JPH07255080A - 無線基地局装置 - Google Patents
無線基地局装置Info
- Publication number
- JPH07255080A JPH07255080A JP6045873A JP4587394A JPH07255080A JP H07255080 A JPH07255080 A JP H07255080A JP 6045873 A JP6045873 A JP 6045873A JP 4587394 A JP4587394 A JP 4587394A JP H07255080 A JPH07255080 A JP H07255080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- program
- main memory
- software
- base station
- radio base
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、移動通信システムの無線基地局装
置に関し、サービス品質を維持しつつ運用の続行に必要
なプログラム制御を高い確度で自律的に完結できること
を目的とする。 【構成】 プログラムの版に比べて版が同じあるいは先
行するプログラムが予め格納された補助記憶手段14
と、駆動電力の投入とプログラムの実行過程で生起した
り外部から与えられた初期設定の要求とに応じて、記憶
手段13にバックアップされたプログラムを主記憶にロ
ードしてインタフェース手段12の起動を行う復旧処理
手段15と、予め決められた判断基準に基づいてインタ
フェース手段12の動作状況の正否を判定し、その判定
の結果に基づいて補助記憶手段14に格納されたプログ
ラムを主記憶にロードし、そのプログラムに基づくイン
タフェース手段12の起動を行う再ロード手段16とを
備えて構成される。
置に関し、サービス品質を維持しつつ運用の続行に必要
なプログラム制御を高い確度で自律的に完結できること
を目的とする。 【構成】 プログラムの版に比べて版が同じあるいは先
行するプログラムが予め格納された補助記憶手段14
と、駆動電力の投入とプログラムの実行過程で生起した
り外部から与えられた初期設定の要求とに応じて、記憶
手段13にバックアップされたプログラムを主記憶にロ
ードしてインタフェース手段12の起動を行う復旧処理
手段15と、予め決められた判断基準に基づいてインタ
フェース手段12の動作状況の正否を判定し、その判定
の結果に基づいて補助記憶手段14に格納されたプログ
ラムを主記憶にロードし、そのプログラムに基づくイン
タフェース手段12の起動を行う再ロード手段16とを
備えて構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動通信システムにお
いて、サービスを提供すべき移動局が位置し得る地域に
無線ゾーンを形成する無線基地局装置に関する。
いて、サービスを提供すべき移動局が位置し得る地域に
無線ゾーンを形成する無線基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小ゾーン方式の移動通信システムでは、
サービスエリアがセル状に配置された複数の無線ゾーン
から構成され、これらの無線ゾーンは何れも地理的に分
散して設置された無線基地局によって形成される。
サービスエリアがセル状に配置された複数の無線ゾーン
から構成され、これらの無線ゾーンは何れも地理的に分
散して設置された無線基地局によって形成される。
【0003】このような無線基地局では、上述した無線
ゾーンに位置する移動局と対向して種々の制御信号を送
受することにより、呼が生起した移動局に個別に無線チ
ャネルを割り付けて通信サービスを提供する。さらに、
このような無線基地局では、個別に搭載された処理装置
がトラフィックの分布その他に適応したプログラムを実
行することにより所望の機能が実現され、そのプログラ
ムは運用環境の多様性や変更に柔軟に対応可能とするた
めに読み書き可能なメインメモリにロードされて実行さ
れる。
ゾーンに位置する移動局と対向して種々の制御信号を送
受することにより、呼が生起した移動局に個別に無線チ
ャネルを割り付けて通信サービスを提供する。さらに、
このような無線基地局では、個別に搭載された処理装置
がトラフィックの分布その他に適応したプログラムを実
行することにより所望の機能が実現され、そのプログラ
ムは運用環境の多様性や変更に柔軟に対応可能とするた
めに読み書き可能なメインメモリにロードされて実行さ
れる。
【0004】図7は、従来の無線基地局装置の構成例を
示す図である。図において、制御部(CPU)71は、バ
ス72を介してメインメモリ73、リードオンリメモリ
(ROM)74、バックアップメモリ75N 、75E およ
び通信インタフェース部(COMIF)76に接続され
る。通信インタフェース部76のライン入出力は、通信
網77を介して遠隔ファイル装置78に接続される。な
お、本願は無線基地局の動作を統括して制御したり監視
する制御部71にソフトウエアをロードする機構のみに
かかわるものであるから、送信機、受信機、空中線系お
よび制御局との間に形成される通信リンクについては、
図示および説明を省略する。
示す図である。図において、制御部(CPU)71は、バ
ス72を介してメインメモリ73、リードオンリメモリ
(ROM)74、バックアップメモリ75N 、75E およ
び通信インタフェース部(COMIF)76に接続され
る。通信インタフェース部76のライン入出力は、通信
網77を介して遠隔ファイル装置78に接続される。な
お、本願は無線基地局の動作を統括して制御したり監視
する制御部71にソフトウエアをロードする機構のみに
かかわるものであるから、送信機、受信機、空中線系お
よび制御局との間に形成される通信リンクについては、
図示および説明を省略する。
【0005】このような構成の無線基地局装置では、リ
ードオンリメモリ74には、電源投入時や手動による再
始動時に通信インタフェース部76その他のハードウエ
アを初期設定し、かつソフトウエア(アプリケーション
プログラム)をロードして始動するために必要な処理の
手順がプログラムおよび制御情報として予め格納され
る。制御部71は、このようなプログラムを順次実行す
ることにより上述したハードウエアを統括的に制御して
下記の一連の動作を行う。
ードオンリメモリ74には、電源投入時や手動による再
始動時に通信インタフェース部76その他のハードウエ
アを初期設定し、かつソフトウエア(アプリケーション
プログラム)をロードして始動するために必要な処理の
手順がプログラムおよび制御情報として予め格納され
る。制御部71は、このようなプログラムを順次実行す
ることにより上述したハードウエアを統括的に制御して
下記の一連の動作を行う。
【0006】運用の開始(サービスイン)時には、予め
生成されたソフトウエアは、フロッピーディスクその他
の記憶媒体に書き込まれてその無線基地局装置の設置場
