JPH0725307U - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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JPH0725307U
JPH0725307U JP1145894U JP1145894U JPH0725307U JP H0725307 U JPH0725307 U JP H0725307U JP 1145894 U JP1145894 U JP 1145894U JP 1145894 U JP1145894 U JP 1145894U JP H0725307 U JPH0725307 U JP H0725307U
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JP
Japan
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output member
diaphragm
side case
fixing portion
receiving side
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Pending
Application number
JP1145894U
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English (en)
Inventor
次 郎 長谷川
村 育 夫 中
Original Assignee
自動車電機工業株式会社
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイヤフラム5の本体5aに力が加えられて
も、その力がダイヤフラム5の出力部材固定部5cに容
易に加わることのないダイヤフラム5を備えたアクチュ
エータ1を提供する。 【構成】 出力部材4の鍔部4dに密着するダイヤフラ
ム5の底部5fに、ダイヤフラム5の出力部材固定部5
cに隣接し、出力部材固定部5cを円環状に囲み、出力
部材4から離れて突出した断面半円環状の湾曲部5dを
設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車の走行速度をある設定した値に自動的に制御する自 動走行装置の駆動源として利用されるアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3および図4は上記したような自動定速走行装置の駆動源として利用される アクチュエータを例示するものである。
【0003】 図示するアクチュエータ50は、受け側ケース51に環状部51aを備えてお り、受け側ケース51のほぼ中央部には、突起状の圧力導入口51bが設けられ ているとともに、圧力導入口51bを囲んで、凹形状をなす戻しばね係止部51 cが設けられている。
【0004】 また、取付け側ケース52には受け側ケース押さえ部52aが設けられており 、取付け側ケース52のほぼ中央には、後述する出力部材54を挿通させるため の出力部材挿通口52bが形成されている。
【0005】 そして、ゴム製のダイヤフラム53の略椀形状をなす本体53aの外周部に 設けられたケース固定部53bが前記受け側ケース51の環状部51aと取付け 側ケース52の受け側ケース押さえ部52aとの間に挟み込まれることによって ダイヤフラム53が受け側ケース51及び取付け側ケース52に固定されている 。
【0006】 また、ダイヤフラム53の本体53aの内周部に環状に形成された出力部材固 定部53cが出力部材54に嵌着されている。ダイヤフラム53の底部53dは 、出力部材54の鍔部54dに密着している。
【0007】 出力部材54には、図示しないエンジンのスロットルバルブに連結されたスロ ットルケーブル60を係止するケーブル連結部54aと、ダイヤフラム53の出 力部材固定部53cを支持する首部54bと、凸形状をなす戻しばね係止部54 cが形成され、首部54bにはダイヤフラム53の出力部材固定部53cが嵌め 合わされ、出力部材固定部53cが有する弾性力により出力部材54がダイヤフ ラム53に固定されている。
【0008】 そして、出力部材54の戻しばね係止部54cと受け側ケース51の戻しばね 係止部51cに円錐コイルばねである戻しばね55の端部がそれぞれ係止されて おり、この戻しばね55により出力部材54は受け側ケース51に対して図3中 において左方側に付勢され、この状態で出力部材54とダイヤフラム53と受け 側ケース51のあいだの空間に圧力室56が形成されている。
【0009】 このような構成をなすアクチュエータ50において、スロットルケーブル60 が出力部材54に連結された状態で、自動定速走行装置に備えられた図示しない コントローラからの指令によって、圧力導入口51bに連通接続された図示しな い負圧発生機構が所定時間オンすると、圧力室56内の圧力が減少するので、出 力部材54が圧力室56の負圧により戻しばね55の弾性反発力に抗して図3中 において右方側に移動する。
【0010】 出力部材54が図3中において右方側に移動することによって、スロットルケ ーブル60も移動し、エンジンのスロットルバルブが開側に移動され、車両は設 定された速度で定速走行する。
【0011】 また、前記コントローラからの指令により前記負圧発生機構がオフして圧力室 56に大気が導入されると、戻しばね55が有する弾性力により出力部材54が 図3中において左方側に移動するので、スロットルケーブル60が戻り、エンジ ンのスロットルバルブが閉じられる。
