JPH0725065Y2 - 棚の組立構造 - Google Patents

棚の組立構造

Info

Publication number
JPH0725065Y2
JPH0725065Y2 JP2704689U JP2704689U JPH0725065Y2 JP H0725065 Y2 JPH0725065 Y2 JP H0725065Y2 JP 2704689 U JP2704689 U JP 2704689U JP 2704689 U JP2704689 U JP 2704689U JP H0725065 Y2 JPH0725065 Y2 JP H0725065Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
bracket
assembly structure
frame member
brackets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2704689U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02119039U (ja
Inventor
武之 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP2704689U priority Critical patent/JPH0725065Y2/ja
Publication of JPH02119039U publication Critical patent/JPH02119039U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0725065Y2 publication Critical patent/JPH0725065Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ブラケットと、該ブラケットに支持される棚
板とからなる棚の組立構造にに係り、とくに、ブラケッ
トが、棚板をその上面から支持するように構成した棚の
組立構造に関するものである。
[従来の技術] 生活環境の向上に伴い、一般の住宅に、「カーポート」
と呼ばれる金属製の簡易車庫や、テラス、バルコニー等
が設置されることが多くなっており、屋内、屋外の柱、
壁のほかに、これらの設置対象物に棚を取付ける機会が
増えており、市販の製品も提供されている。この種の棚
は、第7図に示すように、物載板aと、支持部材bとか
らなり、支持部材bは取付部材cと、持送りの形状に構
成したブラケットdとから構成するか、または一体のブ
ラケットに構成したものが知られている。
この種の棚は、必要に応じて随時取付けられるものであ
るが、一般に規格製品として提供されることから、木製
で木ねじを使用し、または壁の任意の位置に取付けるも
のを除いては、棚板を固定して組立てたブラケットの取
付位置に拘束を受け、ことに、既存の設置対象物に増設
するときに不便である。
とくに都市部の住宅において、簡易車庫にあっては、工
具や掃除用具の身近な整理用や、装飾用の花台に、ま
た、バルコニー等にあっては、園芸用植木鉢の載置用に
棚を必要とすることが多く、金属製で、簡便な構造の棚
が要望されており、いずれの場合にも、分解した部材を
使用し、設置現場においてビス、ボルト等によって組立
てるようになっている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、簡易車庫は住宅の構造体の近傍に設立す
るのが有利であり、単独に家屋から離れて建造されるこ
とは稀である一方、一般の住宅においては、住居の出入
口位置が種々様々であり、規格生産される簡易車庫で
は、柱の予定位置が通行の妨げになることがしばしば起
こる。また、基礎の位置が地下の埋設物の都合で設立が
困難である条件にも遭遇する。テラスやバルコニーでも
取付の条件は同様であり、とくに、既存の住宅において
増設するときに痛感される事項である。そこで、本考案
の出願人は、柱や基礎の位置に拘束されることのない簡
易車庫について別途実用新案登録を出願したが、そのよ
うな車庫では、その都度、棚用部材の現地再加工を必要
とすることになり、規格製品の取付孔が露出したり、不
要の孔を塞いだり、寸法合わせするのに熟練を要したり
するばかりでなく、全体としての簡易構造の強度を低下
させたりする欠点が避けられなかった。さらに、現地加
工では予想外に時間と工賃がかかり、施工工期が遅延し
たりして、利用者にとっても、提供業者にとっても不経
済であった。もちろん、現地条件に基づく特別の生産と
施工は許されるはずもない。そこで、柱等の設置対象物
の間隔の調整が可能な棚の構造が望まれていたが、従来
はこのような課題に着目されたことはなく、規格製品で
の対応が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本考案の棚の組立構造は、前記のような従来技術の現状
にかんがみ、欠点を一掃するように創案されたものであ
って、少なくとも両端部のブラケットと、該ブラケット
に支持される棚板とからなる棚の組立構造において、ブ
ラケットの先端と基端の垂直部と水平部には、棚板の枠
材との係着部が形成され、該枠材は、上記係着部に対応
するように断面が概略L字形に形成されると共に、その
内面と上面には長手方向に溝が形成されており、この溝
内に摺動自在に嵌挿された係着体を、前記係着部に係着
したときに、複数のブラケットが棚板を摺動自在に支持
するように構成したことを特徴とする棚の組立構造を提
供することを目的としている。
本考案によれば、棚板とブラケットとによる基本構成を
変更することなく、ブラケットによる棚板の支持を長さ
方向に摺動自在に構成したことによって、柱等の設置対
象物の現地条件に合致した棚を設置することができる。
[実施例] 本考案の棚の組立構造を実施例を示す図面に基づいて詳
細に説明する。第1図は簡易車庫の例で示す設置対象物
の平面図、第2図はその正面図、第3図は側面図であ
る。図において、1は金属製簡易車庫(以下簡易車庫と
いう)の全体を示し、該簡易車庫1は、3本の鋼管製の
柱2と、各柱2に基端を固着して片持梁のトラス3を形
成する管構造の屋根支持部材4と、該屋根支持部材4に
支持されるパネル状の屋根部材5とからなり、トラス3
がその先端において、屋根部材5の上面に設けた桁6を
屋根部材5の上面から支持している。図中の7は屋根部
材5に張設された屋根パネル、8は竪樋である。
全体を9で示す棚は、柱2に架けわたして設けられてお
り、ブラケット10と棚板20とからなっている。棚9の高
さは、柱2の高さと共に、通常の車両用では利用者の身
長を基準にして定められる。
第4図の(a)図は棚9の全体の概略斜視図、(b)、
(c)はその要部の斜視図、第5図、第6図はそれぞれ
第3図、第1図の一部に対応する棚9の詳細図である。
まず、ブラケット10は、主構造部材のアーム部材11と、
基端部の取付部12と、先端部の係着部13とからなり、通
常は、アーム部材11の下辺両側のフランジ14と共に、こ
れらを一体に成形してある。取付部12は板状であり、竪
樋8を収容するように湾曲して形成した翼部15には、柱
2への取付用のねじ16の取付孔が設けてある。係着部13
も板材であり、アーム部材11の先端垂直面に翼部を形成
する垂直部17と、アーム部材11の先端水平面に翼部を形
成する水平部18を形成してあり、それぞれに取付孔19が
設けてある。このような係着部13は、取付部12の下方の
