JPH07252738A - 起毛糸及びその製造方法 - Google Patents
起毛糸及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH07252738A JPH07252738A JP6812694A JP6812694A JPH07252738A JP H07252738 A JPH07252738 A JP H07252738A JP 6812694 A JP6812694 A JP 6812694A JP 6812694 A JP6812694 A JP 6812694A JP H07252738 A JPH07252738 A JP H07252738A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- fluff
- fiber
- twisting
- fluffs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 微細で柔軟な毛羽を有する起毛糸を提供す
る。 【構成】 撚によって拘束されている化学繊維糸条を、
仮よりを付与しながら高速の回転体内に供給し回転体の
内面端部に設けた摩擦ガイドに接触走行させて糸条表面
を構成している繊維の少なくとも一部をフィブリル状に
割裂、切断し、同時に切断された繊維先端部を分割す
る。
る。 【構成】 撚によって拘束されている化学繊維糸条を、
仮よりを付与しながら高速の回転体内に供給し回転体の
内面端部に設けた摩擦ガイドに接触走行させて糸条表面
を構成している繊維の少なくとも一部をフィブリル状に
割裂、切断し、同時に切断された繊維先端部を分割す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣料や寝装具等に用い
られる表面に微細な毛羽を有する起毛糸に関する。
られる表面に微細な毛羽を有する起毛糸に関する。
【0002】
【従来の技術】合成繊維糸条の表面を針布等で起毛し表
面の単繊維を掻き出して糸に毛羽を形成させる糸起毛法
は、従来からよく知られており広く用いられている。ま
た、マルチフィラメント糸の表面を微細な凹凸面を有す
る擦過体と接触させて、糸条を構成しているフィラメン
ト繊維を部分的に切断し、毛羽を発生させて紡績糸調と
する手法も、数多く提案されている。
面の単繊維を掻き出して糸に毛羽を形成させる糸起毛法
は、従来からよく知られており広く用いられている。ま
た、マルチフィラメント糸の表面を微細な凹凸面を有す
る擦過体と接触させて、糸条を構成しているフィラメン
ト繊維を部分的に切断し、毛羽を発生させて紡績糸調と
する手法も、数多く提案されている。
【0003】しかしながら、糸条を構成しているフィラ
メント繊維を部分的に切断し、毛羽を発生させて紡績糸
調とする手法においては、繊細な毛羽を多く掻き出すの
が難しく、無理をして多く掻き出し過ぎると引きちぎり
よる糸条の損傷が大きくなる。また、生じる毛羽の長さ
が不揃いであり、毛羽と糸条を構成している繊維との繊
維径が同じであり、しかも先端部が切断端となっている
ので天然繊維にみられるような柔軟性を得るのは極めて
難しい状態にある。
メント繊維を部分的に切断し、毛羽を発生させて紡績糸
調とする手法においては、繊細な毛羽を多く掻き出すの
が難しく、無理をして多く掻き出し過ぎると引きちぎり
よる糸条の損傷が大きくなる。また、生じる毛羽の長さ
が不揃いであり、毛羽と糸条を構成している繊維との繊
維径が同じであり、しかも先端部が切断端となっている
ので天然繊維にみられるような柔軟性を得るのは極めて
難しい状態にある。
【0004】一方、紡績糸の場合は、糸条自体に毛羽を
有しているが、その毛羽はかなり粗いものであり、繊細
な毛羽の形成が難しく、またフィラメント糸と同様に毛
羽と糸条を構成している繊維との繊維径が同じであり、
しかも先端部が切断端となっているので天然繊維にみら
れるような柔軟性を得るのは極めて難しい。
有しているが、その毛羽はかなり粗いものであり、繊細
な毛羽の形成が難しく、またフィラメント糸と同様に毛
羽と糸条を構成している繊維との繊維径が同じであり、
しかも先端部が切断端となっているので天然繊維にみら
れるような柔軟性を得るのは極めて難しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、合成繊維等
の化学繊維でありながら、先端部が天然繊維に見られる
ような微細で柔軟な毛羽を有する起毛糸を提供すること
を目的とする。
の化学繊維でありながら、先端部が天然繊維に見られる
ような微細で柔軟な毛羽を有する起毛糸を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、撚によ
