JPH0725388U - ロータリジョイント - Google Patents

ロータリジョイント

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JPH0725388U
JPH0725388U JP6150893U JP6150893U JPH0725388U JP H0725388 U JPH0725388 U JP H0725388U JP 6150893 U JP6150893 U JP 6150893U JP 6150893 U JP6150893 U JP 6150893U JP H0725388 U JPH0725388 U JP H0725388U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、固定部側から回転軸に油圧の給排
を行うロータリジョイントに関するもので、ロータリジ
ョイントの全体の大きさを大きくすることなく、回転体
がケーシングから抜け出ないロータリジョイントを提供
する。 【構成】 ケーシング7に回転体25の他端部を回転自
在に配設し、回転体25の外周面25aより径方向に一
体的に配設した鍔26と、この鍔26部分を前記ケーシ
ング7に収容する環状溝17を設け、ケーシング7を外
側部材18と内側部材19とに分割し、前記鍔26を環
状溝17内に組付け、両部材を適宜の締結手段Aで締結
させて抜止機構Dを形成するとともに、回転軸1と回転
体25間のシール手段Eは、回転体25に設けた小径部
分27と、段部面28と、小径部分27にその内径を嵌
挿させ前記段部面28と回転軸端間に配置されるリング
30を配設し、当該リング30の一側面と回転軸端部及
び小径部分27に挟まれる部分にシール材13を配置し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、固定部側から回転軸に油圧の給排を行うロータリジョイントに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のロータリジョイントは、固定部側から回転軸に油圧の給排を行う 際に用いられるもので、例えば、クレーンのウインチドラムに設けたクラッチを 接断(回転駆動されるウインチドラム側に配設した油圧シリンダによりクラッチ を接断駆動)する際に当該ロータリジョイントを使用している。すなわち、固定 部側からの油圧をウインチドラム側に配設した油圧シリンダに給排させるに一旦 ウインチドラムの回転軸を介して油圧を給排するもので、固定部側とウインチド ラムの回転軸間にこの種のロータリジョイントを使用している。以下図2に基い てこの種のロータリジョイントについて説明する。
【0003】 図2において、1は、ウインチドラムの回転軸であって、軸芯に油路2を形成 し軸端部に雌ネジ部分3を設けている。4は、回転体であって、その一端に設け た雄ネジ部分5を前記回転軸1の雌ネジ部分3に螺合してウインチドラムの回転 軸1に連結され、軸芯を油路6としている。7は、ケーシングであって、前記回 転体4の他端部を回転自在に受容する盲孔8と当該盲孔底部に前記回転体4の油 路6に対峙した油路9を有している。
【0004】 10は、前記ウインチドラムの回転軸1と回転体4間のシール手段であって、 前記回転体4の雄ネジ部分5より他端側に回転体4の外周面4aより径方向に一 体的に設けたフランジ11と、ウインチドラムの回転軸1の軸端部12、とフラ ンジ11の一側面と両者間に配置したシール材13で構成され、前記ウインチド ラムの回転軸1の軸端側に設けた雌ネジ部分3に回転体4の前記雄ネジ部分5を 螺合させた際に、前記ウインチドラム回転軸1と回転体4間のシールがなされる ようになっている。
【0005】 14は、回転体4の外周面4aより径方向に突出させた鍔であって、前記回転 体4の他端側の外周面4aに設けた溝4cに嵌め込めるよう鍔14を半割れ状に し、この半割れ状の鍔14を組合せて溝4cに嵌め込んでいる。15は、半割れ 状の鍔14を組合せて溝4cに嵌め込んだ鍔14が抜け出ないよう規制する抜け 止めであって、溝4cに嵌め込んだ鍔14の外周を抜け止め15の外周部分をカ シメて覆い、鍔14が径方向に抜け出ないようにしている。
