JP2001022561A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新制御プログラム更新後に何らかの不具合が
発生した場合に、迅速かつ確実に元の状態に復旧させる
ようにする。 【解決手段】 複数のプログラム格納手段24と、実行
手段21と、プログラム更新手段21とを備えた制御装
置20において、バージョン情報格納手段24を含み、
プログラム更新手段は、新制御プログラムとバージョン
情報格納手段におけるそれぞれのバージョン情報とを比
較し、バージョン情報格納手段の格納バージョン情報に
対応する情報を含むプログラム格納手段以外のプログラ
ム格納手段に新たな制御プログラムを格納し、バージョ
ン情報格納手段に新たなバージョン情報を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば通信装置な
どの制御プログラムが更新される制御装置に関し、特に
更新後に不具合が発見された場合に旧制御プログラムへ
の復旧が迅速かつ確実に行なわれる制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば通信装置などの各種制御装
置を制御するための制御プログラムを更新する場合に
は、装置の動作を停止させて運用保守者が制御プログラ
ムが格納されたROMを交換することにより行われ、或
いは制御プログラムが格納された書き換え可能な記憶媒
体の制御プログラム格納エリアに、新しい制御プログラ
ムを上書きすることで行われていた。
【0003】従って、制御プログラムの更新後に、更新
した制御プログラムに動作上の不具合が発見された場合
などには、更新前の支障のない状態に戻すために、RO
Mの交換により更新された場合にあっては、更新前の制
御プログラムを格納したROMに再度交換しなければな
らず、また、書き換え可能な記憶媒体に上書きして更新
された場合にあっては、更新前の制御プログラムを記憶
媒体の制御プログラム格納エリアに再度上書きしなけれ
ばならなかった。このように、新たな制御プログラムで
の運用上支障がある場合であっても、直ちに更新前の制
御プログラムに戻すことができず、例えば通信装置など
の装置の運用を長時間妨げることとなっていた。
【0004】このような長時間の運用の妨げを回避する
ものについて、例えば特開平10−333913号公報
に記載されたソフトウェアブート制御方式が提案されて
いる。このソフトウェアブート制御方式は、旧制御プロ
グラムをフラッシュメモリ上に残しておき、新制御プロ
グラム切替後に不具合が発生した場合、ブート情報を変
更して再ブートすることにより、旧制御プログラムでの
運用状態を復旧させるものである。
【0005】このように構成されることで、新制御プロ
グラム切替後に何らかの不具合が発生した場合に、迅速
に元の状態に復旧させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のソフト
ウェアブート制御方式では、データ入れ替えのためにフ
ラッシュメモリ内のプログラムエリア及びデータエリア
を直接指定する構成とされているため、現在のシステム
動作に用いられている制御プログラム及びデータが格納
されているエリアを選択してしまうことが考えられ、制
御プログラムの更新後に何らかの不都合が生じた場合で
あっても、元の状態に戻すことができなくなるおそれが
あるという問題があった。即ち、上記のようなエリア指
定がされると、新たな制御プログラムなどをフラッシュ
メモリの指定エリアに格納する際に、現在用いられてい
る制御プログラムなどが消去されてしまうため、新たな
ソフトウェアへの切り替え後に何らかの不都合が生じた
場合に、最適な旧ソフトウェア(即ち、旧ソフトウェア
のうち、より最近まで使用していたもの)に迅速に戻す
ことができなくなってしまう。
【0007】また、上述のソフトウェアブート制御方式
では、切り替え後に何らかの不都合が発生すると旧制御
プログラムに戻される。従って、不具合が発生しない限
り、旧制御プログラムに戻されることはない。また、プ
ログラム更新の際に何らかの支障が発生して新制御プロ
グラムが不具合を内包していることがあっても、不具合
が発現しない限り旧制御プログラムに戻されることはな
い。すなわち、更新手続きにおいて入り込んだ不具合が
長時間発見されず、不具合が発現したときには装置とし
