JP2002044693A - 電子交換機の制御装置 - Google Patents

電子交換機の制御装置

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JP2002044693A JP2000222593A JP2000222593A JP2002044693A JP 2002044693 A JP2002044693 A JP 2002044693A JP 2000222593 A JP2000222593 A JP 2000222593A JP 2000222593 A JP2000222593 A JP 2000222593A JP 2002044693 A JP2002044693 A JP 2002044693A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新ファームの不具合による障害が発生したと
きには、ハードウェア的に旧ファームに復帰させ、障害
復旧の迅速性および確実性を向上させる。 【解決手段】 障害原因がファームの不具合の場合に上
位CPUは、全体リセットでなく旧ファーム復帰リセッ
トをファーム搭載パッケージに実行する。このときに、
レジスタをハードウェア的に活かしておき、そのレジス
タにリセット信号を送る。二世代前のファームまでバッ
クアップすることにより、新ファームに更新する前に中
間ファームをダウンロードして対応している場合でもダ
ウンロード実行前のファイルに戻すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話その他通信信
号の交換接続を行うディジタル交換機に利用する。本発
明は、交換機の制御用ファームウエア(以下、ファーム
という)を新しいバージョンに入れ替えるための装置構
成および操作方法に関する。本発明は、ファームを新し
いバージョンに入れ替えた後に、新しいファームの動作
に不具合が発生した場合に、とりあえず使用するファー
ムを旧いバージョンのものに戻して、交換機の運用中断
時間を最小限にするための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子交換機に用いられるファーム搭載パ
ッケージでは、新しいバージョンのファームが作成され
ると、旧バージョンのファームを新バージョンのファー
ムに書き替えることによって、局交換機のバージョンア
ップを図ることができる。
【0003】このときに、ダウンロードした新ファーム
に不具合があった場合には、上位CPUから旧ファーム
を新たに転送してダウンロードを実行するか、パッケー
ジ交換を実行するなどにより復旧を行うことが考えられ
る。
【0004】しかし、この場合には人手が必ず必要にな
り、実際の操作では動作中断時間を長く要する。特に、
電子交換機の場合には、その動作中断による利用者への
影響は大きく、動作中断時間が長引けば長引くほど利用
者に与える影響が深刻な事態に陥るため、速やかな復旧
が強く求められる。そこで、ダウンロードした新ファー
ムに不具合があった場合でも自動的に旧ファームに復旧
させ、パッケージの動作を保証する技術が用いられるよ
うになった。
【0005】これに関連する先行技術として、特開20
00−35889号公報には、上位局からデータ転送に
よってダウンロードされたデータ(プログラム含む)が
無線基地局内部で壊された場合でも、無線基地局側で格
納しておいた元のデータ(旧プログラムを含む)にした
がって自己復旧を図る技術が開示されている。
【0006】また、特開平7−93276号公報には、
更新したプログラムファイルに不具合が生じた場合に
は、保持している差分ファイルを用いて速やかに更新前
のプログラムファイルに戻すことにより、コンピュータ
装置の障害復旧を図る技術が開示されている。
【0007】また、特開平10−105407号公報ま
たは特許第2984649号には、更新した新運用プロ
グラムに不具合が生じた場合には、保持している前運用
プログラムに戻すことによりコンピュータ装置の障害復
旧を図る技術が開示されている。
【0008】また、特開2000−69511号公報に
は、ボタン電話装置に関して、新メインプログラムに不
具合が生じた場合には、前メインプログラムを復元させ
ることによりボタン電話装置の障害復旧を図る技術が開
示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記先行技術
では、新しいファームが不具合の場合に前回のファーム
に戻す動作をソフトウェア的に行っている。このような
先行技術では、例えば、ファームの不具合により、ソフ
トウェアの正常な動作が阻害された場合には、切替え動
作も正常に動作せず、障害復旧は困難になるようなこと
が起こりえる。
【0010】さらに、システムの仕様変更があった場合
に、プログラム内の機能毎の格納箇所が変わることがあ
り、旧ファームから新ファームに直接変更できない場合
がある。その場合は新ファームに更新する前に中間ファ
ームをダウンロードして対応するが、新ファームでの不
具合で旧ファームに戻すとき、一世代前のファームにし
