JPH0725249U - 可変容量ノズル付き過給機 - Google Patents

可変容量ノズル付き過給機

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JPH0725249U
JPH0725249U JP6146793U JP6146793U JPH0725249U JP H0725249 U JPH0725249 U JP H0725249U JP 6146793 U JP6146793 U JP 6146793U JP 6146793 U JP6146793 U JP 6146793U JP H0725249 U JPH0725249 U JP H0725249U
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JP
Japan
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nozzle
ring
variable capacity
supercharger
shroud ring
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Application number
JP6146793U
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English (en)
Inventor
伸彰 伊地知
裕明 峯岸
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変容量ノズルが配置されるシュラウドリン
グとノズルリングとの空間を規制する制限ボルトによる
流路抵抗を極力減らすことができ、効率向上を図ること
ができる可変容量ノズル付き過給機を提供すること。 【構成】 可変容量ノズル7が配置される空間の両側の
シュラウドリング8とノズルリング9とにそれぞれ一定
の深さt1 ,t2 の凹部26,27を形成し、これらの
凹部26,27の底部分に当接するとともに、これら凹
部26,27と同一高さt1 ,t2 の大径部22,23
を形成した制限ボルト21をシュラウドリング8を貫通
してノズルリング9に締め込んで固定する。これによ
り、可変容量ノズル7が位置する空間には、外径の細い
制限ボルト21だけを位置させて排気ガスの流路を広く
確保し、過給機の効率向上を図る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、可変容量ノズルを備えた過給機の改良に関し、可変容量ノズルが 配置されるシュラウドリングとノズルとの空間を規制する制限ボルトによる流路 抵抗を極力減らすこと等ができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
過給機の一つに排気タービン過給機があり、エンジンの排気ガスのエネルギを 利用してタービンを回転し、タービン軸に取付けたコンプレッサを駆動し吸気を 過給することで、エンジンの出力向上を図るのに利用されている。
【0003】 このような排気タービン過給機によりエンジンの出力向上を図る場合、エンジ ンの排気ガスのエネルギを有効に利用する必要があり、特に自動車用エンジンの ように使用回転域が広く負荷状態が大きく変化する場合には、排気ガスの流量が 大きく変化することから、排気ガスの流量変化が生じても効率良く排気タービン 過給機を運転できるように可変容量ノズルを設けるようにしたものがある。
【0004】 この可変容量ノズル付き過給機は、図2にタービン部分の構造の一例を示すよ うに、軸受ハウジング1とボルト2で連結されるタービンハウジング3を備えて おり、軸受ハウジング1の軸受部4に支持されたタービン軸5のタービンハウジ ング3内の端部にタービンインペラ6が取付けてある。
【0005】 そして、タービンインペラ6の外側の環状の空間に可変容量ノズル7が配置さ れ、タービンハウジング3に取付けられるシュラウドリング8とノズルリング9 との間に位置するようになっており、操作機構10がシュラウドリング8を貫通 してタービンハウジング3の外側に導かれている。
【0006】 このような可変容量ノズル7は、エンジンからの排気ガスの流量に応じて操作 機構10で操作され、排気ガスの流量が少ない場合には、図3に実線で示すよう に、寝せた状態とし、流量が多くなると二点鎖線で示すように立てた状態にする が、可変容量ノズル7とシュラウドリング8やノズルリング9との間に隙間があ ると、可変容量ノズル7に沿って排気ガスが流れず、隙間を通って流れてしまい 、排気ガスのエネルギを有効に利用することができない。