って拘束されている化学繊維糸条の表面に、糸条を構成
する繊維の一部からなる毛羽が形成されており、該毛羽
を構成する繊維及び糸条を構成する繊維の一部がフィブ
リル状に割裂され、かつ一部または全部の毛羽の先端部
が複数に分割されていることを特徴とする起毛糸、及
び、
って拘束されている化学繊維糸条の表面に、糸条を構成
する繊維の一部からなる毛羽が形成されており、該毛羽
を構成する繊維及び糸条を構成する繊維の一部がフィブ
リル状に割裂され、かつ一部または全部の毛羽の先端部
が複数に分割されていることを特徴とする起毛糸、及
び、
【0007】撚によって拘束されている化学繊維糸条
を、仮よりを付与しながら回転数30〜1000rpm
で回転する回転体内に供給し、回転体の内面端部に設け
た摩擦ガイドに0.1〜0.5g/dの張力下、20〜
70゜の擦過角度で接触走行させることを特徴とする起
毛糸の製造方法にある。
を、仮よりを付与しながら回転数30〜1000rpm
で回転する回転体内に供給し、回転体の内面端部に設け
た摩擦ガイドに0.1〜0.5g/dの張力下、20〜
70゜の擦過角度で接触走行させることを特徴とする起
毛糸の製造方法にある。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おける化学繊維糸条としては、一般に衣料用や寝装用素
材等に用いられている通常の公知の方法で製造された再
生繊維、半合成繊維、合成繊維からなるマルチフィラメ
ント糸や紡績糸が用いられる。再生繊維としては、レー
ヨン、半合成繊維としてはアセテート繊維、合成繊維と
しては、アクリル繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊
維等が挙げられるが、特にアクリル繊維であることが好
ましく、また、化学繊維として、繊維の形態上から、Y
型断面、多葉断面、偏平断面等の分割され易い形状部を
有する異形断面繊維、繊維の物性上から、低強度低伸度
繊維であることが効果的である。
おける化学繊維糸条としては、一般に衣料用や寝装用素
材等に用いられている通常の公知の方法で製造された再
生繊維、半合成繊維、合成繊維からなるマルチフィラメ
ント糸や紡績糸が用いられる。再生繊維としては、レー
ヨン、半合成繊維としてはアセテート繊維、合成繊維と
しては、アクリル繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊
維等が挙げられるが、特にアクリル繊維であることが好
ましく、また、化学繊維として、繊維の形態上から、Y
型断面、多葉断面、偏平断面等の分割され易い形状部を
有する異形断面繊維、繊維の物性上から、低強度低伸度
繊維であることが効果的である。
【0009】また、化学繊維糸条は、形成された毛羽が
糸条に把持され、素抜けないように撚によって拘束され
ている必要があり、従って、紡績糸や交撚糸等の場合
は、そのままでの使用が可能であるが、マルチフィラメ
ント糸の場合は、予め撚を付与しておく必要がある。こ
の場合の撚数としては、使用する糸条の繊維径によって
異なるが、少なくとも30回/m、好ましくは300回
/m以上とする。
糸条に把持され、素抜けないように撚によって拘束され
ている必要があり、従って、紡績糸や交撚糸等の場合
は、そのままでの使用が可能であるが、マルチフィラメ
ント糸の場合は、予め撚を付与しておく必要がある。こ
の場合の撚数としては、使用する糸条の繊維径によって
異なるが、少なくとも30回/m、好ましくは300回
/m以上とする。
【0010】図1は、アクリル繊維のマルチフィラメン
ト糸を用いた場合の本発明の起毛糸の一例をモデル的に
示した側面図、図2は、同じくその毛羽部分の一例を示
した部分拡大側面図である。1はマルチフィラメント
糸、2は毛羽、3は割裂部、4は分割部を示す。
ト糸を用いた場合の本発明の起毛糸の一例をモデル的に
示した側面図、図2は、同じくその毛羽部分の一例を示
した部分拡大側面図である。1はマルチフィラメント
糸、2は毛羽、3は割裂部、4は分割部を示す。
【0011】本発明の起毛糸は、図1及び図2に示した
ように、マルチフィラメント糸1を構成しているフィラ
メント繊維の一部が切断されて毛羽2が形成され、毛羽
2のフィラメント繊維及びマルチフィラメント糸1のフ
ィラメント繊維の一部がフィブリル状に微細に割裂され
た割裂部3が形成され、更に毛羽2の先端部が複数本に
分割されて分割部4が形成されている。この毛羽先端の
分割部4は、フィラメント繊維の割裂部での切断により
生じたもので、一部または全部の毛羽2に形成されてい