所(サイト)に運ばれ、所定のドライブ装置(図示され
ない。)を介してバックアップメモリ75N(75E)にロ
ードされる。また、遠隔ファイル装置78はその無線基
地局に要求される機能等に対応して予め生成されたソフ
トウエアを格納し、そのソフトウエアは操作者が与える
指示その他に応じて通信網77を介してバックアップメ
モリ75N(75E)にロード(以下、「ダウンローディン
グ」という。)される。
生成されたソフトウエアは、フロッピーディスクその他
の記憶媒体に書き込まれてその無線基地局装置の設置場
所(サイト)に運ばれ、所定のドライブ装置(図示され
ない。)を介してバックアップメモリ75N(75E)にロ
ードされる。また、遠隔ファイル装置78はその無線基
地局に要求される機能等に対応して予め生成されたソフ
トウエアを格納し、そのソフトウエアは操作者が与える
指示その他に応じて通信網77を介してバックアップメ
モリ75N(75E)にロード(以下、「ダウンローディン
グ」という。)される。
【0007】制御部71は、このようにしてバックアッ
プメモリ75N(75E)にロードされたソフトウエアをメ
インメモリ73に複写した後に実行を開始することによ
り、そのソフトウエアに基づいて上述した送信機その他
の各部を制御して無線基地局としての機能を実現する。
プメモリ75N(75E)にロードされたソフトウエアをメ
インメモリ73に複写した後に実行を開始することによ
り、そのソフトウエアに基づいて上述した送信機その他
の各部を制御して無線基地局としての機能を実現する。
【0008】また、制御部71は、このような機能を実
現しつつ所定の判断基準に基づいて無線基地局としての
動作が正常であるか否かを監視し、一定の時間に渡って
正常であることを確認すると、その動作に並行してメイ
ンメモリ73に格納されたソフトウエアをバックアップ
メモリ75E(75N)にロードする。
現しつつ所定の判断基準に基づいて無線基地局としての
動作が正常であるか否かを監視し、一定の時間に渡って
正常であることを確認すると、その動作に並行してメイ
ンメモリ73に格納されたソフトウエアをバックアップ
メモリ75E(75N)にロードする。
【0009】制御部71は、上述した監視により何らか
の異常性を認識したり、このような状態においてメイン
メモリ73に格納されているソフトウエアの内容に何ら
かの異常性を認識した場合には、バックアップメモリ7
5E あるいはバックアップメモリ75N の何れかに格納
されているソフトウエアをメインメモリ73に再びロー
ドして動作を続行する。
の異常性を認識したり、このような状態においてメイン
メモリ73に格納されているソフトウエアの内容に何ら
かの異常性を認識した場合には、バックアップメモリ7
5E あるいはバックアップメモリ75N の何れかに格納
されているソフトウエアをメインメモリ73に再びロー
ドして動作を続行する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の無線基地局装置のサービスインについては、上述
したように人手を介してバックアップメモリ75N(75
E)にソフトウエアをロードしなければならないために、
多くの工数を要した。
従来の無線基地局装置のサービスインについては、上述
したように人手を介してバックアップメモリ75N(75
E)にソフトウエアをロードしなければならないために、
多くの工数を要した。
【0011】また、上述したダウンローディングは、制
御部71が実行するソフトウエア(システムプログラム
および制御情報を含む。)を介して行われ、その制御部
71の正常動作(ソフトウエアを含む。)が保証されな
い場合には正常には行われなかった。したがって、無線
基地局装置では、先行してメインメモリ73にロードさ
れたソフトウエアの不具合に起因して正常な運用が不可
能となった場合には、このような状態から脱却をはかる
ための再始動にもサービスインと同様に人手によるソフ
トウエアのローディングが必要であった。
御部71が実行するソフトウエア(システムプログラム
および制御情報を含む。)を介して行われ、その制御部
71の正常動作(ソフトウエアを含む。)が保証されな
い場合には正常には行われなかった。したがって、無線
基地局装置では、先行してメインメモリ73にロードさ
れたソフトウエアの不具合に起因して正常な運用が不可
能となった場合には、このような状態から脱却をはかる
ための再始動にもサービスインと同様に人手によるソフ
トウエアのローディングが必要であった。
【0012】一方、ディジタル方式の移動通信システム
については、特に、都市部では、無線ゾーンの半径が1
〜2km程度に設定されてこれらの無線ゾーンを形成する
複数の無線基地局の数が数百にもなり、かつこれらの無
線基地局がビルの屋上その他の狭い空間に多く設置され
る。また、近年、移動通信システムについては、複数の
通信事業体によって分割して運用される場合があり、個
々の無線基地局の機能、設置、運用および保守に関する
多様性に柔軟に適応することが要望されつつある。
については、特に、都市部では、無線ゾーンの半径が1
〜2km程度に設定されてこれらの無線ゾーンを形成する
複数の無線基地局の数が数百にもなり、かつこれらの無
線基地局がビルの屋上その他の狭い空間に多く設置され
る。また、近年、移動通信システムについては、複数の
通信事業体によって分割して運用される場合があり、個
々の無線基地局の機能、設置、運用および保守に関する
多様性に柔軟に適応することが要望されつつある。
【0013】したがって、上述した各問題点は、移動通
信システムの効率的な運用を阻む大きな要因であった。
本発明は、サービス品質を維持しつつ運用の続行に必要
なプログラム制御を高い確度で自律的に完結できる無線
基地局装置を提供することを目的とする。
信システムの効率的な運用を阻む大きな要因であった。
本発明は、サービス品質を維持しつつ運用の続行に必要
なプログラム制御を高い確度で自律的に完結できる無線
基地局装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。本発明は、主記憶11を有し、その主
記憶にロードされたプログラムを実行するストアードプ
ログラム制御方式に基づいて無線ゾーンを形成し、かつ
交換網との間のインタフェースをとってその無線ゾーン
に位置する移動局に通信サービスを提供するインタフェ
ース手段12と、プログラムをバックアップする記憶手
段13とを備えた無線基地局装置において、プログラム
の版に比べて版が同じあるいは先行するプログラムが予
め格納された補助記憶手段14と、駆動電力の投入とプ
ログラムの実行過程で生起したり外部から与えられた初
期設定の要求とに応じて、主記憶に記憶手段13にバッ
クアップされたプログラムをロードし、そのプログラム
に基づくインタフェース手段12の起動を行う復旧処理
手段15と、予め決められた判断基準に基づいてインタ
フェース手段12の動作状況の正否を判定し、その判定
