロハンを基材に作られている。この分包袋はセロ
ハンに熱溶着性のあるポリエチレンをコーティングした
帯状シート材を長手方向に２つに折曲げて熱溶着によっ
て連続した袋を形成し、この連続した分包袋をそれぞれ
分離できるように長手方向と直交する熱溶着部に切り離
し用のミシン目を入れ、処方箋に従い各患者毎につなが
った状態で渡される。このため、患者は服用の都度分包
袋をミシン目から切り離して服用している（例えば、実
公平１−３７６３５号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
分包袋はセロハンで形成されているため、ミシン目から
切り離すときに注意して切り離さないと、ミシン目以外
の分包袋自体を切り裂いたり、今回服用しない分の分包
袋を切り裂いて薬剤がこぼれ落ちたりする危険があっ
た。また、薬剤がこぼれ落ちないまでも密封性が損なわ
れ保存性が悪くなる問題があった。
分包袋はセロハンで形成されているため、ミシン目から
切り離すときに注意して切り離さないと、ミシン目以外
の分包袋自体を切り裂いたり、今回服用しない分の分包
袋を切り裂いて薬剤がこぼれ落ちたりする危険があっ
た。また、薬剤がこぼれ落ちないまでも密封性が損なわ
れ保存性が悪くなる問題があった。
【０００４】この発明は上記の問題を解決するもので、
分包袋の切り離し方向と切り裂き方向とをずらしてミシ
ン目から切り離すときに袋が破けたりしないようにする
とともに、服用するときに分包袋を簡単に切り裂けるよ
うにした薬剤包装用の薬包紙を提供することを目的とす
るものである。
分包袋の切り離し方向と切り裂き方向とをずらしてミシ
ン目から切り離すときに袋が破けたりしないようにする
とともに、服用するときに分包袋を簡単に切り裂けるよ
うにした薬剤包装用の薬包紙を提供することを目的とす
るものである。
【０００５】また、分包袋を開けるときの切り裂き方向
をミシン目の切り離し方向と交叉する方向に開けるよう
に表示して開封しやすくすることを目的としたものであ
る。
をミシン目の切り離し方向と交叉する方向に開けるよう
に表示して開封しやすくすることを目的としたものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明はポリプロピレ
ンを長尺シート状に形成し、この長尺シートを長手方向
に２つ折りして薬剤をそれぞれ収納する収納部を熱溶着
部で長手方向に連続して複数に区画して分包袋を形成
し、前記長尺シートの長手方向と交叉して形成される熱
溶着部に切り取り用のミシン目を入れ、このミシン目の
入った熱溶着部の切り離し縁に分包袋の切り取り用のミ
シン目の方向と交叉する方向に前記分包袋を切り裂く切
り裂き部を設けたものである。
ンを長尺シート状に形成し、この長尺シートを長手方向
に２つ折りして薬剤をそれぞれ収納する収納部を熱溶着
部で長手方向に連続して複数に区画して分包袋を形成
し、前記長尺シートの長手方向と交叉して形成される熱
溶着部に切り取り用のミシン目を入れ、このミシン目の
入った熱溶着部の切り離し縁に分包袋の切り取り用のミ
シン目の方向と交叉する方向に前記分包袋を切り裂く切
り裂き部を設けたものである。
【０００７】また、この発明は長尺シートの長手方向と
交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシン目を
入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し縁に分
包袋の切り取り用のミシン目の方向と交叉する方向で、
かつ、切り離し縁の中央よりずらして前記分包袋を切り
裂く切り裂き部を設けたものである。
交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシン目を
入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し縁に分
包袋の切り取り用のミシン目の方向と交叉する方向で、
かつ、切り離し縁の中央よりずらして前記分包袋を切り
裂く切り裂き部を設けたものである。
【０００８】さらに、この発明は長尺シートの長手方向
と交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシン目
を入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し縁に
分包袋の切り取り用のミシン目の方向と交叉する方向に
前記分包袋を切り裂くＶ字状あるいはスリット状の切り
込みを設けたものである。
と交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシン目
を入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し縁に
分包袋の切り取り用のミシン目の方向と交叉する方向に
前記分包袋を切り裂くＶ字状あるいはスリット状の切り
込みを設けたものである。
【０００９】次に、この発明は長尺シートの長手方向と
交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシン目を
入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し縁に分