るが、必ずしも全ての毛羽2に形成されている必要はな
い。また、必ずしも同一の毛羽2に割裂部3と分割部4
とが同時に形成されている必要はなく、それぞれ単独に
形成されていても差し支えない。また、毛羽2以外の他
のフィラメント繊維部分のフィブリル状の割裂部3は、
ソフトな風合向上に極めて寄与している。
ように、マルチフィラメント糸1を構成しているフィラ
メント繊維の一部が切断されて毛羽2が形成され、毛羽
2のフィラメント繊維及びマルチフィラメント糸1のフ
ィラメント繊維の一部がフィブリル状に微細に割裂され
た割裂部3が形成され、更に毛羽2の先端部が複数本に
分割されて分割部4が形成されている。この毛羽先端の
分割部4は、フィラメント繊維の割裂部での切断により
生じたもので、一部または全部の毛羽2に形成されてい
るが、必ずしも全ての毛羽2に形成されている必要はな
い。また、必ずしも同一の毛羽2に割裂部3と分割部4
とが同時に形成されている必要はなく、それぞれ単独に
形成されていても差し支えない。また、毛羽2以外の他
のフィラメント繊維部分のフィブリル状の割裂部3は、
ソフトな風合向上に極めて寄与している。
【0012】次に本発明の起毛糸の製造方法について説
明する。図3は、本発明の起毛糸の製造工程の一例を示
した概略図、図4は、供給糸条の擦過角度の説明図であ
る。5は供給糸条、6は供給ローラ、7は回転体、8は
摩擦ガイド、9は仮より機構、10はブラッシング部、
11は巻取りローラ、αは擦過角度を示す。
明する。図3は、本発明の起毛糸の製造工程の一例を示
した概略図、図4は、供給糸条の擦過角度の説明図であ
る。5は供給糸条、6は供給ローラ、7は回転体、8は
摩擦ガイド、9は仮より機構、10はブラッシング部、
11は巻取りローラ、αは擦過角度を示す。
【0013】図3において、供給ローラ6から撚のある
化学繊維糸条の供給糸条5を、仮よりを付与しながら高
速回転する回転体7内の内面端部に設けられている摩擦
ガイド8に接触走行させるものであり、供給糸条5の表
面を構成している繊維の少なくとも一部をフィブリル状
に割裂すると同時に切断し、糸条表面に緻密な毛羽を形
成させると共に毛羽の先端部を複数に分割するものであ
る。そして、この場合に、回転体7の回転方向と仮より
方向とを供給糸条の撚方向とを適宜組み合わせることに
よって種々な形状の毛羽を有する起毛糸を得ることがで
きる。
化学繊維糸条の供給糸条5を、仮よりを付与しながら高
速回転する回転体7内の内面端部に設けられている摩擦
ガイド8に接触走行させるものであり、供給糸条5の表
面を構成している繊維の少なくとも一部をフィブリル状
に割裂すると同時に切断し、糸条表面に緻密な毛羽を形
成させると共に毛羽の先端部を複数に分割するものであ
る。そして、この場合に、回転体7の回転方向と仮より
方向とを供給糸条の撚方向とを適宜組み合わせることに
よって種々な形状の毛羽を有する起毛糸を得ることがで
きる。
【0014】本発明においては、摩擦ガイドへ糸条を接
触させる際は、糸条を0.1〜0.5g/dの張力下、
20〜70゜の擦過角度で接触させる。張力の付与は、
供給時のフィード率、擦過角度にて調整することができ
る。また擦過角度は、張力調整のみならず、接触長を変
化させることができる。
触させる際は、糸条を0.1〜0.5g/dの張力下、
20〜70゜の擦過角度で接触させる。張力の付与は、
供給時のフィード率、擦過角度にて調整することができ
る。また擦過角度は、張力調整のみならず、接触長を変
化させることができる。
【0015】表1は、加工条件による起毛性、加工性の
関係を示したものである。
関係を示したものである。
【0016】
【表1】
【0017】表1に示したように、供給糸条の撚方向と
回転体の回転方向及び仮よりの撚方向とを一致させた場
合には、緻密な糸条表面が形成された状態で回転体7の
内面端部の摩擦ガイド8に接触させつつ走行させること
によって、フィブリル化度が大きく、短かな毛羽が密集
した起毛糸が得られ、供給糸条の撚方向と回転体及び仮
よりの撚方向を逆にすると、長い毛羽でフィブリル化度
及び毛羽密度の小さな起毛糸となる。
回転体の回転方向及び仮よりの撚方向とを一致させた場
合には、緻密な糸条表面が形成された状態で回転体7の
内面端部の摩擦ガイド8に接触させつつ走行させること
によって、フィブリル化度が大きく、短かな毛羽が密集
した起毛糸が得られ、供給糸条の撚方向と回転体及び仮
よりの撚方向を逆にすると、長い毛羽でフィブリル化度
及び毛羽密度の小さな起毛糸となる。
【0018】回転体7はその内面端部に、表面に微細な
凹凸を有するセラミック等の摩擦ガイド8が設けられて
いる。勿論、回転体7の全体を摩擦ガイド8としても差
