JPH0725424U - 立体式マウス台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 マウス台を立体的に構成して、空間を有効利
用する。 【構成】 キーボード側部上方にマウス設置用のプレー
ト３を配備し、その下方空間は別の操作場所として利用
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、例えばパーソナルコンピュータなどのキーボードで、テンキーの無 いキーボードの横に別置きのテンキーボードを設置する場合などで、テンキーボ ードの上部空間を有効に利用する立体式マウス台に関する。

【０００２】

【従来の技術】

例えばマウスを操作するための立体式の台としては、アクリル板をコの字に曲 げたものをキーボードの長手方向にかぶせたものや、キーボード背後より前面へ 突き出したものがある。しかし、いずれもキーボードの上部にマウス操作用プレ ートが設置され、マウスを常時置いた場合、キー操作をするときにマウスが目障 りとなった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

したがって本考案の目的は、キーボードの外側に簡便に設置することができる 立体式マウス台を提供し、キー操作に目障りなくマウスを設置でき空間の有効利 用をはかることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、複数の操作キーを有するキーボードの長手方向片端より外側に配置 され、脚下部の一部が前記キーボードの底の隙間に装着されて転倒防止する支持 部材と、 支持部材上部よりほぼ水平に張り出す平坦なプレートよりなり、平坦なプレー トの下部に手の出し入れが容易な空間を形成することを特徴とする立体式マウス 台である。

【０００５】 そして上記支持部材の転倒防止機構が、キーボード手前に設置するアームレス トと組合わされて固定することも出来る。

【０００６】

【作用】

本考案に従えば、キーボート外側に、キーボード又はアームレストの自重によ り転倒防止された支持部材により支持されたマウス台が、キーボードの外側上部 空間に設置することができるため、その下に別置きのテンキーボードを設置する ことができる。

【０００７】 マウス台は支持部材に対し差し込み式で固定するので、使用者の好みの位置に 取り付けることができる。また形状も好みのものを選択することができる。

【０００８】

【実施例】

実施例について図面を参照にして説明する。 図１〜図２において、支持部材１は、例えば１〜２ｍｍ程度の鋼板に、打ち抜 き或いはレーザー切断にて必要な切り込みを入れたものを、プレス曲げ成型する 。プレート取付座２も１〜２ｍｍ程度の鋼板を打ち抜いた後、支持部材１と接続 するための一部を残しＵ曲げ加工にて成型する。支持部材１とプレート取付座２ との接続は、ビスにて締め付けて固定するかスポット溶接にて固定する。プレー ト３は２〜４ｍｍ程度の透明又は半透明のアクリル板を使用するのが良いが、鋼 板またはその他の材料でも良い。なおこのプレート３はプレート取付座２のＵ字 狭部に差し込んで取り付ける。

【０００９】 支持部材１の下部はＬ字に曲げられており、曲げられた板の一部がキーボード の下部に潜り込むように形成する。もぐりこみ部の寸法は１０〜２０ｍｍ程度で よく、これによりプレート上にマウスを置いたときに生じる時計回りのモーメン ト荷重を、曲げ部に働くキーボードの自重による反時計回りのモーメントにて支 えることができる。

【００１０】 支持部材１の高さは８０〜１２０ｍｍに選ばれ、脚部の幅は２０〜４０ｍｍ程 度に選ばれる。

【００１１】 支持部材１にプレート取付座２を取り付けた形状は略コの字に形成され、コの 字の開口側が手前に来るように配置される。これにより例えばキーボードの横に テンキーボード９を設置した場合、本体８よりテンキーボード９に手を移動させ るのに都合が良い。

【００１２】 プレート取付座２のＵ溝深さは１５〜３０ｍｍに選ばれ、長さは３０〜１２０ ｍｍ程度に選ばれる。溝の幅は取り付けるプレートの厚みとし、弾性によりプレ ートを保持できるようにする。したがってプレート３は差し込むことにより半固 定状態で保持されるので、プレートを抜いて分解することや位置をずらすことが 容易であり、使用者の好みのプレートに取り替えることができる。

【００１３】 プレートの形状寸法はおおむね２００ｍｍ角以内が好適であり、マウスを移動 させて操作中に画面の目的地に矢印が到着しない前に、プレートの端にマウスが はみ出しそうになった場合は、マウスを少し持ち上げて移動方向と反対側に移動 させてから目的地に矢印が到着するようにすれば良い。

【００１４】 図３はアームレスト５と組み合わせた場合の実施例である。支持部材６の下部 は折り曲げてキーボード下部に差し込む代わりに、アームレスト５のスリット６ に差し込み固定することにより転倒を防止する。

【００１５】 図４は単独で使用した場合の実施例であるが、図５の様なキーボード補肋テー ブルの支持部材の一方として利用することができる。

【００１６】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、図６のような幅の狭いテーブル上に例えばノー ト型パソコンを設置して、テンキーボードとマウスを使用したい場合に好適であ る。またたとえテーブルに十分な広さがある場合でも、参考資料等を広げて使用 する場合では、空間を有効利用できるのでテーブルを広く使用する事ができる。

【００１７】 またプレートは、簡単に取り外せるので分解して携帯することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図出ある。

【図２】本考案の組み立て正面図である。

【図３】本考案のアームレストに組み込んだ斜視図であ
る。

【図４】本考案の実施中の斜視図である。

【図５】本考案を他のキーボード補肋テーブルの片方の
支持部材として利用した実施例の斜視図である。

【図６】本考案の実施例の正面図である。

【符号の説明】

１，支持部材 ２，プレート取り付け座 ３，プレート ４，ビス ５，アームレスト ６，スリット ７，マウス ８，パーソナルコンピューター ９，テンキーボード １０，テーブル １１，キーボード補肋テーブル

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の操作キーを有するキーボードの長
   手方向片端より外側に配置され、脚下部の一部が前記キ
   ーボードの底の隙間に装着されて転倒防止する支持部材
   と、 支持部材上部よりほぼ水平に張り出す平坦なプレートよ
   りなり、平坦なプレートの下部に手の出し入れが容易な
   空間を形成することを特徴とする立体式マウス台。
2. 【請求項２】 請求項１の転倒防止機構が、キーボード
   手前に設置するアームレストと組合わされて固定される
   支持部材を有する立体式マウス台。