JPH07254486A - El素子 - Google Patents
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- JPH07254486A JPH07254486A JP6043517A JP4351794A JPH07254486A JP H07254486 A JPH07254486 A JP H07254486A JP 6043517 A JP6043517 A JP 6043517A JP 4351794 A JP4351794 A JP 4351794A JP H07254486 A JPH07254486 A JP H07254486A
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Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 透明ベースフィルムとホットメルトとの間の
接着強度を向上させ、多数個取りによってEL素子を製
造しても、端面からの水分の浸入を十分に防止し、発光
層及び絶縁層を保護してEL素子の品質の向上と安定を
図る。 【構成】 透明ベースフィルム1上に透明電極2、発光
層3、絶縁層4、背面電極5、捕水体層6を順次積層形
成する。透明ベースフィルム1の透明電極2側の面に、
透明ベースフィルムの端面を解放した状態でかつ上記の
積層体を含めて、一側面にホットメルト層10を設けてあ
る第1の防湿フィルム9をそのホットメルト層を内面に
して被着する。透明ベースフィルム1の透明電極2側と
反対側の面1aに、一側面にホットメルト層12を設けてあ
る第2の防湿フィルム11をそのホットメルト層を内面に
して被着する。透明ベースフィルムの面1aには活性化処
理が施されている。
接着強度を向上させ、多数個取りによってEL素子を製
造しても、端面からの水分の浸入を十分に防止し、発光
層及び絶縁層を保護してEL素子の品質の向上と安定を
図る。 【構成】 透明ベースフィルム1上に透明電極2、発光
層3、絶縁層4、背面電極5、捕水体層6を順次積層形
成する。透明ベースフィルム1の透明電極2側の面に、
透明ベースフィルムの端面を解放した状態でかつ上記の
積層体を含めて、一側面にホットメルト層10を設けてあ
る第1の防湿フィルム9をそのホットメルト層を内面に
して被着する。透明ベースフィルム1の透明電極2側と
反対側の面1aに、一側面にホットメルト層12を設けてあ
る第2の防湿フィルム11をそのホットメルト層を内面に
して被着する。透明ベースフィルムの面1aには活性化処
理が施されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EL素子に関するもの
である。
である。
【0002】
【従来の技術】従来のEL素子の構成は、図8に示すよ
うに、透明ベースフィルムa上に、透明電極b、発光層
c、絶縁層d及び背面電極eを順次積層し、背面電極e
の上にポリアミドフィルムからなる捕水フィルムfをラ
ミネートし、更にこの上下に防湿フィルムgをラミネー
トし、その外周部を熱圧着して封止していた。発光層は
僅かな水分によっても劣化するので、防湿フィルムgの
内面にホットメルト接着剤hを全面的に付与しておき、
外周の防湿フィルムgの接合部からの水分の浸入を防止
している。
うに、透明ベースフィルムa上に、透明電極b、発光層
c、絶縁層d及び背面電極eを順次積層し、背面電極e
の上にポリアミドフィルムからなる捕水フィルムfをラ
ミネートし、更にこの上下に防湿フィルムgをラミネー
トし、その外周部を熱圧着して封止していた。発光層は
僅かな水分によっても劣化するので、防湿フィルムgの
内面にホットメルト接着剤hを全面的に付与しておき、
外周の防湿フィルムgの接合部からの水分の浸入を防止
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上に述べた従来の構成
では、防湿フィルムの外周の封止部で、ホットメルト同
志が強固に接着されているので水分の浸入を防止するこ
とができたが、この様な構成にするには、EL素子を1
個ずつ形成しなければならず、製造が煩雑となる。多数
