JPH0725359A - 自動車 - Google Patents

自動車

Info

Publication number
JPH0725359A
JPH0725359A JP17033393A JP17033393A JPH0725359A JP H0725359 A JPH0725359 A JP H0725359A JP 17033393 A JP17033393 A JP 17033393A JP 17033393 A JP17033393 A JP 17033393A JP H0725359 A JPH0725359 A JP H0725359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
state
vehicle
ceiling
windshield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17033393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Furukawa
健一郎 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP17033393A priority Critical patent/JPH0725359A/ja
Publication of JPH0725359A publication Critical patent/JPH0725359A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車放置に関係なく、居住性や運転視認性を
適正状態に維持できるようにする他、短時間のうちに使
用環境に応じて居住性や運転視認性を適正状態にできる
ようにすること。 【構成】天井5とフロントガラス6とリアガラス7とか
らなる屋根3を中空の二重構造としている。この中空部
8を選択的に真空状態としたり、高温状態としたりして
もよい。この構造では、屋根3が車内空間2に対する外
気の影響を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井、フロントガラス
およびリアガラスからなる屋根付きの自動車に係り、特
に屋根部分を改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの屋根付きの自動車は、一般的
に、天井が鉄板などの外壁に内装材を取り付けた構造で
あり、また、フロントガラス、リアガラスも強化ガラス
や合わせガラスなどとされており、いずれも中空の二重
構造にはなっていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、周知のよう
に、地球上には、北極や南極およびその付近の国々のよ
うな一年中極寒環境の地域、赤道周辺の国々のような一
年中極暖環境の地域や、日本のように一年の数カ月が冬
季や夏季となる地域など、様々な地域がある。
【0004】このような自動車の使用環境を考慮して、
自動車メーカーによっては寒冷地域や温暖地域に応じた
特別仕様を施した自動車を生産している。この特別仕様
というのは、主として内燃機関(エンジン)の始動対策
とか、オーバーヒート対策とかを施したものを言い、自
動車の車内空間の居住性や運転視認性を考慮した対策が
特に施されていない。そのために、下記するような不具
合が生じている。但し、リアガラスについては、曇り止
めや外表面の凍結を解除するために熱線を装着したもの
はある。
【0005】すなわち、寒冷地域では、自動車を放置し
ている間に車体が凍った状態になり、そのままでは車内
空間の居住性が極端に悪化したり、フロントガラスとか
リアガラスを通しての運転の視認性も悪化して自動車の
運転が困難になる。そのため、運転前には自動車に装備
されたヒーターで車内空間を暖めることにより車内温度
を上げたり、あるいはフロントガラスやリアガラスなど
の外表面の氷などを融解除去させたりすることになる
が、これでは運転できるまでの時間が長くかかり、無駄
な時間を過ごすことを余儀なくされる。したがって、時
間がないときには、そこそこの状態になるのを待って居
住性や運転視認性が悪いまま、運転せざるを得なくなる
ことが多くなり、事故を誘発することになりかねない。
【0006】一方の温暖地域では、自動車を放置してい
る間に車内が蒸し風呂状態となってハンドルやシートな
ど人間の体が触れる部位が熱くなってしまうので、ドア
を開けた状態でクーラーをかけるなどするしか手立てが
ない。この場合も前述の寒冷地域の場合と同様に好まし
い状態にするのに時間がかかり過ぎることが予想され、
同様の不具合の発生が懸念される。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、自動車
放置に関係なく、居住性や運転視認性を適正状態に維持
できるようにする他、短時間のうちに使用環境に応じて
