JP2006112473A - 商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚における免震装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンビニエンスストア、百貨店や一般商店等の商品陳列用の棚、または美術館や一般家庭における物品保管・展示用の棚における免震装置を提供する。
【解決手段】棚1の下面部に複数個間隔を有して配設された支承部材2と、1個または複数個配設されたダンパー部材3とより成る免震装置であって、前記支承部材2は、基板8と、多数の小硬球体12を複数列に亘って回転自在なるよう装入する直線状の装入孔18を複数個幾何学模様状を穿設した押え板13とを一体に連結固定すると共に、各小硬球体12を床面7上に回転自在に載置して形成される。また、ダンパー部材3は、1個または複数個の弾性球または弾塑性球21を、前記棚1の下面部に固設されたダンパー被覆板22内の床面7上に配置して形成される。
【選択図】図1
【解決手段】棚1の下面部に複数個間隔を有して配設された支承部材2と、1個または複数個配設されたダンパー部材3とより成る免震装置であって、前記支承部材2は、基板8と、多数の小硬球体12を複数列に亘って回転自在なるよう装入する直線状の装入孔18を複数個幾何学模様状を穿設した押え板13とを一体に連結固定すると共に、各小硬球体12を床面7上に回転自在に載置して形成される。また、ダンパー部材3は、1個または複数個の弾性球または弾塑性球21を、前記棚1の下面部に固設されたダンパー被覆板22内の床面7上に配置して形成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンビニエンスストア、百貨店や一般商店等の商品陳列用の棚、または一般家庭における物品保管用の棚や、美術館等の展示用の棚における免震装置に関するものである。
従来、コンビニエンスストア、百貨店や一般商店等の商品陳列用の棚、または一般家庭における物品保管用の棚や、美術館等の展示用の棚においては、免震装置は設置されていないのがほとんどで、単に棚を壁や天井面に支持棒を介して固定する程度の耐震装置しか設置されていないのが現状である。
そして、最近、つぼや彫刻等の美術品のための免震装置が開発されたことが、2003年4月16日付け「日経産業新聞」に掲載された。
2003年4月16日発行の日経産業新聞 「美術品守るミニ免震装置」の記事
2003年4月16日発行の日経産業新聞 「美術品守るミニ免震装置」の記事
前記非特許文献1に開示された新聞記事は、金沢大学工学部防災研究室のチームが開発したものである。そして、その構成は、美術品棚の下面4隅に固定された4本の脚の先に付けたボールベアリングが、凹状の曲面に加工された金属皿の上を滑るようにすることで免震を図るようにしたものである。
しかしながら、前記非特許文献1に開示されたものは、脚の先にボールベアリングを回動可能に取付けると共に、凹状の曲面に加工された金属皿が必要であるが、脚の先にボールベアリングを回動可能に取付ける作業、および金属皿を凹状の曲面に加工する作業のいずれの作業も極めて高い精度が要求され、従ってコストが割高となるという課題があった。
本発明は、前記課題を解決すべくなされたもので、ほとんどの部材を市販されている安価な材料を組合わせて製造することにより、低コストで、且つ充分な免震効果を有する商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚における免震装置を提供しようとするものである。
本発明は、棚の下面部に複数個間隔を有して配設された支承部材と、複数個間隔を有して配設されたダンパー部材とより成る商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚における免震装置であって、
前記支承部材は、基板の下面に多数の小鋼球体を複数列に亘って回転自在なるよう装入する押え板を一体に固定し、且つ該記押え板には、前記多数の小鋼球体を複数列に亘って回転自在なるよう装入するため、前記小鋼球体の直径よりやや小さい巾の直線状の装入孔を複数個、幾何学的模様状に穿設し、該各装入孔内に複数個の小鋼球体を基板と押え板間に回転自在なるよう装入して配設すると共に、前記各装入孔の長さは、装入する複数個の小硬球体の各直径の総和の長さよりやや長く形成すると共に、前記基板と押え板間の高さは、小硬球体の直径よりやや低くして形成され、