【0006】 16は、スラストベアリングであって、回転体4に内径を嵌め込み内輪を前記 ケーシング7側に外輪を前記鍔14側に配設してある。17は、前記鍔14,抜 け止め15,スラストベアリング16を収容するためにケーシング7に設けた環 状溝であって、前記盲孔8の内周に設けられている。ケーシング7は、前記鍔1 4、抜け止め15、スラストベアリング16を環状溝17に収容させるために、 環状溝部分で回転体4の中心軸に直交する面を境に外側部材18と内側部材19 とに分割し、環状溝17に前記鍔14、抜け止め15、スラストベアリング16 を収容した後、両部材を適宜の締結手段(ボルト等)Aで締結させている。
【0007】 したがって、前記鍔14、抜け止め15、スラストベアリング16と環状溝1 7及び締結手段(ボルト等)Aにより、ケーシング7から回転体4が抜け出るの を阻止する抜止機構Bを形成している。20,21は、ケーシング7の前記盲孔 内周に前記環状溝17の両端側に配設した軸受である。22は、シール材であっ て、軸受20と前記環状溝17間に配設した溝22aに嵌め込まれており、回転 体4とケーシング7間のシールを行う。したがって溝22aと回転体4の外周面 4aおよびシール材22でシール手段Cを構成している。23は、ダストシール であって、外部からゴミ等が回転体4とケーシング7の摺動面から内部に入らな いようにするシール材であって、外側部材18の外端部分に配設してある。
【0008】 24は、外側部材18と内側部材19の嵌合面に配設され、外部から水等が外 側部材18と内側部材19の嵌合面から浸入するのを阻止するシール材である。 ケーシング7は図示しないが回転体4の回転方向のみの動きを規制するごとく適 宜の固定手段により固定部に連結されており、固定部側から油路9への接続は油 圧ホース等の可撓性部材により行われ、ケーシング7を固定部側に固定的に連結 されるのでなくある程度フリーに連結されている。
【0009】 このように構成された従来のロータリジョイントは、固定部側からの油圧はケ ーシング7の油路9と回転体4の油路6を経過してウインチドラムの回転軸1の 油路2に給排され、ウインチドラムに設けた油圧シリンダを介してクラッチを接 断するよう、固定側部からウインチドラムの回転軸1に油圧の給排が行われる。 そしてウインチドラムの回転軸1が回転していても、ウインチドラムの回転軸1 に連結した回転体4がケーシング7の盲孔8内で回転可能にしてあり、シール手 段Cとシール手段10により油漏れを阻止させるとともに、抜止機構Bにより回 転体4よりケーシング7が抜け出ることを阻止させている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記従来のロータリジョイントは次のような問題点を有していた。す なわち、固定部側から油圧を供給する時は、回転体4はウインチドラムの回転軸 1に連結されており、ケーシング7は回転方向には規制されて連結されているが 、回転軸方向へはフリーとしてあるものだから、油路9からの圧力により回転体 4からケーシング7を抜く方向に力が作用する。(本実施例の場合、回転体4は ウインチの回転軸1に連結されており、ケーシング7は回転軸1に対してフリー となるように固定部に連結されているものだから、回転体4よりケーシング7が 抜け出るように作用する。本考案の実用新案登録請求範囲の記載とは逆方向に抜 け出ることになるが、相対的には同じである。)ここで回転体4からケーシング 7が抜け出るのを前記抜止機構Bにより阻止するものであるが、前記鍔14の抜 け止め15のカシメが十分でなかったり、油路9からの繰り返し圧力によるカシ メ部または鍔14の疲労破壊等により鍔14が溝4cより抜け出たり、鍔14が 曲がったりして前記抜止機構Bが壊れてしまうことがあった。
【0011】 そこで鍔14部分を回転体4に一体的に形成して上記トラブルを防止すること が考えられるが、鍔14部分を回転体4に一体的に形成すると次のような問題が 生じ、上記の構造を取らねばならなかった。すなわち、回転体4の鍔14部分を ケーシング7に組み込む場合、上記の構造のものは、回転体4の他端側をケーシ ング7に組み込む際、外側部材18の外側より回転体4を盲孔8に挿入し、その 後鍔14を組み込むようにしていた。しかし回転体4に鍔14を一体的に形成す ると、回転体4の他端側を外側部材18の外側より組み込むことが出来なくなる 。また外側部材18の内側より回転体4を組み込もうとすると、前記フランジ1 1が邪魔になって組み込めないという問題があった。
【0012】 特に、外側部材18の内側より回転体4を組み込もうとすると、フランジ11 はウインチドラムの回転軸1の端部面とのシール面を必要としその径を小さくで きないことから、回転体4の外周面の径をフランジ11の径より大きくするしか 方法がなく、この方法ではロータリジョイントの全体の大きさが大きくなってし まうという問題が生じて実際には適用できないものであった。
