JPH0724927Y2 - 小型電気機器のモータ取付装置 - Google Patents
小型電気機器のモータ取付装置Info
- Publication number
- JPH0724927Y2 JPH0724927Y2 JP1988170860U JP17086088U JPH0724927Y2 JP H0724927 Y2 JPH0724927 Y2 JP H0724927Y2 JP 1988170860 U JP1988170860 U JP 1988170860U JP 17086088 U JP17086088 U JP 17086088U JP H0724927 Y2 JPH0724927 Y2 JP H0724927Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- motor mounting
- mounting plate
- vertical portion
- vibration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は電気かみそり等の小型電気機器のモータ取付装
置に関するものである。
置に関するものである。
(ロ)従来の技術 例えば特公昭62−2414号公報ではケース内部にモータが
収納されているが、このモータはその上面にモータ取付
板としての螺止筒をねじによって取付固定し、該螺止筒
を前記ケースの外周壁によって嵌合し固定したものであ
る。この例の場合モータとケースとの間には緩衝部材が
なく、且つケースとモータ取付板との間にも緩衝部材が
ない。従ってモータの振動は直接ケース及びモータ取付
板に伝達され不快な駆動騒音を発するという問題点があ
った。
収納されているが、このモータはその上面にモータ取付
板としての螺止筒をねじによって取付固定し、該螺止筒
を前記ケースの外周壁によって嵌合し固定したものであ
る。この例の場合モータとケースとの間には緩衝部材が
なく、且つケースとモータ取付板との間にも緩衝部材が
ない。従ってモータの振動は直接ケース及びモータ取付
板に伝達され不快な駆動騒音を発するという問題点があ
った。
(ハ)考案が解決しようとする課題 本考案は解決しようとする課題はモータとケース間の防
振対策を厳重に施し、モータ駆動の小型電気機器が発す
る振動音の削減を図ることである。
振対策を厳重に施し、モータ駆動の小型電気機器が発す
る振動音の削減を図ることである。
(ニ)課題を解決するための手段 本体ケースにモータを剛体で形成されたモータ取付板を
介して取付固定するものにおいて、該モータとモータ取
付板及びモータと前記本体ケース内面との間、及びモー
タ取付板と本体ケースの間に一つの防振部材を介在せし
めたものである。
介して取付固定するものにおいて、該モータとモータ取
付板及びモータと前記本体ケース内面との間、及びモー
タ取付板と本体ケースの間に一つの防振部材を介在せし
めたものである。
(ホ)作用 モータとモータ取付板間とモータとケース間の防振が2
重に施され、防振音の発生が効果的に抑えられる。
重に施され、防振音の発生が効果的に抑えられる。
(ヘ)実施例 以下本考案を図面の電気かみそりの一実施例について詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図〜第3図において、(1)はABS樹脂またはAS樹
脂から成る2分割本体ケースの一方の半割ケースであ
り、外面に図示しない始動スイッチ摘みを摺動自在に配
設するための摺動凹所(2)を有すると共に、内面には
1対の取付ボス(3a)(3b)を互いに間隔を存して一体
に立設している。
脂から成る2分割本体ケースの一方の半割ケースであ
り、外面に図示しない始動スイッチ摘みを摺動自在に配
設するための摺動凹所(2)を有すると共に、内面には
1対の取付ボス(3a)(3b)を互いに間隔を存して一体
に立設している。
(4)は小型の整流子モータであり、内部に電機子(図
示せず)を収納し、上下のFRP樹脂製の上下ブラケット
(5a)(5b)間に永久磁石(図示せず)を配設するとと
もに、前記電機子の軸の一端を上ブラケツト(5a)を貫
通しめて外部に延出せしめられて駆動軸(6)となり、
下ブラケツト(5b)は該軸の他端を枢支し、且つ正負極
リード(7a)(7b)を貫通により突出せしめ、外殻は磁
性体でできたヨーク(8a)(8b)によって前記上下ブラ
ケツト(5a)(5b)を互いに間隔を存して加締め固定す
ることにより形成されている。
示せず)を収納し、上下のFRP樹脂製の上下ブラケット
(5a)(5b)間に永久磁石(図示せず)を配設するとと
もに、前記電機子の軸の一端を上ブラケツト(5a)を貫
通しめて外部に延出せしめられて駆動軸(6)となり、
下ブラケツト(5b)は該軸の他端を枢支し、且つ正負極
リード(7a)(7b)を貫通により突出せしめ、外殻は磁
性体でできたヨーク(8a)(8b)によって前記上下ブラ
ケツト(5a)(5b)を互いに間隔を存して加締め固定す
ることにより形成されている。
(9)は前記モータ(4)の駆動軸(6)に嵌合せしめ
られる偏心カムであり、該カム(9)は図示しない電機
かみそりの内刃を駆動する振動子と相俟って回転運動を
往復運動に変換する。(10)は剛体としてのABS樹脂で
形成された断面略L字形状のモータ取付板であり、垂直
部(10a)には、前記半割ケース(1)の取付ボス(3
a)(3b)が嵌合孔(11a)(11b)が形成されるととも
に水平部(10b)には、前記モータ(4)をモータ取付
板(10)に取着するためのビス(12a)(12b)が貫通す