か戻せないと、今まで運用していたファイルにならな
い。上記先行技術では、それぞれ一世代前のファームに
戻すことしか想定しておらず、その場合には今まで運用
していたファイルにならない場合がある。
【0011】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、ハードウェア的に旧ファームに復帰させるこ
とができる電子交換機の制御装置を提供することを目的
とする。本発明は、障害復旧の迅速性および確実性を向
上させることができる電子交換機の制御装置を提供する
ことを目的とする。本発明は、新ファームに更新する前
に中間ファームを用いる場合でも速やかに旧ファームに
復帰させることができる電子交換機の制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、局用交換機に
用いられるファーム搭載パッケージで、ファームダウン
ロード後にファームの不具合による障害が発生した場合
には、運用実績のある旧ファームに戻し、パッケージの
動作を保証するために用いる。
【0013】すなわち、新ファームの不具合により接続
制御用のプロセッサが動作不可状態に陥った場合には、
上位CPUから障害パッケージに対して全体リセットを
行うが、新ファームが正常に動作していないと、リセッ
ト後に再度、接続制御用のプロセッサが動作不可状態に
なってしまう。
【0014】本発明では、障害原因がファームの不具合
の場合に上位CPUは、全体リセットでなく旧ファーム
復帰リセットをファーム搭載パッケージに実行すること
により、旧ファーム領域から旧ファームブートプログラ
ムで旧ファームをブートし、パッケージ動作の保証を行
う。このように、本発明では、新ファームの不具合があ
った場合には、再度上位CPUから旧ファームをダウン
ロードしなくても、リセット種別を変えることで動作実
績のある旧ファームに戻すことができる。
【0015】特に、本発明では、かりにファームが不具
合になっても、レジスタをハードウェア的に動作可能な
状態に保持しておき、そのレジスタにリセット信号を送
る構成とする。この構成により、無人局に配置された電
子交換機が異常状態に陥ったときに、遠隔にある有人局
の監視者からの遠隔操作により旧バージョンによる動作
が再開され、一時的な復旧が可能になる。したがって、
ソフトウェアに依存せず、新ファームから旧ファームへ
の復帰手順を起動させることができるため、障害復旧の
確実性を向上させることができる。
【0016】また、ファームからの応答が一定時間途絶
えたり、ファームからの応答が翻訳不能になった時間が
一定時間を超えるときに警報を発生し、そして警報が所
定時間継続したときに前記リセット信号を自動的に発生
させることもできる。これにより、監視者による操作を
要せず、ファームの不具合による中断時間をきわめて短
くすることができる。
【0017】さらに、本発明では、二世代前のファーム
までバックアップすることにより、新ファームに更新す
る前に中間ファームをダウンロードして対応している場
合でもダウンロード実行前のファイルに戻すことができ
る。
【0018】すなわち、本発明は、交換接続制御のため
のファームが搭載されたパッケージ(1)と、このパッ
ケージを制御する上位CPU(2)と、前記パッケージ
および前記上位CPUとを接続するシステムバス(3)
および保守バス(4)とを備え、前記ファームには、接
続制御用のプロセッサ(8)と、このプロセッサに供給
する運用プログラムを保持するRAM(9)と、ファー
ムを保持するEEPROM(10)と、このファームを
前記プロセッサにブートするためのブートプログラムを
保持するEPROM(11)とを備えた電子交換機の制
御装置である。
【0019】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記EEPROM(10)および前記EPROM(11)
には、それぞれ余裕領域(17および19)を設けてお
き、新しいバージョンのファームが書込まれたときに、
前記EEPROM(10)に新しいバージョンのファー
ムを書込むとともにその余裕領域(17)に旧いバージ
ョンのファームを保持させる制御手段と、前記EPRO
M(11)に新しいバージョンのファーム用ブートプロ
グラムを書込むとともにその余裕領域(19)には旧い
バージョンのファーム用ブートプログラムを保持させる
制御手段とを備え、前記RAM(9)には、新しいバー
ジョンのファームをダウンロードするときに旧いバージ
ョンのファームを残しておくバックアップ領域(15)
を設け、前記保守バス(4)のインターフェース(7)
に、前記プロセッサ(8)の動作にかかわらず前記上位
CPU(2)から到来する復旧リセット信号を伝達する
ためのレジスタをハードウエアとして動作状態に維持す
る手段を設けるとともに、前記EPROM(11)に
は、この復旧リセット信号によりその余裕領域(19)
に記録されたブートプログラムを起動させ前記EEPR
OM(10)の余裕領域(17)に保持されている旧い
バージョンのファームを前記RAM(9)のバックアッ
プ領域(15)を利用してブートさせる手段を含むとこ