アーム部材11の基部側にも形成する。
次に、棚板20は、四周の枠材21と、棚面を形成する金網
22とからなり、枠材21は、断面が概略L字形の中空の成
形材であり、その垂直部23の内面が前記垂直部17に対応
し、内側の水平部24が前記ブラケット10の水平部18に対
接する形状になっている。棚板20の枠材21は外面と下面
を化粧仕上げにしてあり、水平部24の上面では金網22の
周縁を支持している。
次に、第4図(b)によって枠材21の詳細構成を説明す
る。枠材21の垂直部23には、内向きに開口する水平の溝
25が形成してあり、水平部24には、上向きに開口する水
平の溝26が形成してあり、これらの溝25、26の中には、
係着体30がそれぞれ挿入してある。係着体30は前記垂直
部17と水平部18の翼部に対応する大きさであると共に、
それらの取付孔19に対応するタップねじ孔31が切ってあ
って、アーム部材11側からねじ32を螺入することによっ
て、アーム部材11の先端部と基端部とに枠材21が摺動自
在に係着され、従って、ブラケット10と棚板20が摺動自
在に係着されている。
なお、図中の27は、棚板20の周囲に設けた物品の転落防
止部材であり、アーム部材11の先端部を延長して立ち上
げ、または、枠材21から立ち上げた支柱28によって適宜
の高さに水平に支持してある。
本考案の棚の設置対象物は例示の簡易車庫に限らず、ま
た、その構成は上記の実施例に限定されないことはもち
ろんであり、第4図(a)に概略示すように、金網22の
部分は、例えば、石綿等の不燃性の板材であってもよ
く、竪樋8は柱2の側面に配置して、取付部12の湾曲部
を省略して柱の平面に取付けるようにすることもでき
る。さらに、棚板20の周囲の転落防止部材27の省略等の
改変は自由である。
[作用] 本考案の棚の組立構造の作用を、その組立て工程に基づ
いて説明する。まず、選定された簡易車庫1の設立位置
にコンクリート基礎40を構築し、適宜の定着アンカー手
段41(第3図)によって、柱2を設立する。一方、屋根
支持部材4と屋根部材5との上部構造については説明を
省略するが、棚9の各構成部材のブラケット10と棚板20
を工場において製作し、現地に搬入されて組立が行われ
る。まず、棚板20は四周の枠材21を組み付け、その垂直
部23と水平部24とに、溝25、26を経て係着体30を挿入し
たのち、アーム部材11の先端に形成した係着部13の垂直
部17、水平部18を当接し、ねじ32によって、ブラケット
10を棚板20に仮止めする。ついで、アーム部材11の基端
側の係着部13を同様に基端側の枠材21に係着する。
ついで、ブラケット10の柱2に対応する位置を定め、ア
ーム部材11のフランジ14と、棚板20の水平部24の上面と
の間に、金網22の周辺を挿入して水平に張設し、ブラケ
ット10付きの棚板20を概略組み立て、その組立体のブラ
ケット10の各取付部12を摺動させて正確に位置決めし、
要すれば、竪樋8を収容して柱2に当接し、ねじ16を柱
2に締め付ければ、棚9は任意の間隔の柱2に取付ける
ことができる。
この際、ブラケット10と棚板20との結合、ならびに各部
材、部品の取付、組立順序は上記の工程に限定されない
ことはもちろんである。
前記の構成から明らかなように、棚板20からブラケット
10にかかる全重量を、棚9の上面から支持しているの
で、下面の空間の利用効率がよく、しかも、ブラケット
10が棚板20の四周枠材21に摺動自在に係着されているこ
とから、棚9は、棚板20に対して、逆に、柱2の位置を
摺動自在に設定することによって、住居の出入口の相対
条件や、基礎の設置位置等に拘束されることなく、所望
の位置に設置した柱に取付けることができる。
[考案の効果] 本考案の棚の組立構造は、少なくとも両端部のブラケッ
トと、該ブラケットに支持される棚板とからなる棚の組
立構造において、ブラケットの先端と基端の垂直部と水
平部には、棚板の枠材との係着部が形成され、該枠材
は、上記係着部に対応するように断面が概略L字形に形
成されると共に、その内面と上面には長手方向に溝が形
成されており、この溝内に摺動自在に嵌挿された係着体
を、前記係着部に係着したときに、複数のブラケットが
棚板を摺動自在に支持するように構成したものであるか
ら、前述の課題のすべてが解決され、とくに、住宅の出
入口の配置や基礎の位置に拘束されることなく配置した
柱や、既存の簡易車庫、テラス、バルコニー等を有する
住居の設置対象物に合わせて装備することができる効果
が大きい。しかも、棚板を上面から支持する構造である
から、とくに、簡易車庫に適用した場合に、空間の利用
効率がよく、通行の妨げになることがないばかりでな
く、美観を損なう惧れがない。さらに、現地における組
立作業も、規格製品として、格別な技術を要することな
く容易に実施することができる等、本考案の棚の取付構
造は、製造業者にとっても、需要者にとっても貢献する
ところが極めて大きく、かつ有益な考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る棚の組立構造の実施例を示し、第1
図は簡易車庫に適用した例で示す平面図、第2図はその
正面図、第3図は側面図であり、第4図の(a)、
(b)、(c)図は棚の全体と一部の斜視図、第5図は
第3図に対応する詳細図、第6図は第1図の一部に対応
する詳細平面図であり、第7図は従来の棚の斜視図であ
る。 1……簡易車庫、2……柱、4……屋根支持部材、5…
…屋根部材、6……桁、7……屋根パネル、8……竪
樋、9……棚、10……ブラケット、11……アーム部材、
12……取付部、13……係着部、14……フランジ、15……
翼部、17……垂直部、18……水平部、19……取付孔、20
……棚板、21……枠材、22……金網、23……垂直部、24
……水平部、25、26……溝、27……転落防止部材、30…
…係着体、31……タップねじ孔、32……ねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも両端部のブラケットと、該ブラ
    ケットに支持される棚板とからなる棚の組立構造におい
    て、ブラケットの先端と基端の垂直部と水平部には、棚
    板の枠材との係着部が形成され、該枠材は、上記係着部
    に対応するように断面が概略L字形に形成されると共
    に、その内面と上面には長手方向に溝が形成されてお
    り、この溝内に摺動自在に嵌挿された係着体を、前記係
    着部に係着したときに、複数のブラケットが棚板を摺動
    自在に支持するように構成したことを特徴とする棚の組
    立構造。
JP2704689U 1989-03-09 1989-03-09 棚の組立構造 Expired - Lifetime JPH0725065Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2704689U JPH0725065Y2 (ja) 1989-03-09 1989-03-09 棚の組立構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2704689U JPH0725065Y2 (ja) 1989-03-09 1989-03-09 棚の組立構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02119039U JPH02119039U (ja) 1990-09-25
JPH0725065Y2 true JPH0725065Y2 (ja) 1995-06-07

