JPH07253439A - 流速測定装置 - Google Patents

流速測定装置

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JPH07253439A
JPH07253439A JP6043556A JP4355694A JPH07253439A JP H07253439 A JPH07253439 A JP H07253439A JP 6043556 A JP6043556 A JP 6043556A JP 4355694 A JP4355694 A JP 4355694A JP H07253439 A JPH07253439 A JP H07253439A
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JP
Japan
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flow velocity
hole
value
measured
measurement
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JP6043556A
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English (en)
Inventor
Yasushi Ida
靖 井田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、空気や水等、流体の流速を測定する
際に使用される流速測定装置において、小型且つ携帯性
に優れ、あらゆる状況下で正確な風速や水流速を容易に
測定することを目的とする。 【構成】腕時計の本体ケース11の上下側面間に渡って
貫通孔12を形成すると共に、この貫通孔12の壁面に
面して設けられた圧力センサにより、該貫通孔12内を
通過する風の圧力を検出し、この検出圧力に基づき一定
時間毎に3回の風速測定を行なってそのそれぞれの測定
値データを内臓RAM内の測定値レジスタ(1)〜
(3)に記憶させ、該3回の風速測定値のばらつき範囲
が設定範囲より小さい場合には、その平均値を算出して
真の風速測定値として前記RAM内の流速レジスタに記
憶させ、液晶表示部13に対し前記RAM内の計時レジ
スタから読出される現在時刻データ等と共に風速測定値
を表示する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気や水等、流体の流
速を測定する際に使用される流速測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気や水等の流速を測定する装置
は、例えば風速計や水流計等のように、各分野において
広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
風速計や水流計は大型で携帯性が悪く、あらゆる状況下
で、容易に正確な風速や水流を測定することはできない
問題がある。本発明は前記課題に鑑みなされたもので、
小型且つ携帯性に優れ、あらゆる状況下で正確な風速や
水流速を容易に測定することが可能になる流速測定装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る第1の流速測定装置は、装置本体に貫通して形成され
た貫通孔と、この貫通孔を通過する流体の流速を測定す
る流速測定手段と、この流速測定手段により測定された
複数の流速測定値を比較する比較手段と、この比較手段
による比較結果に応じて前記複数の流速測定値の平均値
を算出する算出手段と、この算出手段により算出された
流速平均値を表示する表示手段とを備えて構成したもの
である。
【0005】また、本発明に係わる第2の流速測定装置
は、前記第1の流速測定装置にあって、その装置本体
を、腕時計の本体ケースとし、表示手段を、前記算出手
段により算出された流速平均値と共に時間情報を表示す
る手段として構成したものである。
【0006】また、本発明に係わる第3の流速測定装置
は、前記第1又は第2の流速測定装置にあって、その流
速測定手段を、前記貫通孔の内壁に面して設けられた圧
力センサにより検出される流体圧力に基づき、該貫通孔
を通過する流体の流速を測定手段として構成したもので
ある。