の結果に基づいて補助記憶手段14に格納されたプログ
ラムを主記憶にロードし、そのプログラムに基づくイン
タフェース手段12の起動を行う再ロード手段16とを
備えたことを特徴とする。
ロック図である。本発明は、主記憶11を有し、その主
記憶にロードされたプログラムを実行するストアードプ
ログラム制御方式に基づいて無線ゾーンを形成し、かつ
交換網との間のインタフェースをとってその無線ゾーン
に位置する移動局に通信サービスを提供するインタフェ
ース手段12と、プログラムをバックアップする記憶手
段13とを備えた無線基地局装置において、プログラム
の版に比べて版が同じあるいは先行するプログラムが予
め格納された補助記憶手段14と、駆動電力の投入とプ
ログラムの実行過程で生起したり外部から与えられた初
期設定の要求とに応じて、主記憶に記憶手段13にバッ
クアップされたプログラムをロードし、そのプログラム
に基づくインタフェース手段12の起動を行う復旧処理
手段15と、予め決められた判断基準に基づいてインタ
フェース手段12の動作状況の正否を判定し、その判定
の結果に基づいて補助記憶手段14に格納されたプログ
ラムを主記憶にロードし、そのプログラムに基づくイン
タフェース手段12の起動を行う再ロード手段16とを
備えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明にかかわる無線基地局装置では、駆動電
力が投入されたりその駆動電力が復電し、または、イン
タフェース手段12が主記憶11にロードされたプログ
ラムの実行により初期設定が必要と判断したりその初期
設定が外部から与えられた場合には、復旧処理手段15
がその時点で記憶手段13に格納されているプログラム
を主記憶11にロードしてそのプログラムに基づきイン
タフェース手段12を起動する。しかし、このようにし
てロードされたプログラムに版の更新に付随したり潜在
するバクその他の不具合点がある場合には、インタフェ
ース手段12の正常な動作は保証されない。再ロード手
段16は、予め決められた判断基準に基づいてこのよう
な動作の状況を監視し、不正常と認識した場合には補助
記憶手段14に格納されたプログラムを主記憶11にロ
ードしてそのプログラムに基づきインタフェース手段1
2を起動する。
力が投入されたりその駆動電力が復電し、または、イン
タフェース手段12が主記憶11にロードされたプログ
ラムの実行により初期設定が必要と判断したりその初期
設定が外部から与えられた場合には、復旧処理手段15
がその時点で記憶手段13に格納されているプログラム
を主記憶11にロードしてそのプログラムに基づきイン
タフェース手段12を起動する。しかし、このようにし
てロードされたプログラムに版の更新に付随したり潜在
するバクその他の不具合点がある場合には、インタフェ
ース手段12の正常な動作は保証されない。再ロード手
段16は、予め決められた判断基準に基づいてこのよう
な動作の状況を監視し、不正常と認識した場合には補助
記憶手段14に格納されたプログラムを主記憶11にロ
ードしてそのプログラムに基づきインタフェース手段1
2を起動する。
【0016】このようにして補助記憶手段14からロー
ドされるプログラムの版は、上述したように初期設定が
必要と判断された時点や再ロード手段16が不正常と認
識した時点で主記憶11に格納されていたプロクラムの
版に比べて、先行した運用実績があるものあるいは同じ
ものであるから、最低限度の機能を満足しつつ運用を続
行するために必要なプログラム制御が高い確度で自律的
に行われ、かつプログラムの再生成その他に付随した不
具合点により運用が中断される可能性が大幅に軽減され
る。
ドされるプログラムの版は、上述したように初期設定が
必要と判断された時点や再ロード手段16が不正常と認
識した時点で主記憶11に格納されていたプロクラムの
版に比べて、先行した運用実績があるものあるいは同じ
ものであるから、最低限度の機能を満足しつつ運用を続
行するために必要なプログラム制御が高い確度で自律的
に行われ、かつプログラムの再生成その他に付随した不
具合点により運用が中断される可能性が大幅に軽減され
る。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図2は、本発明の一実施例を示す図
である。
て詳細に説明する。図2は、本発明の一実施例を示す図
である。
【0018】図において、図7に示すものと構成が同じ
ものについては同じ参照番号を付与して示し、ここでは
その説明を省略する。本実施例と図7に示す従来例との
相違点は、リードオンリメモリ74に代えてリードオン
リメモリ21が備えられ、かつバス72を介して外部記
憶装置22が付加された点にある。
ものについては同じ参照番号を付与して示し、ここでは
その説明を省略する。本実施例と図7に示す従来例との
相違点は、リードオンリメモリ74に代えてリードオン
リメモリ21が備えられ、かつバス72を介して外部記
憶装置22が付加された点にある。
【0019】なお、本実施例と図1に記載のブロック図
との対応関係については、メインメモリ73は主記憶1
1に対応し、制御部71、リードオンリメモリ21、バ
ス72および図示されない送信機、受信機、空中線系、
通信リンク等はインタフェース手段12に対応し、バッ
クアップメモリ75N 、75E は記憶手段13に対応
し、外部記憶装置22は補助記憶手段14に対応し、制
御部71およびリードオンリメモリ21は復旧処理手段
15および再ロード手段16に対応する。
との対応関係については、メインメモリ73は主記憶1
1に対応し、制御部71、リードオンリメモリ21、バ
ス72および図示されない送信機、受信機、空中線系、
通信リンク等はインタフェース手段12に対応し、バッ
クアップメモリ75N 、75E は記憶手段13に対応
し、外部記憶装置22は補助記憶手段14に対応し、制
御部71およびリードオンリメモリ21は復旧処理手段
15および再ロード手段16に対応する。
【0020】以下、本実施例の動作を説明する。リード
オンリメモリ21には、従来例と同様に電源投入時や手
動による再始動時にハードウエアの初期設定を行う処理
に併せて、以下のプログラム制御の手順を与えるプログ
ラムが予め格納される。また、本実施例の動作は、制御
部71がこのようなプログラムを実行することにより実
現される。したがって、以下では、制御部71とリード
オンリメモリ21およびメインメモリ73との間におけ
るバス72を介する情報の流れについては、上述したプ
ログラム制御にかかわるソフトウエアの内容および制御
情報のみに着目して説明する。
オンリメモリ21には、従来例と同様に電源投入時や手
動による再始動時にハードウエアの初期設定を行う処理
に併せて、以下のプログラム制御の手順を与えるプログ
ラムが予め格納される。また、本実施例の動作は、制御
部71がこのようなプログラムを実行することにより実
現される。したがって、以下では、制御部71とリード
オンリメモリ21およびメインメモリ73との間におけ
