JPH07254550A - アクリル系レジストの形成方法 - Google Patents

アクリル系レジストの形成方法

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JPH07254550A
JPH07254550A JP6045359A JP4535994A JPH07254550A JP H07254550 A JPH07254550 A JP H07254550A JP 6045359 A JP6045359 A JP 6045359A JP 4535994 A JP4535994 A JP 4535994A JP H07254550 A JPH07254550 A JP H07254550A
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JP
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acrylic resist
plating
copper
electrode layer
ammonia water
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JP6045359A
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Tokuichi Ozaki
徳一 尾崎
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • H05K2203/1163Chemical reaction, e.g. heating solder by exothermic reaction

Abstract

(57)【要約】 【目的】 銅の表面にアクリル系レジストを塗布する方
法、更に詳細には、銅の表面にアクリル系レジストを塗
布する際の、アクリル系レジストの形成方法に関し、銅
の表面にアクリル系レジストを良好に密着させることが
可能な、アクリル系レジストの形成方法を実現すること
を目的とする。 【構成】 基板11上に形成した銅の層12の表面にア
クリル系レジスト13を塗布するに際し、その塗布に先
立って、基板11上の銅の層12の表面にアンモニア水
を塗るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅の表面にアクリル系
レジストを塗布する方法に関し、更に詳細には、銅の表
面にアクリル系レジストを塗布する際の、アクリル系レ
ジストの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多層基板の製造において、配線パターン
の形成に電解メッキプロセスが用いられている。この電
解メッキプロセスでは、銅の表面にアクリル系レジスト
を塗布する工程が含まれている。図3は上記電解メッキ
プロセスで配線パターンを形成する工程の一例を示す図
である。以下、各工程を順次説明する。
【0003】まず電解メッキプロセスでは基板表面を導
電性皮膜で覆う必要がある。そこで、スパッタリング等
により基板1上に銅のメッキ用電極層(メッキ下地)2
を形成する(ステップA)。尚、このメッキ用電極層2
の多くの部分は後述のメッキ後に取り除かねばならない
ので、メッキ用電極層2は薄く形成する。
【0004】次にメッキ用電極層2の表面にアクリル系
レジスト3を塗布する(ステップB)。アクリル系レジ
スト等のフォトレジストは、樹脂と感光剤、或いは感光
性の樹脂を溶剤で溶かしたもので、接着性を有し、メッ
キ用電極層2に付着するものである。
【0005】このフォトレジストには、(I)感光した部
分のみが重合して現像液に不溶になり、感光しない部分
が現像液に溶けてなくなるネガレジストと、(II)感光し
た部分のみが分解して現像液に溶けてなくなり、感光し
ない部分が残るポジレジストとがある。前者のネガレジ
ストは薄膜多層基板の微細パターンの形成に適している
が、メッキ用電極層2への密着性は悪い。本例に用いた
アクリル系レジスト3はこのネガレジストタイプのもの
である。
【0006】この塗布後、アクリル系レジスト3をプリ
ベークし、この上にフォトマスク4を配置し、紫外線等
を用いて露光を行い、アクリル系レジスト3を感光させ
る(ステップC)。これにより、フォトマスク4のパタ
ーンがアクリル系レジスト3に転写される。
【0007】次に、アクリル系レジスト3の現像により
未感光の箇所を現像液で溶かす(ステップD)。この
後、メッキ用電極層2を負極に接続して銅の電解メッキ
を行う。アクリル系レジスト3は電気を通さないため、
アクリル系レジスト3が除去された部分にのみ銅メッキ
がなされ、そこに銅のメッキ層5が形成される(ステッ
プE)。銅のメッキ層5の厚さは、メッキ下地であるメ
ッキ用電極層2に比べて、例えば10倍程度厚い。
【0008】電解メッキ後、アクリル系レジスト3の剥
離を行う(ステップF)。このアクリル系レジスト3を
剥離した時点では、メッキ下地であるメッキ用電極層2
が全て残っており、全ての銅のメッキ層5はメッキ用電
極層2によって電気的に導通した状態にある。そこで、
露出しているメッキ用電極層2を除去する必要がある。
【0009】このため、全面エッチング等により、露出
しているメッキ用電極層2を除去する。このエッチング