【0007】また、本発明に係わる第4の流速測定装置
は、前記第1又は第2又は第3の流速測定装置にあっ
て、その比較手段を、複数の流速測定値の最高値と最低
値とを比較しその高低差を比較結果として得る手段とす
ると共に、算出手段を、前記比較手段により得られた複
数の流速測定値の高低差が所定範囲内である場合に該複
数の流速測定値の平均値を算出する手段として構成した
ものである。
【0008】
【作用】つまり、前記第1の流速測定装置では、装置本
体に貫通形成された貫通孔を通過する流体の流速が、流
速測定手段により測定され、比較手段により得られる複
数の流速測定値のばらつきに応じて、算出手段により算
出される流速平均値が表示手段にて表示されるので、簡
単な構成により小型な装置に搭載され、正確な流速測定
値が得られることになる。
【0009】また、前記第2の流速測定装置では、前記
第1の流速測定装置にあって、その装置本体が、腕時計
の本体ケースとされ、前記算出手段により算出された流
速平均値が時間情報と共に表示されるので、より携帯性
に優れ、容易に流速測定が行なえることになる。
【0010】また、前記第3の流速測定装置では、前記
第1又は第2の流速測定装置にあって、前記貫通孔の内
壁に面して設けられた圧力センサにより検出される流体
圧力に基づき、該貫通孔を通過する流体の流速が測定さ
れるので、より小型な装置での流速測定が行なえること
になる。
【0011】また、前記第4の流速測定装置では、前記
第1又は第2又は第3の流速測定装置にあって、複数の
流速測定値の高低差が所定範囲内である場合に該複数の
流速測定値の平均値が算出されて表示されるので、より
高精度で正確な流速測定値が得られることになる。
【0012】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。図1は本発明の流速測定装置を搭載した腕時計
の外観構成を示す図である。この腕時計の本体ケース1
1には、その上側面と下側面との間に、空気や水等の流
体を通過させるための貫通孔12が貫通形成され、ま
た、本体ケース11の表面には、前記貫通孔12内を通
過する流体の流速測定値を、現在時刻と共に表示させる
ための液晶表示部13が設けられる。
【0013】そして、前記本体ケース11の左右側面に
は、時刻合わせキーや曜日合わせキー等が設けられると
共に(図示せず)、流速測定モードを設定するためのモ
ードキー14、及び流速測定を開始させるためのスター
トキー15が設けられる。
【0014】図2は前記流速測定装置を搭載した腕時計
の本体ケース11に形成された貫通孔12の構成を示す
断面図であり、同図(A)は本第1実施例に対応する本
体ケース11の上下側面間に形成された貫通孔12の構
成を示す図、同図(B)は第2実施例に対応する本体ケ
ース11の表裏面間に形成された貫通孔12aの構成を
示す図である。
【0015】すなわち、図2(A)において、11aは
本体ケース11の表面板、11bは本体ケース11の裏
面板であり、貫通孔12は、前記表面板11aと裏面板
11bとの間に平行に、上下側面間に渡って貫通形成さ
れる。
【0016】そして、前記本体カバー11の裏面板11
bには、前記貫通孔12の中央の内壁に面するように、
圧力センサ21が設けられる。前記圧力センサ21は、
本体ケース11に平行にして前記貫通孔12内を通過す
る流体Xの流速に応じた圧力値を検出するもので、該流
体Xの流速測定はこの圧力検出値に基づき行なわれる。
【0017】一方、図2(B)において、貫通孔12a
は、本体ケース11の右あるいは左側面に沿って表裏面
方向に貫通形成され、この貫通孔12aにおいても、前
記同様にその内壁に面して設けられた圧力センサ21に
より流体圧力が検出されるもので、この圧力検出値に基
づき、本体ケース11に垂直にして貫通孔12a内を通
過する流体Yの流速測定が行なわれる。
【0018】図3は前記流速測定装置を搭載した腕時計
における電子回路の構成を示すブロック図である。この
腕時計の電子回路は、中央処理装置(CPU)31を備
えている。
【0019】前記CPU31は、ROM32に予め記憶
されたシステムプログラムを起動させ、回路各部の動作
制御を行なうもので、このCPU31には、前記ROM
32の他、キー入力部33及びRAM34が接続される
と共に、発振回路35が、分周回路36及び計時回路3
