JPH05280090A - バルコニー用腰壁構造 - Google Patents

バルコニー用腰壁構造

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JPH05280090A
JPH05280090A JP10379292A JP10379292A JPH05280090A JP H05280090 A JPH05280090 A JP H05280090A JP 10379292 A JP10379292 A JP 10379292A JP 10379292 A JP10379292 A JP 10379292A JP H05280090 A JPH05280090 A JP H05280090A
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JP
Japan
Prior art keywords
panel
waist wall
balcony
fixed
weight receiver
Prior art date
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Pending
Application number
JP10379292A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Azuma
克彦 四阿
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 美観の優れた腰壁パネルを短工期で簡便に施
工できる乾式構造で組み立てる。 【構成】 一枚の腰壁パネル16をパネル自重受け5と
補強金物12と笠木受けによって押圧支持する構造で、
腰壁パネル16と腰壁パネル16の間の目地部に配置さ
れる補強金物12が板状で目地部に隠れていて、さらに
バルコニー床の前端部下方から上方に向かって垂直に立
設される腰壁パネル16が取り付け簡便な金物によりバ
ルコニー床の梁1に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅等のバルコニー
床の前端部下方から上方に向かって垂直に立設される腰
壁パネルの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等のバルコニー床の前端部に
腰壁や手摺を垂直に立設する場合には、床の前端部にパ
ラペット(胸壁)を形成し、このパラペットに金属製の
手摺を取着したり、コンクリートブロックを積んだり、
或いはバルコニー床を支承する梁の上縁から上方に向か
って垂直な板状の補強金物を固着し、パネルの目地部に
前記補強金物を挾んで床面から所望高さにパネルを立設
し、前記補強金物の上端部に水平に螺着された笠木受け
に前記パネル上端小口面を係着したりする方法等が採用
されている。
【0003】しかし、住宅の高級化に伴って金属製の手
摺やコンクリートブロックでは、外観上問題があり、ま
たいずれの場合も床面から下方の梁等の露出部が見えな
いように装飾用パネルを取付けるなどの対策が必要であ
るが、手摺との材質の相違から美観上の問題があった。
【0004】また、床面から下方の梁等の露出部が見え
ないように施工するために図8のようにバルコニー床の
前端部下方にパネル自重受けを配置し、このパネル自重
受けから上方に向かって同一パネルで腰壁を形成する方
法もある。この場合は、現場で躯体梁1の上縁と下縁に
水平なアングル2a、2bを固着し、このアングル2
a、2bに所望間隔でアングル形補強部材3を垂直に溶
接する。そして、この補強部材3の上端部に水平な定規
アングル4を、下端部に水平なパネル自重受け5を溶接
し、さらにこの定規アングル4とパネル自重受け5に所
望間隔でフックボルト6aを溶接する。それからパネル
自重受け5にパネル(ALC版)7の下端部を担持させ
て、外面から取り付け孔を座繰り穿孔し、前記フックボ
ルト6aを挿通して定規アングル4とパネル自重受け5
の間にパネル7をはめ込み、ナット6bで螺着してい
る。そして、バルコニー床8を形成し、モルタル仕上げ
8a、防水仕上げ8bを行う。
【0005】この施工法には、次のような問題がある。
【0006】補強材3としてアングル材を使用している
ために、このアングル材がベランダ側に露出してしま
う。これを隠す為に、モルタル仕上げをしなけければな
らない。
【0007】表側(外側)からパネル(ALC版)7に
穴をあけてフックボルト6aで止めなければならないの
で、施工に手間がかかると共に、この部分をタイルなど
で予め仕上げておくことができない。
【0008】アングル2a、2bが、パネル(ALC
版)7の定規及び補強部材3の固定用として使われた
り、パネル(ALC版)7をフックボルト6aでアング
ル2a、2bに固定するなど、アングル材やボルトナッ
トの使用量が多い。
【0009】すなわち、これらの施工は全て現場加工な
ので施工に手数がかかるばかりでなく、施工後にパネル
の両面にタイル貼着等の外装仕上げが必要で、工期が長
くなる問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、前
