JPH0724932Y2 - 車両用交流発電機におけるレクチフアイアの固定構造 - Google Patents

車両用交流発電機におけるレクチフアイアの固定構造

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JPH0724932Y2
JPH0724932Y2 JP1988165903U JP16590388U JPH0724932Y2 JP H0724932 Y2 JPH0724932 Y2 JP H0724932Y2 JP 1988165903 U JP1988165903 U JP 1988165903U JP 16590388 U JP16590388 U JP 16590388U JP H0724932 Y2 JPH0724932 Y2 JP H0724932Y2
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JP
Japan
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rectifier
boss portion
case body
boss
side heat
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JP1988165903U
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JPH0288458U (ja
Inventor
純 近藤
Original Assignee
株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、乗用車、バス、トラツク、自動二輪車等の車
両に取付けられる車両用交流発電機におけるレクチフア
イアの固定構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種車両用交流発電機に内装されるレクチフ
アイア(整流器)は、プラス側とマイナス側のダイオー
ドが設けられた一対の放熱板で構成されると共に、両放
熱板の絶縁を確保してケース体にボルト固定されてい
る。ところでこの様なものにおいて、上記マイナス側放
熱板は、ケース体との導通が許容されるため、放熱効率
の点からケース体との接触面積を大きく確保することが
望ましい。
そこで第4図に示す如く、レクチフアイア9を、カバー
体12により覆蓋されるケース体11外側面にボルト固定16
するべく構成すると共に、プラス、マイナス両放熱板1
3、14のボルト挿通孔にパイプリベツト20を内嵌するこ
とにより、マイナス側放熱板14の熱をパイプリベツト20
を介してカバー体12およびケース体11に伝導させようと
したものがある。しかるにこのものは、パイプリベツト
20を介在させる必要があるため、放熱効率に劣る許り
か、部品点数および組立て工程数の増加を招く欠点を有
し問題があつた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの問題を解決す
ることができる車両用交流発電機におけるレクチフアイ
アの固定構造を提供することを目的として創案されたも
のであつて、プラス側とマイナス側の一対の放熱板で構
成されるレクチフアイアを、カバー体により覆蓋される
ケース体外側面にボルト固定して成る車両用交流発電機
において、前記ケース体外側面に形成されるボルト孔周
縁に、筒状のボス部をカバー体に向けて一体に突設し、
該ボス部の外周面部に、ボス部先端を越えて突出しない
ようにして筒状の絶縁カラーを外嵌し、該絶縁カラーの
外周面部にプラス側放熱板を外嵌すると共に、マイナス
側放熱板を、ボス部先端面とカバー体内側面とに直接面
接触させる状態で挟持させ固定ボルトによつてカバー体
と共にケース体ボス部に螺着固定したことを特徴とする
ものである。
そして本考案は、この構成によつて、部品点数および組
立て工程数を増加することなく、著しい放熱性の向上を
計ることができるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は車両用交流発電機であつて、該発電機
1は、コア軸2に圧入固定された所謂ランドル型のロー
タコア3、該ロータコア3に内装されるコイルボビン
4、コイルボビン4に巻装されるロータコイル5、ステ
ータコイル6aが巻装されるステータ6、刷子ホルダ7aに
弾圧状に収容される刷子7、刷子7が摺接するスリツプ
リング8、発電された交流電流を整流する後述のレクチ
フアイア9等の各種部材によつて構成されるものである
が、これらを内装する発電機1の外殻は、フロントケー
ス10、リヤケース11から成る二つ合せ式のケース体と、
リヤケース11の側面を覆蓋するリヤカバー12によつて形
成されている。
前記レクチフアイア9は、刷子ホルダ7a、レギユレータ
(図示せず)等の他部材と共にリヤカバー12内に取付け
られるが、このものは、プラス側ダイオードとマイナス
側ダイオードがそれぞれ埋設される一対の放熱板13、14
によつて構成されている。
一方、11aはリヤケース11のボルト孔11bの孔周縁にリヤ
カバー12側に向けて突設されるボス部であつて、該ボス
部11aには、絶縁材で筒状に形成される絶縁カラー15
が、ボス部11aの先端を越えてリヤカバー12側に突出し
ない状態で外嵌されているが、さらに絶縁カラー15の外
周面には、プラス側放熱板13の端部が遊嵌状に外嵌して
いる。
また、上記ボス部11aの先端面には、マイナス側放熱板1
4の一端部下面が面接触しているが、その上面にはリヤ
カバー12に形成される凹部12aの下面が面接触してお
り、そしてマイナス側放熱板14は、リヤカバー12および
マイナス側放熱板14に穿設される穿孔12b、14aに挿通し
てボス部11aに螺合する固定ボルト16の緊締により、ボ
ス部11aとリヤカバー12との間に挟持状に固定されるよ
うになつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、エンジ
ン駆動に伴うロータコア3の回転によつて交流電流が発
電され、これがレクチフアイア9によつて直流電流に整
流されて引出されることになるが、この場合に、レクチ
フアイア9のマイナス側放熱板14において発生する熱
は、直接接触しているリヤケース11およびリヤカバー12
に伝導され効率的に放熱されることになる。
この様に、本考案が実施されたものにあつては、プラス
側とマイナス側のダイオードが埋設される各放熱板13、
14で構成されるレクチフアイアを、リヤカバー12により
覆蓋されるリヤケース11の外側面にボルト固定したもの
であるが、上記マイナス側放熱板14の一端部は、リヤケ
ース11に突設されるボス部11aとリヤカバー12とのあい
だに直接面接触する状態で挟まれて両部材間に固定され
る。従つて、マイナス側放熱板14において発生する熱
は、リヤケース11およびリヤカバー12に直接伝導させて
効率的に放熱し得て、レクチフアイア9における放熱効
率を著しく向上させることができる。
しかも、マイナス側放熱板14に直接面接触するボス部11
aは、リヤケース11に一体形成されるものであるから、
従来のものの様にパイプリベツト等の別途部材を殊更設
ける必要がなく、この結果、部品点数並びに組立て工程
数の低減を計り得て、大幅なコストダウンも達成でき
る。
またこのものでは、ボス部11aをマイナス側放熱板14に
至るべく突出形成しているので、固定ボルト16のボルト
長を短縮し得るという利点もあり都合がよい。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、プラス側とマイナス側の各放熱板で構成される
レクチフアイアを、カバー体により覆蓋されるケース体
外側面にボルト固定したものでありながら、マイナス側
放熱板は、ケース体に突設したボス部先端面とカバー体
内側面とに直接面接触する挟持状態で両面間にボルト固
定されている。従つて、整流時マイナス側放熱板で発生
する熱は、ケース体およびカバー体に直接伝導されて効
率的に放熱されることとなつて、レクチフアイアにおけ
る放熱効率を著しく向上できる。
しかも、マイナス側放熱板に直接面接触するよう突設し
たボス部は、外周面に、ボス部先端を越えて突出しない
ように設定した絶縁カラーを外嵌することで、プラス側
放熱板の取付けが可能で、しかもボス部自体はケース体
に一体成形されるので、従来の様に別途部材を殊更設け
る必要がなく、この結果、部品点数並びに組立て工程数
の低減を成し得て、大幅なコストダウンが可能となる。
また、ボス部をマイナス側放熱板に至るべくカバー体側
に向けて突出形成しているので、固定ボルトのボルト長
を短縮できて都合がよい。
【図面の簡単な説明】 図面は、本考案に係る車両用交流発電機におけるレクチ
フアイアの固定構造の一実施例を示したものであつて、
第1図は車両用発電機の縦断面図、第2図は要部縦断面
図、第3図は同上分解斜視図、第4図は従来例を示す要
部縦断面図である。 図中、1は発電機、9はレクチフアイア、11はリヤケー
ス、11aはボス部、11bはボルト孔、12はリヤカバー、1
3、14は放熱板、15は絶縁カラー、16は固定ボルトであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラス側とマイナス側の一対の放熱板で構
    成されるレクチフアイアを、カバー体により覆蓋される
    ケース体外側面にボルト固定して成る車両用交流発電機
    において、前記ケース体外側面に形成されるボルト孔周
    縁に、筒状のボス部をカバー体に向けて一体に突設し、
    該ボス部の外周面部に、ボス部先端を越えて突出しない
    ようにして筒状の絶縁カラーを外嵌し、該絶縁カラーの
    外周面部にプラス側放熱板を外嵌すると共に、マイナス
    側放熱板を、ボス部先端面とカバー体内側面とに直接面
    接触させる状態で挟持させ固定ボルトによつてカバー体
    と共にケース体ボス部に螺着固定したことを特徴とする
    車両用交流発電機におけるレクチフアイアの固定構造。
JP1988165903U 1988-12-22 1988-12-22 車両用交流発電機におけるレクチフアイアの固定構造 Expired - Lifetime JPH0724932Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0288458U JPH0288458U (ja) 1990-07-12
JPH0724932Y2 true JPH0724932Y2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=31452810

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JP1988165903U Expired - Lifetime JPH0724932Y2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 車両用交流発電機におけるレクチフアイアの固定構造

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0119584Y2 (ja) * 1980-05-09 1989-06-06
JPS6020748A (ja) * 1983-07-11 1985-02-02 Nippon Denso Co Ltd 車両用交流発電機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0288458U (ja) 1990-07-12

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