JPH0725474B2 - ソータ - Google Patents

ソータ

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JPH0725474B2
JPH0725474B2 JP63165239A JP16523988A JPH0725474B2 JP H0725474 B2 JPH0725474 B2 JP H0725474B2 JP 63165239 A JP63165239 A JP 63165239A JP 16523988 A JP16523988 A JP 16523988A JP H0725474 B2 JPH0725474 B2 JP H0725474B2
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cam
bin
bin tray
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driven
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Inventor
芳雄 杉島
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三田工業株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,静電複写機あるいは印刷機の如き画像生成機
から排出されるシートを所要通りに区分けして収集する
ためのソータに関する。
(従来技術) ビントレイを上下動させて記録紙を分配収納するソータ
において,例えば特開昭57-4856号公報に開示されるよ
うにスパイラル状回転カムが用いられるものがある。こ
の機構はビントレイの各々の上流端部(即ちシート受け
入れ端部)の両側に幅方向に突出する横断面が円形のピ
ンであるトラニオンが設けられ,このトラニオンが外周
面をスパイラル状に延びるトラニオン収容溝が刻設され
る円柱状カムにより上下動されるものである。
上記構成にあっては,カムのトラニオン収容溝にトラニ
オンが順次に収容され得るようになすために,カムに対
してトラニオンを弾発的に偏倚する弾性偏倚手段を配設
することが必要となり構成が複雑となると共に製作コス
トが高くなる。
この構成に対応して弾性偏倚手段を不要となるべく,カ
ムを直接ビントレイに作用させる機構が考えられる。こ
の機構においてはビントレイに従動突出部を設け,所定
方向に延びる中心軸線を中心として回転自在であると共
に,その回転により前記中心軸線に沿って前後方向に変
移自在であるリング状カムを配置する。そして上記機構
においてリング状カムは中心軸線方向前方への突出長さ
が特定角度部から所定回転方向に向かって漸次増大せし
められた形状であり,回転時において例えばビントレイ
を持ち上げる際にはビントレイの方向に変移され,ビン
トレイを降下せしめる際にはビントレイから離れる方向
に変移され,ビントレイの従動突出部の下面に直接作用
しビントレイを上昇,降下せしめるものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上記先行技術にあっては,ビントレイを上昇,降下せし
める際にリング状カムがビントレイの従動突出部と当接
し,その後従動突出部はリング状カムにより保持され上
昇あるいは降下せしめられる。そして,リング状カムと
従動突出部との当接時において騒音が発生する。
(発明の目的) この発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり,リ
ング状カムとビントレイの従動突出部との当接時におけ
る騒音の発生を防止することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、第1の発明のソータは、
上下方向に配列された複数個の可動ビントレイと、該ビ
ントレイの各々を順次に上昇および下降せしめるための
移送機構とを具備するソータにおいて、該ビントレイの
各々には所定方向に突出した従動突出部が設けられてお