し支えない。回転体7の形状としては、管状若しくは円
筒状のものが用いられる。摩擦ガイド8は、少なくとも
その表面の微細な凹凸形成をセラミックにて構成するこ
とが好ましく、密度3.5〜4.0g/cm3、粒子径
3〜20μmの範囲のセラミック粉体から、用いる糸条
の繊維の種類によって適宜選択すればよく、また、その
耐久性を維持し安定な起毛を行うためにはHV1100
〜2150kg/mm2程度の硬度を有するセラミック
から構成することが望ましい。
凹凸を有するセラミック等の摩擦ガイド8が設けられて
いる。勿論、回転体7の全体を摩擦ガイド8としても差
し支えない。回転体7の形状としては、管状若しくは円
筒状のものが用いられる。摩擦ガイド8は、少なくとも
その表面の微細な凹凸形成をセラミックにて構成するこ
とが好ましく、密度3.5〜4.0g/cm3、粒子径
3〜20μmの範囲のセラミック粉体から、用いる糸条
の繊維の種類によって適宜選択すればよく、また、その
耐久性を維持し安定な起毛を行うためにはHV1100
〜2150kg/mm2程度の硬度を有するセラミック
から構成することが望ましい。
【0019】回転体7の回転数としては、30〜100
0rpmの範囲であり、30rpm未満では、起毛性に
乏しく、1000rpmを超えると、極短毛となり毛羽
の脱落や糸切れが多くなる。更に、この場合、回転体7
の回転方向を供給糸条5の撚方向と同一方向とすること
によって緻密で、且つ均整な毛羽とすることが可能であ
る。
0rpmの範囲であり、30rpm未満では、起毛性に
乏しく、1000rpmを超えると、極短毛となり毛羽
の脱落や糸切れが多くなる。更に、この場合、回転体7
の回転方向を供給糸条5の撚方向と同一方向とすること
によって緻密で、且つ均整な毛羽とすることが可能であ
る。
【0020】仮よりの付与に用いる仮より機構9として
は、一般の嵩高捲縮加工において用いられている仮より
機や仮より機構を備えた中空スピンドル型撚糸機を準用
することができるが、別に仮より機構9を設けてもよ
い。この場合の仮より数としては、供給糸条5の構成繊
維の強度や得られた起毛糸の用途等によって異なるが、
微細な毛羽を発生させるためには30〜1000回
(t)/m程度が好ましい。また この場合も回転体7
の回転方向と同様に、仮より方向も供給糸条5の撚方向
と同一方向とすることにより緻密で且つ均整な毛羽とす
ることが可能となる。
は、一般の嵩高捲縮加工において用いられている仮より
機や仮より機構を備えた中空スピンドル型撚糸機を準用
することができるが、別に仮より機構9を設けてもよ
い。この場合の仮より数としては、供給糸条5の構成繊
維の強度や得られた起毛糸の用途等によって異なるが、
微細な毛羽を発生させるためには30〜1000回
(t)/m程度が好ましい。また この場合も回転体7
の回転方向と同様に、仮より方向も供給糸条5の撚方向
と同一方向とすることにより緻密で且つ均整な毛羽とす
ることが可能となる。
【0021】このように仮より方向を供給糸条5の撚方
向及び回転体7の回転方向と同一とすることにより、撚
を有し、かつ緻密に集束された状態で供給糸条5の表面
が糸条に対してほぼ直角方向から摩擦ガイド8と摺擦さ
れ、繊維は、フィブリル状に割裂され、切断、分割、起
毛に至るので、供給糸条5の全体にダメージを与えるこ
となくスムースな繊維の切断及び起毛が施され緻密で繊
細な毛羽を形成させることができる。
向及び回転体7の回転方向と同一とすることにより、撚
を有し、かつ緻密に集束された状態で供給糸条5の表面
が糸条に対してほぼ直角方向から摩擦ガイド8と摺擦さ
れ、繊維は、フィブリル状に割裂され、切断、分割、起
毛に至るので、供給糸条5の全体にダメージを与えるこ
となくスムースな繊維の切断及び起毛が施され緻密で繊
細な毛羽を形成させることができる。
【0022】供給糸条5の撚方向に対し回転体7の回転
方向及び仮より方向のいずれをも逆方向とした場合は、
摺擦時における供給糸条5のダメージが大きくなり、毛
羽を長くすることは可能であるが、微細で均整な起毛糸
が得難くなる。また、供給糸条5の撚方向に対し回転体
7の回転方向もしくは仮より方向のいずれか一方を逆方
向とした場合は、フィブリル化度及び毛羽密度は低下す
るが、毛羽の長さが中程度のものが得られ用途によって
は有用である。
方向及び仮より方向のいずれをも逆方向とした場合は、
摺擦時における供給糸条5のダメージが大きくなり、毛
羽を長くすることは可能であるが、微細で均整な起毛糸
が得難くなる。また、供給糸条5の撚方向に対し回転体
7の回転方向もしくは仮より方向のいずれか一方を逆方
向とした場合は、フィブリル化度及び毛羽密度は低下す
