JPH07249725A - 表面実装型電子部品 - Google Patents

表面実装型電子部品

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JPH07249725A
JPH07249725A JP6643694A JP6643694A JPH07249725A JP H07249725 A JPH07249725 A JP H07249725A JP 6643694 A JP6643694 A JP 6643694A JP 6643694 A JP6643694 A JP 6643694A JP H07249725 A JPH07249725 A JP H07249725A
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JP
Japan
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film
frame body
lead member
lead
shaped lead
Prior art date
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Pending
Application number
JP6643694A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Amano
俊昭 天野
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 絶縁フィルム4a、4bによって所定の間隔
に保持された多数の金属箔リード3を有するフィルム状
リード部材1と、前記リード3の内端に接続されたLS
Iチップ2と、LSIチップ2の周囲に配置された絶縁
性の枠体5とを備え、フィルム状リード部材1の外端側
が枠体5に巻き付けられて固定部材6により固定されて
いるもの。 【効果】 リードピッチが0.3 mm以下というような非常
に小さいピッチで、しかも他の電子部品と同様にプリン
ト回路基板に表面実装できる電子部品が得られる。従来
のTCP型部品のような個別実装機や金型が不要とな
り、実装コストを大幅に低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSIのようなリード
数の多い表面実装型電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、リード数の多い表面実装型電子部
品としては、正方形のパッケージの4辺からリードが出
ているQFP(Quad Flat Package )型の部品が大量に
用いられている。近年、この種の電子部品では、ゲート
数の増大に伴うリード数の増大と、部品寸法を小さくし
たいという要求から、リードピッチが、1.27mm→ 0.8mm
→ 0.5mm→ 0.3mmと小さくなる傾向にある。
【0003】しかしリードフレームによってリードを形
成する方式では、リードフレームの製造上の限界から
0.3mm以下のリードピッチには対応できない。そこでリ
ードピッチが0.3 mm以下になると、TCP(Tape Carri
er Package)型の部品が用いられる。
【0004】TCP型部品は、LSIメーカーにおい
て、絶縁フィルム上に銅箔により四方に伸びる多数のリ
ードを形成したフィルム状リード部材(いわゆるTAB
テープ)に、LSIチップを実装し、LSIチップを樹
脂で封止したものである。TCP型部品はテープの状態
で、或いは1個ずつスライドキャリアに入れた状態でア
センブリ−メーカーに供給される。TCP型部品のリー
ドは、厚さ35μm の銅箔に金または半田メッキが施さ
れたものであり、非常に変形しやすい。このためLSI
メーカーが、リードを実装に適する形状にフォーミング
した状態で供給することが困難である。
【0005】このためアセンブリ−メーカーでTCP型
部品をプリント回路基板に実装する場合には、リードの
中間部を外端部の絶縁フィルムを取り除くように切断し
た後(リードは内端部と外端部を絶縁フィルムによって
所定の間隔に保持され、中間部がフリーになってい
る)、金属箔リードを所定の形状にフォーミングして、
プリント回路基板への実装を行う。この実装工程では、
金属箔リードが薄く変形しやすいことから、QFP型部
品の実装のような一括リフロー方式を採用することがで
きず、特殊な個別実装方式が用いられる。
【0006】すなわちTCP型部品の個別実装機は、金
属箔リードを所定の位置で切断し、所定の形状にフォー
ミングする金型を有しており、かつフォーミングされた
金属箔リードを、その形状を保持したまま、プリント回
路基板のパッド上に位置決めして載置する機能を有して
いる。プリント回路基板のパッドには半田がプリコート
されている。パッド上に載置された金属箔リードは、適
当な加熱手段によりプリコート半田を溶融させることに
よりパッドに半田付けされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】TCP型部品は、プリ
ント回路基板への実装に個別実装機を必要とするため、
実装のための設備費が高価になる。また金属箔リードの
切断・フォーミング用の金型は、TCP型部品の種類に
よって異なるため、新しいTCP型部品が出る度に金型
を製作する必要があり、その製作に時間と費用がかか
り、低コスト、短納期に対応することが難しい。さらに
TCP型部品は、他の電子部品と別工程で実装しなけれ