り、該従動突出部の突出長さは下方のビントレイから上
方のビントレイに向かって段階的に長くせしめられてお
り、該移送機構は、該従動突出部に対向せしめて該所定
方向に延びる中心軸線を中心として回転自在に且つ該中
心軸線方向に移動自在に配設され、該中心軸線方向前方
への突出長さが特定角度部から所定回転方向に向かって
漸次増大せしめられているリング状カムと、該カムを該
所定回転方向に回転せしめると共に該中心軸線方向前方
へ前進せしめ、且つ逆回転方向に回転せしめると共に該
中心軸線方向後方へ後進せしめるための駆動手段を含
み、該従動突出部の下面のリング状カムの最大突出部と
当接する部位に消音部材を配置したことを特徴とする。
また,上記の目的を達成するために第2の発明のソータ
は,上下方向に配列された複数個の可動ビントレイと,
該ビントレイの各々を順次に上昇および下降せしめるた
めの移送機構とを具備するソータにおいて,該ビントレ
イの各々には所定方向に突出した従動突出部が設けられ
ており,該従動突出部の突出長さは,下方のビントレイ
から上方のビントレイに向かって段階的に長くせしめら
れており,該移送機構は,該従動突出部に対向せしめて
該所定方向に延びる中心軸線を中心として回転自在に且
つ該中心軸線方向に移動自在に配設され,該中心軸線方
向前方への突出長さが特定角度部から所定回転方向に向
かって漸次増大せしめられているリング状カムと,該カ
ムを該所定回転方向に回転せしめると共に該中心軸線方
向前方へ前進せしめ,且つ逆回転方向に回転せしめると
共に該中心軸線方向後方へ後進せしめるための駆動手段
を含み,該リング状カムの最大突出部に消音部材を配置
したことを特徴とする。
(作用) カムに当接するビントレイの下面部に消音部材を設ける
か,あるいはカムのビントレイに当接する部分に消音部
材を設けるために,ビントレイとカムとは消音部材を介
して当接する。
(実施例) 以下,添付図面を参照して本発明の好適実施例について
詳細に説明する。
第1図及び第2図を参照して説明すると,全体を番号2
で示す図示のソータは,静止支持枠体4を具備してい
る。この支持枠体4は,上面が開放された箱状部6を有
する。第1図及び第2図と共に第3図を参照して説明す
ると,箱状部6の上流部(第3図において右側部)に
は,一対の案内板即ち下側案内板8及び上側案内板10が
配設されている。下側案内板8の主部は箱状部6の上面
に沿って実質上水平に延び,その上流部は箱状部6の上
流端壁12を越えて上流方向に延出している。かような下
側案内板8は,適宜の手段(図示していない)によって
箱状部6の上流端壁12に固定することができる。下側案
内板8の上方に配置されている上側案内板10の上流部
は,上流方向に幾分上方に傾斜して延出している。かよ
うな上側案内板10は,その前側縁及び後側縁から下方に
垂下する垂下片(図示していない)を上記下側案内板8
に連結することによって所定位置に固定することができ
る。
支持枠体4の箱状部6における上流部内には,前後方向
(第2図において上下方向,第3図において紙面に垂直
な方向)に間隔を置いて支持部材30及び32が配置されて
いる。そして,かかる支持部材30及び32間には,前後方
向に実質上水平に延びる支持軸34が回転自在に装着され
ている。この支持軸34には前後方向に適宜の間隔を置い
て複数個(図示の場合は4個)のローラ36が固定されて
いる。第1図及び第2図を参照することによって容易に
理解される如く,上記下側案内板8の下流端部には,前
後方向に間隔を置いて複数個(図示の場合は4個)の切
欠き38が形成されており,上記ローラ36は,かかる切欠
き38を通って下側案内板8を越えて上方に突出してい
る。第1図に図示する如く,下側案内板8の上記切欠き
38に対応して,上側案内板10の下流端部にも,前後方向
に間隔を置いて複数個(図示の場合には4個)の切欠き
40が形成されている。そして,かかる切欠き40の各々に
関連せしめて,上側案内板10の上面には,板ばね材から
形成された支持片42が配設されている。支持片42の各々