る貫通孔(13a)(13b)が形成されると共に、その間で
前記偏心カム(9)の着いた駆動軸(6)が挿通する挿
通孔(14)が形成されている。
られる偏心カムであり、該カム(9)は図示しない電機
かみそりの内刃を駆動する振動子と相俟って回転運動を
往復運動に変換する。(10)は剛体としてのABS樹脂で
形成された断面略L字形状のモータ取付板であり、垂直
部(10a)には、前記半割ケース(1)の取付ボス(3
a)(3b)が嵌合孔(11a)(11b)が形成されるととも
に水平部(10b)には、前記モータ(4)をモータ取付
板(10)に取着するためのビス(12a)(12b)が貫通す
る貫通孔(13a)(13b)が形成されると共に、その間で
前記偏心カム(9)の着いた駆動軸(6)が挿通する挿
通孔(14)が形成されている。
(15)は軟質のゴム製防振部材であり、平面部(15a)
には前記モータ取付板(10)の貫通孔(13a)(13b)及
び挿通孔(14)に合致する一対の貫通孔(16a)(16b)
及び挿通孔(17)が形成され、前記平面部(15a)に形
成された上側第1垂直部(15b)には前記モータ取付板
(10)の嵌合孔(11a)(11b)に合致する嵌合孔(18
a)(18b)が形成されるとともに、上側第2垂直部(15
c)が形成されている。
には前記モータ取付板(10)の貫通孔(13a)(13b)及
び挿通孔(14)に合致する一対の貫通孔(16a)(16b)
及び挿通孔(17)が形成され、前記平面部(15a)に形
成された上側第1垂直部(15b)には前記モータ取付板
(10)の嵌合孔(11a)(11b)に合致する嵌合孔(18
a)(18b)が形成されるとともに、上側第2垂直部(15
c)が形成されている。
また前記平面部(15a)に形成された下側垂直部(15d)
は前記モータ(4)の周側面のうち略半周を覆うような
形に形成されている。
は前記モータ(4)の周側面のうち略半周を覆うような
形に形成されている。
以上の構成を有する電機かみそりにおいて、先ずモータ
(4)とモータ取付板(10)とを防振部材(15)の平面
部(15a)をモータ(4)の上ブラケット(5a)とモー
タ取付板(10)の平面部(10b)との間に挟み、この状
態でビス(12a)(12b)を締め付けることによって固定
し、モータ(4)、モータ取付板(10)防振部材(15)
から成るユニットを組立てる。こうしてできたユニット
はモータ(4)がその上ブラケット(5a)と側面の半分
とを防振部材によって覆われており、該ユニットをモー
タ取付板(10)及び防振部材(15)の嵌合孔(11a)(1
1b)、(18a)(18b)を介して半割ケース(1)内部の
取付ボス(3a)(3b)に嵌合することにより固定され
る。
(4)とモータ取付板(10)とを防振部材(15)の平面
部(15a)をモータ(4)の上ブラケット(5a)とモー
タ取付板(10)の平面部(10b)との間に挟み、この状
態でビス(12a)(12b)を締め付けることによって固定
し、モータ(4)、モータ取付板(10)防振部材(15)
から成るユニットを組立てる。こうしてできたユニット
はモータ(4)がその上ブラケット(5a)と側面の半分
とを防振部材によって覆われており、該ユニットをモー
タ取付板(10)及び防振部材(15)の嵌合孔(11a)(1
1b)、(18a)(18b)を介して半割ケース(1)内部の
取付ボス(3a)(3b)に嵌合することにより固定され
る。
前記防振部材(15)は前記ユニットが半割ケース(1)
に装着されたとき、モータ(4)の側面と半割ケース
(1)との間に下側垂直部(15d)を介在させてここに
生じる振動音を緩和し、且つ前記モータ(4)の上ブラ
ケット(5a)とモータ取付板(10)との間に平面部(15
a)を介在させてここに生じる振動音を緩和し、更にモ
ータ取付板(10)と半割ケース(1)との間に第1垂直
部(15b)を介在させてここに生じる振動音を緩和す
る。
に装着されたとき、モータ(4)の側面と半割ケース
(1)との間に下側垂直部(15d)を介在させてここに
生じる振動音を緩和し、且つ前記モータ(4)の上ブラ
ケット(5a)とモータ取付板(10)との間に平面部(15
a)を介在させてここに生じる振動音を緩和し、更にモ
ータ取付板(10)と半割ケース(1)との間に第1垂直
部(15b)を介在させてここに生じる振動音を緩和す
る。
尚、前記防振部材(15)の第2垂直部(15c)は前記モ
ータ取付板(10)の振動が他方の半割ケース(18)に伝
達されない為のものである。
ータ取付板(10)の振動が他方の半割ケース(18)に伝
達されない為のものである。
(ト)考案の効果 本考案は以上の如く、L字形状のモータ取付板を介して
本体ケースにモータを取り付け固定するものにおいて、
モータ取付板とモータ及び本体ケースの間、モータと本
体ケースの間にそれぞれ防振部材を介在しているので、
モータとモータ取付板の間、及びモータと本体ケースの
間に振動が伝わりにくく、また前記防振部材は一体に形
成され、且つこの防振部材はモータ取付板とモータの間
に挟持されているので、モータ、モータ取付板及び防振
部材を一個のユニットとして構成でき組立が簡素化され
て製造コストを低減できる効果がある。
本体ケースにモータを取り付け固定するものにおいて、
モータ取付板とモータ及び本体ケースの間、モータと本
体ケースの間にそれぞれ防振部材を介在しているので、
モータとモータ取付板の間、及びモータと本体ケースの
間に振動が伝わりにくく、また前記防振部材は一体に形
成され、且つこの防振部材はモータ取付板とモータの間
に挟持されているので、モータ、モータ取付板及び防振
