JPH10299500A - 過給機 - Google Patents
過給機Info
- Publication number
- JPH10299500A JPH10299500A JP10424197A JP10424197A JPH10299500A JP H10299500 A JPH10299500 A JP H10299500A JP 10424197 A JP10424197 A JP 10424197A JP 10424197 A JP10424197 A JP 10424197A JP H10299500 A JPH10299500 A JP H10299500A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diffuser
- compressor case
- scroll
- compressor
- diffuser member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Supercharger (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】安価で且つ簡単な構成で密封性の良い過給機。
【解決手段】コンプレッサケース本体12とディフュー
ザ部材14との合わせ面にシール部材20を勘合させ
る。シール部材20としてOリング、あるいは液状シー
ル剤を用いる。
ザ部材14との合わせ面にシール部材20を勘合させ
る。シール部材20としてOリング、あるいは液状シー
ル剤を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は過給機に関する。
【0002】
【従来の技術】過給機のコンプレッサケースは、吸入空
気をディフューザ部を通すことにより圧縮し、スクロー
ル部により圧縮した空気を送り出す構造である。コンプ
レッサケースは一般にアルミ鋳物が用いられる。鋳物型
はディフューザ部があるためスクロールには中子が用い
られる。中子のため、スクロール内面の面精度の確保
や、型のずれ等の不具合が発生する。又、スクロール内
の鋳砂の完全除去に工数を要しコスト高となる等の問題
がある。又、十分な加工代を必要とし、肉厚も確保しな
ければならず重量が増加する等の不具合も考えられてい
る。そこでこれらに対しコンプレッサケースをアルミダ
イカスト鋳物とすることが考えられる。コンプレッサケ
ース本体とディフューザ部を設け、ディフューザ部によ
りスクロール部を形成する構造である。この時、ディフ
ューザ部を板材としたもの等が考えられる。ここで板材
とした時、コンプレッサケース本体とディフューザ部の
合わせ面から圧縮された空気が洩れてしまうことが考え
られる。これによりコンプレッサの過給圧が変動し、コ
ンプレッサ効率に影響を及ぼすことが考えられる。
気をディフューザ部を通すことにより圧縮し、スクロー
ル部により圧縮した空気を送り出す構造である。コンプ
レッサケースは一般にアルミ鋳物が用いられる。鋳物型
はディフューザ部があるためスクロールには中子が用い
られる。中子のため、スクロール内面の面精度の確保
や、型のずれ等の不具合が発生する。又、スクロール内
の鋳砂の完全除去に工数を要しコスト高となる等の問題
がある。又、十分な加工代を必要とし、肉厚も確保しな
ければならず重量が増加する等の不具合も考えられてい
る。そこでこれらに対しコンプレッサケースをアルミダ
イカスト鋳物とすることが考えられる。コンプレッサケ
ース本体とディフューザ部を設け、ディフューザ部によ
りスクロール部を形成する構造である。この時、ディフ
ューザ部を板材としたもの等が考えられる。ここで板材
とした時、コンプレッサケース本体とディフューザ部の
合わせ面から圧縮された空気が洩れてしまうことが考え
られる。これによりコンプレッサの過給圧が変動し、コ
ンプレッサ効率に影響を及ぼすことが考えられる。
【0003】コンプレッサケース本体とディフューザ部
とを別体とした構造のコンプレッサケースの形状につい
ては、実公昭55−67396 号公報の中で、従来の渦巻室を
構成するコンプレッサハウジングの一部縦断面図として
記載されている。
とを別体とした構造のコンプレッサケースの形状につい
ては、実公昭55−67396 号公報の中で、従来の渦巻室を
構成するコンプレッサハウジングの一部縦断面図として
記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
従来技術の問題点に着目し、コンプレッサケースとディ
フューザ部とのシール性を向上した構造のコンプレッサ
ケース本体を得ようとするものである。
従来技術の問題点に着目し、コンプレッサケースとディ
フューザ部とのシール性を向上した構造のコンプレッサ
ケース本体を得ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、コンプレッサケース本体とディフューザ部材との合
わせ面にシール部材を勘合させるものとし、シール部材
としてOリング、或いは液状のシール剤等を設ける構造
とした。
に、コンプレッサケース本体とディフューザ部材との合
わせ面にシール部材を勘合させるものとし、シール部材
としてOリング、或いは液状のシール剤等を設ける構造
とした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1,
図2,図3,図4により説明する。内燃機関の排気ガス
を導くスクロール1を有するタービンケース2、タービ
ンケース2に包括され、スクロール1内の排気ガスによ
り回転されるタービンインペラ3、タービンインペラ3
はシャフト4を一体に形成し、シャフト4,他端にスラ
ストカラー5を介してコンプレッサインペラ6を勘合
し、ロックナット7により固定する。シャフト4を回転
自由に支持し、シャフト4に勘合しラジアル方向の軸受
を形成するラジアルメタル8とラジアルメタル8のスラ
スト方向の動きを規制するCトメワ9と、シャフト4に
固定されたスラストカラー5と摺動自由に勘合し軸受車