は,接着等によって上側案内板10の上面に固定された基
部とこの基部から下流方向に幾分上方に傾斜して延びる
二又状支持部とを有し,二又状支持部には従動ローラ44
が回転自在に装着されている。かかるローラ44は,上記
切欠き40を通って上側案内板10を越えて下方に突出し,
支持片42自体の弾性作用によって上記ローラ36に弾性的
に押圧されている。第1図及び第2図に図示するごと
く,上記支持部材30には電動モータでよい駆動源46が装
着されており、この駆動源46の出力軸には歯車48が固定
されている。ローラ36が固定されている上記支持軸34の
前端部にも歯車50が固定されており,かかる歯車50は,
上記支持部材30に回転自在に装着された歯車51(第1
図)を介して上記歯車48に連結せしめられている。かく
して,駆動源46が付勢されると,歯車48,51及び50を介
して支持軸34が矢印52(第3図)で示す方向に回転せし
められ,従ってローラ36及び44が矢印52(第3図)で示
す方向に回転せしめられる。第3図に明確に図示する通
り,支持枠体4の箱状部6における上流部には,更に,
下側案内板8と上側案内板10との間を通って搬送される
シートを検出するための,マイクロスイッチでよい検出
器54も配設されている。
第1図乃至第3図を参照して説明を続けると,ソータ2
は,上下方向に配列された複数個(図示の場合は5個)
のビントレイ56A乃至56Eを具備している。ビントレイ56
A乃至56Eの各々は,略矩形の板形状でよい。かかるビン
トレイ56A乃至56Eの各々の上流端部は,上記支持枠体4
の箱状部6内に収容されているが,ビントレイ56A乃至5
6Eの各々は,箱状部6の下流端壁58に形成されている大
きな切欠き60(第1図を参照されたい)を通って下流方
向に延出している。第3図に明確に図示する如く,ビン
トレイ56A乃至56Eの各々は,下流に向って上方へ傾斜し
て延在している。箱状部6から延出しているビントレイ
56A乃至56Eの下流端部には幅方向中央部を下流端まで延
在する台形状の比較的大きな切欠き62A乃至62Eが形成さ
れている。第1図及び第3図に図示する通り,ビントレ
イ56A乃至56Eの各々の上流端縁には,上方に突出する複
数個の突出片64A乃至64Eが幅方向に適宜の間隔を置いて
形成されている。ビントレイ56A乃至56Eの各々の上流端
縁の幅方向両側即ち前側及び後側には,略長方体形状の
被案内積重ブロック66A乃至66Eが固定されている。積重
ブロック66A乃至66Eの各々はビントレイ56A乃至56Eの本
体から幅方向外方に突出しており,幅方向突出端部には
略矩形状でよい被案内切欠き68A乃至68Eが形成されてい
る。一方支持枠体4の箱状部6には,前後方向に所定間
隔を置いて前側及び後側案内手段70が配設されている。
かかる前側及び後側案内手段70は,幅方向内側に突出す
る2個の脚部72及び74を含むチャンネル状横断面形状を
有し,実質上鉛直に延びている。ビントレイ56A乃至56E
に固定された上記ブロック66A乃至66Eの各々は,それぞ
れの被案内切欠き68A乃至68Eを案内手段70の一方の脚部
72に係合せしめ,かくして案内手段70の一方の脚部72に
沿って実質上鉛直な方向に移動自在にせしめて,相互に
積重ねられる。第3図に図示する如く,案内手段70の下
端部には,下流に向かって上方に傾斜した上面を有する
受台75が配設されており,一番下のビントレイ56Eのブ
ロック66Eは受台75上に載置され,下から第2番目以上
のビントレイ56D,56C,56B及び56Aのブロック66D,66C,66
B及び66Aは,一番下のビントレイ56Eのブロック66E上に
順次に積重ねられている。ブロック66A乃至66Eが相互に
積重ねられた状態,即ち第3図に実線で示す状態におい
て,ビントレイ56A乃至56Eの上流端はブロック66A乃至6
6Eの厚さによって規定される所定間隔だけ,上下方向に
相互に離隔されている。図示の具体例においては,一番
下のビントレイ56Eも,他のビントレイ56A乃至56Dと同
様に,その上流端部をブロック66Eを介して案内手段70
