JPH0725074B2 - ゴム等の成形品の打抜き方法 - Google Patents

ゴム等の成形品の打抜き方法

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JPH0725074B2
JPH0725074B2 JP3170402A JP17040291A JPH0725074B2 JP H0725074 B2 JPH0725074 B2 JP H0725074B2 JP 3170402 A JP3170402 A JP 3170402A JP 17040291 A JP17040291 A JP 17040291A JP H0725074 B2 JPH0725074 B2 JP H0725074B2
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punching
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紀幸 真野
純隆 大塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴム等の成形品をポンチ
とダイで打ち抜く方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、打抜き加工にて製作されるゴム等
の製品は、混練り、分出し及び加熱成形のプレス加工の
工程を経て、シ−トに複数個配列された成形シ−トの状
態に成形され、これらの製品を各別にまたは同時に打ち
抜いて仕上加工を施している。
【0003】上記ゴムの加熱成形のプレス加工で成形さ
れた製品は、成形後に成形金型より取り出して冷却する
と、部分的に異った収縮が生じて、製品の形寸法や製品
間のピッチ寸法に狂いが生じたり、形状が例えば円形が
楕円形になるように変形したりする。そのために、各別
の製品の打抜き工程においては一定のピッチで送られる
製品が打抜き位置と合わなかったり、また多数取りの製
品の打抜き工程においては一部の製品が合わなかった
り、また打抜き位置は合っても形状寸法の狂いにより所
定の打抜形状と合わなかったりして、不良せん断が多く
発生する。また製品の収縮率を見越して製品の寸法や製
品間の寸法、又は抜型自身や抜型間の寸法を定めるので
あるが、その定め方が非常に難かしい。
【0004】例えば、図3に示すように成形シ−ト
(1)の製品部(2)の一部のピッチ寸法がポンチ
(3)とダイ(4)の抜き型間のピッチ寸法に合わない
と、その製品部(2)がダイ(4)の打抜き孔(5)に
嵌合しない。この状態において、ポンチ(3)で製品部
(2)の周囲を打ち抜くと、図11〜図13に示す工程
を経て、製品部(2)の周りの部分が食い込んだ状態
(6)または余分に残った状態(7)に切断される(図
10)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑み、
個々の製品の形状が変形したり、製品自身や製品間の寸
法に狂いが生じたりして、製品が打抜き型と一致しなく
ても、製品は個々の打抜きの場合は勿論、多数同時の打
抜きの場合にも不良切断することなく正確かつ容易に製
品を打ち抜くことができる方法を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明において
は、ポンチで成形シ−トの製品部をダイス内に挿入して
製品部の周囲を打ち抜く。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例につき図面を参照しなが
ら具体的に説明する。
【0008】図1は製品(2)としてゴム栓(8)の完
成品を示し、このゴム栓はビンの口の孔に嵌合する小径
部分(9)と口の端面に突き当って指でのつまみ部に相
当する大径部分(10)で形成されている。
【0009】図2はシ−ト(11)にゴム栓(8)が縦横に
多数配列された成形シ−ト(1)を示している。この成
形シ−ト(1)は配合、混練、分出し、加熱成形のプレ
ス工程で形成される。これらのゴム栓は多面取りの抜き
型で同時に打ち抜いて、形成される。
【0010】ゴム栓(8)間のピッチ寸法がポンチ
(3)とダイ(4)の抜き型のピッチ寸法より小さい
と、成形シ−ト(12)をダイ(4)上に置いた場合に、図
