JPH07249553A - 固体電解コンデンサの製法における不良品カット装置 - Google Patents

固体電解コンデンサの製法における不良品カット装置

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JPH07249553A
JPH07249553A JP6039524A JP3952494A JPH07249553A JP H07249553 A JPH07249553 A JP H07249553A JP 6039524 A JP6039524 A JP 6039524A JP 3952494 A JP3952494 A JP 3952494A JP H07249553 A JPH07249553 A JP H07249553A
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JP
Japan
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horizontal bar
bending member
capacitor element
metal wire
capacitor
Prior art date
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Pending
Application number
JP6039524A
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English (en)
Inventor
Shigeki Kobayashi
茂樹 木林
Takao Kato
高男 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07249553A publication Critical patent/JPH07249553A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横バーBに装着した各コンデンサ素子Aのう
ち、横バーの長手方向に或る値以上に曲がり変形してい
るものを選択的にカットすることを自動的にできるよう
にする。 【構成】 横バーBに対する支持台1に隣接する部位
に、往復動式の曲げ用部材2を配設して、この曲げ用部
材に、前記横バーにおける各コンデンサ素子における金
属線A2が嵌まり得るスリット溝3を、前記各コンデン
サ素子の箇所ごとに設ける一方、前記横バーを挟んで前
記曲げ部材と反対側の部位に、カット用受け刃部材5
と、この受け刃部材に向かって往復動するカット刃部材
6とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンタル固体電解コン
デンサ等の固体電解コンデンサを製造する場合におい
て、不良品をカットする装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、タンタル固体電解コンデンサに
おけるコンデンサ素子は、陽極になる多孔質チップ片の
表面に、化成処理によって五酸化タンタル等の絶縁層を
形成し、この五酸化タンタル等の絶縁層の表面に、更に
二酸化マンガン、グラファイト及び金属層とから成る陰
極膜を形成することによって製造される。
【0003】そして、前記多孔質チップ片の表面に対し
て絶縁層及び陰極膜を形成するに際して、従来は、以下
に述べる方法を採用している。すなわち、図9〜図11
に示すように、タンタル粉末を焼結したチップ片A1と
このチップ片A1から一体的に突出したタンタル等の金
属線A2とから成るコンデンサ素子Aの多数個を、金属
板にて帯状に形成した横バーBに対して、当該各コンデ
ンサ素子Aにおける金属線A2を溶接にて固着すること
によって、前記横バーBに対してその長手方向に適宜ピ
ッチPの間隔で装着し、この状態で、各コンデンサ素子
Aにおけるチップ片A1を、各種の処理液に浸漬するこ
とによって、絶縁層及び陰極膜を形成したのち、前記金
属線A2を切断することによって、横バーBから切り離
すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この方法に
おいては、多数個のコンデンサ素子Aは、当該コンデン
サ素子Aにおける金属線A2を横バーBに対して溶接す
るときとか、多数個のコンデンサ素子A付き横バーB
を、処理槽から次の処理槽へと移送するときとか、或い
は、乾燥工程に移送する等において、他物に振れる等し
て、その金属線A2に曲がり変形が発生することがあ
る。
【0005】そして、この曲がり変形の方向が、図11
に一点鎖線で示すように、横バーBの長手方向に対して
直角の横向きである場合には、これら左右両側から挟み
付けることによって、前記の曲がり変形を、比較的簡単
に修正することができる。しかし、前記の曲がり変形の
方向が、図10に二点鎖線で示すように、横バーBの長