包袋の切り取り用のミシン目の方向と交叉する方向に前
記分包袋を切り裂く切り裂き部を設け、この切り裂き部
の近くに切り裂き案内表示を印字したものである。
交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシン目を
入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し縁に分
包袋の切り取り用のミシン目の方向と交叉する方向に前
記分包袋を切り裂く切り裂き部を設け、この切り裂き部
の近くに切り裂き案内表示を印字したものである。
【００１０】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
長尺シートを長手方向に等間隔に熱溶着部で区画して複
数の連続した分包袋を形成し、この分包袋を熱溶着部に
入れたミシン目で切り離す際に、前記分包袋が破けない
ようにするとともに、分離された分包袋を切り離し方向
と交叉する方向に破りやすくしている。
長尺シートを長手方向に等間隔に熱溶着部で区画して複
数の連続した分包袋を形成し、この分包袋を熱溶着部に
入れたミシン目で切り離す際に、前記分包袋が破けない
ようにするとともに、分離された分包袋を切り離し方向
と交叉する方向に破りやすくしている。
【００１１】また、この発明は切り裂き部をミシン目の
切り離し縁の中央よりずらして設け、分包袋の切り裂き
時にこの分包袋から薬剤がこぼれ落ちないようにしてい
る。
切り離し縁の中央よりずらして設け、分包袋の切り裂き
時にこの分包袋から薬剤がこぼれ落ちないようにしてい
る。
【００１２】さらに、この発明はミシン目と異なる方向
にＶ字状あるいはスリット状に形成される切り込みで分
包袋をミシン目から切り離したときに切欠が形成される
ようにし、前記分包袋を切り裂きやすくしている。
にＶ字状あるいはスリット状に形成される切り込みで分
包袋をミシン目から切り離したときに切欠が形成される
ようにし、前記分包袋を切り裂きやすくしている。
【００１３】次に、この発明は分包袋の切り裂き部の近
くに切り裂き案内表示を設け、分離された分包袋をこの
分包袋の分離方向と異なる方向に患者等が分包袋を確実
に切り裂けるようにしている。
くに切り裂き案内表示を設け、分離された分包袋をこの
分包袋の分離方向と異なる方向に患者等が分包袋を確実
に切り裂けるようにしている。
【００１４】
【実施例】この発明を図に基づいて説明する。
【００１５】図１はこの発明の一実施例を示す帯状の薬
包紙の平面図である。図２はこの発明の長手方向に２つ
折りして熱溶着された薬包紙の平面図である。図３はこ
の発明の分包袋の要部断面図である。図４はこの発明の
分包袋を切り離す縦溶着部の拡大平面図である。
包紙の平面図である。図２はこの発明の長手方向に２つ
折りして熱溶着された薬包紙の平面図である。図３はこ
の発明の分包袋の要部断面図である。図４はこの発明の
分包袋を切り離す縦溶着部の拡大平面図である。
【００１６】１は帯状の薬包紙で、この薬包紙はポリプ
ロピレンシート２と、このポリプロピレンシートの一方
の面に重ね合わされるポリエチレンシート３と、他方の
面の長手方向の半分にコーティングによって形成される
印字可能な白色の表示面４とで構成されている。
ロピレンシート２と、このポリプロピレンシートの一方
の面に重ね合わされるポリエチレンシート３と、他方の
面の長手方向の半分にコーティングによって形成される
印字可能な白色の表示面４とで構成されている。
【００１７】帯状の薬包紙１は長手方向にポリエチレン
シート３を内側に２つ折りし、図２に示すように、熱溶
着部５によって一連に区画形成されて薬剤をそれぞれ入
れる分包袋６が形成される。熱溶着部５は分包袋６を等
間隔に区画し、帯状の薬包紙１の長手方向と直交する縦
溶着部７と、この縦溶着部に連なり帯状の薬包紙１の合
わせ面を長手方向と同一方向に密封する横溶着部８とで
形成されている。
シート３を内側に２つ折りし、図２に示すように、熱溶
着部５によって一連に区画形成されて薬剤をそれぞれ入
れる分包袋６が形成される。熱溶着部５は分包袋６を等
間隔に区画し、帯状の薬包紙１の長手方向と直交する縦
溶着部７と、この縦溶着部に連なり帯状の薬包紙１の合
わせ面を長手方向と同一方向に密封する横溶着部８とで
形成されている。
【００１８】縦溶着部７には各分包袋６毎に分離する切
り取り用のミシン目９が直線状に設けられている。ミシ
ン目９の途中には分包袋５をこのミシン目の方向と直交
する方向に切り裂くＶ字状の切欠１０を形成する切り込
み１１が設けられている。この切り込みは不連続なミシ
ン目９の直線の切り込み９ａの間でこのミシン目の切り
込みに連なって縦溶着部７に形成されている。切欠１０
は縦溶着部７のミシン目９の方向の端側で横溶着部８に
かからない位置に設けられている。
り取り用のミシン目９が直線状に設けられている。ミシ
ン目９の途中には分包袋５をこのミシン目の方向と直交
する方向に切り裂くＶ字状の切欠１０を形成する切り込
み１１が設けられている。この切り込みは不連続なミシ
ン目９の直線の切り込み９ａの間でこのミシン目の切り
込みに連なって縦溶着部７に形成されている。切欠１０
は縦溶着部７のミシン目９の方向の端側で横溶着部８に
