JP5683088B2 - 復旧システム、復旧方法及びバックアップ制御システム - Google Patents

復旧システム、復旧方法及びバックアップ制御システム Download PDF

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Description

本発明は、復旧システム、復旧方法及びバックアップ制御システムに関し、例えば、サーバのハードディスクやサーバ自体の故障発生時にリストアするためのデータやプログラムのシステムに適用し得るものである。
常時稼動しているサーバにおいては、サーバの冗長化や、これに加えて重要なデータやプログラムを定期的にバックアップするのが一般的である。
さらに、高信頼性を求められているシステムにおいては、正常なバックアップデータが上書きされてもリストア可能とするために、複数世代のバックアップデータを保持し、故障発生時に、適切な世代のバックアップデータを選択してリストアを行う。
例えば、IP電話サービスを提供するコールサーバ等のように非常に高信頼性が求められるサーバにおいては、システム停止時間を最短にするため、障害発生時に自律的にプロセスの再起動を実施する仕組みを有している。さらに、現用ファイルの再起動が不可能だと判断された場合、バックアップデータを用いて復旧することが行われる。このとき、リストアには、可能な限り新しいファイルで復旧させること、システム停止時間を最短にすることが求められる。
サーバの障害発生時に確実かつ迅速な復旧を考慮すると、バックアップデータを自サーバや冗長化の待機系サーバに保持することが一般的である。
特許文献1には、稼動系サーバ及び待機系サーバからなる冗長構成において、稼動系サーバのOSマスタボリュームのOS情報を、待機系サーバのOSバックアップボリュームにバックアップを行う技術が記載されている。
特許公開2008−198152号公報
上述したように、従来、一般的にバックアップデータは、自サーバや冗長構成の待機系サーバ等に保持することとしている。
しかしながら、バックアップデータを保持する自サーバのハードディスク自体が故障した場合や、データやプログラムの不具合に伴い、待機系サーバに保持していたバックアップデータにも不具合が生じる場合がある。
そのため、自サーバのハードディスクが故障した場合や、待機系サーバが保持するバックアップデータに不具合が生じた場合でも、システムの停止時間をできるだけ短くして、確実に復旧することができるシステムが求められている。
本発明は、バックアップデータを保持する外部に退避するバックアップサーバを備え、このバックアップサーバに、バックアップの種別に応じてバックアップデータを分類して保持しておき、障害発生時に応じたバックアップ取得契機及びバックアップ取得先に基づき、迅速かつ確実にバックアップデータを取得して復旧処理を行う復旧システム、復旧方法及びバックアップ制御システムを提供する。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の復旧システムは、(1)サーバが利用するファイルを種別毎に分類して記憶するローカル記憶手段と、(2)ローカル記憶手段に記憶するファイルを種別毎に記憶する外部記憶手段と、(3)少なくとも、サーバのシステム障害の態様に応じて取得するバックアップファイルの種別を取り決めた第1の情報を管理する情報管理手段と、(4)サーバにおいて自サーバによるリストアが困難である障害が発生した場合に、サーバの障害回復後、第1の情報に従ったリストア要求を送出するバックアップ制御手段と、(5)バックアップ制御手段からリストア要求を受け取り、このリストア要求で指定されている種別のファイルを外部記憶手段から取得し、サーバに転送する外部バックアップ制御手段とを備え、サーバが、外部バックアップ制御手段から取得したファイルを用いてリストアするリストア手段を有することを特徴とする。
第2の本発明の復旧方法は、(1)ローカル記憶手段が、サーバが利用するファイルを種別毎に分類して記憶するローカル記憶工程と、(2)外部記憶手段が、ローカル記憶手段に記憶するファイルを種別毎に記憶する外部記憶工程と、(3)情報管理手段が、少なくとも、サーバのシステム障害の態様に応じて取得するバックアップファイルの種別を取り決めた第1の情報を管理する情報管理工程と、(4)バックアップ制御手段が、サーバにおいて自サーバによるリストアが困難である障害が発生した場合に、サーバの障害回復後、第1の情報に従ったリストア要求を送出するバックアップ制御工程と、(5)外部バックアップ制御手段が、バックアップ制御手段からリストア要求を受け取り、このリストア要求で指定されている種別のファイルを外部記憶手段から取得し、サーバに転送する外部バックアップ制御工程とを有し、サーバが、外部バックアップ制御手段から取得したファイルを用いてリストアするリストア工程を有することを特徴とする。