るが、毛羽の長さが中程度のものが得られ用途によって
は有用である。
【0023】ブラッシング部10は、上述のようにして
得られた割裂部3と分割部4とを有する起毛糸の毛羽の
分割細分化を更に促進させると同時に、毛羽の状態を整
えるための補助的なものであり、毛羽長さを増進させる
効果がある。ブラシの素材としては、針布やモノフィラ
メント繊維等先端部の自由度の高いものを使用すること
が好ましい。
得られた割裂部3と分割部4とを有する起毛糸の毛羽の
分割細分化を更に促進させると同時に、毛羽の状態を整
えるための補助的なものであり、毛羽長さを増進させる
効果がある。ブラシの素材としては、針布やモノフィラ
メント繊維等先端部の自由度の高いものを使用すること
が好ましい。
【0024】なお、供給糸条5として、好ましくは、繊
維の製造時に特殊ノズルを用いて紡糸して得られるY型
断面、多葉断面、偏平断面等の分割が容易な形状部を有
した異形断面繊維を含む繊維糸条、フィブリル化が容易
なアクリル繊維を含む繊維糸条、アクリル繊維、低強度
低伸度のアセテート繊維等を含む繊維糸条が用いられ
る。
維の製造時に特殊ノズルを用いて紡糸して得られるY型
断面、多葉断面、偏平断面等の分割が容易な形状部を有
した異形断面繊維を含む繊維糸条、フィブリル化が容易
なアクリル繊維を含む繊維糸条、アクリル繊維、低強度
低伸度のアセテート繊維等を含む繊維糸条が用いられ
る。
【0025】また、供給糸条5として、単繊維強度や伸
度の異なる繊維を引き揃え若しくは交撚したものを用い
れば、繊維強度や伸度の小さな繊維で毛羽を形成し、繊
維強度や伸度の大きな繊維で起毛糸の形態維持が図られ
ることになり、目的、用途に応じた起毛糸とすることが
できる。また、供給糸条5を構成する繊維の繊度を適宜
変えたり、フィラメント糸と紡績糸との組み合わせとし
てもよい。
度の異なる繊維を引き揃え若しくは交撚したものを用い
れば、繊維強度や伸度の小さな繊維で毛羽を形成し、繊
維強度や伸度の大きな繊維で起毛糸の形態維持が図られ
ることになり、目的、用途に応じた起毛糸とすることが
できる。また、供給糸条5を構成する繊維の繊度を適宜
変えたり、フィラメント糸と紡績糸との組み合わせとし
てもよい。
【0026】更に、繊維強度や伸度の大きな繊維として
嵩高捲縮加工糸を用いた場合、特に供給糸条として、ア
クリル繊維マルチフィラメント糸とそれよりも強度の大
きな他の化学繊維のマルチフィラメントからなる嵩高捲
縮加工糸との交撚糸を用いる場合は、糸染め、反染め、
タンブリング等製品化の過程における緩和工程を経るこ
とによって縮絨的な作用が生じ、伸縮性及び毛羽密度の
増進が図られ柔軟で緻密な風合いを有した弾力性と軽量
感のある製品が得られる。
嵩高捲縮加工糸を用いた場合、特に供給糸条として、ア
クリル繊維マルチフィラメント糸とそれよりも強度の大
きな他の化学繊維のマルチフィラメントからなる嵩高捲
縮加工糸との交撚糸を用いる場合は、糸染め、反染め、
タンブリング等製品化の過程における緩和工程を経るこ
とによって縮絨的な作用が生じ、伸縮性及び毛羽密度の
増進が図られ柔軟で緻密な風合いを有した弾力性と軽量
感のある製品が得られる。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、起毛糸の製造は、図3に示した製造工程に従
い実施した。フィブリル化度及び毛羽密度の測定は、表
1の注に示した。
る。なお、起毛糸の製造は、図3に示した製造工程に従
い実施した。フィブリル化度及び毛羽密度の測定は、表
1の注に示した。
【0028】(実施例1)アクリル繊維フィラメント糸
(150d/160f)と通常の条件で仮より捲縮加工
を施したナイロン繊維嵩高捲縮加工糸(70d/24
f)とをS方向に800t/mの撚を与えて交撚した糸
条を用い、次の条件で製造を実施した。 回転体の回転数、方向 600rpm、S 仮より数、方向 500t/m、S 糸速 65m/min 供給糸オーバーフィード率 −5.2% 摩擦ガイド仕様 材質 セラミック 密度 3.5g/cm3 粒子径 10±5μm 硬度 HV 1200kg/mm2 糸条張力 0.18g/d 擦過角度 60゜
(150d/160f)と通常の条件で仮より捲縮加工
を施したナイロン繊維嵩高捲縮加工糸(70d/24
f)とをS方向に800t/mの撚を与えて交撚した糸
条を用い、次の条件で製造を実施した。 回転体の回転数、方向 600rpm、S 仮より数、方向 500t/m、S 糸速 65m/min 供給糸オーバーフィード率 −5.2% 摩擦ガイド仕様 材質 セラミック 密度 3.5g/cm3 粒子径 10±5μm 硬度 HV 1200kg/mm2 糸条張力 0.18g/d 擦過角度 60゜
