JPH07252108A - 社会性昆虫類を防除するための調合物およびその方法 - Google Patents

社会性昆虫類を防除するための調合物およびその方法

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JPH07252108A
JPH07252108A JP7015266A JP1526695A JPH07252108A JP H07252108 A JPH07252108 A JP H07252108A JP 7015266 A JP7015266 A JP 7015266A JP 1526695 A JP1526695 A JP 1526695A JP H07252108 A JPH07252108 A JP H07252108A
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formulation
insects
weight
carrier
plant
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JP7015266A
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Manfred Kern
マンフレート・ケルン
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Bayer CropScience AG
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Hoechst Schering Agrevo GmbH
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N55/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, containing organic compounds containing elements other than carbon, hydrogen, halogen, oxygen, nitrogen and sulfur
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
    • A01N25/02Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests containing liquids as carriers, diluents or solvents
    • A01N25/04Dispersions, emulsions, suspoemulsions, suspension concentrates or gels

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 社会性昆虫類を防除するための調合物および
その方法 【構成】 社会性昆虫類を防除するためのシラフルオフ
エンを含有する調合物および急性致死量に達しない量の
シラフルオフエンを使用して社会性昆虫類を防除する方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、社会性昆虫類を防除す
るためのシラフルオフエン (silafluofen)を含有する調
合物に関し、そして昆虫の集団をシラフルオフエンの急
性致死量以下の量を使用して死滅せしめるという上記社
会性昆虫類の防除方法に関する。
【0002】
【従来の技術】害虫類を防除するための2種の最も重要
な消極的な方法は、わなおよび毒餌である。より有効化
せしめるためには、上記の両者は、害虫類を誘引する成
分を含有しなければならない。スズメバチ用の誘引剤
は、例えば、米国特許第4,851,218号に記載さ
れている。容器内の砂糖水であれ粘着剤を塗布されたハ
エ取り紙であれ従来の捕虫具は、誘引された個体にのみ
作用する。
【0003】各種の作用を有する殺虫剤を使用する毒性
製剤を処方することができ、そして区別されうる2種の
主要な作用がある:すなわち、急性作用および遅効作用
である。
【0004】虫類が接触しまたは食餌を摂取した直後に
それらを死亡せしめる急性作用殺虫剤は、非コロニー形
成害虫類を防除するのに適している。これらの殺虫剤
は、一般にエアゾルとして、またはスプレーの形で使用
される。それらは、水性、部分水性または非水性調合物
の形で最も容易に使用される。
【0005】遅効作用を有する殺虫剤は、別の型の昆虫
類、すなわち、いわゆる社会性またはコロニー形成性昆
虫類用に適している。例えば、遅効作用を有する殺虫剤
の作用は、分子の毒性部分が徐々に放出されることによ
るであろう。有効物質の遅延放出のための他の方法は、
半透膜の使用、マイクロカプセル化または重合体への有
効物質の結合である。害虫類の新陳代謝に関与しそして
