JPH07255291A - ２層構造のビニル温室 - Google Patents
２層構造のビニル温室Info
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- JPH07255291A JPH07255291A JP6081017A JP8101794A JPH07255291A JP H07255291 A JPH07255291 A JP H07255291A JP 6081017 A JP6081017 A JP 6081017A JP 8101794 A JP8101794 A JP 8101794A JP H07255291 A JPH07255291 A JP H07255291A
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- JP
- Japan
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- frame
- roof
- vinyl
- sheet
- double sheet
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/14—Measures for saving energy, e.g. in green houses
Landscapes
- Greenhouses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビニル温室の断熱性と採光性および通気・換
気性を改善するとともに、余分な鋼材の使用を削減した
ビニル温室を提供することを目的としている。 【構成】 ビニル温室の屋根枠フレームを覆うビニルシ
ートを２層重ねとし、２層のビニルシートの短手方向の
両端を封止し、長手方向の側縁を屋根枠フレームの棟木
に沿う上部枠と軒に沿う下部枠の各枠内に２層重ねて挿
入し、中空柱状のキーをその上に圧入して挟着し、２層
のビニルシートの層間に常時送風機により送風して空気
層を形成するようにして、断熱効果を上げるようにした
ことを特徴とする。
気性を改善するとともに、余分な鋼材の使用を削減した
ビニル温室を提供することを目的としている。 【構成】 ビニル温室の屋根枠フレームを覆うビニルシ
ートを２層重ねとし、２層のビニルシートの短手方向の
両端を封止し、長手方向の側縁を屋根枠フレームの棟木
に沿う上部枠と軒に沿う下部枠の各枠内に２層重ねて挿
入し、中空柱状のキーをその上に圧入して挟着し、２層
のビニルシートの層間に常時送風機により送風して空気
層を形成するようにして、断熱効果を上げるようにした
ことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、野菜・花卉等の栽培に
利用される鉄骨または鉄パイプ製ビニル温室に関するも
のである。
利用される鉄骨または鉄パイプ製ビニル温室に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来のビニル温室においては、鉄骨また
は鉄パイプ等により温室のフレームを構成し、そのフレ
ームの外側を透光性の合成樹脂シート（例えばビニルシ
ート）により覆い、太陽光線をビニルシートを通して取
り入れ室内を保温するとともに、寒気や風の侵入を遮断
し植物の成長に適した環境を維持するようにしている。
しかしながら、ビニルシートで外気と遮断しているだけ
では断熱性が不十分で、特に屋根部分では外気の変化に
よりビニルシートの内側に結露して採光性を妨げたり、
露滴が植物の上に落ち斑点・かび等の植物に悪い影響を
与えたり、また冬季には全体に室内の保温が不十分で室
温が下り過ぎたり、逆に夏季には換気が不十分で高温障
害が起こりやすいという問題があった。また、屋根部分
ではビニルシートの垂れ下りやたるみを生じ易く、そこ
に雨や雪が溜まり、ビニルシートの寿命を低下させるた
め、このたるみを支える梁の間隔を詰めて多く設ける等
の対策により、建物の強度に必要な限度以上に鉄骨の使
用が増え、コストアップの問題が発生している。
は鉄パイプ等により温室のフレームを構成し、そのフレ
ームの外側を透光性の合成樹脂シート（例えばビニルシ
ート）により覆い、太陽光線をビニルシートを通して取
り入れ室内を保温するとともに、寒気や風の侵入を遮断
し植物の成長に適した環境を維持するようにしている。
しかしながら、ビニルシートで外気と遮断しているだけ
では断熱性が不十分で、特に屋根部分では外気の変化に
よりビニルシートの内側に結露して採光性を妨げたり、
露滴が植物の上に落ち斑点・かび等の植物に悪い影響を
与えたり、また冬季には全体に室内の保温が不十分で室
温が下り過ぎたり、逆に夏季には換気が不十分で高温障
害が起こりやすいという問題があった。また、屋根部分
ではビニルシートの垂れ下りやたるみを生じ易く、そこ
に雨や雪が溜まり、ビニルシートの寿命を低下させるた
め、このたるみを支える梁の間隔を詰めて多く設ける等