7を介して接続され、また、前記圧力センサ21が、増
幅回路38及びA/D変換回路39を介して接続され
る。
【0020】さらに、前記CPU31には、前記液晶表
示部13が、表示駆動回路40を介して接続される。前
記ROM32には、基本システムプログラムと共に、前
記計時回路37を介して供給される計時信号に基づき、
日付データや時刻データ,曜日データを更新表示させる
ための時計表示処理プログラムや、前記A/D変換回路
39を介して供給される圧力検出信号に基づき、前記貫
通孔12内を通過する流体の流速値を測定表示させるた
めの流速測定表示プログラム等が予め記憶される。
【0021】キー入力部33には、前記時刻合わせキー
や曜日合わせキー等が備えられると共に、流速測定モー
ドを設定するためのモードキー14、及び流速測定を開
始させるためのスタートキー15が備えられる。
【0022】前記発振回路35は、水晶振動子を有し、
安定した高周波発振信号を出力するもので、この発振回
路35からの発振信号は、分周回路36を介して所定周
期の分周率で分周され、計時回路37に供給される。そ
して、計時回路37を介して、例えば1秒周期の計時信
号がCPU31に供給される。
【0023】一方、前記圧力センサ21から出力される
圧力検出信号は、増幅回路38を介して増幅されると共
に、A/D変換回路39を介してデジタル信号に変換さ
れCPU31に供給される。
【0024】図4は前記流速測定装置を搭載した腕時計
の電子回路におけるRAM34内のレジスタ構成を示す
図である。前記RAM34には、液晶表示部13に表示
させるべく現在時刻や流速測定値等の被表示データが記
憶されフレームメモリとして機能する表示レジスタ40
a、前記計時回路37から供給される計時信号に基づき
逐次更新される現在時刻データや日付,曜日データが記
憶される計時レジスタ40b、前記A/D変換回路39
を介して供給される圧力検出デジタル信号に基づき、一
定時間毎に3回測定された前記貫通孔12を通過する流
体の流速値データが順次書込まれる測定値レジスタ
(1)41a〜(3)41c、この測定値レジスタ
(1)41a〜(3)41cに書込まれた各流速値デー
タの平均値データが書込まれる流速レジスタ42がそれ
ぞれ備えられる他、前記キー入力部33のモードキー1
4の操作に応じて時計モードで“0”,流速測定モード
で“1”にセットされるモードフラグレジスタM、前記
流速測定モード(M=1)において前記キー入力部33
のスタートキー15の操作に応じて“1”にセットされ
る測定開始フラグレジスタS、前記流速測定開始後にお
ける一定時間毎の流速測定回数がカウントセットされる
測定回数カウンタFがそれぞれ備えられる。
【0025】次に、前記構成による流速測定装置を搭載
した腕時計の動作について説明する。図5は前記流速測
定装置を搭載した腕時計の全体処理を示すフローチャー
トである。
【0026】図6は前記流速測定装置を搭載した腕時計
の全体処理に伴なう現在時刻及び風速測定値の表示状態
を示す図である。まず、この腕時計は、その待機状態に
おいて、計時回路37から供給される計時信号に基づ
き、常に計時処理が実行され、RAM34内の計時レジ
スタ40bにて記憶される現在時刻データが逐次更新さ
れるもので、ここで、モードフラグレジスタMに“0”
がセットされている時計モードの設定状態においては、
前記計時レジスタ40bに記憶されている現在時刻デー
タ及び曜日データ,日付データが表示レジスタ40aに
書込まれ、図6(A)で示すように、液晶表示部13に
表示される(ステップS1→S2,S3→S4)。
【0027】一方、キー入力部33のモードキー14が
操作された際、前記RAM34内のモードフラグレジス
タMに“1”がセットされている流速測定モードの設定
状態にあっては、該モードフラグレジスタMは“0”に
切換えセットされて時計モードに変更設定される(ステ
ップS1→S5→S6→S7)。
【0028】また、キー入力部33のモードキー14が
操作された際、前記RAM34内のモードフラグレジス
タMに“0”がセットされている時計モードの設定状態
にあっては、該モードフラグレジスタMは“1”に切換
えセットされて流速測定モードに変更設定されると共
に、測定回数カウンタFのカウント値が“0”クリアさ
れる(ステップS1→S5→S6→S8,S9)。