生命過程を中断せしめる殺虫剤は、また時間的ずれをも
って昆虫類を死滅せしめる。遅効作用を有する更にもう
一つの型の殺虫剤は、高濃度においては急性作用、すな
わち急性致死性を有するが、より低濃度の、いわゆる急
性致死量以下の量を施用された場合には、これらのより
少量の有効物質が反復して摂取された後に昆虫類を死滅
せしめ、そして時間的ずれが生ずるような型である。
【0006】社会性昆虫類には、アリ類、シロアリ類、
スズメバチ類およびミツバチ類が包含されるが、スズメ
バチ類およびミツバチ類の場合には非コロニー形成性種
もまた存在する。“社会性昆虫類”という用語は、雌
(女王)または数匹の雌のすべての子孫が巣(昆虫のコ
ロニー)の中に共存する厳格な分業によって特徴づけら
れるような昆虫の種属を記載するために使用される。単
独の個体を急速に死滅させても、巣には効果をもたらさ
ない。しかしながら、遅効作用を有する物質が、例えば
餌と混合された場合には、食餌を集める個体は、この調
合物をそれを幼虫、ワーカーおよび女王に分配される巣
に運ぶ。十分な量の有効物質が巣に運び込まれた場合に
は、全コロニーをそのような食餌置換によって1ないし
2週間の間に死滅させうる。十分な量の有効物質が巣に
運び込まれることを保証するためには、昆虫類を誘引す
るように意図された有効物質の調合物は、昆虫忌避作用
を有してはならない。更に、それは分解に対しても保護
されなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】遅効作用を有する多数
の有効物質調合物および社会性昆虫類の防除におけるそ
れらの使用は、すでに知られている。例えば、WO92
/14363には、特にスズメバチ類の防除のために、
ペルフルオロアルカンスルホネートの水性調合物が記載
されている。この刊行物の第3〜6頁には、社会性昆虫
類の防除における遅効作用を有する他の先行技術による
調合物の利点および欠点についての広範な検討がなされ
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】驚くべきことには、本発
明者らは、この度、4- エトキシフエニル- 〔3-(4-
フルオロ -3- フエノキシフエニル)プロピル〕ジメチ
ルシラン(=シラフルオフエン)は、急性致死量に達し
ない量がスズメバチ類および他の社会性昆虫類によって
適当な食餌の形で摂取されそして巣の中に運び込まれ、
その中で“巣箱浸透”作用を示し、その結果として巣ま
たは巣箱の他の居住者が後の時点において殺滅されると
いうような、十分に低い接触作用を有することを見出し
た。
【0009】従って、本発明は、シラフルオフエンおよ
び適当な担体を含有する、社会性昆虫類を防除するため
の殺虫剤調合物において、シラフルオフエン含量が上記
調合物がこれを摂取する個体群に急性の致死的作用を与
えないような量であることを特徴とする上記殺虫剤調合
物に関し、そしてまた社会性昆虫類を防除する方法にお
いて、シラフルオフエンを含有する調合物を、昆虫類が
接近できそしてしばしばそれらが出没する場所にシラフ
ルオフエンを含有する調合物を置き、上記の昆虫類が調
合物を摂取し、それをかられの巣に運びそして場合によ
っては他の個体に給餌し、その際、シラフルオフエン含
量は、調合物がある時間的ずれの後に、調合物を直接に
摂取しおよび/またはそれを給餌されたことによって摂
取した個体群を死滅せしめるような量であることを特徴
とする方法に関する。
【0010】シラフルオフエンおよびその製造方法は、
米国特許第4,864,027号に開示されている。こ
の有効物質を含有する調合物は、なかんずくヨーロッパ
特許出願第443,412号に記載されている。
【0011】社会性昆虫類とは、膜翅目(Hymenoptera
families) および上科アリ科(Formicidae)アポイデア(A
poidea) およびヴエスポイデア(Vespoidea) からのコロ
ニー形成種属、および等翅目(Isoptera)からの種属を意
味するものと理解されるべきである。
【0012】上記の昆虫類には以下のものが包含され
る:等翅目(Isoptera)から、マストテルミティダエ科(M
astotermitidae) 、レイビシロアリ科(Kalotermitida
e)、ホドテルミティダエ科(Hodotermitidae)〔特にホド
テルミティナエ科(Hodotermitinae)、オオシロアリ科(T
ermopsinae) 〕、ミゾガラシロアリ科(Rhinotermitida
e) 〔特にコプトテルミティナエ科(Coptotermitina
e)、ヘテロテルミティナエ科(Heterotermitinae)、プサ
モテルミティナエ科(Psammotermitinae)〕、シロアリ科
(Termitidae)〔特にマクロテルミティナエ科(Macroterm
itinae) 、タカサゴシロアリ科(Nasutitermitinae)、テ