等は薄いメッキ用電極層2を除去するに足りる時間だけ
行う。これにより、露出していたメッキ用電極層2は除
去され、銅のメッキ層5の配線パターンが形成されるこ
とになる(ステップG)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】アクリル系レジスト3
は、薄膜多層基板の微細パターンの形成に適している
が、銅のメッキ用電極層2との密着力は弱い。それにも
拘わらず、従来の上記電解メッキプロセスでは、銅のメ
ッキ用電極層2の表面にアクリル系レジスト3を塗布す
る際に、アクリル系レジスト3の密着力アップのための
手立てを講じていない。
【0011】その理由は、アクリル系レジスト以外であ
れば、レジストの密着力を高めるための密着改良剤(例
えば、1.1.1、3.3.3-ヘキサメチルジシラザン)が存在す
るが、アクリル系レジストについては、有効な密着改良
剤が存在しないからである。
【0012】このため、アクリル系レジスト3をプリベ
ークし、この上にフォトマスク4を配置して露光を行
い、現像し、ポストベークを行った時点において、アク
リル系レジスト3がメッキ用電極層2の表面から浮いて
しまうという事態が生じることがあった。
【0013】この状態で、電解メッキを行うと、図4に
示すように、アクリル系レジスト3とメッキ用電極層2
との間にまでメッキ液が入り込み、銅のメッキ層が形成
されることになる。このメッキしみ込みにより発生した
アクリル系レジスト3とメッキ用電極層2との間のメッ
キ層は、それがメッキ用電極層2よりも厚い場合、ステ
ップGでのエッチングにおいても除去されずに残り、メ
ッキ層5を短絡させ配線ショートを発生させるという問
題があった。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、銅の層の表面にアクリル系レジスト
を良好に密着させることが可能な、アクリル系レジスト
の形成方法を実現することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明方法の原理
を示す工程図である。本発明では、まず、基板11上に
銅の層12を形成する(ステップA)。次に、銅の層1
2の表面にアンモニア水を塗る(ステップB)。このア
ンモニア処理後、銅の層12の表面にアクリル系レジス
ト13を塗布する(ステップC)。
【0016】上記基板11は、その表面で銅の層12を
支持するものであり、板状のものであっても、シート状
のものであってもよい。その材料も、ガラス,セラミッ
ク,樹脂等或いは金属であってもよく、これらの任意の
組み合わせでなる複合材料からなるものでもよい。更
に、上記基板11は、例えば、配線基板,多層基板,半
導体基板,実装基板等と呼ばれるものの作製途中のもの
であってもよい。基板11上への銅の層12の形成は、
どのような手段を用いてもよく、例えば、スパッタリン
グが用いられる。
【0017】銅の層12の表面にアンモニア水を塗る際
には、スピンコート法を用いると、均一なアンモニア処
理が可能になる。即ち、チャックに基板11を固定し、
アンモニア水を基板11に形成された銅の層12上に所
定量注出してから、チャック即ち基板11を回転すれ
ば、銅の層12上に薄く均一にアンモニア水が広がり、
均一なアンモニア処理が可能になる。勿論、スピンコー
ト法を用いずに、例えば、基板11をアンモニア水の中
に一定時間だけ浸すことによりアンモニア処理を行って
もよい。
【0018】このアンモニア処理後、銅の層12の表面
を乾燥し、銅の層12の表面にアクリル系レジスト13
を塗布する。尚、アンモニア水を塗る際に前述のスピン
コート法を用いた場合は、基板11の回転により乾燥も
行われることになり、エアーブロー等による乾燥は不要
になる。
【0019】アンモニア水としては、その濡れ性を向上
させるためにエタノールが混合されたアンモニア水を用
いることが好ましい。更に、アンモニア水として、その
濃度(アンモニア水中のアンモニアの濃度)が略1〜4
%WTのものを用いると、密着力の改善だけでなく、後述
のアンモニアとアクリル系レジスト13内の成分との異
常反応(ゲル化)も防げる。
【0020】多層基板の製造における、配線パターンの
形成に用いられる電解メッキプロセスでは、基板上に形
成した銅のメッキ用電極層の表面にアクリル系レジスト
を塗布し、該アクリル系レジストの塗布膜にマスク用の
パターンを形成した後、銅のメッキを行い、その後、ア
クリル系レジストの剥離を行い、アクリル系レジストに
被覆されていなかった部分のメッキ用電極層をエッチン
グにより除去することによって、銅のメッキ層による配
線パターンを形成するが、この場合にも、アクリル系レ
ジストの塗布に先立って、基板上の銅のメッキ用電極層
の表面にアンモニア水を塗れば、密着力の改善が図れ
る。
【0021】
【作用】本発明においては、銅の表面がアンモニア水に
よって処理され、これにより、銅に対するアクリル系レ
ジストの密着力が向上する。
【0022】
【実施例】次に図面を用いて本発明方法の実施例を説明
する。図2は電解メッキプロセスで配線パターンを形成
する工程における本発明の一実施例を示す図である。以
下、各工程を順次説明する。 (ステップA)スパッタリング等により基板21上に銅
のメッキ用電極層(メッキ下地)22を形成する。前述
のように、このメッキ用電極層22の多くの部分は後述