【0029】そして、前記モードフラグレジスタMに
“1”がセットされた流速測定モードの設定状態におい
て、スタートキー15が操作されると、測定開始フラグ
レジスタSに“1”がセットされると共に、測定回数カ
ウンタFのカウント値が“0”クリアされる(ステップ
S1→S5→S10→S11,S12)。
【0030】すると、前記ステップS2における計時処
理により、計時回路37から供給される計時信号に基づ
き、RAM34内の計時レジスタ40bにて記憶される
現在時刻データが更新されると、モードフラグレジスタ
Mが“1”にセットされていると判断されると共に、測
定開始フラグレジスタSに“1”がセットされたことが
判断され、さらに、測定回数カウンタFのカウント値が
“3”に達したか否か、つまり、流速測定モードの設定
状態において、スタートキー15が操作された後に、3
回の測定処理が実行されたか否か判断される(ステップ
S3→S13→S14)。
【0031】このステップS14において「NO」、つ
まり、現在の測定回数カウンタFのカウント値は“0”
にセットされており、3回の測定処理が実行されてない
と判断されると、計時回路37から供給される計時信号
に基づき一定時間(例えば3秒)経過したか否か判断さ
れる(ステップS14→S15)。
【0032】このステップS15において「NO」、つ
まり、前記ステップS14において、測定回数カウンタ
Fのカウント値が“3”に達してないと判断された後、
一定時間が経過しない状態では、前記ステップS2にお
ける計時処理により順次更新される現在時刻及び曜日,
日付データがそれぞれ前記計時レジスタ40bから繰返
し読出され、図6(B)で示すように、液晶表示部13
に表示される(ステップS15→S4)。
【0033】ここで、前記スタートキー15の操作によ
り、測定開始フラグレジスタSに“1”がセットされた
後、前記測定回数カウンタFのカウント値が“3”に到
達しない状態では、前記現在時刻データ等の表示と共
に、流体の流速を測定中であることを示すメッセージデ
ータ“測定中”が表示される(S1→S2,S3→S1
3→S14→S15→S4)。
【0034】そして、前記ステップS15において「Y
ES」、つまり、前記ステップS14において、測定回
数カウンタFのカウント値が“3”に達してないと判断
された後、一定時間が経過したと判断されると、貫通孔
12内を通過する風により圧力センサ21に加わる圧力
値が、該圧力センサ21から増幅回路38及びA/D変
換回路39を介して検出され、この圧力検出信号に基づ
き前記貫通孔12内に通過する風の風速値が測定され、
1回目の風速測定値として測定値レジスタ(1)41a
に書込まれる(ステップS15→S16)。
【0035】すると、前記測定回数カウンタFのカウン
ト値が(+1)されて“1”にカウントアップされ、液
晶表示部13には、前記同様、図6(B)で示したよう
に、計時レジスタ40bから読出される現在時刻データ
等の表示と共に、流体の流速を測定中であることを示す
メッセージデータ“測定中”が表示される(ステップS
17,S4)。
【0036】こうして、前記測定回数カウンタFのカウ
ント値が“1”にセットされた後、再び、前記ステップ
S1〜S3→S13の処理を経て、ステップS15にお
いて、一定時間経過したと判断されると、前記圧力セン
サ21からの圧力検出信号に基づき、前記貫通孔12内
に通過する風の風速値が再び測定され、2回目の風速測
定値として測定値レジスタ(2)41bに書込まれる
(ステップS15→S16)。
【0037】すると、前記測定回数カウンタFのカウン
ト値がさらに(+1)されて“2”にカウントアップさ
れ、液晶表示部13には、前記同様、図6(B)で示し
たように、現在時刻データ等の表示と共に、流体の流速
を測定中であることを示すメッセージデータ“測定中”
が表示される(ステップS17,S4)。
【0038】前記測定回数カウンタFのカウント値が
“2”にセットされた後、再び、前記ステップS1〜S
3→S13の処理を経て、ステップS15において、一
定時間経過したと判断されると、前記圧力センサ21か
らの圧力検出信号に基づき、前記貫通孔12内に通過す
る風の風速値が再び測定され、3回目の風速測定値とし
て測定値レジスタ(3)41cに書込まれる(ステップ
S15→S16)。
【0039】すると、前記測定回数カウンタFのカウン