【0029】得られた起毛糸は、アクリル繊維主体の毛
羽を有し、毛羽長さ2±0.3mm、毛羽密度38個/
cm、フィブリル化度113個/cmであり、この起毛
糸を用いた横編地(7G×4ply、天竺)は、カシミ
ヤ調の一見モール糸で作られたような外観性状、風合の
ものであった。
羽を有し、毛羽長さ2±0.3mm、毛羽密度38個/
cm、フィブリル化度113個/cmであり、この起毛
糸を用いた横編地(7G×4ply、天竺)は、カシミ
ヤ調の一見モール糸で作られたような外観性状、風合の
ものであった。
【0030】(実施例2)アクリル繊維フィラメント糸
(150d/160f、3葉断面繊維)とカチオン可染
型ポリエステル繊維フィラメント糸(50d/28f)
とをS方向に900t/mの撚を与えて交撚した糸条を
用い、次の条件で製造を実施した。 回転体の回転数、方向 300rpm、Z 仮より数、方向 600t/m、S 糸速 80m/min 供給糸オーバーフィード率 −8.5% 摩擦ガイド仕様 材質 セラミック 密度 4.0g/cm3 粒子径 15±5μm 硬度 HV 1100kg/mm2 糸条張力 0.175g/d 擦過角度 45゜
(150d/160f、3葉断面繊維)とカチオン可染
型ポリエステル繊維フィラメント糸(50d/28f)
とをS方向に900t/mの撚を与えて交撚した糸条を
用い、次の条件で製造を実施した。 回転体の回転数、方向 300rpm、Z 仮より数、方向 600t/m、S 糸速 80m/min 供給糸オーバーフィード率 −8.5% 摩擦ガイド仕様 材質 セラミック 密度 4.0g/cm3 粒子径 15±5μm 硬度 HV 1100kg/mm2 糸条張力 0.175g/d 擦過角度 45゜
【0031】得られた起毛糸は、アクリル繊維主体の毛
羽を有し、毛羽長さ1.3±0.3mm、毛羽密度28
個/cm、フィブリル化度150個/cmであり、この
起毛糸を用いた織物(平織)は、カシミヤ調の軽量感の
あるものであった。
羽を有し、毛羽長さ1.3±0.3mm、毛羽密度28
個/cm、フィブリル化度150個/cmであり、この
起毛糸を用いた織物(平織)は、カシミヤ調の軽量感の
あるものであった。
【0032】(実施例3)アクリル繊維フィラメント糸
(150d/30f、乾強度3.5g/d、乾伸度1
8.5%)とアクリル繊維フィラメント糸(150d/
160f、乾強度2.0g/d、乾伸度10.5%)と
をS方向に700t/mの撚を与えて交撚した糸条を用
い、次の条件で実施した。 回転体の回転数、方向 600rpm、S 仮より数、方向 600t/m、S 糸速 60m/min 供給糸オーバーフィード率 −4.5% 摩擦ガイド仕様 材質 セラミック 密度 3.5g/cm3 粒子径 15±5μm 硬度 HV 1250kg/mm2 糸条張力 0.25g/d 擦過角度 45゜
(150d/30f、乾強度3.5g/d、乾伸度1
8.5%)とアクリル繊維フィラメント糸(150d/
160f、乾強度2.0g/d、乾伸度10.5%)と
をS方向に700t/mの撚を与えて交撚した糸条を用
い、次の条件で実施した。 回転体の回転数、方向 600rpm、S 仮より数、方向 600t/m、S 糸速 60m/min 供給糸オーバーフィード率 −4.5% 摩擦ガイド仕様 材質 セラミック 密度 3.5g/cm3 粒子径 15±5μm 硬度 HV 1250kg/mm2 糸条張力 0.25g/d 擦過角度 45゜
【0033】得られた起毛糸は、毛羽長さ1.5±0.
3mm、毛羽密度63個/cm、フィブリル化度230
個/cmであり、この起毛糸を用いた横編地(7G×3
ply、天竺)は、ピーチスキン調のソフトな風合を有
した軽量感の滑らかな外観のものであった。
3mm、毛羽密度63個/cm、フィブリル化度230
個/cmであり、この起毛糸を用いた横編地(7G×3
ply、天竺)は、ピーチスキン調のソフトな風合を有
した軽量感の滑らかな外観のものであった。
【0034】(実施例4)アクリル繊維フィラメント糸
(300d/60f、Y型断面繊維)をS方向に800
t/mの撚を与えた糸条を用い、次の条件で製造を実施
した。
(300d/60f、Y型断面繊維)をS方向に800
t/mの撚を与えた糸条を用い、次の条件で製造を実施
した。
【0035】 回転体の回転数、方向 600rpm、S 仮より加撚数、方向 300t/m、Z 糸速 60m/min 供給糸オーバーフィード率 −6.8% 摩擦ガイド仕様 材質 セラミック 密度 3.5g/cm3 粒子径 15±5μm 硬度 HV 1250kg/mm2 糸条張力 0.1g/d 擦過角度 30゜
【0036】得られた起毛糸は、毛羽長さ1.2±0.