【0013】 本考案は上記問題に鑑みて、回転体4からケーシング7が抜け出ないよう前記 鍔14を回転体に一体的に形成した構造でありながら、ロータリジョイントの全 体の大きさを大きくすることないロータリジョイントを提供することを目的とす るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案のロータリジョイントは、 軸芯に油路を形成し軸端部に雌ネジ部分を設けた回転軸にその一端に設けた雄 ネジ部分を螺合して連結し軸芯を油路とした回転体と、回転体の他端部を回転自 在に受容する盲孔と当該盲孔底部に前記回転体の油路に対峙した油路を有するケ ーシングと、前記回転軸と回転体間及び回転体とケーシング間に適宜のシール手 段を備え、前記ケーシングを固定部に連結させ、固定部側からケーシングと回転 体を介して前記回転軸に油圧の給排を行うロータリジョイントであって、 特に、前記回転体の外周面より径方向に鍔を設け、この鍔部分を収容するため の環状溝を前記盲孔内周に設け、鍔と環状溝によりケーシングから回転体が抜け 出るのを阻止する抜止機構を形成したロータリジョイントにおいて、 当該抜止機構を、前記鍔を回転体に一体形成し、ケーシングを前記環状溝部分 で回転体の中心軸に直交する面を境に外側部材と内側部材とに分割し、回転体に 一体形成した前記鍔をケーシングの環状溝内に組付け、両部材を適宜の締結手段 で締結させて構成するとともに、 前記回転軸と前記回転体間の前記シール手段は、回転体の雄ネジ部分より他端 側に設けた回転体の外周面より小径の小径部分と、当該小径部分と回転体の外周 面との境で形成された段部面と、前記回転軸端側に設けた雌ネジ部分に回転体の 前記雄ネジ部分を螺合させる際に前記小径部分に内径を嵌挿させ前記段部面と回 転軸端間に配置されるリングとを配設し、当該リングの一側面と前記回転軸端部 及び前記小径部分に挟まれる部分にシール材を配置できるよう構成したことを特 徴とするものである。
【0015】
【作用】
以上の如く構成した本考案のロータリジョイントは、鍔を回転体に一体的に形 成した抜止機構を採用してあるものだから、回転体からケーシングが抜け出るこ とを完全に阻止できる。また、回転軸と回転体間のシール手段を、前記小径部分 と前記段部面とリングを配置し、リングの一側面と前記回転軸端部及び前記小径 部分に挟まれる部分にシール材を配置できるよう構成したものであるから、従来 のもののようにフランジを必要とせず回転体をケーシング内に組み込む時に回転 体の一端側から当該回転体を前記ケーシングの外側部材の内側より組み込むこと ができる。すなわち、段部面と小径部分は回転体の外周面より小径に形成されて おり、リングは回転体を前記ケーシングの外側部材の内側より組み込みの後配置 するようにしたものであるから、回転体を前記ケーシングの外側部材の内側より 組み込み可能とするものである。したがって、従来のようにフランジをケーシン グに通過できるようにするために回転体の外周面を大径とする必要がなく、ロー タリジョイント全体の大きさもコンパクトにすることを可能にすることができる 。
【0016】
【実施例】
以下本考案のロータリジョイントについて図1に図示し説明する。なお符号1 〜符号3、符号5〜符号9及び符号16〜符号24は、従来の技術で説明したも のと同じであるので説明を省略し以下の説明でも同符号を用いる。図1において 、25は、回転体であって、従来の技術で説明したものとは次の点で主に異なっ ている。すなわち、回転体25の外周面25aより径方向に一体的に鍔26を突 出させている点と、回転体25の雄ネジ部分5より他端側回転体25の外周面2 5aより小径の小径部分27を設け回転体25の外周面25aと小径部分27の 境で段部面28を形成した点で異なっている。回転体25の一端側の外周面25 aには、軸芯に平行な切欠き面29を2か所互いに平行に配設しており、回転体 25をウインチドラムの回転軸1に取付ける際、この切欠き面29にスパナを掛 けて回転体25を回転させ雌ネジ部分3に雄ネジ部分5を螺合させる時に使用す るために配設したものである。