の対策により、建物の強度に必要な限度以上に鉄骨の使
用が増え、コストアップの問題が発生している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の問題点を解
決するために、ビニル温室の断熱性と採光性および換気
性を改善するとともに、余分な鉄骨等のフレームの使用
を削減したビニル温室を提供することを目的としてい
る。
決するために、ビニル温室の断熱性と採光性および換気
性を改善するとともに、余分な鉄骨等のフレームの使用
を削減したビニル温室を提供することを目的としてい
る。
【０００４】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するため本発明
では、透光性の合成樹脂シートを２枚重ねその周縁を封
止した二重シートを支柱に支持する屋根枠フレームに張
り渡して屋根を形成すると共に、当該二重シートの中空
部に送風機の吹き出しチューブを接続するようにした。
また、屋根枠フレームの棟木に沿う上部枠と軒に沿う下
部枠を、弾力に富む材質により上面が開放した断面Ｕ字
形にそれぞれ形成すると共に、各枠の平行な側壁の内側
上部に係止突起を一体的に形成し、前記二重シートの周
縁をこれら上部枠と下部枠の枠内に挿入し、その上から
柱状のキー部材を各枠内に圧入して前記係止突起とキー
部材で二重シートを挟着することにより二重シートの周
縁を封止するようにした。また、屋根枠フレームを前記
支柱に開閉自在に支持し、その開閉支点側の前記上部枠
付近の前記二重シートの中空部に前記送風機の吹き出し
チューブを接続するようにした。さらに、屋根枠フレー
ムに弧状の昇降ロッドを一体的に連結し、この昇降ロッ
ドに形成するラックに正逆転自在なモータのピニオンを
噛合させて前記屋根枠フレームを開閉するようにした。
では、透光性の合成樹脂シートを２枚重ねその周縁を封
止した二重シートを支柱に支持する屋根枠フレームに張
り渡して屋根を形成すると共に、当該二重シートの中空
部に送風機の吹き出しチューブを接続するようにした。
また、屋根枠フレームの棟木に沿う上部枠と軒に沿う下
部枠を、弾力に富む材質により上面が開放した断面Ｕ字
形にそれぞれ形成すると共に、各枠の平行な側壁の内側
上部に係止突起を一体的に形成し、前記二重シートの周
縁をこれら上部枠と下部枠の枠内に挿入し、その上から
柱状のキー部材を各枠内に圧入して前記係止突起とキー
部材で二重シートを挟着することにより二重シートの周
縁を封止するようにした。また、屋根枠フレームを前記
支柱に開閉自在に支持し、その開閉支点側の前記上部枠
付近の前記二重シートの中空部に前記送風機の吹き出し
チューブを接続するようにした。さらに、屋根枠フレー
ムに弧状の昇降ロッドを一体的に連結し、この昇降ロッ
ドに形成するラックに正逆転自在なモータのピニオンを
噛合させて前記屋根枠フレームを開閉するようにした。
【０００５】
【作用】以上のように構成することにより、送風機によ
り合成樹脂シートの層間に送風して空気層を形成し、屋
根を覆う合成樹脂シートの剛性を補強して、合成樹脂シ
ートのたるみや垂れ下りを防止することができる。ま
た、従来たるみや垂れ下り防止のために設けていた余分
な桟を省き、鋼材の使用量を削減し、コストダウンとビ
ニル温室の軽量化が図れる。また合成樹脂シートの二重
シート構造を形成する方法として、屋根枠フレームの棟
木に沿う部分と軒に沿うに部分に、弾力に富む材質によ
り上面が開放した断面Ｕ字形に形成され、その平行な側
壁の内側上部に係止突起を一体的に形成した上部枠と下
部枠を設け、２枚重ねた合成樹脂シートの短手方向の両
端を封止し、上部枠と下部枠の枠内に二重シートの長手
方向の両端周縁を挿入し、その上から柱状のキーを圧入
し、キーと係止突起を係合して二重シートを挟着するこ
とにより二重シートを袋状に密閉し、設置作業の作業能
率を向上させている。
り合成樹脂シートの層間に送風して空気層を形成し、屋
根を覆う合成樹脂シートの剛性を補強して、合成樹脂シ
ートのたるみや垂れ下りを防止することができる。ま
た、従来たるみや垂れ下り防止のために設けていた余分
な桟を省き、鋼材の使用量を削減し、コストダウンとビ
ニル温室の軽量化が図れる。また合成樹脂シートの二重
シート構造を形成する方法として、屋根枠フレームの棟
木に沿う部分と軒に沿うに部分に、弾力に富む材質によ
り上面が開放した断面Ｕ字形に形成され、その平行な側
壁の内側上部に係止突起を一体的に形成した上部枠と下
部枠を設け、２枚重ねた合成樹脂シートの短手方向の両
端を封止し、上部枠と下部枠の枠内に二重シートの長手
方向の両端周縁を挿入し、その上から柱状のキーを圧入
し、キーと係止突起を係合して二重シートを挟着するこ
とにより二重シートを袋状に密閉し、設置作業の作業能
率を向上させている。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図１は、本発明のビニル温室の側面断面図
