JPH0791110A - 積層隔膜構造の伸縮性遮蔽体およびその構築物 - Google Patents

積層隔膜構造の伸縮性遮蔽体およびその構築物

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JPH0791110A
JPH0791110A JP5228220A JP22822093A JPH0791110A JP H0791110 A JPH0791110 A JP H0791110A JP 5228220 A JP5228220 A JP 5228220A JP 22822093 A JP22822093 A JP 22822093A JP H0791110 A JPH0791110 A JP H0791110A
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Chikayuki Nagao
周幸 長尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は屋内外に設置され、空間量の大小を
問わず、これを開放可能に囲繞・蔽塞する積層隔膜構造
の伸縮性遮蔽体並びにその構築物を提供することを目的
としたものである。 【構成】 一定面積を有し、柔軟で気密性のある表裏二
枚のシートを対置させ、この表裏シートの四周縁を所定
幅の同質シートで気密に接合するとともに、その内部を
上下に通ずる空気通路を残して多数の隔膜で仕切ること
によって、互いに連通する多層の中空室を構成し、少な
くとも一つの空気通路の最下部に送風管を開口した伸縮
性遮蔽体と、この伸縮性遮蔽体を目的とする形状と必要
な強度を有する支持枠体により、昇降自在としたことを
特徴とする構築物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、柔軟で気密性のある
二枚の表裏シートと、その内部を多層の中空室に分劃す
る隔膜とからなり、上記各中空室に空気を圧入または排
出することによって自由に膨縮して一定量の空間を開放
可能に囲繞・蔽塞するようにした積層隔膜構造の伸縮性
遮蔽体並びにその構築物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、寒冷地や夜間における温室内の
保温効果を向上させる手段として従来は、温風による暖
房の他、該室内に放射伝熱を遮断できる光反射フィルム
などからなるカーテンを吊設するのが一般的であった。
【0003】又、屋外に設けられて一定量の空間を囲繞
して蔽塞する構築物としては、小は物置小屋から、ドー
ム球場のような大がかりな建造物があり、中には天井等
の一部を開閉可能として随時開放空間が得られるように
したものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、従来の各種構
築工法の内、前者即ち、温室内などに設置されるカーテ
ン状の断熱膜は、これを開放して太陽光を室内に採り込
む際には、通常室内の側方又は上方に引き寄せられるカ
ーテンが採光面積を大巾に狭めるという課題があり、ま
た後者のような屋外の大型建造物では工事が大がかりと
なり、更に天井などを開閉可能として開放空間が得られ
るようにしたものは、高度な建築技術と莫大な建設費用
を要するという問題があった。
【0005】本発明は屋内外に設置され、空間量の大小
を問わず、これを開放可能に囲繞・蔽塞する積層隔膜構
造の伸縮性遮蔽体並びにその構築物を提供することを目
的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明者は鋭意、実験・改良を重ねた結果、一定の
面積を有し、柔軟で気密性のある例えばプラスチックシ
ート二枚を所定の間隔で対置させて周囲を密閉し、その
内部に上下に連通する空気通路を有する多数の隔膜を設
けて多層の中空室を構成した素材(積層隔膜構造の伸縮