第3の本発明のバックアップ制御システムは、(1)サーバが利用するファイルを種別毎に分類して記憶するローカル記憶手段と、(2)ローカル記憶手段に記憶するファイルを種別毎に記憶する外部記憶手段と、(3)少なくとも、サーバのシステム障害の態様に応じて取得するバックアップファイルの種別を取り決めた第1の情報を管理する情報管理手段と、(4)サーバにおいて自サーバによるリストアが困難である障害が発生した場合に、サーバの障害回復後、第1の情報に従ったリストア要求を送出するバックアップ制御手段と、(5)バックアップ制御手段からリストア要求を受け取り、このリストア要求で指定されている種別のファイルを外部記憶手段から取得し、サーバに転送する外部バックアップ制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、自サーバのハードディスクが故障した場合や、待機系サーバが保持するバックアップデータに不具合が生じた場合でも、システムの停止時間をできるだけ短くして、確実に復旧することができる。
第1の実施形態のバックアップ制御システムの構成を示す構成図である。 バックアップデータ取得情報の構成を説明する説明図である。 バックアップ処理を示すフローチャートである。 バックアップ処理を説明する説明図である。 アプリケーションサーバのバックアップ制御による処理を示すフローチャートである。 アプリケーションサーバのバックアップ制御の処理を説明する説明図である。 バックアップサーバのバックアップ制御による処理を示すフローチャートである。 バックアップサーバのバックアップ制御の処理を説明する説明図である。 バックアップサーバが複数世代の前日ファイル、立ち上げ保障ファイルをバックアップする場合を示す構成図である。 バックアップサーバが外部ディスク又は専用サーバと接続する場合を示す構成図である。
(A)主たる実施形態
以下では、本発明の復旧システム、復旧方法及びバックアップ制御システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら説明する。この実施形態は、例えばIP電話サービスを提供するコールサーバのような、非常に高い信頼性を求められるサーバに適用した場合を例示して説明する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、実施形態に係るバックアップ制御システムの構成を示す構成図である。図1において、第1の実施形態のバックアップ制御システム1は、アプリケーションサーバ10と、このアプリケーションサーバ10とは別に外部に設けたバックアップサーバ20とを有して構成される。
なお、アプリケーションサーバ10及びバックアップサーバ20は、接続回線で接続されており、いずれもCPU、ROM、RAMなどを備え、後述するOSやバックアップ制御部の処理は、ハードウェア的にはCPUが実行するものである。
アプリケーションサーバ10は、例えばコールサーバ等の高信頼性を求められるサーバが該当する。図1に示すように、アプリケーションサーバ10は、アプリケーション11、バックアップ制御部12、オペレーティングシステム(OS)13、ハードディスク14等を少なくとも有するものである。
アプリケーションサーバ10は、例えばLinux(登録商標)等の一般的なOS13を搭載しており、このOS13上で、アプリケーション11やバックアップ制御部12の処理が動作する。
アプリケーション11は、アプリケーションサーバ10が提供するサービスプロセス(例えば、呼処理サービス等)に係る処理を実行するものであり、運用中にはハードディスク14上の実行ファイルを参照して実行したり、実行ファイルの更新をしたりするものである。
ハードディスク14は、OS13やアプリケーション11のプログラム、アプリケーションの実行ファイル、及び、バックアップデータ取得情報17などを格納する記憶領域である。また、ハードディスク14は、バックアップデータを種別毎に分類して格納するものである。
このバックアップデータの種別としては、例えば、前日ファイル15、立ち上げ保障ファイル16、フルバックアップファイルがあり、これらファイルを種別毎に分類する。