個取りにより効率的に製造する場合には、多数個製造し
た後で1個ずつのEL素子に切断するがこの際に、透明
ベースフィルムの端面が解放状態となる。このために透
明ベースフィルムとホットメルトとの間の接着強度に問
題があると、防湿フィルムの剥れにより切断面からの水
分の浸入の防止が不十分となり、EL素子の品質に重大
な影響を及ぼすことになる。
では、防湿フィルムの外周の封止部で、ホットメルト同
志が強固に接着されているので水分の浸入を防止するこ
とができたが、この様な構成にするには、EL素子を1
個ずつ形成しなければならず、製造が煩雑となる。多数
個取りにより効率的に製造する場合には、多数個製造し
た後で1個ずつのEL素子に切断するがこの際に、透明
ベースフィルムの端面が解放状態となる。このために透
明ベースフィルムとホットメルトとの間の接着強度に問
題があると、防湿フィルムの剥れにより切断面からの水
分の浸入の防止が不十分となり、EL素子の品質に重大
な影響を及ぼすことになる。
【0004】そこで本発明の目的は、透明ベースフィル
ムの端面が解放状態であっても、透明ベースフィルムと
ホットメルトとの間の接着強度を向上させることによっ
て、防湿フィルムが剥れることなく端面からの水分の浸
入を十分に防止し、発光層及び絶縁層を保護してEL素
子の品質の向上と安定を図ることにある。
ムの端面が解放状態であっても、透明ベースフィルムと
ホットメルトとの間の接着強度を向上させることによっ
て、防湿フィルムが剥れることなく端面からの水分の浸
入を十分に防止し、発光層及び絶縁層を保護してEL素
子の品質の向上と安定を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のEL素子は、透明ベースフィルム上に形成
された透明電極上に発光層、絶縁層及び背面電極が順次
形成してあり、透明ベースフィルムの透明電極側の面に
は、透明ベースフィルムの端面を解放した状態でかつ発
光層、絶縁層及び背面電極を含めて一側面にホットメル
ト層を設けてある第1の防湿フィルムがそのホットメル
ト層を内面にして被着してあり、透明ベースフィルムの
透明電極側と反対側の面には、一側面にホットメルト層
を設けてある第2の防湿フィルムがそのホットメルト層
を内面にして被着してあり、透明ベースフィルムの透明
電極側と反対側の面には、活性化処理が施されているこ
とを特徴としている。
に、本発明のEL素子は、透明ベースフィルム上に形成
された透明電極上に発光層、絶縁層及び背面電極が順次
形成してあり、透明ベースフィルムの透明電極側の面に
は、透明ベースフィルムの端面を解放した状態でかつ発
光層、絶縁層及び背面電極を含めて一側面にホットメル
ト層を設けてある第1の防湿フィルムがそのホットメル
ト層を内面にして被着してあり、透明ベースフィルムの
透明電極側と反対側の面には、一側面にホットメルト層
を設けてある第2の防湿フィルムがそのホットメルト層
を内面にして被着してあり、透明ベースフィルムの透明
電極側と反対側の面には、活性化処理が施されているこ
とを特徴としている。
【0006】また、上記の透明ベースフィルムの透明電
極側と反対側の面に活性化処理を施すことに代えて、第
2の防湿フィルムのホットメルト層が、内層ホットメル
ト層と外層ホットメルト層とからなる2層構造を有し、
内層ホットメルト層は第2の防湿フィルムに対して接着
性に優れたものであり、外層ホットメルト層は内層ホッ
トメルト層と透明ベースフィルムとの双方に対して接着
性に優れたものでもよい。
極側と反対側の面に活性化処理を施すことに代えて、第
2の防湿フィルムのホットメルト層が、内層ホットメル
ト層と外層ホットメルト層とからなる2層構造を有し、
内層ホットメルト層は第2の防湿フィルムに対して接着
性に優れたものであり、外層ホットメルト層は内層ホッ
トメルト層と透明ベースフィルムとの双方に対して接着
性に優れたものでもよい。
【0007】更に、好ましくは、上記の第1の防湿フィ
ルムのホットメルト層が、内層ホットメルト層と外層ホ
ットメルト層とからなる2層構造を有しており、内層ホ
ットメルト層は第1の防湿フィルムに対して接着性に優
れたものであり、外層ホットメルト層は内層ホットメル
