JPH07254311A - 二重絶縁フラットケーブル - Google Patents
二重絶縁フラットケーブルInfo
- Publication number
- JPH07254311A JPH07254311A JP6818894A JP6818894A JPH07254311A JP H07254311 A JPH07254311 A JP H07254311A JP 6818894 A JP6818894 A JP 6818894A JP 6818894 A JP6818894 A JP 6818894A JP H07254311 A JPH07254311 A JP H07254311A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulation
- conductor
- layer
- flat cable
- polyester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 平角導体に絶縁を施した複数本の絶縁体を所
定の間隔で平行に並べ、これらに一括してプラスチック
フィルムをラミネートして絶縁を施す、二重絶縁フラッ
トケーブル。 【効果】 絶縁体層が二重になっているので、摩耗など
を受けて第一層の絶縁体が破壊されても第二層の絶縁体
で絶縁性能を維持することができる。また、導体が平角
であることにより薄肉化や平角導体の利点を生かした実
装、例えば挿抜型コネクタとの組合せが容易になる。
定の間隔で平行に並べ、これらに一括してプラスチック
フィルムをラミネートして絶縁を施す、二重絶縁フラッ
トケーブル。 【効果】 絶縁体層が二重になっているので、摩耗など
を受けて第一層の絶縁体が破壊されても第二層の絶縁体
で絶縁性能を維持することができる。また、導体が平角
であることにより薄肉化や平角導体の利点を生かした実
装、例えば挿抜型コネクタとの組合せが容易になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の電気機器、ＯＡ
機器、電話器、音響機器などに使用するフラットケーブ
ルの構造に関するものである。
機器、電話器、音響機器などに使用するフラットケーブ
ルの構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、フラットケーブルとしては、図３
に示すように裸の平型（平角）導体４を平行に並べて、
接着層２を介して絶縁体４で一括して絶縁被覆を施す
か、或いは図４に示すように予め絶縁体１で絶縁された
丸型導体４’からなる丸型電線５を平行に並べ、絶縁体
３で一括して絶縁を施すことが行われていた。
に示すように裸の平型（平角）導体４を平行に並べて、
接着層２を介して絶縁体４で一括して絶縁被覆を施す
か、或いは図４に示すように予め絶縁体１で絶縁された
丸型導体４’からなる丸型電線５を平行に並べ、絶縁体
３で一括して絶縁を施すことが行われていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、従来の平角導体を一括して絶縁を施したものでは、
一層絶縁であるため、その絶縁層が破壊されると、絶縁
機能がなくなってしまうと言う問題点ガあった。また、
実公平５−４８３２４号公報には、図５に示されるよう
に、平角導体４を２種の絶縁フィルム１、３で一括して
ラミネート絶縁したフラットケーブルが示されている
が、平角導体４の両端部にどうしても空隙６が生ずるこ
とにより、導体間の耐圧が十分ではなく、導体間のピッ
チを狭くすることで一応の対策を講じていたが、しかし
導体間のピッチを狭くするのにも限界があった。さら
に、上記丸型導体を用いたフラットケーブルでは、絶縁
二重構造となっているが、平型導体を用いた場合に比べ
て薄肉化し難いこと、挿抜型コネクタとの組合せが難し
いなど実装上に問題があった。
に、従来の平角導体を一括して絶縁を施したものでは、
一層絶縁であるため、その絶縁層が破壊されると、絶縁
機能がなくなってしまうと言う問題点ガあった。また、
実公平５−４８３２４号公報には、図５に示されるよう
に、平角導体４を２種の絶縁フィルム１、３で一括して
ラミネート絶縁したフラットケーブルが示されている
が、平角導体４の両端部にどうしても空隙６が生ずるこ
とにより、導体間の耐圧が十分ではなく、導体間のピッ
チを狭くすることで一応の対策を講じていたが、しかし
導体間のピッチを狭くするのにも限界があった。さら
に、上記丸型導体を用いたフラットケーブルでは、絶縁
二重構造となっているが、平型導体を用いた場合に比べ
て薄肉化し難いこと、挿抜型コネクタとの組合せが難し
いなど実装上に問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題につ
いて種々検討した結果、絶縁された平角導体に更に絶縁
を施した二重絶縁構造にすることにより、絶縁性能（導
体間耐電圧）を著しく向上させることができ、従って導
体間のピッチも安心して狭くできることを見出し、本発
明を完成するに至った。
いて種々検討した結果、絶縁された平角導体に更に絶縁
を施した二重絶縁構造にすることにより、絶縁性能（導
体間耐電圧）を著しく向上させることができ、従って導
体間のピッチも安心して狭くできることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【０００５】すなわち、本発明は： 平角導体に絶縁を施した複数本の絶縁体を所定の間
隔で平行に並べ、これらに一括してプラスチックフィル
ムをラミネートして絶縁を施す、二重絶縁フラットケー
ブルを提供する。
隔で平行に並べ、これらに一括してプラスチックフィル
ムをラミネートして絶縁を施す、二重絶縁フラットケー
ブルを提供する。
【０００６】以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明
する。図１は、本発明の二重絶縁フラットケーブルの構
造を説明する断面図である。図１において、１は平角導
体４を被覆する（一次被覆）絶縁体であり、平角導体４
を緊密に被覆できるなら液状又はフィルム状を問わず任
意の絶縁材料を使用できるが、特にＰＶＣペーストやポ
リエステル系絶縁塗料などの絶縁塗料などの液状被覆絶
縁材が好ましく使用できる。３はポリエステル系、ウレ
タン系、エポキシ系接着剤などの接着剤層２を介して絶
縁平角導体を被覆する（二次被覆）絶縁体であり、ポリ