ト値がさらに(+1)されて“3”にカウントアップさ
れ、液晶表示部13には、前記同様、図6(B)で示し
たように、現在時刻データ等の表示と共に、流体の流速
を測定中であることを示すメッセージデータ“測定中”
が表示される(ステップS17,S4)。
【0040】こうして、前記スタートキー15の操作
後、一定時間が経過する毎に、前記貫通孔12内を通過
する風の風速値が3回測定され、そのそれぞれの測定値
データが各対応する測定値レジスタ(1)41a〜
(3)41cに書込まれた際に、ステップS14におい
て「YES」、つまり、前記測定回数カウンタFのカウ
ント値が“3”に達したと判断されると、その3つのレ
ジスタ(1)41a〜(3)41cに記憶された風速測
定値の最大値と最小値との差、つまり、3回の風速測定
値のばらつき範囲が比較され、そのばらつき範囲が予め
設定されたばらつき範囲より小さいか否か判断される
(ステップS14→S18)。
【0041】このステップS18において「YES」、
つまり、3回の風速測定値のばらつき範囲は、設定範囲
より小さいと判断されると、各風速測定値の平均値が算
出され、その平均値データが真の風速測定値としてRA
M34内の流速レジスタ42に記憶される(ステップS
18→S19)。
【0042】すると、液晶表示部13には、図6(C)
で示すように、計時レジスタ40bから読出される現在
時刻データ等の表示と共に、前記流速レジスタ42に記
憶された風速測定値が表示される(ステップS4)。
【0043】これにより、前記貫通孔12内に通過する
風に対応して、風速が測定表示されるようになる。一
方、前記ステップS18において「NO」、つまり、3
回の風速測定値のばらつき範囲は、設定範囲以上である
と判断されると、液晶表示部13にはエラーメッセージ
が表示され、ユーザに対し前記スタートキー15の再操
作による風速測定のやり直しが指示される(ステップS
18→S20)。
【0044】したがって、前記構成の流速測定装置を搭
載した腕時計によれば、その本体ケース11の上下側面
間に渡って貫通孔12を形成すると共に、この貫通孔1
2の壁面に面して設けられた圧力センサ21により、該
貫通孔12内を通過する風の圧力を検出し、この検出圧
力に基づき一定時間毎に3回の風速測定を行なってその
それぞれの測定値データをRAM34内の測定値レジス
タ(1)41a〜(3)41cに記憶させ、該3回の風
速測定値のばらつき範囲が設定範囲より小さい場合に
は、その平均値を算出して真の風速測定値として流速レ
ジスタ42に記憶させ、液晶表示部13に対し計時レジ
スタ40bから読出される現在時刻データ等と共に風速
測定値を表示するので、簡単且つ小型な構成により高精
度で正確な風速測定値を得ることができる。
【0045】なお、前記実施例では、図2(A)で示し
たように、腕時計の本体ケース11の上下側面間に渡っ
て形成された貫通孔12を通過する風の風速を測定表示
する構成としたが、図2(B)で示すように、同本体ケ
ース11の表裏面間に渡って形成された貫通孔12aを
通過する風の風速を測定表示する構成としてもよい。
【0046】また、前記実施例では、貫通孔12あるい
は12a内を通過する風の風速を測定表示する場合につ
いて説明したが、前記同様の処理により、水の流速を測
定表示してもよい。さらに、使用方法として、風,水等
の流速を、使用者の移動速度として用いることもでき
る。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の流速測定
装置によれば、装置本体に貫通形成された貫通孔を通過
する流体の流速が、流速測定手段により測定され、比較
手段により得られる複数の流速測定値のばらつきに応じ
て、算出手段により算出される流速平均値が表示手段に
て表示されるので、簡単な構成により小型な装置に搭載
され、正確な流速測定値が得られるようになる。
【0048】また、本発明の第2の流速測定装置では、
前記第1の流速測定装置にあって、その装置本体が、腕
時計の本体ケースとされ、前記算出手段により算出され
た流速平均値が時間情報と共に表示されるので、より携
帯性に優れ、容易に流速測定が行なえるようになる。
【0049】また、本発明の第3の流速測定装置では、
前記第1又は第2の流速測定装置にあって、前記貫通孔
の内壁に面して設けられた圧力センサにより検出される