ばならないため、実装工程数が多くなり、これもコスト
アップの要因となる。
【0008】本発明の目的は、以上のような問題点に鑑
み、TCP型部品と同様にリードピッチが小さく、しか
も他の電子部品と同様にプリント回路基板に表面実装す
ることが可能な表面実装型電子部品を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の表面実装型電子部品は、絶縁フィルムによ
って所定の間隔に保持された多数の金属箔リードを有す
るフィルム状リード部材と、そのフィルム状リード部材
の金属箔リードの内端に接続されたLSIチップのよう
な電子部品本体と、その電子部品本体の周囲に配置され
た絶縁性の枠体とを備え、フィルム状リード部材の外端
側が枠体に巻き付けられて固定されていることを特徴と
するものである。
【0010】枠体へのフィルム状リード部材の固定は、
フィルム状リード部材の外端部を枠体の内側に位置さ
せ、枠体の内側に絶縁性の固定部材を嵌め込むことによ
って行うことができる。また枠体へのフィルム状リード
部材の固定は、フィルム状リード部材の外端部を枠体に
接着することによっても行うことができる。
【0011】
【作用】フィルム状リード部材の金属箔リードの内端に
電子部品本体を接続したものは従来のTCP型部品に相
当する。したがってリードピッチはTCP型部品と同じ
にできる。本発明では、フィルム状リード部材の外端側
を、電子部品本体の周囲に配置した枠体に巻き付けて固
定したので、金属箔リードの変形やピッチの乱れを防止
できる。また金属箔リードは枠体の上面または下面に所
定のピッチで配列された状態となるので、そのまま他の
部品と同様に表面実装することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1ないし図4は本発明の第1の実施例を
示す。図1はこの実施例に用いるフィルム状リード部材
1とLSIチップ2を示す。フィルム状リード部材1
は、四方に伸びる多数のリード3と、リード3の内端部
付近を所定の間隔に保持する正方形の絶縁フィルム4a
と、リード3の外端部を所定の間隔に保持する帯状の絶
縁フィルム4bとから構成されている。
【0013】リード3は厚さ35μm 程度の銅箔に金ま
たは銀メッキを施したものである。絶縁フィルム2aの
中心には正方形の穴が形成され、リード3の内端部はそ
の穴内に突出している。絶縁フィルム2aの中心の穴内
にはLSIチップ2が配置されており、リード3の内端
部はLSIチップ2に接続されている。リード3が接続
されたLSIチップ2は樹脂封止されている(封止樹脂
は図示せず)。図1の状態は従来のTCP型部品に相当
する。
【0014】フィルム状リード部材1の下の、LSIチ
ップ2の周囲には図2に示すように正方形の額縁のよう
な枠体5が配置される。枠体5は硬質樹脂製である。こ
の枠体5の四辺に、フィルム状リード部材1の四方に伸
びるリード3を図3のように巻き付け、その外端部を枠
体5の内側に位置させる。この状態で枠体5の内側に固
定部材6を嵌め込み、フィルム状リード部材1の外端部
を枠体5に固定する。固定部材6は硬質樹脂製の正方形
のフレームで、枠体5の内側に押し込むと、枠体5と共
同して、フィルム状リード部材1の外端部をきつく挟み
つける寸法を有している。
【0015】図3および図4は以上のようにして完成し
た本実施例の表面実装型電子部品を示す。リード3は枠
体5に巻き付けて固定されるため、変形しなくなり、フ
ィルム状リード部材1のときのピッチ(例えば0.3 mm)
を確保することができる。またリード3は枠体5の下面
に所定のピッチで配列されることになるので、このまま
の状態でプリント回路基板に表面実装することが可能で
ある。
【0016】図5および図6は本発明の第2の実施例を
示す。この実施例が第1の実施例と異なる点は、フィル
ム状リード部材1のリード3の長さが、枠体5に、ほぼ
4分の3周巻き付けられるだけの長さになっている点
と、固定部材を用いずに図5のように枠体5の下面に接
着剤7を塗布してある点である。フィルム状リード部材
1の外端側は、図6のように枠体5に巻き付けて、絶縁
フィルム4bの部分を接着剤7に重ね合わせ、加熱加圧
して枠体5に接着固定する。それ以外は第1の実施例と
同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明
を省略する。このような構造の方が第1の実施例より部
品点数が少なく、構造が簡単である。
【0017】図7および図8は本発明の第3の実施例を
示す。この実施例が第2の実施例と異なる点は、フィル
ム状リード部材1の絶縁フィルム4がリード3の内端部
付近から外端部まで連続している(リード3の内端を除
くほぼ全長が絶縁フィルム4と一体化されている)点
と、フィルム状リード部材1の外端部に接着剤7が塗布
されている点である。この場合も、フィルム状リード部
材1の外端側は、図8のように枠体5に巻き付けた後、
接着剤7により枠体5に固定される。
【0018】このように接着剤7はフィルム状リード部
材1側に塗布しておいても枠体1への固定作用は第2の
実施例と同じである。なお接着剤7はフィルム状リード
部材1の外端部だけでなく、枠体5に接触する部分全面
に塗布しておいてもよい。
【0019】またフィルム状リード部材1の絶縁フィル
ム4がリード3の内端部付近から外端部まで連続してい
ると(すなわち図1で絶縁フィルム4bが4aから連続
して伸びていると)、リード3の中間部も絶縁フィルム