かからない位置に設けられている。
【００１９】１２は表示面４に切り口等と印字される切
り裂き案内表示部で、この表示部はＶ字状の切欠１０の
近くに切り裂き方向を示唆するように印字されている。
り裂き案内表示部で、この表示部はＶ字状の切欠１０の
近くに切り裂き方向を示唆するように印字されている。
【００２０】このように構成された薬剤包装用の薬包紙
において、患者等の処方箋情報に基づいて薬剤を服用毎
に包装する分包袋６はポリプロピレンシート２の一方の
面にポリエチレンシート３を重ね合わせて接合し、他方
の面の長手方向の半分に印字可能な表示面４をコーティ
ングして形成された帯状の薬包紙１を長手方向に２つ折
りしてポリエチレンシート３を熱溶着によって溶着して
密封して形成している。そして、熱溶着によって形成さ
れた分包袋６は縦溶着部７に設けたミシン目９により、
切り離されている。
において、患者等の処方箋情報に基づいて薬剤を服用毎
に包装する分包袋６はポリプロピレンシート２の一方の
面にポリエチレンシート３を重ね合わせて接合し、他方
の面の長手方向の半分に印字可能な表示面４をコーティ
ングして形成された帯状の薬包紙１を長手方向に２つ折
りしてポリエチレンシート３を熱溶着によって溶着して
密封して形成している。そして、熱溶着によって形成さ
れた分包袋６は縦溶着部７に設けたミシン目９により、
切り離されている。
【００２１】分包袋６は破りにくいポリプロピレンを基
材として形成することにより、ミシン目９から切り離す
際に、薬剤の収納部が破かれないようにされている。そ
して、分包袋６は切り裂き方向を分離するミシン目９の
方向と直交する方向にすることにより、ミシン目９から
切り離すときに、縦方向に破れて薬剤がこぼれ落ちない
ようにされている。
材として形成することにより、ミシン目９から切り離す
際に、薬剤の収納部が破かれないようにされている。そ
して、分包袋６は切り裂き方向を分離するミシン目９の
方向と直交する方向にすることにより、ミシン目９から
切り離すときに、縦方向に破れて薬剤がこぼれ落ちない
ようにされている。
【００２２】分包袋６を切り裂く切欠１０は不連続なミ
シン目９の直線の切り込み９ａの間でこのミシン目の切
り込みに連なるＶ字状の切り込みで形成することによ
り、分包袋５をミシン目９から切り離すときにこのミシ
ン目の切り離し端にＶ字状に形成されている。切欠１０
は近くに切り裂き方向を案内する切り口等と印字される
切り裂き案内表示部１１を印刷表示することにより、分
離された分包袋６を切欠１０から切り裂きやすくされて
いる。そして、切欠１０はミシン目９の切り始め端側に
設けることにより、切り裂き時に切り端を少なくし、分
包袋６に収納された薬剤がこぼれ落ちないようにしてい
る。また、切欠１０は横溶着部８にかからない位置に設
けることにより、分包袋６の開封時に確実に開けられる
ようにしている。
シン目９の直線の切り込み９ａの間でこのミシン目の切
り込みに連なるＶ字状の切り込みで形成することによ
り、分包袋５をミシン目９から切り離すときにこのミシ
ン目の切り離し端にＶ字状に形成されている。切欠１０
は近くに切り裂き方向を案内する切り口等と印字される
切り裂き案内表示部１１を印刷表示することにより、分
離された分包袋６を切欠１０から切り裂きやすくされて
いる。そして、切欠１０はミシン目９の切り始め端側に
設けることにより、切り裂き時に切り端を少なくし、分
包袋６に収納された薬剤がこぼれ落ちないようにしてい
る。また、切欠１０は横溶着部８にかからない位置に設
けることにより、分包袋６の開封時に確実に開けられる
ようにしている。
【００２３】図５は他の実施例を示し、ミシン目９の直
線の切り込み９ａの間にこのミシン目の切り込みに角部
を連ねる四角形の切り込み１３を形成すれば、分包袋６
をミシン目９から切り離したときにこの切り離し縁の両
側にはミシン目９の方向と異なる方向にＶ字状の切欠１
４が形成され、分包袋６は両側から切り裂けることがで
きるようにされている。
線の切り込み９ａの間にこのミシン目の切り込みに角部
を連ねる四角形の切り込み１３を形成すれば、分包袋６
をミシン目９から切り離したときにこの切り離し縁の両
側にはミシン目９の方向と異なる方向にＶ字状の切欠１
４が形成され、分包袋６は両側から切り裂けることがで
きるようにされている。
【００２４】また、図６はその他の実施例を示し、ミシ
ン目９の直線の切り込み９ａに連なってスリット状の切
り込み１５を形成すれば、分包袋６をミシン目９から切
り離したときにこの切り離し縁にはミシン目９の方向と
異なる方向にスリット状の切欠１６が形成され、分包袋
６はミシン目９の切り離し方向と交叉する方向に切り裂
けるようにされている。
ン目９の直線の切り込み９ａに連なってスリット状の切
り込み１５を形成すれば、分包袋６をミシン目９から切
り離したときにこの切り離し縁にはミシン目９の方向と
異なる方向にスリット状の切欠１６が形成され、分包袋
６はミシン目９の切り離し方向と交叉する方向に切り裂
けるようにされている。
【００２５】この発明は薬剤を服用毎に包装する分包袋
６を破きにくいポリプロピレンを基材として形成するこ
とにより、分包袋６をミシン目９から切り離す方向と、
分包袋６を切り裂く方向とを違えることができ、ミシン