手方向と同じ向きである場合には、その曲がり変形を修
正することができず、そのまま、各種の工程に移行され
て不良品となって製造されることにより、資材を無駄に
消費することになる。
【0006】そこで、従来は、横バーBに装着した各コ
ンデンサ素子Aのうちうち横バーBの長手方向に曲がり
変形しているものについては、その曲がり変形の大きい
もののみを、作業者の手作業によって、選択的に、その
金属線A2をカットすることによって切除するようにし
ているから、これに手数と、時間とを必要として、コス
トの大幅なアップを招来するのであった。
【0007】本発明は、横バーに装着した各コンデンサ
素子のうち、横バーの長手方向に或る値以上に曲がり変
形しているものを選択的にカットすることを、自動的に
できるようにした装置を提供することを技術的課題とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「チップ片と金属線とから成るコンデ
ンサ素子の多数個を長手方向に適宜ピッチの間隔で装着
した横バーに対する支持台に隣接する部位に、前記横バ
ーの各コンデンサ素子における金属線を横断する方向に
往復動するようにした曲げ用部材を、当該曲げ用部材が
前記横バーの長手方向に延びるように配設して、この曲
げ用部材には、前記横バーにおける各コンデンサ素子に
おける金属線が嵌まり得るスリット溝を、前記各コンデ
ンサ素子の箇所ごとに設ける一方、前記横バーを挟んで
前記曲げ部材と反対側の部位に、カット用受け刃部材
と、この受け刃部材に向かって往復動するカット刃部材
とを設ける。」と言う構成にした。
【0009】
【作 用】この構成において、支持台に対して多数個
のコンデンサ素子を備えた横バーを供給すると、曲げ用
部材が、前記各コンデンサ素子における金属線を横断す
る方向に前進動する。この曲げ用部材の前進動に伴い、
前記横バーにおける各コンデンサ素子のうち横バーの長
手方向への曲がり変形のないコンデンサ素子、及び、そ
の曲がり変形が小さいコンデンサ素子については、その
金属線が前記曲げ用部材におけるスリット溝内に嵌まる
ことになるが、前記横バーにおける各コンデンサ素子の
うち横バーの長手方向への曲がり変形が大きいコンデン
サ素子については、その金属線が前記曲げ用部材におけ
るスリット溝内に嵌まることなく、曲げ用部材の先端に
接当することになるから、この曲がり変形の大きいコン
デンサ素子は、前記曲げ用部材の更なる前進動により、
その前進動方向に折り曲げられることになる。
【0010】次いで、このようにして、曲げ用部材の前
進動方向に折り曲げられたコンデンサ素子は、カット用
受け刃部材に対するカット刃部材の前進動によって、当
該コンデンサ素子における金属線がカットされ、そし
て、前記横バーから切除されるのである。
【0011】
【発明の効果】このように、本発明によると、横バーに
装着した各コンデンサ素子のうち、横バーの長手方向に
或る値以上に曲がり変形しているものを選択して、これ
をカットすることを自動的に行うことができるから、こ
の作業に要する手数及び時間を軽減できて、そのコスト
を大幅に低減できる効果を有する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1〜図8の図面
について説明する。この図において、符号1は、前記9
〜図11に示すように、多数個のコンデンサ素子Aを長
手方向に適宜ピッチPの間隔で装着した横バーBに対す
る支持台を示し、この支持台Bの上面に、前記横バーB
を、各コンデンサ素子Aにおける金属線A2が略水平横
向きになるようにして供給する。
【0013】前記支持台1の前面側には、上下方向に往
復動する曲げ用部材2を、当該曲げ用部材2が前記横バ
ーBの長手方向に沿って延びるように配設して、この曲
げ用部材2の先端面2aに、前記コンデンサ素子Aにお
ける金属線A2の線径dより適宜寸法だけ大きい幅寸法
Lのスリット溝3を、前記横バーBにおける各コンデン
サ素子Aの箇所ごとに設ける。
【0014】更に、前記支持台1の上方には、上下方向
に往復動する押さえヘッド4を配設して、この押さえヘ
ッド4にて、前記横バーBを支持台1に対して押さえる
ように構成する。この押さえヘッド4の前面側には、カ
ット用受け刃部材5を一体的に造形する一方、この受け
刃部材5に向かって水平方向に往復動するカット刃部材
6を配設する。
【0015】この構成において、支持台1の上面に、多
数個のコンデンサ素子Aを備えた横バーBを載せると、
図5に示すように、押さえヘッド4が下降動して、この
横バーBを支持台1に対して押圧する。次いで、曲げ用
部材2が、前記各コンデンサ素子Aにおける金属線A2
を横断する方向、つまり、上向きに前進動する。この曲
げ用部材2の上向きへの前進動に伴い、前記横バーAに
おける各コンデンサ素子Aのうち横バーBの長手方向へ
の曲がり変形のないコンデンサ素子A、及び、その曲が
り変形が小さいコンデンサ素子Aについては、その金属
線A2が前記曲げ用部材2におけるスリット溝3内に嵌