【0007】 そこで、可変容量ノズル7とシュラウドリング8やノズルリング9との間の隙 間を小さくする必要があるが、可変容量ノズル7の操作機構10による円滑な操 作ができるようにする必要や排気ガスによる高温状態の変形、エンジンの振動な どを考慮する必要からシュラウドリング8とノズルリング9の間隔を規制するた め制限ボルト11を円周3箇所程度配置し、制限ボルト11の外側に所定長さの スペーサ12を装着してシュラウドリング8とノズルリング9に当てて締付ける ようにしている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような制限ボルト11とスペーサ12を用いてシュラウドリン グ8とノズルリング9の間隔を規制することで、可変容量ノズル7との間の隙間 から流れる排気ガスをある程度減らすことができるものの、排気ガスの流量が少 ない場合に可変容量ノズル7を寝かせた状態にすると、図3に示すように、排気 ガスが流れる流路が制限ボルト11とスペーサ12で狭くなる部分ができ、排気 ガスの有効利用が出来ず、効率低下を招いてしまうという問題がある。
【0009】 この考案は、かかる従来技術の課題に鑑みてなされたもので、可変容量ノズル が配置されるシュラウドリングとノズルとの空間を規制する制限ボルトによる流 路抵抗を極力減らすことができ、効率向上を図ることができる可変容量ノズル付 き過給機を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためこの考案の可変容量ノズル付き過給機は、シュラウド リングとノズルリングとの間の空間に可変容量ノズルを配置した過給機であって 、この可変容量ノズルが配置されるシュラウドリングとノズルリングとにそれぞ れ一定の深さの凹部を形成する一方、シュラウドリングを貫通してノズルリング に締め込まれる前記空間を規制する制限ボルトにシュラウドリングおよびノズル リングの凹部に当接するとともに、これら凹部と同一高さの大径部を形成したこ とを特徴とするものである。
【0011】
【作用】
この可変容量ノズル付き過給機によれば、可変容量ノズルが配置される空間の 両側のシュラウドリングとノズルリングとにそれぞれ一定の深さの凹部を形成し 、これらシュラウドリングおよびノズルリングの凹部の底部分に当接するととも に、これら凹部と同一高さの大径部を形成した制限ボルトをシュラウドリングを 貫通してノズルリングに締め込んで固定するようにしており、可変容量ノズルが 位置する空間には、制限ボルトだけを位置するようにして排気ガスの流路を確保 するようにし、効率向上を図っている。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1はこの考案の可変容量ノズル付き過給機の一実施例にかかるタービン部分 の断面図であり、図2と同一部分には、同一番号を記してある。
【0013】 この可変容量ノズル付き過給機20では、エンジンからの排気ガスの流量に応 じて操作機構10で操作される可変容量ノズル7は、タービンインペラ6の外周 に配置されており、タービンハウジング3に取付けられたシュラウドリング8と ノズルリング9との間に位置するようになっている。
【0014】 これらシュラウドリング8とノズルリング9の間隔を規制するため制限ボルト 21が用いられ、円周方向に等間隔に3本程度配置される。
【0015】 この制限ボルト21には、中間部に2つの大径部22,23が形成され、2つ の大径部22,23の内側の間隔Lが規制すべきシュラウドリング8とノズルリ ング9の間隔となるように形成してあり、しかもこれら2つの大径部22,23 の厚さt1 ,t2 が所定の厚さとなるように形成してある。
【0016】 また、この制限ボルト21の両端部には、雄ねじ部24,25が形成してあり 、さらに、基端の雄ねじ部24と大径部22との間の軸部分には、先端の雄ねじ 部25を締付けることができるように両側面が平行に削り落してある。
【0017】 一方、この制限ボルト21で間隔Lが規制されるシュラウドリング8とノズル リング9の対向面には、それぞれ凹部26,27が形成してあり、それぞれの凹 部26,27の外径が制限ボルト21の大径部22,23が装着できる大きさと され、深さが大径部22,23の厚さt1 ,t2 と同一としてある。
【0018】 また、シュラウドリング8には、制限ボルト21を層通するための貫通穴が形 成されるとともに、ノズルリング9には雌ねじ部が形成してある。