ト層と透明電極との双方に対して接着性に優れたもので
あってもよい。
ルムのホットメルト層が、内層ホットメルト層と外層ホ
ットメルト層とからなる2層構造を有しており、内層ホ
ットメルト層は第1の防湿フィルムに対して接着性に優
れたものであり、外層ホットメルト層は内層ホットメル
ト層と透明電極との双方に対して接着性に優れたもので
あってもよい。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1乃至図6に示す第1の実施例について、EL素
子を4個取りの方法で製造する例を示し、その製造段階
に従って詳細に説明する。PETフィルムで作られた透
明ベースフィルム1は4個のEL素子を製造するのに十
分な大きさであり、この透明ベースフィルム1上の全面
に、ITOを蒸着することにより透明電極2が形成して
ある。透明電極2上には4個に分割して発光層3が形成
してある。この発光層3は、硫化亜鉛などの発光体と、
予め溶剤に溶けた高誘電バインダ(シアノエチル化セル
ロース等)に混練したインクを、印刷し、乾燥して層を
形成したものである。次に各発光層3の上に絶縁層4が
形成してある。この絶縁層4は、チタン酸バリウム粉
と、予め溶剤に溶けた高誘電バインダとからなるインク
を、印刷し、乾燥して層を形成したものである。更にこ
の各絶縁層4の上に、背面電極5が形成してある。この
背面電極5は、カーボン粉と溶剤に溶けた樹脂(アクリ
ル系など)からなる導電ペーストを、印刷し、乾燥して
形成したものである。更にこの各背面電極5の上に、ポ
リアミドフィルムにより捕水体層6が形成してある。
る。図1乃至図6に示す第1の実施例について、EL素
子を4個取りの方法で製造する例を示し、その製造段階
に従って詳細に説明する。PETフィルムで作られた透
明ベースフィルム1は4個のEL素子を製造するのに十
分な大きさであり、この透明ベースフィルム1上の全面
に、ITOを蒸着することにより透明電極2が形成して
ある。透明電極2上には4個に分割して発光層3が形成
してある。この発光層3は、硫化亜鉛などの発光体と、
予め溶剤に溶けた高誘電バインダ(シアノエチル化セル
ロース等)に混練したインクを、印刷し、乾燥して層を
形成したものである。次に各発光層3の上に絶縁層4が
形成してある。この絶縁層4は、チタン酸バリウム粉
と、予め溶剤に溶けた高誘電バインダとからなるインク
を、印刷し、乾燥して層を形成したものである。更にこ
の各絶縁層4の上に、背面電極5が形成してある。この
背面電極5は、カーボン粉と溶剤に溶けた樹脂(アクリ
ル系など)からなる導電ペーストを、印刷し、乾燥して
形成したものである。更にこの各背面電極5の上に、ポ
リアミドフィルムにより捕水体層6が形成してある。
【0009】図2に示すように、透明ベースフィルム1
の上下の縁部には、各透明電極引出し部2aが透明電極
2と一体に延出して形成してある。また各透明電極引出
し部2a上に部分的に積層形成してある絶縁性被膜4a
上には、背面電極引出し部5aが背面電極5と一体に延
出して形成してある。
の上下の縁部には、各透明電極引出し部2aが透明電極
2と一体に延出して形成してある。また各透明電極引出
し部2a上に部分的に積層形成してある絶縁性被膜4a
上には、背面電極引出し部5aが背面電極5と一体に延
出して形成してある。
【0010】図4,図5に示すように、上記のように積
層して形成した積層体の上部、即ち透明ベースフィルム
1の透明電極2側の面に、三ふっ化塩化エチレン樹脂フ
ィルムからなる第1の防湿フィルム9が、この積層体を
覆う大きさで対向して設けてある。第1の防湿フィルム
9の一側面(下面)には、ホットメルト層10が設けて
あり、上記の積層体を含めて被着してある。このホット
メルト層10は、中心部では捕水体層6に、外周部では
透明電極2に接着されるものである。
層して形成した積層体の上部、即ち透明ベースフィルム
1の透明電極2側の面に、三ふっ化塩化エチレン樹脂フ
ィルムからなる第1の防湿フィルム9が、この積層体を
覆う大きさで対向して設けてある。第1の防湿フィルム
9の一側面(下面)には、ホットメルト層10が設けて
あり、上記の積層体を含めて被着してある。このホット
