JPH07250423A - 幹線電力ケーブル終端部 - Google Patents

幹線電力ケーブル終端部

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JPH07250423A
JPH07250423A JP6041197A JP4119794A JPH07250423A JP H07250423 A JPH07250423 A JP H07250423A JP 6041197 A JP6041197 A JP 6041197A JP 4119794 A JP4119794 A JP 4119794A JP H07250423 A JPH07250423 A JP H07250423A
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JP
Japan
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prefabricated
semiconductive layer
branch
insulator
power cable
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JP6041197A
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Eiji Eguchi
英二 江口
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に、低コストで終端部を形成できる幹線
電力ケーブル終端部を提供する。 【構成】 外表面が外部半導電層2で覆われているプレ
ハブ絶縁体4内に分岐スリーブ5を組み込み、分岐スリ
ーブ5の両端に対向して差込み口4a,4bをそれぞれ
開口させた構造のプレハブ分岐体1を用いる。プレハブ
絶縁体4の一方の差込み口4aには幹線電力ケーブル6
の末端部を挿入配置し、分岐スリーブ5の一端には幹線
電力ケーブル6の末端のケーブル導体を接続する。プレ
ハブ絶縁体4の他方の差込み口4bには絶縁栓43を挿
入配置する。絶縁栓43の外向き端部には、プレハブ絶
縁体4の外部半導電層2につながる外部半導電層45を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、幹線電力ケーブル終端
部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、所定箇所毎に分岐をとる高電圧幹
線電力ケーブルの終端部は、端末で所定長露出させたケ
ーブルコアの外周にストレスコーンを装着し、その外周
に遮蔽処理層を施した構造であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の幹線電力ケーブル終端部では、ストレスコー
ンのような高価な端末処理部品を必要とし、また構造が
複雑化し、コスト高になる問題点があった。
【0004】本発明の目的は、簡単に、低コストで終端
部を形成できる幹線電力ケーブル終端部を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の構成を説明すると、次の通りである。
【0006】本発明の幹線電力ケーブル終端部は、外表
面が外部半導電層で覆われているプレハブ絶縁体内に分
岐スリーブが組み込まれ、該分岐スリーブの両端に対向
して前記プレハブ絶縁体の両端に差込み口がそれぞれ開
口されている構造のプレハブ分岐体が用いられ、前記プ
レハブ絶縁体の一方の前記差込み口には幹線電力ケーブ
ルの末端部が挿入配置され、前記プレハブ絶縁体内の前
記分岐スリーブには前記幹線電力ケーブルの末端のケー
ブル導体が接続され、前記プレハブ絶縁体の他方の前記
差込み口には絶縁栓が挿入配置され、前記絶縁栓の外向
き端部には前記プレハブ絶縁体の前記外部半導電層につ
ながる外部半導電層が設けられていることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】このようにプレハブ分岐体を用いた幹線電力ケ
ーブルの分岐部で、該プレハブ分岐体のプレハブ絶縁体