で、支柱１の梁２は鉄骨または鉄パイプ等により構成さ
れ、その上に左右一対の屋根枠フレーム３によりアーチ
型の屋根を形成する。
説明する。図１は、本発明のビニル温室の側面断面図
で、支柱１の梁２は鉄骨または鉄パイプ等により構成さ
れ、その上に左右一対の屋根枠フレーム３によりアーチ
型の屋根を形成する。
【０００７】図２は回転側の屋根枠フレームの要部断面
図で、屋根枠フレーム３にはその棟木に沿う部分に上部
枠４、軒に沿う部分に下部枠５が形成され、上部枠４お
よび下部枠５の間に円弧状に曲げた複数の桟６を固定し
て、合成樹脂シート（以下ビニルシートとする）を支持
する屋根枠フレーム３を形成している。上部枠４および
下部枠５は、弾性に富む金属材料または硬質塩化ビニル
等の弾力のある樹脂からなり、図２に示すように上面を
開放した断面Ｕ字形で、その平行な側壁の上部を内側に
カールして係止突起７を形成しており、側壁の内側に同
等材質の中空柱状のキー８を嵌入し、キー８は係止突起
７により係止されて一体にそれぞれの上部枠４および下
部枠５に固定される。さらに、回転側の屋根枠フレーム
３の上部枠４には、下方に突出した複数のヒンジ９が一
体に固定され、ヒンジ９に固定されたヒンジピン１０に
より支柱１の梁２に回転自在に固定されている。屋根枠
フレーム３の桟６の上に、短手方向（桟６に沿う方向）
の両端を封止した２層のビニルシート１１を被せ、長手
方向（棟木に沿う方向）の両端周縁を重ね合わせて上部
枠４および下部枠５のＵ字状の内側に挿入し、その上か
らそれぞれキー８を圧入して２層のビニルシート１１の
周縁を挟着して、２層のビニルシート１１の間に中空の
空気層１２を形成する。上部枠４に近い空気層１２に送
風機１３の吹き出しチューブ１４を接続し、支柱１に設
けた送風機１３を運転して２層のビニルシート１１の層
間に送風し膨らませて空気層１２を形成し、余剰な空気
は２層のビニルシート１１の挟着部分を通して漏洩し、
空気層１２をその状態に保つようにしている。
図で、屋根枠フレーム３にはその棟木に沿う部分に上部
枠４、軒に沿う部分に下部枠５が形成され、上部枠４お
よび下部枠５の間に円弧状に曲げた複数の桟６を固定し
て、合成樹脂シート（以下ビニルシートとする）を支持
する屋根枠フレーム３を形成している。上部枠４および
下部枠５は、弾性に富む金属材料または硬質塩化ビニル
等の弾力のある樹脂からなり、図２に示すように上面を
開放した断面Ｕ字形で、その平行な側壁の上部を内側に
カールして係止突起７を形成しており、側壁の内側に同
等材質の中空柱状のキー８を嵌入し、キー８は係止突起
７により係止されて一体にそれぞれの上部枠４および下
部枠５に固定される。さらに、回転側の屋根枠フレーム
３の上部枠４には、下方に突出した複数のヒンジ９が一
体に固定され、ヒンジ９に固定されたヒンジピン１０に
より支柱１の梁２に回転自在に固定されている。屋根枠
フレーム３の桟６の上に、短手方向（桟６に沿う方向）
の両端を封止した２層のビニルシート１１を被せ、長手
方向（棟木に沿う方向）の両端周縁を重ね合わせて上部
枠４および下部枠５のＵ字状の内側に挿入し、その上か
らそれぞれキー８を圧入して２層のビニルシート１１の
周縁を挟着して、２層のビニルシート１１の間に中空の
空気層１２を形成する。上部枠４に近い空気層１２に送
風機１３の吹き出しチューブ１４を接続し、支柱１に設
けた送風機１３を運転して２層のビニルシート１１の層
間に送風し膨らませて空気層１２を形成し、余剰な空気
は２層のビニルシート１１の挟着部分を通して漏洩し、
空気層１２をその状態に保つようにしている。
【０００８】熱の不良導体である空気層１２を設けるこ
とにより、ビニル温室内の暖気の拡散を防ぎ、同時に２
層のビニルシート１１を膨らませることにより、２層の
ビニルシート１１の剛性を増して、屋根部分の弛みや垂
れ下りを防止し、桟６等の数を減らして軽量化を図るこ
とができる。また、冬季に屋外が低温になっている時、
ビニル温室内の暖かい空気を２層のビニルシート１１の
層間に送風することにより、ビニル温室内と空気層１２
の温度差が少なくなり、ビニルシートの内側に結露し植
物に落下する等の問題を解消することができる。
とにより、ビニル温室内の暖気の拡散を防ぎ、同時に２
層のビニルシート１１を膨らませることにより、２層の
ビニルシート１１の剛性を増して、屋根部分の弛みや垂
れ下りを防止し、桟６等の数を減らして軽量化を図るこ
とができる。また、冬季に屋外が低温になっている時、
ビニル温室内の暖かい空気を２層のビニルシート１１の
層間に送風することにより、ビニル温室内と空気層１２
の温度差が少なくなり、ビニルシートの内側に結露し植
物に落下する等の問題を解消することができる。
【０００９】図３は回転側の屋根枠フレームの開閉機構
の詳細を示す要部断面図で、棟木に近い上部枠４に下方
に突出した複数のヒンジ９を一体に形成し、同ヒンジ９
に棟木に平行に所定長さのヒンジピン１０を立設して、
梁２の所定位置にヒンジピン１０を挿通するヒンジ孔