2mm、毛羽密度128個/cm、フィブリル化度25
0個/cmであり、この起毛糸を用いた横編地(7G×
3ply、天竺)は、腰のある毛羽を有し、且つ嵩高性
があり、非常にソフトな風合を有したものであった。
2mm、毛羽密度128個/cm、フィブリル化度25
0個/cmであり、この起毛糸を用いた横編地(7G×
3ply、天竺)は、腰のある毛羽を有し、且つ嵩高性
があり、非常にソフトな風合を有したものであった。
【0037】(実施例5)アクリル繊維100%紡績糸
1/20m.c(0.8d×51mm、紡績撚Z430
t/m)を用い、次の条件で製造を実施した。 回転体の回転数、方向 400rpm、S 仮より加撚数、方向 250t/m、Z 糸速 30m/min 供給糸オーバーフィード率 −2.5% 摩擦ガイド仕様 材質 セラミック 密度 4.0g/cm3 粒子径 10±5μm 硬度 HV 1200kg/mm2 糸条張力 90g 擦過角度 30゜
1/20m.c(0.8d×51mm、紡績撚Z430
t/m)を用い、次の条件で製造を実施した。 回転体の回転数、方向 400rpm、S 仮より加撚数、方向 250t/m、Z 糸速 30m/min 供給糸オーバーフィード率 −2.5% 摩擦ガイド仕様 材質 セラミック 密度 4.0g/cm3 粒子径 10±5μm 硬度 HV 1200kg/mm2 糸条張力 90g 擦過角度 30゜
【0038】得られた起毛糸は、毛羽長さ0.7±0.
3mm、毛羽密度130個/cm、フィブリル化度28
0個/cmであり、この起毛糸を用いた横編地(7G×
3ply、天竺)は、糸自体の極細単繊維の構成に加
え、毛羽効果、単繊維のフィブリル効果により、ピーチ
スキン調のソフトな風合と優雅な光沢感のあるものであ
った。
3mm、毛羽密度130個/cm、フィブリル化度28
0個/cmであり、この起毛糸を用いた横編地(7G×
3ply、天竺)は、糸自体の極細単繊維の構成に加
え、毛羽効果、単繊維のフィブリル効果により、ピーチ
スキン調のソフトな風合と優雅な光沢感のあるものであ
った。
【0039】
【発明の効果】本発明の起毛糸は、フィブリル状に割裂
されて形成された多数の微細な毛羽を有し、更に毛羽の
先端部が複数に分割されており、しかも糸表面の繊維の
一部もフィブリル状に割裂されており、毛羽密度が高
く、毛羽長さが極めて均一な短毛の毛羽を有しており、
従来の合成繊維の起毛糸にはみられない極めて柔軟な風
合いを有したものであり、衣料や寝装具等の素材として
好適に用いられる。また本発明によれば、糸速が80m
/minにも達する条件下でも製造可能であり、極めて
生産性高く起毛糸を得ることができる。
されて形成された多数の微細な毛羽を有し、更に毛羽の
先端部が複数に分割されており、しかも糸表面の繊維の
一部もフィブリル状に割裂されており、毛羽密度が高
く、毛羽長さが極めて均一な短毛の毛羽を有しており、
従来の合成繊維の起毛糸にはみられない極めて柔軟な風
合いを有したものであり、衣料や寝装具等の素材として
好適に用いられる。また本発明によれば、糸速が80m
/minにも達する条件下でも製造可能であり、極めて
生産性高く起毛糸を得ることができる。
【0040】本発明は、次の実施態様を含む。 (1)化学繊維糸条が易分割形状部を有する異形断面繊
維を含む化学繊維糸条またはアクリル繊維を含む化学繊
維糸条である請求項1記載の起毛糸。 (2)化学繊維糸条として、易分割形状部を有する異形
断面繊維を含む化学繊維糸条またはアクリル繊維を含む
化学繊維糸条を用いる請求項2記載の起毛糸の製造方
法。
維を含む化学繊維糸条またはアクリル繊維を含む化学繊
維糸条である請求項1記載の起毛糸。 (2)化学繊維糸条として、易分割形状部を有する異形
断面繊維を含む化学繊維糸条またはアクリル繊維を含む
化学繊維糸条を用いる請求項2記載の起毛糸の製造方
法。
【図1】マルチフィラメント糸を用いた場合の本発明の
起毛糸の一例をモデル的に示した側面図である。
起毛糸の一例をモデル的に示した側面図である。
【図2】マルチフィラメント糸を用いた場合の本発明の
起毛糸の毛羽部分の一例をモデル的に示した部分拡大側
面図である。
起毛糸の毛羽部分の一例をモデル的に示した部分拡大側
面図である。
【図3】本発明の起毛糸の製造工程の一例を示した概略
図である。
図である。
【図4】供給糸条の擦過角度の説明図である。
【符号の説明】 1 マルチフィラメント糸 2 毛羽 3 割裂部 4 分割部 5 供給糸条 6 供給ローラ 7 回転体 8 摩擦ガイド 9 仮より機構 10 ブラッシング部 11 巻取りローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 清次 群馬県桐生市菱町一丁目74番地の弐 澤田 工業内
Claims (4)
- 【請求項1】 撚によって拘束されている化学繊維糸条
の表面に、糸条を構成する繊維の一部からなる毛羽が形
成されており、該毛羽を構成する繊維及び糸条を構成す
る繊維の一部がフィブリル状に割裂され、かつ一部また
は全部の毛羽の先端部が複数に分割されていることを特
徴とする起毛糸。 - 【請求項2】 撚によって拘束されている化学繊維糸条
を、仮よりを付与しながら回転数30〜1000rpm
で回転する回転体内に供給し、回転体の内面端部に設け
た摩擦ガイドに0.1〜0.5g/dの張力下、20〜
70゜の擦過角度で接触走行させることを特徴とする起
毛糸の製造方法。 - 【請求項3】 回転体の回転方向及び仮より方向を合成
繊維糸条の撚方向と同一の方向とする請求項2記載の起
毛糸の製造方法。 - 【請求項4】 撚によって拘束されている化学繊維糸条