ろにある。
【0020】前記上位CPU(2)には、前記システム
バス(3)または前記保守バス(4)に前記ファームか
ら到来する信号からそのファームの動作が異常状態にな
ったことを検出する手段と、この検出する手段の検出出
力により前記復旧リセット信号を操作がなくとも前記レ
ジスタに送出する手段とを含む構成とすることもでき
る。
【0021】また、前記EEPROM(10)および前
記EPROM(11)には、それぞれ第二の余裕領域
(17−2および19−2)を設け、前記制御手段に
は、そのEEPROM(10)の第二の余裕領域(17
−2)に二世代前のバージョンのファームを保持させる
手段と、前記EPROM(11)の第二の余裕領域(1
9−2)に二世代前のバージョンのファーム用ブートプ
ログラムを保持させる手段とを備え、前記RAM(9)
には、前記バックアップ領域(15)に一世代前および
二世代前のバージョンのファームを残しておく手段を設
け、前記復旧リセット信号には、前記二世代前のバージ
ョンのファームを起動させる第二の起動信号を含む構成
とすることもできる。
【0022】上記括弧内の数字は後から説明する実施例
図面の参照数字である。これは発明の構成を理解しやす
いように付すものであって、発明を実施例に限定して解
釈するためのものではない。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明実施例の電子交換機の制御
装置の構成を図1を参照して説明する。図1は本発明実
施例の電子交換機の制御装置の要部ブロック構成図であ
る。
【0024】本発明は、図1に示すように、交換接続制
御のためのファームが搭載されたパッケージ1と、この
パッケージを制御する上位CPU2と、パッケージ1お
よび上位CPU2とを接続するシステムバス3および保
守バス4とを備え、前記ファームには、接続制御用のμ
プロセッサ8と、このμプロセッサ8に供給する運用プ
ログラムを保持するRAM9と、ファームを保持するE
EPROM10と、このファームをμプロセッサ8にブ
ートするためのブートプログラムを保持するEPROM
11とを備えた電子交換機の制御装置である。
【0025】ここで、本発明の特徴とするところは、E
EPROM10およびEPROM11には、それぞれ旧
ファーム領域17および旧ファームブートプログラム格
納領域19を設けておき、新しいバージョンのファーム
が書込まれたときに、EEPROM10に新しいバージ
ョンのファームを書込むとともにその旧ファーム領域1
7に旧いバージョンのファームを保持させ、EPROM
11に新しいバージョンのファーム用ブートプログラム
を書込むとともにその旧ファームブートプログラム格納
領域19には旧いバージョンのファーム用ブートプログ
ラムを保持させ、RAM9には、新しいバージョンのフ
ァームをダウンロードするときに旧いバージョンのファ
ームを残しておくバックアップ領域15を設け、保守バ
スインターフェース部7に、μプロセッサ8の動作にか
かわらず上位CPU2から到来する復旧リセット信号を
伝達するためのレジスタをハードウエアとして動作状態
に維持するとともに、EPROM11には、この復旧リ
セット信号によりその旧ファームブートプログラム格納
領域19に記録されたブートプログラムを起動させEE
PROM10の旧ファーム領域17に保持されている旧
いバージョンのファームをRAM9のバックアップ領域
15を利用してブートさせるところにある。
【0026】また、上位CPU2では、システムバス3
または保守バス4に前記ファームから到来する信号から
そのファームの動作が異常状態になったことを検出し、
この検出出力により前記復旧リセット信号を操作がなく
とも前記レジスタに送出する。
【0027】他の実施例として、EEPROM10およ
びEPROM11には、それぞれ第二の余裕領域として
の旧ファーム領域#2(17−2)および旧ファームブ
ートプログラム#2格納領域19−2を設け、そのEE
PROM10の旧ファーム領域#2(17−2)に二世
代前のバージョンのファームを保持させ、EPROM1
1の旧ファームブートプログラム#2格納領域19−2
に二世代前のバージョンのファーム用ブートプログラム
を保持させ、RAM9には、バックアップ領域15に一
世代前および二世代前のバージョンのファームを残して
おき、前記復旧リセット信号には、前記二世代前のバー
ジョンのファームを起動させる第二の起動信号を含む。
【0028】以下では、本発明実施例をさらに詳細に説
明する。
【0029】(第一実施例)本発明第一実施例の電子交
換機の制御装置を図1〜図3を参照して説明する。図2
は第一実施例のメモリ割付を示す図であり、図3は第一
実施例のリセット種別データフォーマットを示す図であ
る。ファーム搭載パッケージ1は、上位CPU2とシス
テムバス3、保守バス4で接続される。ファーム搭載パ
ッケージ1は、システムバス3と接続するシステムバス
インタフェース部5と、保守バス4と接続する保守バス
インタフェース部7と、上位CPU2からのオーダを展
開するオーダ展開部6と、内部回路12を制御するμプ