性遮蔽体=以下単に「遮蔽体」という)が、その縮退状
態(折り畳み状態)において、下方から空気を圧入する
と上層の中空室から順次膨張・起立して一枚の遮壁を形
成し、又、圧気の供給を停止すると自重によって内気が
排出されて逆に下層の中空室側から縮退して当初の折り
畳まれた状態に復帰するという性質を持つ事実を究明
し、この点に着目して上記遮蔽体の単数または複数を組
み合わせることによって、所望量の空間を開閉自在に囲
繞・蔽塞させるという手段を用いたものである。
【0007】また上記構成の遮蔽体を、目的とする形状
と必要な強度を有する骨枠或いはガイド枠などからなる
支持枠体を介して支持することによって、一定量の空間
を開閉自在に囲繞・蔽塞する構築物を得るという手段も
用いた。
【0008】
【作用】本発明に係る上記の遮蔽体によれば、空間蔽塞
時には個々の遮蔽体の最下層の中空室に開口する送風管
から空気を送り込んで、該遮蔽体を膨張・伸展させれば
よく、また該蔽塞空間を開放する時には、上記の送風を
停止するだけで遮蔽体は自重で最下層側から順次縮退し
て当初の折り畳み状態に復帰し、所定空間の開閉目的が
達せられるという格別の作用を有する。
【0009】又、遮蔽体による所定の空間囲繞が完了し
た後は、この伸展状態を維持するのに必要な送風を継続
しなければならないが、その送風量は遮蔽体の膨圧を保
つだけの量でよく、ここで発生した余剰の送風を調節可
能な排気弁を介して蔽塞空間内に放出するようにすれ
ば、蔽塞空間内は常に新鮮な空気が得られる他、この送
風を温風または冷風にすることによって蔽塞空間内の効
率的な空調が得られるという作用も有する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の構成を幾つかの実施例を示す
図面に基づいて更に詳述する。
【0011】(遮蔽体の実施例)先づ、本発明に係る遮
蔽体(A)の基本的構成は図1に見られる通り、その1
・1’は例えばプラスチックシートのような、柔軟で無
通気性の表裏2枚のシート、2は所望の間隔で対置した
上記表裏シート1・1’の四周縁を気密に閉止する同質
の周縁シート、又3は表裏シート1・1’の内部に設け
られた多数の隔膜であって、原則的には表裏シートの上
下縁に平行に設けられ、上下に連通する空気通路4を残
して多層の中空室(B)・(B)に仕切ったものであ
る。
【0012】又、上記表裏シート1・1’と隔膜3との
関係は、遮蔽体(A)に要求される強度や、材質等によ
って異なるが、表裏シートの間隔は概ね50〜500m
m、又上下の隔膜間隔は150〜1200mmの範囲とす
るのが一般的である。
【0013】(構築物の実施例1)次に、図2は室内、
例えば温室等の内部に設置される場合のアーチ形構築物
の基本的構造例を示すものであって、図1の〔イ〕に示
したような正面形が矩形の遮蔽体2枚を対向させて使用
するのであるが、対設される上記の遮蔽体(A)・
(A)は、その最大展張量を半アーチ形の長さ(L)と
することにより、展張完了時に双方の遮蔽体の頂縁部
(a)・(a)が互いに合致して目的とするアーチ形空
間の囲繞が達せられるのである。尚、同図中5は送風機
(F)に通ずる送風管で、双方の管端5’を各遮蔽体
(A)の最下層の中空室(B)に臨んで開口させたもの
であり、更に6は上記送風管5から分岐する圧力調整用
の排気弁を示したものである。
【0014】また7は所望のアーチ形構築物の内形に見
合ってアーチ形に成形され、適当な間隔で立設されて展
張および縮退時における上記双方の遮蔽体(A)を支持
する骨枠であるが、室内のように強度の問題がない場合
でも、上記骨枠7の外方には一定の間隙〔展張時の遮蔽
体(A)の厚さ(w)に相当する間隔〕をおいてガイド
枠8を沿設しておくのが好ましい。但し、ここでいう屋
内用の構築物に対する上記の骨枠7およびガイド枠8