て致命的な問題が生じてしまう可能性がある。
【0008】本発明は上述した問題を解消し、更新の際
の障害を未然に回避すると共に、新制御プログラム更新
後に何らかの不具合が発生した場合に、迅速かつ確実に
元の状態に復旧させるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、制御プログラムを格納する複数のプロ
グラム格納手段と、制御プログラムにもとづいて動作す
る実行手段と、制御プログラムを更新するプログラム更
新手段とを備えた制御装置において、稼動している制御
プログラムのバージョン情報を格納するバージョン情報
格納手段を含み、プログラム更新手段は、入力された新
たな制御プログラムに含まれているバージョン情報とバ
ージョン情報格納手段に格納されているバージョン情報
とを比較し、バージョン情報格納手段に格納されている
バージョン情報に対応する制御プログラムが格納されて
いるプログラム格納手段以外のプログラム格納手段に新
たな制御プログラムを格納し、バージョン情報格納手段
に新たな制御プログラムのバージョン情報を設定するも
のである。
【0010】上記の構成としたことで、更新の際に運用
されている制御プログラムを確実に保持したまま新制御
プログラムに更新することができるため、新制御プログ
ラム更新後に何らかの不具合が発生した場合に、迅速か
つ確実に元の状態に復旧させるようにすることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1〜図4を参照して説明する。図1は、制御プログラム
更新システム10を示すものである。制御プログラム更
新システム10は、通信装置20と、例えば各種情報処
理装置などが用いられる端末30とを含む。通信装置2
0は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、F
RAM(強誘電体RAM)24と、端末インタフェース
処理部25とを含む。通信装置20の各部21〜25
は、それぞれプロセッサバス16に接続されている。
【0012】CPU21は、通信装置20全体の制御を
行なう。ROM22には、CPU21の起動時に読み込
まれるブートプログラムなどが格納される。RAM23
は、装置20の動作中のCPU21の制御処理のために
必要な制御プログラムが常駐し、CPU21による制御
処理に必要なデータを蓄積する。
【0013】FRAM24には、RAM23に常駐して
CPU21の制御処理に用いられる制御プログラムの原
本が格納される。FRAM24は、例えば図2に示すよ
うに、少なくとも2個(本例では2個)のプログラム格
納エリア24a,24bと、プログラムバージョン格納
エリア24vとを有する。プログラム格納エリア24
a,24bには、それぞれ別世代の制御プログラムとそ
のプログラムのバージョン情報とを含む制御プログラム
データが格納される。プログラムバージョン格納エリア
24vは、プログラム格納エリア24a,24bにそれ
ぞれ格納された別個の制御プログラムのうち、どのエリ
ア24a又は24bに格納された制御プログラムを使用
して通信装置20の運用を行なうかを決定するために、
実行する制御プログラムのバージョン情報が格納され
る。また、端末インタフェース処理部25は、端末30
とのデータ通信に関する入出力制御を行なう。
【0014】次に、制御プログラム更新システム10に
おけるプログラム更新処理について図3及び図4を参照
して説明する。
【0015】先ず、端末30は、例えば運用保守者の操
作に従って、更新用の制御プログラムデータ40を通信
装置20に向けて送信する。なお、端末30は、受信側
(通信装置20)にて送信データの正常性を確認させる
ために、制御プログラムデータ40にCRC(巡回冗長
符号)を付加して送信する。送信された更新用プログラ
ムデータ40は、通信装置20の端末インタフェース2
5により受信され、RAM23の所定の領域に蓄積され
る。制御プログラムデータ40がRAM23に蓄積され
ると、CPU21は、受信データに付加されていたCR
Cにより受信データの正常性を確認する。
【0016】更新用制御プログラムデータ40の送信を
終えると、端末30は、運用保守者の指示に従って、転
送結果確認コマンド41を送信する。転送結果確認コマ
ンド41は、送信した制御プログラムデータ40が通信
装置20によって正常受信されたかどうかの確認、及び