目９から切り離す際に、分包袋６が破けるのを防止でき
るようにしたものである。
６を破きにくいポリプロピレンを基材として形成するこ
とにより、分包袋６をミシン目９から切り離す方向と、
分包袋６を切り裂く方向とを違えることができ、ミシン
目９から切り離す際に、分包袋６が破けるのを防止でき
るようにしたものである。
【００２６】尚、上記の説明においては、切欠１０，１
４，１６をＶ字状あるいはスリット状に形成するために
切り込み１１，１３，１５をＶ字状、四角形及びスリッ
ト状の形成で説明したが、切欠が切り裂きやすい形に形
成されるなら例えば星型でもその他どのような形でも良
いことは言うまでもない。
４，１６をＶ字状あるいはスリット状に形成するために
切り込み１１，１３，１５をＶ字状、四角形及びスリッ
ト状の形成で説明したが、切欠が切り裂きやすい形に形
成されるなら例えば星型でもその他どのような形でも良
いことは言うまでもない。
【００２７】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ポリプ
ロピレンを長尺シート状に形成し、この長尺シートを長
手方向に２つ折りして薬剤をそれぞれ収納する収納部を
熱溶着部で長手方向に連続して複数に区画して分包袋を
形成し、前記長尺シートの長手方向と交叉して形成され
る熱溶着部に切り取り用のミシン目を入れ、このミシン
目の入った熱溶着部の切り離し縁に分包袋の切り取り用
のミシン目の方向と交叉する方向に前記分包袋を切り裂
く切り裂き部を設けたので、前記分包袋を破れにくいポ
リプロピレンで形成してこの分包袋をミシン目から切り
取るときにこのミシン目と同じ方向に袋が破けないよう
にできる。すなわち、この発明は分包袋を切り離す方向
とこの分包袋を破く方向とを異ならせることができ、ミ
シン目から切り離すときに分包袋を破く方向に力が作用
しないようにしたものである。
ロピレンを長尺シート状に形成し、この長尺シートを長
手方向に２つ折りして薬剤をそれぞれ収納する収納部を
熱溶着部で長手方向に連続して複数に区画して分包袋を
形成し、前記長尺シートの長手方向と交叉して形成され
る熱溶着部に切り取り用のミシン目を入れ、このミシン
目の入った熱溶着部の切り離し縁に分包袋の切り取り用
のミシン目の方向と交叉する方向に前記分包袋を切り裂
く切り裂き部を設けたので、前記分包袋を破れにくいポ
リプロピレンで形成してこの分包袋をミシン目から切り
取るときにこのミシン目と同じ方向に袋が破けないよう
にできる。すなわち、この発明は分包袋を切り離す方向
とこの分包袋を破く方向とを異ならせることができ、ミ
シン目から切り離すときに分包袋を破く方向に力が作用
しないようにしたものである。
【００２８】また、この発明は長尺シートの長手方向と
交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシン目を
入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し縁に分
包袋を切り取り用のミシン目の方向と交叉する方向で、
かつ、切り離し縁の中央よりずらして前記分包袋を切り
裂く切り裂き部を設けたので、前記分包袋の端を破くこ
とができ、開封時に薬剤が袋からこぼれ落ちないように
できるようにしたものである。
交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシン目を
入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し縁に分
包袋を切り取り用のミシン目の方向と交叉する方向で、
かつ、切り離し縁の中央よりずらして前記分包袋を切り
裂く切り裂き部を設けたので、前記分包袋の端を破くこ
とができ、開封時に薬剤が袋からこぼれ落ちないように
できるようにしたものである。
【００２９】さらに、この発明は長尺シートの長手方向
と交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシン目
を入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し縁に
分包袋の切り取り用のミシン目の方向と交叉する方向に
前記分包袋を切り裂くＶ字状あるいはスリット状の切り
込みを設けたので、前記分包袋をミシン目から切り離し
たときにこの分包袋を切り裂く切欠が形成でき、前記分
包袋を開封する切り裂き部を簡単に形成できるようにし
たものである。
と交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシン目
を入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し縁に
分包袋の切り取り用のミシン目の方向と交叉する方向に
前記分包袋を切り裂くＶ字状あるいはスリット状の切り
込みを設けたので、前記分包袋をミシン目から切り離し
たときにこの分包袋を切り裂く切欠が形成でき、前記分
包袋を開封する切り裂き部を簡単に形成できるようにし
たものである。
【００３０】次に、この発明は長尺シートの長手方向と
交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシン目を