は、下述する目的を満足させればよいのであるから、そ
の構造としては平板もしくはパイプを屈成したもので充
分である。
【0015】即ち、上記骨枠7及びガイド枠8は、この
種の構築物における各遮蔽体(A)の表裏面に接して立
設され、遮蔽体の展張または縮退時に該遮蔽体が障害物
などに引掛かって昇降が妨げられたり、変形を生じるこ
とがないように案内する役割と、遮蔽体による空間の囲
繞状態における構築体の形状の維持及び開放状態を得る
ために送気を停止したときの遮蔽体のヘタリ込みを防止
する目的で最小限必要な支持枠体としての役割を果たす
ものであればよい。尚、図2中7c、8cは上記骨枠7
及びガイド枠8をそれぞれ連結する横桿を示す。
【0016】(構築物の実施例2)図3は、屋外に設置
されるアーチ形構築物の実施例であって、その支持枠体
は、上記室内の場合の骨枠7及びガイド枠8だけでな
く、頂部に更に棟ジョイナー9を設ける他、遮蔽体
(A)の材質等に応じて該遮蔽体の一面に座板10aを
介してランナー10を装着し(図4参照)、該ランナー
10が上記ガイド枠8に付設されるレール8aと係合し
て転動自在であるようにすることで、遮蔽体(A)の昇
降動作を援助するようにしたものである。
【0017】尚、上記骨枠7、ガイド枠8又は棟ジョイ
ナー9等からなる支持枠体は、何づれも鋼材もしくは硬
質プラスチック材によって所望の形状に構成されるもの
であるが、特に上記棟ジョイナー9は、図5に例示した
ように両側に遮蔽体(A)の頂縁部(a)が嵌入可能な
一連の凹溝9aを有する断面工字状の型材であって、両
側の凹溝9aを挟む上・下の縁部は、上記骨枠7及びガ
イド枠8の各上端とそれぞれ接続し得るように構成し、
展張時の各遮蔽体の頂縁部(a)を棟ジョイナー9両側
の凹溝9aに嵌入・支持させて、この部分から蔽塞空間
に侵入する雨水を防止するとともに、棟ジョイナー9の
下側中央部分に排水樋9bを一体に陥設して併せて集水
・排出の機能を持たせたものである。
【0018】上記構成のアーチ形構築物は、室内・屋外
を問わず、その遮蔽体(A)が縮退した状態で送風機
(F)に通ずる送風管5の管端5’から空気を送入する
と、その送風は遮蔽体の各段の隔膜に設けられた空気通
路4を経て最上層の中空室、即ち頂縁部(a)に流入
し、該頂縁部を膨張させた後、順次下層の中空室(B)
へと空気の流入が移行するものであるから、上記骨枠7
及びガイド枠8に支持・案内される遮蔽体は、恰も蛇が
鎌首を持ち上げるような動作で正しく展張・起立するの
である。ところでこの場合の送風圧は、これ亦遮蔽体の
形状や材質、内容積等によって差異はあるが、凡そ水銀
柱30〜250mmの範囲で充分であると考えられるの
で、上記送風機(F)は風量型送風機を用いることが望
ましい。
【0019】又、この遮蔽体に展張状態を持続させる為
には継続的に空気の送給が必要であるが、過剰な空気の
送給による各中空室の昇圧破壊を防止するため、排気弁
(安全弁)6を設置して内圧を調整可能にしておくこと
が肝要である一方、継続して供給される余剰空気を蔽塞
空間内に排出するようにすれば、蔽塞空間内は常に新鮮
な空気で置換されるし、又この場合供給する空気を冷風
または温風とし、これらの余剰分を排気弁6を介して蔽
塞空間内に排出するようにすれば、該構築物内の換気と
同時に冷暖房効果が得られるのである。
【0020】他方、上記遮蔽体による空間蔽塞を解除す
るには、送風機(F)からの空気の送給を停止すれば、
遮蔽体(A)はその自重が下層側の中空室にかかって内
部空気が送風管5を経て送風機(F)側に放出され、遮
蔽体は上述した展張の際とは逆順で最下層側から順次上
層の中空室に向かって縮退するが、下層側の各中空室は
常に表裏シート1・1’方向に内圧が作用しつつ縮退す
るため、正しく折り畳まれて当初の状態に復帰し、再び
開放空間が得られるのである。
【0021】上述した本発明の構築物において、その下