に移動自在に組み合わせているが,一番下のビントレイ
56Eは必ずしも上昇及び下降せしめる必要がなく,それ
故に所望ならば一番下のビントレイ56Eは所要位置に固
定することもできる。
また,ビントレイ56A乃至56Eの下面には後に詳述するカ
ム部材88が作用する部分に消音部材65A乃至65Eが設けら
れている。
第1図及び第3図を参照することによって理解される如
く,静止支持枠体4は,幅方向前端部及び後端部の双方
において上記箱状部6の下端部から下流方向に向けて上
方に傾斜して延びる突出部76を含んでいる。そして,か
かる突出部76の下流端部には,上方に延びる支持枠部78
が形成されている。この支持枠部78は,上下方向に相互
に所定間隔を置いて且つ相互に実質上平行に傾斜して延
在する複数個(図示の場合は5個)の支持壁80A乃至80E
並びに上面壁82を有する。一方,第1図及び第2図に明
確に図示するごとく上記ビントレイ56A乃至56Eの各々に
は,その下流端部の幅方向両側(即ち前側及び後側)に
幅方向に突出した被支持部84A乃至84Eが形成されてい
る。そして,ビントレイ56A乃至56Eの被支持部84A乃至8
4Eが,上記支持枠部78の支持壁80A乃至80E上にそれぞれ
載置され,かくしてビントレイ56A乃至56Eの下流端部が
上記支持枠部78に支持されている。後に更に言及する如
く,ビントレイ56A乃至56Eの上流部が上昇乃至下降せし
められる時には,ビントレイ56A乃至56Eの被支持部84A
乃至84Eは,支持壁80A乃至80Eに対して,長手方向に移
動せしめられると共に幾分旋回せしめられる。
ビントレイ56A乃至56Eの各々には,更にその上流端部
(更に詳しくは,上記被案内積重ブロック66A乃至66Eの
すぐ下流部)の幅方向両側(即ち前側及び後側)に,幅
方向外方に突出した従動突出部86A乃至86Eが形成されて
いる。第6図を参照することによって明確に理解される
如く,ビントレイ56A乃至56Eに形成されている従動突出
部86A乃至86Eの幅方向突出長さLA乃至LEは,下方のビン
トレイから上方のビントレイに向かって所定長さxだけ
段階的に長く設定されている。即ち,LA=LB+x,LB=LC
+x,LC=LD+x,LD=LE+Xに設定されている。
また,従動突出部86A乃至86Eの下面には消音部材65A乃
至65Eが設けられている。
本発明に従って構成された図示のソータ2は従動突出部
86A乃至86Eの下面に設けられる消音部材65A乃至65Eに作
用してビントレイ56A乃至56Eを順次に上昇及び下降せし
めるための,全体を番号87で示す移送機構も具備してい
る。図示の具体例における移送機構87は,ビントレイ56
A乃至56Eの前側に形成されている従動突出部86A乃至86E
に対向してこれらの前方に配設された前側カム部材88
と,ビントレイ56A乃至56Eの後側に形成されている従動
突出部86A乃至86Eに対向してこれらの後方に配設された
後側カム部材88とを含んでいる。第4図を参照して説明
すると,前側及び後側カム部材88の各々は,環状板部90
と、この環状板部90の幅方向内側面に形成されたリング
状カム92と,上記環状板部90の幅方向外周面に形成され
た円筒状被軸支部94とを有する。リング状カム92は環状
板部90の内側面から幅方向内方に延出しており,その延
出長さlは,特定角度部96における最小値lminから所定
回転方向(後側カム部材88のカム92は,第4図に図示す
るごとく,カム92に向かって見て反時計方向,前側カム
部材88のカム92は,カム92に向かって見て時計方向)に
向かって,上記特定角度位置から実質上360度離隔した
角度部98における最大値lmaxまで漸次増大している(第
6図を参照されたい)。
第10図に示す如くカム92の角度部98におけるカムの最大
突出位置には消音部材97が設けられていてもよい。
上記最大値lmaxと上記最小値lminの差y(y=lmax−l
min)は,ビントレイ56A乃至56Eの従動突出部86A乃至86
Eに関する上記所定長さx(即ち上下方向に隣接する従
動突出部間の突出長さの差)と実質上同一に設定されて