の他方の差込み口に絶縁栓を挿入配置し、該絶縁栓の外
向き端部にはプレハブ絶縁体の外部半導電層につながる
外部半導電層を設けると、幹線電力ケーブルの分岐部を
利用して終端処理を行うことができる。
【0008】該プレハブ分岐体では、プレハブ絶縁体の
外表面に外部半導電層を有し且つ絶縁栓の外向き端部の
外表面に外部半導電層を有し、これらは相互に電気的に
接続されているので、安全に終端処理を行うことができ
る。
【0009】本発明では、絶縁栓の外向き端部を覆う外
部半導電層は、該絶縁栓の外向き端部に半導電テープを
巻くか、半導電キャップを被せるか、或いは絶縁栓の外
向き端部に予め半導電層を一体に設けることにより形成
することができる。
【0010】特に、絶縁栓の外向き端部に予め半導電層
を一体に設けておくと、後処理作業が1工程少なくな
り、ケーブル終端部形成の作業能率を上げることができ
る。
【0011】また、絶縁栓には段部を設け、この段部を
プレハブ絶縁体の差込み口の入口に当接すると、プレハ
ブ絶縁体に対する絶縁栓の位置決めを確実に行うことが
できる。
【0012】
【実施例】図1(A)(B)は、高電圧ハーネスケーブ
ルのプラグイン分岐接続部に適用した本発明に係る幹線
電力ケーブル終端部の第1実施例を示したものである。
【0013】本実施例では、図示のようなプレハブ分岐
体1を用いる。該プレハブ分岐体1は、筒状をしていて
外表面が外部半導電層2で覆われ内表面の中央部に筒状
に内部半導電層3が設けられているプレハブ絶縁体4
と、内部半導電層3内に存在するようにして該プレハブ
絶縁体4内に組込まれている分岐スリーブ5とを主体と
して構成されている。外部半導電層2及び内部半導電層
3は導電性ゴムで形成され、プレハブ絶縁体4は絶縁性
ゴムで形成されている。これら外部半導電層2,内部半
導電層3及びプレハブ絶縁体4は、一体成形により形成
されている。分岐スリーブ5の両端に対向してプレハブ
絶縁体4の両端には差込み口4a,4bがそれぞれ開口
されている。このようなプレハブ分岐体1の差込み口4
a,4b側の外部形状は、端部に向かうにつれて外径を
徐々に小さくするテーパ形に形成されている。
【0014】幹線電力ケーブル6は、その末端において
段剥ぎされてケーブルシース7の端部からケーブル遮蔽
層8,ケーブル外部半導電層9,ケーブル絶縁層10,
ケーブル導体11が順次露出されている。このような幹
線電力ケーブル6の末端をプレハブ絶縁体4に挿入する
前に、ケーブル絶縁層10の外周には予め内部半導電層
12付き絶縁スペーサ13が装着され、またケーブル導
体11には予め分岐スリーブ5が嵌合されて圧着接続さ
れている。分岐スリーブ5は、幹線電力ケーブル6の末
端を差込み口4aからプレハブ絶縁体4内に挿入する際
に一緒に挿入され、内部半導電層3内の中央部に位置決
めされるようになっている。
【0015】プレハブ絶縁体4の一端では、該プレハブ
絶縁体4の外部半導電層2とケーブル外部半導電層9に
跨がって自己融着テープなどの捲回により遮蔽処理層1
4が設けられ、またケーブル遮蔽層8とプレハブ絶縁体
4の外部半導電層2とは導通線15の捲回により電気的
に相互に接続され、更にプレハブ絶縁体4の外部半導電
層2とケーブルシース7とに跨がって、ポリ塩化ビニル
テープの如き絶縁テープの捲回により絶縁テープ巻き層
16が設けられ、その外周には熱収縮チューブ17が装
着されている。
【0016】分岐スリーブ5の外周の長手方向の中央部
には分岐接続用ネジ孔18が設けられ、該分岐接続用ネ
ジ孔18を存在させるべき箇所に対応して分岐接続差込
み口19が開口されている。この分岐接続差込み口19
を包囲してプレハブ絶縁体4には、分岐接続ガイド筒部
20がプレハブ絶縁体4と一体成形で設けられている。
この分岐接続ガイド筒部20はその先端から基端に向か
うにつれて外径が徐々に大きくなるテーパ形に形成され
ている。このような分岐接続ガイド筒部20の基部外周
には、外部半導電層2により分岐接続体取付け座部21
が設けられている。分岐スリーブ5の分岐接続用ネジ孔
18には、チューリップ形の分岐接続用雌接子22のネ
ジ部22aが螺着されて接続されている。該分岐接続用