ロッセサ8と運用時にファーム格納およびワークエリア
を持つRAM9と、上位CPU2からダウンロードされ
たファームデータを格納するEEPROM10と、EE
PROM10に格納されたファームデータをRAM9に
ブートするプログラムを格納したEPROM11で構成
される。
【0030】RAM9は、運用ファームを格納するプロ
グラム領域13と、動作時に使用するワーク領域14
と、ファームダウンロードを実行する際に旧ファームの
バックアップをとるために使用するワーク領域としてバ
ックアップ領域15により構成される。EEPROM1
0は、最新のファームデータを格納する新ファーム領域
16と、バックアップファームデータを格納する旧ファ
ーム領域17により構成される。
【0031】EPROM11は、EEPROM10の新
ファーム領域16のデータを、RAM9のプログラム領
域13にブートするときに使用するプログラムを格納す
る新ファームブートプログラム格納領域18と、EEP
ROM10の旧ファーム領域17のデータを、RAM9
のプログラム領域13にブートするときに使用するプロ
グラムを格納する旧ファームブートプログラム格納領域
19により構成される。
【0032】次に、新ファームダウンロード後にμプロ
セッサ8が動作不可になった場合について第一実施例の
電子交換機の制御装置の動作を説明する。ファーム搭載
パッケージ1をダウンロード可能状態にするために、上
位CPU2は保守バス4、保守バスインタフェース部7
を介してオーダ展開部6にファームダウンロードリセッ
トオーダを書き込む。μプロセッサ8は、EPROM1
1の新ファームブートプログラム格納領域18に格納さ
れているプログラムで動作し、内部をダウンロード可能
状態に移行させる。上位CPU2はシステムバス3、シ
ステムバスインタフェース部5を介してEEPROM1
0の新ファーム領域16に新ファームデータをロードす
る。
【0033】上位CPU2は新ファームのロードが終了
すると、ファーム搭載パッケージ1に保守バス4、保守
バスインタフェース部7を介してオーダ展開部6に全体
リセットオーダを書き込む。全体リセットを契機にEE
PROM10の新ファーム領域16からRAM9のプロ
グラム領域13にブートする。μプロセッサ8は、RA
M9のプログラム領域13に格納された新ファームで内
部回路12の制御を行う。
【0034】μプロセッサ8はRAM9のプログラム領
域13に格納された新ファームで内部回路12の制御を
するが、新ファームに不具合があった場合には、μプロ
セッサ8が動作不可になってしまい内部回路12の制御
が行えなくなる。上位CPU2はファーム搭載パッケー
ジ1に対して保守バス4、保守バスインタフェース部7
を介してオーダ展開部6に全体リセットオーダを書き込
む。しかし、ファームに不具合があるため再びμプロセ
ッサ8は動作不可状態になってしまう。
【0035】このとき、保守バスインタフェース部7内
に、ファーム故障のレジスタをハードウエア的に活かし
ておくことにより、上位CPU2はファーム搭載パッケ
ージ1のリセットオーダを書き込む前に、そのレジスタ
をスキャンし、最初のリセットオーダを旧ファーム復帰
リセットオーダとして書き込む。これにより、EPRO
M11の旧ファームブートプログラム格納領域19に格
納されているプログラムが起動され、EEPROM10
の旧ファーム領域17から旧ファームデータがRAM9
のプログラム領域13にブートされる。この後に、ファ
ーム搭載パッケージ1内部をリセットすると、μプロセ
ッサ8は、旧ファームに戻ったRAM9のデータで動作
を開始する。これにより、新ファームの不具合による動
作不可時間を短縮できる。
【0036】(第二実施例)本発明第二実施例の電子交
換機の制御装置を図4および図5を参照して説明する。
その基本的構成は第一実施例と同じであるが、旧ファー
ム復帰方法についてさらに工夫している。そのときのメ
モリ割付を図4に、リセット種別データフォーマットを
図5に示す。
【0037】第二実施例では、図4に示すように、EE
PROM10の割付で旧ファーム領域と、EPROM1
1の割付で旧ファームブートプログラム格納領域をそれ
ぞれ2つ割付けている。
【0038】システムの仕様変更があった場合に、プロ
グラム内の機能毎の格納箇所が変わることがあり、旧フ
ァームから新ファームに直接変更できない場合がある。
その場合は新ファームに更新する前に中間ファームをダ
ウンロードして対応するが、新ファームでの不具合で旧
ファームに戻すとき、一世代前のファームにしか戻せな
いと、今まで運用していたファイルにならないため、二
世代前のファームまでバックアップする事でダウンロー
ド実行前のファイルに戻すことができる。
【0039】二世代前のファームに戻す場合は、上位ソ
フトからのリセット種別を、旧ファーム復帰リセットオ
ーダ#2にすることで、EPROM11の旧ファームブ
ートプログラム#2格納領域19−2のデータを起動さ
れ、EEPROM10の旧ファーム領域#2(17−
2)から旧ファームデータをRAM9のプログラム領域
13にブートし、ファーム搭載パッケージ1内部をリセ
ットする。μプロセッサ8は、旧ファームに戻ったRA