るバス72を介する情報の流れについては、上述したプ
ログラム制御にかかわるソフトウエアの内容および制御
情報のみに着目して説明する。
【0021】予め生成されたソフトウエアは、そのソフ
トウエアを高い確度で識別するための判断基準となる所
定のビット列を含み、着脱可能な記憶媒体(例えば、フ
ロッピディスク)に書き込まれて外部記憶装置22に読
み出し可能な状態で設定され、かつ遠隔ファイル装置7
8にも格納される。
トウエアを高い確度で識別するための判断基準となる所
定のビット列を含み、着脱可能な記憶媒体(例えば、フ
ロッピディスク)に書き込まれて外部記憶装置22に読
み出し可能な状態で設定され、かつ遠隔ファイル装置7
8にも格納される。
【0022】無線基地局装置に電源が投入されたり再投
入された場合には、制御部71は、バックアップメモリ
75N、75Eの何れかについて、上述したビット列が格
納されているか否かを判定する(図3(1))。制御部71
は、このような判定によりバックアップメモリ75N 、
75E の何れかにそのビット列が格納されていることを
確認した場合には、そのバックアップメモリ(ここで
は、簡単のため符号「75E 」で示されるものとす
る。)の稼働状態を運用系であると認識すると共に、他
方のバックアップメモリの稼働状態を待機系であると認
識する。さらに、制御部71は、その運用系のバックア
ップメモリの内容をメインメモリ73にロードし、かつ
その内容をプログラム(タスク)として実行することに
より、無線基地局としての始動処理(以下、単に「立ち
上げ処理」という。)を行う(図3(2))。
入された場合には、制御部71は、バックアップメモリ
75N、75Eの何れかについて、上述したビット列が格
納されているか否かを判定する(図3(1))。制御部71
は、このような判定によりバックアップメモリ75N 、
75E の何れかにそのビット列が格納されていることを
確認した場合には、そのバックアップメモリ(ここで
は、簡単のため符号「75E 」で示されるものとす
る。)の稼働状態を運用系であると認識すると共に、他
方のバックアップメモリの稼働状態を待機系であると認
識する。さらに、制御部71は、その運用系のバックア
ップメモリの内容をメインメモリ73にロードし、かつ
その内容をプログラム(タスク)として実行することに
より、無線基地局としての始動処理(以下、単に「立ち
上げ処理」という。)を行う(図3(2))。
【0023】制御部71は、このような立ち上げ処理の
過程で予め決められた判断基準に基づいて無線基地局と
しての立ち上がり(システムの確立)が正常に完結した
か否かを判断し(図3(3))、その完結を認識した場合に
はメインメモリ73にロードされたプログラムを実行す
ることにより運用状態に移行する(図3(4))。
過程で予め決められた判断基準に基づいて無線基地局と
しての立ち上がり(システムの確立)が正常に完結した
か否かを判断し(図3(3))、その完結を認識した場合に
はメインメモリ73にロードされたプログラムを実行す
ることにより運用状態に移行する(図3(4))。
【0024】運用状態では、制御部71は、予め決めら
れた判断基準に基づく正常な運用が所定の時間に渡って
連続して行われたことを認識すると、その時点でメイン
メモリ73に格納されているソフトウエア(運用に供さ
れる制御情報を含む。)を運用系のバックアップメモリ
に退避する。なお、このような退避の処理は運用状態に
おいてその運用状態に移行する前の過程の如何にかかわ
らず同様に行われるので、後述の運用状態についてはそ
の処理の説明を省略する。
れた判断基準に基づく正常な運用が所定の時間に渡って
連続して行われたことを認識すると、その時点でメイン
メモリ73に格納されているソフトウエア(運用に供さ
れる制御情報を含む。)を運用系のバックアップメモリ
に退避する。なお、このような退避の処理は運用状態に
おいてその運用状態に移行する前の過程の如何にかかわ
らず同様に行われるので、後述の運用状態についてはそ
の処理の説明を省略する。
【0025】しかし、制御部71は、このような判断に
より立ち上げ処理が正常に完結できなかったと認識した
場合には、上述した待機系のバックアップメモリの内容
に上述したビット列が含まれていることを確認し、メイ
ンメモリ73にその内容をロードして同様に始動処理を
行う(図3(5))。なお、このようなビット列がメインメ
モリ73にロードすべき情報に含まれているか否かの判
断については、バックアップメモリ75N、75Eの内容
のみではなく、後述の遠隔ファイル装置78、外部記憶
装置22から与えられる情報についても同様に逐次行わ
れるので、以下では、その説明を省略する。
より立ち上げ処理が正常に完結できなかったと認識した
場合には、上述した待機系のバックアップメモリの内容
に上述したビット列が含まれていることを確認し、メイ
ンメモリ73にその内容をロードして同様に始動処理を
行う(図3(5))。なお、このようなビット列がメインメ
モリ73にロードすべき情報に含まれているか否かの判
断については、バックアップメモリ75N、75Eの内容
のみではなく、後述の遠隔ファイル装置78、外部記憶
装置22から与えられる情報についても同様に逐次行わ
れるので、以下では、その説明を省略する。
【0026】さらに、制御部71は、このような始動処
理の過程で上述した判断基準に基づいて立ち上がりが正
常に完結したか否かを判定し(図3(6))、その完結を認
識した場合には上述した運用状態に移行するが、反対に
完結しなかった場合には、通信インタフェース部76お
よび通信網77を介して遠隔ファイル装置78にアクセ
スすることにより、その遠隔ファイル装置に格納されて
いるソフトウエアをメインメモリ73および待機系のバ
ックアップメモリに直接ロードして始動処理を行う(図
3(7))。
理の過程で上述した判断基準に基づいて立ち上がりが正
常に完結したか否かを判定し(図3(6))、その完結を認
識した場合には上述した運用状態に移行するが、反対に
完結しなかった場合には、通信インタフェース部76お
よび通信網77を介して遠隔ファイル装置78にアクセ
スすることにより、その遠隔ファイル装置に格納されて
いるソフトウエアをメインメモリ73および待機系のバ
ックアップメモリに直接ロードして始動処理を行う(図
3(7))。
【0027】また、制御部71は、このような始動処理
の過程で同様に立ち上がりが正常に完結したか否かを判
定し(図3(8))、その完結を認識した場合には上述した
運用状態に移行するが、反対に完結しなかったと認識し
た場合には、外部記憶装置22に装着された記憶媒体の
内容を読み取ってメインメモリ73および待機系のバッ
タアップメモリに直接ロードし、始動処理を行う(図3
(9))。
の過程で同様に立ち上がりが正常に完結したか否かを判
定し(図3(8))、その完結を認識した場合には上述した
運用状態に移行するが、反対に完結しなかったと認識し
た場合には、外部記憶装置22に装着された記憶媒体の
内容を読み取ってメインメモリ73および待機系のバッ