流体圧力に基づき、該貫通孔を通過する流体の流速が測
定されるので、より小型な装置での流速測定が行なえる
ようになる。
【0050】また、本発明の第4の流速測定装置では、
前記第1又は第2又は第3の流速測定装置にあって、複
数の流速測定値の高低差が所定範囲内である場合に該複
数の流速測定値の平均値が算出されて表示されるので、
より高精度で正確な流速測定値が得られるようになる。
したがって、本発明によれば、小型且つ携帯性に優れ、
あらゆる状況下で正確な風速や水流速を容易に測定する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる流速測定装置を搭載
した腕時計の外観構成を示す図。
【図2】前記流速測定装置を搭載した腕時計の本体ケー
スに形成された貫通孔の構成を示す断面図であり、同図
(A)は第1実施例に対応する本体ケースの上下側面間
に形成された貫通孔の構成を示す図、同図(B)は第2
実施例に対応する本体ケースの表裏面間に形成された貫
通孔の構成を示す図。
【図3】前記流速測定装置を搭載した腕時計における電
子回路の構成を示すブロック図。
【図4】前記流速測定装置を搭載した腕時計の電子回路
におけるRAM内のレジスタ構成を示す図。
【図5】前記流速測定装置を搭載した腕時計の全体処理
を示すフローチャート。
【図6】前記流速測定装置を搭載した腕時計の全体処理
に伴なう現在時刻及び風速測定値の表示状態を示す図。
【符号の説明】
11…本体ケース、12、12a…貫通孔、13…液晶
表示部、14…モードキー、15…スタートキー、21
…圧力センサ、31…中央処理装置(CPU)、32…
ROM、33…キー入力部、34…RAM、35…発振
回路、36…分周回路、37…計時回路、38…増幅回
路、39…A/D変換回路、40…表示駆動回路、40
a…表示レジスタ、40b…計時レジスタ、41a…測
定値レジスタ(1)、41b…測定値レジスタ(2)、
41c…測定値レジスタ(3)、42…流速レジスタ、
M…モードフラグレジスタ、S…測定開始フラグレジス
タ、F…測定回数カウンタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に貫通して形成された貫通孔
    と、 この貫通孔を通過する流体の流速を測定する流速測定手
    段と、 この流速測定手段により測定された複数の流速測定値を
    比較する比較手段と、 この比較手段による比較結果に応じて前記複数の流速測
    定値の平均値を算出する算出手段と、 この算出手段により算出された流速平均値を表示する表
    示手段と、を具備したことを特徴とする流速測定装置。
  2. 【請求項2】 前記装置本体は、腕時計の本体ケースで
    あり、前記表示手段は、前記算出手段により算出された
    流速平均値と共に時間情報を表示することを特徴とする
    請求項1記載の流速測定装置。
  3. 【請求項3】 前記流速測定手段は、前記貫通孔の内壁
    に面して設けられた圧力センサにより検出される流体圧
    力に基づき、該貫通孔を通過する流体の流速を測定する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の流速測定
    装置。
  4. 【請求項4】 前記比較手段は、複数の流速測定値の最
    高値と最低値とを比較しその高低差を比較結果として得
    ると共に、前記算出手段は、前記比較手段により得られ
    た複数の流速測定値の高低差が所定範囲内である場合に
    該複数の流速測定値の平均値を算出することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2又は請求項3何れか1項記載の
    流速測定装置。
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CN107291167A (zh) * 2017-07-28 2017-10-24 京东方科技集团股份有限公司 一种腕部可穿戴的装置
CN107291167B (zh) * 2017-07-28 2019-06-14 京东方科技集团股份有限公司 一种腕部可穿戴的装置

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