3に示すようにゴム栓(8)がダイ(4)の打抜き孔
(5)に嵌合するものと嵌合しないものが生じる。
【0011】そこで、プレスのラム(図示略)に取りつ
けたポンチ(3)でその工程の最上端の位置(図4)か
ら最下端までの途中で、ゴム栓(8)をダイ(4)の打
抜き孔(5)内に押し込んで一時停止する(図5)。再
びポンチ(3)を最下端の位置まで降下させて、ゴム栓
(8)の大径部分(10)の周囲に相当するシ−ト部分(1
1)を打ち抜く(図6)。ポンチ(3)は最下端から最
上端まで上昇して打抜きの一工程が終了する(図7)。
上記ポンチ(3)が一時停止されている間に(図5)、
ゴム栓(8)はダイ(4)の打抜き孔(5)内にて正し
い嵌合姿勢を取り、その後打ち抜くことにより、正確に
切断される。
【0012】ポンチ(3)の周囲はストリッパ−(13)で
囲まれ、このストリッパ−はゴム栓(8)の小径部分
(9)を囲む状態にてシ−ト部分(11)をダイ(4)に押
えつけて、打抜きの際にゴム栓(8)が移動するのを阻
止して、その打抜きを円滑にすると共に、ポンチ(3)
の上昇時に、そのポンチから打抜きかすを取り除く。
【0013】上記ポンチ(3)の上下運動はクランクプ
レスのクランク(図示略)で好適に駆動されるものであ
り、その工程長はほゞ90mmである。ポンチ(3)はク
ランクの上死点より下降してクランクの下死点に至る手
前(0.5 mm〜4mm,8度〜24度)の範囲内で所定時間
(0.2秒〜1秒)停止し、しかるのちにタイマ−(図示
略)の働きでスイッチが入り、再び下降を始めて下死点
に達し、その位置で反転して上死点にて停止する。上記
ポンチ(3)はその下死点の手前での停止の際にゴム栓
(8)をダイ(4)の孔(5)内に押し込む。
【0014】上記クランクに追従するポンチ(3)は、
公知のように空気圧を利用したカウンタ−バランサ−と
平衡な関係に保たれている。クランクは摩擦クラッチと
ブレ−キで回転と停止が制御され、クラッチとブレ−キ
の動作を空気圧で行い、この空気圧を電磁弁で制御して
いる。
【0015】尚ポンチの下死点直前での停止をより一層
確実にするためには、ポンチと平衡な関係にある空気圧
をポンチの上昇方向に電磁弁で加圧するとよい。ポンチ
を下死点直前での停止位置から再び下降を開始させる場
合には、電磁弁で空気圧をポンチと平衡状態になるまで
減圧させると、その開始がより一層円滑になされる。ま
たクランクの回転数も毎分100回転以下が好ましい。
【0016】上記第1実施例のゴム栓(8)の場合には
ダイ(4)の打抜き孔(5)とゴム栓(8)の製品の互
いに嵌合する部分の直径の寸法は同一でよいが、図8に
示す第2実施例の注射器のピストン棒の先端に取りつけ
られるゴム製のピストン(14)の製品の場合には、製品方
がダイ(4)の打抜き孔(5)より少し大きくしてい
る。それはピストン(14)の形状に基くものである。つま
りピストン(14)は、中空状の筒部(15)の先端(16)が注射
液に接するように閉じられ、後端(17)がピストン棒(図
示略)の差込みのために開口されている。筒部(15)はそ
の外周の全面が注射筒の内面にすり合うと摩擦抵抗が大
きくなるので、2段の環状の突起(18)が筒部(15)の外周
に形成され、これらの突起を注射筒の内面にすり合わせ
て、摩擦抵抗を軽減させている。
【0017】シ−ト部分(11)からピストン(14)に連らな
る部分は、ピストンの筒部(15)と同一寸法に打ち抜かれ
るものである。そのためにダイ(19)の打抜き孔(20)の直
径は、ピストン(14)の筒部(15)と同径に定められ、突起
(18)の径より小さく形成されている。そこで、ポンチ(2
1)で第1実施例と同様にピストン(14)をダイ(19)の打抜
き孔(20)に押し込むと、突起(18)は圧縮されるが、シ−
ト部分(11)に連らなる筒部(15)の部分は圧縮されず、そ
の連結部分を打ち抜くと、その打抜かれた部分は筒部と
同径に形成される。
【0018】尚図2に示すように製品部(2)が縦横に
多数配列されている場合には、製品部(2)を1方向に
1列ずつ送って、各列の製品部ごとに打ち抜くようにし
てもよい。またテ−プ状のものに製品部を1列に並べ、
1個ずつ送って打ち抜くこともできる。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記のように、ポンチ(3,2