【0019】 さらに、制限ボルト21の基端の雄ねじ部24には、ナット28がねじ込まれ て締付けるようになっている。
【0020】 なお、他の構成は図2の可変容量ノズル付き過給機と同一であるので、説明は 省略する。
【0021】 このように構成した可変容量ノズル付き過給機20では、可変容量ノズル7が 配置される空間を規制するため、まず、タービンハウジング3にノズルリング9 を装着した後、あるいは装着前、制限ボルト21の先端の大径部23をノズルリ ング9の凹部27に入れるようにし、雄ねじ部25を中間部の両側面を削り落と してある部分を利用して回すことでノズルリング9の雌ねじ部にねじ込んで締付 ける。
【0022】 この後、可変容量ノズル7を装着するとともに、ノズルリング9に締付けられ た制限ボルト21にシュラウドリング8を装着して大径部22が凹部26に入る ようにし、制限ボルト21の基端の雄ねじ部24にナット28を締付けてシュラ ウドリング8を固定する。
【0023】 このような制限ボルト21を用いてシュラウドリング8とノズルリング9との 間隔Lを規制するようにすることで、従来のスペーサを用いる場合に比べて外径 が小さいので、排気ガスの流路を広く確保することができ、効率向上を図ること ができ、特に、排気ガスの流量が少なく可変容量ノズル7を寝かせた場合(図3 参照)に有効である。
【0024】 また、シュラウドリング8およびノズルリング9との間隔Lを規制する制限ボ ルト21との間に凹部26,27と大径部22,23とを嵌合して締付けるよう にしているので、従来のスペーサを用いる場合に比べて確実に間隔Lを保つこと ができ、これによって可変容量ノズル7との隙間を小さくすることもでき、例え ば可変容量ノズル7の先端とノズルリング9との隙間をこれまでの0.5mm 程度か ら0.15〜0.2mm 程度に小さくすることができ、隙間を流れる排気ガスを大巾に減 少して効率向上を図ることができる。
【0025】 なお、この考案は、上記実施例に限らず、この考案の要旨を変更しない範囲で 各構成要素に変更を加えるようにしても良い。
【0026】
【考案の効果】
以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの考案の可変容量ノズル付 き過給機によれば、可変容量ノズルが配置される空間の両側のシュラウドリング とノズルリングとにそれぞれ一定の深さの凹部を形成し、これらシュラウドリン グおよびノズルリングの凹部の底部分に当接するとともに、これら凹部と同一高 さの大径部を形成した制限ボルトをシュラウドリングを貫通してノズルリングに 締め込んで固定するようにしたので、可変容量ノズルが位置する空間には、制限 ボルトだけを位置するようにして排気ガスの流路を広く確保することができ、過 給機の効率向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の可変容量ノズル付き過給機の一実施
例にかかるタービン部分の断面図である。
【図2】従来の可変容量ノズル付き過給機のタービン部
分の断面図である。
【図3】従来の可変容量ノズル付き過給機の可変容量ノ
ズルの断面図である。
【符号の説明】 1 軸受ハウジング 3 タービンハウジング 4 軸受部 5 タービン軸 6 タービンインペラ 7 可変容量ノズル 8 シュラウドリング 9 ノズルリング 10 操作機構 20 可変容量ノズル付き過給機 21 制限ボルト 22,23 大径部 24,25 雄ねじ部 26,27 凹部 28 ナット L 間隔 t1 ,t2 大径部の厚さ(凹部の深さ)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シュラウドリングとノズルリングとの間
    の空間に可変容量ノズルを配置した過給機であって、こ
    の可変容量ノズルが配置されるシュラウドリングとノズ
    ルリングとにそれぞれ一定の深さの凹部を形成する一
    方、シュラウドリングを貫通してノズルリングに締め込
    まれる前記空間を規制する制限ボルトにシュラウドリン
    グおよびノズルリングの凹部に当接するとともに、これ
    ら凹部と同一高さの大径部を形成したことを特徴とする
    可変容量ノズル付き過給機。
JP6146793U 1993-10-20 1993-10-20 可変容量ノズル付き過給機 Pending JPH0725249U (ja)

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