のメッキ後に取り除かねばならないので、メッキ用電極
層22は薄く形成する。 (ステップB)メッキ用電極層22の表面にアンモニア
水を塗る。ここで使用するアンモニア水としては、その
濡れ性を向上させるために、エタノールが混合されたア
ンモニア水を用いている。本実施例におけるアンモニア
水の濃度は、略1%WTである。尚、本実施例におけるエ
タノールの混合比は、アンモニア水1リットルに対して
エタノール60ミリリットルである。
【0023】このアンモニア処理の際に、本実施例では
スピンコート法を用いている。具体的には、チャックに
基板21を固定し、アンモニア水を基板21に形成され
たメッキ用電極層22上に所定量注出してから、基板2
1を例えば3000rpmで数秒間回転させ、メッキ用電
極層22上の全面に薄く均一にアンモニア水を広げ且つ
乾燥させることによって、均一なアンモニア処理を行わ
せている。 (ステップC)メッキ用電極層22の表面にアクリル系
レジスト23を塗布する。この塗布にも、スピンコート
法を用いる。従って、ステップBにて基板21をチャッ
クに固定したままの状態で本ステップに移れることにな
り、作業が容易になる。本実施例で用いているアクリル
系レジスト23はネガレジストタイプのものである。 (ステップD)塗布したアクリル系レジスト23をプリ
ベークした後、この上にフォトマスク24を配置し、紫
外線を用いて露光を行い、フォトマスク24のパターン
をアクリル系レジスト23に転写させる。 (ステップE)現像により未感光の箇所を現像液で溶か
す。 (ステップF)メッキ用電極層22を負極に接続して銅
の電解メッキを行い、アクリル系レジスト23が除去さ
れた部分に銅のメッキ層25を形成する。前述のよう
に、銅のメッキ層25の厚さは、メッキ下地であるメッ
キ用電極層22に比べて、例えば10倍程度厚い。 (ステップG)アクリル系レジスト23の剥離を行う。 (ステップH)全面エッチングにより、露出しているメ
ッキ用電極層22を除去する。このエッチングは薄いメ
ッキ用電極層22を除去するに足りる時間だけ行う。こ
れにより、銅のメッキ層25の配線パターンが形成され
る。
【0024】上記ステップA乃至Hを経て銅のメッキ層
を作製したときのメッキしみ込み発生率(配線ショート
が発生する割合。本明細書では、6インチ角の基板に幅
50μmのラインと幅50μmのスペースとを交互にス
トライプ状に形成した場合に、配線ショートが発生する
基板の割合を意味する)について以下説明する。
【0025】メッキのしみ込みは、銅のメッキ用電極層
22に対するアクリル系レジスト23の密着力の不足に
起因して発生する。本発明では、メッキ用電極層22へ
のアクリル系レジスト23の塗布に先立って、メッキ用
電極層22の表面にアンモニア水を塗っているため、ア
クリル系レジスト23の密着力の改善がなされる。
【0026】このため、アクリル系レジスト23がメッ
キ用電極層22の表面から浮いてしまうという事態は生
じ難くなり、メッキしみ込み発生率が大幅に低下する。
アンモニア処理によって、銅のメッキ用電極層22に対
するアクリル系レジスト23の密着力が改善する理由と
しては、次の及びが考えられる。
【0027】銅のメッキ用電極層22とアンモニアが
化学結合にて錯体層を形成し、その錯体層とアクリル系
レジスト23(アクリル樹脂)とが化学結合して、強固
な密着効果が発生する。
【0028】アンモニアがメッキ用電極層22表面の
酸化膜を除去し純粋な銅を露出させ、アクリル系レジス
ト23の密着力を向上させる。このメッキ用電極層22
に対するアクリル系レジスト23の密着力は、実験によ
れば、アンモニア水の濃度が高くなるにつれて向上す
る。一方、アンモニア水の濃度が高くなると、アクリル
系レジスト23内の成分とアンモニアとが反応し、ゲル
化が起こることも判明した。
【0029】このゲル化が多く生じると、アクリル系レ
ジスト23本来の感光特性に障害が発生することにな
る。従って、アンモニア水の濃度は、ゲル化の抑制と密
着力の改善の2つの観点から選択する必要がある。
【0030】又、特に多層配線の場合であっては、メッ
キ用電極層22(形成表面)に凹凸があり、メッキ用電
極層22上にアンモニア水が良好に広がり難い。そこ
で、上記凹凸があってもアンモニア水が良好に広がるよ
うに、言い換えればアンモニア水の濡れ性を向上させる
ために、本実施例では、アンモニア水にエタノールを適
量混合し、アンモニア水の表面張力を下げている。
【0031】上記実施例のようにアンモニア処理を行っ
た場合と、アンモニア処理を全く行わなかった従来の場
合とでは、メッキしみ込み発生率に次のような差が生じ
る。 本実施例の場合のメッキしみ込み発生率 3% アンモニア処理が無い場合のメッキしみ込み発生率 70% この実験結果が示すように、アンモニア処理はアクリル
系レジスト23の密着力を大幅に改善する。しかし、前
述のように、アンモニア水の濃度をあまり高くすると、
アクリル系レジスト23内の成分とアンモニアとが反応
し、ゲル化がより多く起き、アクリル系レジスト23本
来の感光特性に障害が発生する。上記実施例でのゲル化
発生率(ゲル化部分の体積割合)は、0.5%であり、
この程度ではアクリル系レジスト23本来の感光特性に
障害は発生しない。
【0032】アンモニア水の濃度を上記実施例の1%WT
から徐々に増加させていくと、アクリル系レジスト23