として、アクリル繊維マルチフィラメント糸と他の化学
繊維のマルチフィラメントからなる嵩高捲縮加工糸との
交撚糸を用いる請求項2記載の起毛糸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6812694A JPH07252738A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 起毛糸及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6812694A JPH07252738A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 起毛糸及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07252738A true JPH07252738A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=13364751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6812694A Pending JPH07252738A (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 起毛糸及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07252738A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014189929A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Takoh Kk | 意匠糸の製造方法及び意匠糸の製造装置 |
KR101591624B1 (ko) * | 2015-01-21 | 2016-02-03 | 이상열 | 면의 질감을 갖는 필라멘트사 가공방법 및 그 가공장치 |
CN114134608A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-04 | 盐城工业职业技术学院 | 一种仿真羽绒纱线的纺制方法 |
-
1994
- 1994-03-14 JP JP6812694A patent/JPH07252738A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014189929A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Takoh Kk | 意匠糸の製造方法及び意匠糸の製造装置 |
KR101591624B1 (ko) * | 2015-01-21 | 2016-02-03 | 이상열 | 면의 질감을 갖는 필라멘트사 가공방법 및 그 가공장치 |
CN114134608A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-04 | 盐城工业职业技术学院 | 一种仿真羽绒纱线的纺制方法 |
CN114134608B (zh) * | 2021-11-29 | 2023-01-31 | 盐城工业职业技术学院 | 一种仿真羽绒纱线的纺制方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3946548A (en) | Bulky multifilament yarn and process for manufacturing the same | |
JP2007119938A (ja) | 接着芯地用織物、及びその製造方法、並びに接着芯地 | |
JPS6119737B2 (ja) | ||
JPH07252738A (ja) | 起毛糸及びその製造方法 | |
JP2001214338A (ja) | 意匠撚糸およびその製造方法 | |
JP4497648B2 (ja) | 複合弾性糸及びその製造方法 | |
JPS5927409B2 (ja) | 交絡複合糸およびその製造方法 | |
JP2687513B2 (ja) | カサ高毛羽系の製造方法 | |
JPS6152253B2 (ja) | ||
JPH093742A (ja) | 長短複合糸およびその製造方法 | |
JPH0987965A (ja) | 織編物及びその製造方法 | |
JP3536540B2 (ja) | ポリエステルスパン織編物およびその製造方法 | |
JPH0364546A (ja) | 毛羽糸およびその製造方法 | |
JP2011021311A (ja) | 接着芯地用織物、及びその製造方法、並びに接着芯地 | |
JPH0262611B2 (ja) | ||
JPS5936009B2 (ja) | 毛羽加工糸及びその製造方法 | |
JPH0424240A (ja) | ポリアミド系混繊糸織物 | |
JPS6111335B2 (ja) | ||
JPH0213505Y2 (ja) | ||
JPH10280239A (ja) | 複合紡績糸およびその製造方法ならびに布帛 | |
JPS6111333B2 (ja) | ||
JPH07331549A (ja) | 高強力毛羽糸およびその製造方法 | |
JPH07119028A (ja) | 抗ピリング性スパン布帛 | |
CA1043197A (en) | Spun yarn and process for manufacturing the same | |
JPH0874137A (ja) | スパンライク毛羽糸およびその製造方法 |