いる。上記円筒状被軸支部94は,環状板部90の外側面か
ら幅方向外方に延在しており,上記リング状カム92と同
心状に配置されている。かかる被軸支部94の内周面には
雌螺条100が形成されている。また,被軸支部94の外周
面には歯車102が形成されている。
第1図,第2図及び第4図を参照して説明を続けると,
支持枠体4の上記箱状部6内には,幅方向最前部に配置
された直立支持部材104及び幅方向最後部に配置された
直立支持部材106も設けられている。そして,かかる支
持部材104及び106に各々には,静止前側及び後側雄螺条
ロッド108が固定されている。第4図に明確に図示する
如く,雄螺条ロッド108は連結フランジ110と外周面に雄
螺条が形成されている主部112とを有する。連結フラン
ジ110が支持部材104及び106に固定され,主部112は支持
部材104及び106に形成されている開口を通って幅方向内
方へ実質上水平に延びる。第1図及び第2図に図示する
如く,上記前側及び後側カム部材88の被軸支部94が螺着
される。雄螺条ロッド108の雄螺条と被軸支部94の雌螺
条とは,後に言及する如くしてカム部材88が1回転せし
められると,カム部材88がその中心軸線方向に上記値y
(即ちカム92における最大値lmaxと最小値lminとの差)
だけ前進(即ち幅方向内方へ移動)又は後進(即ち幅方
向外方へ移動)せしめられるように設定されている。第
4図に図示する後側カム部材88における雌螺条と後側雄
螺条ロッド108における雄螺条とは,通常の螺条とは同
方向に刻設されており,一方前側カム部材88における雌
螺条と前側雄螺条ロッド108における雄螺条とは,通常
の螺条と逆方向に刻設されている。従って,前側及び後
側カム部材88は第1図に矢印114で示す方向に回転せし
められると第1図に矢印116で示す如く幅方向内方に前
進せしめられ,逆に第1図に矢印118で示す方向に回転
せしめられると第1図に矢印120で示す如く幅方向外方
に後進せしめられる。
第1図及び第2図と共に第5図を参照して説明を続ける
と,支持枠体4の箱状部6内には,電動モータでよい駆
動源122も配設されており,この駆動源122の出力軸には
歯車124が固定されている。そして,この歯車124は,上
記直立支持部材106に回転自在に装着された歯車126を介
して,後側カム部材88の被軸支部94の外周面に形成され
ている上記歯車102に連結されている。更に,上記直立
支持部材104と上記直立支持部材106との間には,1番下の
ビントレイ56Eの下方を通って実質上水平に延びる軸128
が回転自在に装着されている。そして,この軸128の後
端部には後側カム部材88の上記歯車102に係合せしめら
れた歯車130が固定され,前端部には前側カム部材88の
上記歯車102に係合せしめられた歯車132が固定されてい
る。かくして,駆動源122が正転せしめられると,歯車1
24及び126を介して後側カム部材88が矢印114で示す方向
に回転駆動され,そしてまた歯車130,軸128及び歯車132
を介して前側カム部材88が後側カム部材88と同期して矢
印114で示す方向に回転駆動される。駆動源122が逆転せ
しめられると,後側カム部材88及び前側カム部材88は相
互に同期して矢印118で示す方向に回転駆動せしめられ
る。
次に,上記した通りのソータ2の作用について説明す
る。第3図に図示する如く,ソータ2は静電複写機の如
き画像生成機148に組み合わせて使用される。左側部の
みを簡略に図示している画像生成機148はハウジング158
を有し,かかるハウジング158の左側部は突出した上部
と引っ込んだ下部とを有する逆段階形状にせしめられて
いる。従って,ハウジング158の左側面は,突出した上
部左側面160と引っ込んだ下部左側面162とを有する。下
部左側面162の上下方向略中間部には,シート排出口164
が配設されている。ハウジング158内には,上記シート
排出口164の上流に位置する排出ローラ対166が配設され
ている。
ソータ2の上流部,即ち支持枠体4の箱状部6及びこれ