入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し縁に分
包袋の切り取り用のミシン目の方向と交叉する方向に切
り裂く切り裂き部を設け、この切り裂き部の近くに切り
裂き案内表示を印字したので、前記分包袋の開封方向を
指示でき、この分包袋を確実に開封できるようにしたも
のである。
交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシン目を
入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し縁に分
包袋の切り取り用のミシン目の方向と交叉する方向に切
り裂く切り裂き部を設け、この切り裂き部の近くに切り
裂き案内表示を印字したので、前記分包袋の開封方向を
指示でき、この分包袋を確実に開封できるようにしたも
のである。
【図１】この発明の一実施例を示す帯状の薬包紙の平面
図である。
図である。
【図２】この発明の長手方向に２つ折りして熱溶着され
た薬包紙の平面図である。
た薬包紙の平面図である。
【図３】この発明の分包袋の要部断面図である。
【図４】この発明の分包袋を切り離す縦溶着部の拡大平
面図である。
面図である。
【図５】この発明の他の実施例を示す分包袋を切り離す
縦溶着部の拡大平面図である。
縦溶着部の拡大平面図である。
【図６】この発明のその他の実施例を示す分包袋を切り
離す縦溶着部の拡大平面図である。
離す縦溶着部の拡大平面図である。
１ 帯状の薬包紙 ２ ポリプロピレンシート ３ ポリエチレンシート ５ 熱溶着部 ６ 分包袋 ７ 縦溶着部 ８ 横溶着部 ９ ミシン目 １０ 切欠 １１ 切り込み １２ 切り裂き案内表示部
Claims (4)
- 【請求項１】 ポリプロピレンを長尺シート状に形成
し、この長尺シートを長手方向に２つ折りして薬剤をそ
れぞれ収納する収納部を熱溶着部で長手方向に連続して
複数に区画して分包袋を形成し、前記長尺シートの長手
方向と交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシ
ン目を入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し
縁に分包袋の切り取り用のミシン目の方向と交叉する方
向に前記分包袋を切り裂く切り裂き部を設けたことを特
徴とする薬剤包装用の薬包紙。 - 【請求項２】 ポリプロピレンを長尺シート状に形成
し、この長尺シートを長手方向に２つ折りして薬剤をそ
れぞれ収納する収納部を熱溶着部で長手方向に連続して
複数に区画して分包袋を形成し、前記長尺シートの長手
方向と交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシ
ン目を入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し
縁に分包袋の切り取り用のミシン目の方向と交叉する方
向で、かつ、前記切り離し縁の中央よりずらして前記分
包袋を切り裂く切り裂き部を設けたことを特徴とする薬
剤包装用の薬包紙。 - 【請求項３】 ポリプロピレンを長尺シート状に形成
し、この長尺シートを長手方向に２つ折りして薬剤をそ
れぞれ収納する収納部を熱溶着部で長手方向に連続して
複数に区画して分包袋を形成し、前記長尺シートの長手
方向と交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシ
ン目を入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し
縁に分包袋の切り取り用のミシン目の方向と交叉する方
向に前記分包袋を切り裂くＶ字状あるいはスリット状の
切り込みを設けたことを特徴とする薬剤包装用の薬包
紙。 - 【請求項４】 ポリプロピレンを長尺シート状に形成
し、この長尺シートを長手方向に２つ折りして薬剤をそ
れぞれ収納する収納部を熱溶着部で長手方向に連続して
複数に区画して分包袋を形成し、前記長尺シートの長手
方向と交叉して形成される熱溶着部に切り取り用のミシ
ン目を入れ、このミシン目の入った熱溶着部の切り離し
縁に分包袋の切り取り用のミシン目の方向と交叉する方
向に前記分包袋を切り裂く切り裂き部を設け、この切り
裂き部の近くに切り裂き案内表示を印字したことを特徴
とする薬剤包装用の薬包紙。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6050728A JPH07255819A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 薬剤包装用の薬包紙 |
| DE69529657T DE69529657T2 (de) | 1994-03-22 | 1995-03-22 | Ein streifen aus beuteln für arzneimittel |
| PCT/JP1995/000519 WO1995025498A1 (fr) | 1994-03-22 | 1995-03-22 | Bande d'emballage de medicaments |
