JPH068015U - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JPH068015U
JPH068015U JP11169991U JP11169991U JPH068015U JP H068015 U JPH068015 U JP H068015U JP 11169991 U JP11169991 U JP 11169991U JP 11169991 U JP11169991 U JP 11169991U JP H068015 U JPH068015 U JP H068015U
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JP
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air
outlet
windshield
vehicle
heating
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JP11169991U
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Inventor
敬司 菅原
Original Assignee
敬司 菅原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冬期に自動車のエンジンの始動と同時にフロ
ントガラス吹出口や車内吹出口より温風を吹出させてフ
ロントガラスに付着した霜等を短時間で除去でき、また
車内を早く暖房できる自動車用空調装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 自動車内を空気調和するため車体内に設置さ
れた冷房用蒸発器、暖房用熱交換器、送風機等に接続さ
れた主ダクトと、この主ダクトよりフロントガラス用吹
出口や車内用吹出口等へ連通された分岐ダクトと、を有
し、この分岐ダクトには、空調空気を急速加温するため
の電熱ヒータが設けられ、自動車エンジンの始動時に前
記電熱ヒータで急速加温された温風をフロントガラス用
吹出口等より吹出して成る自動車用空調装置から構成さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の空調装置においては、エンジンルーム内の運転席寄り位置に冷 房装置に接続された冷房用蒸発器、エンジンのウォータジャケットに接続された 暖房用熱交換器、送風機等を設け、之等を主ダクトで連通接続させ、この主ダク トより運転席内のフロントガラス用吹出口や車内吹出口等へ分岐ダクトを連通さ せている。 そして、冬期においてはラジエタよりエンジンのウォータジャケットへ通流さ せ、エンジンの熱で加温された温水をラジエタへ循環させながら一部の温水を暖 房用熱交換器へと通流させ、送風機の回転で主ダクトへ吸入された外気や車内空 気を暖房用熱交換器で熱交換して加温し、この加温された温風をフロントガラス 用吹出口や車内用吹出口等より吹出しながら車内を暖房し、またフロントガラス に付着する霜や露を除去している。 また夏期においては冷房装置を駆動して冷却された冷媒を冷房用蒸発器に通流 させながら主ダクト内を通流する空気を冷却させ、この冷却された冷風をフロン トガラス用吹出口や車内吹出口より吹出して車内を冷房しつつ空気調和を図って いるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、冬期に夜間駐車した自動車のエンジンを翌朝始動しても、始動 直後はエンジン温度が低くてフロントガラス吹出口から温風を吹出せず、夜間時 にフロントガラスの外面で凍結した霜を敏速に溶かすことができず、夜間駐車時 にフロントガラスにカバーを掛けて保護したり、或は翌朝フロントガラスの外面 にお湯を流して霜を除去しなければならず、多くの手間を要する欠点がある。 また、フロントガラスの霜の除去が面倒で時間が掛るため、フロントガラスに 霜が付着したままの状態で走行して不慮の事故を起こし兼ねない等の問題があっ た。
【0004】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、冬期 に自動車のエンジンを始動した後でフロントガラス吹出口や車内吹出口より温風 の吹出ができ、フロントガラスに付着した霜や露等を短時間で除去でき、エンジ ンの始動後の車内の暖房も早くできる自動車用空調装置を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、自動車内を空気調和するため車体内に 設置された冷房用蒸発器14、暖房用熱交換器18、送風機16等に接続された 主ダクト20と、この主ダクト20よりフロントガラス用吹出口36や車内用吹 出口38等へ連通された分岐ダクト28とを有し、この分岐ダクト28には、空 調空気を急速加温するための電熱ヒータ46が設けられ、自動車エンジンの始動 時に前記電熱ヒータ46で急速加温された温風をフロントガラス用吹出口36等 より吹出して成る自動車用空調装置10から構成される。
【0006】
【作用】
本考案の自動車用空調装置は、冬期において自動車エンジンを始動すると主ダ クトの送風機が駆動されると共に分岐ダクトに設けた電熱ヒータに通電され、主 ダクトより分岐ダクトに通流する空気が電熱ヒータで急速に加熱されて温風とな り、この温風がフロントガラス用吹出口や車内用吹出口等より吹出される。 従って、フロントガラス吹出口よりの温風でフロントガラスが加熱され、夜間 時等にフロントガラスの外面に凍結している霜や内面の曇り等を早期に除去でき 、また車内も早めに暖房ができ、冬期においてエンジンを始動して早めに走行で きることとなる。また、凍結防止や、凍結した霜の除去のために特別の用意をす る必要もない。
【0007】
【実施例】 以下、添付図面を参照しながら、本考案の好適な実施例を説明する。 図1、図2には、本考案の実施例に係る自動車用空調装置10が示されている 。 図において、自動車用空調装置10は、自動車のエンジンルームの運転席12 寄り位置において車体内に冷房用蒸発器14、送風機16、暖房用熱交換器18 が設置され、之等は主ダクト20で直列状に接続されている。 この主ダクト20の一端には、車内吸気口22や車外吸気口24等を有した吸 気ダクト26が連通され、同主ダクト20の他端は分岐ダクト28に連通されて いる。 図2に示す様に、この分岐ダクト28は、主ダクト20との連通部に切換ダン パ30を有し、この切換ダンパ30より運転席12の足元部近傍位置の足元用吹 出口32へ向け第1分岐ダクト28aが連通され、また切換ダンパ30より、運 転席12のフロント部34に設置されたフロントガラス用吹出口36、36、並 びに車内吹出口38、38へ向け第2分岐ダクト28bがT型状に連通されてい る。 主ダクト20に連通された分岐ダクト28の切換ダンパー30は、ダンパーハ ンドルによって主ダクト20からの風を足元側の第1分岐ダクト28a方向へ、 またはフロント側の第2分岐ダクト28b方向等へと切替えたり、或は第1、第 2分岐ダクト28a、28bの両方へ均等に吹出す様に保持させる。