居住性や運転視認性を適正状態にできるようにすること
を課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車は、天
井、フロントガラスおよびリアガラスからなる屋根が中
空の二重構造とされていて、天井が断熱材で形成されて
いる。
【0009】なお、前述の天井、フロントガラスおよび
リアガラスからなる屋根の中空部を真空状態に固定して
おくのが好ましい。また、天井、フロントガラスおよび
リアガラスからなる屋根の中空部を高温状態にする加熱
手段を備えたり、あるいは天井、フロントガラスおよび
リアガラスからなる屋根の中空部を真空状態または高温
状態に選択的に切り換える状態切替手段を備えたりする
のが好ましい。さらに、屋根を含む車体の外表面の少な
くとも一部に前述の温風供給手段または状態切替手段の
駆動電源となる太陽電池を設けるのが好ましい。
【0010】
【作用】屋根が断熱構造であるから、車内や屋根が外部
環境による影響を受けにくくなる。
【0011】なお、屋根の中空部を真空にしていれば、
あたかも魔法瓶のように車内が外部からの影響をほとん
ど受けなくなるので、外部環境が低温でも高温でも車内
が比較的人間の過ごしやすい状態に保たれるようにな
る。
【0012】また、屋根の中空部を高温にしていれば、
特に寒冷地での自動車放置期間にフロントガラスやリア
ガラスに対して霜や氷が付着せずに済む。
【0013】さらに、屋根の中空部を真空状態や高温状
態に選択切り替えできるようにしていれば、日本のよう
な季節毎に変化する外部環境に対応できて車内の居住性
や運転視認性を適正に管理できるようになる。
【0014】しかも、例えば長時間の放置期間に加熱手
段や状態切替手段の駆動電力を太陽電池によって負担さ
せれば、自動車の主電源となるバッテリーの消耗も避け
られるようになる。
【0015】
【実施例】本発明の詳細を図1ないし図4に示す実施例
に基づいて説明する。図1は本発明の自動車の一実施例
の一部切欠き状態の側面図、図2は同自動車の一部切欠
き状態の斜視図、図3は同自動車の屋根の状態切替手段
の構成概略図、図4は同自動車の平面図であり、図中、
1は自動車の全体、2は車内空間、3は屋根、4は屋根
3の状態切替手段である。
【0016】屋根3は、天井5と、フロントガラス6
と、リアガラス7とからなり、これらはそれぞれ中空の
二重構造となっていて一体的に結合されている。天井5
は、二枚の鉄板などを隙間を開けて対向配置することに
より中空の二重構造とされており、この中空部8には、
例えばセラミックス製タイルなどの断熱板9aの表裏面
に窒化チタンなどの金属層9bを被着したものが複数重
合された状態で、縦横に複数の通孔10ができるように
格子状に収納されている。フロントガラス6とリアガラ
ス7は二枚の強化ガラスまたは合わせガラスを隙間を開
けて対向配置することにより中空の二重構造とされてお
り、その中空部8には何も収納されていない。この屋根
3の全中空部8は密封状態になっていて、引き出し配管
11および電磁開閉弁12を介して状態切替手段4が接
続されている。
【0017】状態切替手段4は、屋根3の中空部8を真
空状態にする真空ポンプ13と、屋根3の中空部8に温
風を供給する例えばセラミックヒーターなどの加熱手段
14と、引き出し配管11に対して真空ポンプ13また
は加熱手段14のいずれか一方を選択的に連通連結する
三方切替弁15と、真空ポンプ13や加熱手段14の動
作をオン・オフ指定するためのスイッチなど(図示省
略)を少なくとも有するスイッチ操作部16と、スイッ
チ操作部16からの出力信号に応答して真空ポンプ13
や加熱手段14の動作を制御するとともに電磁開閉弁1
2や三方切替弁15を制御する制御部17と、太陽電池
などの電源18とを備えている。なお、電源18として
の太陽電池は、例えば自動車1のトランク(符号省略)
に一体的に取り付けられる。
【0018】次に、動作を説明する。まず、例えば日本
での夏場または温暖地など熱い状況において、自動車1
を放置するときは、スイッチ操作部16の真空スイッチ
を操作すればよい。このスイッチ操作部16からの出力
信号に応答して制御部17は、引き出し配管11と真空
ポンプ13とを接続する状態に三方切替弁15を制御す
るとともに、電磁開閉弁12を開とし、真空ポンプ4を
駆動する。これにより、屋根3の中空部8が真空になる
と、電磁開閉弁12を閉じて、真空ポンプ13の動作を
停止させる。これにより、あたかも魔法瓶のように車内
が外部からの影響をほとんど受けなくなるので、外気が
熱くとも車内空間2が比較的人間の過ごしやすい状態に
保たれるようになる。
【0019】また、日本での冬場または寒冷地など寒い
状況において、自動車1を放置するときは、スイッチ操
作部16のヒータースイッチを操作すればよい。このス
イッチ操作部16からの出力信号に応答して制御部17
は、引き出し配管11と加熱手段14とを接続する状態
に三方切替弁15を制御するとともに、電磁開閉弁12