【0012】 この間、出力部材54が移動する際に、ダイヤフラム53の出力部材固定部5 3cは出力部材54の首部54bに嵌着された状態で出力部材54と共に移動し 、圧力室56の圧力を外部に逃がさないようにしている。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来のアクチュエータ50では、ダイヤフラム53の出力 部材固定部53cが出力部材54の首部54bに嵌め込まれ、出力部材固定部5 3cが有する弾性力のみにより出力部材54がダイヤフラム53に固定されてい る構造であるので、圧力室56の負圧が増大した際に、ダイヤフラム53の本体 53aが伸長するのにともなってダイヤフラム53の出力部材固定部53cが引 っ張られて出力部材54の首部54bから部分的に外れないとは言い難く、出力 部材54からダイヤフラム53の出力部材固定部53cが部分的に外れた場合、 ダイヤフラム53の底部53dと出力部材54の鍔部54dとの密着が不十分で あると圧力室56に大気が流入してしまうという問題点があり、この問題点を解 決することが課題となっていた。
【0014】
【考案の目的】
そこでこの考案は、上記した従来の課題に鑑みてなされたもので、ダイヤフ ラムの本体に加えられた力が、ダイヤフラムの出力部材固定部に容易に加わるこ とのないダイヤフラムを備えたアクチュエータを提供することを目的としている 。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わるアクチュエータでは、出力部材の鍔部に密着するダイヤフラ ムの底部に、出力部材固定部に隣接し、出力部材固定部を円環状に囲み、上記出 力部材から離れて突出した断面半円環状の湾曲部が形成されている。
【0016】
【作用】
この考案に係わるアクチュエータでは、ダイヤフラムの本体に加えられた外力 が、ダイヤフラムの底部に伝えられ、ダイヤフラムの底部に変形が生じたとして も、この底部の変形は、半円形断面を有する湾曲部が部分的に変形することによ って、出力部材固定部にまで伝わらない。
【0017】 さらに、出力部材の首部が製造上の誤差により多少変形して形成された場合に 、首部に嵌合されたダイヤフラムの出力部材固定部が出力部材の首部の変形によ って変形されてしまい、その歪がダイヤフラムの底部の変形になって現れる場合 もあるが、本考案におけるダイヤフラムにあっては、湾曲部が部分的に容易に変 形することによって、その変形が湾曲部の外側には伝わりにくく、ダイヤフラム の底部と出力部材の鍔部は密着する。
【0018】
【実施例】
図1ないし図2はこの考案に係わるアクチュエータの一実施例を示すものであ る。
【0019】 図示するアクチュエータ1は、受け側ケース2の外縁部に環状部2aを備えて おり、受け側ケース2のほぼ中央には、突起状の圧力導入口2bが形成されてい る。そして受け側ケース2の圧力導入口2bの外周部には凹形状をなすコイルば ね係止部2cが設けられている。
【0020】 また、取付け側ケース3は、受け側ケース押さえ部3aを備えており、取付け 側ケース3のほぼ中央には、後述する出力部材4を挿通させるための出力部材挿 通口3bが形成されている。
【0021】 そして、ゴム製のダイヤフラム5には、薄肉状で略椀形状をなすダイヤフラム 本体5aの外周部に環状をなすケース固定部5bが設けられているとともに、図 2にも示すように、ダイヤフラム本体5aに連なる底部5fの中央部には開口5 gが形成され、この開口5gを囲んで環状をなす出力部材固定部5cが設けられ ている。
【0022】 そして、ダイヤフラム5の底部5fには出力部材固定部5cを囲み、環状をな し、出力部材固定部5cからわずかに離間した位置に底部5fの厚さとほぼ同一 の厚さで凸形状に湾曲した形状に形成され、この部分において後述する出力部材 4の鍔部4dから離れて突出した湾曲部5dが設けられている。
【0023】 この湾曲部5dは、アーチ状に湾曲して形成されており、底部5fよりも剛性 が低く、容易に変形する。
【0024】 ダイヤフラム5は、そのケース固定部5bが受け側ケース2の環状部2aと取 付け側ケース3の受け側ケース押さえ部3a間に挟み込まれ、両者に固定されて いる。
【0025】 出力部材4には、図示しないエンジンのスロットルバルブに連結されたスロッ トルケーブル60を係止するケーブル連結部4aと、ダイヤフラム5の出力部材 固定部5cを支持する首部4bと、凸形状をなすコイルばね係止部4cが形成さ れており、首部4bにダイヤフラム5の出力部材固定部5cが嵌め込まれること によって、出力部材4は出力部材固定部5cが有する弾性力によりダイヤフラム 5に固定され、ダイヤフラム5の底部5fが出力部材4の鍔部4dに密着するよ うになっている。
【0026】 また、出力部材4のコイルばね係止部4cと受け側ケース2のコイルばね係止 部2cに、円錐コイルばね6の端部がそれぞれ係止しており、このコイルばね6 により出力部材4は受け側ケース2に対して図1中において左方側に付勢され、 出力部材4とダイヤフラム5と受け側ケース2のあいだに圧力室7が形成されて いる。
【0027】 このような構成を備えたアクチュエータ1において、スロットルケーブル60 が出力部材4のケーブル連結部4aに連結され、自動定速走行装置に備えられた 図示しないコントローラからの指令によって、圧力導入口2bに連通された図示 しない負圧発生機構が所定時間オンすると、圧力室7の圧力が減少し、出力部材 4が圧力室7の負圧によりコイルばね6の弾性反発力に抗して図1中において右 方側に移動する。出力部材4が図1中において右方側に移動することによって、 スロットルケーブル60によりエンジンのスロットルバルブを開側に駆動させ、 車両は設定された速度で定速走行する。