送信した更新用プログラムデータ40に含まれる制御プ
ログラムのバージョン情報の確認を行なうための指示コ
マンドである。
【0017】通信装置30は、転送結果確認コマンド4
1を受信すると、転送結果応答ステータス42を作成す
る。通信装置30では、CRCによる受信データの正常
性確認の結果、受信データが不正常であった場合には、
転送結果応答ステータス42に受信データが不正常であ
る旨の情報を含める。一方、通信装置30では、CRC
による受信データの正常性確認の結果、受信データが正
常であった場合には、受信データが正常である旨の情報
と、RAM23に蓄積された更新用制御プログラムデー
タ40の特定アドレスに設定されたバージョン情報とを
転送結果応答ステータス42に含める。そして、通信装
置20は、作成した転送結果応答ステータス42を端末
30に送信する。
【0018】運用保守者は、端末30が受信した転送結
果応答ステータス42に基づいて、通信装置20側での
受信データの不正常、または送信データのバージョンの
誤りを発見した場合には、送信データのバージョンなど
を確認してバージョンプログラム更新処理を最初からや
り直す。
【0019】運用保守者による転送結果応答ステータス
42の解析の結果、通信装置20側にて受信データされ
たデータが正常であり、かつ送信した制御プログラムが
正規のバージョンであると確認された場合には、端末3
0は、運用保守者の指示に従ってFRAM書き込み指示
コマンド43を通信装置20に向けて送信する。
【0020】通信装置20にてFRAM書き込み指示コ
マンド43が受信されると、CPU21の制御により、
RAM23に蓄積されている更新用の制御プログラムデ
ータ40が、FRAM24の現在運用されている制御プ
ログラムが格納されているエリア(例えば制御プログラ
ム格納エリア24a)を除く他の格納エリア(例えば制
御プログラム格納エリア24b)に書き込まれる。CP
U21は、本例では、格納エリア24a,24bに格納
されている制御プログラムデータの特定アドレスに設定
された制御プログラムのバージョン情報と、プログラム
バージョン格納エリア24vに格納されている現在運用
されている制御プログラムのバージョン情報とを比較し
て、バージョン情報が一致しない制御プログラムが格納
されている格納エリアを更新用制御プログラムデータ4
0の格納エリアとして選択する。この場合、CPU21
は、格納エリアに空きエリアがある場合に、その空きエ
リアを優先して更新用制御プログラムデータ40の格納
エリアとして選択するとしても良い。更新用制御プログ
ラムデータ40をFRAM24に格納すると、通信装置
20は、FRAM書き込み結果ステータス44を送信す
る。FRAM書き込み結果ステータス44は、FRAM
24への更新用制御プログラムデータ40の書き込みが
正常に行われたかどうかについての情報を含む。
【0021】運用保守者は、端末30に入力したFRA
M書き込み結果ステータス44により、通信装置20側
での更新用制御プログラムデータ40の書き込みの不正
常を認識した場合には、バージョンプログラム更新処理
を最初からやり直す。
【0022】運用保守者は、端末30が受信したFRA
M書き込み結果ステータス44により、FRAM24へ
の更新用制御プログラムデータ40の書き込みが正常に
行われたことを確認した場合には、端末30にプログラ
ム更新指示コマンド45の送信指示を与える。プログラ
ム更新指示コマンド45には、運用保守者により選択さ
れた通信装置20の実行制御プログラムとして新たに用
いようとする制御プログラムのバージョン情報(例えば
プログラム格納エリア24bに登録された更新用制御プ
ログラムデータ40に含まれる制御プログラムにバージ
ョン情報)が付加されている。端末30は、運用保守者
の指示に従って、バージョン情報が付加されたプログラ
ム更新指示コマンド45を通信装置20に送信する。
【0023】通信装置20にてプログラム更新指示コマ
ンド45を受信すると、CPU21は、プログラム更新
指示コマンド45に付加されたプログラムバージョン情
報と、FRAM24の各プログラム格納エリア24a又
は24bに格納されている制御プログラムのバージョン
情報を比較して、プログラム更新指示コマンド45に付
加されたプログラムバージョンと一致したプログラムバ
ージョンの制御プログラムをFRAM24のプログラム
格納エリア24a又は24bから探索する。該当するプ