前日ファイル15には、例えば、毎日所定の時刻に、運用に利用されたファイルが格納される。これにより、現在の運用中の一世代前のファイルを格納することができる。また、立ち上げ保障ファイル16は、アプリケーション11のアップグレード後、新ファイルの起動時を保障するファイルが格納される。バックアップデータとは、アプリケーション11の実行ファイル、コンフィグファイル、各種データなどが含まれるものである。
バックアップ制御部12は、OS13又はアプリケーション11からのコマンドにより起動するものである。また、バックアップ制御部12は、アプリケーションサーバ10の起動後、各バックアップデータをバックアップする場合、バックアップデータの種別毎に分類してバックアップするものである。さらに、バックアップ制御部12は、バックアップデータの格納先を、自サーバ10のハードディスク14、バックアップサーバ20のハードディスク23とする。
また、バックアップ制御部12は、定期処理スレッドと、バックアップ制御スレッドとを有する。
定期処理スレッドは、アプリケーションサーバ10の起動後に、毎日所定時刻になると、その日の運用中の実行ファイルを、ハードディスク14の前日ファイル15にバックアップするものである。
バックアップ制御スレッドは、後述するように、各バックアップファイルを自サーバ10のハードディスク14にバックアップする処理、各バックアップファイルを外部のバックアップサーバ20に転送してバックアップするバックアップ処理とを行う。
さらに、バックアップ制御スレッドは、障害発生時に、リストアコマンドを受け取り、このコマンドで指定された種類のファイルを、指定された取得先から取得し、リストア処理を行う。
バックアップ制御スレッドは、アプリケーションアップグレード時に、アップグレードするアプリケーションの立ち上げ保障ファイルを、ハードディスク14の立ち上げ保障ファイル16にバックアップするものである。
また、バックアップ制御スレッドは、前日ファイル15や立ち上げ保障ファイル16の転送要求のコマンドが与えられると、ハードディスク14に格納されている前日ファイル15や立ち上げ保障ファイル16を、バックアップサーバ20に転送してバックアップサーバ20のハードディスク23にバックアップするものである。
さらに、バックアップ制御スレッドは、フルバックアップファイルの転送要求のコマンドが与えられると、ハードディスク14から自サーバのフルバックアップファイルを取得し、そのフルバックアップファイルをバックアップサーバ20に転送してハードディスク23にバックアップするものである。
バックアップ制御スレッドがリストアを実施する場合、バックアップファイル取得契機となる障害発生時に、その障害態様に応じてバックアップデータの種別や取得先を指定したコマンドを受け取り、このコマンドの内容に従ってバックアップデータを取得する。バックアップデータを取得する先としては、後述するように、自サーバ10のハードディスク14又はバックアップサーバ20のハードディスク23とする。また、取得するバックアップデータの種別としては、前日ファイル、立ち上げ保障ファイル、フルバックアップファイル等がある。
コマンドでのバックアップデータの種別や取得先の指定は、バックアップデータ取得情報17を参照して指定する方法を適用することができる。
図2は、バックアップデータ取得情報17の構成を示す構成図である。バックアップデータ取得情報17は、バックアップデータ種別、バックアップ取得先、障害種別、コマンド要求先とが対応づけられて設定されている。
例えば、アプリケーションサーバ10のハードディスク14が故障した場合、図2に示すように、取得するバックアップデータの種別を「フルバックアップファイル」とし、このバックアップデータの取得先を「バックアップサーバ20のハードディスク23」とする要求コマンドを、「バックアップサーバ20のバックアップ制御部22」を要求先として送信するようにする、ということを示す。
バックアップサーバ20は、アプリケーションサーバ10のアプリケーション11が実行する実行ファイルをバックアップするサーバである。バックアップサーバ20は、バックアップ制御部21、OS22、ハードディスク23を少なくとも有するものである。
バックアップサーバ201は、バックアップ対象サーバごとのバックアップデータを、その種別毎に分類して格納する。また、バックアップサーバ20は、1台のバックアップ対象サーバだけでなく、複数のバックアップ対象サーバのバックアップデータを格納するようにしてもよい。
バックアップサーバ20は、例えば、Linux(登録商標)等の一般的なOS22を搭載しており、バックアップ制御部21は、OS22上で動作するものであり、運用中はハードディスク23のデータを参照したり更新したりする。