室10に固定されたスラストメタル11のこれらを包括
する軸受車室10。タービンインペラ3と一体に回転す
るコンプレッサインペラ6を包括するコンプレッサケー
ス12、コンプレッサケース12と別帯に形成され、ね
じ13によりコンプレッサケース12、固定される円形
状の板状のディフューザ部材14。コンプレッサケース
12とディフューザ部材14との密着面には、Oリング
類、あるいは液状のシール部材20を勘合する。
図2,図3,図4により説明する。内燃機関の排気ガス
を導くスクロール1を有するタービンケース2、タービ
ンケース2に包括され、スクロール1内の排気ガスによ
り回転されるタービンインペラ3、タービンインペラ3
はシャフト4を一体に形成し、シャフト4,他端にスラ
ストカラー5を介してコンプレッサインペラ6を勘合
し、ロックナット7により固定する。シャフト4を回転
自由に支持し、シャフト4に勘合しラジアル方向の軸受
を形成するラジアルメタル8とラジアルメタル8のスラ
スト方向の動きを規制するCトメワ9と、シャフト4に
固定されたスラストカラー5と摺動自由に勘合し軸受車
室10に固定されたスラストメタル11のこれらを包括
する軸受車室10。タービンインペラ3と一体に回転す
るコンプレッサインペラ6を包括するコンプレッサケー
ス12、コンプレッサケース12と別帯に形成され、ね
じ13によりコンプレッサケース12、固定される円形
状の板状のディフューザ部材14。コンプレッサケース
12とディフューザ部材14との密着面には、Oリング
類、あるいは液状のシール部材20を勘合する。
【0007】コンプレッサケース12とディフューザ部
材14により形成されるスクロール部15,軸受車室1
0とディフューザ部材14により形成されるディフュー
ザ部21。
材14により形成されるスクロール部15,軸受車室1
0とディフューザ部材14により形成されるディフュー
ザ部21。
【0008】コンプレッサケース12は止め金具16を
介してボルト17により軸受車室10に固定する。同様
にタービンケース2も止め金具18を介してボリト19
により軸受車室10に固定する。
介してボルト17により軸受車室10に固定する。同様
にタービンケース2も止め金具18を介してボリト19
により軸受車室10に固定する。
【0009】本発明の一実施例によれば、ディフューザ
14を板状にすることによりスクロールの形状に対して
何等制約されず、又、位置決めも必要とせず、径方向自
由に固定できる。
14を板状にすることによりスクロールの形状に対して
何等制約されず、又、位置決めも必要とせず、径方向自
由に固定できる。
【0010】又、軸方向からの固定により、ねじ締付け
の自動化が図れる。さらに、ディフューザ部材14を板
状とすることにより肉厚を薄くすることができ、重量の
軽減が図れる。
の自動化が図れる。さらに、ディフューザ部材14を板
状とすることにより肉厚を薄くすることができ、重量の
軽減が図れる。
【0011】又、コンプレッサケース12とディフュー
ザ部材14の密着面にOリング類、あるいは液状シール
部材20を勘合することにより、ディフューザ部からス
クロール部、あるいはスクロール部からディフューザ部
への過給空気圧の洩れを防止して、完全密閉が図れ、安
定した過給効率を得ることができる。
ザ部材14の密着面にOリング類、あるいは液状シール
部材20を勘合することにより、ディフューザ部からス
クロール部、あるいはスクロール部からディフューザ部
への過給空気圧の洩れを防止して、完全密閉が図れ、安
定した過給効率を得ることができる。
【0012】
【発明の効果】コンプレッサケースをダイカスト鋳物と
し、コンプレッサケース本体とディフューザ部材とに分
割し、ディフューザ部材を板状とすることにより軽量で
安価なコンプレッサケースが得られる。又、ディフュー
ザ部材の固定は軸方向から可能であり、自動化が図れ、
組立作業性の良いコンプレッサケースが得られる。さら
に、コンプレッサケース本体とディフューザ部材との合
わせ面にOリング、あるいは液状のシール部材を勘合さ
せることによりスクロール部とディフューザ部との完全
密閉が図れコンプレッサ効率の低下を防止することがで
きる。これらにより、安易な構造で軽量かつ安価で性能
の良いコンプレッサケースを有する過給機を提供するこ
とができる。
し、コンプレッサケース本体とディフューザ部材とに分
割し、ディフューザ部材を板状とすることにより軽量で
安価なコンプレッサケースが得られる。又、ディフュー
ザ部材の固定は軸方向から可能であり、自動化が図れ、
組立作業性の良いコンプレッサケースが得られる。さら
に、コンプレッサケース本体とディフューザ部材との合
わせ面にOリング、あるいは液状のシール部材を勘合さ
せることによりスクロール部とディフューザ部との完全
密閉が図れコンプレッサ効率の低下を防止することがで
きる。これらにより、安易な構造で軽量かつ安価で性能
の良いコンプレッサケースを有する過給機を提供するこ
とができる。
【図1】図2のA−O−A断面図。
【図2】本実施例の側面図。
【図3】従来仕様の縦断面図。
【図4】本実施例の全体構造の概略縦断面図。
12…コンプレッサケース本体、13…こねじ、14…
ディフューザ部材、15…スクロール部、20…シール
部材、21…ディフューザ部。
ディフューザ部材、15…スクロール部、20…シール
部材、21…ディフューザ部。
Claims (4)
- 【請求項1】内燃機関の排気ガスを導くスクロールを有
するタービンケース、上記タービンケースに包括され、
上記スクロール内から供給される排気ガスにより回転さ
れるタービンインペラ、上記タービンインペラと一体に
回転するコンプレッサインペラを包括するコンプレッサ
ケース、上記コンプレッサケースは、コンプレッサケー
ス本体と別体のディフューザ部材とにより構成し、上記
ディフューザ部材によりディフューザ部とスクロール部
を形成する過給機において、上記ディフューザ部材を板
状のものとしたことを特徴とする過給機。 - 【請求項2】請求項1において、上記ディフューザ部材