（図示せず）を形成し、同孔にヒンジピン１０を挿通し
固定することにより、屋根枠フレーム３はヒンジピン１
０を支点として上下方向に回転して天井を開閉すること
ができる。さらに、屋根枠フレーム３の軒に近い所定位
置に、円弧状でその一側にラック１５を形成した昇降片
１６の一端を回転自在に軸止し、梁２の所定位置に回転
軸を棟木に沿う方向に合わせた正逆転自在なモータ１８
（例えばステッピングモータ）を固定する。そしてモー
タ１８に昇降片１６のラック１５と噛合するピニオン歯
車１７を固定し、フレームの所定位置に昇降片１６の方
向を規制する一対のスライドガイド１９を設ける。そし
てモータ１８を駆動して昇降片１６をスライドガイド１
９に沿って上下に移動し、ヒンジピン１０を支点に屋根
枠フレーム３を回転して天井を開閉することができる。
の詳細を示す要部断面図で、棟木に近い上部枠４に下方
に突出した複数のヒンジ９を一体に形成し、同ヒンジ９
に棟木に平行に所定長さのヒンジピン１０を立設して、
梁２の所定位置にヒンジピン１０を挿通するヒンジ孔
（図示せず）を形成し、同孔にヒンジピン１０を挿通し
固定することにより、屋根枠フレーム３はヒンジピン１
０を支点として上下方向に回転して天井を開閉すること
ができる。さらに、屋根枠フレーム３の軒に近い所定位
置に、円弧状でその一側にラック１５を形成した昇降片
１６の一端を回転自在に軸止し、梁２の所定位置に回転
軸を棟木に沿う方向に合わせた正逆転自在なモータ１８
（例えばステッピングモータ）を固定する。そしてモー
タ１８に昇降片１６のラック１５と噛合するピニオン歯
車１７を固定し、フレームの所定位置に昇降片１６の方
向を規制する一対のスライドガイド１９を設ける。そし
てモータ１８を駆動して昇降片１６をスライドガイド１
９に沿って上下に移動し、ヒンジピン１０を支点に屋根
枠フレーム３を回転して天井を開閉することができる。
【００１０】本実施例では、アーチ型のビニル温室につ
いて説明しているが、三角屋根（切妻型）のビニル温室
についても同様に構成することができ、同等の効果を上
げることができる。また、本実施例では、合成樹脂シー
トとしてビニルシートを例に説明しているが、他の合成
樹脂シートにおいても同等の効果を上げることができ
る。
いて説明しているが、三角屋根（切妻型）のビニル温室
についても同様に構成することができ、同等の効果を上
げることができる。また、本実施例では、合成樹脂シー
トとしてビニルシートを例に説明しているが、他の合成
樹脂シートにおいても同等の効果を上げることができ
る。
【００１１】
【発明の効果】以上のように、本発明ではビニル温室の
屋根を覆う合成樹脂シートを２層構造にし、合成樹脂シ
ートの層間に送風機により常時送風して空気層を形成す
ることにより、合成樹脂シートの弛みや垂下がりを防止
して、合成樹脂シートの耐用寿命を長くするとともに、
断熱効果の良い空気層を形成して室内温度を高く維持す
ることができ、植物の成長に適した環境を生成維持する
ことがてきる。また、２層の合成樹脂シートに空気層を
介在させることにより剛性を強化して、合成樹脂シート
の垂下りや弛みを抑え、屋根枠フレームを構成する桟の
間隔を従来より拡げて桟の数を減らし軽量化して、余分
な鋼材の使用を削減しコストダウンを図ることができ
る。
屋根を覆う合成樹脂シートを２層構造にし、合成樹脂シ
ートの層間に送風機により常時送風して空気層を形成す
ることにより、合成樹脂シートの弛みや垂下がりを防止
して、合成樹脂シートの耐用寿命を長くするとともに、
断熱効果の良い空気層を形成して室内温度を高く維持す
ることができ、植物の成長に適した環境を生成維持する
ことがてきる。また、２層の合成樹脂シートに空気層を
介在させることにより剛性を強化して、合成樹脂シート
の垂下りや弛みを抑え、屋根枠フレームを構成する桟の
間隔を従来より拡げて桟の数を減らし軽量化して、余分
な鋼材の使用を削減しコストダウンを図ることができ
る。
【図１】本発明のビニル温室の側面断面図である。
【図２】支持フレーム５の要部断面図である。
【図３】天井の支持フレームの開閉機構の詳細を示す要
部断面図である。
部断面図である。
１ 支柱 ２ 梁 ３ 屋根枠フレーム ４ 上部枠 ５ 下部枠 ６ 桟 ７ 係止突起 ８ キー ９ ヒンジ １０ ヒンジピン １１ ２層のビニルシート １２ 空気層 １３ 送風機 １４ 吹き出しチューブ １５ ラック １６ 昇降片 １７ ピニオン歯車 １８ モータ １９ スライドガイド
Claims (4)
- 【請求項１】 透光性の合成樹脂シートを２枚重ねその
周縁を封止した二重シートを支柱に支持する屋根枠フレ
ームに張り渡して屋根を形成すると共に、当該二重シー
トの中空部に送風機の吹き出しチューブを接続して成る
ビニル温室。 - 【請求項２】 前記屋根枠フレームの棟木に沿う上部枠
と軒に沿う下部枠を、弾力に富む材質により上面が開放
した断面Ｕ字形にそれぞれ形成すると共に、各枠の平行