雌接子22の外周には、先端が開口していて基端の内鍔
部23aが該分岐接続用雌接子22に係止された金属筒
体23が装着されている。このように金属筒体23が装
着されている分岐接続用雌接子22は、分岐接続ガイド
筒部20内に収容されている。金属筒体23の先端は分
岐接続用雌接子22の先端より先に突出され、該金属筒
体23の先端には消弧筒体24が取付けられている。
【0017】分岐接続用雌接子22に接続すべき分岐ケ
ーブル25は、その末端において段剥ぎされてケーブル
シース26の端部からケーブル遮蔽層27,ケーブル外
部半導電層28,ケーブル絶縁層29,ケーブル導体3
0が順次露出されている。このような分岐ケーブル25
の末端には、L形のプレハブ分岐接続コネクタ31が取
付けられている。
【0018】該プレハブ分岐接続コネクタ31は、L形
の筒状をしていて外表面が外部半導電層32で覆われコ
ーナ部の内表面の中央部に筒状に内部半導電層33が設
けられているプレハブ絶縁体34と、該プレハブ絶縁体
34内に組込まれた圧着端子35及び分岐接続用雄接子
36とを主体として構成されている。外部半導電層32
及び内部半導電層33は導電性ゴムで形成され、プレハ
ブ絶縁体34は絶縁性ゴムで形成されている。これら外
部半導電層32,内部半導電層33及びプレハブ絶縁体
34は、一体成形により形成されている。プレハブ絶縁
体34の基端側外周はテーパ形に縮径されている。内部
半導電層33内で圧着端子35の基端側のネジ孔35a
に分岐接続用雄接子36の基端におけるネジ部36aが
螺着されて、圧着端子35と分岐接続用雄接子36とは
直角に連結されている。圧着端子35は内部半導電層3
3の一端側に納まる長さで形成され、分岐接続用雄接子
36は内部半導電層33の他端から突出する長さで形成
されている。プレハブ絶縁体34には、圧着端子35に
対向する側と分岐接続用雄接子36に対向する側とに差
込み口34a,34bがそれぞれ開口されている。この
場合、差込み口34aはストレート孔として形成され、
差込み口34bはテーパ形をした分岐接続ガイド筒部2
0の外周に嵌合できるようにテーパ孔として形成されて
いる。このようなテーパ形の差込み口34b内の中央に
分岐接続用雄接子36は突出されている。分岐接続用雄
接子36の先端には消弧体37が取付けられている。
【0019】分岐ケーブル25の末端のケーブル導体3
0には、プレハブ絶縁体34に挿入される前に、ケーブ
ル絶縁層29の外周には予め内部半導電層38付き絶縁
スペーサ39が装着され、またケーブル導体30には予
め圧着端子35が圧着接続されるようになっている。こ
の場合、内部半導電層38は絶縁スペーサ39の端部に
連設されている。圧着端子35は、分岐ケーブル25の
末端を差込み口34aからプレハブ絶縁体34内に挿入
する際に一緒に挿入され、内部半導電層34内に位置決
めされるようになっている。圧着端子35が位置決めさ
れた状態で、前述した分岐接続用雄接子36のネジ部3
6aが該圧着端子35のネジ孔35aに螺着されるよう
になっている。圧着端子35が位置決めされた状態で、
内部半導電層38はケーブル外部半導電層28に接触す
るようになっている。
【0020】プレハブ絶縁体34の基端では、該プレハ
ブ絶縁体34の外部半導電層32とケーブルシース26
とに跨がって熱収縮チューブ40が装着されている。
【0021】このように分岐ケーブル25に接続されて
いるプレハブ分岐接続コネクタ31は、その分岐接続用
雄接子36を分岐接続用雌接子22に嵌め込み、プレハ
ブ絶縁体34のテーパ形差込み口34bを分岐接続ガイ
ド筒部20に嵌め込むことによりプレハブ分岐体1に接
続する。この状態でプレハブ絶縁体34は、該プレハブ
絶縁体34の先端外周に係止させたフランジ41をボル
ト42で、分岐接続体取付け座部21に埋め込み支持さ
れた図示しないナットに締結することによりプレハブ分
岐体1に固定されるようになっている。フランジ41は
その係止突起41aを外部半導電層32の先端外周の係
止凹部32aに嵌めることによりプレハブ絶縁体34に
係止されている。
【0022】プレハブ分岐体1におけるプレハブ絶縁体
4の他方の差込み口4bには、絶縁ゴム製の絶縁栓43