なお、バックアップサーバ20のハードディスク23へのバックアップは、上述したようにアプリケーションサーバ10のバックアップ制御部12の処理により実現される。
バックアップ制御部21は、アプリケーションサーバ10のハードディスク14の故障や、アプリケーションサーバ10自体の故障の場合に、アプリケーションサーバ10やハードディスク14の故障回復後に、コマンドを受け取り、ハードディスク23に格納されているバックアップデータを、アプリケーションサーバ10に与えるものである。これにより、アプリケーションサーバ10において、OSやアプリケーションのプログラムを再インストールさせ、必要なファイルデータを用いてリストアさせることができる。
ここで、要求コマンドは、取得するバックアップデータの種別が記載されており、これに従って、バックアップ制御部21は、前日ファイル24、立ち上がり保障ファイル25、フルバックアップファイル26のいずれかを選択して、アプリケーションサーバ10に転送する。
(A−2)実施形態の動作
次に、この実施形態に係るバックアップ制御システムの処理の動作を、図面を参照しながら説明する。
(A−2−1)バックアップ処理
まず、実施形態に係るバックアップ処理の動作を説明する。図3は、実施形態のバックアップ処理の動作を示すフローチャートである。図4は、実施形態のバックアップ処理の動作を説明する説明図である。
アプリケーションサーバ10が起動すると、バックアップ制御部12は、所定の時刻に定期処理スレッドを起動する。また、バックアップ制御部12は、OS13又はアプリケーション11からコマンドを受信すると、そのコマンド要求に応じた処理を行うバックアップ制御スレッドを起動する(ステップS101)。
定期処理スレッドは、毎日所定の時刻に起動し、アプリケーション11が実行に必要な実行ファイルをバックアップデータとして取得し、ハードディスク14の前日ファイル15に格納する(ステップS102)。
また、バックアップ制御スレッドは、OS13又はアプリケーション11からのコマンド要求を受信すると起動する(ステップS103)。
このとき、アプリケーション11のプログラムをアップグレードした際に、アプリケーション11が立ち上げ保障ファイルをバックアップ取得要求するコマンドをバックアップ制御部12に与える。これを受信したバックアップ制御スレッドは、アップグレードのアプリケーションの起動保障行う立ち上げ保障ファイルをバックアップファイルとして取得し、ハードディスク14の立ち上げ保障ファイル16に格納する(ステップS104)。
また、コマンド投入により、前日ファイルバックアップサーバ転送要求を受信すると、バックアップ制御スレッドは、ハードディスク14に保持されている前日ファイル15をバックアップサーバ20に転送する(ステップS105)。このとき、バックアップサーバ20は、アプリケーションサーバ10から受け取った前日ファイルをハードディスク23の前日ファイル24に格納する。
ここで、前日ファイルバックアップサーバ転送要求のコマンド投入は、例えば、ハードディスク14に前日ファイル15が格納された直後や、前日コマンド15の取得終了後の所定時間経過後や毎日の所定時刻等とすることができる。
さらに、コマンド投入により、立ち上げ保障ファイルバックアップサーバ転送要求を受信すると、バックアップ制御スレッドは、ハードディスク14に保持されている立ち上げ保障ファイル16を、バックアップサーバ20に転送する(ステップS106)。このとき、バックアップサーバ20は、アプリケーションサーバ10から受け取った立ち上げ保障ファイルをハードディスク23の立ち上げ保障ファイル25に格納する。
ここで、立ち上げ保障ファイルバックアップサーバ転送要求のコマンド投入は、ハードディスク14に立ち上げ保障ファイル16が格納された直後や、立ち上げ保障ファイル16の取得終了後の所定時間経過後等とすることができる。
また、コマンド投入により、フルバックアップファイル取得・転送要求を受信すると、バックアップ制御スレッドは、ハードディスク14に保持されている自サーバのフルバックアップを取得し、このフルバックアップファイルをバックアップサーバ20に転送する(ステップS107)。そして、バックアップサーバ20は、このフルバックアップファイルを、ハードディスク23のフルバックアップファイル26に格納する。
フルバックアップファイル取得・転送要求のコマンド投入は、例えば、前日ファイル15又は立ち上げ保障ファイル16のいずれかの格納直後としたり、これらの格納後所定時間経過後等とすることができる。