1)で成形シ−ト(1)に配列された製品部(2)を打
ち抜く直前にポンチを一時的に停止させながらそのポン
チで製品部(2)をダイ(4,19)の打抜き孔(5,2
0)内に押し込み、その後ポンチで製品部の周りを打ち
抜くように構成されているので、個々の製品部の形状が
変形したり、製品部自身や製品部間の寸法に狂いが生じ
たりして、製品部が打抜き型と一致しなくても、製品部
は個々の打抜きの場合は勿論、多数同時の打抜きの場合
にも不良切断することなく正確かつ容易に製品部を打ち
抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の製品の斜視図である。
【図2】図1に示す製品が多数個シ−トに配列された成
形シ−トの斜視図である。
【図3】上記成形シ−トの製品間のピッチ寸法と打抜き
型のダイスの孔間のピッチ寸法が一致しない状態を示す
断面図である。
【図4】ポンチがその上死点の位置にあって、成形シ−
トの製品部がダイの打抜き孔の上に浮いた状態を示す本
発明の打ち抜き工程の第1段階の断面図である。
【図5】ポンチが下死点の直前にて停止して、製品をダ
イスの孔内に押し込んだ状態を示す本発明の打ち抜き工
程の第2段階の断面図である。
【図6】ポンチが下死点に達して製品を打ち抜いた状態
を示す本発明の打ち抜き工程の第3段階の断面図であ
る。
【図7】ポンチが上死点に復帰した状態を示す本発明の
打ち抜き工程の第4段階の断面図である。
【図8】本発明の第2実施例の製品の斜視図である。
【図9】図8の製品の打ち抜き工程において、ポンチで
製品をダイス内に押し込んだ状態を示す断面図である。
【図10】従来の打ち抜き加工にて不良切断された状態
の製品を示す斜視図である。
【図11】ポンチがその上死点の位置にあって、成形シ
−トの製品部がダイの抜き孔の上に浮いた状態を示す従
来の打ち抜き工程の第1段階の断面図である。
【図12】ポンチが下死点に達して製品を打ち抜いた状
態を示す従来の打ち抜き工程の第2段階の断面図であ
る。
【図13】ポンチが上死点に復帰した状態を示す従来の
打ち抜き工程の第3段階の断面図である。
【符号の説明】
1 成形シ−ト 2 製品部 3 ポンチ 4
ダイ 5 打抜き孔 8 ゴム栓 11 シ−ト 13 ストリッパ−
14 ピストン 19 ダイ 20 打抜き孔 21 ポンチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム等の弾性材で成形された成形シ−ト
    から製品部をポンチとダイで打ち抜く方法において、ポ
    ンチを打抜き位置への到達前にて一時的に停止させなが
    らこのポンチで製品部をダイの打抜き孔内に押し込んで
    から製品部を打ち抜くことを特徴とするゴム等の成形品
    の打抜き方法。
  2. 【請求項2】 上記製品部は成形シ−トに縦横に複数個
    配列され、これらの製品部がポンチでダイの打抜き孔内
    1列ごとに同時に押し込まれてから打ち抜かれることを
    特徴とする請求項1に記載のゴム等の成形品の打抜き方
    法。
  3. 【請求項3】 上記製品部は成形シ−トに縦横に複数個
    配列され、これらの製品部がポンチでダイの打抜き孔内
    に同時に押し込まれてから打ち抜かれることを特徴とす
    る請求項1に記載のゴム等の成形品の打抜き方法。
  4. 【請求項4】 上記製品の打ち抜きの際にポンチを囲む
    ストリッパ−で成形シートを押えてその移動を阻止する
    請求項1または2に記載のゴム等の成形品の打抜き方
    法。
JP3170402A 1991-06-17 1991-06-17 ゴム等の成形品の打抜き方法 Expired - Lifetime JPH0725074B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106672348A (zh) * 2017-01-16 2017-05-17 重庆华渝重工机电有限公司 一种高速可靠的药品泡罩包装机的下料冲裁装置及其下料冲裁方法

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