【0017】 このように構成された回転体25をケーシング7に組み込む場合は、回転体2 5の他端側をケーシング7の内側部材19の盲孔8内に挿入し、他端部側からス ラストベアリング16を鍔26まで回転体25の外周面25aに沿って入れて置 き、その後外側部材18を内側から回転体4に挿入する。特に、本考案のロータ リジョイントに使用される回転体25には、従来の技術で説明したフランジ11 を配設していないものであるから、上記のように組み込むことを可能としている ものである。
【0018】 組み込み後、適宜の締結手段A(ボルト等による)によりケーシング7の内側 部材19と外側部材18を締結させる。Dは、回転体25よりケーシング7が抜 け出るのを阻止するための抜止機構であって、鍔26と環状溝17によって構成 されている。特に本実施例にあっては、鍔26と環状溝17間にはスラストベア リング16を介装しているが、回転による摩擦抵抗を少なくするために介装した ものであって、抜止機構を構成するには介装しなくてもよい。
【0019】 30は、前記小径部分27に内径を嵌挿させ外径を前記回転体25の外周面2 5aより大径とするリングであって、ウインチドラム回転軸1の雌ネジ部分3に 回転体25の雄ネジ部分5を螺合させて回転体25をウインチドラム回転軸1に 取付ける際、小径部分27に内径を嵌挿させ前記段部面28とウインチドラムの 回転軸端間に配置されるようにしている。Dは、ウインチドラム回転軸1と前記 回転体25間のシール手段であって、前記小径部分27と段部面28とリング3 0を配設し、小径部分27とリング30の一側面およびウインチドラムの回転軸 1の軸端部12により挟まれる部分にシール材13を配置できるよう構成してい る。
【0020】 また、このシール手段Eは、従来の技術で説明したシール手段10によるもの と比較すると次の利点がある。すなわち、従来のシール手段10では、ウインチ ドラム回転軸1の雌ネジ部分3に回転体25の雄ネジ部分5を螺合させて回転体 25をウインチドラム回転軸1に取付る際に、フランジ11とウインチドラムの 回転軸1の軸端部間に配置したシール材13を密着させるのであるが、密着する 時に回転体25またはウインチドラムの回転軸1の軸端部とシール材13が回転 により擦り切れる問題を有していた。
【0021】 その点において本考案のシール手段Eでは、ウインチドラムの回転軸1の雌ネ ジ部分3に回転体25の雄ネジ部分5を螺合させて回転体25をウインチドラム の回転軸1に取付る際に、先にリング30の一側面とウインチドラムの回転軸1 端部および小径部分27により挟まれる部分にシール材13を配設して置き、ウ インチドラムの回転軸1の雌ネジ部分3に回転体25の雄ネジ部分5を螺合させ ることができるので、リング30の他側面と段部面28により回転による摩擦が 生じ、シール材13が回転により擦り切れると言うことはない。
【0022】 なお、本実施例の回転体25の他端側は、外周面25aより小径の第2の小径 部分31を設けることにより、段部面32をを形成している。そして第2の小径 部分31に対応して軸受20と内側部材19に盲孔8aを設けている。また、盲 孔8aの底部と回転体25の他端間には隔壁材33を配設しており、回転体25 がスラストベアリングを押さえる方向と逆方向に作用した時に、ケーシング7と 回転体25の位置決めを決定するために配設しているものであり、回転時にケー シング7と回転体25の間に位置して摩擦が生じることから樹脂性の部材で構成 している。この隔壁材33、軸受20及び前記段部面32は、油路9からのサー ジ圧がシール材22に伝達されるのを緩和させる目的ででも配設してある。
【0023】 外側部材18と内側部材19の嵌合面には、シール材34が配設され、外部か ら水等が外側部材18と内側部材19の嵌合面から浸入するのを阻止するととも に、環状溝17から外部に油漏れするのを阻止する目的で配設されている。外側 部材18と内側部材19の嵌合面でシール材34が配設された位置より外側の嵌 合面には、液体パッキン35が塗布されており、外部からの水等の浸入にはこの 液体パッキン35とシール材34により2重にシールされている。
【0024】 このように構成された本考案のロータリジョイントは、次のように作用する。 すなわち、固定部側からウインチの回転軸1に油圧の給排を行うことについては 従来のロータリジョイントと同じであるので説明は省略し、本考案の特徴部分の 作用について以下に説明する。鍔26を回転体25に一体的に形成した抜止機構 Dを採用してあるものだから、回転体25からケーシング7が抜け出ることを完 全に阻止できる。