メルト層10は、中心部では捕水体層6に、外周部では
透明電極2に接着されるものである。
【0011】また、透明ベースフィルム1の透明電極2
側と反対側の面に、三ふっ化塩化エチレン樹脂フィルム
からなる第2の防湿フィルム11が対向して設けてあ
る。第2の防湿フィルム11の一側面(上面)には、ホ
ットメルト層12が設けてあり、透明ベースフィルム1
に接着されるものである。
側と反対側の面に、三ふっ化塩化エチレン樹脂フィルム
からなる第2の防湿フィルム11が対向して設けてあ
る。第2の防湿フィルム11の一側面(上面)には、ホ
ットメルト層12が設けてあり、透明ベースフィルム1
に接着されるものである。
【0012】ホットメルトは、PETフィルム(透明ベ
ースフィルム)との間の接着性が悪く、十分な接着強度
が得られ難い場合がある。そこで本発明では、透明ベー
スフィルム1の透明電極2側と反対側の面1aに活性化
処理を施しておく。即ち、透明ベースフィルム1の当該
面1aに、コロナ放電処理やプラズマ放電処理等を施す
ことによって活性化処理が施されるものである。
ースフィルム)との間の接着性が悪く、十分な接着強度
が得られ難い場合がある。そこで本発明では、透明ベー
スフィルム1の透明電極2側と反対側の面1aに活性化
処理を施しておく。即ち、透明ベースフィルム1の当該
面1aに、コロナ放電処理やプラズマ放電処理等を施す
ことによって活性化処理が施されるものである。
【0013】そこで、図5に示すように、積層体の上下
からホットメルト層10,12を設けた第1及び第2の
防湿フィルム9,11を対向させて接合させる際には、
各透明電極引出し部2a上に透明電極用リード電極13
を、また、各背面電極引出し部5a上に背面電極用リー
ド電極14をそれぞれ載置し、両防湿フィルム9,11
をホットメルト層10,12で熱圧着により接合する際
に、リード電極13,14も同時に挟着して固定する。
リード電極13,14は一例としてりん青銅にニッケル
メッキを施した板で形成している。
からホットメルト層10,12を設けた第1及び第2の
防湿フィルム9,11を対向させて接合させる際には、
各透明電極引出し部2a上に透明電極用リード電極13
を、また、各背面電極引出し部5a上に背面電極用リー
ド電極14をそれぞれ載置し、両防湿フィルム9,11
をホットメルト層10,12で熱圧着により接合する際
に、リード電極13,14も同時に挟着して固定する。
リード電極13,14は一例としてりん青銅にニッケル
メッキを施した板で形成している。
【0014】この後で、1個のEL素子の外周形状に沿
って切断して、図6に示すEL素子とする。このEL素
子の断面が図1に示すものであって、このEL素子で
は、4個に切断することによって透明ベースフィルム1
と透明電極2との端面が解放された状態となるが、上記
のように透明ベースフィルム1のホットメルト層12に
対接する面1aには活性化処理が施されているので、十
分な接着強度が得られ、防湿フィルムが剥れることによ
る端面からの水分の浸入などは生じない。
って切断して、図6に示すEL素子とする。このEL素
子の断面が図1に示すものであって、このEL素子で
は、4個に切断することによって透明ベースフィルム1
と透明電極2との端面が解放された状態となるが、上記
のように透明ベースフィルム1のホットメルト層12に
対接する面1aには活性化処理が施されているので、十
分な接着強度が得られ、防湿フィルムが剥れることによ
る端面からの水分の浸入などは生じない。
【0015】図7は第2の実施例を示すもので、透明ベ
ースフィルム1の面1aに活性化処理を施しておき、第
2の防湿フイルム21に形成されるホットメルト層を内
層ホットメルト層22と外層ホットメルト層23とから
なる2層構造とし、内層ホットメルト層22は第2の防
湿フィルム21に対して接着性に優れたものとし、外層
ホットメルト層23は内層ホットメルト層22と透明ベ
ースフィルム1との双方に対して接着性に優れたものと
している。外層ホットメルト層23の一例として、例え
ば、オレフィン系ホットメルト接着剤やポリエステル系
ホットメルト接着剤などが用いられる。
ースフィルム1の面1aに活性化処理を施しておき、第