を開とし、加熱手段14を駆動する。これにより、屋根
3の中空部8に温風が供給される。これは、スイッチ操
作部16に対してオフ操作するまで継続される。これに
より、屋根3の内外両面が暖かく保たれるようになるの
で、冷たい外気と車内空間2とが屋根3によって分離さ
れた状態で、車内空間2が暖められる。このため、車内
空間2が外気の影響を受けて冷たくなったり、あるいは
屋根3の外表面が凍りついたりすることを防止できる。
【0020】このように、自動車1を放置する前の屋根
3の中空部8の状態を指定することにより、外部環境が
低温でも高温でも車内空間2を比較的人間の過ごしやす
い状態に保てるようになるとともに、フロントガラス6
やリアガラス7の外部視認性を良好に保てるようにな
る。
【0021】なお、本発明は上述した実施例のみに限定
されない。例えば、特に寒い状況での使用形態として
は、自動車1の放置期間中、加熱手段14を継続的に駆
動してもよいし、次回の自動車1の使用予定時間を考慮
して、この使用予定時間の所定時間前に動作させるよう
にタイマー管理してもよいし、さらにまた、寒さの度合
いが少なくて車内空間2や屋根3に対する影響が少ない
場合には、自動車1の使用時に加熱手段14を動作させ
るようにしてもよいなど、種々な使用形態が考えられ
る。
【0022】また、使用対象地域が寒冷地のみの場合に
は、屋根3の中空部8を高温状態にする手段のみがあれ
ばよいし、一方、温暖地域のみの場合には、屋根3の中
空部8を真空状態にする手段のみがあればよい。
【0023】さらに、屋根3の天井5の内部構造などの
細部の構造は、具体的に説明しないが、発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々な応用ができることは言うまでもな
い。
【0024】加えて、加熱手段14としても温風ヒータ
ーの他に屋根3の中空部8の内面に熱線を設けるように
したものでもよい。
【0025】この他、屋根3の中空部8を真空状態にし
ている場合において内部圧力を圧力センサなどで検出し
て、低下するときには真空ポンプ13を駆動するように
して、中空部8の内部圧力を一定に保つようにすること
もできる。
【0026】さらに、屋根3に温度センサを設けて、外
気温度の変化に応じて中空部8の内部状態を変化させる
ように構成することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動車の屋根を断熱構造として車内や屋根が外部環境に
よる影響を受けにくくなるようにしているから、外部環
境が低温でも高温でも車内空間を比較的人間の過ごしや
すい状態に保つことができるようになる。
【0028】ところで、屋根の中空部を真空にしていれ
ば、あたかも魔法瓶のように車内が外部からの影響をほ
とんど受けなくなるので、外部環境が極低温でも極高温
でも車内が比較的人間の過ごしやすい状態に保たれるよ
うになる。また、屋根の中空部を高温状態にすれば、特
に寒冷地での自動車放置期間にフロントガラスやリアガ
ラスに対して霜や氷が付着せずに済む。さらに、屋根の
中空部を真空状態や高温状態に選択切り替えできるよう
にしていれば、日本のような季節毎に変化する外部環境
に臨機応変に対応できていつでも車内の居住性や運転視
認性を適正に管理できるようになる。しかも、例えば長
時間の放置期間に加熱手段や状態切替手段の駆動電力を
太陽電池によって負担させれば、自動車の主電源となる
バッテリーの消耗も避けられるようになる。
【0029】このように本発明によれば、自動車放置に
関係なく、居住性や運転視認性を適正状態に維持できる
他、短時間のうちに使用環境に応じて居住性や運転視認
性を適正状態にできるなど、面倒な手間をかけずとも安
全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車の一実施例の一部切欠き状態の
側面図。
【図2】同自動車の一部切欠き状態の斜視図。
【図3】同自動車の屋根の状態切替手段の構成概略図。
【図4】同自動車の平面図。
【符号の説明】
1 自動車 2 車内空間 3 屋根 4 状態切替手段 5 天井 6 フロントガラス 7 リアガラス 8 中空部 13 真空ポンプ 14 加熱手段 16 スイッチ操作部 17 制御部 18 電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井、フロントガラスおよびリアガラス
    からなる屋根が中空の二重構造とされていて、天井が断
    熱材で形成されている、ことを特徴とする自動車。
  2. 【請求項2】 請求項1の自動車において、天井、フロ
    ントガラスおよびリアガラスからなる屋根の中空部が真
    空状態に固定されている、ことを特徴とする自動車。
  3. 【請求項3】 請求項1の自動車において、天井、フロ
    ントガラスおよびリアガラスからなる屋根の中空部を高
    温状態にする加熱手段を備えている、ことを特徴とする
    自動車。