エステルフィルムなどフィルム状絶縁体が好ましく使用
できる。
する。図１は、本発明の二重絶縁フラットケーブルの構
造を説明する断面図である。図１において、１は平角導
体４を被覆する（一次被覆）絶縁体であり、平角導体４
を緊密に被覆できるなら液状又はフィルム状を問わず任
意の絶縁材料を使用できるが、特にＰＶＣペーストやポ
リエステル系絶縁塗料などの絶縁塗料などの液状被覆絶
縁材が好ましく使用できる。３はポリエステル系、ウレ
タン系、エポキシ系接着剤などの接着剤層２を介して絶
縁平角導体を被覆する（二次被覆）絶縁体であり、ポリ
エステルフィルムなどフィルム状絶縁体が好ましく使用
できる。
【０００７】
【作用】本発明においては、フラットケーブルを構成す
る絶縁体層が二重になっていることから、摩耗などを受
けて第一層の絶縁体が破壊されても第二層の絶縁体で絶
縁性能を維持することができる。従来使用されている丸
型電線のような丸型導体のものでは、挿抜型コネクタと
の組合せが難しいのに、本発明のフラットケーブルでは
導体が平角であることにより薄肉化や平角導体の利点を
生かした実装、例えば挿抜型コネクタとの組合せが容易
になる。
る絶縁体層が二重になっていることから、摩耗などを受
けて第一層の絶縁体が破壊されても第二層の絶縁体で絶
縁性能を維持することができる。従来使用されている丸
型電線のような丸型導体のものでは、挿抜型コネクタと
の組合せが難しいのに、本発明のフラットケーブルでは
導体が平角であることにより薄肉化や平角導体の利点を
生かした実装、例えば挿抜型コネクタとの組合せが容易
になる。
【０００８】
【実施例】本発明を下記の実施例により具体的に説明す
るが、これは本発明の範囲を制限しない。厚さ５０μ
ｍ、幅０．７ｍｍの平角導体にポリエステル系塗料で厚
さ３０μｍの被覆を施した。上記絶縁被覆線状体１０本
を１．２５ｍｍピッチで平行に並べ、上下から厚さ６０
μｍのポリエステル系接着剤付きのポリエステルフィル
ム（７５μｍ厚さ）でラミネートし、フラットケーブル
を作製した。これを所定の長さに切断し、両端部の導体
を露出させ、片面に厚さ１８０μｍのポリエステルフィ
ルムによる補強層を設けることにより、挿抜型コネクタ
との接合も容易に行うことができた。得られたフラット
ケーブルの端部断面を図２に示した。
るが、これは本発明の範囲を制限しない。厚さ５０μ
ｍ、幅０．７ｍｍの平角導体にポリエステル系塗料で厚
さ３０μｍの被覆を施した。上記絶縁被覆線状体１０本
を１．２５ｍｍピッチで平行に並べ、上下から厚さ６０
μｍのポリエステル系接着剤付きのポリエステルフィル
ム（７５μｍ厚さ）でラミネートし、フラットケーブル
を作製した。これを所定の長さに切断し、両端部の導体
を露出させ、片面に厚さ１８０μｍのポリエステルフィ
ルムによる補強層を設けることにより、挿抜型コネクタ
との接合も容易に行うことができた。得られたフラット
ケーブルの端部断面を図２に示した。
【０００９】
【発明の効果】本発明の二重絶縁構造のフラットケーブ
ルによると、クラスＩＩの電気機器の絶縁電線（日本工
業規格「クラスＩＩの電気機器の絶縁構造通則」Ｃ０７
０２−1974参照）として使用することができる。また、
クラスＩＩの電気機器の絶縁電線の試験電圧４，０００
Ｖ（日本工業規格「クラスＩＩの電気機器の絶縁構造通
則」Ｃ０７０２−1974の別表第８参照）を導体間にかけ
ても耐圧性は完全であった。
ルによると、クラスＩＩの電気機器の絶縁電線（日本工
業規格「クラスＩＩの電気機器の絶縁構造通則」Ｃ０７
０２−1974参照）として使用することができる。また、
クラスＩＩの電気機器の絶縁電線の試験電圧４，０００
Ｖ（日本工業規格「クラスＩＩの電気機器の絶縁構造通
則」Ｃ０７０２−1974の別表第８参照）を導体間にかけ
ても耐圧性は完全であった。
【図１】本発明の二重絶縁フラットケーブルの構造を説
明する断面図である。
明する断面図である。
【図２】本発明の実施例に従って作製されたフラットケ
ーブルの端部断面を示す模式図である。
ーブルの端部断面を示す模式図である。
【図３】従来の一重絶縁フラットケーブルの構造を説明
する断面図である。
する断面図である。
【図４】従来の二重絶縁丸型ケーブルの構造を説明する
断面図である。
断面図である。
【図５】従来の複合フィルムで一括してラミネート絶縁
したフラットケーブルを説明する断面図である。
したフラットケーブルを説明する断面図である。
１ （一次被覆）絶縁体 ２ 接着剤層 ３ （二次被覆）絶縁体 ４ 平角導体 ５ 補強層 ６ 丸型電線 ７ 空隙 ８ 補強層のための接着剤層
Claims (1)
- 【請求項１】 平角導体に絶縁を施した複数本の絶縁体
を所定の間隔で平行に並べ、これらに一括してプラスチ
ックフィルムをラミネートして絶縁を施すことを特徴と
する、二重絶縁フラットケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6818894A JPH07254311A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 二重絶縁フラットケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6818894A JPH07254311A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 二重絶縁フラットケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07254311A true JPH07254311A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=13366566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6818894A Pending JPH07254311A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 二重絶縁フラットケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07254311A (ja) |
-
1994
- 1994-03-14 JP JP6818894A patent/JPH07254311A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040106 |