部を図3に鎖線で示したGLライン以下に埋設すること
によって、縮退時の折り畳まれた遮蔽体を地面下に格納
可能であるから、開放空間の利用性を一層向上させ得る
ものである。
【0022】以上詳述した各実施例において、構築物を
屋内に設置する場合は、遮蔽体自体に物理的な強度が要
求されるものではないから、表裏シート1・1’・周縁
シート2も隔膜3もともに極薄の塩化ビニルシート等で
構成すればよいし、棟ジョイナー9なども必要ではない
ことは前述した通りであるが、これを屋外に設置する場
合には、上記遮蔽体並びに支持枠体の構成素材に強風、
突風、集中豪雨などの気象条件及びその他の過酷な外的
条件に対応できる強度を維持させる必要があることは当
然である。
【0023】又、屋内外を問わず比較的大型の構築物に
対しては、上記遮蔽体(A)の一面に座板10aを介し
てランナー10を装着し、該ランナーがガイド枠8に付
設されたレール8a内を転動自在として遮蔽体の昇降抵
抗を緩和することの必要性は既に述べた(図4・図6参
照)が、構築物が更に大型で遮蔽体の重量も大きい場合
には、個々の遮蔽体(A)の上縁部をロープなどで吊り
上げ可能に構成し、上記遮蔽体の展張を支援すると同時
に、展張後の保形機能を維持させるという手段を講じる
ことも本発明の要旨を何ら変更するものではない。
【0024】更に又、主として屋外に設置される構築物
の遮蔽体(A)に接合部がある場合は、例えば図5に示
した棟ジョイナー9のような断面形状を有し、遮蔽体の
接合部端面の形状に合わせて曲成された縦ジョイナー1
1を設け、その両側の凹溝内に展張した遮蔽体の端縁を
嵌入可能にすることで、遮蔽体の接合部からの雨水など
の侵入を防止して集・排水が行えるようにするものであ
る。
【0025】尚、上記実施例の図2には、支持枠体とし
て骨枠7を遮蔽体(A)の内面に、又ガイド枠8を外面
に沿わして設置した例を示したが、本発明では、これら
両部材の構造や位置関係を限定するものではない。従っ
て図1(ロ)又は図6に例示したように、遮蔽体(A)
の内側、即ち裏シート1’面にランナー10を設けてレ
ール8a付きのガイド枠8を使用した場合には、骨枠7
を省略することも可能である。この他、上記アーチ形構
築物の前後の妻面を閉止する必要がある場合には、図3
の右半部に例示したように、両側の遮蔽体(A)・
(A)をそれぞれ直角方向に延長して半アーチ形の妻遮
蔽体(C)を連設するか、又は別途に妻面に合致する形
状のカーテン状の後付け遮蔽膜(図示せず)で閉塞する
ようにしてもよい。
【0026】(構築物の実施例3)次に図7は本発明の
他の実施例で、例えば半径150mの半球形状の超大型
ドームに本発明の遮蔽体を適用したものであって、1
1’は半球状のドームの全周面を縦方向に30〜40に
等分割した位置に放射状に立設された縦ジョイナー、
8’は各縦ジョイナー間を互いに連結する複数の横杆
8’cに支持、固定された多数の平行葉脈状のレール付
ガイド枠である。
【0027】而してこの場合の分割された個々の遮蔽体
(A’)は、図1(ロ)に見られるように底辺が25〜
30m、又上辺が1〜2mの縦長二等辺台形であるか
ら、各遮蔽体(A’)の一面に必要な間隔で多数横設さ
れた座板10’aを介して複数のランナー10’を挿着
し、該ランナーを上記平行葉脈状のガイド枠8’の相応
するレール8’a(図6の符号8・8a・10および1
0aを参照)に案内させて遮蔽体の展張又は縮退に伴う
昇降をスムーズに遂行させるのである。
【0028】而して、上記平行葉脈状のレール付ガイド
枠8’の上端部分が図8に符号8’bとして示した点線
示部分のように屈曲している場合には、この部分を通過
するランナー10’を図9に例示したような、基板12
aのガイド12b上を横方向(同図の矢印方向)に一定
距離スライド可能な摺動ランナー12とすることによっ
て、上記レールの屈曲部分における各遮蔽体の昇降作動