タアップメモリに直接ロードし、始動処理を行う(図3
(9))。
【0028】さらに、制御部71は、このような始動処
理の過程で立ち上がりが正常に完結したか否かを判定し
(図3(10)) 、その完結を認識した場合には運用状態に
移行するが、反対に完結しなかったと認識した場合に
は、システムダウンの状態に陥ったと認識して後述の障
害処理を起動する(図3(11)) 。
理の過程で立ち上がりが正常に完結したか否かを判定し
(図3(10)) 、その完結を認識した場合には運用状態に
移行するが、反対に完結しなかったと認識した場合に
は、システムダウンの状態に陥ったと認識して後述の障
害処理を起動する(図3(11)) 。
【0029】一方、上述した運用状態では、制御部71
は、操作者が行う操作に応じてリセットされたり、遠隔
ファイル装置78から通信網77および通信インタフェ
ース部76を介してリセット(リモートリセット)の要
求が与えられたり、メインメモリ73やリードオンリメ
モリ21に格納されたソフトウエアの実行過程で行われ
る運用状況の監視結果としてリセット要求が与えられる
場合がある。
は、操作者が行う操作に応じてリセットされたり、遠隔
ファイル装置78から通信網77および通信インタフェ
ース部76を介してリセット(リモートリセット)の要
求が与えられたり、メインメモリ73やリードオンリメ
モリ21に格納されたソフトウエアの実行過程で行われ
る運用状況の監視結果としてリセット要求が与えられる
場合がある。
【0030】このような手動制御、遠隔制御、無線基地
局装置内における自律制御に基づいてリセット要求が与
えられた場合には、制御部71は、先ずその時点におけ
る運用系のバックアップメモリの内容をメインメモリ7
3にロードして始動処理を行う(図4(1))。
局装置内における自律制御に基づいてリセット要求が与
えられた場合には、制御部71は、先ずその時点におけ
る運用系のバックアップメモリの内容をメインメモリ7
3にロードして始動処理を行う(図4(1))。
【0031】さらに、制御部71は、このような立ち上
げ処理の過程で予め決められた判断基準に基づいて立ち
上がりが正常に完結したか否かを判断し(図4(2))、そ
の完結を認識した場合には運用状態に移行する(図4
(3))。
げ処理の過程で予め決められた判断基準に基づいて立ち
上がりが正常に完結したか否かを判断し(図4(2))、そ
の完結を認識した場合には運用状態に移行する(図4
(3))。
【0032】しかし、制御部71は、このような判断に
より立ち上げ処理が正常に完結できなかったと認識した
場合には、メインメモリ73に待機系のバックアップメ
モリの内容をロードして同様に始動処理を行う(図4
(4))。
より立ち上げ処理が正常に完結できなかったと認識した
場合には、メインメモリ73に待機系のバックアップメ
モリの内容をロードして同様に始動処理を行う(図4
(4))。
【0033】さらに、制御部71は、このような始動処
理の過程で上述した判断基準に基づいて立ち上がりが正
常に完結したか否かを判定し(図4(5))、その完結を認
識した場合には運用状態に移行するが、反対に完結しな
かった場合には、後述の障害処理を起動する(図4
(6))。
理の過程で上述した判断基準に基づいて立ち上がりが正
常に完結したか否かを判定し(図4(5))、その完結を認
識した場合には運用状態に移行するが、反対に完結しな
かった場合には、後述の障害処理を起動する(図4
(6))。
【0034】障害処理の過程では、上述した手順(図3
(1)〜(3),(5)〜(10)、図4(1),(2),(4),(5))によって確
認されたように、バックアップメモリ75N、75Eに正
規のソフトウエアが格納されている可能性はない。
(1)〜(3),(5)〜(10)、図4(1),(2),(4),(5))によって確
認されたように、バックアップメモリ75N、75Eに正
規のソフトウエアが格納されている可能性はない。
【0035】したがって、制御部71は、通信インタフ
ェース部76および通信網77を介して遠隔ファイル装
置78にアクセスすることにより、その遠隔ファイル装
置に格納されているソフトウエアをメインメモリ73お
よび待機系のバックアップメモリに直接ロードして始動
処理を行う(図5(1))。
ェース部76および通信網77を介して遠隔ファイル装
置78にアクセスすることにより、その遠隔ファイル装
置に格納されているソフトウエアをメインメモリ73お
よび待機系のバックアップメモリに直接ロードして始動
処理を行う(図5(1))。
【0036】制御部71は、このような始動処理の過程
で立ち上がりが正常に完結したか否かを判定し(図5
(2))、その完結を認識した場合には上述した運用状態に
移行する(図5(3))が、反対に完結しなかったと認識し
た場合には、外部記憶装置22に装着された記憶媒体の
内容を読み取ってメインメモリ73および待機系のバッ
クアップメモリに直接ロードし、始動処理を行う(図5
(4))。
で立ち上がりが正常に完結したか否かを判定し(図5
(2))、その完結を認識した場合には上述した運用状態に
移行する(図5(3))が、反対に完結しなかったと認識し
た場合には、外部記憶装置22に装着された記憶媒体の
内容を読み取ってメインメモリ73および待機系のバッ
クアップメモリに直接ロードし、始動処理を行う(図5
(4))。
【0037】さらに、制御部71は、このような始動処
理の過程で立ち上がりが正常に完結したか否かを判定し
(図5(5))、その完結を認識した場合には運用状態に移
行する(図5(3))が、反対に完結しなかったと認識した
場合には、ハードウエアに何らかの障害が発生したと判
断する(図5(6))。
理の過程で立ち上がりが正常に完結したか否かを判定し
(図5(5))、その完結を認識した場合には運用状態に移
行する(図5(3))が、反対に完結しなかったと認識した
場合には、ハードウエアに何らかの障害が発生したと判
断する(図5(6))。
【0038】また、遠隔ファイル装置78には、個々の
無線基地局に要求される機能等の変更に適応した新規の
ソフトウエアが生成されて逐次ファイルとして格納され
る。制御部71は、運用状態では、予め決められた周期
で通信インタフェース部76および通信網77を介して
遠隔ファイル装置78にアクセスし(図6(1))、上述し
たファイルに含まれるバージョン番号その他の情報に基
づいて新たにロードすべきソフトウエアがあるか否かを
判定する(図6(2))。制御部71は、このような判断に
よりロードすべきソフトウエアがあると認識した場合に
は、そのソフトウエアを待機系のバックアップメモリに
ロードする(図6(3))。さらに、制御部71は、所定の
タイミングでこのようにしてロードされたソフトウエア
をそのバックアップメモリからメインメモリ73に転送
し(図6(4))、そのソフトウエアで与えられるプログラ
ムを実行することにより始動処理を行った後に運用状態
に移行する(図6(5))。
無線基地局に要求される機能等の変更に適応した新規の