2の防湿フイルム21に形成されるホットメルト層を内
層ホットメルト層22と外層ホットメルト層23とから
なる2層構造とし、内層ホットメルト層22は第2の防
湿フィルム21に対して接着性に優れたものとし、外層
ホットメルト層23は内層ホットメルト層22と透明ベ
ースフィルム1との双方に対して接着性に優れたものと
している。外層ホットメルト層23の一例として、例え
ば、オレフィン系ホットメルト接着剤やポリエステル系
ホットメルト接着剤などが用いられる。
【0016】また、第1の防湿フィルム24に形成され
るホットメルト層を内層ホットメルト層25と外層ホッ
トメルト層26とからなる2層構造とし、内層ホットメ
ルト層25は第1の防湿フィルム24に対して接着性に
優れたものとし、外層ホットメルト層26は内層ホット
メルト層25と透明電極2との双方に対して接着性に優
れたものとしている。
るホットメルト層を内層ホットメルト層25と外層ホッ
トメルト層26とからなる2層構造とし、内層ホットメ
ルト層25は第1の防湿フィルム24に対して接着性に
優れたものとし、外層ホットメルト層26は内層ホット
メルト層25と透明電極2との双方に対して接着性に優
れたものとしている。
【0017】1個ずつに切断されたEL素子は、図7に
示されるように透明ベースフィルム1と透明電極2との
端面が解放された状態となるが、上記のように透明ベー
スフィルム1と外層ホットメルト層23との間、及び透
明電極2と外層ホットメルト層26との間、及び内層ホ
ットメルト層22,25のそれぞれ両面での接着は、い
ずれも十分な接着強度が得られるようにしてあるので、
防湿フィルムの剥れによる水分の浸入を生じることがな
い。
示されるように透明ベースフィルム1と透明電極2との
端面が解放された状態となるが、上記のように透明ベー
スフィルム1と外層ホットメルト層23との間、及び透
明電極2と外層ホットメルト層26との間、及び内層ホ
ットメルト層22,25のそれぞれ両面での接着は、い
ずれも十分な接着強度が得られるようにしてあるので、
防湿フィルムの剥れによる水分の浸入を生じることがな
い。
【0018】なお、第2の実施例では、透明ベースフィ
ルム1の面1aに活性化処理を施してあるがこれに限る
ものではなく、透明ベースフィルムの面1aに活性化処
理を施さなくともよい。
ルム1の面1aに活性化処理を施してあるがこれに限る
ものではなく、透明ベースフィルムの面1aに活性化処
理を施さなくともよい。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のEL素
子では、透明ベースフィルムの透明電極側と反対側の面
に、活性化処理が施されており、このためにホットメル
ト層との間の接着強度を向上させることができ、端面か
らの水分の浸入を十分に防止でき、発光層及び絶縁層を
保護してEL素子の品質の向上と安定を得ることができ
る。また、ホットメルト層を2層構造とし、それぞれの
層のホットメルト層に接着性の優れたものを採用するの
で、十分な防湿効果が得られ、EL素子の品質の向上と
安定が得られる。
子では、透明ベースフィルムの透明電極側と反対側の面
に、活性化処理が施されており、このためにホットメル
ト層との間の接着強度を向上させることができ、端面か
らの水分の浸入を十分に防止でき、発光層及び絶縁層を
保護してEL素子の品質の向上と安定を得ることができ
る。また、ホットメルト層を2層構造とし、それぞれの
層のホットメルト層に接着性の優れたものを採用するの
で、十分な防湿効果が得られ、EL素子の品質の向上と
安定が得られる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】製造段階の一例を示す正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】製造の次の段階を示す正面図である。
【図5】同上の斜視図である。
【図6】図1の正面図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