【0025】 また、ウインチドラムの回転軸1と回転体25間のシール手段Eは、前記小径 部分27と段部面28及びリング30を配設し、小径部分27とリング30の一 側面およびウインチドラムの回転軸1の軸端部12により挟まれる部分にシール 材13を配置できるよう構成したものであるから、従来のもののようにフランジ 11を必要とせず回転体25をケーシング7内に組み込む時に、回転体25の一 端側から当該回転体25を前記ケーシング7の外側部材18の内側より組み込む ことができる。すなわち、段部面28と小径部分27は回転体25の外周面25 aより小径で形成されており、リング30は回転体25を前記ケーシング7の外 側部材18の内側より組み込みした後配置するようにしたものであるから、回転 体25を前記ケーシング7の外側部材18の内側より組み込み可能とするもので ある。したがって、フランジ11をケーシング7に通過できるようにするために 回転体25の外周面25aを大径とする必要がなく、ロータリジョイント全体の 大きさもコンパクトにすることを可能としているものである。
【0026】 なお、上記実施例では、クレーンのウインチドラムに使用されるロータリジョ イント、すなわち回転駆動されるウインチドラム側に配設した油圧シリンダ(ク ラッチを接断駆動する油圧シリンダ)に固定側から油圧を供給する際に使用され るロータリジョイントを例に説明したが、上記実施例のみならず、固定部側から 回転軸に油圧の給排を行なう個所に適用可能であること勿論である。
【0027】
【考案の効果】
以上の如く構成し作用する本考案のロータリジョイントは、回転体からケーシ ングが抜け出ないよう鍔を回転体に一体的に形成した構造でありながら、ロータ リジョイントの全体の大きさを大きくすることないロータリジョイントを提供す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のロータリジョイントを断面図で説明す
る説明図である。
【図2】従来のロータリジョイントを断面図で説明する
説明図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 油路 3 雌ネジ部分 5 雄ネジ部分 6 油路 7 ケーシング 8 盲孔 9 油路 12 軸端部 13 シール材 16 スラストベアリング 17 環状溝 18 外側部材 19 内側部材 20 軸受け 21 軸受け 22 シール材 23 ダストシール 24 シール材 25 回転体 26 鍔 27 小径部 28 断部面 29 切欠き面 30 リング D 抜止機構 E シール手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯に油路を形成し軸端部に雌ネジ部分
    を設けた回転軸にその一端に設けた雄ネジ部分を螺合し
    て連結し軸芯を油路とした回転体と、回転体の他端部を
    回転自在に受容する盲孔と当該盲孔底部に前記回転体の
    油路に対峙した油路を有するケーシングと、前記回転軸
    と回転体間及び回転体とケーシング間に適宜のシール手
    段を備え、前記ケーシングを固定部に連結させ、固定部
    側からケーシングと回転体を介して前記回転軸に油圧の
    給排を行うロータリジョイントであって、 特に、前記回転体の外周面より径方向に鍔を設け、この
    鍔部分を収容するための環状溝を前記盲孔内周に設け、
    鍔と環状溝によりケーシングから回転体が抜け出るのを
    阻止する抜止機構を形成したロータリジョイントにおい
    て、 当該抜止機構を、前記鍔を回転体に一体形成し、ケーシ
    ングを前記環状溝部分で回転体の中心軸に直交する面を
    境に外側部材と内側部材とに分割し、回転体に一体形成
    した前記鍔をケーシングの環状溝内に組付け、両部材を
    適宜の締結手段で締結させて構成するとともに、 前記回転軸と前記回転体間の前記シール手段は、回転体
    の雄ネジ部分より他端側に設けた回転体の外周面より小
    径の小径部分と、当該小径部分と回転体の外周面との境
    で形成された段部面と、前記回転軸端側に設けた雌ネジ
    部分に回転体の前記雄ネジ部分を螺合させる際に前記小
    径部分に内径を嵌挿させ前記段部面と回転軸端間に配置
    されるリングとを配設し、当該リングの一側面と前記回
    転軸端部及び前記小径部分に挟まれる部分にシール材を
    配置できるよう構成したことを特徴とするロータリジョ
    イント。
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