が挿入配置されている。該絶縁栓43は、柱状の栓部4
3aと、その外向き端部に該栓部43aより大きな外径
で一体成形されている頭部43bとで構成されている。
このため栓部43aに隣接して頭部43bには、段部4
3cが存在している。このような絶縁栓43は、その段
部43cをプレハブ絶縁体4の他方の差込み口4bの端
部に当接することにより位置決めがなされるようになっ
ている。
【0023】絶縁栓43がプレハブ絶縁体4に取付けら
れた状態で、該絶縁栓43の外向き端部に存在する頭部
43bとプレハブ絶縁体4の外部半導電層2とに跨がっ
て半導電テープの巻き付けにより外部半導電層44が設
けられ、該外部半導電層44の外周とプレハブ絶縁体4
の外部半導電層2とに跨がって自己融着テープの巻き付
けにより防水・電気絶縁層45が設けられ、該防水・電
気絶縁層45の外表面には絶縁キャップ46が被せら
れ、該絶縁キャップ46とプレハブ絶縁体4の外部半導
電層2とに跨がってポリ塩化ビニルテープの如きキャッ
プ固定層47が設けられている。
【0024】このようにプレハブ分岐体1を用いた幹線
電力ケーブル6の分岐部で、該プレハブ分岐体1のプレ
ハブ絶縁体4の他方の差込み口4bに絶縁栓43を挿入
配置し、該絶縁栓43の外向き端部にはプレハブ絶縁体
4の外部半導電層2につながる外部半導電層44を設け
ると、幹線電力ケーブル6の分岐部を利用して終端処理
を行うことができる。
【0025】また、このプレハブ分岐体1では、プレハ
ブ絶縁体4の外表面に外部半導電層2を有し、且つ絶縁
栓43の外向き端部である頭部43bの表面に外部半導
電層44を有し、これら外部半導電層2,44が相互に
電気的に接続されているので、安全に終端処理を行うこ
とができる。
【0026】特に、プレハブ分岐体1が内部半導電層3
とプレハブ絶縁体4と外部半導電層2を有し、差込み口
4a,4b側の外部形状が端部に向かうにつれて外径を
徐々に小さくするテーパ形になっていると、これらの構
造部分がストレスコーンと同様の働きをするので、特別
に終端用のストレスコーンを設けることなく、差込み口
4b側で終端部を形成できることになる。
【0027】図2(A)(B)は、高電圧ハーネスケー
ブルのプラグイン分岐接続部に適用した本発明に係る幹
線電力ケーブル終端部の第2実施例を示したものであ
る。なお、前述した第1実施例と対応する部分には、同
一符号を付けて示している。
【0028】本実施例では、絶縁栓43の外向き端部で
ある頭部43bの表面とこの頭部43bに隣接した栓部
43aの一部外周に、予め外部半導電層44が一体成形
で設けられている点で第1実施例と相違している。
【0029】これに伴い、本実施例では、絶縁栓43が
プレハブ絶縁体4に取付けられた状態で、該絶縁栓43
の外向き端部に存在する頭部43bの表面を覆う外部半
導電層44とプレハブ絶縁体4の外部半導電層2とに跨
がって自己融着テープの巻き付けにより防水・電気絶縁
層45が設けられ、該防水・電気絶縁層45の外表面に
は絶縁キャップ46が被せられ、該絶縁キャップ46と
プレハブ絶縁体4の外部半導電層2とに跨がってポリ塩
化ビニルテープの如きキャップ固定層47が設けられて
いる。
【0030】この実施例でも、プレハブ分岐体1を用い
た幹線電力ケーブル6の分岐部で、該プレハブ分岐体1
のプレハブ絶縁体4の他方の差込み口4bに絶縁栓43
を挿入配置し、該絶縁栓43の外向き端部にはプレハブ
絶縁体4の外部半導電層2につながる外部半導電層44
を設けているので、幹線電力ケーブル6の分岐部を利用
して終端処理を行うことができる。
【0031】また、このプレハブ分岐体1でも、プレハ
ブ絶縁体4の外表面に外部半導電層2を有し、且つ絶縁
栓43の外向き端部である頭部43bの表面に外部半導
電層44を有し、これら外部半導電層2,44が相互に
電気的に接続されているので、安全に終端処理を行うこ
とができる。
【0032】特に、プレハブ分岐体1が内部半導電層3
とプレハブ絶縁体4と外部半導電層2を有し、差込み口
4a,4b側の外部形状が端部に向かうにつれて外径を
徐々に小さくするテーパ形になっていると、これらの構
造部分がストレスコーンと同様の働きをするので、特別