4によって所定の間隔に保持されるためリード3のピッ
チのバラツキがなくなると共に、リード3が絶縁フィル
ム4によって補強されるため枠体5への巻き付け、固定
が容易になる。フィルム状リード部材1の絶縁フィルム
4がリード3の内端部付近から外端部まで連続する構造
は、第1および第2の実施例にも適用することができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、リ
ードピッチが0.3 mm以下というような非常に小さいピッ
チで、しかも他の電子部品と同様にプリント回路基板に
表面実装できる電子部品が得られる。このため従来のT
CP型部品のような個別実装機や金型が不要となり、実
装コストを大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に用いるフィルム状リ
ード部材とLSIチップを示す平面図。
【図2】 本発明の第1の実施例に用いるフィルム状リ
ード部材とLSIチップと枠体と固定部材を示す断面
図。
【図3】 本発明の第1の実施例に係る表面実装型電子
部品を示す断面図。
【図4】 図3の表面実装型電子部品の平面図。
【図5】 本発明の第2の実施例に用いるフィルム状リ
ード部材とLSIチップと枠体を示す断面図。
【図6】 本発明の第2の実施例に係る表面実装型電子
部品を示す断面図。
【図7】 本発明の第3の実施例に用いるフィルム状リ
ード部材とLSIチップと枠体を示す断面図。
【図8】 本発明の第3の実施例に係る表面実装型電子
部品を示す断面図。
【符号の説明】
1:フィルム状リード部材 2:LSIチップ 3:銅箔よりなるリード 4、4a、4b:絶縁フィルム 5:枠体 6:固定部材 7:接着剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁フィルムによって所定の間隔に保持さ
    れた多数の金属箔リードを有するフィルム状リード部材
    と、そのフィルム状リード部材の金属箔リードの内端に
    接続されたLSIチップのような電子部品本体と、その
    電子部品本体の周囲に配置された絶縁性の枠体とを備
    え、フィルム状リード部材の外端側が枠体に巻き付けら
    れて固定されていることを特徴とする表面実装型電子部
    品。
  2. 【請求項2】請求項1記載の表面実装型電子部品であっ
    て、フィルム状リード部材の外端部を枠体の内側に位置
    させ、枠体の内側に絶縁性の固定部材を嵌め込むことに
    よりフィルム状リード部材の外端部を枠体に固定したこ
    とを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項1記載の表面実装型電子部品であっ
    て、フィルム状リード部材の少なくとも外端部を枠体に
    接着により固定したことを特徴とするもの。
JP6643694A 1994-03-11 1994-03-11 表面実装型電子部品 Pending JPH07249725A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6643694A JPH07249725A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 表面実装型電子部品

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JP6643694A JPH07249725A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 表面実装型電子部品

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JPH07249725A true JPH07249725A (ja) 1995-09-26

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JP6643694A Pending JPH07249725A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 表面実装型電子部品

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JP (1) JPH07249725A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0948048A1 (en) * 1998-03-20 1999-10-06 Caesar Technology Inc. Chip scale package
KR100351920B1 (ko) * 1999-05-17 2002-09-12 앰코 테크놀로지 코리아 주식회사 반도체 패키지 및 그 제조 방법
US6953991B2 (en) 2000-07-19 2005-10-11 Shindo Company, Ltd. Semiconductor device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0948048A1 (en) * 1998-03-20 1999-10-06 Caesar Technology Inc. Chip scale package
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