Family

ID=31249213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2704689U Expired - Lifetime JPH0725065Y2 (ja) 1989-03-09 1989-03-09 棚の組立構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0725065Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02119039U (ja) 1990-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8147009B1 (en) Cabinet component system
US5371985A (en) Modular building structure
US6591570B2 (en) Architectural post and beam system
JPS58183299A (ja) 建築物の壁の装飾材料
WO1991001419A1 (en) Conservatory roof support assembly
JPH0725065Y2 (ja) 棚の組立構造
JPH0224447A (ja) 手摺りの取付方法及び取付装置
JPH078699Y2 (ja) 軒天井の支持構造
JPH0752820Y2 (ja) 軽量気泡コンクリート版取付構造
JPS637601Y2 (ja)
JPH0437158Y2 (ja)
JPH075143Y2 (ja) 立上げ壁
JPH04200Y2 (ja)
JPH054504B2 (ja)
JPH05280090A (ja) バルコニー用腰壁構造
JP2002021270A (ja) 軒先構造
JP2016204883A (ja) 屋根構築物
JP3810869B2 (ja) 玄関庇ユニットおよびその取付方法
JP4173230B2 (ja) 天井の工事方法とその吊り具
JPS5846979B2 (ja) 組立式手摺
JP2675759B2 (ja) 袖 壁
JPH083201B2 (ja) 建物の外廊下の構造
KR200307395Y1 (ko) 에어컨 실외기용 받침대
JPH0543133Y2 (ja)
JPH0630990Y2 (ja) 柱と桁の結合構造