ソフトウエアが生成されて逐次ファイルとして格納され
る。制御部71は、運用状態では、予め決められた周期
で通信インタフェース部76および通信網77を介して
遠隔ファイル装置78にアクセスし(図6(1))、上述し
たファイルに含まれるバージョン番号その他の情報に基
づいて新たにロードすべきソフトウエアがあるか否かを
判定する(図6(2))。制御部71は、このような判断に
よりロードすべきソフトウエアがあると認識した場合に
は、そのソフトウエアを待機系のバックアップメモリに
ロードする(図6(3))。さらに、制御部71は、所定の
タイミングでこのようにしてロードされたソフトウエア
をそのバックアップメモリからメインメモリ73に転送
し(図6(4))、そのソフトウエアで与えられるプログラ
ムを実行することにより始動処理を行った後に運用状態
に移行する(図6(5))。
【0039】このように本実施例によれば、サービスイ
ン、駆動電源の復電、リセットに適応した手順により人
手を介さずに自律的に記憶装置(媒体)が選択され、さ
らにその記憶装置からソフトウエアがロードされて始動
処理が行われる。
ン、駆動電源の復電、リセットに適応した手順により人
手を介さずに自律的に記憶装置(媒体)が選択され、さ
らにその記憶装置からソフトウエアがロードされて始動
処理が行われる。
【0040】したがって、本発明が適応された移動通信
システムでは、個々の無線基地局の運用時における最低
限度の機能を具備するソフトウエアが人手を介さずに効
率的にメインメモリ73にロードされ、その運用の多様
性に柔軟に対応することが可能となる。
システムでは、個々の無線基地局の運用時における最低
限度の機能を具備するソフトウエアが人手を介さずに効
率的にメインメモリ73にロードされ、その運用の多様
性に柔軟に対応することが可能となる。
【0041】なお、本実施例では、遠隔ファイル装置7
8から新たにソフトウエアをロードすべきか否かの判定
がファイルに含まれるバージョン番号に基づいて行われ
ているが、本発明はこのような方法に限定されず、例え
ば、ファイルの内容を照合して不一致を検出することに
より新たな(あるいはロードすべき)ソフトウエアを認
識してもよい。
8から新たにソフトウエアをロードすべきか否かの判定
がファイルに含まれるバージョン番号に基づいて行われ
ているが、本発明はこのような方法に限定されず、例え
ば、ファイルの内容を照合して不一致を検出することに
より新たな(あるいはロードすべき)ソフトウエアを認
識してもよい。
【0042】また、本実施例では、遠隔ファイル装置7
8から更新されたソフトウエアをロードすべきことが、
制御部71が自律的に行う判断の下で決定されている
が、本発明はこのような方法に限定されず、遠隔ファイ
ル装置78から所定の通信手順に基づいて与えられるロ
ーディング要求に基づいて同様の決定を行ってもよい。
8から更新されたソフトウエアをロードすべきことが、
制御部71が自律的に行う判断の下で決定されている
が、本発明はこのような方法に限定されず、遠隔ファイ
ル装置78から所定の通信手順に基づいて与えられるロ
ーディング要求に基づいて同様の決定を行ってもよい。
【0043】さらに、本実施例では、遠隔ファイル装置
78と対向したソフトウエアのローディングにかかわる
通信路の確立手順や通信手順については、そのソフトウ
エアその他の伝送情報に適合したものであるならば如何
なるものを適用してもよい。
78と対向したソフトウエアのローディングにかかわる
通信路の確立手順や通信手順については、そのソフトウ
エアその他の伝送情報に適合したものであるならば如何
なるものを適用してもよい。
【0044】また、本実施例では、遠隔ファイル装置7
8が通信網77を介して接続されているが、本発明はこ
のような遠隔ファイル装置78に限定されず、例えば、
複数の無線基地局で共用された(保守)センタや単に通
信リンクを介して接続された補助記憶装置であってもよ
い。
8が通信網77を介して接続されているが、本発明はこ
のような遠隔ファイル装置78に限定されず、例えば、
複数の無線基地局で共用された(保守)センタや単に通
信リンクを介して接続された補助記憶装置であってもよ
い。
【0045】さらに、このような通信リンクについて
は、所望の伝送品質や伝送速度が得られるならば、例え
ば、無線回線制御局その他の上位装置を経由した形成さ
れたもの、予め設置された専用線、両端にモデムが配置
されたアナログ方式の電話線その他の如何なるものであ
ってもよい。
は、所望の伝送品質や伝送速度が得られるならば、例え
ば、無線回線制御局その他の上位装置を経由した形成さ
れたもの、予め設置された専用線、両端にモデムが配置
されたアナログ方式の電話線その他の如何なるものであ
ってもよい。
【0046】また、本実施例では、遠隔ファイル装置7
8からメインメモリ73にロードされたソフトウエアに
よって正常な運用が行われないことを確認した後に、外
部記憶装置22からソフトウエアがロードされている
が、本発明はこのような方法に限定されず、例えば、遠
隔ファイル装置78に相当する補助記憶装置を配置して
もよく、初期プログラムローディング(IPL)が確実
に行われるならば、遠隔ファイル装置78に対するアク
セスを省略して外部記憶装置22からソフトウエアをロ
ードしてもよい。
8からメインメモリ73にロードされたソフトウエアに
よって正常な運用が行われないことを確認した後に、外
部記憶装置22からソフトウエアがロードされている
が、本発明はこのような方法に限定されず、例えば、遠
隔ファイル装置78に相当する補助記憶装置を配置して
もよく、初期プログラムローディング(IPL)が確実
に行われるならば、遠隔ファイル装置78に対するアク
セスを省略して外部記憶装置22からソフトウエアをロ
ードしてもよい。
【0047】さらに、本実施例では、図3(7)〜(10) 、
図5(1),(2),(4),(5) に示すように、電源投入時および
障害処理時に個別に遠隔ファイル装置78と外部記憶装
置2とから順次ソフトウエアをロードする制御が行われ
ているが、本発明はこのような方法に限定されず、これ
らの制御手順を併合してもよい。
図5(1),(2),(4),(5) に示すように、電源投入時および
障害処理時に個別に遠隔ファイル装置78と外部記憶装
置2とから順次ソフトウエアをロードする制御が行われ
ているが、本発明はこのような方法に限定されず、これ
らの制御手順を併合してもよい。
【0048】また、本実施例では、遠隔ファイル装置7
8や外部記憶装置22からメインメモリ73にソフトウ
エアがロードされるときには、待機系のバックアップメ
モリにも同じソフトウエアが直列にロードされている
が、本発明はこのような方法に限定されず、例えば、メ
インメモリ73に対するロードとその完結後における始
動処理とに並行してバックアップメモリに対するローデ
ィングを行ってもよい。
8や外部記憶装置22からメインメモリ73にソフトウ
エアがロードされるときには、待機系のバックアップメ