部材を一個のユニットとして構成でき組立が簡素化され
て製造コストを低減できる効果がある。
第1図は本考案小型電気機器のモータ取付装置を示す要
部断面図、第2図は第1図のII−II′線断面矢視図、第
3図は第1図の要部分解斜視図、第4図(イ)〜(ハ)
は第3図のモータ取付板を示す夫々正面図、上面図、側
面断面図、第5図(イ)〜(ニ)は第3図の防振部材を
示す夫々正面図、上面図、底面図、側面断面図である。 (1)…本体ケース、(4)…モータ、(10)…モータ
取付板、(15)…防振部材。
部断面図、第2図は第1図のII−II′線断面矢視図、第
3図は第1図の要部分解斜視図、第4図(イ)〜(ハ)
は第3図のモータ取付板を示す夫々正面図、上面図、側
面断面図、第5図(イ)〜(ニ)は第3図の防振部材を
示す夫々正面図、上面図、底面図、側面断面図である。 (1)…本体ケース、(4)…モータ、(10)…モータ
取付板、(15)…防振部材。
Claims (1)
- 【請求項1】2分割された一方の半割ケース1と、他方
の半割ケース18と、モータ4と、モータ取付板10と、防
振部材15とからなる小型電気機器のモータ取付装置にお
いて、以下の構成を有することを特徴とする小型電気機
器のモータ取付装置。 a.前記モータ取付板10は垂直部10aと水平部10bとで構成
されたL字形状となっている。 b.垂直部10aが一方の半割ケース1に取着され、水平部1
0bがモータ4を取り付け固定している。 c.防振部材15は平面部15aと上側第1垂直部15bと上側第
2垂直部15c及び下側垂直部15dとで構成されている。 d.平面部15aはモータ取付板10の水平部10bとモータ4と
の間に挟着されている。 e.上側第1垂直部15bはモータ取付板10の垂直部10aと一
方の半割ケース1との間に挟着されている。 f.上側第2垂直部15cはモータ取付板10の水平部10bの端
部と他方の半割ケース18との間に挟着されている。 g.下側垂直部15dはモータ4の周側面の一部を覆うよう
に形成されて、モータ4と一方の半割ケース1との間に
挟着されている。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988170860U JPH0724927Y2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 小型電気機器のモータ取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988170860U JPH0724927Y2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 小型電気機器のモータ取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0291465U JPH0291465U (ja) | 1990-07-19 |
JPH0724927Y2 true JPH0724927Y2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=31462173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988170860U Expired - Lifetime JPH0724927Y2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | 小型電気機器のモータ取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724927Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011107634A1 (de) * | 2011-06-30 | 2013-01-03 | Kiekert Aktiengesellschaft | Stelleinheit für kraftfahrzeugtechnische Anwendungen |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5640454B2 (ja) * | 1978-07-03 | 1981-09-21 | ||
JPS624864B2 (ja) * | 1976-05-31 | 1987-02-02 | Siemens Ag |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS598443Y2 (ja) * | 1979-09-07 | 1984-03-15 | 三洋電機株式会社 | モ−タ−の取付装置 |
JPS624864U (ja) * | 1985-06-21 | 1987-01-13 |
-
1988
- 1988-12-27 JP JP1988170860U patent/JPH0724927Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS624864B2 (ja) * | 1976-05-31 | 1987-02-02 | Siemens Ag | |
JPS5640454B2 (ja) * | 1978-07-03 | 1981-09-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0291465U (ja) | 1990-07-19 |
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