M9のデータで動作を開始することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
新ファームの不具合による障害が発生したときには、ハ
ードウェア的に旧ファームに復帰させることができるか
ら、障害復旧の迅速性および確実性を向上させることが
できる。さらに、新ファームに更新する前に中間ファー
ムを用いる場合でも速やかに旧ファームに復帰させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の電子交換機の制御装置の要
部ブロック構成図。
【図2】本発明第一実施例のメモリ割付を示す図。
【図3】本発明第一実施例のリセット種別データフォー
マットを示す図。
【図4】本発明第二実施例のメモリ割付を示す図。
【図5】本発明第二実施例のリセット種別データフォー
マットを示す図。
【符号の説明】
1 ファーム搭載パッケージ 2 CPU 3 システムバス 4 保守バス 5 システムバスインタフェース部 6 オーダ展開部 7 保守バスインタフェース部 8 μプロセッサ 9 RAM 10 EEPROM 11 EPROM 12 内部回路 13 プログラム領域 14 ワーク領域 15 バックアップ領域 16 新ファーム領域 17 旧ファーム領域 18 新ファームブートプログラム格納領域 19 旧ファームブートプログラム格納領域 17−1 旧ファーム領域#1 17−2 旧ファーム領域#2 19−1 旧ファームブートプログラム#1格納領域 19−2 旧ファームブートプログラム#2格納領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換接続制御のためのファームウエアが
    搭載されたパッケージと、このパッケージを制御する上
    位CPUと、前記パッケージおよび前記上位CPUとを
    接続するシステムバスおよび保守バスとを備え、 前記ファームウエアには、接続制御用のプロセッサと、
    このプロセッサに供給する運用プログラムを保持するR
    AMと、ファームウエアを保持するEEPROMと、こ
    のファームウエアを前記プロセッサにブートするための
    ブートプログラムを保持するEPROMとを備えた電子
    交換機の制御装置において、 前記EEPROMおよび前記EPROMには、それぞれ
    余裕領域を設けておき、 新しいバージョンのファームウエアが書込まれたとき
    に、前記EEPROMに新しいバージョンのファームウ
    エアを書込むとともにその余裕領域に旧いバージョンの
    ファームウエアを保持させる制御手段と、前記EPRO
    Mに新しいバージョンのファームウエア用ブートプログ
    ラムを書込むとともにその余裕領域には旧いバージョン
    のファームウエア用ブートプログラムを保持させる制御
    手段とを備え、 前記RAMには、新しいバージョンのファームウエアを
    ダウンロードするときに旧いバージョンのファームウエ
    アを残しておくバックアップ領域を設け、 前記保守バスのインターフェースに、前記プロセッサの
    動作にかかわらず前記上位CPUから到来する復旧リセ
    ット信号を伝達するためのレジスタをハードウエアとし
    て動作状態に維持する手段を設けるとともに、前記EP
    ROMには、この復旧リセット信号によりその余裕領域
    に記録されたブートプログラムを起動させ前記EEPR
    OMの余裕領域に保持されている旧いバージョンのファ
    ームウエアを前記RAMのバックアップ領域を利用して
    ブートさせる手段を含むことを特徴とする電子交換機の
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記上位CPUには、 前記システムバスまたは前記保守バスに前記ファームウ
    エアから到来する信号からそのファームウエアの動作が
    異常状態になったことを検出する手段と、 この検出する手段の検出出力により前記復旧リセット信
    号を操作がなくとも前記レジスタに送出する手段とを含
    む請求項1記載の電子交換機の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記EEPROMおよび前記EPROM
    には、 それぞれ第二の余裕領域を設け、 前記制御手段には、 そのEEPROMの第二の余裕領域に二世代前のバージ
    ョンのファームウエアを保持させる手段と、 前記EPROMの第二の余裕領域に二世代前のバージョ
    ンのファームウエア用ブートプログラムを保持させる手
    段とを備え、 前記RAMには、前記バックアップ領域に一世代前およ
    び二世代前のバージョンのファームウエアを残しておく
    手段を設け、 前記復旧リセット信号には、前記二世代前のバージョン
    のファームウエアを起動させる第二の起動信号を含む請
    求項1記載の電子交換機の制御装置。
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