【0028】 また、前記コントローラからの指令により前記負圧発生機構がオフして圧力室 7に大気が導入されると、コイルばね6の弾性力により出力部材4が図1中にお いて左方側に戻るので、スロットルケーブル60も戻り、エンジンのスロットル バルブは閉じることになる。
【0029】 ここで、圧力室7の圧力が低下し、ダイヤフラム本体5aがコイルばね6の弾 性力に抗して、受け側ケース2に向かって吸引されると、その引張力は、底部5 fにも伝達される。ところが、湾曲部5dはアーチ状に湾曲して形成されており 、容易に変形するので、引張力によってダイヤフラム5の底部5fが変形をした 場合でも、この湾曲部5dが伸びて引張力は出力部材固定部5cに伝達しない。 その結果ダイヤフラム本体5aに生じる引張力によって出力部材固定部5cが拡 がることはない。また、出力部材4の首部4bに製造上の誤差により多少の変形 が生じた場合、ダイヤフラム5の出力部材固定部5cは変形をし、底部5fにも 変形が生じるが、この変形は湾曲部5dの変形によってくい止められ、湾曲部5 dの外側の底部5fには達しない。それ故、底部5fと鍔部4dの密着性が不十 分にならない。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係わるアクチュエータでは、出力部材の鍔部 に密着したダイヤフラムの底部に、出力部材固定部に隣接し、出力部材固定部を 円環状に囲み、出力部材から離れて突出した断面半円環状の湾曲部が形成されて いるいるので、ダイヤフラムの本体に加えられた外力がダイヤフラムの底部に伝 えられ、ダイヤフラムの底部に変形が生じたとしても、この底部の変形は、断面 半円環状の湾曲部が部分的に変形することによって、出力部材固定部にまで伝わ らない。
【0031】 さらに、出力部材の首部が製造上の誤差により多少変形して形成された場合に 、首部に嵌合されたダイヤフラムの出力部材固定部が出力部材の首部の変形によ って変形されてしまい、その歪がダイヤフラムの底部の変形になって現れる場合 もあるが、本考案におけるダイヤフラムにあっては、湾曲部が部分的に容易に変 形することによって、その変形が当該湾曲部の外側には伝わりにくく、ダイヤフ ラムの底部と出力部材の鍔部は密着する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるアクチュエータの一実施例の
縦断側面図である。
【図2】図1に示したアクチュエータにおけるダイヤフ
ラムの外観斜視図である。
【図3】従来のアクチュエータの縦断側面図である。
【図4】図3に示したアクチュエータにおけるダイヤフ
ラムの外観斜視図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ 2 受け側ケース 3 取り付け側ケース 4 出力部材 4a ケーブル連結部 4b 首部 4d 鍔部 5 ダイヤフラム 5b 固定部 5c 出力部材固定部 5d 湾曲部 5f 底部 6 コイルばね 7 圧力室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略椀形に形成され、底部に挿通孔が形成
    された取付け側ケースと、 略椀形に形成され、取付け側ケースに組み付けられる受
    け側ケースと、 ケーブル連結部,首部および鍔部とが形成され、上記取
    付け側ケースと受け側ケースの間に配置され、ケーブル
    連結部が上記取付け側ケースに形成された挿通孔を挿通
    する出力部材と、 上記受け側ケースと上記出力部材とに係止され、上記出
    力部材を上記取付け側ケースに向って付勢するコイルば
    ねと、 略椀形に形成され、上記取付け側ケースと上記受け側ケ
    ースの間に挟持される固定部を有し、底部の中央部に開
    口が形成されるとともに、この開口を囲んで上記出力部
    材の首部に嵌合する出力部材固定部を有し、底部が上記
    出力部材の鍔部に密着するダイヤフラムとを備え、 上記ダイヤフラムが、その底部に、出力部材固定部に隣
    接し、出力部材固定部を円環状に囲み、上記出力部材か
    ら離れて突出した断面半円環状の湾曲部を有しているこ
    とを特徴とするアクチュエータ。
JP1145894U 1994-09-14 1994-09-14 アクチュエータ Pending JPH0725307U (ja)

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ID=11778662

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5823700A (ja) * 1981-05-08 1983-02-12 ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト S−(1,2,4−トリアゾ−ル−5−イルメチル)−(ジ)−チオホスフエ−トまたは−チオホスホネ−ト、それらの製造方法およびそれらを含有する有害生物防除剤
JPS6096677A (ja) * 1983-10-06 1985-05-30 クツフナー・テクステイルヴエルケ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 生地への塗布用ヒートシール性接着剤及びその製造方法
JPS63225706A (ja) * 1987-03-11 1988-09-20 Fuji Tool & Die Co Ltd ダイヤフラムアクチユエ−タ

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