前記ダンパー部材は、少なくとも1個の弾性球または弾塑性球を、前記棚の下面部に固設されたダンパー被覆板内の床面上に配置して形成され、且つ、前記ダンパー被覆板は、前記棚の下面部に連結固定するための円形または多角形状の平面状部を上面に備え、且つ該平面状部の外周縁部に傾斜壁面を垂設して、該傾斜壁面に囲繞された円形または多角形状の逆凹部を備えて形成され、更に、前記傾斜壁面の底周縁部と床面間にわずかな隙間を存して、前記ダンパー被覆板の平面状部を前記棚の下面部に連結固定する一方、前記弾性球または弾塑性球がダンパー被覆板の逆凹部内の床面上に、該弾性球または弾塑性球の上・下方部が平面状部の下面および床面に当接縮重して載置するという手段を採用することにより、上記課題を解決した。
前記支承部材は、基板の下面に多数の小鋼球体を複数列に亘って回転自在なるよう装入する押え板を一体に固定し、且つ該記押え板には、前記多数の小鋼球体を複数列に亘って回転自在なるよう装入するため、前記小鋼球体の直径よりやや小さい巾の直線状の装入孔を複数個、幾何学的模様状に穿設し、該各装入孔内に複数個の小鋼球体を基板と押え板間に回転自在なるよう装入して配設すると共に、前記各装入孔の長さは、装入する複数個の小硬球体の各直径の総和の長さよりやや長く形成すると共に、前記基板と押え板間の高さは、小硬球体の直径よりやや低くして形成され、
前記ダンパー部材は、少なくとも1個の弾性球または弾塑性球を、前記棚の下面部に固設されたダンパー被覆板内の床面上に配置して形成され、且つ、前記ダンパー被覆板は、前記棚の下面部に連結固定するための円形または多角形状の平面状部を上面に備え、且つ該平面状部の外周縁部に傾斜壁面を垂設して、該傾斜壁面に囲繞された円形または多角形状の逆凹部を備えて形成され、更に、前記傾斜壁面の底周縁部と床面間にわずかな隙間を存して、前記ダンパー被覆板の平面状部を前記棚の下面部に連結固定する一方、前記弾性球または弾塑性球がダンパー被覆板の逆凹部内の床面上に、該弾性球または弾塑性球の上・下方部が平面状部の下面および床面に当接縮重して載置するという手段を採用することにより、上記課題を解決した。
本発明商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚における免震装置によれば、地震の発生による床面の水平揺れによって、支承部材を構成する多数の小硬球体も回転移動するが、該小硬球体の回転移動により地震による水平揺れが吸収される。前記小硬球体の回転移動により地震による水平揺れが吸収されるため、該小硬球体を装入して形成された支承部材上に固定された棚に地震による水平揺れが伝わらないか、あるいは伝わってもほんのわずかで、前記棚がわずかに水平に揺れ、且つわずかに水平に回転する程度である。
前記支承部材を構成する小硬球体によって地震による水平揺れの大部分を吸収されて、わずかに水平に揺れ、且つわずかに水平に回転している棚は、ダンパー部材を構成する少なくとも1個の弾性球または弾塑性球が、前記地震の水平揺れに伴って、前記床面上を楕円形となって摺りながら移動し、そして、傾斜壁面に弾性球または弾塑性球が縮重しながら当接して、該傾斜壁面の上部周縁から下部周縁へと徐々に接触の度合いを強めて行くので、回転移動している小硬球体およびわずかに水平に揺れ、且つわずかに水平に回転している棚を急激に停止させることなく、緩やかに徐々に停止させることができる。従って、棚に載置されている商品や美術品等の載置品を転倒させることなく保持し、前記商品や美術品等の載置品の破損を防ぐことができる。更に、本発明免震装置は、ほとんどの部材を市販されている安価な材料を組合わせて製造することができるので、低コストで提供することができる。
本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。本発明免震装置は、商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚1の下面に配設されて、前記棚1の水平揺れの吸収を図るため、滑り、転がり作用をする支承部材2と、棚1の下面に配設されて、支承部材2の停止、前記棚1の水平揺れおよび水平回転止めと、該棚1を原位置へ戻す作用をするダンパー部材3とにより構成される。
前記支承部材2は、棚1の底板4の下面に複数個のスペーサー5を介して固設された取付用プレート6の下面に、間隔を有して複数個設置固定され、床面7に接して棚1が、該支承部材2を介して移動可能に形成されている。
すなわち、支承部材2は、方形状の基板8の隅角部に前記取付用プレート6へ固定する取付片9をそれぞれ直角状に突設し、且つ該各取付片9にビス10を挿通するビス孔11を穿設すると共に、前記基板8の下面に、パチンコ球程度の小さい径を有する多数の小鋼球体12を複数列に亘って回転自在なるよう装入する断面凹状をした押え板13が一体に固定されている。