1 透明ベースフィルム 2 透明電極 3 発光層 4 絶縁層 5 背面電極 9 第1の防湿フィルム 10 ホットメルト層 11 第2の防湿フィルム 12 ホットメルト層 21 第2の防湿フィルム 22 内層ホットメルト層 23 外層ホットメルト層 24 第1の防湿フィルム 25 内層ホットメルト層 26 外層ホットメルト層
Claims (3)
- 【請求項1】 透明ベースフィルム上に形成された透明
電極上に発光層、絶縁層及び背面電極が順次形成してあ
り、 上記透明ベースフィルムの上記透明電極側の面には、上
記透明ベースフィルムの端面を解放した状態でかつ上記
発光層、上記絶縁層及び上記背面電極を含めて一側面に
ホットメルト層を設けてある第1の防湿フィルムがその
ホットメルト層を内面にして被着してあり、 上記透明ベースフィルムの上記透明電極側と反対側の面
には、一側面にホットメルト層を設けてある第2の防湿
フィルムがそのホットメルト層を内面にして被着してあ
り、 上記透明ベースフィルムの上記透明電極側と反対側の面
には、活性化処理が施されていることを特徴とするEL
素子。 - 【請求項2】 透明ベースフィルム上に形成された透明
電極上に発光層、絶縁層及び背面電極が順次形成してあ
り、 上記透明ベースフィルムの上記透明電極側の面には、上
記透明ベースフィルムの端面を解放した状態でかつ上記
発光層、上記絶縁層及び上記背面電極を含めて一側面に
ホットメルト層を設けてある第1の防湿フィルムがその
ホットメルト層を内面にして被着してあり、 上記透明ベースフィルムの上記透明電極側と反対側の面
には、一側面にホットメルト層を設けてある第2の防湿
フィルムがそのホットメルト層を内面にして被着してあ
り、 上記第2の防湿フィルムのホットメルト層は、内層ホッ
トメルト層と外層ホットメルト層とからなる2層構造を
有しており、上記内層ホットメルト層は上記第2の防湿
フィルムに対して接着性に優れたものであり、上記外層
ホットメルト層は上記内層ホットメルト層と上記透明ベ
ースフィルムとの双方に対して接着性に優れたものであ
ることを特徴とするEL素子。 - 【請求項3】 請求項1または2において、上記第1の
防湿フィルムのホットメルト層は、内層ホットメルト層
と外層ホットメルト層とからなる2層構造を有してお
り、上記内層ホットメルト層は上記第1の防湿フィルム
に対して接着性に優れたものであり、上記外層ホットメ
ルト層は上記内層ホットメルト層と上記透明電極との双
方に対して接着性に優れたものであることを特徴とする
EL素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6043517A JPH07254486A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | El素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6043517A JPH07254486A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | El素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07254486A true JPH07254486A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12665945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6043517A Pending JPH07254486A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | El素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07254486A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-03-15 JP JP6043517A patent/JPH07254486A/ja active Pending
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