モリにも同じソフトウエアが直列にロードされている
が、本発明はこのような方法に限定されず、例えば、メ
インメモリ73に対するロードとその完結後における始
動処理とに並行してバックアップメモリに対するローデ
ィングを行ってもよい。
【0049】さらに、本実施例では、メインメモリ73
にロードされるソフトウエアには実行されるべきオブジ
ェクトプログラムに併せて処理の対象となる制御情報を
含むが、そのローディングの対象はこれらのオブジェク
トプログラムと制御情報との全てに限定されず、例え
ば、モジュール単位でこれらのオブジェクトプログラム
や制御情報を任意の組み合わせで構成されたものであっ
てもよい。
にロードされるソフトウエアには実行されるべきオブジ
ェクトプログラムに併せて処理の対象となる制御情報を
含むが、そのローディングの対象はこれらのオブジェク
トプログラムと制御情報との全てに限定されず、例え
ば、モジュール単位でこれらのオブジェクトプログラム
や制御情報を任意の組み合わせで構成されたものであっ
てもよい。
【0050】また、このようにしてロードされるオブジ
ェクトプログラムや制御情報の形式については、制御部
71が実行するローダによってメインメモリ73に確実
にロード可能なものであるならば、例えば、圧縮ファイ
ルや差分ファイルとして与えられてもよい。
ェクトプログラムや制御情報の形式については、制御部
71が実行するローダによってメインメモリ73に確実
にロード可能なものであるならば、例えば、圧縮ファイ
ルや差分ファイルとして与えられてもよい。
【0051】さらに、本実施例では、バックアップメモ
リが二重化されているが、本発明はこのような構成に限
定されず、メインメモリ73にソフトウエアがロードさ
れるときや運用状態においてそのソフトウエアのバック
アップを行う記憶手段として確実に動作するならば、例
えば、他の冗長構成を適用してもよく、本実施例におい
て待機系のバックアップメモリに対して行われているソ
フトウエアのローディングを行わずに非冗長構成として
もよい。
リが二重化されているが、本発明はこのような構成に限
定されず、メインメモリ73にソフトウエアがロードさ
れるときや運用状態においてそのソフトウエアのバック
アップを行う記憶手段として確実に動作するならば、例
えば、他の冗長構成を適用してもよく、本実施例におい
て待機系のバックアップメモリに対して行われているソ
フトウエアのローディングを行わずに非冗長構成として
もよい。
【0052】また、本実施例では、待機系のバックアッ
プメモリとメインメモリ73とが独立したメモリ素子か
ら構成されているが、本発明はこのような構成に限定さ
れず、例えば、そのバックアップメモリにメインメモリ
73と共通した書き込みポートを設けてもよい。
プメモリとメインメモリ73とが独立したメモリ素子か
ら構成されているが、本発明はこのような構成に限定さ
れず、例えば、そのバックアップメモリにメインメモリ
73と共通した書き込みポートを設けてもよい。
【0053】さらに、本実施例では、新たなバージョン
のソフトウエアがメインメモリ73にロードされると速
やかにそのソフトウエアに基づく運用が開始されている
が、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、旧
バージョンのソフトウエアに基づく運用において回線使
用率が一定基準を下回ったとき、システムダウンが発生
したとき、上位装置の再開その他の事象に伴う新たな呼
の規制が開始されたとき、手動によって指示された日時
に同様の開始を行ってもよい。
のソフトウエアがメインメモリ73にロードされると速
やかにそのソフトウエアに基づく運用が開始されている
が、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、旧
バージョンのソフトウエアに基づく運用において回線使
用率が一定基準を下回ったとき、システムダウンが発生
したとき、上位装置の再開その他の事象に伴う新たな呼
の規制が開始されたとき、手動によって指示された日時
に同様の開始を行ってもよい。
【0054】また、本実施例では、図5(2),(5) に示す
ように、遠隔ファイル装置78と外部記憶装置22との
何れからソフトウエアをロードしても正常に立ち上がら
ない場合には、速やかにハードウエア障害との判断が下
されているが、本発明はこのような方法に限定されず、
例えば、所定の回数に渡って処理を反復しても正常に立
ち上がらないときに同様の判断を下したり、このような
処理を無限に反復してもよい。
ように、遠隔ファイル装置78と外部記憶装置22との
何れからソフトウエアをロードしても正常に立ち上がら
ない場合には、速やかにハードウエア障害との判断が下
されているが、本発明はこのような方法に限定されず、
例えば、所定の回数に渡って処理を反復しても正常に立
ち上がらないときに同様の判断を下したり、このような
処理を無限に反復してもよい。
【0055】さらに、本実施例では、無線基地局装置の
各部が単一の制御部71の下で統括して制御されている
が、本発明は、このような構成に限定されず、例えば、
複数のプロセッサによって負荷分散や機能分散がはから
れた無線基地局装置についても同様に適用可能である。
各部が単一の制御部71の下で統括して制御されている
が、本発明は、このような構成に限定されず、例えば、
複数のプロセッサによって負荷分散や機能分散がはから
れた無線基地局装置についても同様に適用可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、電源の
投入、復電や初期設定が行われる際に記憶手段にバック
アップされたソフトウエアを主記憶にロードして起動
し、さらに、その起動により正常な運用状態が確保され
なかった場合には、そのソフトウエアの版と同じあるい
は先行する版のソフトウエアを補助記憶手段14から主
記憶に自動的にロードすることにより、運用の続行に必
要なプログラム制御を高い確度で行われる。
投入、復電や初期設定が行われる際に記憶手段にバック
アップされたソフトウエアを主記憶にロードして起動
し、さらに、その起動により正常な運用状態が確保され
なかった場合には、そのソフトウエアの版と同じあるい
は先行する版のソフトウエアを補助記憶手段14から主
記憶に自動的にロードすることにより、運用の続行に必
要なプログラム制御を高い確度で行われる。
【0057】すなわち、人手を介さずにソフトウエアの
更新やサービスインが自律的に行われ、そのソフトウエ
アに潜在したりその更新に付随するバグその他の不具合
点に起因した障害の発生が大幅に軽減される。
更新やサービスインが自律的に行われ、そのソフトウエ
アに潜在したりその更新に付随するバグその他の不具合
点に起因した障害の発生が大幅に軽減される。
【0058】したがって、本発明が適用された移動通信
システムでは、多くの無線基地局やこれらの無線基地局
の設置場所の制約に適応した効率的な運用および保守が
可能となり、サービス品質を維持しつつランニングコス