ルミティナエ科(Termitinae)〕、例えば、マストロテル
メス・ダルウイニエンシス(Mastrotermes darwiniensi
s) のようなマストロテルメス種(Mastrotermes sp.)、
クリプトテルメス種(Cryptotermes sp.)、インシスティ
テルメス種(Incistitermes sp.)、カロテルメス・フラ
ヴィコリス (Kalotermes flavicollis)のようなカロ
テルメス種(Kalotermes sp.)、マルギニテルメス種(Mar
ginitermes sp.) 、アナコントテルメス種(Anaconthote
rmes sp.) 、ゾオテルモプシス種(Zootermopsis sp.)、
コプトテルメス・ホルモサヌス (Coptotermes formosa
nus)のようなコプトテルメス種(Coptotermes sp.) 、ヘ
テロテルメス種(Heterotermes sp.)、プサモテルメス種
(Psammotermes sp.)、プロリノテルメス種(Prorhinoter
mes sp.)、スケドリノテルメス種(Schedorhinotermes s
p.) 、アロドンテルメス種(Allodontermes sp.) 、ナス
ティテルメス種(Nasutitermes sp.)、テルメス種(Terme
s sp.)、アミテルメス種 (Amitermes sp.) 、グロビテ
ルメス種(Globitermes sp.) 、ミクロセロテルメス種(M
icrocerotermes sp.) 、オニスクス・アセルス(Oniscus
asselus) 、アルマジウム・ヴルガーレ(Armadium vulga
re)、ポルセリオ・スカベール(Porcellio scaber) 、
レティクリテルメス・フラヴィペス(Reticulitermes fl
avipes) 、レティクリテルメス・ルシフグス(Reticulit
ermes lucifugus)のようなレティクリテルメス種(Retic
ulitermes sp.)。
【0013】アリ科(Formicidae)から、例えばアタ・セ
ファロテス(Atta cephalotes) 、ラシウス・ニゲル(Las
ius niger)、ラシウス・ブルネウス(Lasius brunneus)
、コンポノツス・リグニペルダ(Componotus ligniperd
a) 、モノモリウム・フアラオニス(Monomorium pharaon
is)、ソレノプシス・ジエミナータ(Solenopsisgeminat
a) 、モノモリウム・ミニムム(Monomorium minimum)、
イリドミレス・フミリス(Iridomyres humilis)、ドリル
ス種(Dorylus sp.) 、エクシトン種(Exiton sp.)。
【0014】ヴエスポイデア上科(Vespoidea) から、例
えば、ヴエスパ・ゲルマニカ(Vespa germanica) 、ヴエ
スパ・ブルガリス(Vespa vulgaris)、ヴエスパ・メディ
ア(Vespa media) 、ヴエスパ・サクソニカ(Vespa saxon
ica)、ヴエスパ・クラブロ(Vespa crabro)、ヴエスプー
ラ・マカラータ(Vespula macalata)、ポリステス・ニン
フア(Polistes nympha) 、ヴエスパ・オリンタリス(Ves
pa orintalis)、ヴエスパ・マンダリニア(Vespa mandar
inia)、ヴエスパ・ヴエルティナ(Vespa velutina)。
【0015】アポイデア上科(Apoidea) から、いわゆる
殺人ミツバチを挙げることができる。上記の種のうちの
若干のものは、農業において、果樹栽培において、林業
において、貯蔵物品において、そして建物および材料に
対して甚大な損害をもたらす害虫であり、あるいは例え
ば、スズメバチ類の場合には、少なくともかなり迷惑な
ものであり、かつ極端な場合には健康に害を及ぼすこと
さえある〔アナフィラキシーショック(anaphylactic sh
ock)〕害虫である。
【0016】一般に、本発明による調合物は、0.00
02ないし0.25重量%、好ましくは0.001ない
し0.02重量%、特に0.003ないし0.007重
量%のシラフルオフエンを含有する。例えば、それら
は、水性の溶液、懸濁液または乳濁液の形で、ペースト
の形で、あるいは固体の形で存在しうる。あるいは、担
体は、植物性または動物性の食料、特に植物の部分でよ
い。一般に、これらの調合物は、昆虫類を誘引する少な
くとも1種の他の成分を含有し、それらは誘引されるべ
き昆虫種に従って様々である。
【0017】虫類を誘引する添加物は、炭水化物または
タンパク質を基礎にしたものでよい。これらの2種の主
成分を一緒にしてもよい。特に、魚、鳥または猫用フー
ドのようなタンパク質を含有する食餌の場合には、腐敗