まることになるが、前記横バーBにおける各コンデンサ
素子Aのうち横バーBの長手方向への曲がり変形が、前
記スリット溝3における幅寸法Lを越えて大きいコンデ
ンサ素子A′については、その金属線A2′が前記曲げ
用部材2におけるスリット溝3内に嵌まることなく、曲
げ用部材2の先端面2aに接当することにより、曲げ用
部材2の上向きへの前進動によって、図6に示すよう
に、上向きに押し上げられることになる。
【0016】そして、前記曲がり変形の大きいコンデン
サ素子A′は、前記曲げ用部材2の更なる上向きへの前
進動により、図7に示すように、その前進動方向、つま
り、上向きに略直角に折り曲げられることになる。次い
で、このようにして、曲げ用部材2の上向きへの前進動
方向に折り曲げられたコンデンサ素子A′は、図8に示
すように、カット用受け刃部材5に対するカット刃部材
6の前進動によって、当該コンデンサ素子A′における
金属線A2′がカットされ、そして、前記横バーBから
切除されるのである。
【0017】すなわち、前記横バーBに装着した各コン
デンサ素子Aのうち、横バーBの長手方向に前記曲げ用
部材におけるスリット溝3の幅寸法L以上に曲がり変形
しているコンデンサ素子A′を選択したのち、これをカ
ットすることを自動的に行うことができる。なお、前記
曲げ用部材2における先端面2aのうちスリット溝3の
左右両側の部位に、凹み溝7を設けることにより、横バ
ーBの長手方向への曲がり変形の大きいコンデンサ素子
A′を、曲げ部材2における上向きへの前進動によっ
て、上向きに折り曲げる途中において、このコンデンサ
素子A′に金属線A2′が、先端面2aからスリット溝
3内に滑り落ちることを阻止できるから、不良品のカッ
トの確実性を向上できるのである。
【0018】また、前記凹み溝7を設けることに代え
て、前記先端面2aを、軟質板の貼着又は凹凸面の形成
等によって滑り難い面にすることによって達成すること
ができるほか、前記先端面2aを、図4に二点鎖線で示
すように、凹み面2a′に形成することによっても達成
できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】図2のIII −III 視平面図である。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
【図5】第1の作用状態を示す図である。
【図6】第2の作用状態を示す図である。
【図7】第3の作用状態を示す図である。
【図8】第4の作用状態を示す図である。
【図9】横バーに多数個のコンデンサ素子を装着した状
態の斜視図である。
【図10】図9の一部拡大正面図である。
【図11】図10のXI−XI視断面図である。
【符号の説明】
A コンデンサ素子 A1 チップ片 A2 金属線 B 横バー 1 支持台 2 曲げ用部材 3 スリット溝 4 押さえ部材 5 カット用受け刃部材 6 カット刃部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップ片と金属線とから成るコンデンサ素
    子の多数個を長手方向に適宜ピッチの間隔で装着した横
    バーに対する支持台に隣接する部位に、前記横バーの各
    コンデンサ素子における金属線を横断する方向に往復動
    するようにした曲げ用部材を、当該曲げ用部材が前記横
    バーの長手方向に延びるように配設して、この曲げ用部
    材には、前記横バーにおける各コンデンサ素子における
    金属線が嵌まり得るスリット溝を、前記各コンデンサ素
    子の箇所ごとに設ける一方、前記横バーを挟んで前記曲
    げ部材と反対側の部位に、カット用受け刃部材と、この
    受け刃部材に向かって往復動するカット刃部材とを設け
    たことを特徴とする固体電解コンデンサの製法における
    不良品カット装置。
JP6039524A 1994-03-10 1994-03-10 固体電解コンデンサの製法における不良品カット装置 Pending JPH07249553A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007180161A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Showa Denko Kk 素子片の検査装置及びその用途

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007180161A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Showa Denko Kk 素子片の検査装置及びその用途
JP4650259B2 (ja) * 2005-12-27 2011-03-16 株式会社村田製作所 素子片の検査装置及びその用途

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