前記押え板13は、その四周縁部を上方へ折曲して折曲片14を設けると共に、該各折曲片14を、前記基板8の四周縁部に折曲して垂設された固定片15に当接してリベット止め16等により一体に固定する。そして、前記押え板13には、多数の小鋼球体12を複数列に亘って回転自在なるよう装入するため、両端に湾曲部17を備えた前記小鋼球体12の直径よりやや小さい巾の直線状の装入孔18を複数個、幾何学的模様状に穿設し、該各装入孔18内に複数個の小鋼球体12を基板8と押え板13間に回転自在なるよう装入して配設する。なお、本発明の実施例として示す図2・図7・図8においては、各装入孔18の両端は湾曲部17を備えているが、湾曲状ではなく、直線状もよい。
前記各装入孔18の長さは、装入されるべき複数個の小硬球体12の各直径の総和の長さよりやや長く、特に限定する必要はないが、好ましくは小鋼球体12の1個分〜1個半分程度長く形成すると共に、前記基板8と押え板13間の高さは、小硬球体12の直径よりやや低く形成されている。そして、前記構成とすることにより、各小鋼球体12の周面の一部が常に各装入孔18より下方へ突出すると共に、該各小鋼球体12の周面の一部が常に基板8に接するように配設されている。
前記のように、各小鋼球体12が各装入孔18内に装入されることにより、前記各小鋼球体12は各装入孔18より離脱することなく、また各小鋼球体12がそれぞれ独立して回転自在となっている。なお、前記各装入孔18は、特に限定する必要はなく、直線状あるいは円弧状に形成されたものであればよく、押え板13の各四周外側端部と平行ではなく、斜めに形成されたものも混在していてもよいが、好ましくは図2に示すように、押え板13の各四周外側端部に近接して、該各四周外側端部と平行に長い直線状の装入孔18aをそれぞれ穿設すると共に、該各長い装入孔18aの内側面に、該装入孔18aと平行に短い直線状の装入孔18bをそれぞれ穿設して、内外2列に亘って形成することが推奨される。
前記小鋼球体12は、特に限定する必要はないが、好ましくは、1個1.5円という価格の安いパチンコ鋼球を使用することが好ましく、棚1の荷重に応じて、1個所に10個〜100個〜200個というように使用する。なお、小硬球体12として、パチンコ鋼球を使用する場合、パチンコ鋼球1個の許容荷重は、棚1の下面が鉄板で、且つ床面7がプラスチックタイルとして、テストした結果、1kg程度は可能であった。また、更に前記小硬球体12として、前記パチンコ鋼球以外に、ポリプロピレン、ナイロンまたはジュラコン等の硬質プラスチックで成型された硬質プラスチック製球をも使用することができる。
前記構成より成る支承部材2の大きさは、取付ける棚1の大きさ、荷重等により異なる。また、その設置数は、図7・図8に示すように、少なくとも棚1の下面の隅角部付近に、4個それぞれ設置する必要がある。従って、例えば棚1の荷重が400kgであると、前記したように、小硬球体12として、パチンコ鋼球を使用するとした場合、パチンコ鋼球1個の許容荷重が1kg程度とすると、100個のパチンコ鋼球をそれぞれ配置した支承部材2を棚1の下面の隅角部付近に4個設置すればよいことになる。なお、図中、19は、前記支承部材2を棚1の下面に取付ける場合、後述するダンパー部材3との高さを調整するために設置された高さ調整板である。
そして、前記支承部材2には、地震による水平揺れで各小硬球体12が回転移動した場合、その回転移動を停止させるストッパー手段を備えていない。そのため、前記各小硬球体12の回転移動を停止させる手段が必要となる。すなわち、前記各小硬球体12の回転移動を停止させるのは、後述するダンパー部材3である。
本発明免震装置を構成するダンパー部材3は、前記支承部材2を構成する各小硬球体12の回転移動で棚1に滑り・転がり作用を及ぼすことにより、地震の水平揺れを吸収して、棚1に水平揺れが伝わらないか、あるいは伝わってもほんのわずかで、前記棚1がわずかに水平に揺れ、且つわずかに水平に回転する程度であるが、地震による水平揺れで、一旦、各小硬球体12が回転移動すると、その回転移動が直ちに停止せず、更に、わずかに揺れている棚1の水平揺れおよび水平回転も直ちに停止しないので、この水平揺れおよび水平回転を軟かく押えて、棚1の水平揺れおよび水平回転を緩やかに徐々に停止させると共に、各小硬球体12の回転移動を停止させる作用をする。
すなわち、ダンパー部材3は、図5・図6・図10・図11・図13・図14に示すように、1個または複数個の弾性球または弾塑性球21(図6・図11・図14には、2個の弾性球または弾塑性球21が図示されている)を、取付用プレート6の下面に固設されたダンパー被覆板22内の床面7上に配置して形成されている。そして、前記構成より成るダンパー部材3が複数個所定間隔を有して、棚1の下面部と床面7間に配設される。