するおそれがあるので、防腐剤の添加を必要とすること
がある。
【0018】スズメバチ類の防除の場合には、水または
アルコールを基剤とした液体調合物が好ましい。何故な
らば、それらは集合する個体群によってより容易にそし
てより迅速に摂取されそして同時に液体を求める巣の要
求を満足せしめるからである。例えば、コーンシロッ
プ、ショ糖、マルトデキストリン、タンパク質及び場合
によっては防腐剤を含有する水性調合物がスズメバチ類
の防除のための液状担体として好適であることが立証さ
れた。蜜、好ましくは天然のハチミツが集合する固体群
を誘引するハチミツと水との混合物もまた好適である。
【0019】液体調合物は、更に多糖のような適当なゲ
ル化剤を、好ましくは0.5ないし10重量%のゲル化
剤を含有してもよい。脱脂綿のような吸収性材料中に液
体調合物を装入するかあるいはそれを貯蔵容器から芯に
よって虫類を与えることが有利であることが立証され
た。
【0020】しかしながら、若干のアリおよびスズメバ
チの種は、固体または半固体のタンパク質含有食餌を好
み、それらから断片を噛み取ってそれらを巣に運ぶ。一
方、その他のもの(例えば、ハキリアリ類)は、植物食
を好み、従って、茎および葉のような植物の部分が有効
物質のための担体としてこれらの昆虫種用に使用されう
る。好適として立証された担体は、例えば、タロイモ、
サツマイモ、カツサバおよびコーヒーの葉である。
【0021】直ちに使用しうる調合物(食餌)は、この
使用法に適した計算された急性致死量以下の量のシラフ
ルオフエン調合物を担体に添加することによって製造さ
れる。好適な調合物の形態の例は、下記のものである
が、乳剤(EC)が好ましい: a)有効物質25重量部、不活性物質としてカオリン含
有石英65重量部、リグニンスルホン酸カリウム10重
量部および湿潤剤および分散剤としてのオレオイルメチ
ルタウリン酸ナトリウム1重量部を混合し、そしてこの
混合物をピンデイスクミルで粉砕することによって、水
に容易に分散されうる水和剤が得られる。 b)有効物質20重量部、アルキルフエノールポリグリ
コールエーテル〔(R) トリトン((R) Triton) X20
7〕6重量部、イソトリデカノールポリグリコールエー
テル(8EO)3重量部およびパラフイン系鉱油(沸騰
範囲、例えば約255ないし377℃以上)71重量部
を混合し、そしてこの混合物をボールミルで5ミクロン
以下の微細度まで粉砕することによって、水中に容易に
分散されうる分散性濃縮物が製造される。 c)有効物質15重量部、溶媒としてのシクロヘキサノ
ン75重量部および乳化剤としてのオキシエチル化ノニ
ルフエノ−ル(10EO)10重量部から乳剤が製造さ
れうる。 d)有効物質2ないし15重量部およびアタパルジャイ
ト、粒状軽石および/またはケイ砂のような粒状化用の
不活性担体物質から粒状物が製造されうる。
【0022】
【実施例】以下の実施例は、本発明をそれに限定するこ
となく例示するものである。 A:乳剤(EC)の製造 シラフルオフエン19.6重量%、(R) エマルソゲン(
(R) Emulsogen)EL〔ヘキスト社(Hoech AG)製:エチレ
ンオキシド(EO)36molを含有する非イオン脂肪
酸ポリグリコールエステル〕7.5重量%、(R) サポゲ
ナート((R)Sapogenat)T200〔ヘキスト社(Hoechst
AG)製:EO20molを含有するトリブチルフエノー
ルポリグリコールエーテル〕2.9重量%を撹拌機付き
フラスコ内で1時間混合した。このようにして得られた
乳剤(EC)を下記の生物試験例において使用した。 B:生物試験例 1.ナミスズメバチ(Vaspa vulgaris) ハチミツ/水の混合物(ハチミツ:水=1:5)を上記
のECの形のシラフルオフエン0.005重量%で処理
した。844匹の働きバチを有する完全なスズメバチの
巣を野外から採取し、温室内で上記の巣をスズメバチを
飛ばせることのできる固定されたかごの中に入れ、そし
て上記の混合物を塗布した脱脂綿を食餌として使用し
た。上記の餌の上に集まった全部のハチに色を付けた。
スズメバチの巣の中のシラフルオフエンの分布(14C識
別法)および死亡率を25℃の温度および75%の相対
大気湿度において9日間にわたって測定した。 表1:シチフルオフエンの分布 シラフルオフエンの分布(ng/mg体重) 実験開始 色付けされた 色付けされなかった 女王バチ 巣から捨てられた からの日数 スズメバチ スズメバチ 幼虫 0.1 50.2 37.1 1 40.0 22.2 2 13.9 7.0 2.8 3 12.5 4.9 31.5 7 12.7 1.4 13.2 9 0.6 0.14 7.7 表2:累積死滅率(%) 実験開始からの日数 働きバチ % 幼虫 % 女王バチ % 0.1 8.8 1 18.9 2.0 2 29.9 3.4 3 37.9 4.9 7 90.6 41.7 9 99.1 47.8 100% これらの実験において示されているように、すべての成