| EP95913315A EP0714651B1 (en) | 1994-03-22 | 1995-03-22 | A strip of pouches for containing medicinal doses |
| CA002163451A CA2163451C (en) | 1994-03-22 | 1995-03-22 | Pouches of wrapping paper for containing medicinal doses |
| KR1019950705295A KR960702746A (ko) | 1994-03-22 | 1995-11-12 | 약제포장용 약포장지 |
| NO19954713A NO314393B1 (no) | 1994-03-22 | 1995-11-21 | Rekke poser av emballeringsmateriale for å inneholde medisinske doser |
| FI955616A FI955616A (fi) | 1994-03-22 | 1995-11-22 | Käärepaperipussit lääkeannosten pakkaamiseksi |
| US09/026,131 US5908113A (en) | 1994-03-22 | 1998-02-19 | Pouches of wrapping paper for containing medicinal doses |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6050728A JPH07255819A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 薬剤包装用の薬包紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07255819A true JPH07255819A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=12866925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6050728A Pending JPH07255819A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 薬剤包装用の薬包紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07255819A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007308196A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Murata Mfg Co Ltd | 電子部品包装連 |
| JP2008179393A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Taisei Lamick Co Ltd | 連続包装袋 |
| JP2013100135A (ja) * | 2012-12-28 | 2013-05-23 | Elquest Corp | 薬剤分包体、薬剤分包体製造用刃体、薬剤分包体製造装置 |
| KR101286595B1 (ko) * | 2011-06-01 | 2013-07-22 | 전연희 | 클린 가루약 조제 방법 |
| JP5820916B1 (ja) * | 2014-09-02 | 2015-11-24 | シーズパック株式会社 | 包装用フィルム |
| JP2017529287A (ja) * | 2014-08-29 | 2017-10-05 | フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム | 分離可能なタブを有するラッパーを備えた容器 |
-
1994
- 1994-03-22 JP JP6050728A patent/JPH07255819A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007308196A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Murata Mfg Co Ltd | 電子部品包装連 |
| JP2008179393A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Taisei Lamick Co Ltd | 連続包装袋 |
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| JP2017529287A (ja) * | 2014-08-29 | 2017-10-05 | フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム | 分離可能なタブを有するラッパーを備えた容器 |
| JP5820916B1 (ja) * | 2014-09-02 | 2015-11-24 | シーズパック株式会社 | 包装用フィルム |
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