前記弾性球は、特に限定する必要はないが、スポンジ質材料により形成することもできるが、比較的弾発力が強く、圧縮されても直ちに復元する性質を有するゴム質材料により形成することが推奨され、また、前記弾塑性球は、特に限定する必要はないが、ゴム質材料により形成することもできるが、比較的弾発力が弱く、圧縮されても直ちに復元することなく、徐々に復元する性質を有するスポンジ質材料により形成することが推奨される。そして、本発明免震装置において、ダンパー部材3として、弾性球を用いるか、あるいは、弾塑性球を用いるかは、取付現場の状況に応じて適宜決定する。
前記ダンパー被覆板22は、上面に前記取付用プレート6に連結固定するための円形状の平面状部23を備え、且つ該平面状部23の外周縁部に傾斜壁面24を垂設して、該傾斜壁面24に囲繞された逆凹部25を備えて形成されている。そして、前記傾斜壁面24の底周縁部26と床面7間に、前記弾性球または弾塑性球21が縮重しても、前記底周縁部26が床面7に接触しない数mm程度の隙間27を存して、前記ダンパー被覆板22の平面状部23を前記取付用プレート6に皿ビス等の取付金具28を介して連結固定し、更に1個または複数個の弾性球または弾塑性球21が、ダンパー被覆板22の逆凹部25内の床面7上に、該弾性球または弾塑性球21の上・下方部を平面状部23の下面および床面7に当接縮重して載置されている。なお、前記平面状部23は、図においては、円形状に形成されているが、四角形状等の多角形状であってもよい。
前記ダンパー被覆板22の傾斜壁面24は、図10〜図12に示すように階段状に下方に行くに従って円周を広くした階段状傾斜壁面24aとしてもよいし、または図13〜図15に示すように直線状に下方に行くに従って円周を広くした直線状傾斜壁面24bとしてもよい。
前記構成より成るダンパー部材3は、その使用個数および設置場所は、使用される棚に応じて適宜設定される。図7においては、2個のダンパー部材3が、4個の支承部材2の中央部に間隔を有して設置されており、また、図8においては、4個のダンパー部材3が、4個の支承部材2の中間部に間隔を有して設置されている。更に、前記ダンパー部材3を構成する弾性球または弾塑性球21は、その材質、直径、個数および押しつぶす量によって、それぞれ使用される棚に応じて適宜調整して配置される。
なお、図1においては、前記支承部材2およびダンパー部材3は、棚1の下面にスペーサー5を介して固設された取付用プレート6に固定されているが、前記スペーサー5は棚1と床面7間の間隔の調整用であって、間隔の調整が必要でない場合は、図16に示すように、スペーサーを設置することなく、該支承部材2およびダンパー部材3を棚1の下面に直付けで固定してもよい。
前記構成より成る本発明商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚における免震装置の作用について説明する。本発明商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚における免震装置を棚1と床面7間に設置すると、地震の発生による床面7の水平揺れによって、支承部材2を構成する小硬球体12も回転移動するが、該小硬球体12の回転移動により地震の水平揺れが吸収される。そして、前記小硬球体12の回転移動により地震による水平揺れが吸収されるため、該小硬球体12を装入した支承部材2上に配設されている取付用プレート6およびスペーサー5を介して連結固定された棚1に、地震による水平揺れが伝わらないか、あるいは伝わってもほんのわずかで、該棚1がわずかに水平に揺れ、且つわずかに水平に回転する程度で、地震による棚1の水平揺れおよび水平回転は大きく減少する。
更に、支承部材2を構成する小硬球体12によって水平揺れを減少された棚1は、ダンパー部材3を構成する1個、または複数個の弾性球または弾塑性球21が、前記棚1の水平揺れに伴って、前記床面7上を、断面楕円形状に押圧縮重されて抵抗力を増して摺りながら移動し、図12・図15に示すように、傾斜壁面24に当接すると弾性球または弾塑性球21は更に押圧縮重しながら、上部周縁24′から下部周縁24"へと徐々に接触の度合いを強めて行くので、回転移動している小硬球体12、並びにわずかに水平に揺れ、且つ水平に回転している棚1を急激に停止させることなく、緩やかに徐々に停止させ、同時に棚1を原位置に戻す作用をも有するのである。
1 棚
2 支承部材
3 ダンパー部材
4 床面
6 取付用プレート
8 基板
12 小硬球体
13 押え板
18 装入孔
21 弾性球または弾塑性球
22 ダンパー被覆板
23 平面状部
24 傾斜壁面
24a 階段状傾斜壁面
24b 直線状傾斜壁面
25 逆凹部
26 底周縁部
27 隙間
2 支承部材
3 ダンパー部材
4 床面