に被嵌されたカバー部材134が,画像生成機148の突出し
た上部の下方に挿入され,かくしてソータ2が画像生成
機148に対して所要の通りに組み合わされる。かくする
と,ソータ2に配設されている一対の案内板8及び10の
突出部は,上記シート排出口164を通ってハウジング158
内に進入し,上記排出ローラ対166に対応して位置す
る。かくして,画像生成機148の排出ローラ対166によっ
て第3図において左方へ搬送されるシートは,ソータ2
の一対の案内板8及び10の間に進入し,かかる一対の案
内板8及び10に案内されてソータ2に導入される。
次いで,ソータ2におけるローラ対36及び44の作用によ
って更に第3図において左方へ搬送される。ソータ2に
おけるビントレイ56A乃至56Eが第3図に実線で示す初期
位置に位置せしめられている時には,ローラ対36及び44
から排出されるシートは,1番上のビントレイ56A上に分
配される。ビントレイ56A乃至56Eが上記初期位置にある
時には,移送機構87の前側及び後側カム部材は第6図に
示す初期位置にある。かかる初期位置において,カム92
の角度位置はその最大突出角度位置98が1番上のビント
レイ56Aの従動突出部86Aに近接乃至接触してその下側に
位置するように設定されている。また,カム92の幅方向
位置は,その最大突出角度部98においては1番上のビン
トレイ56Aの従動突出部86Aに干渉し得る(即ち,従動突
出部86Aの幅方向突出端よりも幅方向内側に突出してい
る)が,その最小突出角度部96においては1番上のビン
トレイ56Aの従動突出部86Aに干渉し得ない(即ち,従動
突出部86Aの幅方向外側に存在する)ように設定されて
いる。従って,カム92は未だ1番上のビントレイ56Aの
従動突出部86Aに何らの作用を及ぼしていない。
ローラ対36及び44から排出されるシートが1番上のビン
トレイ56Aではなくて上から第2番目のビントレイ56B上
に分配されるようになすためには,駆動源122を所要時
間正転せしめて,前側及び後側カム部材88を実質上1回
転だけ矢印114で示す方向に回転せしめる。前側及び後
側カム部材88が矢印114で示す方向に回転せしめられる
と,最初に,カム92の最大突出角度部98が1番上のビン
トレイ56Aの従動突出部86Aの下面に設けられる消音部材
65Aに作用し,かくしてカム92の最大突出角度部98の回
転に付随して1番上のビントレイ56Aの上流部が第7図
に示される位置まで上昇せしめられる。また,カム92の
角度部98における最大突出位置にも消音部材97が設けら
れる場合はカム92は消音部材65A及び97を介してビント
レイ56Aの従動突出部86Aに当接する。
前側及び後側カム部材88は矢印114で示す方向へ回転さ
れると,静止雄螺条ロッド108の雄螺条とカム部材88の
雌螺条との協働に起因して,回転に応じて幅方向内方へ
前進せしめられる。それ故に,カム92が第7図に図示す
る位置を越えて更に矢印114で示す方向へ回転を続けて
カム92の最大突出角度部98が1番上のビントレイ56Aの
従動突出部86Aの下面に設けられる消音部材65Aから下方
に離れても,1番目のビントレイ56Aの従動突出部86Aはカ
ム92の外周面によって保持され続け,従って1番上のビ
ントレイ56Aは第7図に示される上昇位置に保持され続
ける。前側及び後側カム部材88が更に回転を続けると,
カム92はその最大突出角度部98が上から2番目のビント
レイ56Bの従動突出部86Bの下面に設けられる消音部材65
Bに干渉し得る位置まで幅方向内方に前進せしめられて
回転され,カム92の最大突出角度部98が上から2番目の
ビントレイ56Bの従動突出部86Bに作用してこれを第8図
に示される位置まで上昇せしめる。
第8図における上から2番目のビントレイ56Bの従動突
出部86Bの高さ位置は,第6図における1番上のビント
レイ56Aの従動突出部86Aの高さ位置と実質上同一であ
る。第6図と第8図を比較参照することによって理解さ
れる如く,前側及び後側カム部材88は,矢印114で示す
方向に1回転されると上記所定長さx(x=y=lmax