また、フルバックアップファイルは、前日ファイル15をバックアップする際に、これを増分ファイルとして、それまでのフルバックアップファイルと合成していくようにしても良い。最初のフルバックアップファイル(第1日目)に、第2日目の増分ファイルを合成する。さらに、この合成したフルバックファイルに第3日目の増分ファイルを合成していくことでフルバックファイルを作成する。
上記のようにして、自サーバ10及びバックアップサーバ20に、前日ファイル、立ち上げ保障ファイル、フルバックアップファイルをバックアップデータとして保持させることができる。
(A−2−2)バックアップ制御部12によるリストア処理
次に、アプリケーションサーバ10のバックアップ制御部12によるリストア処理の動作を、図面を参照しながら説明する。
図5は、実施形態に係るリストア処理を示すフローチャートである。図6は、実施形態に係るリストア処理を説明する説明図である。
リストア処理は、OS12又はアプリケーション11からリストアコマンドを受信することにより、バックアップ制御部12のバックアップ制御スレッドが実施する。
アプリケーションサーバ10において障害が発生すると、OS13はシャットダウン処理を開始する。このシャットダウン処理の中で、OS13がバックアップデータの取得先及び取得種別を指定するリストアコマンドをバックアップ制御部12に与え、バックアップ制御スレッドが起動する。なお、アプリケーション11がリストアコマンドを投入することでバックアップ制御スレッドが起動するようにしても良い。
リストアコマンドを投入する際、発生した障害に応じたバックアップデータの種別及び取得先を指定するものとする。
ここで、バックアップデータの種別及び取得先の指定方法は、例えば、図2に示すように発生した障害態様に応じて、取得するバックアップデータの種別及び取得先が設定されているバックアップデータ取得情報17を参照して指定する方法を適用することができる。
なお、図2のバックアップデータ取得情報17では、説明便宜のために、バックアップデータ取得先が「アプリケーションサーバ」、「バックアップサーバ」のように記載しているが、取得先サーバのアドレス情報やリンク先等を記載するようにしても良い。
また、バックアップデータ種別についても、その種別を識別する識別情報や、ハードディスク14及び23におけるバックアップデータの格納先(リンク先)情報等としても良い。このように、コマンドに取得するバックアップデータの取得先及び種別を含ませることで、迅速なリストア処理を実現できる。
例えば、図2に示すように、アプリケーション11にバグ等による障害が生じた場合には、アプリケーションサーバ10のバックアップ制御部12にコマンドが投じられる。
コマンド受信待ちをしているバックアップ制御スレッドが、リストアコマンドを受信すると(ステップS201)、そのコマンドで指定されているバックアップデータの取得先及び種別を確認する(ステップS202)。
バックアップデータ取得先が自サーバである場合(ステップS203)、バックアップ制御スレッドは、自サーバ10のハードディスク14から、コマンドで指定されたバックアップデータ(前日ファイル15、立ち上げ保障ファイル16)をロードする。そして、OS13のリブート後、アプリケーション11が自律的に起動し、指定されたバックアップデータを読み込むことでリストアを行う(ステップS204)。
また、バックアップデータ取得先がバックアップサーバ20である場合(ステップS203)、バックアップ制御スレッドは、バックアップサーバ20のハードディスク23から、コマンドで指定されたバックアップデータ(前日ファイル24、立ち上げ保障ファイル25、フルバックアップファイル26)を取得してロードする。そして、起動したアプリケーション11がバックアップデータを読み込むことでリストアを行う(ステップS205)。
(A−2−3)バックアップ制御部21によるリストア処理
次に、バックアップサーバ20のバックアップ制御部21によるリストア処理の動作を、図面を参照しながら説明する。
図7は、バックアップサーバ20のバックアップ制御部21によるリストア処理を示すフローチャートである。図8は、バックアップサーバ20のバックアップ制御部21によるリストア処理を説明する説明図である。
図2に示すように、アプリケーションサーバ10のハードディスク14が故障した場合や、アプリケーションサーバ10本体が故障した場合には、バックアップサーバ20のバックアップ制御部21にコマンドが投じられる。
例えば、アプリケーションサーバ10において障害が発生し、0S13がシャットダウン処理を開始する。その後、アプリケーションサーバ10のハードディスク14の故障又はアプリケーションサーバ10本体の故障を回復する。