記の課題を解決し、手数が掛からず、短工期で仕上が
り、美観の優れたバルコニー用腰壁構造を提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】バルコニー床の前端部下
方から上方に向かって腰壁パネルが垂直に立設される本
発明のバルコニー用腰壁構造は、バルコニー床を支持す
る梁と、該梁の上縁に上向きで水平方向に固定されたL
型断面の定規アングルと、前記梁の下縁に水平方向に固
定されたパネル自重受けと、所望の間隔で前記定規アン
グルとパネル自重受けとに垂直方向に固定された板状の
補強金物と、前記補強金物の上端で水平方向に支持され
た笠木受けと、前記パネル自重受けと補強金物と笠木受
けによって押圧支持された腰壁パネルとからなり、腰壁
パネルの下端小口面が前記自重受けに担持され、腰壁パ
ネルの裏面が前記定規アングルとパネル自重受けに固定
され、腰壁パネルの上端小口面が笠木受けに固定されて
いることを特徴とする。
【0012】
【作用】前記のように構成されている本発明のバルコニ
ー用腰壁構造では、一枚の腰壁パネルがパネル自重受け
と補強金物と笠木受けによって押圧支持されのであり、
補強金物の間隔が一枚の腰壁パネルの幅に相当する。言
い換えると、腰壁パネルと腰壁パネルの間の目地部に補
強金物が配置されることになる。そして、補強金物が板
状になっているので、目地部に隠れてしまう。
【0013】また、本発明のバルコニー用腰壁構造で
は、バルコニー床の前端部下方から上方に向かって垂直
に立設される腰壁パネルが取付金物によりバルコニー床
の梁に固定されている。取付金物は、取り付けが簡便で
あり、美観にも優れた構造にできる。そして、取付金物
は腰壁パネルの裏面(バルコニー側)に取り付けられて
いるだけなので、腰壁パネルの外面を予め外装仕上げし
ておくことができる。
【0014】従って、本発明によれば、美観の優れたバ
ルコニー用腰壁構造を乾式で組み立てられ、手数が掛か
らず、短工期で施工することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面について説明
する。
【0016】図1は本発明のバルコニー用腰壁構造を示
す一部破断分解斜視図であり、図2は補強金物12の表
面に沿う一部破断縦断面図である。ただし、図1では図
面上右が表側(外側)で、左がバルコニー側であり、図
2では図面上左が表側(外側)で、右がバルコニー側で
ある。また、図2ではバルコニー床より下の構造を示
し、バルコニー床より上の腰壁パネルは省略し、笠木構
造のみを示してある。
【0017】バルコニー床8を支承する梁1の上縁1a
にはL型断面の定規アングル4がボルト9とナット9a
で腰壁の全幅に亘って上向きに水平に螺着されている。
【0018】梁1の下縁1bには逆L型断面の取付金物
10がボルト11とナット11aで下向きに螺着されて
いる。さらに、取付金物10の下端部には、L型断面の
パネル自重受け5がボルト21とナット21aで腰壁の
全幅に亘って水平に螺着されている。
【0019】そして、腰壁の高さにほぼ等しい長さで垂
直方向に伸びる板状の補強金物12が腰壁パネル16と
腰壁パネル16の間の目地部に相当する所望の位置に配
置されている。
【0020】補強金物12の下端部に溶接で固着された
ボルト13が前記自重受5の垂直部に螺着されている。
また、補強金物12の縦方向中間部に固着されたボルト
14が前記定規アングル4の垂直部に螺着されている。
さらに、補強金物12の上端部には笠木下地金物18を
螺着するためのボルト15が溶接で固着されている。
【0021】腰壁を形成するパネル(ALC版)16は
前記自重受けと補強金物と笠木受けによって押圧支持さ
れるようになっている。
【0022】図1では、嵌め込む前のパネル(ALC
版)16を仮想線で示し、嵌め込まれたパネル(ALC
版)16を実線で示してある。また、笠木下地金物18
と笠木も取付前の状態で示されている。
【0023】パネル16の裏面に自重受金物5の高さに
合わせてイナヅマ金物17が取付けられている。
【0024】パネル16の取付は、自重受け5にパネル
16の下端部を担持させ、イナヅマ金物17を介して自
重受け5に掛け合わせ、ナットで裏面下方を螺着するこ
とによって行われる。
【0025】また、パネル16の上に水平方向に配置さ
れたチャンネル状の笠木下地金物18が補強金物12に
ボルト15により連結され、笠木下地金物18によりパ
ネル16の上端部が押圧固定されている。さらに、この
笠木下地金物18には笠木19が取り付け金具19aを
介して取着されている。
【0026】なお、パネル16及び笠木19の外面には
予めタイル16a、19bが貼着されており、またパネ
ル16と床8との間及び床表面はモルタル8aで仕上げ
されている。
【0027】図1〜図2におけるパネル16の設置は次
の手順による。
【0028】梁1に定規アングル4と取付金物10を固
定し、取付金物10にパネル自重受け5を固定する。次
に、補強金物12を定規アングル4と取付金物10に固