トが低減される。
システムでは、多くの無線基地局やこれらの無線基地局
の設置場所の制約に適応した効率的な運用および保守が
可能となり、サービス品質を維持しつつランニングコス
トが低減される。
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図である。
【図3】本実施例の動作フローチャート(1)である。
【図4】本実施例の動作フローチャート(2)である。
【図5】本実施例の動作フローチャート(3)である。
【図6】本実施例の動作フローチャート(4)である。
【図7】従来の無線基地局装置の構成例を示す図であ
る。
る。
11 主記憶 12 インタフェース手段 13 記憶手段 14 補助記憶手段 15 復旧処理手段 16 再ロード手段 21,74 リードオンリメモリ(ROM) 22 外部記憶装置 71 制御部(CPU) 72 バス 73 メインメモリ 75 バックアップメモリ 76 通信インタフェース部(COMIF) 77 通信網 78 遠隔ファイル装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/26 K
Claims (1)
- 【請求項1】 主記憶(11)を有し、その主記憶にロー
ドされたプログラムを実行するストアードプログラム制
御方式に基づいて無線ゾーンを形成し、かつ交換網との
間のインタフェースをとってその無線ゾーンに位置する
移動局に通信サービスを提供するインタフェース手段
(12)と、 前記プログラムをバックアップする記憶手段(13)とを
備えた無線基地局装置において、 前記プログラムの版に比べて版が同じあるいは先行する
プログラムが予め格納された補助記憶手段(14)と、 駆動電力の投入と前記プログラムの実行過程で生起した
り外部から与えられた初期設定の要求とに応じて、前記
主記憶に前記記憶手段(13)にバックアップされたプロ
グラムをロードし、そのプログラムに基づく前記インタ
フェース手段(12)の起動を行う復旧処理手段(15)
と、 予め決められた判断基準に基づいて前記インタフェース
手段(12)の動作状況の正否を判定し、その判定の結果
に基づいて前記補助記憶手段(14)に格納されたプログ
ラムを前記主記憶にロードし、そのプログラムに基づく
前記インタフェース手段(12)の起動を行う再ロード手
段(16)とを備えたことを特徴とする無線基地局装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6045873A JPH07255080A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 無線基地局装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6045873A JPH07255080A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 無線基地局装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07255080A true JPH07255080A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12731336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6045873A Withdrawn JPH07255080A (ja) | 1994-03-16 | 1994-03-16 | 無線基地局装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07255080A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001511555A (ja) * | 1997-07-25 | 2001-08-14 | ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニー | ソフトウエアシステムの生成 |
KR100428678B1 (ko) * | 1999-12-27 | 2004-04-30 | 엘지전자 주식회사 | 이동통신 기지국의 운용프로그램 로딩 방법 |
KR100807188B1 (ko) * | 2006-06-30 | 2008-02-28 | 포스데이타 주식회사 | 무선 통신 시스템에서 초기화를 위한 이엠에스 운영방법 |
US8595713B2 (en) | 2004-07-08 | 2013-11-26 | Andrew Llc | Radio base station and a method of operating a radio base station |
US9471435B2 (en) | 2012-01-05 | 2016-10-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Information processing device, information processing method, and computer program |
-
1994
- 1994-03-16 JP JP6045873A patent/JPH07255080A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001511555A (ja) * | 1997-07-25 | 2001-08-14 | ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニー | ソフトウエアシステムの生成 |
KR100428678B1 (ko) * | 1999-12-27 | 2004-04-30 | 엘지전자 주식회사 | 이동통신 기지국의 운용프로그램 로딩 방법 |
US8595713B2 (en) | 2004-07-08 | 2013-11-26 | Andrew Llc | Radio base station and a method of operating a radio base station |
KR100807188B1 (ko) * | 2006-06-30 | 2008-02-28 | 포스데이타 주식회사 | 무선 통신 시스템에서 초기화를 위한 이엠에스 운영방법 |
US9471435B2 (en) | 2012-01-05 | 2016-10-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Information processing device, information processing method, and computer program |
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