そして、故障回復後に、バックアップサーバ20のバックアップ制御部21に対してコマンドが投入される。このコマンド投入は、アプリケーションサーバ10の故障回復後のリストア処理の一部の処理として自動的に投入されるようにしても良いし、また図示しない管理者端末の指示を受けて投入されるようにしても良い。
バックアップ制御部21では、コマンド投入により、バックアップ制御スレッドが起動する(ステップS301)。バックアップ制御スレッドは、コマンドで指定されるバックアップデータを取得先及び種別を確認する(ステップS302)。
ここでは、取得するバックアップデータとしてフルバックアップファイル26が指定されている。バックアップ制御スレッドは、コマンドで指定されているリンク先に基づき、ハードディスク23から指定されたフルバックアップファイル26を読み出し、アプリケーションサーバ10のハードディスク14に転送する(ステップS303)。
このフルバックアップファイル26には、OSやアプリケーションプログラムも含まれているので、アプリケーションサーバ10は、バックアップサーバ10から受信したフルバックアップファイル26を用いて再開処理を行い、サーバ環境のリストアを実施する。これにより、OSやアプリケーションプログラムをインストールする作業を軽減することができるので、迅速な対応が取れる。
次に、アプリケーションサーバ10において、自サーバ10のハードディスク14のフルバックアップファイルからリストアした後、アプリケーションサーバのアプリケーションが古いファイルである場合の処理、図7(B)及び図8を参照して説明する。
なお、この場合、アプリケーションサーバ10がフルバックアップファイルをバックアップする時と、バックアップサーバ20が前日ファイル24、立ち上げ保障ファイル25をバックアップする時とが異なる場合(バックアップ取得タイミングが異なる場合)を想定する。
アプリケーションサーバ10において、ハードディスク14のフルバックアップファイルからリストアした後、アプリケーションサーバ10のアプリケーションが古いファイルである場合、アプリケーションサーバ10のバックアップ制御部12にコマンドが投入される(ステップS401)。
このコマンドには、バックアップデータの取得先がバックアップサーバ10のバードディスク23であり、バックアップデータの種別が前日ファイル24又は立ち上げ保障ファイル25であることが指定されている(図2参照)。
アプリケーションサーバ10において、バックアップ制御スレッドは、コマンドで指定されているバックアップデータの取得先及び種別を確認し(ステップS402)、バックアップサーバ20に対して、コマンドで指定されバックアップデータ取得先及び種別の転送を要求する。
バックアップサーバ10では、バックアップ制御部21がバックアップ制御スレッドを起動し、投入されたコマンドで指定されているバックアップデータ種別である前日ファイル24又は立ち上げ保障ファイル25を、アプリケーションサーバ10に転送する。アプリケーションサーバ10は、バックアップサーバ10から受信した前日ファイル24又は立ち上げ保障ファイル25を用いて、最新ファイルによる再開処理を行い、サーバ環境のリストアを実施する(ステップS403)。
(A−3)実施形態の効果
以上のように、実施形態によれば、サーバのハードディスクの故障時やサーバ本体の故障時でも、バックアップサーバによるリストア処理が可能である。またサーバが冗長化等により複数存在している場合でも、バックアップサーバによるリストア処理ができる。
実施形態では、バックアップデータを外部のバックアップサーバに退避させ、バックアップするバックアップデータを種別毎に分類してバックアップし、バックアップデータの取得契機とバックアップデータの取得先を明確にしておく。これにより、バックアップデータの取得契機に、どの種別のバックアップデータをどの取得先から読み込むかを明確にすることができるので、迅速かつ早期なリストアを実現できる。
さらに、実施形態では、自サーバや冗長化の待機系サーバが故障した場合のリストア時に、バックアップサーバに退避しているバックアップデータにより、確実・迅速に対応することが可能となる。
(B)他の実施形態
上述した実施形態では、説明便宜上、バックアップサーバのハードディスク内に、前日ファイルと立ち上げ保障ファイルは、1世代しか保持していない場合を説明したが、例えば図9に示すように、バックアップサーバ20が、複数世代の前日ファイルと立ち上げ保障ファイルを管理するようにしてもよい。