を上記コンプレッサケース本体に、軸方向からのねじ止
めとした過給機。 - 【請求項3】請求項1または2において、上記ディフュ
ーザ部材と上記コンプレッサケースとの密着面にシール
部材を勘合した過給機。 - 【請求項4】請求項1,2または3において、上記ディ
フューザ部材と上記コンプレッサケースとの密着面のシ
ール部材にOリング、或いは液状シール剤を用いた過給
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10424197A JPH10299500A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 過給機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10424197A JPH10299500A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 過給機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10299500A true JPH10299500A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14375470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10424197A Pending JPH10299500A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 過給機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10299500A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6766714B2 (en) * | 2000-06-01 | 2004-07-27 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Case member mounting structure |
WO2008020512A1 (fr) * | 2006-08-18 | 2008-02-21 | Ihi Corporation | Compresseur volumétrique électrique |
US7673452B2 (en) | 2006-01-24 | 2010-03-09 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Motor-driven supercharger |
US7837448B2 (en) | 2006-01-26 | 2010-11-23 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Supercharger |
US8001781B2 (en) | 2006-06-02 | 2011-08-23 | Ihi Corporation | Motor-driven supercharger |
US8096126B2 (en) | 2006-06-02 | 2012-01-17 | Ihi Corporation | Motor-driven supercharger |
US8157543B2 (en) | 2006-03-23 | 2012-04-17 | Ihi Corporation | High-speed rotating shaft of supercharger |
-
1997
- 1997-04-22 JP JP10424197A patent/JPH10299500A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6766714B2 (en) * | 2000-06-01 | 2004-07-27 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Case member mounting structure |
US7673452B2 (en) | 2006-01-24 | 2010-03-09 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Motor-driven supercharger |
US7837448B2 (en) | 2006-01-26 | 2010-11-23 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Supercharger |
US8157543B2 (en) | 2006-03-23 | 2012-04-17 | Ihi Corporation | High-speed rotating shaft of supercharger |
US8001781B2 (en) | 2006-06-02 | 2011-08-23 | Ihi Corporation | Motor-driven supercharger |
US8096126B2 (en) | 2006-06-02 | 2012-01-17 | Ihi Corporation | Motor-driven supercharger |
WO2008020512A1 (fr) * | 2006-08-18 | 2008-02-21 | Ihi Corporation | Compresseur volumétrique électrique |
JPWO2008020512A1 (ja) * | 2006-08-18 | 2010-01-07 | 株式会社Ihi | 電動過給機 |
JP4697492B2 (ja) * | 2006-08-18 | 2011-06-08 | 株式会社Ihi | 電動過給機 |
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