lmin)だけ幅方向内方に前進せしめられる。かくして,
第8図に示される状態における上から2番目のビントレ
イ56Bの従動突出部86Bに対するカム92の相対的関係は第
6図に示される状態における1番上のビントレイ56Aの
従動突出部86Aに対するカム92の相対的関係に対応した
ものになる。上記の通りにして1番上のビントレイ56A
の上流端部が比較的大幅に上昇され,そしてまた上から
2番目のビントレイ56Bの上流端部が幾分かだけ上昇せ
しめられると,上から2番目のビントレイ56Bの上流端
部は未だローラ対36及び44のニップ部位よりも下方に存
在するが,1番上のビントレイ56Aの上流端部はローラ対3
6及び44のニップ部位よりも上方になる。従って,ロー
ラ対36及び44から排出されるシートは1番上のビントレ
イ56Aではなくて上から2番目のビントレイ56B上に分配
されるようになる。
また,上から3番目乃至5番目のビントレイにシートを
排出させる場合には上述した動作を繰り返し行うことに
より達成され,上から5番目のビントレイ56Eにシート
を排出させる状態を第9図に示す。
上記した如く,ビントレイ56A乃至56Eをカム部材88で上
方に変位させる時カム部材88がビントレイの従動突出部
86A乃至86Eに作用する時カム部材88はビントレイ56A乃
至56Eの従動突出部86A乃至86Eの下面に設けられる消音
部材65A乃至65Eに当接するため,当接時における衝突音
の発生が防止される。
他方,上述した場合とは逆に駆動源122を逆転せしめ
て,前側及び後側カム部材88を反対方向即ち矢印118で
示す方向に回転せしめると,上述した場合とは全く逆の
様式によってビントレイ56A乃至56Eが順次に下降せしめ
られる。即ち,第9図に示される状態(1番下のビント
レイ56E上にシートが分配される状態)において前側及
び後側カム部材88が矢印118で示す方向に回転せしめら
れると,カム92が矢印118で示す方向に回転せしめられ
ると共に幅方向外方に後進せしめられ,1番下のビントレ
イ56Eが幾分下降せしめられると共に上から4番目のビ
ントレイ56Dが比較的大幅に下降せしめられて,かくし
てローラ対36及び44から排出されるシートが上から4番
目のビントレイ56D上に分配される状態に戻される。
また,上から3番目乃至1番目のビントレイにシートを
排出させる場合は上述した動作を繰り返し行うことによ
り達成される。
上記の如くビントレイを下降せしめる場合,カム92の外
周面に保持されているビントレイがビントレイ56A乃至5
6Dであるとすると,カム92の外周面にはビントレイ56D
の従動突出部86Dが接触し,残るビントレイ56A乃至56C
はカム92の外周面とは接触せず,ビントレイ56Dの上に
位置している。そして,ビントレイ56Dを下降せしめる
時には,カム部材88をビントレイを上昇させる方向と逆
の方向に回転させる。カム部材88の回転によりビントレ
イ56Dの従動突出部86Dがカム92の外周面との接触状態に
あったものがカム92の変位によってその接触状態が解か
れビントレイ56Dの従動突出部86Dはカム92の最大突出角
度部98の上に乗り,カム部材88の回転に従って,ビント
レイ56Dは下降される。ビントレイ56Dの下降に従ってビ
ントレイ56Dの上側に位置するビントレイ56Cの従動突出
部86Cはカム92の外周面に当接する。しかしながら,ビ
ントレイ56Cの従動突出部86Cの下面には消音部材65Cが
設けられているために,ビントレイ56Cの従動突出部86C
とカム92の外周面との当接に起因する騒音の発生が防止
される。
(発明の効果) リング状カムとビントレイとの間のカムの回転による衝
突音の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は,本発明に従って構成されたソータの一具体例
を一部を切り欠いて示す断面図,第2図は第1図のソー
タの水平断面図,第3図は第1図のソータを画像生成機
の一部と共に示す鉛直断面図,第4図は第1図のソータ
に使用されているカム部材及び雄螺条ロッドを示す分解