ログラムバージョンの制御プログラムが探索された場合
には、CPU21は、プログラムバージョン格納エリア
24vに探索された制御プログラムのバージョン情報の
書き込みを実行し、その結果をプログラム更新結果報告
ステータス46として端末30に送信する。一方、該当
するプログラムバージョンの制御プログラムが探索され
ない場合には、CPU21は、指定されたバージョン情
報に問題がある旨の情報を含む更新結果報告ステータス
46を端末30に送信する。
【0024】運用保守者は、端末30に入力した更新結
果報告ステータスにより、指定したバージョン情報に問
題があると認識した場合には、正確なバージョン情報が
付加されたことを確認するなどしたあと、プログラム更
新指示コマンド45の送信からやり直す。
【0025】運用保守者は、端末30にて受信したプロ
グラム更新結果報告ステータス46により、正常にバー
ジョン情報の更新が行われたことを確認すると、端末3
0の操作により再開指示コマンド47を送信し、通信装
置20での再開処理を開始させる。
【0026】以下、再開指示コマンドの受信により開始
される通信装置20での再開処理について図4を参照し
て説明する。なお、ここでは、上述した処理で更新され
た制御プログラム(ここでは、プログラム格納エリア2
4bに格納されている)にて新たな運用を行なうための
再開処理であるものとする。
【0027】再開処理が開始すると、CPU21は、R
OM22に格納されているブートプログラムを起動して
(ステップS401)、必要なソフトウェアをRAM2
3上に常駐させる。
【0028】ブートプログラムを起動すると、CPU2
1は、FRAM24内のプログラムバージョン格納エリ
ア24vのバージョン情報を読み取って(ステップS4
02)、FRAM24のプログラム格納エリア24a又
は24bの格納データから該当するバージョン情報を検
索する(ステップS403)。ここでは、CPU21
は、プログラム格納エリア24bの格納データに該当す
るバージョン情報が存在することを確認する。
【0029】バージョン情報を検索すると、CPU21
の制御により、該当バージョン情報の制御プログラムが
プログラム格納エリアからRAM23に転写される(ス
テップS404)。そして、CPU21は、RAM23
に転写された新たな制御プログラムを起動する(ステッ
プS405)。
【0030】制御プログラムが起動されると、その新た
な制御プログラムでの運用が開始され、ここでの再開処
理を終了する。そして、再開処理を終了すると、制御プ
ログラム更新システムにおけるプログラム更新処理を終
了する。
【0031】そして、新たな制御プログラムへの更新後
に何らかの動作上の不具合が生じた場合には、運用保守
者は、端末30の操作により例えば更新前に用いられて
い制御プログラムのバージョン情報を指定して通信装置
20に送信すれば、更新前に用いられてい制御プログラ
ムに関する制御プログラムデータは確実に保持されてい
るため、プログラムバージョン格納エリア24vの記憶
情報が指定されたバージョン情報に復旧され、その後は
復旧されたバージョンの制御プログラムでの運用に戻さ
れる。なお、運用保守者は、FRAM24に保持されて
いる制御プログラムデータであれば、必要に応じたバー
ジョン情報によりどのデータを指定して復旧させても良
い。
【0032】以上説明したように運用されている少なく
とも2個のプログラム格納エリアと運用されている実行
制御プログラムのバージョン情報を保持するプログラム
バージョン格納エリアとを備え、新たな制御プログラム
データに更新するエリアとして実行制御プログラムが格
納されているプログラム格納エリア以外のプログラム格
納エリアを選択し、選択されたプログラム格納エリアの
記憶情報の更新後、バージョン格納エリアの記憶情報を
新たな制御プログラムデータに含まれるバージョン情報
に更新する構成としたことで、更新の際に運用されてい
る制御プログラムを確実に保持したまま新制御プログラ
ムに更新することができ、新制御プログラム更新後に何
らかの不具合が発生した場合に、迅速かつ確実に元の状
態に復旧させるようにすることができる。
【0033】また、記憶情報を更新するプログラム格納
エリアを選択する際、バージョン情報格納エリアに格納
されているバージョン情報と各プログラム格納エリアに
格納されているバージョン情報とを比較して、両者のバ