に終端用のストレスコーンを設けることなく、差込み口
4b側で終端部を形成できることになる。
【0033】また、この第2実施例では、絶縁栓43に
予め外部半導電層44を一体成形で設けているので、後
から絶縁栓43に外部半導電層44を設ける工程が不要
となり、後処理作業が1工程少なくなり、ケーブル終端
部形成の作業能率を上げることができる。
【0034】なお、第1,第2実施例において、外部半
導電層44を予めキャップ状に成形して絶縁栓43の頭
部43bに嵌着することもできる。
【0035】本明細書に開示した本発明の好ましい態様
を要約して示すと、次の通りである。
【0036】(1) 外表面が外部半導電層で覆われて
いるプレハブ絶縁体内に分岐スリーブが組み込まれ、該
分岐スリーブの両端に対向して前記プレハブ絶縁体の両
端に差込み口がそれぞれ開口されている構造のプレハブ
分岐体が用いられ、前記プレハブ絶縁体の一方の前記差
込み口には幹線電力ケーブルの末端部が挿入配置され、
前記プレハブ絶縁体内の前記分岐スリーブには前記幹線
電力ケーブルの末端のケーブル導体が接続され、前記プ
レハブ絶縁体の他方の前記差込み口には絶縁栓が挿入配
置され、前記絶縁栓の外向き端部には前記プレハブ絶縁
体の前記外部半導電層につながる外部半導電層が設けら
れていることを特徴とする幹線電力ケーブル終端部。
【0037】(2) 外表面が外部半導電層で覆われ内
表面に内部半導電層が設けられているプレハブ絶縁体内
に分岐スリーブが組み込まれ、該分岐スリーブの両端に
対向して前記プレハブ絶縁体の両端に差込み口がそれぞ
れ開口され、これら差込み口側の外部形状が端部に向か
うにつれて外径を徐々に小さくするテーパ形に形成され
ている構造のプレハブ分岐体が用いられ、前記プレハブ
絶縁体の一方の前記差込み口には幹線電力ケーブルの末
端部が挿入配置され、前記プレハブ絶縁体内の前記分岐
スリーブには前記幹線電力ケーブルの末端のケーブル導
体が接続され、前記プレハブ絶縁体の他方の前記差込み
口には絶縁栓が挿入配置され、前記絶縁栓の外向き端部
には前記プレハブ絶縁体の前記外部半導電層につながる
外部半導電層が設けられていることを特徴とする幹線電
力ケーブル終端部。
【0038】このようにプレハブ分岐体が内部半導電層
とプレハブ絶縁体と外部半導電層を有し、各差込み口側
の外部形状が端部に向かうにつれて外径を徐々に小さく
するテーパ形になっていると、これらの構造部分がスト
レスコーンと同様の働きをするので、特別に終端用のス
トレスコーンを設けることなく、該差込み口側で終端部
を形成できることになる。
【0039】(3) 外表面が外部半導電層で覆われて
いるプレハブ絶縁体内に分岐スリーブが組み込まれ、該
分岐スリーブの両端に対向して前記プレハブ絶縁体の両
端に差込み口がそれぞれ開口されている構造のプレハブ
分岐体が用いられ、前記プレハブ絶縁体の一方の前記差
込み口には幹線電力ケーブルの末端部が挿入配置され、
前記プレハブ絶縁体内の前記分岐スリーブには前記幹線
電力ケーブルの末端のケーブル導体が接続され、前記プ
レハブ絶縁体の他方の前記差込み口には絶縁栓が挿入配
置され、前記絶縁栓の外向き端部表面には前記プレハブ
絶縁体の前記外部半導電層につながる外部半導電層が一
体に設けられていることを特徴とする幹線電力ケーブル
終端部。
【0040】このように、絶縁栓の外向き端部に予め半
導電層を一体に設けておくと、後処理作業が1工程少な
くなり、ケーブル終端部形成の作業能率を上げることが
できる。
【0041】(4) 外表面が外部半導電層で覆われ内
表面に内部半導電層が設けられているプレハブ絶縁体内
に分岐スリーブが組み込まれ、該分岐スリーブの両端に
対向して前記プレハブ絶縁体の両端に差込み口がそれぞ
れ開口され、これら差込み口側の外部形状が端部に向か
うにつれて外径を徐々に小さくするテーパ形に形成され
ている構造のプレハブ分岐体が用いられ、前記プレハブ
絶縁体の一方の前記差込み口には幹線電力ケーブルの末
端部が挿入配置され、前記プレハブ絶縁体内の前記分岐
スリーブには前記幹線電力ケーブルの末端のケーブル導
体が接続され、前記プレハブ絶縁体の他方の前記差込み
口には絶縁栓が挿入配置され、前記絶縁栓の外向き端部