をスムーズにすると同時に、ランナーの脱輪などを防止
することができるのである。尚、上記構築物の実施例3
における遮蔽体(A’)の展張または縮退要領は、前記
構築物の実施例2で述べた遮蔽体(A)の場合と同様で
あるから、その記述を省略する。
【0029】上記実施例に示した本発明の技術思想は、
必ずしもドーム形に限らず、多角錐形(例えば四角錐
形)のものにもそのまま適用できるものであるし、また
図7に符号13として示した部分は、必要に応じてドー
ムの頂点に装置される屋根付の換気設備であって、随時
蔽塞空間内の自然排気乃至は強制排気を可能とするもの
である。
【0030】
【発明の効果】以上、詳述したように定量の空間を開放
可能に囲繞蔽塞することを目的とした本発明の伸縮性遮
蔽体は、屋内外または規模の大小を問わず、全てに適用
できるものであり、しかも僅かな空気量(圧)で展張な
らびにその維持が可能であるから、従来の建造物・構築
物と比較して建設費が大巾に逓減できるという格別の特
徴を有する。
【0031】又、遮蔽体の展張に使用する圧気を温風ま
たは冷風とし、その余剰分を排気弁から蔽塞空間内に放
出させることによって、任意な空調効果が効率的に得ら
れ、経済的であるという利点もある。
【0032】この他、上記いづれの構築物においても開
放時、即ち退縮時の折り畳まれた遮蔽体は、開放された
空間の利用に支障がない程度に地面下に格納することも
可能であり、更に各々の遮蔽体は時間差開閉が自由に行
えて、外気や日光の効果的な摂取が行えるなどの特長的
効果も期待できるのである。
【0033】従って、本発明の積層隔膜構造の伸縮性遮
蔽体からなる構築物は、本建築とは異なって建築費が著
しく低廉であり、大は大型エアードームとして各種競技
場または総合レジャー施設から、小は仮設倉庫や貯蔵
庫、温室などとして省費用的に建造できる等、多岐に亘
って優れた利益を齎し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】〔イ〕はアーチ形用、〔ロ〕はドーム形用の遮
蔽体の一部を、それぞれ切欠して示す斜視図
【図2】室内に設置されるアーチ型構築物の一部を切欠
して示す斜視図
【図3】屋外に設置されるアーチ型構築物の一部を切欠
して示す正面図
【図4】遮蔽体に対するランナーの取り付け状態を示す
部分斜視図
【図5】棟ジョイナーの一例を示す断面図
【図6】ランナーを使用した場合の遮蔽体とガイド枠と
の支持構造を示す部分断面図
【図7】ドーム型構築物の遮蔽体の一部を除去して示す
全体正面図
【図8】ドーム型構築物における平行葉脈状ガイド枠の
部分正面図
【図9】摺動ランナーの一例を示す斜視図
【符号の説明】
1・1’ 表・裏シート 2 周縁シート 3 隔膜 4 空気通路 5 送風管 6 排気弁 7 骨枠 8・8’ ガイド枠 9 棟ジョイナー 10・10’ ランナー 11・11’ 縦ジョイナー 12 摺動ランナー 13 換気設備
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】(構築物の実施例1)次に、図2は室内、
例えば温室等の内部に設置される場合のアーチ形構築物
の基本的構造例を示すものであって、図1に示したよう
正面形が矩形の遮蔽体2枚を対向させて使用するので
あるが、対設される上記の遮蔽体(A)・(A)は、そ
の最大展張量を半アーチ形の長さ(L)とすることによ
り、展張完了時に双方の遮蔽体の頂縁部(a)・(a)
が互いに合致して目的とするアーチ形空間の囲繞が達せ
られるのである。尚、同図中5は送風機(F)に通ずる
送風管で、双方の管端5’を各遮蔽体(A)の最下層の
中空室(B)に臨んで開口させたものであり、更に6は
上記送風管5から分岐する圧力調整用の排気弁を示した
ものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】尚、上記実施例の図2には、支持枠体とし