  4. 【請求項4】 請求項1の自動車において、天井、フロ
    ントガラスおよびリアガラスからなる屋根の中空部を真
    空状態または高温状態に選択的に切り替える状態切替手
    段を備えている、ことを特徴とする自動車。
  5. 【請求項5】 請求項3または4の自動車において、屋
    根を含む車体の外表面の少なくとも一部に加熱手段また
    は状態切替手段の駆動電源となる太陽電池が設けられて
    いる、ことを特徴とする自動車。
JP17033393A 1993-07-09 1993-07-09 自動車 Pending JPH0725359A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17033393A JPH0725359A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 自動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17033393A JPH0725359A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 自動車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0725359A true JPH0725359A (ja) 1995-01-27

Family

ID=15902999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17033393A Pending JPH0725359A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0725359A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100612966B1 (ko) * 2004-06-15 2006-08-14 현대자동차주식회사 컨베이어용 스프로켓
JP2017024695A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 義雄 大橋 自動車の車体及び屋根
JP2020050336A (ja) * 2018-09-21 2020-04-02 ワン ユーロンWang Yulong 受動的恒温超低エネルギー消費自動車断熱法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100612966B1 (ko) * 2004-06-15 2006-08-14 현대자동차주식회사 컨베이어용 스프로켓
JP2017024695A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 義雄 大橋 自動車の車体及び屋根
JP2020050336A (ja) * 2018-09-21 2020-04-02 ワン ユーロンWang Yulong 受動的恒温超低エネルギー消費自動車断熱法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4909044A (en) Parked automobile thermal control system
CN107199847A (zh) 一种基于太阳能光伏的汽车驾驶室智能温控装置及方法
JPH059298B2 (ja)
JPH0725359A (ja) 自動車
JP2020050336A (ja) 受動的恒温超低エネルギー消費自動車断熱法
JP2000301928A (ja) 車両用空調装置
CN208198405U (zh) 一种低温下运行小火车车厢采暖保温系统
CN108749508B (zh) 车辆环境智能控制系统
JPH09238401A (ja) 電気自動車の補助的暖房装置
JP2653132B2 (ja) 車輌用空気調和装置の制御システム
JPH0748410Y2 (ja) 車内空気調和装置
JPH04321424A (ja) エンジン停止時の車内換気装置付き車
JPS5853549A (ja) 車両用ウオツシヤ装置
JP3066138U (ja) 自動車用加熱冷凍ボックス
JPH05338428A (ja) 自動車の車体断熱システム
KR890008444Y1 (ko) 자동차용 온. 냉장고
JPH10119555A (ja) 自動車用室内換気装置
JPS61218416A (ja) 自動車用暖房装置
JP3037005U (ja) 自動車用室内換気装置
KR0126410Y1 (ko) 차량용 냉/온장고
JPH0442709Y2 (ja)
CN2376811Y (zh) 人体的主动式快速冷暖装置
JPH068015U (ja) 自動車用空調装置
JP2002002407A (ja) 車両用断熱ルーフ
KR19980024213U (ko) 자동차의 글로브박스를 이용한 냉.온장고