ージョン情報が一致しない何れかのプログラム格納エリ
アを選択する構成としたことで、新たな制御プログラム
データに更新した場合であっても、更新前に使用してい
た旧制御プログラムが消去されてしまうことを確実に回
避することができ、新制御プログラム更新後に何らかの
不具合が発生した場合に、迅速かつ確実に元の運用状態
に復旧させるようにすることができる。
【0034】さらに、上述したように端末装置からのコ
マンドに従って、新たな制御プログラムデータの受信結
果、プログラム格納エリアへの書き込み結果、及び、バ
ージョン情報格納エリアへの書き込み結果を、それぞれ
確認して端末装置に通知する構成としたことで、更新手
続きの際の支障を早期に発見し改善することができ、更
新手続きについて何ら支障がない制御プログラムデータ
のみを実際に更新することができるため、更新の際の障
害を未然に回避することができ、本来の新制御プログラ
ムについては何ら支障がない場合についての切り替え後
の運用上の不都合の発生を防止することができる。
【0035】なお、上述した実施の形態では、記憶媒体
としてROM22、RAM23、FRAM24を用いて
説明したが、同様の機能を有する記憶媒体であればそれ
ぞれ他の種類の記憶媒体を用いるようにしても良い。
【0036】また、上述した実施の形態では、制御プロ
グラムによる運用を行なう装置として通信装置を用いて
説明したが、他の種々の制御装置に適用することができ
ることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、制御プ
ログラムを格納する複数のプログラム格納手段と、制御
プログラムにもとづいて動作する実行手段と、制御プロ
グラムを更新するプログラム更新手段とを備えた制御装
置において、稼動している制御プログラムのバージョン
情報を格納するバージョン情報格納手段を含み、プログ
ラム更新手段は、入力された新たな制御プログラムに含
まれているバージョン情報とバージョン情報格納手段に
格納されているバージョン情報とを比較し、バージョン
情報格納手段に格納されているバージョン情報に対応す
る制御プログラムが格納されているプログラム格納手段
以外のプログラム格納手段に新たな制御プログラムを格
納し、バージョン情報格納手段に新たな制御プログラム
のバージョン情報を設定することを特徴とするため、更
新の際に運用されている制御プログラムを確実に保持し
たまま新制御プログラムに更新することができ、新たな
制御プログラムデータに更新した場合であっても更新前
に使用していた旧制御プログラムが消去されてしまうこ
とを確実に回避することができるため、新制御プログラ
ム更新後に何らかの不具合が発生した場合に、迅速かつ
確実に元の運用状態に復旧させるようにすることができ
る。
【0038】新たな制御プログラムの転送時に付加され
たエラーチェックコードにもとづいて新たな制御プログ
ラムを正常に受信できたか否か判定し、判定結果を新た
な制御プログラムの転送元に報告する受信確認手段を備
えた場合には、制御プログラムの受信の際の障害を未然
に回避することができ、本来の新制御プログラムについ
ては何ら支障がない場合についての切り替え後の運用上
の不都合の発生を防止することができる。
【0039】プログラム更新手段は、入力された新たな
制御プログラムを一時記憶手段に保管し、書き込み指示
コマンドに応じて新たな制御プログラムを一時記憶手段
から取り出してプログラム格納手段に書き込み、書き込
みが正常に終了したか否かを書き込み指示コマンドの送
信元に報告するとした場合には、プログラム格納エリア
への書き込みの際の支障を早期に発見し改善することが
でき、プログラム格納エリアへの書き込みについて何ら
支障がない制御プログラムデータのみを実際に更新する
ことができるため、更新の際の障害を未然に回避するこ
とができ、本来の新制御プログラムについては何ら支障
がない場合についての切り替え後の運用上の不都合の発
生を防止することができる。
【0040】プログラム更新手段は、制御プログラムの
バージョン情報を含む更新指示コマンドを受信したら、
そのバージョン情報をバージョン情報格納手段に設定す
るとした場合には、バージョン情報格納エリアへの書き
込みの際の支障を早期に発見し改善することができ、バ
ージョン情報格納エリアへの書き込みについて何ら支障
がない制御プログラムデータのみを実際に更新すること