て骨枠7を遮蔽体(A)の内面に、又ガイド枠8を外面
に沿わして設置した例を示したが、本発明では、これら
両部材の構造や位置関係を限定するものではない。従っ
図10又は図6に例示したように、遮蔽体(A)の内
側、即ち裏シート1’面にランナー10を設けてレール
8a付きのガイド枠8を使用した場合には、骨枠7を省
略することも可能である。この他、上記アーチ形構築物
の前後の妻面を閉止する必要がある場合には、図3の右
半部に例示したように、両側の遮蔽体(A)・(A)を
それぞれ直角方向に延長して半アーチ形の妻遮蔽体
(C)を連設するか、又は別途に妻面に合致する形状の
カーテン状の後付け遮蔽膜(図示せず)で閉塞するよう
にしてもよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】而してこの場合の分割された個々の遮蔽体
(A’)は、図10に見られるように底辺が25〜30
m、又上辺が1〜2mの縦長二等辺台形であるから、各
遮蔽体(A’)の一面に必要な間隔で多数横設された座
板10’aを介して複数のランナー10’を挿着し、該
ランナーを上記平行葉脈状のガイド枠8’の相応するレ
ール8’a(図6の符号8・8a・10および10aを
参照)に案内させて遮蔽体の展張又は縮退に伴う昇降を
スムーズに遂行させるのである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】アーチ形用の遮蔽体の一部を切欠して示す斜視
【図2】室内に設置されるアーチ型構築物の一部を切欠
して示す斜視図
【図3】屋外に設置されるアーチ型構築物の一部を切欠
して示す正面図
【図4】遮蔽体に対するランナーの取り付け状態を示す
部分斜視図
【図5】棟ジョイナーの一例を示す断面図
【図6】ランナーを使用した場合の遮蔽体とガイド枠と
の支持構造を示す部分断面図
【図7】ドーム型構築物の遮蔽体の一部を除去して示す
全体正面図
【図8】ドーム型構築物における平行葉脈状ガイド枠の
部分正面図
【図9】摺動ランナーの一例を示す斜視図
【図10】ドーム形用の遮蔽体の一部を切欠して示す斜
視図
【符号の説明】 1・1’ 表・裏シート 2 周縁シート 3 隔膜 4 空気通路 5 送風管 6 排気弁 7 骨枠 8・8’ ガイド枠 9 棟ジョイナー 10・10’ ランナー 11・11’ 縦ジョイナー 12 摺動ランナー 13 換気設備
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図5】
【図9】
【図3】
【図6】
【図7】
【図8】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】追加
【補正内容】
【図10】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定面積を有し、柔軟で気密性のある表裏
    二枚のシートを対置させ、この表裏シートの四周縁を所
    定幅の同質シートで気密に接合するとともに、その内部
    を上下に連通する空気通路を残して多数の隔膜で仕切る
    ことによって互いに連通する多層の中空室を構成し、少
    なくとも一つの空気通路の最下部に送風管が開口可能で
    あるようにしたことを特徴とする積層隔膜構造の伸縮性
    遮蔽体。
  2. 【請求項2】目的とする形状と必要な強度を有する骨枠
    とガイド枠などからなる支持枠体を立設し、請求項1記
    載の積層隔膜構造の伸縮性遮蔽体が直接もしくはランナ
    ーを介して上記支持枠体に沿って昇降自在であるように
    した構築物。
  3. 【請求項3】送風管に排気弁を装備した請求項2記載の
    構築物。
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