【0008】 また、前記冷房用蒸発器14は、車体内に設置された圧縮器、凝縮器、レシー バ、膨張弁等より成る冷房装置40に接続され、前記暖房用熱交換器18はエン ジンのウォータジャケット、循環ポンプ等より成る暖房装置42に接続されてい る。之等の冷房装置40、暖房装置42、送風機16等は電源部、冷房スイッチ 、暖房スイッチ等を含む制御回路部44に接続され、この制御回路部44のスイ ッチによって駆動制御される。 本考案の特徴的なことは、分岐ダクト28に電熱ヒータ46を設けたことであ る。この電熱ヒータ46は、前記フロントガラス用吹出口36、36に近接した 位置において第2分岐ダクト28b内に連通されると共にエンジンの始動後に暖 房スイッチをONした時から一定時間前記電熱ヒータ46に通電される様に制御 回路44に接続されている。 これにより、エンジンを始動して暖房スイッチをONした直後において暖房用 熱交換器18で主ダクト20内を通流する空気を加温できなくても、電熱ヒター 46の加熱により第2分岐ダクト28b内を通流中の空気は加温され、温風とな って吹出口より吹出される。
【0009】 本考案の自動車用空調装置10においては、自動車の走行中に車内を冷房する 時に、冷房スイッチをONすると送風機16と共に冷房装置40が駆動されて主 ダクト20内に吸引された車内や車外の空気は冷房用蒸発器14で冷却され、こ の冷却された冷風を各吹出口より吹出させながら車内を冷房させる。 また車内を暖房する時に、暖房スイッチをONすると送風機16と共に暖房装 置42が駆動されエンジンのウォータジャケット内で加熱された温水が暖房用熱 交換器18へ通流しながら主ダクト20内へ吸引された車内や車外の空気は加温 され、この加温された温風を各吹出口より吹出しながら車内を暖房させる。
【0010】 そこで、冬期に夜間駐車していた自動車で翌朝走行する時に、切換ダンパ30 を第2分岐ダクト28b側へと切替え、エンジンを始動させると同時に暖房スイ ッチをONとなすと、主ダクト20の送風機16が駆動され、同時に第2分岐ダ クト28bに設けた電熱ヒータ46に通電され、主ダクト20より第2分岐ダク ト28bに通流する空気は電熱ヒータ46で急速に加熱されて温風となり、この 温風がフロントガラス用吹出口36、36や車内用吹出口38、38より吹出さ れる。 これにより、フロントガラス用吹出口36、36より吹上げられる温風でフロ ントガラスFが加熱され、同フロントガラスFの外面に凍結している霜等を直ち に解凍でき、また車内も早めに暖房ができることとなり、冬期において自動車を 始動し、エンジンが加熱されて暖房用熱交換器18の温度が上昇するまで待つ必 要がなく、エンジンの始動後に早めに走行ができることとなり、フロントガラス Fの凍結防止や凍結した霜の除去のために特別な用意をする必要もない。 この電熱ヒータ46への通電は、10分間程度でタイマー等の動作で遮断され 、その後はエンジンが加熱されて温度が上昇し、暖房用熱交換器18を利用して 十分な温風の取出しができるもので、長い時間の通電による電熱ヒータ46の断 線を防止できる。
【0011】
【考案の効果】
以上、説明した様に請求項1に係る自動車用空調装置によれば、自動車内を空 気調和するため車体内に設置された冷房用蒸発器、暖房用熱交換器、送風機等に 接続された主ダクトと、この主ダクトよりフロントガラス用吹出口や車内用吹出 口等へ連通された分岐ダクトと、を有し、この分岐ダクトには、空調空気を急速 加温するための電熱ヒータが設けたことにより、冬期に自動車のエンジンの始動 と同時に電熱ヒータで空調空気を加温でき、フロントガラス吹出口や車内吹出口 より温風を直ちに吹出させてフロントガラスの外面や内面に付着した霜や曇り等 を早期に除去でき、フロントガラスの凍結防止や凍結した霜の除去のために特別 な用意をする必要もない。 また、車内暖房においても温度上昇が早く、走行開始時において快適な走行が できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る自動車用空調装置を備え
た運転席の斜視図である。
【図2】自動車用空調装置のダクト経路図である。
【符号の説明】
10 自動車用空調装置 14 冷房用蒸発器 16 送風機 18 暖房用熱交換機 20 主ダクト 28 分岐ダクト 32 足元用吹出口 36 フロントガラス用吹出口 38 車内用吹出口 46 電熱ヒータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車内を空気調和するため車体内に設
    置された冷房用蒸発器、暖房用熱交換器、送風機等に接
    続された主ダクトと、この主ダクトよりフロントガラス
    用吹出口や車内用吹出口等へ連通された分岐ダクトと、
    を有し、 この分岐ダクトには、空調空気を急速加温するための電
    熱ヒータが設けられ、 自動車エンジンの始動時に前記電熱ヒータで急速加温さ
    れた温風をフロントガラス用吹出口等より吹出して成る
    自動車用空調装置。
JP11169991U 1991-12-20 1991-12-20 自動車用空調装置 Pending JPH068015U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216847U (ja) * 1985-07-16 1987-01-31
JP2018131300A (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 株式会社タダノ アウトリガの凍結防止装置
JP2019517420A (ja) * 2016-06-08 2019-06-24 ヴァレオ システム テルミク 自動車両の前面用の空気取入口管理システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608110A (ja) * 1983-06-27 1985-01-17 Nippon Denso Co Ltd 自動車用空調装置

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