表面には前記プレハブ絶縁体の前記外部半導電層につな
がる外部半導電層が一体に設けられていることを特徴と
する幹線電力ケーブル終端部。
【0042】このように、プレハブ分岐体が内部半導電
層とプレハブ絶縁体と外部半導電層を有し、各差込み口
側の外部形状が端部に向かうにつれて外径を徐々に小さ
くするテーパ形になっていると、これらの構造部分がス
トレスコーンと同様の働きをするので、特別に終端用の
ストレスコーンを設けることなく、該差込み口側で終端
部を形成できることになる。
【0043】また、絶縁栓の外向き端部に予め半導電層
を一体に設けておくと、後処理作業が1工程少なくな
り、ケーブル終端部形成の作業能率を上げることができ
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る幹線電
力ケーブル終端部によれば、下記のような優れた効果を
得ることができる。
【0045】本発明では、プレハブ分岐体を用いた幹線
電力ケーブルの分岐部で、該プレハブ分岐体のプレハブ
絶縁体の他方の差込み口に絶縁栓を挿入配置し、該絶縁
栓の外向き端部にはプレハブ絶縁体の外部半導電層につ
ながる外部半導電層を設けたので、幹線電力ケーブルの
分岐部を利用して終端処理を行うことができる。
【0046】このプレハブ分岐体では、プレハブ絶縁体
の外表面に外部半導電層を有し且つ絶縁栓の外向き端部
の外表面に外部半導電層を有し、これらが相互に電気的
に接続されているので、ストレスコーンを用いることな
く安全に終端処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係る幹線電力ケーブル終端部
の第1実施例の縦断面図、(B)は(A)の右側面図で
ある。
【図2】(A)は本発明に係る幹線電力ケーブル終端部
の第2実施例の縦断面図、(B)は(A)の右側面図で
ある。
【符号の説明】
1 プレハブ分岐体 2 外部半導電層 3 内部半導電層 4 プレハブ絶縁体 4a,4b 差込み口 5 分岐スリーブ 6 幹線電力ケーブル 7 ケーブルシース 8 ケーブル遮蔽層 9 ケーブル外部半導電層 10 ケーブル絶縁層 11 ケーブル導体 12 内部半導電層 13 絶縁スペーサ 14 遮蔽処理層 15 導通線 16 絶縁テープ巻き層 17 熱収縮チューブ 18 分岐接続用ネジ孔 19 分岐接続差込み口 20 分岐接続ガイド筒部 21 分岐接続体取付け座部 22 分岐接続用雌接子 22a ネジ部 23 金属筒体 23a 内鍔部 24 消弧筒体 25 分岐ケーブル 26 ケーブルシース 27 ケーブル遮蔽層 28 ケーブル外部半導電層 29 ケーブル絶縁層 30 ケーブル導体 31 プレハブ分岐接続コネクタ 32 外部半導電層 33 内部半導電層 34 プレハブ絶縁体 34a,34b 差込み口 35 圧着端子 35a ネジ孔 36 分岐接続用雄接子 36a ネジ部 37 消弧体 38 内部半導電層 39 絶縁スペーサ 40 熱収縮チューブ 41 フランジ 42 ボルト 43 絶縁栓 43a 栓部 43b 頭部 43c 段部 44 外部半導電層 45 防水・電気絶縁層 46 絶縁キャップ 47 キャップ固定層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外表面が外部半導電層で覆われているプ
    レハブ絶縁体内に分岐スリーブが組み込まれ、該分岐ス
    リーブの両端に対向して前記プレハブ絶縁体の両端に差
    込み口がそれぞれ開口されている構造のプレハブ分岐体
    が用いられ、 前記プレハブ絶縁体の一方の前記差込み口には幹線電力
    ケーブルの末端部が挿入配置され、 前記プレハブ絶縁体内の前記分岐スリーブには前記幹線
    電力ケーブルの末端のケーブル導体が接続され、 前記プレハブ絶縁体の他方の前記差込み口には絶縁栓が
    挿入配置され、 前記絶縁栓の外向き端部には前記プレハブ絶縁体の前記
    外部半導電層につながる外部半導電層が設けられている
    ことを特徴とする幹線電力ケーブル終端部。
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