定する。一方、予め外装仕上げしたパネル16にイナヅ
マ金物17を取り付け、補強金物12と補強金物12の
間に填め込む。この際、イナヅマ金物17をパネル自重
受け5に掛けつつ、パネル自重受け5にパネル16を載
置する。次に、笠木下地金物18をパネル16上に配置
して、補強金物12に固定する。最後に、笠木19を笠
木下地金物18に取り付ける。
【0029】図3〜図5は、前記のように構成された腰
壁をベランダの手摺として使用した実施例を示す。参照
番号は、図1〜図2の実施例と同じものを示す。
【0030】図3ではベランダ床8の前方に立設された
タイル貼着パネル16aの頂部に取着した笠木下地金物
18にタイル笠木19を係着してある。
【0031】図4では、同様に笠木下地金物18に金属
製笠木手摺20を係着してある。また図5では同様に取
着した高さの低い腰壁16aの笠木下地金物18に金属
製サッシ枠21を係着し、硝子22を嵌め込んである。
【0032】図5〜図7は、本発明の腰壁と階下の外壁
との関係を示す実施例である。参照番号は、図1〜図2
の実施例と同じものを示す。
【0033】図6では階上のバルコニー(ベランダ)腰
壁と階下の外壁面が同一にする構造で、腰壁16の自重
受け5の垂直部を下方に延伸して階下の外壁パネルを2
3を係着している。また、図7では階上のバルコニー
(ベランダ)をオーバーハングさせており、階下の外壁
23は通常の建築法で躯体の梁24に取着してある。
【0034】図6〜図7の実施例では腰壁が軒下を覆っ
ているので階下の外壁との収まりがよく、外観を損なう
ことがない。
【0035】
【発明の効果】この発明は、前述のように、バルコニー
床の前端部下方から上方に向かって垂直に立設される腰
壁パネルを取付金物によりバルコニー床の梁に取着する
ように構成したので、美観の優れた腰壁パネルを乾式構
造で組み立てられ、手数が掛からず、短工期で施工する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるバルコニー用腰壁構造
の一部破断分解斜視図である。
【図2】図1の腰壁構造の要部縦断面である。
【図3】本発明を手摺に応用した実施例を示す部分断面
図である。
【図4】本発明を手摺に応用した他の実施例を示す部分
断面図である。
【図5】本発明を手摺に応用した他の実施例を示す部分
断面図である。
【図6】本発明にかかるバルコニー用腰壁構造と外観と
の関係の実施例を示す部分断面図である。
【図7】本発明を手摺に応用した他の実施例を示す部分
断面図である。
【図8】従来のバルコニー用腰壁構造を示す一部破断断
面図である。
【符号の説明】
1 梁 2 アングル 3 補強部材 4 定規アングル 5 自重受け 6 フックボルト 7 パネル 8 バルコニー床 9 ボルト 10 取付金物 11 ボルト 12 補強金物 13 ボルト 14 ボルト 15 ボルト 16 パネル 17 イナヅマ金物 18 笠木下地金物 19 笠木 20 手摺 21 ボルト 22 ガラス 23 外壁パネル 24 梁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルコニー床の前端部下方から上方に向
    かって腰壁パネルが垂直に立設されるバルコニー用腰壁
    構造であって、バルコニー床を支持する梁と、該梁の上
    縁に上向きで水平方向に固定されたL型断面の定規アン
    グルと、前記梁の下縁に水平方向に固定されたパネル自
    重受けと、所望の間隔で前記定規アングルとパネル自重
    受けとに垂直方向に固定された板状の補強金物と、前記
    補強金物の上端で水平方向に支持された笠木受けと、前
    記パネル自重受けと補強金物と笠木受けによって押圧支
    持された腰壁パネルとからなり、腰壁パネルの下端小口
    面が前記自重受けに担持され、腰壁パネルの裏面が前記
    定規アングルとパネル自重受けに固定され、腰壁パネル
    の上端小口面が笠木受けに固定されていることを特徴と
    するバルコニー用腰壁構造。
JP10379292A 1992-03-31 1992-03-31 バルコニー用腰壁構造 Pending JPH05280090A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0967853A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Natl House Ind Co Ltd 上階屋外床の前縁部の支持構造
JP2016056532A (ja) * 2014-09-08 2016-04-21 ミサワホーム株式会社 バルコニーの耐火構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0967853A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Natl House Ind Co Ltd 上階屋外床の前縁部の支持構造
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