虫のスズメバチならびに女王バチは、運び込まれた致死
量に達しない量のシラフルオフエンによって死滅せしめ
られる。幼虫は、高率で死滅するか、またはもはや十分
に生育せずに死滅する。 2.ハキリアリ(Atta cephalotes) タロイモ、サツマイモ、カツサバおよびコーヒーの木に
前記のECを用いて調製された直ちに使用しうるシラフ
ルオフエンの水性調合物を噴霧した。その際、植物のシ
ラフルオフエン含量は、実験の開始時において有効成分
0.0005重量%に設定された。これらの植物をハキ
リアリのコロニー(個体数8678)に25℃の温度お
よび75%の相対大気湿度において21日間与え、次い
で上記の直ちに使用されうる調合物を更に有効成分の含
量が0.0025重量%になるまで施用し、そして実験
を更に35日間続けた。 表3:累積死滅率(%) 日 % 6 7 10 10 19 55 36 73 51 98 56 100

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シラフルオフエンおよび適当な担体を含
    有する、社会性昆虫類を防除するための殺虫剤調合物に
    おいて、シラフルオフエンの含量が上記調合物がこれを
    摂取する個体群に急性の致死的作用を与えないような量
    であることを特徴とする上記殺虫剤調合物。
  2. 【請求項2】 シラフルオフエンを0.0002ないし
    0.25重量%、好ましくは0.001ないし0.02
    重量%、特に0.003ないし0.007重量%含有す
    る請求項1に記載の調合物。
  3. 【請求項3】 水性の溶液、懸濁液または乳濁液の形
    で、ペーストの形で、あるいは固体の形での請求項1ま
    たは2に記載の調合物。
  4. 【請求項4】 担体が植物または動物起原の食物、特に
    植物の部分である請求項1または2に記載の調合物。
  5. 【請求項5】 昆虫類を誘引する少なくとも1種の他の
    成分を含有する請求項1〜4のうちのいずれか一つに記
    載の調合物。
  6. 【請求項6】 担体が本質的にハチミツ/水の混合物で
    ありそしてその際、ハチミツが昆虫類を誘引する成分と
    して作用する請求項1〜3および5のうちのいずれか一
    つに記載の調合物。
  7. 【請求項7】 ゲル化剤、好ましくは0.5ないし10
    %のゲル化剤を更に含有する請求項1〜3,5および6
    のうちのいずれか一つに記載の水性調合物。
  8. 【請求項8】 社会性昆虫類を防除する方法において、
    昆虫類が接近でき、そしてしばしばそれらが出没する場
    所に調合物を置き、上記の昆虫類が調合物を摂取し、そ
    れをかれらの巣に運び、そして場合によっては他の個体
    に給餌し、その際、シラフルオフエン含量が調合物があ
    る時間的ずれの後に、調合物を直接に摂取しおよび/ま
    たはそれを給餌されることによって摂取した個体群を死
    滅せしめるような量であることを特徴とする上記社会性
    昆虫を防除する方法。
  9. 【請求項9】 調合物のシラフルオフエン含量が0.0
    002ないし0.25重量%、好ましくは0.0001
    ないし0.02重量%、特に0.003ないし0.00
    7重量%である請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 調合物が水性の溶液、懸濁液または乳
    濁液の形で、ペーストの形でまたは固体の形で存在する
    請求項8または9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 植物または動物起原の食物、特に植物
    の部分を調合物の担体として使用する請求項8または9
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 調合物が昆虫類を誘引する少なくとも
    1種の他の成分を含有する請求項8〜11のうちのいず
    れか一つに記載の方法。
  13. 【請求項13】 調合物の担体がハチミツ/水の混合物
    であり、そしてハチミツが昆虫類を誘引する成分として
    作用する請求項8〜10のうちのいずれか一つに記載の
    方法。
  14. 【請求項14】 調合物が水を基剤にしたものであり、
    そして更にゲル化剤、好ましくは0.5ないし10%の
    ゲル化剤を含有する請求項8〜10のうちのいずれか一
    つに記載の方法。
  15. 【請求項15】 調合物が水を基剤としたものであり、
    そして吸収性材料中に施されている請求項1〜8のうち
    のいずれか一つに記載の方法。
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