上述した実施形態では、バックアップサーバ自体がアプリケーションを搭載しない場合を例示したが、アプリケーションを搭載して、そのデータ・プログラムがバックアップ取得要とした場合でも、アプリケーションサーバのバックアップ制御部と同様、バックアップサーバのバックアップ制御部にてバックアップ・リストアが可能である。
さらに、例えば図10に示すように、バックアップサーバ自体のバックアップ媒体(例えばハードディスクや光ディスクやバックアップ用テープ等)やサーバ(バックアップサーバ用のバックアップサーバ)を設けることで、バックアップサーバ自体のバックアップ・リストアが可能である。
冗長構成をとる場合、1台の現用系サーバに対してバックアップサーバを備え、また1台の予備系サーバに対して別のバックアップサーバを備えるようにしても良い。また、現用系サーバと予備系サーバとが、バックアップサーバを共用するようにしても良い。
1…バックアップ制御システム、
10…アプリケーションサーバ、20…バックアップサーバ
11…アプリケーション、12…バックアップ制御部、13…OS、14…ハードディスク、15…前日ファイル、16…立ち上げ保障ファイル、17…バックアップデータ取得情報、
21…バックアップ制御部、22…OS、23…ハードディスク、24…前日ファイル、25…立ち上げ保障ファイル、26…フルバックアップファイル。

Claims (4)

  1. サーバが利用するファイルを種別毎に分類して記憶するローカル記憶手段と、
    上記ローカル記憶手段に記憶するファイルを種別毎に記憶する外部記憶手段と、
    少なくとも、上記サーバのシステム障害の態様に応じて取得するバックアップファイルの種別を取り決めた第1の情報を管理する情報管理手段と、
    上記サーバにおいて自サーバによるリストアが困難である障害が発生した場合に、上記サーバの障害回復後、上記第1の情報に従ったリストア要求を送出するバックアップ制御手段と、
    上記バックアップ制御手段から上記リストア要求を受け取り、このリストア要求で指定されている種別のファイルを上記外部記憶手段から取得し、上記サーバに転送する外部バックアップ制御手段と
    を備え、
    上記サーバが、上記外部バックアップ制御手段から取得したファイルを用いてリストアするリストア手段を有することを特徴とする復旧システム。
  2. 上記外部バックアップ制御手段は、上記サーバにおけるフルバックアップファイルのリストアの結果、アプリケーションが過去のファイルである場合、上記第1の情報に従ったリストア要求を受け取り、このリストア要求で指定されている種別のファイルを上記外部記憶手段から取得し、上記サーバに転送することを特徴とする請求項1に記載の復旧システム。
  3. ローカル記憶手段が、サーバが利用するファイルを種別毎に分類して記憶するローカル記憶工程と、
    外部記憶手段が、上記ローカル記憶手段に記憶するファイルを種別毎に記憶する外部記憶工程と、
    情報管理手段が、少なくとも、上記サーバのシステム障害の態様に応じて取得するバックアップファイルの種別を取り決めた第1の情報を管理する情報管理工程と
    バックアップ制御手段が、上記サーバにおいて自サーバによるリストアが困難である障害が発生した場合に、上記サーバの障害回復後、上記第1の情報に従ったリストア要求を送出するバックアップ制御工程と、
    外部バックアップ制御手段が、上記バックアップ制御手段から上記リストア要求を受け取り、このリストア要求で指定されている種別のファイルを上記外部記憶手段から取得し、上記サーバに転送する外部バックアップ制御工程と
    を有し、
    上記サーバが、上記外部バックアップ制御手段から取得したファイルを用いてリストアするリストア工程を有することを特徴とする復旧方法。
  4. サーバが利用するファイルを種別毎に分類して記憶するローカル記憶手段と、
    上記ローカル記憶手段に記憶するファイルを種別毎に記憶する外部記憶手段と、
    少なくとも、上記サーバのシステム障害の態様に応じて取得するバックアップファイルの種別を取り決めた第1の情報を管理する情報管理手段と、
    上記サーバにおいて自サーバによるリストアが困難である障害が発生した場合に、上記サーバの障害回復後、上記第1の情報に従ったリストア要求を送出するバックアップ制御手段と、
    上記バックアップ制御手段から上記リストア要求を受け取り、このリストア要求で指定されている種別のファイルを上記外部記憶手段から取得し、上記サーバに転送する外部バックアップ制御手段と
    を備えることを特徴とするバックアップ制御システム。
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