な側壁の内側上部に係止突起を一体的に形成し、前記二
重シートの周縁をこれら上部枠と下部枠の枠内に挿入
し、その上から柱状のキー部材を各枠内に圧入して前記
係止突起とキー部材で二重シートを挟着することにより
二重シートの周縁を封止して成る請求項１に記載のビニ
ル温室。 - 【請求項３】 前記屋根枠フレームを前記支柱に開閉自
在に支持し、その開閉支点側の前記上部枠付近の前記二
重シートの中空部に前記送風機の吹き出しチューブを接
続して成る請求項１に記載のビニル温室。 - 【請求項４】 前記屋根枠フレームに弧状の昇降ロッド
を一体的に連結し、この昇降ロッドに形成するラックに
正逆転自在なモータに取付けたピニオンを噛合させて前
記屋根枠フレームを開閉するようにしてなる請求項１に
記載のビニル温室。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6081017A JPH07255291A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | ２層構造のビニル温室 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6081017A JPH07255291A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | ２層構造のビニル温室 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07255291A true JPH07255291A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13734733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6081017A Pending JPH07255291A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | ２層構造のビニル温室 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07255291A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001065920A1 (en) * | 2000-02-22 | 2001-09-13 | The Republic Of Korea(The Rural Development Administration) | A panel for green-house and a ventilation system using the same |
| WO2004112465A1 (ja) * | 2003-06-23 | 2004-12-29 | Asahi Glass Green-Tech Co., Ltd. | 透明樹脂フィルム製屋根およびそれを配置した建造物 |
| JP2013005797A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-01-10 | Wan-Seok Ko | 断熱層の形成が容易なビニールハウス |
| KR101375305B1 (ko) * | 2013-10-28 | 2014-03-19 | (주)두진건설 | 비닐하우스의 상층 환기를 위해 지붕에서 일측으로 절첩되며 개폐되어지는 절첩환기창을 갖는 비닐하우스. |
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| KR101375310B1 (ko) * | 2013-09-13 | 2014-04-01 | (주)두진건설 | 비닐하우스의 상층 환기를 위해 지붕에서 일측으로 절첩되며 개폐되어지는 절첩환기창을 갖는 비닐하우스. |
| JP2014113085A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Shigetaka Kamahara | 作物栽培方法、作物栽培用ハウスおよび作物栽培ハウスの換気法 |
Citations (2)
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|---|---|---|---|---|
| JPS6210390U (ja) * | 1985-07-04 | 1987-01-22 | ||
| JPS6332620U (ja) * | 1986-08-21 | 1988-03-02 |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP6081017A patent/JPH07255291A/ja active Pending
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