ができるため、更新の際の障害を未然に回避することが
でき、本来の新制御プログラムについては何ら支障がな
い場合についての切り替え後の運用上の不都合の発生を
防止することができる。
【0041】プログラム更新手段は、制御プログラムの
バージョン情報を含む更新指示コマンドを受信すると、
そのバージョン情報と各プログラム格納手段に格納され
ている制御プログラムが含んでいるバージョン情報とを
比較し、一致するものがない場合にはその旨を更新指示
コマンドの送信元に報告するとした場合には、該当する
制御プログラムがプログラム格納手段に格納されている
か否かについて、送信元に速やかに認識させることがで
きるため、送信元にて迅速に他の対応をとらせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における通信装置(制
御装置)を含む制御プログラム更新システムの構成の例
を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施の形態におけるFRAMの記
憶エリアの例を示す説明図である。
【図3】 本発明の一実施の形態における制御プログラ
ム更新処理の例を示すシーケンス図である。
【図4】 本発明の一実施の形態における再開処理の例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 制御プログラム更新システム 20 通信装置(制御装置) 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 FRAM(強誘電体RAM) 24a,24b プログラム格納エリア 24v プログラムバージョン格納エリア 30 端末(情報処理装置)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御プログラムを格納する複数のプログ
    ラム格納手段と、制御プログラムにもとづいて動作する
    実行手段と、制御プログラムを更新するプログラム更新
    手段とを備えた制御装置において、 稼動している制御プログラムのバージョン情報を格納す
    るバージョン情報格納手段を含み、 プログラム更新手段は、入力された新たな制御プログラ
    ムに含まれているバージョン情報とバージョン情報格納
    手段に格納されているバージョン情報とを比較し、バー
    ジョン情報格納手段に格納されているバージョン情報に
    対応する制御プログラムが格納されているプログラム格
    納手段以外のプログラム格納手段に新たな制御プログラ
    ムを格納し、バージョン情報格納手段に新たな制御プロ
    グラムのバージョン情報を設定することを特徴とする制
    御装置。
  2. 【請求項2】 新たな制御プログラムの転送時に付加さ
    れたエラーチェックコードにもとづいて新たな制御プロ
    グラムを正常に受信できたか否か判定し、判定結果を新
    たな制御プログラムの転送元に報告する受信確認手段を
    備えた請求項1記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 プログラム更新手段は、入力された新た
    な制御プログラムを一時記憶手段に保管し、書き込み指
    示コマンドに応じて新たな制御プログラムを一時記憶手
    段から取り出してプログラム格納手段に書き込み、書き
    込みが正常に終了したか否かを書き込み指示コマンドの
    送信元に報告する請求項2記載の制御装置。
  4. 【請求項4】 プログラム更新手段は、制御プログラム
    のバージョン情報を含む更新指示コマンドを受信した
    ら、そのバージョン情報をバージョン情報格納手段に設
    定する請求項3記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 プログラム更新手段は、制御プログラム
    のバージョン情報を含む更新指示コマンドを受信する
    と、そのバージョン情報と各プログラム格納手段に格納
    されている制御プログラムが含んでいるバージョン情報
    とを比較し、一致するものがない場合にはその旨を更新
    指示コマンドの送信元に報告する請求項4記載の制御装
    置。
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