の密着力は更に改善されるが、ゲル化がより多く発生す
る。アンモニア水の濃度を4%WTにまで高め、その他の
条件を上記実施例の場合と同様にした場合、メッキしみ
込み発生率とゲル化発生率は次の通りである。
【0033】メッキしみ込み発生率 0% ゲル化発生率 3% アンモニア水の濃度を4%WTまで増加させると、メッキ
しみ込みは発生しなくなるが、ゲル化発生率が3%まで
増加してしまう。微細パターンの形成には、ゲル化発生
率がこの値よりも高くなることは好ましくない。従っ
て、密着力の改善及びゲル化の抑制という観点からは、
アンモニア水の濃度は、おおよそ1〜4%WTが好まし
い。特に、アンモニア水の濃度を上記実施例のように略
1%WTに選択すれば、メッキしみ込み発生率とゲル化発
生率の双方を低下させることができ、好都合である。
【0034】尚、上記説明においては、フォトレジスト
の場合の実施例を述べたが、本発明方法はフォトレジス
トに限るものではない。又、上記実施例におけるエタノ
ールの混入量は極めて広範囲に選択することができ、ア
ンモニア水1リットルに対してエタノール60ミリリッ
トルの混入量に限る必要は全くない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
銅の表面へのアクリル系レジストの塗布に先立って、銅
の表面がアンモニア水によって処理されるため、銅に対
するアクリル系レジストの密着力が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の原理を示す工程図である。
【図2】電解メッキプロセスで配線パターンを形成する
工程における本発明方法の一実施例を示す図である。
【図3】電解メッキプロセスで配線パターンを形成する
工程の従来例を示す図である。
【図4】従来工程におけるメッキしみ込みの説明図であ
る。
【符号の説明】
1,11,21 基板 2,22 メッキ用電極層 12 銅の層 3,13,23 アクリル系レジスト 4,24 フォトマスク 5,25 メッキ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/18 D 7511−4E 3/24 A 7511−4E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(11)上に形成した銅の層(1
    2)の表面にアクリル系レジスト(13)を塗布するに
    際し、その塗布に先立って、前記基板(11)上の銅の
    層(12)の表面にアンモニア水を塗ることを特徴とす
    るアクリル系レジストの形成方法。
  2. 【請求項2】 基板(21)上に形成した銅のメッキ用
    電極層(22)の表面にアクリル系レジスト(23)を
    塗布し、該アクリル系レジスト(23)の塗布膜にマス
    ク用のパターンを形成した後、銅のメッキを行い、その
    後、前記アクリル系レジスト(23)の剥離を行い、前
    記アクリル系レジスト(23)に被覆されていなかった
    部分のメッキ用電極層(22)をエッチングにより除去
    することによって、銅のメッキ層(25)による配線パ
    ターンを形成するに際し、 前記アクリル系レジスト(23)の塗布に先立って、前
    記基板(21)上の銅のメッキ用電極層(22)の表面
    にアンモニア水を塗ることを特徴とするアクリル系レジ
    ストの形成方法。
  3. 【請求項3】 前記アンモニア水として、その濡れ性を
    向上させるためにエタノールが混合されたアンモニア水
    を用いることを特徴とする請求項1又は2記載のアクリ
    ル系レジストの形成方法。
  4. 【請求項4】 前記アンモニア水として、その濃度が略
    1〜4%WT(重量パーセント)のものを用いることを特
    徴とする請求項1又は2又は3記載のアクリル系レジス
    トの形成方法。
  5. 【請求項5】 前記アンモニア水を塗るのにスピンコー
    ト法を用いることを特徴とする請求項1乃至4の何れか
    に記載のアクリル系レジストの形成方法。
JP6045359A 1994-03-16 1994-03-16 アクリル系レジストの形成方法 Pending JPH07254550A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6045359A JPH07254550A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 アクリル系レジストの形成方法
US08/400,563 US5578186A (en) 1994-03-16 1995-03-08 Method for forming an acrylic resist on a substrate and a fabrication process of an electronic apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JP6045359A JPH07254550A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 アクリル系レジストの形成方法

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