6 取付用プレート
8 基板
12 小硬球体
13 押え板
18 装入孔
21 弾性球または弾塑性球
22 ダンパー被覆板
23 平面状部
24 傾斜壁面
24a 階段状傾斜壁面
24b 直線状傾斜壁面
25 逆凹部
26 底周縁部
27 隙間
Claims (7)
- 棚の下面部に複数個間隔を有して配設された支承部材と、複数個間隔を有して配設されたダンパー部材とより成る商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚における免震装置であって、
前記支承部材は、基板の下面に多数の小鋼球体を複数列に亘って回転自在なるよう装入する押え板を一体に固定し、且つ該記押え板には、前記多数の小鋼球体を複数列に亘って回転自在なるよう装入するため、前記小鋼球体の直径よりやや小さい巾の直線状の装入孔を複数個、幾何学的模様状に穿設し、該各装入孔内に複数個の小鋼球体を基板と押え板間に回転自在なるよう装入して配設すると共に、前記各装入孔の長さは、装入する複数個の小硬球体の各直径の総和の長さよりやや長く形成すると共に、前記基板と押え板間の高さは、小硬球体の直径よりやや低くして形成され、
前記ダンパー部材は、少なくとも1個の弾性球または弾塑性球を、前記棚の下面部に固設されたダンパー被覆板内の床面上に配置して形成され、且つ、前記ダンパー被覆板は、前記棚の下面部に連結固定するための円形または多角形状の平面状部を上面に備え、且つ該平面状部の外周縁部に傾斜壁面を垂設して、該傾斜壁面に囲繞された円形または多角形状の逆凹部を備えて形成され、更に、前記傾斜壁面の底周縁部と床面間にわずかな隙間を存して、前記ダンパー被覆板の平面状部を前記棚の下面部に連結固定する一方、前記弾性球または弾塑性球がダンパー被覆板の逆凹部内の床面上に、該弾性球または弾塑性球の上・下方部が平面状部の下面および床面に当接縮重して載置されたことを特徴とする商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚における免震装置。
- 小硬球体が、鋼球である請求項1記載の商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚における免震装置。
- 小硬球体が、硬質プラスチック製球である請求項1記載の商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚における免震装置。
- 弾性球または弾塑性球が、ゴム質材料により形成された請求項1記載の商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚における免震装置。
- 弾性球または弾塑性球が、スポンジ質材料により形成された請求項1記載の商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚における免震装置。
- 傾斜壁面が、下方に行くに従って円周を広くした階段状傾斜壁面である請求項1記載の商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚における免震装置。
- 傾斜壁面が、下方に行くに従って円周を広くした直線状傾斜壁面である請求項1記載の商品陳列用の棚、または物品保管・展示用の棚における免震装置。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010116945A (ja) * | 2008-11-11 | 2010-05-27 | Kihei Ito | 三次元免振支承体 |
CN102401081A (zh) * | 2011-11-17 | 2012-04-04 | 故宫博物院 | 磁力悬空三维文物隔震装置 |
KR101426701B1 (ko) | 2013-03-22 | 2014-08-07 | 주식회사 나인티시스템 | 작동시험장치가 구비된 면진 테이블 |
CN111288116A (zh) * | 2020-02-12 | 2020-06-16 | 中国地震局工程力学研究所 | 一种用于浮放文物的组合装配式三维隔震装置 |
KR102550227B1 (ko) * | 2022-11-17 | 2023-06-30 | 주식회사 큐원 | 진열장용 면진받침시스템 |
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2004
- 2004-10-13 JP JP2004298551A patent/JP2006112473A/ja active Pending
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