部分斜面図,第5図は第1図のソータにおける移送機構
の駆動方式を示す部分鉛直断面図,第6図乃至第9図は
第1図のソータの作用を説明するための簡略部分断面
図,第10図はカム部材の他の実施例を示す図である。 2……ソータ,4……静止支持枠体 56A乃至56E……ビントレイ 65A乃至65E……消音部材 86A乃至86E……従動突出部 87……移送機構 88……前側及び後側カム部材 92……リング状カム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に配列された複数個の可動ビント
    レイと、該ビントレイの各々を順次に上昇及び下降せし
    めるための移送機構とを具備するソータにおいて、 該ビントレイの各々には所定方向に突出した従動突出部
    が設けられており、該従動突出部の突出長さは下方のビ
    ントレイから上方のビントレイに向かって段階的に長く
    せしめられており、 該移送機構は、該従動突出部に対向せしめて該所定方向
    に延びる中心軸線を中心として回転自在に且つ該中心軸
    線方向に移動自在に配設され、該中心軸線方向前方への
    突出長さが特定角度部から所定回転方向に向かって漸次
    増大せしめられているリング状カムと、該カムを該所定
    回転方向に回転せしめると共に該中心軸線方向前方へ前
    進せしめ、且つ逆回転方向に回転せしめると共に該中心
    軸線方向後方へ後進せしめるための駆動手段を含み、 該従動突出部の下面のリング状カムの最大突出部と当接
    する部位に消音部材を配置したことを特徴とするソー
    タ。
  2. 【請求項2】上下方向に配列された複数個の可動ビント
    レイと、該ビントレイの各々を順次に上昇及び下降せし
    めるための移送機構とを具備するソータにおいて、 該ビントレイの各々には所定方向に突出した従動突出部
    が設けられており、該従動突出部の突出長さは下方のビ
    ントレイから上方のビントレイに向かって段階的に長く
    せしめられており、 該移送機構は、該従動突出部に対向せしめて該所定方向
    に延びる中心軸線を中心として回転自在に且つ該中心軸
    線方向に移動自在に配設され、該中心軸線方向前方への
    突出長さが特定角度部から所定回転方向に向かって漸次
    増大せしめられているリング状カムと、該カムを該所定
    回転方向に回転せしめると共に該中心軸線方向前方へ前
    進せしめ、且つ逆回転方向に回転せしめると共に該中心
    軸線方向後方へ後進せしめるための駆動手段を含み、 該リング状カムの最大突出部に消音部材を配置したこと
    を特徴とするソータ。
JP63165239A 1988-06-17 1988-07-02 ソータ Expired - Lifetime JPH0725474B2 (ja)

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GB8913763A GB2220197B (en) 1988-06-17 1989-06-15 Sorter with noise suppression
KR1019890008291A KR910000371A (ko) 1988-06-17 1989-06-16 소음 부재를 구비하는 소오터
US07/655,188 US5087029A (en) 1988-06-17 1991-02-13 Sorter having noise-eliminating member

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JPS61200863U (ja) * 1985-06-05 1986-12-16

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JPH02175562A (ja) 1990-07-06

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